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〈 論 説 〉
ア メ リカ ・イ ンデ ィ ア ン法 研 究 序 説(四)
公法 学 の視点か ら
藤 田 尚 則
目 次 は じ め に
第 一 章 イ ン デ ィ ア ン 問 題 の 規 制 に 関 す る連 邦 の 権 限 の 史 的 展 開 第 一 節 前 憲 法 時 代(1532年 〜1789年)
第 二 節 合 衆 国 憲 法 制 定 か ら条 約 締 結 の 終 了(1789年 〜1871年)(以 上 第19巻1・2合 併 号) 第 三 節 土 地 割 当 と 同 化(1871年 〜1928年)(以 上 第19巻3・4合 併 号)
第 四 節 イ ン デ ィ ア ン 再 組 織(1928年 〜1942年) 1.「 ドー ズ 法 」 の 成 果 と 「 メ リ ア ム 報 告 書 」 2.政 策 転 換
3.1934年 イ ン デ ィ ァ ン再 組 織 法(IRA)の 制 定 と そ の 運 用(以 上 第37巻1号) 4.ニ ュ ー ・デ ィ ー ル 政 策 下 に お け る そ の 他 の イ ン デ ィ ア ン問 題 処 理 法 概 観 5.合 衆 国 議 会 に お け るIRA論 争
第 五 節 連 邦 管 理 終 結 政 策(1943年 〜1961年) 1.管 理 終 結 政 策 へ の 序 奏
(1)合 衆 国 議 会 とBIAの 確 執 (2)再 配 置
(3)連 邦 法 の 整 備 2.管 理 終 結 政 策
(1)両 院 共 同 決 議108
(2)管 理 終 結 法 と そ の 内 容(以 上 本 号) (3)公 法 第280号
(4)土 地 と資 源 3.政 府 業 務
(1)教 育
(2)保 健(以 上 次 号)
第 六 節 イ ン デ ィ ア ン 自決 と 自治 政 策(1961年 〜 現 在)
第 四 節 イ ン デ ィ ア ン 再 組 織(1928年 〜1942年)
4.ニ ュー ・デ ィー ル 政 策 下 に お け るそ の 他 の イ ンデ ィア ン問題 処 理 法概 観 合 衆 国政 府 は、結 果 的 にニ ュ ー ・デ ィー ル政 策 の 時期 を通 して イ ンデ ィア ン 構成 員 の経 済 的 な 困 窮 状 態 に対 応 す る こ とは で きず 、 多 くの イ ンデ ィア ンは、
1934年 の イ ンデ ィ ア ン再 組 織 法(IRA)の 制 定 ・執 行 とニ ュ ー一・デ イ ー一ル 政 策 の
採 った イ ンデ ィ ァ ン諸 計 画 に も拘 らず、 極 貧 に苦 しみ 、 見 捨 て られ て い った の で あ る。 この時 期 、恐慌(theDepression)に 応 え るか た ちで多 くの イ ンデ ィア ン対 策 立法 が合 衆 国議 会 で 審 議 ・可 決 され て い る。 当 時 の イ ンデ ィア ンの 置 か れ た経 済 的、 社 会 的 或 い は文 化 的諸 情 況 を垣 間見 るた め に、 当 時、 制 定 され た 法 律 の幾 つ か を概 観 してみ よ う。
32)
(1)1933年3月4日 法
本 法 は、 「 内務 長 官 にイ ンデ ィア ンの利 益 とな る場 合 にイ ンデ ィア ン の土地 に 存 在 す る木材 販 売 の為 に現行 の 契約 の条件 を一 部変 更 す る権 限 を付与 す る法 律 」
(法律第275号)と 表題 され 、木 材 販 売 契約 の不 履 行 問題 を処 理 す るた め に制 定 さ れ た もの で あ る。
第1条 内務 長 官 は、関連 す る正 規 に召 集 され た一 般 評議 会(generalcounci1) に よっ て表 明 され た イ ン デ ィ ア ン及 び購 買 者 の 同意 に基 づ いて 、 本 法 に よ
りイ ンデ ィア ン部 族 の 木材 に関 す る現 行 の及 び不 履 行 の 契 約 の条 件 を一 部 変 更 す る権 限 を付 与 され 、 並 び に指 図 され る。(但 書略)
第2条 内務 長 官 は、個 々 の イ ンデ ィ ア ンの被 割 当人 又 は そ の相 続 人 と木 材 の購 買 者 との 間 の現 行 の 契約 の 条件 を、 被 割 当人 又 は その相 続 人 の 同意 を 得 て 、 本 法 第1条 に規 定 され た 条件 及 び資 格 の下 に一一 部 変 更 し得 る もの と す る。
第3条 一 部 変 更 され た 契約 の下 に、 部 族 の土 地 又 は譲 渡 制 限 され た 若 し く は信 託 に付 され た割 当地 の木 材 の購 買 者 は、 当該 木 材 の伐 採 搬 出及 び製 材 に関 連 す る作 業 に於 い て イ ンデ ィ ア ン労働 者 の雇用 に優 先 権 を与 え る こ と を要 請 され る。
33)
(2)1934年4月30日 法
本 法 は 、 「1910年6月25日 に承 認 さ れ た 『 死 亡 した イ ン デ ィ ア ン の 相 続 人 の 決 定 、 死 亡 した イ ン デ ィ ア ン の 割 当 地 の 譲 渡 及 び 売 却 並 び に 割 当 地 の 賃 貸 借 、 及 び そ の 他 の 目 的 を規 定 す る法 律 』(36Stat.855)第1条 を 改 正 す る法 律 」(法 律 第 169号)と 表 題 され 、 イ ン デ ィ ア ン の 相 続 土 地 の 売 却 等 に 関 す る1910年 法 を 改 正
し、 購 買 者 の 債 務 不 履 行 に つ い て 、 イ ン デ ィ ア ン の 売 却 人 が す べ て の 優 先 権 付
き償 還(priorpayment)を 保 持 す る 旨 を規 定 して い る。 尚 、 本 法 は 、IRA制 定
前 に 議 会 を通 過 して い る。
ア メ リ カ ・イ ン デ ィ ア ン法 研 究 序 説(四) 4S
「 割 当 が 既 に行 な われ て き た又 は将 来 に亘 っ て行 な わ れ得 る す べ て の イ ン デ ィア ンが 、信 託 期 間 の満 了 前 に及 び土地 所 有権 の証 書(feesimplepatent) の発 行 前 に、 以下 に規 定 され る割 当地 の処 分 につ いて遺 言 をす る こ とな く死 亡 した場 合 、 内務 長 官 は、 自 らが 定 め る規 定 に従 って 告 知及 び聴 聞 を行 な っ た上 で、 当該 死 亡者 の 法 律 上 の相 続 人 を確 認 す る もの と し、 及 び 内務 長 官 の 当該 決 定 は最 終 且 っ 決 定 的 な もの と見 倣 され る。 内務 長 官 が 、 自己 の業 務 を 管 理 す る法 的適 格 性 の あ る当該 死 亡 者 の相 続 人 又 は複 数 相 続 人 を決 定 した場 合 、 当該 相 続 人 又 は複 数相 続 人 に 当該 死 亡 者 の割 当地 の為 に土 地 所 有 権 の証 書(patentinfee)を 発 行 す る もの と し、 内務 大 臣が一 人 又 は複 数 の相 続 人 が 無 資 格 で あ る と決 定 した場 合 、 自 らの 自由裁 量 で 当 該 土 地 を売 却 に付 す る も の とす る。 但 し、 内務 長 官 が 、 死 亡 者 の土 地 が相 続 人 の 利 益 の為 に共 有 物 分 割(partition)が 可 能 で あ る と認定 した場 合 、 正 当 とされ る当該 持分 を、相 続 人 の請 願 に基 づ い て 、 売 却 に付 せ ず 、及 び 当該 持 分 に対 して 土 地 所 有 権 の証 書 を発 行 せ しめ得 る もの とす る。 本 法 及 び他 の法 律 に よ って 公 認 され た イ ン
デ ィ ア ン に割 当 て られ たす べ て の土 地 の売 却 は、 内務 長 官 が 定 め得 る規 則 及 び行 政 規 則 並 び に期 問 に従 っ て行 な われ な けれ ばな らず 、 内務 長 官 は、 売 却 時 に お け る販 売 価 格 の10パ ーセ ン トの保 証 金(deposit)を 要 求 しな けれ ば な らな い。 購 買 者 が 内務 長 官 に よっ て定 め られ た 売 却 期 間 に応 ず る こ とが で き な い場 合 、支 払 わ れ るべ き代 金 の総 額 は没 収 され 、 万 一 に備 え て購 入 価 格 の 差 引残 高 が 当該 延 払 い に支 払 わ れ、 為 され るす べ て の 支 払 は、 繰 延 べ の割 賦 払 金 に支 払 わ れ るべ き利 息 と共 に、 売 却 期 間 に応 じなか った こ とに対 して没 収 され る。 全 て の 没 収 は、 割 当人 若 し くは当該 相 続 人 の利 益 に帰 す る もの と
され る。 購 入 価 格 の 全 額 の 支 払 に基 づ い て 、 内務 長 官 は、 購 入 者 に 当該 土 地 に対 す る土 地 所 有権 の証 書 を発 行 す る もの とす る。」(但 書 略)
34)
(3)X934年5月21日 法
本 法 は 、 「 イ ン デ ィ ア ン に 関 す る連 邦 法 の 改 正 法 典 の 一 定 の 条 文 を 廃 棄 す る為 の 法 律 」(法 律 第321号)と 表 題 され 、イ ン デ ィ ア ン の 土 地 に お け る市 民 的 自 由(civil liberties)を 制 限 す る合 衆 国 法 典 の12に 亘 る刑 罰 規 定 を廃 棄 した もの で あ る(〔 〕 内 は 、 筆者 註)。
「 現 行 制 定 法 集 第2111 、2112、2113、2120、2134、2147、2148、2149、2150、
2152条 及 び 第2153条(合 衆 国 法 律 集 第25編 第171条 〔 連 邦 条 約 又 は法 律 違 反 を意 図 す る煽 動 的 メ ッセ ー ジ の伝 達 に対 す る刑 罰 規 定 〕、 第172条 〔 連 邦条 約 又 は法 律 違 反 を意 図 す る煽 動 的 メ ッセ ー ジの所 持 に対 す る刑 罰 規 定 〕、 第173条 〔 イ ンデ ィア ン
に戦 争 を唆 す こ とを企 図 す る外 国 との交 通 に対 す る刑 罰 規 定 〕、第186条 〔 文 明化 し た イ ンデ ィア ンの 土 地 の侵 害(trespass)に 関 す る規 定 〕、 第219条 〔 イ ンデ ィァ ン の土 地 に旅 券 を所 持 す る こ とな く立 ち入 る外 国 人 に関連 し、 及 びか か る立 入 り並 び に旅 券 の 内容 に対 す る刑 罰 〕、 第220条 〔 イ ンデ ィア ンの 土地 か ら人 を移 転 させ 、 及 び軍 勢 に利 用 す る権 限 に関 す る規 定 〕、第221条 〔 イ ンデ ィ ァ ンの 土 地 か ら移 転 した 後 に帰 還 す る人 に 関 す る規 定 〕、 第222条 〔 イ ンデ ィア ン保 留 地 か ら人 を移 転 させ 、 及 び必要 な役 務 に使 用 す る権 限 に関 す る規 定 〕、 第223条 〔 軍 隊 へ の雇 用 に関 す る規 定 〕、第224条 〔 軍 隊 に よ り逮 捕 され た人 の勾 留及 び取 扱 い に関 す る規 定 〕、第225条
〔 逃 亡 イ ン デ ィ ア ンの逮 捕 、 か か るイ ンデ ィア ンを逮 捕 し及 び部 族 の敵1氣心 を妨 げ る 為 に軍 隊 に利 用 す るこ とに関 す る規 定 〕及 び第226条 〔 法執 行 過 程 にお け る民兵 隊壮 年 団(possecomitatus)へ の雇用 に関 す る規 定〕)は 、本 法 に よ っ て 廃 棄 され る。」
35)
(4)1935年8月27日 法
本 法 は、 「イ ンデ ィ ア ンの 芸 術 及 び 工 芸(artsandcrafts)の 発 展 を促 進 し、
援 助 す る委 員 会 を設 置 し、 並 び にそ の他 の 目的 の為 の法 律 」(法 律第748号)と 表 題 され 、 原住 民 の芸 術 を奨 励 し、 イ ンデ ィア ンの経 済 的 立場 を改 善 す るた め に 制 定 され て い る。 設 置 され る委 員 会 は、 調 査 、 実 験 に従 事 し、 市場 行 動 を確 立 し、 イ ンデ ィア ンの製 品 の 生産 及 び売 却 に対 す る財 政 援 助 を保 証 し、 並 び に こ れ らの 製 品 に政 府 の商 標 を創 る権 限 を付 与 して い る。 委 員会 に は、 イ ンデ ィア ン の登 録 商標 使 用 に 関 す る完全 な管 理権 が 与 え られ、 商 標 の模 倣 又 は偽 造 、 更 に は、 偽 っ て イ ンデ ィ ア ン に よ って 製造 され た製 品で あ る と宣 伝 す る行 為 に対 す る罰 則 規 定 が 置 か れ て い る。 以 下 、詳 説 す る。
内務 長 官 に よっ て任 命 され る5人 の委 員 で構 成 され る 「 イ ンデ ィ ア ン芸 術 ・
工 芸 委 員会 」(IndianArtsandCraftsBoard,以 下、単 に委員会 と言 う)が 内務
省 に附 置 され る もの と し、 委 員 の報 酬 は無 報 酬 とす る。 但 し、旅 費 、 生 計 費 及
び 事務 諸 経 費 は、 償 還 され る もの とす る(第1条)。 イ ンデ ィア ンの芸術 及 び工
芸 の 発 展 並 び に イ ンデ ィ ア ンの 芸術 品 や 技 巧 の市 場 拡 大 を通 して イ ン デ ィア ン
部 族 及 び連 邦 政府 の監 督 下 にあ るイ ンデ ィ ア ンの経 済 的福 利 を促 進 す る こ とが 、
ア メ リカ ・イ ン デ ィ ア ン 法 研 究 序 説(四) 47
委 員 会 の業 務 で あ り、 義務 で あ る。 委 員 会 は、 か か る業務 遂 行 の為 に、① 種 々 の 製 品 販 売 の為 に最 善 の機 会 を決 定 す る為 に市 場 調 査 す る こ と、② 技術 調 査 を 行 い、 技 術 上 の助 言 及 び 助 力 を与 え る こ と、 ③ 直 接 的 に或 い は選 抜 され た 事務 所 に よ る実 験 を行 うこ と、④ 種 々 の政 府 並 び に私 的事 務 所 の活 動 を関連 させ 、 奨励 す る こ と、 ⑤ 特 別 な 事業 の促 進 に従 事 す る団体 の管 理 に援 助 を提 供 す る こ
と、 ⑥ イ ンデ ィア ンの製 品 の 生産 及 び販 売 の促 進 に資 す る貸 与 金 の為 に適切 な 事 務 所 を推 薦 す る こ と、⑦ イ ン デ ィア ンの製 品及 び特 定 の イ ンデ ィ ア ン部 族 又 は団 体 の製 品 の為 に本 物 で あ る こ と並 び に 品質 につ い て の政 府 の 登 録 商標 を作 成 し、 登 録 商 標 の使 用 に関 す る基 準 と行 政 規 則 を確 立 し、 それ らを使 用 す る免 許 状 を法 人 、 協 会 又 は個 人 に付 与 し、 使 用 料 を課 し、 及 び無 料 で連 邦特 許 事務 所 に登 録 す る こ と、⑧ 全 般 的 管 理 者 等 の役 員 を採 用 す る こ と等 の権 限 を有 す る
(第2条)。
委 員 会 は、 時宜 に応 じて 事 業 活 動 を決 定 し、 本 法 で 付 与 され た権 限の 効 果 的 執 行 及 び管 理 に関 す る規 定 を含 む規 則 並 び に行 政 規 則 を定 め る(第3条)。 委 員 会 の 経 費 を支 払 い 、本 法 の 目的 及 び規 定 を遂 行 す る に必要 な勘 定 が 他 の 方 法 で 充 当 され な い場 合 、財 務 省 に勘 定 を充 当 す る権 限 が 付 与 され る(第4条)。
政 府 の登 録 商 標 を偽 造 し、 又 は模 造 し、 若 し くは委 員会 に よって 承 認 され た 場 合 を 除 い て登 録 商標 を添 付 した る者 、 又 は政 府 の 登 録 商標 を取 得 す る 目的 を もっ て故 意 に虚 偽 の陳 述 を為 した る者 は、 軽 罪(misdemeanor)と し、 有 罪 判 決 の場 合 は業務 の経 営 を禁止 され 、 並 び に2,000ド ル を超 え な い範 囲で 罰 金 又 は 6ヵ 月 を超 えな い範 囲 で懲 役 に処 され 、若 し くは併 科 され る(第5条)。 政 府 の 登 録 商 標 の あ るな しに拘 らず 、 故 意 に、 商 品 を販 売 す る 目的 で 、 合 衆 国 又 は ア ラス カ準 州 内 に居 住 す るイ ンデ ィア ンの製 品 又 は特 定 のイ ン デ ィア ン部 族 若 し くは 団体 の製 品 を提供 又 は陳 列 した る者 は 、 それ らの 製 品 が イ ンデ ィア ンが 製 造 した もの で は ない と知 って いた場 合 、 軽 罪 と し、2,000ド ル を超 え な い範 囲 で 罰 金 又 は6ヶ 月 を超 え な い範 囲 で懲 役 に処 され 若 し くは併 科 され る。委 員 会 に よっ て か か る犯 罪 が 自 らの管 轄 区 内 で行 わ れ た こ とを書 面 で 報 告 され た地 区検 事(districtattorney)は 、適 切 な連 邦 裁 判所 に起 訴 手続 を とる こ とが 義務 づ け
られ る(第6条)。
(5)1936年6月20日 法
本 法 は、 「 土 地 が課 税 され 又 は税金 未 納 の為 に土 地 を喪 失 させ られ て きた 〔 当 該 土 地 の〕 譲 渡 制 限 され た イ ンデ ィ ァ ン(restrictedIndians)を 救 済 し、 及 び その他 の 目的 の為 の法律 」(法 律第622号)と 表 題 され、譲 渡 を制 限 され た イ ンデ ィ ア ンの基 金 又 は委 託金(trustmoney)か ら購 入 した場 合 、課 税 か ら譲 渡 を制 限 され た イ ンデ ィ ア ンの 土地 を免 除 し、 当該 土 地 が課 税 対 象 とな るか 否 か を め ぐ る法 的 紛 争 を終 了せ しめ る もの で あ る。
第1条 本 法 に よ り、他 の 目的 の為 に充 当 され て い な い連 邦財 務 省 の金 銭 か ら、 権 原 が 内務 長 官 の 同意 又 は承 認 が あ る場 合 を除 いて 譲 渡(alienation) 若 し くは負 担(encumbrance)に 対 す る制 限 に服 す る とされ る以 前 にイ ン デ ィ ア ンの信 託 又 は限定資 金(restrictedfund)か ら購 入 され た個 々 に所 有
され るイ ンデ ィ ア ンの土 地 に課 され た 刑 罰 及 び利 息 を含 む税 金 の 支 払 い の 為 に、 内務 省 が 当該 土 地 は当 該 イ ン デ ィア ンの方 で は購 入後 は非 課 税 で あ り、 当該 土 地 の買 戻 し又 は再 取得 の 為 に以 前 又 は 以後 税 金 の 支 払 い の為 に 売 却 され た た とい う理 解 と信 念 を もって 購 入 され た と認 定 す る場 合 、 内務 長 官 が定 め る規 則 及 び行 政 規 則 に基 づ い て総 額25,000ド ル を充 当 す る こ と が 認 可 され る。
第2条 権 原 が 現 在 個 々 の イ ン デ ィア ンに よっ て保 持 され 、 内務 長 官 の 同意 又 は承 認 の あ る場 合 を 除 い て 譲 渡 若 し くは負 担 に対 す る制 限 に服 し、 以 前 に 当該 イ ンデ ィア ンの信 託 若 し くは限 定 資 金 か ら購 入 され た す べ て の土 地 は、 以後 合 衆 国政 府 の 手段(instrumentality)と 宣 言 され 、及 び合 衆 国議 会 に よって他 に指 図 され る まで は非課 税 とされ る もの とす る。
37?
(6)]938年5月11日 法
本法 は、 「 採 掘 目的 の為 の0定 の イ ンデ ィア ンの 土地 につ いて の不 動 産 賃 貸 借 権(Ieasing)を 規 律 す る為 の法律 」(法 律第198号)と 表 題 され 、 イ ンデ ィ ア ン部 族 の土 地 に あ る鉱 山 の不 動 産 賃 貸 借権 につ いて の総 合 的 な規 律 を確 立 し、 部 族
に 賃貸 借 に関 し、 強 化 され た権 限 を付与 して い る。
第1条 本 法 に よ り、 全 て の イ ンデ ィ ア ン保 留 地 内 の被 割 当地 又 は連 邦 の管
轄 下 にあ るイ ンデ ィア ンの全 て の部 族 又 は団体 若 し くはバ ン ドに よ って所
有 され る土 地 は、 本 法 の規 定 か ら、特 に適 用 除 外 され る場 合 を 除 い て 、 部
ア メ リカ ・イ ン デ ィ ア ン 法 研 究 序 説(四) 49
族 評 議会 又 は 当該 イ ンデ ィ ア ン の そ の他 の権 限 を与 え られ た代 表 者 の 許 可 を得 て 、10年 を超 えな い期 間 で 及 び支 払 うに見 合 う分 量 で 鉱 物 が 産 出 され る限 りに お い て、 内務 長 官 の 承 認 を以 て 採 掘 目的 の為 に不 動 産 賃 貸 され る もの とす る。
第2条 被 割 当 地 で の石 油 及 び/又 はガ ス採 掘 を 目的 とす る不 動 産 賃 貸 借 権 は、 公 示 及 び公 告 の後 、 上 記 の 期 間 で 、 及 び 内務 長 官 が定 め る上 記 の条 件 に従 っ た うえで 、公 売 又 は非 公 開 入 札 で 責 任 あ る最 高 入札 者 に販 売 され る もの とす る。 当該 公 告 は、 内務 長 官 の判 断 で イ ンデ ィ ア ン の利 益 が 入 札 を 拒 否 す る こ とに よ って 充足 され る場 合 及 び充 分 な 入 札 が 受 理 され ず 、 又 は 受 理 され た入 札 者 が 賃 貸 を完 了 し得 ず 、 若 し くは 内務 長 官 が 最 高 入 札 を受
け容 れ る こ とが イ ンデ ィ ア ンの 利益 に とって 不得 策 と決 定 した 場合 は常 に、
内務 長 官 に全 て の 入 札 を拒 否 す る権 利 を留 保 す る もの と し、 内務 長 官 は、
上 記 の不 動 産 賃 貸 借 権 を販 売 目的 で再 公 告 す る こ とが で き、 又 は、 賃 貸 は 部 族 評 議 会 若 し くは そ の他 の部 族 の機 関 の 同 意 を得 て 、 私 的 な交 渉 に よ っ
て為 され る もの とす る。(但 書 略)
第3条 以後 、石 油 及 び ガ ス を含 む採 掘 目的 の 為 の部 族 の又 は割 当 て られ た 譲 渡 制 限付 きイ ンデ ィ ア ン の土 地 の賃 借 人 は、 賃 貸 期 間 に従 う こ とを条 件 に、 内務 長 官 が 満 足 す る共 同 の保 証 証書(suretybond)を 備 えな けれ ばな らな い 。(但 書略)
第4条 譲 渡 制 限 され た イ ンデ ィ ア ンの 土地 に影 響 を及 ぼ す本 法 又 は その他 の全 て の法 律 の 規 定 に従 っ て発 行 され た石 油 、 ガ ス又 は そ の他 の鉱 物 の採 鉱 権 は、 内務 長 官 に よって 宣 言 され る規 則 及 び行 政 規 則 に服 さな けれ ぼ な
らな い 。 内務 長 官 の 自由裁 量 で 、 本 法 の規 定 の 下 に発 行 さ れ た石 油 又 はガ ス の採 鉱 権 は、 … … 上 記 の採 鉱 権 の 発行 以 前 に又 は以 後 に 内務 長 官 に よ っ て承 認 され又 は指 図 され た合 理 的 な共 同単位(cooperativeunit)又 は そ の 他 の計 画 の諸 条 件 に服 せ しめ られ る もの とす る。
第5条 内務 長 官 は、 自 らの 自由 裁 量 で 部族 又 は割 当て られ た譲 渡制 限 付 き
イ ンデ ィ ア ンの 土 地 に埋 蔵 す る石 油 、 ガ ス 又 は そ の他 の採 掘 目的 の採 掘権
を承 認 す る為 、 イ ンデ ィア ン問題 局 長 又 は そ の他 の吏 員 に権 限 を付 与 す る
こ とが で き る。
第6条 本法 第1、 第2、 第3条 及 び第4条 は、 ア リゾナの パパ ゴ ・イ ンデ ィ ア ン保 留 地 、 モ ン タナ の ク ロー保 留 地 、 ワ イオ ミ ン グの シ ョー ソ ン保 留 地 の割 譲 され た 土 地 の み な らず、 オ ク ラ ホマ 準 州 の チ ョク トー及 び チ カ ソー 部族 の石 炭 並 び に ア ス フ ァル ト採 掘 の 土地 に は適用 され な い もの とす る。
第7条 上 記 規 定 に矛 盾 す る全 て の法 律 及 び 法 律 の一一 部 は、 以後 、廃 棄 され る。
38}
(7)1938年6月24日 法
本 法 は、 「 イ ンデ ィ ア ン基 金 の預 金 及 び投資 に権 限 を付 与 す る為 の法 律 」 と表
3g}
題 され 、1918年5月25日 制 定 の歳 出予算 法 第28条 を廃 棄 し、 連 邦財 務 省 の イ ン デ ィア ン基 金 の解 体 と配 分 に つ い て規 定 し、 当 該 基 金 は預 金 され る 旨 を定 めて い る。
第1条 内務 長 官 は、 自 らの 自由裁 量 で 、及 び 内務 長 官 が 定 め る規 則 並 び に 行 政 規 則 に従 って 、連 邦 財 務 省 か ら預 金 を回 収 し、 内務 長 官 が 選 択 した 銀 行 に、 以後 合 衆 国 に よって信 託 され又 は信 託 され る こ とがで き る もの と し、
及 び合 衆 国 が 法律 に よって 銀 行 に よっ て調 達 され得 る よ りも高 率 で 利 息 を 支 払 う こ とを義務 づ け られ な い全 て の イ ンデ ィ ア ン部族 の共 通 の又 は共 同 体 の基 金 を預 金 す る権 限 を付 与 され る。 内務 長 官 は、 自 らが 定 め る規 則 及 び行 政 規 則 に従 って 、個 々 の イ ンデ ィア ンの 利益 の為 に合 衆 国 に よっ て信 託 され た 基 金 を 内務 長 官 が選 択 す る銀 行 に預 金 す る権 限 を も付 与 され る。
(但書略)
第2条 「 種 々 の イ ンデ ィア ン との条約 の諸 条 項 を履 行 す る為 の、及 び1919年 6月30日 に終 了す る会 計 年 度 の為 の イ ンデ ィ ア ン問題 局 の経 常 費及 び 臨 時 費 の為 の歳 出予 算 を作成 す る法律 」 と表題 され た1918年5月25日 法 第28条
は、 以後 、 廃 棄 され る。
40)
(8)1940年7月8日 法
本 法 は 、 「 イ ン デ ィ ア ン に よ る未 成 年 者 の養 子 縁 組 に関 す る法 律 」 と表 題 され 、 検 認(probate)事 項 に お け る イ ン デ ィ ア ン の 養 子 縁 組 され た 未 成 年 者 の 管 理 に つ い て の 諸 問 題 を 扱 っ て い る 。
第1条 内 務 長 官 の 排 他 的権 限(exclusivejurisdiction)の 下 に あ る検 認 事 項
に つ い て 、 何 人 も、 以 下 の 各 項 に定 め る場 合 を 除 い て 養 子 縁 組 に よ っ て 死
ア メ リカ ・イ ン デ ィ ァ ン 法 研 究 序 説(四) S1
亡 した イ ンデ ィア ンの相 続 人 と して承 認 され な い もの とす る。
(1)か か る養 子 縁 組 が 以 下 の 各 号 に よっ て為 され な い 限 り
(a)州 裁 判 所 の 判 断(judgment)又 は判 決(decree)に よ って;
(b)イ ンデ ィ ァ ン裁 判 所 の 判 断 又 は判 決 に よ って;
(c)養 子 縁 組 され た 子 ど も又 は養 親 の何 れ か が構 成 員 で あ るに部 族 に 対 して権 限 を有 す る事務 所 の監 督 官 に よっ て承 認 され た 書 面 に よ る 養 子 縁 組 に よ って 、及 び上 記 の 目的 の為 に監 督 者 に よ って保 管 され
る名 簿 へ の正 式 に記録 され る こ とに よ って;又 は
(d)養 子 縁 組 され た 子 ど も又 は養 親 の何 れ か が構 成 員 で あ る部 族 の、
内務 省 に よって承 認 され た 、部族 当局 に よって確 立 され た手続 に従 っ た養 子 縁 組 に よって 、 及 び上 記 目的 の為 に部 族 に よ っ て保 管 され る 名簿 に正 式 に記録 され る こ とに よっ て;若 し くは
(2)か か る養 子 縁 組 が 本 法 の施 行 前 に内務 省 に よって 、 又 は本 法 施 行 前 に死 亡 した イ ンデ ィア ンの遺 産 分 配 にお いて承 認 され て きて い な い 限
り:但 し、 本 法 施 行 前 に為 され た イ ンデ ィア ンの慣 習 法(custom)に よ る養 子 縁 組 は、養 親 が 養 子 縁 組 が 記録 され る こ とを要 請 した場 合 、 及 び養 子 縁 組 され た子 ど もが成 人 で あ り且 つ 上記 の要 請 を行 った場 合 、 監 督 官 が 記 録 す る こ とに よ り、 若 し くは監 督 官 が 未 成 年 の子 ども に代
わ って 記録 す る こ とを承 認 す るこ とに よ り、 有 効 とされ る。
第2条 本 法 は、 開化 五部 族(theFiveCivilizedTribes)イ ンデ ィァ ン又 は オ ク ラ ホマ の オ ーセ ー ジ部 族 の遺 産 分 配 に関 して、 若 し くは本 法 施 行 前 に 死 亡 した イ ン デ ィア ンの遺 産 配 分 に関 して は、 適 用 され な い もの とす る。
第3条 本 法 は、 承 認 され た 日の5ヵ 月後 に発 効 す る もの とす る。
41)
(9)1942年11月24日 法
本 法 は、 「 相 続 人 無 くして無 遺 言 で(intestate)死 亡 した イ ンデ ィア ンの信 託 又 は譲 渡 制 限 付 き遺産(restrictedestate)の 処分 に関 して規 定 す る為 の法 律 」
と表 題 され 、 イ ンデ ィ ア ンの土 地所 有者 が 法 定 担保 特 権(lien)の な い無 遺 言 で
死 亡 した場 合 、 内務 長 官 の 決 定 を以 て、 土 地 は 当該 土 地 が 割 当 て られ た時 点 で
当該 土 地 を所 有 して いた 部族 に不 動 産 が 回復 され る 旨 を規 定 し、 当該 土 地 が 公
有 地 の一 部 で あ った が 、 イ ンデ ィア ンの共 同体 内 に又 は それ に隣 接 して い た場
合 、 内務 長 官 が 当該 土 地 を イ ンデ ィ ア ンの利 用 の為 に信 託 し得 る旨 を規 定 して い る。
第1条 信 託 又 は譲 渡制 限 付 き割 当地 若 し くは それ らに附 属 す る利 益 の イ ン デ ィア ンの所 持 者 が 、相 続 人 無 くして 無 遺 言 で死 亡 した とす る内務 長 官 の 最 終 的決 定 に基 づ い て 、 当 該 土 地 又 は利 益 は、死 者 の為 に信 託 され た全 て の累 積地 代 及 び土 地 の果 実(issue)並 び に そ れ らか らの利 潤 と共 に、 内務 長 官 が 手 持 現 金 又 は上 記 の遺 産 か ら生 ず る収 益 か ら支 払 われ て 然 るべ き と 認 定 す る債 権 者 の請 求 〔 額 〕 を支 払 う こ とを条 件 に 、及 び全 て の 有 効 な既 存 の農 業 、地 上権(surface)及 び鉱 物 の賃 貸 並 び にそ れ らの下 で 、 全 て の 人 の権 利 を 〔 維 持 す る こ とを〕条 件 に、 割 当時 に土 地 を所 有 して い た部 族 に復 帰 す る もの とす る。
割 当 時 に土 地 を所 有 して い た部 族 が 、他 部 族 との、 又 は、 イ ンデ ィ ア ン又 は部 族 内の 若 し くは部 族 外 の0部 分 の 団体 との合 併 の為 に、再 組 織 化 され 又 は新 た に組 織化 され て い た場 合 、 当該 土 地 は、 当該 領 域 を支 配 した 当初 の部 族 の権 限 を継 承 して きた部 族 又 は団体 に復 帰 す る もの とす る。 割 当時 に土 地 を所 有 して いた 部 族 又 は後 継 部 族 若 し くは団体 が 存 在 しな い場 合 、 当該 土 地 又 は それ に附 属 す る利 益 は 、 内務 省 が 州 内又 は諸 州 間 内 に指 定 し 得 る部族 に信 託 され る もの とされ 、又 は、 内務 省 が 当該 土 地 が上 記 イ ンデ ィ ア ン に よ って 適切 に使 用 され 得 な い と決 定 した場 合 、 当該 土 地 は全 て の 有 効 な既 存 の農 業 、地 上権 及 び鉱 物 の賃 貸 並 び に それ らの下 で の全 て の人 の 権 利 を 〔 維 持 す る こ とを〕条 件 に、 売 却 され る もの と し、 及 び上 記 売 却 の 手 続 は、 内務 省 が 当該 土 地 が 位 置 す る州 内又 は諸 州 間 内 に指 定 し得 るイ ン
デ ィア ンの為 に信 託 され る もの とす る。
第2条 相 続 人 無 くして無 遺 言 で 死 亡 した と認 定 され た イ ン デ ィア ンが 、 公 有
地 に位 置 す る譲 渡 制 限付 き割 当地 又 は家産(homestead)若 し くはそれ らに
附 属 す る利 益 の所 持 者 で あ った 場 合 、 土 地 又 はそ れ に附属 す る利 益 及 び全
て の 累積 地 代 、 土 地 の果 実 並 び に それ らか らの利 潤 は、全 て の 有効 な既 存
の農 業 、地 上権 及 び鉱 物 の賃貸 並 び にそれ らの下 で の全 て の人 の権 利 を 〔 維
持 す る こ とを〕 条 件 に、 合 衆 国 に復 帰 し、 内務 長 官 が 手 持 現 金 又 は上 記 遺
産 か ら生 ず る収 益 か ら支 払 わ れ て然 るべ き と認 定 す る債 権 者 の 請 求 〔 額 〕
ア メ リカ ・イ ン デ ィ ア ン 法 研 究 序 説(四) 53
を支 払 う こ とを条 件 に、 当該 土 地 は、公 有地 の0部 とな る もの とす る。(但 書略)
第3条 本 法 の 規 定 は、 開 化 五 部 族 イ ンデ ィ ア ン又 は オ ク ラホ マ の オ ー セ ー ジ部 族 に適 用 され な い。
第4条1910年6月25日 に承 認 され た 「 死 亡 した イ ンデ ィア ンの相 続 人 を決 定 す る為 の 、 死 亡 した イ ンデ ィ ア ンの 割 当 地 の処 分 及 び売 却 の為 の 、 割 当 地 の 賃貸 の為 の 、及 び その他 の 目的 の為 の法 律 」 と表 題 され た法 律 第12条
は、 以 後 、 廃 棄 され る。
5.合 衆 国 議会 にお け るlRA論 争
42)
と ころで 、IRAの イ デ オ ロ ギ ー 的性 格 は、既 に本 節3で も触 れ た よ うに、無 視 で きな い大 論 争 を惹起 す る こ とにな るが 、1940年 開会 の合 衆 国議 会 第76議 会 第3会 期 に お け る上 院 イ ンデ ィ ア ン問題 委 員 会 に お け る公 聴 会 で の論 議 が 、 当
時 のIRAを め ぐる この論 争 を活 写 して い る。 以 下 、公 聴 会 で主 張 され たIRA制 定後 の論 争 を要 約 して み よ う。
◇1940年 第76議 会 第3会 期 に お け る上 院 イ ン デ ィア ン問題 公 聴 会
「 貴 委 員 会 にお き ます 以下 にお け るが如 きの陳 述 にIRAを 廃 止 す べ き法案 を 支 持 す る証 言 が ほ とん どで あ る こ とが 明 らか とな って 現 わ れ て い る とこ ろで
あ ります 。」(筆 者註 、以下、敬語 を略 し、箇条書 きにす る)。
IRA(以 下、単に法律 と言 う)に 対 す る反 対理 由 として、 以下 の如 きが挙 げ られ る。 す な わ ち、 ① イ ンデ ィア ン は、 高 度 に強 制 され て法 律 を受 け入 れ 、 法 律 の 支配 の 下 に憲 法 並 び に憲 章 を採 択 させ られ て い る。 ② すべ て の地 方 行 政機 関 の 官 吏 及 び 救 済 事 業 計 画 に雇 用 され た イ ンデ ィア ンは 、法 律 の た め に積極 的 に運 動 す る よ う命 じ られ 、 失 業 の 恐 れ か らか れ らは運 動 をせ ざ る を得 な か っ た。 ③ BIAワ シ ン トン事務 所 の職員 や他 の保 留地 か らの イ ンデ ィア ンが地 方 に法 律支 持 の運 動 に駆 り出 され 、 地 方 の 内外 か らの イ ンデ ィ ア ンに は運 動 の た め に俸 給 と 交 通 費 が支 給 され た。④ 人 事委 員会 は、所謂 ホ イ ラー 一ハ ワー ド法(IRA)に よっ
て 内務 長 官 に付与 され た権 限 の 故 に これ ら種 々 の選 挙 にお い て運 動 したBIAの 雇 用 者 に対 抗 し得 なか っ た と主 張 して きた 。⑤ 会 合 はイ ンデ ィ ア ン と共 に開催
され 、彼 らは特 に産 業 及 び農 業 目的 、 家 屋 、 教 育 並 び に その他 の 目的 の用 に供
す る金 銭 を貸 借 す るた め無 制 限 の融 資 を約 束 させ られ た。⑥ イ ンデ ィア ン は、
自治 と合 衆 国政 府 に よ って購 入 され る とされ た土 地 を約 束 され た 。 ⑦ 選 挙 は、
法 律 で 秘 密 投 票 とされ て い た の に も拘 わ らず 、 それ は守 られ て は こなか っ た。
⑧ す べて の運 動 と選 挙 活動 を通 じて、新 聞、 ラジ オ、BIAの 無 料 送達 の特権 、政 府 公用 車 、 ガ ス及 び石 油 、 出版 物 並 び に そ の他 の政 府 施 設 が 、 自由 に使 用 され た 。
相続 に関 す る個 人 の権 利 、 財 産 の 私 的所 有 及 び 私企 業 は認 め られ ず、 法律 自 体 の幾 っ か の規 定 及 び 当該 法 律 の執 行 に よ って崩 壊 され て い る。
あ らゆ る努 力 は、 イ ンデ ィ ア ン を原 始 形 態 の 国 家 へ 回 帰 させ る こ とを 強要 す る傾 向 にあ る。部 族 の儀 式 、 土 着 の服 装 と慣 習並 び に言語 が 、 法律 の執 行 過 程 に おい て奨励 され 、促 進 され て い る。BIAの 教育 計 画 は、 この 目的 を達 成 す るた め 白人 の学 校 で 行 われ て い る正 規 の学校 課 程 の場 に お いて修 正 され て きて い る。
法律 は、 イ ンデ ィア ン に約 束 され た 自治 を提供 す る方 法 で執 行 され て い る と まで は言 えず 、 内務 長 官 の よ り大 き な命 令 権 限 を行 使 す る場 を提 供 し、 法 律 に 基 づ く計 画 は、 これ まで イ ンデ ィ ア ン に よ って 享 有 され て きた 自治 権 を破 壊 し て きて い る。 イ ンデ ィ ア ン に よ る採 択 の た め にBIA職 員 に よっ て事 前 に準 備 さ れ た憲 法 は、 イ ンデ ィ ア ンの発 想 が ほ とん ど取 り入 れ られ て い な い 内務 省 の構 想 を強 制 す る内容 で 満 た され て い る。 しか し、憲 法 は、 イ ンデ ィア ンが 起 草 し
た もの と想 定 され て い た 。 これ ら憲 法 は、 重 要 事 項 に つ い て す べ て 内務 省 に伺 い をた て る よ うな 内容 にな って い る。
一般 に 、 イ ンデ ィア ンの組 織 がIRAの 規 定 に よ って樹 立 され た際 に イ ンデ ィ ア ンに よって選 出 され た官 吏 は、BIAに よって監 督 され る政 府機 関 に よって雇 用 され 、土 地 の選 択 並 び に信 用 の拡 大 にお い て 多 くのか か る部 族 の官 吏 は、 か れ らの地 位 を通 じて優 位 を保 ち、 幾 つ か の事 例 にお いて はか か る優 位 が 、 不 正 手 段 や 背 任 行 為 に よ って 保 証 され た。
イ ンデ ィア ン達 は、 法律 は、 も し彼 らが そ れ を好 まな い な らぼ救 済 の た め の 手段 を提 供 す る もの で あ る と告 げ られ た が 、 部 族 は これ まで 投 票 に よっ て廃 棄 す る こ とを認 め られ て は こな か った 。尤 も、 幾 人 か は請 願 を繰 り返 した の で は あ るが で あ る。 この よ うな請 願 に頼 る こ とに よっ て、 彼 らは 自 らの 憲 法 を修 正
し、 修 正 不 可 能 な場 合 は投 票 に よ って廃 棄 で き る と告 げ られ た の で あ った 。
ア メ リカ ・イ ン デ ィ ア ン 法 研 究 序 説(四) SS
法 律 の執 行 に依 っ て か 或 い は0定 の部 族 へ の法 律 の適 用 に よ って 出来 した法 的複 雑 化 に依 っ て か 、無 秩 序 状 態 が 蔓 延 して い る。 イ ンデ ィ ア ン達 の個 人 的主 導 権 は 台無 しに され 、 進 捗 は見 出 され な い。 状 況 は極 めて 悪 く、 イ ンデ ィア ン の間 に不 満 、混 乱 及 び絶 望 が 生 じて い る。
IRAに 対 して の 攻 撃 は、 一 般 に次 の よ うに要 約 され るで あ ろ う。 す な わ ち、
① 法 律 の 受 容 は、 イ ンデ ィア ンの地 位 を不 本 意 な被 後 見 か ら随 意 の被 後 見 へ と 変化 せ しめた 。② 法 律 は 、 イ ンデ ィ ァ ンの 継 続 的被 後 見 を規 定 し、 内務 長 官 が 権 限 を増 した。 ③ 法 律 は、終 局 的 に は、 イ ン デ ィア ン達 に市 民 と して の権 利 を 全 面 的 に認 め よ う とす る合衆 国議 会 の確 立 され た政 策 と矛盾 す る もので あ る。
④ 法 律 は、 イ ンデ ィ ア ン に とって 唯0の 政 府 形 態 、 す なわ ち、 動 産 ・不 動 産 の 全 財産 が 共 有 され る原 始 共 同体 的政 府(communaIgovernment)を 規定 し、 イ ンデ ィ ア ン達 に ア メ リカ市 民 か ら隔離 され た共 同体 で の生 活 を強 制 す る もの で あ る。⑤ 法律 それ 自体 及 び 当該 法 律 の執 行 は、 イ ンデ ィア ン達 が長 年 の 努 力 に よっ て勝 ち取 った 市 民 と して の権 利 を侵 害 す る。 ⑥ イ ンデ ィア ン達 は、 自分達
43)
が 生 活 して い るそれ ぞ れ の 州 の法 律 の管轄 下 に入 る こ とを好 む の で あ る。
主
ニニロ
32)Ch.275,47Stat.1568(authorityeliminated1936}(formerlycodifiedat25 U.S.C.§ §407a‑407c(1934)).
33)Ch.169,48Stat.(codifiedat25U.S.C.§372).
34)Ch.321,48Stat.787(repealing25U.S.C.§ §171‑173,186,219‑226).
35)Ch.748,49Stat.891(§ §5‑6repealedl948)(carriedforwardat18U.S.C.
§ §1158‑ll59)(codifiedasamendedat25U.S.C。 § §305‑305c).
36)Ch.622,§2,49Stat.1542(codifiedasamendedat25U.S.C.§412a).
37)Ch.198,52Stat.347(codifiedasamendedat25U.S.C.§ §396a‑396g).
38)Ch.648,52Stat.1037(codifiedat25U.S.C.§162a).
39)Ch.86,§28,40Stat.561,569(repealed1938)(formerlycodifiedat25 U.S.C.ァ162).
40)Ch.555,ァ1,54Stat.746(codifiedat25U.S.C.ァ372a).
41)Ch.640,56Stat.1021(codifiedat25U.S.C.§ §373a‑373c).
42)MONROEE.PRICE,ROBERTN.CLINTON,LAWANDTHEAMERICANINDIAN83 {1983,2d}.
43)HearingsonS.2103BeforetheCommitteeonIndianAffairs,H.R.7th Cong.,3dSess.(1940).
第 五 節 連 邦 管 理 終 結 政 策(1943年 〜1961年)
第二 次世界大 戦終 結前 か ら1950年 代 後半 にか けて合衆 国政 府 が採 った イ ン
1)
デ ィ ァ ン政 策 は、1934年 イ ンデ ィァ ン再組織 法(IRA)で 表 明 され た政 策 とは まっ た く正 反 対 の 方 向性 を示 し、1920年 代 以 前 の 同化 主 義 の方 向へ と大 き く旋 回 ・ 回 帰 して い くこ とに な る。
「 連 邦 管理 終 結 」(Termination)の 内容 は 、多岐 に亘 るが、そ の 内容 の柱 とな っ た 政策 は、後 に明 らか とな るが 、 第 一 に、 それ まで イ ン デ ィァ ン業 務 を 一 手 に 担 当 して きた 内務 省 イ ンデ ィ ア ン問 題局(BIA)の 業務 の 一 部 を合 衆 国政 府 の他 部 局や 州 政 府 、 或 い は民 問組 織 に移 管 す る こ とに あ った 。 第 二 に、 イ ンデ ィ ア
ン保留 地 に連 邦 乃 至 州 の刑 法 並 び に民 法 を拡 大 適 用 し、 部族 政 府 か ら 自治 の実 質 的権 限 を剥 奪 し、 部 族 政 府 を廃 止 して連 邦 及 び州 の立 法権 に部族 を服 せ しめ る こ とに あ っ た。 第 三 に、 多 くの 教 育 上 の 責 任 を部 族 及 び合 衆 国政 府 か ら州 に 移 行 し、 同化 を推 し進 め るに あ っ た 。第 四 に、 制 限 され た イ ンデ ィ ア ン土 地 の 非 イ ンデ ィ ア ンへ の 売 却 並 び に賃 貸 を認 め る こ とに あ っ た。 そ して 、第 五 に、
そ の結 果 と して、 部 族 の手 か ら土 地 及 び各種 資 源 を奪 うこ とに あ った の で あ り、
イ ンデ ィ ア ン部 族 の経 済発 展 は無 視 され 、 イ ンデ ィ ア ン は、 保 留 地 の外 に仕 事 を求 め ざ るを得 な くな って い く。 歴 史 学 者 で あ るK・ フ ィ リ ッ プは、 連 邦 の管 理終 結 政 策 を評 して1830年5月 制 定 の 「 イ ンデ ィ ア ン強 制移 住 法 」に よ る強制 退
2)3)
去及 び1887年2月 制 定 の 「ドー ズ単独 土 地所 有 法」に よ る部族 並 び に保 留地 の整 理 以来 の イ ンデ ィ ア ンの財 産 に対 す る最 も猛 烈 な る攻 撃 と述 べ て い る。
4}1、 管理 終 結 政 策 へ の 序 奏
〔1)合 衆 国 議 会 とBIAの 確 執
連 邦 管 理 終 結 に よ る急 速 な 同化 政 策 は、1953年8月1日 に管 理 終 結 が公 式 の 合衆 国 議 会 の 政 策 で あ る と宣 言 し、 管 理 政 策 が で き得 る限 り早 い時 期 に個 々 の 部 族 に関 し履 行 され る こ とを要 求 した 「 両 院共 同決議108」(HouseConcurrent
ら
Re301ution108,HCR108)の 採 択 に至 る まで は、 合 衆 国 政 府 に よ っ て 公 式 に は
採 用 され て い な い が 、 前 節 で 見 て き た1934年 制 定 のIRAに よ る改 革 の 推 進 に 対
す る反 動 が 激 し さ を 増 して き た1940年 代 中 葉 か ら始 ま っ て い る 。IRA政 策 の 履
ア メ リ カ ・イ ン デ ィ ア ン 法 研 究 序 説(四) 57
行 に 対 す る批 判 は、 イ デ オ ロ ギ ー 的 な側 面 か らの 攻 撃 と経 済 的動 機 に基 づ く攻 撃 に大 別 で き る とされ るが 、 前 者 に は様 々 な グル ー プが 含 まれ 、 イ ンデ ィ ア ン 福 祉 団 体 、 宗 教 団 体 、 ア メ リカ ・イ ン デ ィ ア ン連 合(theAmericanIndian
Federation)、 伝 統 的 イ ンデ ィァ ン並 び に合 衆 国議 会 議 員 を挙 げ る こ とがで き る。
これ らの 団体 及 び個 人 の ほ とん どは、 イ ンデ ィ ア ン政 策 の 改 革 を主 張 し、 中 に は紆 余 曲 折 を経 て制 定 され たIRAの 折衷 案 を支持 す る団体 も存 在 した が 、 多 く の 団体 はBIA局 長J・ コ リアが採 っ た(採 ろ うとした)イ ンデ ィ ア ンの文 化 的価 値 と共 同体 の保 存 と維 持 に よ るイ ンデ ィア ンの発 展 を促 進 す る政 策(詳 し くは、
前節3を 参照)に 同意 しなか った の で あ る。1944年 第78議 会 第2会 期 の上 院議 事 録 は、IRAは イ ンデ ィァ ン保 留地 を 「 博物 館 」 に変 え、 政 府 を して イ ンデ ィ ア ンの 生 活 の編 成 プ ロ グ ラム に肩 入 れ させ る試 み で あ る とまで公 然 と批 判 して い
6)
る。
IRAに 対 す る批 判 は、 新 た な保 留 地 の 発 展 計 画 の下 で の イ ンデ ィ ア ンの 土地 とそ の資 源 の利 用 を失 う こ とに よ り白人 が 直 面 させ られ た経 済 的 損 失 とい う側 面 か ら も為 され て い る。 不 況 に直 面 した 経 済 的 諸 団体 が、 合 衆 国議 会 内 に そ の 影 響 力 を回復 しよ う との運 動 に出 た ので あ る。更 に、BIAの 政 策 は、 同法 を廃 案 に しよ う との法 案 乃 至0定 の部 族 を適 用 除 外 に しよ う とす る法 案 の 提 出 、 或 い は また個 々 の イ ンデ ィ ア ンが所 有 す る土 地 を連 邦 の保 護 下 に置 く政 策 を取 消 す こ とを 内容 とす る所 謂 「 開放 法 案 」(emancipationbills)の 提 出 に よって 直 接 的 な攻 撃 に直 面 す る こ とに な る。 結 果 的 に は これ らの 法案 は成 立 を見 る こ とは なか っ た ので は あ るが 、IRAの 政 策 へ の間 接 的 な攻 撃 は、IRAへ の政 府 予 算 の 削 減 に よっ て実 施 され 、1939年 度 歳 出予 算 で ピー ク を迎 え、 翌 年 か ら徐 々 に 削
の
減 され て い った の で あ る。
第 二 次 世 界 大 戦 の勃 発 は、 管 理 政 策 終 結 へ の圧 力 を増 し、 イ デ オ ロ ギ ー上 の 攻 撃 が激化 して い くこ とにな る。予 算 の 削減 も拡 大化 の0途 を辿 り、BIAの ス タ ッ フ も戦 争 遂行 目的 に割 か れ 、BIAの 機 能 は ワシ ン トンか らシ カ ゴに移 る こ とにな る。 イ ンデ ィ ア ンの 利 益 は、 もはや 大 統 領 或 い は 内務 長 官 の注 意 を 惹 くほ どの 政 治 問題 で はな くな った の で あ る。1940年 代 前 半 の合 衆 国議 会 上 院 並 び に下 院 に設 置 され た 「 イ ン デ ィア ン問題 委 員会 」(theIndianAffairsCommittee)報
告 書 は、BIAの 政 策遂 行 に要 す る行 政 上 の諸 費 用 や経 済発 展 又 は同化 に向 けて の
進 捗状 況 を批 判 し、 特 に 上 院 委 員 会 は コ リア へ の 敵 嵐 心 さ え 露 わ に し、 イ ンデ ィ ア ン政 策 の 方 向 転 換 を 迫 っ て い る 。15年 間 に 及 ぶ 調 査 の 後 、1943年 に そ の 役 割 を 終 え た 「 合 衆 国 の イ ン デ ィ ア ン問 の 状 況 に 関 す る上 院 調 査(theSenateSurvey
ofConditionsAmongtheIndiansoftheUnitedStates)」 が提 出 した 報 告 書 は 、IRA並 び にBIA批 判 を 展 開 す る 内 容 と な っ て お り、33項 目 に も及 ぶ 連 邦 歳 出 の 削 減 及 びBIAの 機 能 縮 小 に つ い て の 勧 告 を そ の 内 容 と して い る。 同報 告 書 は 、 特 に 、 ①BIAの 人 員 削 減 、 ② イ ン デ ィ ア ン に 関 す る 調 査 と統 計 表 の 作 成 の 中 止 、 ③ 州 並 び にBIA以 外 の 政 府 機 関 へ の 連 邦 の 責 任 の 移 行 、 ④IRAに 基 づ く 土 地購 入 の 停 止 、 ⑤ 個 々 の イ ンデ ィ ア ン の 土 地 に 関 す る信 託(trust)の 終 結 、 及 び⑥ 個 人 並 び に部 族 へ の 連 邦 勘 定(federalaccounts)に お け る全 イ ンデ ィ ア ン
8)
基 金 の 支 払 い を 勧 告 して い る 。
1944年 、 下 院 イ ン デ ィ ア ン 問 題 委 員 会 は 、 変 更 を 迫 られ た イ ン デ ィ ア ン の 地 位 及 び 現 在 の 生 活 状 況 が ア メ リカ ・イ ン デ ィ ア ン に 適 用 さ れ て い る現 行 連 邦 法 並 び連 邦 規 則 の 修 正 を 必 要 とす る も の な の か 否 か の 調 査 を 開 始 し、 公 聴 会 が 開 催 さ れ 、 同 年 の 暮 れ に は 、 「イ ン デ ィ ア ン 問 題 調 査 特 別 委 員 会(theSelect
C〔}mmitteetoInvestigateIndianAffairs)」 報 告 書(通 称 、ム ン ド・レポー ト(the MlmdtReport))が 提 出 さ れ た 。 下 院 委 員 会 は 、 同 化 を 推 奨 し、 促 進 す る諸 措 置 を勧 告 して い るが 、 そ の0方 で 「ア メ リカ ・イ ン デ ィ ア ン の 現 状 に お い て 、 団 体 と して の か れ ら イ ン デ ィ ア ン は 、 今 だ 『 解 放 』 さ れ て は お らず 、 そ して 合 衆 国政 府 は 、 今 だ イ ン デ ィ ァ ン対 策 の 機 関 が 廃 止 され 得 るべ き で あ っ て 、 且 っ イ ンデ ィ ア ン に対 す る様 々 な 役 務 が 中 断 さ れ るべ き で あ る と言 う ま で は イ ン デ ィ
ラ
ア ン に対 す る義務 か ら解 き放 され て はい な い 」 こ とを認 め て い る。 報 告 書 の提 案 して い る内容 で 特 に 目を惹 くの は、 以 下 の それ で あ る。 す な わ ち、 ① 部 族 に IRAに 規 定 され た計 画 か らの撤 回 を認 め るた めの 同法 の修 正 、②BIAの ク レジ ッ
ト計 画 をすべ て の部族 並 び に個 人 と しての イ ンデ ィア ンに拡 大 す る こ と、③BIA の諸 機 能 か ら種 々 の タイ プの 「 官 僚 的形 式 主 義 」(redtape)を 排 除 す る こ と、
④ 細 分 化 され た相 続 土 地 問題 を解 決 す るた め の基 金 の 充 当 、 ⑤ 個 々 の イ ンデ ィ
ア ンが 「 特 別 の地 位 」 を脱 して 正 式 な市 民 権 を有 す る地 位 に就 くこ とを可 能 な
ら しめ るた め の新 立法 の制 定 、⑥ 保 留 地 か らの 自発 的移 住 並 び に家 族 規 模 の農
場 の個 人 所 有 の促 進 、⑦ イ ン デ ィ ア ン教 育 及 び職 業 訓 練 事 業 を究極 的 に達 成 す
ア メ リカ ・イ ン デ ィ ア ン 法 研 究 序 説(四)59
za>
るた め 同 化 を 押 し進 め る こ とが そ れ で あ る。
この よ うな 中 、 局 長 コ リ ア は 、BIA内 の イ ン デ ィ ア ン に 合 衆 国 議 会 に対 して イ ン デ ィ ア ン の 利 益 を代 表 す る全 国 組 織 を 創 設 す る よ う奨 励 して い た が 、1944年 ll月 に は50を 超 え る部 族 の 代 表 者 が コ ロ ラ ドに 会 衆 し、 ア メ リカ ・イ ン デ ィ ア ン全 国会 議(theNationalCongressofAmericanIndians,NCAI)を 結 成 して い る 。 同 議 会 の 「 規 約 」(constitution)前 文 は 、 「 国 民 を啓 蒙 し、 イ ン デ ィ ア ン の 文 化 的 価 値 を保 存 し、 イ ン デ ィ ア ン 問 題 の 公 正 な 裁 定 を 求 め 、 及 び 条 約 に規 定 さ れ た 権 利 を 確 保 し並 び に保 持 す る こ と」 を提 案 して い る。NCAIは 、1950 年 代 を通 じて 管 理 終 結 立 法 に 反 対 して 合 衆 国 議 会 に お い て ロ ビ ー 活 動 を展 開 し
il)
て い くこ とにな る。
ム ン ド ・レポ ー トの勧 告 に も拘 わ らず 、 同化 へ の要 請 は徐 々 に勢 力 を増 し、
1945年 まで に は、 局 長 コ リァ と合 衆 国議 会 の 関係 は緊迫 し、 彼 は辞 職 に追 い込 まれ る。 コ リア の後 継 者 で あ る ウ ィ リア ム ・ブ ロ ー ヒ ィー(WilliamBrophy) は、 合 衆 国議 会 の圧 力 の下 で 同化 主 義者 の レ トリ ック を用 い たが 、 大 きな政 策 転 換 は行 わ な か った 。 もっ とも、 ブ ロー フ ィー の健 康 状 態 が 勝 れ な か っ た が た め、 彼 の在 任 中 に実 質 的 に活 動 した の は局 長 臨 時代 理 ウ ィ リア ム ・チ ンマ ー マ ン,Jr.(WilliamZimmerman,Jr.)で あ る。1947年 の4月 と5月 に公 有地 に関 す る下 院委 員 会 イ ンデ ィ ア ン問題 小 委 員 会 は、 イ ンデ ィア ンをBIAの 統 制 か ら 開 放 す るた め の法 案 に関 して公 聴 会 を開催 し、 更 に、1947年 に は上 院人 事 委 員 会 は、 チ ンマ ー マ ン にBIAの 予 算 と人 員 の削 減 につ い て証 言 させ 、 彼 は連 邦 の 全 労 働 力 人 口の一 般 的 削減 との 関連 でBIAの 業務 が 削減 され るで あ ろ う部 族 を 明 らか に して い る。 その 際 チ ンマ ー マ ンは、 合 衆 国議 会 に削 減 計 画 を実 施 す るに 当 た り、 ① 文 化 変 容 の 程 度 、② 部 族 の経 済 状 況 と有効 資 源 、 ③ 連 邦 の統 制 か ら開放 され る こ とに対 す る部 族 の 了解 、④ 管 轄 権 を引 き受 け る こ とに対 す る 州 の能 力 と了解 を考 慮 す る よ う迫 っ て い る。1948年 まで には、 合 衆 国議 会 の圧 力 は、 「 可 能 な限 り最 も早 い時期 に合 衆 国政 府 の信 託責 任 と両 立 で き る よ う… … 合 衆 国政 府 の 義務 を終 局 的 に消 滅 させ る」方 向へ とチ ンマ ー マ ン を導 い て い く
12)
ので あ る。
既 に触 れ た と ころで はあ るが 、1945年 か ら1950年 の5年 間 、連 邦予 算 は継 続
的 に 削減 され 、 連 邦 の信 託 関係 か らの 「 開放 」 とIRAの 廃 棄 を 目論 む多 くの法
案 が 提 出 され て い る。 これ ら の 法 案 の 背 後 に あ る 目的 は 、 「 す べ て の レ トリ ッ ク を受 け て … …1887年 の ドー ズ 法 の 目 的 の 多 くが そ うで あ っ た よ うに 、 主 と し て
ユ3)
連 邦 の信 託 か らイ ンデ ィア ンの土 地 を解 放 す るに あ った 。」 とされ 、管 理 終 結 政 策 の理 念 的基 盤 は、 「 第二 次 世 界 大 戦後 の 自由企 業 へ の楽 観 主 義 的信 仰 と地 方 行 政 の質 の よさへ の信 念 」 に あ った と説 かれ て い る。 イ ンデ ィ ア ンの土 地基 盤 は、
増 加 しつ つ あ るイ ンデ ィア ン住 民 の み な らず 、 帰 還 して きた イ ンデ ィ ア ンの復 員軍 人 を支援 す る まで には効 果 的 に拡 張 され ず 、 戦 後 の経 済 ブー ムが企 業 や 地
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方 の 利 益 団体 、 そ して イ ン デ ィ ア ンか らの 議 会 へ の圧 力 を もた ら した の で あ る。
1949年 、 局 長 ブ ロ ー フ ィ ー の後 任 に ジ ョ ン ・ニ コル ス(JohnNichols)が 就 任 す る が 、 同 年3月 に は、 フ ー バ ー 委 員 会(theHooverCommission)と して 知 られ て い る 「 政 府 行 政 部 組 織 委 員 会 」 が 、 「 イ ン デ ィ ア ン問 題 報 告 書 」(Report
15)
OIIIndianAffairs)を 合衆 国 議 会 に発 出 した。 報 告書 は 、正 式 な納 税 者 市 民 と して の住 民 に イ ンデ ィ ア ン を完全 に統 合 す る こ とを要 求 す る もので あ っ たが 、 同時 に① 州 へ の責 任 の移 行 、② イ ンデ ィ ア ンの 自給 自足 、③ 州 の経 済 的 、 社 会 的 、政 治 的 生 活 へ の イ ンデ ィ ア ンの 参加 、 を含 む漸 進 的 な 計 画 を承 認 す る もの で あ っ た。 委 員 会 が勧 告 した 暫 定 措 置 に は、 部 族 政 府 の強 化 と細 分化 され た相
l6)
続 土 地 問 題 の緩 和 が含 まれ て いた 。
管 理 終 結 政 策 時 代 にむ けて のBIAの 動 き は、 これ まで 見 て きた とこ ろか ら明 らか な よ うに、 極 端 な 同化 主 義者 の政 策 に 向 けて の動 きの 中 に あ っ て重 要 な役 割 を演 じて い る。1950年3月 、 第 二 次 世 界 大 戦 中、 日系 米 人 捕 虜 収 容 所 の運 営 指揮 に当 った元戦 争 移転 局 長 の デ ィロ ン ・S・ マ イヤ ー(DillonS.Myer)がBIA
局 長 に就 任 した 際 、三 つ の領 域 、 す な わ ち、 ① イ ンデ ィ ア ン の み に適 用 され る
庄由へ の制 約 、 ② イ ンデ ィ ア ン財 産 へ の イ ンデ ィ ア ンの管 理 に課 され た制 限 、
そ して③ イ ンデ ィア ンの権 利 と自由 の 限界 づ けの基 礎 とな るBIAの 権 力 構 造 の
根 本 的変 更 の領 域 が、 特 別 の注 目の 的 とな って い た 。1951年 、 マ イ ヤ ー の下 で
B亙Aは 、① イ ンデ ィア ン以外 の国 民 に よって享 有 され て い るそれ に匹敵 す るイ ン
デ ィア ンの生 活 水 準 の確 保 、② イ ンデ ィア ン 自身 、 或 い は地 方 、 州 又 は合 衆 国
政 府 の適 切 な機 関 へ のBIAの 機 能 の段 階 的 な移 行 とい う二 つ の長 期 計 画 の達 成
に向 けて全 力 を傾 注 して い く。 か か る目的 を遂 行 す るた め に、 マ イヤ ー は、BIA
の組 織 の再 編 を試 み るが 、結 果 的 に は、地 方機 関 の弱体 化 とBIAの 統 率 力 の 強
ア メ リカ ・イ ン デ ィ ア ン 法 研 究 序 説(四) 61
化 に終 わ っ て し ま うの で あ る。1952年 に は、 「 計 画 部」(DivisionofProgram) が 、 上 記 の政 策 目的 を達 成 す るた め の部 族 の指 導 者 とBIA局 員 に よ る共 同計 画
の発 展 を鼓 舞 、 指 導 及 び援 助 す るた め にBIA内 に設 立 され るが 、 部 族 の発 展 計 画 は、BIAが 計 画 の撤 回 の公 式化 へ と焦 点 を転 換 す るにつれ て握 りつ ぶ され る こ
とに な る。 結 局 、 合 衆 国議 会 とBIAは 、 急速 な管 理 終 結 政 策 へ と共 同行 動 を開 始 す るので あ る。 この こ とは、 また 、 皮 肉 に も これ まで 削減 の0途 を辿 っ て き
17)
た予 算 削減 を予 算 増 加 へ と向か わ しめ るの で あ る。
(2)再 配 置
第 二次 世 界 大戦 終 了 と ともに、 イ ンデ ィ アン の復 員 軍 人及 び防衛 業 務 に携 わ っ た労働 者 が イ ンデ ィア ンの土地 に帰 還 して来 た際 、BIAは 容 易 な らない問題 に直 面 させ られ る こ とにな る。 多 くの イ ンデ ィア ン保 留地 にお いて 、 土 地 資 源 は、
現 在 の全 住 民 を支 援 す るに は質 と量 の いず れ か にお い て不 充 分 で あ った 。人 口 数 は 、 国家 レベ ル よ りもず っ と早 い速 度 で増 加 の 一 途 を辿 り、 産 業 の発 展 は は か どらず 、住 人 の大 部 分 は、 全 体 と して取 り残 され るか 、 一・ 部 失 業 す るか 、或 い は また仕 事 を求 めて故 郷 を出 るか の選 択 を迫 られ た ので あ る。BIAに よって提 供 さ れ た 解 決 策 は 、 「志 願 者 再 配 置 計 画 」(TheVoluntaryRelocation
Program)で あ る。 計 画 は、 当初 、1931年 に立 ち上 げ られ て い たが 、1930年 代 か ら1940年 代 にか けて の 土地 取 得 と整 理 統 合 計 画 の放 棄 並 び に合 衆 国政府 が 主 要 な復 興 計 画 を推 し進 め るた め に財 政 支 出 をす る こ とに前 向 きで は なか った こ
とが 、再 配 置 に新 た な重 みが 置 か れ る こ とに な る。
この 計画 は、 当初 か ら軍 隊 にあ っ た兵 役 年 齢 の イ ンデ ィア ン の男 女 の40パ ー セ ン トか ら50パ ー セ ン トの帰 還 者 及 び 防衛 業 務 に携 わ っ て きた多 くの保 留 地 の イ ンデ ィ ア ンの20パ ーセ ン トか ら30パ ーセ ン トの イ ンデ ィア ン を支援 す るた め に、 充 分 な保 留 地 資 源 が不 足 す る とい う仮 定 を前 提 とす る もの で あ った 。1950 年 の初 期 まで に は、 再 配 置 がBIAの 最 優 先 課 題 とな って いた 。 イ ンデ ィ ア ンを 都 市 の ア メ リカ社 会 に同化 させ るた め に永 続 的 な保 留 地 の外 の仕 事 に就 か せ る こ とに よっ て、 再 配 置 は急速 な 同化 を推 し進 め るた め に計 画 され た 他 の 管 理 終 結 計 画 の補 完 の役 割 を演 じた 。0度 、 再 定 住 させ られ る と、 イ ンデ ィア ンは、
保 留 地 内 に と どまっ た場 合 に受 け る こ とので き る連 邦 の サ ー ビ ス を打 ち切 られ
た。 イ ンデ ィア ン は、 計 画 に参 加 した場 合 、 限定 され た援 助 しか 受 け られ ず 、
当初 、最 初 の支 払 い小 切 手 の 支給 まで は都 市へ の片道切 符 と特別 手 当 を受 け取 っ た の みで あ る。 再 配 置及 び職 業 訓 練 のた めの授 業料 に含 まれ る財政 援助 は、徐 々 に増 加 して い くが 、保 留 地 で 生 活 して きた イ ンデ ィ ア ン を都 市 環 境 に適 応 させ るた め の他 の業 務 が提 供 され なか っ たが た め に、 この 計 画 は批 判 に さ らされ る こ とに な る。
結 果 は、 本 来 、政 府 が 目論 んで い た再 配 置 の 目的 の達 成 を困 難 な ら しめ て い くの で あ る。1950年 代 中葉 のBIAの 調査 に依 れ ぼ、計 画 に参 加 した者 の三 分 の 一 が 、 保 留 地 に帰 った とされ る。 か たや 、 都 市 部 に残 留 した イ ンデ ィ ア ンは、
18)
文 化 的孤 立 と貧 困 に苛 まれ た の で あ った 。
図1再 配 置 と関連 費 用(1952年 〜1957年 会 計 年 度)
会 計 年 度 再 配 置 者 費 用 総 額(ド ル)一 人当たりの費用(ド ル) 1952
1953 1954 1955 1956 1957
868 1,470 2,533 3,459 5,119 6,964
576,413 566,093 579,431 690,525 973,475 2,806,687
664 385 227 200 190 403
総 計20,4336,192,624303
[出 典:JoHNR.WuNDERed.,CoNsTITuTloNALIsMANDNATIvEAMERIcAN,1903‑1968235 (ll∋96)]
(3)連 邦法 の整 備 (a)1946年 議 会 再 編 成 法
19)
1946年8月2日 制 定 の 「1946年 議 会 再 編 成 法 」(LegislativeReorganization Actofl946)は 、 イ ン デ ィ ア ン 問 題 に 関 す る 二 つ の 常 任 委 員 会(standing ccmmittee)を 廃 止 し 、 イ ン デ ィ ア ン の 事 項 に 関 す る 管 轄 権(イ ン デ ィ ア ン 及 び
20)
インディア ン部族 と合衆国の関係)と 立法 上 の監 督(連 邦法 の行政機関 による執行 へ の 継続的 な監視 と政府執行機関 内の官 吏に よって議 会 に付託 され る報告書並 びに資料
21)22)
の研 究)を 上 下 両 院 の 常 任 委 員 会 た る公 有 地 委 員 会(theCommitteeonPublic Lands)に 移 し て い る。
23)
同 法 は 、 更 に 、 予 算 過 程 を も修 正 して い る。 す な わ ち 、 歴 史 的 に は 、 イ ン デ ィ
ア メ リカ ・イ ン デ ィ ア ン 法 研 究 序 説(四) 63
ア ン問 題 を管 理 す る実 体 法 の 重要 な部 分 は歳 出予 算 過 程 の 隙 間 に隠 れ て 明 らか に され て こなか っ たが 、1946年 法 に よ る改 正 の 結 果 、 予 算 の 実 体 的 部分 を定 め る過 程 は、 か な りの程 度 、歳 出予 算 過 程 か ら移 行 され た の で あ る。
(b)イ ン デ ィア ン請 求 委 員 会 法
この よ うな合 衆 国議 会 の管 理 政 策 終 結 へ の 向 け て の一一 連 の動 きの 中で 、 管理 終 結 時代 へ 向 けて の最初 の主要 な第0歩 が、1946年8月13日 に合衆 国議会 に よ っ
て 「 イ ン デ ィア ン請 求 委 員 会 」(theIndianClaimsCommission)が 創 設 され た こ とで あ る。 と ころで 、1855年 、合 衆 国政 府 は、 合 衆 国 に対 す る イ ンデ ィ ア ンの請 求 を裁 判 す るた め の請 求 裁判 所(theCourtofClaims)を 設 置 して いた
24)
が 、 この請 求 裁判 所 は、1863年3月3日 制 定 の連 邦 法 に よ って 外 国 若 し くはイ ンデ ィ ア ン との間 に締 結 され た条 約 又 は それ に依 拠 して生 ず るい か な る請 求 も 審 理 す る こ とはで きな い とされ た 。 その 結 果 、 イ ンデ ィァ ン部 族 は合 衆 国 議会
に赴 き、 合 衆 国 を相 手 に訴 訟 を提 起 す るこ とが で き るた め の特 別 管 轄 法 の制 定 を獲 得 して い くこ とに な った の で あ る。 そ の最 初 の法 律 が 、1881年3月3日 制
25)