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著者 松本 なるみ, 岩崎 美智子

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(1)

スリランカの子育てと保育に関する研究(2) : 都市 近郊の子育てと母親の子育て観の変化1990年代との 比較から (温故知新プロジェクト)

著者 松本 なるみ, 岩崎 美智子

雑誌名 東京家政大学生活科学研究所研究報告

巻 38

ページ 7‑11

発行年 2015‑07

出版者 東京家政大学生活科学研究所

URL http://id.nii.ac.jp/1653/00009963/

(2)

《温故知新プロジェクト》

スリランカの子育てと保育に関する研究(2)

―都市近郊の子育てと母親の子育て観の変化 1990 年代との比較から―

松本なるみ

*

 岩崎美智子

*

Study on the Early Childhood Care and Development in Sri Lanka

̶The Transformation of a Suburban City and the Changes in Child Care. A Comparison of the 1990s̶

Narumi MATSUMOTO, and Michiko IWASAKI

1. は じ め に

温故知新プロジェクト「スリランカの子育てと保育に関 する研究」(平成25年〜27年)初年度の平成25年には、

スリランカの保育や子どもを取り巻く環境の変化について 文献やデータを整理して報告した。また、大都市コロンボ 近郊にある幼稚園を訪問して、子育てや保育の現状につい て施設長への聞き取り調査や研究代表者が20年前に実施 した「スリランカの子育てに関する意識調査」(1993年2 月実施)と同内容の質問紙および母親への聞き取り調査を 実施した。実際にスリランカ都市近郊で暮らす人々の生活 を観察すると、1990年代と比較して、女性の服装や家族 の食生活、個人の消費活動において、目に見える形で変化 が認められた。内戦終結後の経済成長は著しく、主要経済 指 標 の20年 間 の 変 化 を み る と、GDP508ド ル か ら 3127ドルと約6倍に増加している1)。社会の変容は、社会 システムや人々の意識、価値観などに影響を与えると考え られているが、スリランカ都市近郊における20年間の社 会の変容は子育てや子育て観にどのような影響を与えてい るのだろうか。2年目の今年度は、1993年と2014年に実 施した子育てに関する調査結果を比較検討し考察する。

2. 研 究 方 法

1) 調査協力者・実施時期

Western Province, Colombo District, Rajyagiriya北 部 地区A幼稚園38名(1993年2月に実施した調査結果を用 いて比較する)

Western Province, Colombo District, Angoda地 区B 稚園35名(2014年2月)

調査地はいずれもColombo Districtの中心都市Colom- boから10 km圏内であり、地区の民族構成7割がシンハ ラ人の仏教徒が居住する地域である。

2)  調査方法 質問紙調査(子育てに関する質問紙調査)

とグループインタビューを実施した。

3) 調査手続

質問紙調査と調査票回収後に17名の母親を3グループ に分け各グループ1時間のグループインタビューを実施し た。インタビューはシンハラ語で通訳者(日本語−シンハ ラ語)を介して行われた。質問紙は幼稚園の担任教師の協 力を得て回収率は100%であった。グループインタビュー では質問紙の回答結果をもとに詳細な説明を必要とする項 目を再度尋ねた。

4) 調査票

調査票は1993年に実施した質問票の質問項目を踏襲し ているが、2014年版の翻訳者の助言を得て質問文をより 丁寧にわかりやすい文章になるよう加筆した。回答方法 は、単数回答法・限定回答法を用いているが、「子育てを していて感じること」の質問では「よくある」から「な い」までの5件法で回答を求めた。主な質問項目は以下の とおりである。

(1) フェイスシート

家族・子ども・回答者母親自身の属性

民族・宗教・年齢・職業・学歴・収入・家族構成

(2) 子どもの生活について

起床就寝時間・遊び・遊ぶ場所・遊び相手・習い事

(3) 子育てについて

①子どもに身につけてほしいこと

②どのような人になってほしいか

③希望する子どもの学歴

④幼稚園で身につけてほしいこと

⑤保育者に求めること

⑥子育て支援

⑦子育てで感じること

* 東京家政大学(Tokyo Kasei University)

(3)

松本なるみ 岩崎美智子

⑧子どもの存在(子どもの価値)

3. 結果と考察

ここでは、質問紙調査の質問項目のうち(1)フェイス シート、(3)子育てについて、以上2つの大項目の結果を 中心に報告する。

1) 調査協力者の属性

調査協力者の属性を表1に示した。

1世帯当たりの世帯員数が6.25人(1993)から4.57

(2014)と減少し核家族が増加しているが、西欧的「核家 族」とは異なると考えられる。立本は、家族を固定した集 団としてではなく、ネットワークの広がりの中でのひとつ のまとまりとして、「圏」としてとらえ、「家族圏」と呼ん でいる2)。そのなかで親族が助け合い生活する。夫婦と未 婚の子どもから形成された核家族の近隣に夫婦の親世帯や きょうだい世帯、親族が暮らし頻繁に交流する。立本のい う「家族圏」として存在している状況が見受けられる。

世 帯 の 子 ど も の 数 は2.36人(1993)、2.32人(2014)

と変化はみられない。1968年に導入された家族計画プロ グラムなどにより避妊実効率が上昇し60年代から90年代 にかけて5人から2人へと合計出生率が半減し現在も維持 している状態であるといえる3)

就労に関しては、いずれも専業主婦の割合が(1993)、

62.86%(2014)と高いが、一方でフルタイム常勤雇用の 母 親 は、7.80%(1993)か ら25.71%(2014)と 増 加 し ている。また、母親の学歴の上昇も認められた。

2) 母親の子育て観の変化

(1) 子どもに身につけてほしいこと

「子どもに身につけてほしいこと」を尋ねた回答は、図 1のグラフに示した。ここでは、1993年と2014年の回答 にみられる相対度数の変化に注目した。大きな変化がみら れたのは「自分でできることは自分でする」2.63%(1993)

→19.42%(2014)の増加と、「社会のマナーやルールを 身につける」30.70%(1993)→0%(2014)の大幅な減少 である。その他1993年の上位回答をみると、「他者への思 いやり」、「伝統文化を大切にする」が続く。これらの上位 回答に共通することは、母親が子どもに身につけてほしい と思うことが「社会」や「他者」に向けられていることで ある。一方で、2014年の上位回答をみると「自分ででき ることは自分でする」、「基本的生活習慣の確立」など、そ の意識は子ども自身、「個人」に向けられていることがわ かる。戦後の日本の高度経済成長期に、家族の「私事化」

「個別化」が指摘されたが、現在、内戦終結後に著しい経 済成長を遂げているスリランカ都市部で子育てをする母親 の意識にも、「私事化」「個別化」の傾向がうかがえる4)

「子どもに身につけてほしいこと」について20年前との 比較から変化したことについてグループインタビューで尋 ねたところ、自然と触れ合う機会の減少が挙げられた。都 市近郊で暮らす家族にとって家庭で自然と触れ合う機会や 自然のものを用いた昔ながらの生活のあり方を経験するこ とが難しくなっているという。そこで、それらの体験を幼 表1 調査協力者の属性

1993年 n 2014年 n

協力者数(母親) 38 35

同居する家族人数 6.25 4.57

子どもの数 2.36 2.32

配偶者の有無 有36 無2 有34 無1 母親の平均年齢 26.23 32.64

民族 n 割合 n 割合

シンハラ 38 100% 35 100%

タミル 0 0

その他 0 0

宗教

仏教 34 89.47% 35 100%

ヒンズー 0 0

キリスト 4 10.52% 0

イスラム 0 0

その他 1 2.63% 0

母の職業

専業主婦 27 71.05% 22 62.86%

フルタイム 3 7.89% 9 25.71%

パートタイム 3 7.89% 0 0.00%

自営 3 7.89% 4 11.43%

その他 2 5.26% 0 0.00%

母親学歴

小学校卒業 2 6.25% 0 0.00%

中学校卒業 5 15.63% 0 0.00%

Oレベル修了 16 50.00% 9 25.71%

Aレベル修了 8 25.00% 20 57.14%

大学卒業 1 3.13% 5 14.29%

その他 0 0.00% 1 2.86%

図1 子どもに身につけてほしいこと

(4)

稚園の活動に期待する母親は多い。そのほか、歌の歌詞に みられるような、口語表現の変化について、近年、直接的 な表現が増え想像することや丁寧な言葉で伝えようとする シンハラ語の豊かさが失われていることを危惧して、最近 の流行歌を美しいとは思えず子どもにあまり聴かせたくな いとの発言もみられた。

(2) 将来どのような人になってほしいか

将来どのような人になってほしいかという質問の回答は 図2のグラフに示した。

1993年の回答では、「経済的に豊かな人」が最も多かっ たが、2014年になると、「楽しく生きる人」という回答が 最多であった。経済的な豊かさを追い求めるだけではな く、楽しく生きてほしいという精神的な充足へと関心が移 り始めているのではないだろうか。

「楽しく生きる人」という回答の次に「周りから尊敬さ れる人」という回答が高かった。グループインタビューで

「尊敬される人」について具体的に期待することを問うと、

「この人はいい人だ、立派な人だというように評判が良い」

「近所でほかの人も助けてあげるような人である」「周りの 人と仲良く生活できる」というように、比較的狭い範囲に おける近隣の人々との良好な関係性を築くことができると いうことが重視されていることが理解できた。

(3) 子育てにおいて感じること

まず、子育てにおける否定的感情についての結果は表2 に示した。1993年では「子育てでイライラする」と回答 する母親はみられなかったが、2014年になると、著しい 増加が認められた。また、「子どもが将来うまく育つか不 安」であるという回答も、増加傾向にある。ここに示した 結果からは、子育てへの不安が高まっているようにみえる が、一方で、「子育てへのイライラ」や「不安」について

「ない」という回答も増加している点にも注目する必要が ある。子育てへの不安が回答者の個別の条件や状況により 二極化する傾向が示された。

子育てに対する肯定的感情を問う質問への回答では表3 に示したように、いずれの質問項目においても子育てを肯 定的に捉えており1993年、2014年のいずれも肯定的回答

80%以上を占めていた。これらの結果から、20年間に

おける変化は認められず、子育てをすることへの肯定的感 情が高いことが示唆された。

「子育てにおいて感じること」に関する回答は表4に示 した。子育て中に「子育ても大事だが自分の生き方を尊重 したい」と考える母親が増加していることが表れていた。

しかし、一方で「子どもを育てるのにがまんするのは当た りまえ」と考える割合も高く、1993年、2014年のいずれ の回答においても約90%の母親がそう考えていた。2014 年の結果からは「自分の生き方を尊重したい」しかし、

「がまんすることはあたりまえ」というようなアンビバレ ントな気持ちを抱えていることが浮かび上がってきた。子 育てに楽しさや喜び、やりがいを感じながらも、母親とし てだけではない自分の生き方を尊重したいと考える人が増 えてきていることが理解できる。そこで、グループインタ ビューでは「自分の生き方を尊重したい」ということにつ いて具体的な事例を尋ねると、図書館で本借りてきて読 む、好きな洋裁をする、音楽を聴く、といった「趣味充実 型」、地域社会の行事への参加、ボランティア活動、日曜 学校(仏教教育)に協力する、などの「地域活動型」、ま た、月一度、家族3人で外出し食事をする、夫とのコミュ ニケーションを大切にする、など「核家族優先型」、そし て、自分の健康に気をつける、身だしなみを整える、など の「個人重視型」に分類された。これらの分類からも分か るように、「自分の生き方を尊重したい」ということは、

想定していたようなキャリア志向ではないことが示され た。また、「3歳まで母親が一緒にいたほうが良い」とい う項目では、いずれも肯定する回答が高い割合を示してい る。育児における伝統的性別役割分業意識が根強いことが 明らかになった。「子どもの自主性を大切にする」という 問いでは、1993年においては重要と考えられていなかっ たが、2014年には子どもの自主性を大切にすることへの 意識の高まりが認められた。

(4) 子どもの存在―子どもの価値―

一般的に先進諸国では、子どもの価値は子どもの成長そ のものに喜びや心理的満足を見いだす「精神的価値」が高 くなり、開発途上国では「実用的価値」が高くなると言わ れている5)。図3に示したようにスリランカにおける子ど もの存在・子どもの価値の特徴は「生活や人生を豊かにし てくれる」という「精神的価値」と「将来自分の面相をみ てくれる」という「実用的価値」の両方が認められること である。先進国と開発途上国にみられる両方の傾向を持ち 合わせている。

1993年と2014年の結果から大きく変化したことは、ま ず、「家の跡継ぎ」という回答が減少し、「家」の継承とい う意識は低くなっていると考えられる。一方で、「将来自 図2 将来どのような人になってほしいか

(5)

松本なるみ 岩崎美智子

分の面倒をみてくれる」という回答が最も多くみられた。

スリランカの家族は、長男が両親を扶養するというような 性別や出生順位による規範はみられないが、伝統的に家族

による高齢者扶養が基本である。60歳以上の高齢者の子 どもとの同居率は87%であり「将来子どもが自分の面倒 をみてくれる」という回答はスリランカの高齢者扶養の伝 統から考えると、ごく自然な回答で、その伝統は現在も失 われていないことを示している6)。そのほか、1993年に は全くみられなかった「夫婦をつないでくれる」という回

答が2014年には13%であった。子どもの存在が、「夫婦

をつなぐ」「自分の面倒をみてくれる」といった、より個 人的な存在の子どもへと変化してきているのではないだろ うか。

表3 子育てにおける感情(肯定的感情)

子育てについてどのようなことを感じるか

肯定的感情の項目 よくある ときどきある どちらでも

ない あまりない ない

5. 子育てによって自分も成長していると感じる 2014年 73.53% 17.65% 5.88% 0.00% 2.94%

1993年 21.05% 52.63% 13.16% 13.16% 0.00%

6. 自分の子どもは結構うまく育っていると思う 2014年 73.53% 20.59% 2.94% 0.00% 2.94%

1993年 28.95% 52.63% 7.89% 10.53% 0.00%

7. 子どもを育てるのは楽しく幸せなことだと思う 2014年 80.00% 14.29% 2.86% 0.00% 2.86%

1993年 28.95% 65.79% 5.26% 0.00% 0.00%

8. 子どもと遊ぶのは楽しいと思う 2014年 74.29% 22.86% 0.00% 0.00% 2.86%

1993年 21.05% 63.16% 15.79% 0.00% 0.00%

表4 子育てにおいて感じること 育てについてどのようなことを感じるか

母親の考えに関する項目 よくある ときどきある どちらでも

ない あまりない ない

9. 子育ても大事だが自分の生き方を尊重したい 2014年 41.67% 27.78% 5.56% 11.11% 13.89%

1993年 0.00% 18.42% 50.00% 26.32% 5.26%

10. 子どもを育てるためにがまんするのは当たり前 2014年 72.73% 18.18% 3.03% 0.00% 6.06%

1993年 31.58% 63.16% 5.26% 0.00% 0.00%

11. 3歳までは母親が一緒にいたほうが良い 2014年 78.79% 12.12% 0.00% 0.00% 9.09%

1993年 71.05% 23.68% 5.26% 0.00% 0.00%

12. 子どもの教育は親が方向性を判断するのが良い 2014年 20.69% 60.92% 2.30% 5.75% 10.34%

1993年 26.32% 44.74% 21.05% 7.89% 0.00%

13. 子どもの自主性を大切にしたほうが良い 2014年 37.33% 54.67% 1.33% 5.33% 1.33%

1993年 7.89% 18.42% 50.00% 23.68% 0.00%

14.文字や数はできるだけ早くから教えるほうが良い 2014年 5.71% 11.43% 20.00% 40.00% 22.86%

1993年 7.89% 68.42% 7.89% 15.79% 0.00%

表2 子育てにおける感情(否定的感情)

子育てについてどのようなことを感じるか

否定的感情の項目 よくある ときどきある どちらでも

ない あまりない ない

1. 子どもがわずらわしくていらいらする 2014年 5.88% 61.76% 2.94% 11.76% 17.65%

1993年 0.00% 0.00% 26.32% 60.53% 13.16%

2. 子どもを育てるためにがまんばかりしている 2014年 5.66% 3.77% 1.89% 18.87% 69.81%

1993年 5.26% 23.68% 50.00% 15.79% 5.26%

3. 子どもに八つ当たりしたくなる 2014年 2.86% 5.71% 5.71% 14.29% 71.43%

1993年 0.00% 15.79% 13.16% 47.37% 23.68%

4. 子どもが将来うまく育っていくか心配になる 2014年 8.57% 45.71% 0.00% 17.14% 28.57%

1993年 0.00% 26.32% 21.05% 44.74% 7.89%

図3 子どもの存在

(6)

4. お わ り に

1993年と2014年の調査結果の比較検討を通して、20 年間の変化が確認できた。これらの変化は、都市近郊に暮 らす人々の社会の変容に伴う生活や意識の変化を反映して いると考えても良いだろう。調査結果における変化は、① 学歴の上昇に伴うフルタイムでの就業の増加、②子育てや 子育て観における「私事化」「個別化」の傾向、③子育て も大事だが自分の生き方も尊重したいと思う母親の増加、

④物質的な豊かさを求めるだけではなく精神的な充足への 関心の高まり、以上4点が挙げられる。一方で20年間を 経ても変化が認められなかったことは、子育てにおける3 歳児神話の支持と専業主婦率の高さである。この結果は、

伝統的性別役割分業意識が強いとも理解できるが、調査で 話を聴いた母親たちからは、強制や抑圧を受けているとい う様子はみられない。母親がそばにいるということは大切 であるが、母親がひとりで子育てに専念するという意識は みられない。近くに住む自分の母親や、未婚の妹、親族が 子育てを手伝うなど母子密着型の子育てとは異なる。自分 自身のもつ母親像、子育て観、そして宗教や伝統的教えに 基づきながら緩やかな「脱伝統化」を試みているといった 状況なのではないだろうか。

今回の報告は、スリランカの大都市コロンボ近郊に暮ら すシンハラ人、仏教徒を対象とした調査結果に基づいたも のであった。次回は、大都市近郊と南部農村地域との比較 や、平成27年2月に実施した現地調査の結果から、伝統 文化が色濃くみられるスリランカ中央高地古都キャンディ における調査結果との比較検討も行う予定である。

謝 辞

本調査にご協力くださいましたスリランカの幼稚園の先 生方、保護者のみなさま、海外での調査を実施するにあた

り調査地の選定にご協力いただきました方々に心より御礼 申し上げます。

付 記

本報告は、以下の論文の一部を編集加筆し再掲したもの である。

松本なるみ:スリランカ都市近郊社会の変容と子育ての 変化―1990年代との比較から―.東京家政大学博物館紀 要,20集,27–43 (2015).

文 献

1) URL: http://www.uis.unesco.org/DataCentre/Pages/countryo file.aspx?code=LKA&regioncode=40535 UNESCO INSTI- TUTE for STATISTICS DETA CENTER(アクセス日:2014 2月28日)

2)立本成文:家族圏と地域研究地域研究叢書(13).京都大学 学術出版会(2000).

立本は,「家族圏」とは,家族を固定した集団としてでは なく,ネットワークの広がりの中でのひとつのまとまりとし て,「圏」として捉え,そのなかで親族が助け合い生活する もので,非親族でも関係性によっては家族のように存在する こともあると述べている.

3)西村教子:スリランカ都市部の世帯構造と高齢者扶養.鳥取 環境大学紀要,第4号,165–166 (2006).

4)長津美代子:変わりゆく夫婦関係―共有するネットワーク.

少子社会の家族と福祉.袖井孝子編,pp. 14–25, ミネルヴァ 書房 (2004).

長津は,日本における戦後の経済発展に伴い,家族の私的 な単位を重視する傾向「私事化」,個人の欲求充足を図る活 動単位がより小さくなる傾向「個別化」,自分らしく生きた いという個人的価値の実現に置く傾向「個人化」,がみられ ることを指摘している.

5)柏木恵子:子どもという価値.pp. 2–5, 中公新書(2001).

6)高桑史子:スリランカ海村社会の女性たち―文化人類学的研 究―.pp. 81–83, 八千代出版(2004).

参照

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