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論 文 内 容 の 要 旨

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Academic year: 2021

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様式第5号(第 9条関係)

論 文 内 容 の 要 旨

報告番号 氏 名 i l 官 弘 和

Reduced a l R e n h o t l o - K a o n i s s e r x p E CKD P n i s t n e i t a d a n s t 1 t c e f f E o n R

e n a

l t e h a s p h o P i n g d l H a n a n d m i n i t a V D M o l i s m e t a b ( 和 訳 )

慢性腎臓病症例での腎臓における砕K h o o t l 発現の低下とその腎臓でのリン 制御とビタミン P 代謝に対する影響ついての検討

論文内容の要旨

[背景 ]α

Klotho(KL) 蛋白は、主に腎臓で発現する膜蛋白で、線維芽細胞増

殖因子(FGF)23 の共同受容体として作用し、腎臓でのリン利尿および活性型

ビタミン D 1 ( , 25(OH)2 D ) 3 合成の抑制に関与し、リン代謝の中心的役割を果た

す。慢性腎臓病(CKD) では、腎臓での KL 発現が低下、血中FGF23 値が上昇す ることが報告され、ミネラル代謝異常を引き起こすと考えられている。しか し、腎臓における KL 発現低下と血中FGF23 の上昇との関連性に関しては、未 だ不明な点が多い。[目的]軽症から重症での CKD において、重症度別に腎 臓でのKL 発現低下と血中FGF23 上昇との関係を明らかにする。[対象・方法 }腎生検を施行しえた CKD 例( 3 6 2 例)を対象に、腎臓での KL 発現量と血中 FGF 2

3 値を測定し、尿中リン排 f 世率と血中 1 , 25(OH)2D

3

値との関連性について検討 した。また血中可溶型 α h o o t K l - 蛋白 ) ( s K L を測定し、腎臓でのKL 発現量との 関連性を検討した。[結果]軽症から中等症の CKD i O ( J 推算糸球体漏過量(eG FR) が3 0 m l l 分1 . 1 73m

2

以上)では、 eGFR の低下に伴って有意に腎臓でのKL 発現 が低下、血中 FGF23 値が上昇していたが、血清リン値は正常範囲内であった

。また重回帰分析で、血中FGF23 値の上昇は、腎機能の低下および血清リン 値の上昇と有意な相関関係を認めたが、腎臓でのKL 発現低下とは有意な相関 関係は認めなかった。また、腎臓でのKL 発現低下にも関わらず、血中FGF23 値の上昇に伴い有意に尿中リン排世率が上昇、血中 1 , 25(OH)2 D i 1 3 直が低下して いた。一方、重症CKD 例 (eGFR が3 l ! 0 m 分1 . 1 73m

2

未満)で、は、さらに血中 FGF2 3値は上昇したが、それに伴う尿中リン排池率の有意な上昇は認められなか

った。また、 CKD の進行に伴い血中 sKL 値は有意に低下し、腎臓でのKL 発現 量が血中 sKL 値の有意な規定因子であった。[結論 1 CKD の進行に伴い腎臓 でのKL 発現量は有意に低下するが、軽症から中等症では、血中FGF23 の上昇 がFGF23

KL シグナルを介してリン利尿を促進、 1 , 25(OH)2D

3

合成を抑制し、

血清リン値が正常範囲に保持される、一方、重症では、 FGF23

KL シグナル

が破綻、血清リン値が上昇し、その結果血中 FGF23 はさらに増加すると考え

られた。また、血中sKL 値は腎臓でのKL 発現量の有用な指標となる可能性が

示唆された。

参照

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