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論文内容要旨

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Academic year: 2021

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論文内容要旨(甲)

論文題名 Therapeutic effects and mechanism of conditioned media from human mesenchymal stem cells on anti-GBM glomerulonephritis in WKY rats (ラット抗 GBM 抗体腎炎におけるヒト骨髄由来間葉系幹細 胞培養上清の治療メカニズムの解明)

掲載雑誌名 Am J Physiol Renal Physiol. 2016 Apr 6:ajprenal.00165.2016.

doi: 10.1152/ajprenal.00165.2016. [Epub ahead of print]

内科系内科学(腎臓内科学分野)専攻 井芹 健

内容要旨

【背景】近年、様々な腎炎モデルに間葉系幹細胞(mesenchymal stem cells:

MSC)や MSC 培養上清(MSC-CM)の治療効果が報告されているが、その機序は十 分に解明されていない。今回、MSC-CM のラット抗 GBM 抗体腎炎治療効果とその 機序を検討した。【方法】WKY ラット(n=39)にラビット抗ラット GBM 抗血清

(nephrotoxic serum:NTS)を静注し(Day0)、治療群と未治療群に分けた。治 療群は MSC-CM、未治療群は vehicle を連日腹腔内注射し、腎炎抑制効果を検討 した。また近位尿細管上皮細胞(HK-2)、単球(THP-1)、末梢血単核球(PBMC)を用 いて、MSC-CM による腎炎抑制機序を検討した。【結果】MSC-CM 投与群において、

Day4 にて 1)腎皮質内炎症性サイトカイン mRNA の発現低下を認め、Day10 にて 2)尿蛋白減少、3)血清 Cr 値低下、4)半月体形成糸球体数減少、5)糸球体内 ED1+

細胞数減少、ED2+細胞数増加、6)血清 MCP-1 上昇を認めた。MSC-CM 前処置下で TNF-α刺激により、HK2 で有意に MCP-1 産生が増加し、THP-1 では著明に増強さ れた。PBMC への MCP-1 と IL-4 の共刺激では、IL-4 単独よりも有意に M2 マクロ ファージ(Mφ)遺伝子 (MRC11、CCL13) の発現が増強された。【結論】ラット抗 GBM 抗体腎炎における MSC-CM の治療効果が示された。その機序に MCP-1 増強に よる Mφの M2 への分化促進や炎症性サイトカインの抑制が示唆された。

参照

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