進行相の分析 : 認知論的視点からのAspect理論
著者 宇田 千春
雑誌名 主流
号 50
ページ 161‑182
発行年 1989‑03‑20
権利 同志社大学英文学会
URL http://doi.org/10.14988/pa.2017.0000015005
進行相の分析
一一認知論的視点からのAspect理 論 一 一
宇 田 千 春
I 序論
英語動詞の中で, be
+
ing形は伝統的に「進行形 (ProgressiveForm)J
と呼ばれ,文字通り何らかの行為が進行途上である事を示す形式であると特 徴付けられてきた.また, Tense (時制)の問題としてもとらえられて,
r
進行時制 (ProgressiveTense)
J
と呼ばれる事もあるが,現在ではむしろ「進 行相 (ProgressiveAspect)J
と呼び, Aspectに関わるものと考える方が一 般的となっている.本稿でも後者の立場に立つ事を前提とする.そして,Ronald W. Langackerの提唱する CognitiveGrammar (認知文法)の中で 展開されるAspect理論に基いて進行相に関する問題に取り組み,より統合 的なAspect理論を構築する上でのこの文法の妥当性を検討する 以下で はまずAspectという観念を概観し,従来のAspect理論と,進行相分析,
その問題点を提示した後, Cognitive GrammarでのAspect理論を紹介し,
進行相についての定義,分析を試みる.
n Aspect
概 観Aspectは「動詞に関する文法範轄の一つで,動詞の表わす動作や状態の とらえ方を示す文法形式
J
と定義される 2 換言すれば, Aspectとは,動 作や状態に対する主観的な視点を文法化したものである.例えば, Aspectが動詞の語形変化によって体系的に表わされ, Aspect言語とまで呼ばれる ロシア語の動詞には,完了体/不完了体というAspectによる区別が存在す
ふ(但し,現在時制では完了体は存在しない.)そして,同じ「彼が本を読 んだ」事を表わすにも ,proc'italとc'italの2通りがあり,接頭辞の付いた前 者が「読み終わったj事を表わす完了体であるのに対し,後者は不完了体と 呼ばれ,
r
読んでいた/いたものだ、ったJ
という進行過程,習慣,反復を表 わす形式である.過去時制に限れば,同様の区別はラテン語の完了/未完了 過去や,フランス語の単純過去,複合過去/半過去等にも見出される.しか し英語ではこの様なAspectを中心とした動詞文法体系が必ずしも明瞭では ない.同じ単純な過去時制であっても ,He sangは完結を表すようだが,He knew herでは,彼が彼女を知っているという状態が今もう完了,終結したとは限らないのである.
この様な事情から,英語においては,本来視点論であるはずのAspect理 論がTense(時制)論やAktionsart(客観的動作の様相そのもので,特に動詞 匂が語素的に表わすもの)論と混同される事となった この混同は,
Tense体系の方が明確で、ある事も一因であろうが,それ以上にTense, AktionsartがAspectに対し不可避的に大きな影響を与えるからであろうと 察せられる.Tenseに関して言えば,例えば下の2文は単に現在,過去と いう相対的時制の違いのみならず, (l‑a)は習慣, (l‑b)は完結した出来 事というような,
ρ
layという行為のとらえ方の違いまでも示唆するのである.(1) a. Mary plays the piano. b. Mary played the piano.
また, Aktionsartに関しても同様である.
(2) a. He is hungry.
b. She goes to school by bike
上の2文は共に現在時制でありながら, (2‑a)のみが今という瞬間にも進 行中の状況を表わし, (2‑b) は習慣的行為を表わすものと,通常解釈され
るが,このような動詞句の表わす状況のとらえ方の違いには ,be hungrッが 静的状態を表わし ,go to schoolが特定の到達点までの活動的行為を表わすと いう,各動詞勾のAktionsart,聞ち表わされる状況の様相そのものが大きく 関与していると考えられるのである.
こうして,英語言語学においては, Aspect論はTense論の一部に組み入 れられたり, Aktionsart的動調タイプ分類論に堕していた.しかし,ようや く近年になって,この三者の区別の重要性が認識されるにつれ, Aspectと いう概念も本来の視点論的定義に立って論じられるようになってきた 4 と ころが,逆にAspectをTenseやAktionsartからあまりに厳密に切り離そう とする分析は,単にその区別が英語ではあてはまらない事を認識するに終 わったり,事実を不自然に歪曲しがちであった.そのため現在では視点論に 立ちながらも,その視点をTenseやAktionsartらとの相互作用の聞に生ずる
ものとしてAspectをとらえる事が一般的となっている.次章では, Tense, Aktionsartとの違いを認識しつつ,現在の標準的Aspect理論の二分法につ いて述べる.
m P e r f e c t i v e / I m p e r f e c t i v e
視点論に立った新しいAstect論の基礎を築いたのはComrie,As.戸aであ ると言えよう.被はそこでAspectを次の様に定義した.
Aspects are different ways of viewing the internal temporal consti‑ tuency of a situation.5
そしてAspectをPerfectiveとImperfectiveの2つに分け,各々を次の様に 特徴付けた.このAspectの二分法は,現在のAspect論で最も基本的な分類 法となっている.
The perfective looks at the situation from outside, without necessarily
distinguishing any of the internal structure of the situation, whereas the imperfective looks at the situation from inside, and as such is cru‑ cially concerned with the internal structure of the situation, • • • and in‑ deed is equally appropriate if the situation is one that lasts through all time, without any beginning and without any end.6
つまり ,Perfectiveとは,何らかの状況をひとつのまとまった(完結した) ものとして提示する方法であり,一方, 1mperfectiveとは,その状況を完結 したものとしてではなく, on‑goingなものとして提示する方法である.そ して,完結したものとして提示するという事は,その出来事をいわば外側か らとらえる事であり, on‑gomgなものとして提示するということは,内側 からの視点でとらえるという事である
例えば下の2丈で, (3‑a)はPerfective,(3‑b)は1mperfectiveの例で ある.
(3) a. John ate the apple.
b. John resembles his broth巴r
(3‑a)では,
r
リンゴを食べるJ
という行為が,食べ始めて食べ終わった,ひとつの完結したまとまった行為として提示されている.それに対し, (3‑b) では,
r
似ている j という関係自体には始まりも終わりもないため,ひとま とまりの完結した事象ととらえることができず,必然的に1mperfectiveの視 点を要求すると考えられる.前章でAktionsartがAspectに与える影響につ いて触れたが,この (3‑b)の例からも理解されるように,一般にこの様な stative 静的状態)というAktionsartを有する動詞句は,最も典型的に1m‑ perfective Aspectで表わされるものと考えられている.ところで単純形 (Non‑ProgressiveForm)で表わされる文のAspectが, 動詞句が元来持つAktionsartに直接左右されるものと仮定するならば,この,
stativeという AktionsartとImperfectiveAspectとの強い結ぴっきは,ま た, Imperfective Aspectの重要な特性を示唆するものである.つまり, 1m‑ perfective Aspectとは,何らかの行為や出来事をあたかもstatlveのように 提示する方法と考えられるのである.stahveというAktionsartは (2‑a) (3‑b)が表わす状況を考えればわかるように,無変化 (withoutshift or variation, constant, no引 lccessive stage, no‑dynamics) で 均 質 (homo‑ geneous)な関係と定義され,その性質は可算名詞 (countnoun)に対する 質量名詞 (massnoun) にも比せられている
Y
それ故, Imperfective Aspectとは,何らかの状況を,無変化で均質な,そしてmassnounのよう に無限 (unbounded)なものとしてとらえる方法と言う事ができる.Perfective Aspectはこの逆に,変化を含み, count nounのように完結した ものとして,ある行為をとらえる方法なのである.では,この様な二分法が なされるAspect理論の中で,進行相がどのように位置付けられているかを,
以下で考えてみる.
N 従来の進行相論
(2‑a)や (3‑b)のbekindやresembたというような静的状態を表わす 動詞勾が,最も自然でふさわしい結ぴっきとしてImperfectiveな視点を要求 する一方, (2':"'b)や (3‑a)のgoto schoolやeatthe a卸たという動的行為を 表わす動調句がPerfectiveな視点と結びっく事を前章までで述べてきた.
進行相は,この自然な結びつきを破棄し動的な Aktionsartを持つ動詞句 をImperfectiveAspectでとらえるための,文法的方策と考えられる.つま り,単純形か勤詞匂の元来持つ語業的Aktionsartを直接Asp巴ctに反映する のに対し,進行相はそれを文法的手段でImperfectiveという Aspectに変え て表わすものと言う事ができる 9 この定義について,例を挙げて考えてみ よう.
(4) a. John read the newspaper. b. John was reading the newspaper
上の,read the newspaperは動的な行為を表わす動詞句であり, (4‑a)の 単純形ではPerfectiveAspectでとらえられている.即ち,新聞を読むとい う行為が完結したものとして,またひとつのまとまった出来事として提示さ れている.他方 (4‑b)のように進行相で表現されると,この行為は,ひと つのまとまった行為としてではなし未完結のon‑gomgなものとして提示 されている事がわかる.ここで注意すべきは, (4‑a)と (4‑b)の違いが,
客観的な行為そのものの違いではないという事である.この2文は,例えば Johnが昨夜8 : 00から9 : 00まで新聞を読んだという同ーの行為を指して 言う事も可能であり,問題はそれを完結した出来事としてとらえているか,
その行為の最中に視点を置いてとらえているのかという,視点(即ちAspect) の違いなのである.そしてPerfectiveの (4‑a)に対し,進行相の (4‑b) の「行為の最中」という視点がComrieの挙げた「内側からとらえる」とい うImperfectiveの定義と合致する事は明らかであろう.
さて,進行相をImperfectiveとする定義は多くのAspect論者によって検 証され,支持されてはいるものの 10 これだけでは不充分である.構造的 なテストでは検証されても,進行相のImperfective性は下に示すように極め て特殊な意味でのImperfective性であろうと思われるのに,このImperfec咽 hveという定義が厳密に何を意味するのかが全く明らかにされていないから である.
Imperfectiveのうち,
r
内側からとらえる」という点に関しては進行相に 適合するとしても,他の「無変化J r
均質J r
無限」に関してはどうであろう か.一見したところ,これは進行相とは相反する性質のようにも思われる.resemble等のstative動詞が,その静的Aktionsart故に Imperfectiveの視点 を要求する事は既に説明した通りである.他方,進行相はむしろ動的性質を
表わすようにさえ見えるのである.
(5) a. Fred ate the spaghetti. b. Fred was eating the spaghetti. (6) a. George runs to school.
b. George is running to schoo l.
(7) a. The empty moat surrounds the dilapidated castle.
ワ*b.The empty moat is surrounding the dilapidated castle (8) a. The S W A T team surrounds the dilapidated castle.
b. The S W A T team is surrounding the dilapidated castle (9) a. The Smiths have a lovely home in the country
ワ*b.The Smiths are having a lovely home in the country. (
10) a. The Smiths have a lovely argument. b. The Smiths are having a lovely argument
(5X6)では,進行相を用いたが方が,eat, runという行為をより鮮明に且つ 動的に表わしているように感じられる.この事は従来の伝統的分析の中でも 指摘されてきた通りである.また(8)(10)に対し, (7X9)で,進行相を用いたb文 の容認、性が下がるのも,進行相が何らかの動的性質を表わすため,現実に永 続性のある状況を表現するには不適なためと考えられる.
また,下の例からも明らかなように,一般的に,進行相にする事ができる のはnon‑stativeなAktionsartを持つ動詞勾に限定される.
0 1
唱da vi
n M e
出 品
i H
a 1
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‑ B t
ρ i v
川川 一‑ v v d z n o b リu g b r
t m B . m m
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五 五
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本
合H
︐AA﹃
Aq
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ん け い ん け い ん け い
*b. Uncle Sam is being very tall.
この事は通例「不必要j という語で説明されてきた 11 確かに進行相を「文 法的にImperfectiveAspectを作り出す方策j とするなら,単純形でIm‑ perfective Aspectでとらえられるstative動詞を進行相にする事は不必要か
もしれない. しかしその生成を拘束する規定がない限り,その可能性を否定 する事もまたできないのではないか.しかも,特殊な文脈ではstative動詞 を進行相にする事もあるが,その場合には二重のImperfectiveによって静 的性質が強められるどころか,下の例に見る様に,逆に変化や一過性という 動的性質を暗示するのである.
(14) a. Mary resembles her father.
b. Mary is resembling her father more and more everyday. (15) a. F ew people believe in God.
b. Fewer and fewer people are believing in God today.
この様に,進行相には通例のImperfectAspectとは対照的な動的な一面 が見られ,進行相をImperfectiveと定義づけるだけの従来の分析では,進 行相の本質を解明した事にはならないのである.適切なAspect理論とはこ の問題を解きうるものでなければならない.そこで,この複雑な性質を解く 鍵は進行相の特殊なImperfective性を厳密、にする事にあるものと考え,以 下では, Cognitive GrammarのAspect理論を導入し,進行相のImperfec‑ tive性について新たな角度から取り組み,いかなる意味で進行相を Im‑ perfectiveと規定しうるのかを明らかにする.そしてそこで得られた定義に 基づき,これまで指摘されながら,充分な説明を与えられてこなかった,進 行相に関する意味的現象2つについて考察を試みる.
V C o g n i t i v e Grammar
の Aspect~l~ì命Cognitive GrammarのAspect理論も,基本的にはPerfective/lmperfec‑ hveという分類を支持している.下に挙げるのがその定義,図1a‑bが各々 を概念的に図示したものである.
A perfective process profiles a change through timeぃ ・ whereasan imperfective process profiles a relationship construed as holding con‑ stant through time. . . . Moreover, a perfective process is specifically bounded within the scope of predication, whereas an imperfective pro‑ cess is not; the relation profiled by the latt巳rmay completely occupy the scope of predication and even overflow its boundaries.12
(a) perfective (b) imperfective
図 1
G 一 ぐ っ " ・ ー
ヨ
・ ヨ惨
TIME TIME
上の定義での process"という用語は(後述するが)概ね「動詞
J
に相当 する.perfective/ imperfective processの例として, (16 a‑b)について考 察しよう.図2a~bが,各々を図示したものである 13(16) a. The bal1 fell down from the shelf. b. Tom resembles his brother.
図でも示される通り, perfective processであるfallは時間の推移に伴なう 位置的変化を意味するが,一方imperfectiveprocessである resemb.んはその
ような変化は意味しない.またfallの方は,物体が空中を落下しはじめてか
図2(a) fall
TIME
ー '
(b) resemble
〉 ト 出 THRESHOLD :'i
H
E '" tコ
z
<f)
〈'
"
IDENTITY ~
Z
x / ¥ Y
一仁沼 0 ‑ ‑ ‑
一‑仁淀わー・'
‑
TIME ー‑ ら地上等に到達するまでという時間的区切りが含意される (bounded=有限) が,resembleにはそのような自然な始まりや終わりが語柔的には含まれない(unbounded =無限).このような変化/無変化,有限/無限が, perfective/ imperfective processを各々規定する特性なのである.
ところで,ここで用いられる,変化/無変化,有限/無限という概念は,
既に説明した従来の研究で指摘されているPerfective/Imperfective Aspect の特性に関して用いられたものと同一ではあるが,ここではAspectではな
く
, process自身を区別するものとして用いられている.そのため,上記の 定義はperfective/imperfectiveという名を付されてはいても non‑stative/ stativeという Aktionsartの定義であって Aspectの定義ではないと解され
る恐れがあろう. しかし, Cognitive Grammarの基本的な考え方に従えば,
上記の定義はあくまでもAspectを規定すると解されるのである.
というのも, Cognitive Grammarでは,意味は現実世界の様態に外延的 に照応させて得られるのではなく,話者の認知的処理に投射されて得られる ものとされている.そのため, Cognitive Grammarの呼ぶprocessは, Aktionsart論が想定するような客観的動作や行為ではない.即ち, perfec‑ tive processとは現実に変化を含み,時間的に区切られた行為ではなく,あ
くまでも,変化しているもの,区切られたものとして認識された行為なので あり,逆にimperfectiveprocessとは,変化せず,始まりも終わりも意識せ ずに認識された状況と言う事ができる.換言すれば, Cognitive Grammar
で の perfective/ imperfective processとは Perfective/ Imperfective Aspectでとらえられた processを指すのである.それ故,上記の定義は processという語を用いてはいてもやはり Aspectの定義であり,図1,2
もAspectの区別を表わすものと言い得るのである 14
V I C o g n i t i v e Grammarでの進行相分析
それでは, Cognitive Grammarにおける進行相分析に論を進めよう.
Cognitive Grammarにおいても進行相はImperfectiveと特撮付けられては いるが,厳密には ‑mgとbeに分け,前者を atemporalrelatiohを作るも の 15 後者をImperfectiveを作るものと呼んでいる.まずはこの概念を明
らかにする事が必要であろう.
Cognitive Grammarでは,通例の品詞分類ではなく,語に内在する時間 性や認識され方に従って,下の様な分類をする 16
図3 thimr entity
く閃
lationstatIve relation
く … で : 丈
¥complex a temporal rela tion~ (perfective)
¥(imp凹 fective)
このうち, thingは名詞に, relationは動詞,形容調,前置詞等に相当する.
relationはさらに時間性を持つものと持たないものに分類され,前者を動詞 に相当する processと呼ぴ,後者を動詞以外のatemporalrelation (時間性 のない関係概念)と呼ぶ.
temporal relation (= process)とatemporalrelationの関係,また beの 働きを理解する為,次の様な例を考えてみよう.
4
カ a. This ball resembles an egg.b. This ball is like an egg
resembleとlikeはほぼ同ーの意味的指示内容を持つが,前者がtemporalで あるのに対し,後者がatemporalrelationであるという点において異なると 考えられる.下は,この2つを図示したものである 17
X RESEMBLE. Y X .LIK主 Y 図4
一 一 … ハ 冒 J ; ̲
balV 、egg baW'"、
egg1
"HK出 目VLU盟7一一一一一一忌
r
一一一一一ーー一ーー一‑ball一一一一ーー『ー~I 一仁美わ‑ 。
~I eg eg
~I
‑ ‑‑(淀わー ①
lDENTITY ‑言.‑‑一一一ー町一一一一一一一一ー一一一ーー一一一一一一一一
9
・
TIME TIME
‑
9・
時間性を有するprocessresemble はtimescale上で線で表わされるが,一方 時間性のないatemporalr巴lationlikeは1点で表わされる.この違い故に,
resembleとlikeは交換可能ではない.しかし ,likeにbeが付加されbelikeに なると,この動詞句はresembleと機能的に等価なものとなり,同じ図で表 わされる事となる.即ち beは時間性,特にImperfectiveAspectのprocess 性をatemporalrelationに付与するものと考える事ができる.さらにatem‑ poral relationがbeによってimperfectiveprocessとなる時には,図4a‑b の比較から理解されるように,そのatemporalrelationの表わす1点におけ る関係が無限且つ緊密に並んだかのようなものとして認識されると考えられ る 18
ところで,likeのような語は, atemporal relationの中でも,元来,静的 な 意 味 内 容 を 持 つ と い う 意 味 で , 特 に stativerelationと呼ばれる 19
atemporal relationにはこの他,本来, processとしての動的性質を持つ complex atemporal relationがある.別の言い方をすれば,動的性質を持つ 行為,動作はtemporalityを持つprocess(即ち動詞)として表わされる事
が多いが,atemporal relationとして表わされる事も可能なのである.例えば,
道路を渡る baseprocess (元となる行為)を想定した時,前者を finite clauseで用いられる動詞crossthe streetであるとすれば,後者は不定調匂 (to) cross the streetに相当する.図5はこの両者を概念的に表わしたものである.
図5(a) process
TIME 9
・
(b) complex atemporal relation
‑
TIME ー‑
つまり,同ーのbaseprocessを,一方ではaのようなtemporalrelation (=
process) ,他方ではbのようなatemporalrelationと,異なってとらえてい るわけであるが,このような認識法を各々 sequencescanning/ summary scanmngと呼んでいる.図5‑aのように,動詞句の表わす状況の内部構造 を順を追って認識するのがsequencescannmgであり,これがprocessを規 定する認識法である.一方, summary scannmgは図5‑bのように,その ような順序を考えず,あたかも絵や写真のように認識する方法で, complex atemporal relationを規定する 20
さて, Langacker,Remarks on English AStect"で提案された ‑tngの定 義は次のようなものであった.
ING focuses attention on a single, arbitrarily selected internal point
21
relative to a process.
即ち ,crossing the streetは図6の様に表わされる.
‑
TIME ーヨ
図6(a) (b)
TIME
しかし,図6のようにI点にのみ焦点を合わせるのであれば,walkingや runntngも同じものになってしまいかねない.つまり,部分は全体との関係 においてのみ,意味を持つのである.さらに,進行相が示す動的性質をも考 慮すると ,‑ingはcomplexatemporal relationのひとつと考え,進行相では,
図4で示したように,このcomplexatemporal relationがbeによって Im‑ perfectiveに,即ち均質に並んで、いるように認識されると考えるべきであろ
う.下が修正した進行相の定義,図7がその定義に基づき (be)crossing the streetを図示したものである.
‑tngは, base processの始点終点を除き, summary scanmngでとらえた complex atemporal relationである.
beは上で規定された‑ingに付加し, imperfective processとしての進行相 を構成する.
(a) crossing the street
図7 (b) be crossing the street
一 ぬ 関 問 問 ﹀ ぬ 問 問 問 立 ぬ 関 関
NU
‑
TIME ー‑ TIME
この,始点と終点を除くという規定は,進行相の動調句が,何らかの行為 が終結していない途上を表わすという基本的な指示内容から帰結されたもの であるが,同時に,‑ingがbeと結合しimperfectiveprocessとなるための 不可欠な事項とも考えられる.始点と終点のみを除くという事は,例えば cross the streetの場合,渡り始めた瞬間に無限に近い点から ,
i
度り終わる瞬間に無限に近い点までを含む,ある意味では果てのない広がりを指す事にな る.それ故,無限 (unbounded)であるImperfectiveAspectでとらえるに 適合するものとなるのである 22
また‑ingをcomplexatemporal relationとして上のように定義付ければ,
Imperfectiveであるはずの進行相が示した動的な性質の問題も,次のように 説明する事ができる.
始点終点という両端の点を除くという規定は,その2点が本来存在するは ずである事乱逆説的に規定する.つまり,始点終点が内在しないとされる statlve動調から,始点終点を除く事は,論理的矛盾なのである 23 それ故,
進行相にできるのは non‑stativeなAktionsartを持つ動詞に限られるので ある.こうして ‑ingがnon‑stativeな性質を本質的に含むcomplexatempo回 ral relationを作るとすれば, stative動詞が進行相で用いられると変化や一 過性という動的性質が暗示される事も,イηgが要求する事として容易に理解 する事ができょう.
では,進行相は究極的にいかなる意味でImperfectiveAspectと呼ぴ得る のであろうか.上に挙げた定義や図では,‑ingの表わすatemporalrelation が無限に均質に並んだものとしてそのImperfective性を表現した.しかし,
John was crossiηg t,ルstreetは, Johnが現実に道を横断しきる直前まで歩い た事を合意するわけではなく (一歩踏み出した途端,車にはねられても構わ ない),まして, crossmgの表わす状態が現実に永遠に続く事を意味するわ けでもない.進行相は ,cross the streetという動詞句によって想定される base processの,起点も終点も示唆されぬ,正に途上にある事を示すのみで ある. しかJし,John初'ascrossing the streetと言い得る限り,その各瞬間の状 況はσossingthe streetという complexatemporal relationが表わすものであ り続ける.この意味で進行相は均質的なのである.さらに,この関係は常に 等価であり,その始まりも終わりも全く特定しない.この意味で進行相は無 限なのである.そして,この特殊な意味での均質,無限性こそ,進行相の
Imperfective性が意味するものなのである.
v n Impe
斤e c t i v eParadox と SporadicR e p e t i t i o n .
では,以上の分析をもとに,これまで充分な説明を与えられてこなかった 進行相の意味現象2例について考察を試みる.
まず第1は, Imperfective Paradoxと呼ばれた現象に関してである.下 の例が示すように ,run等, activity verbと呼ばれるものは,進行相の文が 真であれば,単純形の文も真である(即ちその行為が完結する)事を含意す るが,run a mile等, accomplishment verbと呼ばれるタイプの動詞匂は,
そのような含意を持たない.
(l8) a. John was running."
?? b. Yes. But he didn't run after all."
(l9) a John was running a mile."
b. Yes. But he didn't run a mile after all. He was knocked over by a truck on the way."
従来この問題については,合意の成立しない闘のような accomplishment verbをめぐって議論されてきた 24 しかし,前章での分析によれば,進行 相が終結を合意しない事の方が定義的な必然であり,むしろ終結を含意する activity verbの方が特異と考えられる 25 そこで,ここではactivityverb の特性を考究し,この合意の生ずる理由を考えるe
runに代表される activityverbは,静的状態ではなく動作を表わす事から perfective processと考えられる.確かに runには手足の動作,時間に伴な う空間的移動を含み, stativeなAktionsartを持つものではない.また,動 作である以上,走り始め,走り終わりの時が存在すべき事も予測されるであ ろう.しかしrun自体は動的行為そのもののみを指し,時間や空間上の変化,
どこからどこまで走るのか等の事には関与しないものと考えられる.つまり,
現実の状況に照合されると変化や起点終点と結びっくが, activity verb自体 はむしろstative動詞に類比されるような均質,無限性を有すると考えられ る 26
このようにactivityverbに均質性を仮定すれば,例えばr聞について,
どんな小さな単位のrunの動作も全体のrunと同じ価値を持つと理解する事 ができる.実際にJohnが5km走ったと仮定する .John was runningはその 5km全体のrunの完結を意味しないし runnz智の表わすcomplexatempo‑ ral relationは「完結した5kmのrunJではない.しかし同時にこのcom‑
plex atemporal relationはひとつの「完結した runJという行為であると言 えるのである.これが,John was runningがJohnranを合意する理由なの で、ある.
第2は, sporadicrepetition"と呼ばれる進行相の一用法に関する現象で ある.単純形の動詞匂も進行相の動調匂も,always等の副詞の補助によって,
反復や習慣的行為を表わす事がある.しかし,進行相の時には単なる反復と いうだけではなく,下の例が示すように,‑単純形には見られなかった「軽い 非難」というニュアンスが付加的に暗示されるのである.
。
0) a. Sam, you always watch T.V., don't you?b. Sam, you are always watching T.V., aren't you?
(21) a. Old Lily always feeded the pigeons in the park. b. Old Lily was a:lways feeding the pigeons in the park. この事はこれまで進行相の意味的機能のひとつとしてしばしば指摘されて きた. しかし進行相をAspect現象と規定するならば,この「非難」という 意味は明らかに進行相の本質的特性とは別の次元に属すると考えられる 27 では,いかにして,この意味が生ずるのであろうか.
進行相と「非難
J
は実は直接結びっくものではない.この事は,進行相が「称賛」という全く逆の意味を醸し出す次の例から明らかである 28
(22) Old Lily was such a kind person. She was always feeding the pi‑ geons in the park.
。。ト同の例は,
r
非難J
や「称賛J
という意味が生ずるのは,その行為が好 ましいか否か等の言語外的要因が関与しているのであって,進行相自体は,その行為が何度も行われた事を示すにすぎない事を示唆してくれる.
では,なぜ、単純形ではなく進行相でのみ,特殊な意味が生ずるのか.ここ に, Aspect現象としての進行相の本質的特性が関与していると考えられる.
watch T V.ゃfeedthe pigeonsのような perfectiveprocessの単純形は,完 結したひとつの出来事として各processを提示するにすぎず,always等の副 詞が付いても,それが何度も起こっては終わった行為であると表わすのみで ある.しかし,進行相は,‑zngの表わすatemporalrelationがbeの働きによっ てImperfectiveにとらえられている一即ち,均質に果てしなく並んで、いる かのようにとらえられているのである.もちろん何らかの行為である限り,
その行為自体が現実に絶え間なく無限に続いているわけはなく,起こったり 終わったりが繰り返されたにすぎない事は言うまでもない.つまり進行相は Imperfective性故に,そのような行為をあたかも間断なく果てしなく繰り返 されたかのように認識させるための,一種の比験的誇張表現と言う事ができ る.そしてこの誇張はその行為がいかに何度も繰り返されたかをあまりに強 調するので,好ましくない行為の際には「非難
J
という意味を生ずる事にな る. sporadicrepetition"の「非難j というニュアンスの裏には「誇張J
, そしてその裏には進行相のImperfective性,即ち均質,無限という特性が 隠れていると考える事ができるのである.咽 結 論
現在のAspect理論において,進行相はImperfectiveAspectを文法的に 作り出す方策と規定されているものの,進行相にはそれだけでは説明できな
い 複 雑 な 特 性 が あ る 事 も 指 摘 さ れ , 論 議 が 繰 り 返 さ れ て き た . 本 稿 で は Cognitive Grammarの枠組みに従い,進行相を beと‑ingの2つの要素に分 け,各々を下のように定義し,進行相の意味的特性をめぐる問題の分析を通
してその妥当性を検証した.
.mgは, base processの始点終点を除き, summary scanlllngでとらえた complex atemporal relationである.
be は,上で規定された‑ingに付加し, imperfective processとしての進行 相を構成する.
ここで提案した方法は,進行相の特殊なImperfective性を厳密に分析し,
その複雑な意味的特性を新しい角度から解明する事を可能にするものであっ た.Aspectとは,本来,言語と認知の接点に特に深く関わる問題である.
それ故,本稿で示したように, Cognitive Grammarの分析法は, Aspect現 象を解くのに極めて有意義な鍵を与えるアプローチと言えるであろう.
注
1 Cognitive Grammarの基本概念については, Ronald W. L組 gackεr,Fiωndations of Cognitive G切mmar(Stanford; Stanford University Press, 1987), ま た 特 に Aspect分析については RonaldW. Langacker,Remarks on English Aspect,"
Tense‑Aspect, ed. Paul ]. Hopper (Amsterdam: John Benjamin, 1982), pp. 265‑304 を参照.
2
r
新英語学辞典.1 (東京:研究社, 1982), p. 96.なお, Aspectはスラヴ語の文法 用語 vidの訳で,原義は lookedat"である.3 今なおF.R. Palmerのように,英語文法の中にAspectという概念を認めない言 語学者もいる.また,従来の英語Aspect論はVend¥erの論じた分類(又はその改 訂版)に基づくものが主流を占めていたが,この分類はstate/activity/ accom‑ plishment/ achievementの4つに動詞勾をわける,まさにAktionsart分類であっ た.この事は従来のAspectとAktionsartの混同を端的に表わしている.Zeno Vendler, Linguistics in Philosophy (Ithaca, N. Y: Cornell Uuiversity Press, 1967)参 日召
4 Max Deutschbein, GrammatikゐrEnglischen ,Sρrache (Heidelberg: Quelle Meyer, 1953) p. 115; Carl Bache, Verbal Aspect (Odense: Odense University Press, 1985); Werner S丘urer,A Formal Semantics of Tense, Aspect, and Aktionsarten," (Re‑
produced by the Indiana University Linguistics Club) (1984)等参照.またCar‑ lota S. Smithは, AspectとAktionsartの対立を, viewpoint aspect! situation aspectという用語で区別している. Carlota S. Smith,A Theory of Aspectual Choice," LangtωIge,LIX (1983), 479‑501参照.
5 Bernard Comri巴,A学ect(Cambridge: Cambridge University Press, 1976), p. 3 6 lbid. p. 4なお, Perfective! lmperfectiveの二分法は, Perfect! Imperfectのそ れとは全く異なる事に注意.後者は行為の完了,未完了を表わすもので,むしろ Tenseと深く関わる概念である.
7 Perfective Aspectと考えられるものには,ロシア語の完了体,ラテン語の完了 過去,フランス語の単純過去,複合過去が,またImperfectiveAspectには,同,
不完了体,未完了過去,半過去が考えられる.
8 例えばcountnounの石は1つ2っと数えられるが, mass nounの水は,そのよ うな区切りを持たず,器がなければ石のように外からとらえる事ができない.Im‑ perfective Aspectとmassnounの類比については, Ronald W. Langacker,Re marks on English Aspect"等の他, Salikoko Mufwene,Stativity and the Prog ressive, (Reproduced by Indiana University Linguistics Club)(1984)や, Alexan der P. D. Mourelatos,Events, Processes, and States," Linguistics and Philosψhy
I
l (1987),415‑434にも論及が見られる.
9 つまり,客観的状況そのものは,原理的にはPerfectiveにも Imperfectiveにも とらえる事は可能であり,話者がそれを決定すると考えているわけでLあるが, Sali‑ koko Mufweneのように, scale of stativityという概念を導入し, Aspect選択に関 わる客観的状況の様相を,分類するのではなく連続休として柔軟にとらえる者もあ る.Carlota S. Smith,A Theory of Aspectual Choice"; Larry D. King,The Semantics of Tense,Orientation,and Aspect inEnglish," Lingtω,LIX (1983), 101‑
154; Salikoko Mufwene,Stativity and the Progressive"等参照.
10 またstativeとも定義されるが,これは既述の通り Aktionsartとの混同によるも ので, Imperfectiveと言い換えられよう.定義の検証については FrankVlach,
The Semantics of the Progressive," S)砂~taxand Semantics 14 ;,Tense and Aspect, eds. P. ]. T edeschi and A. Zaenen (N巴wYork: Academic Press, 1981) pp. 271‑
292での様々なテスト等がある.また歴史的視点から論じたものもある.
11 Cognitiv巴Grammarにおいても,この問題については,この理由で説明されてい る.Ronald. W. Langacker,Remarks on English Aspect," p. 295参照.
12 Ronald W. Langacker, Foundations 01 Cognitive Grammar, p. 261 13 Ronald W. Langacker,Remarks 0且EnglishAspect," p. 272, 280
14 例文同及ぴ図2は,確かにAktionsartを直接反映しているが,これは動詞匂が単
純形であるためと考えられる.
15 Ronald W. Langacker,Remarks on English Aspect"では, atemporal relation ではなく stat1veという語が用いられているが,現在の枠組みでは前者のように用 語修正が行なわれている.
16 Ronald W. Langacker, Foundations of Cognitive Grammar, p. 249 17 Ronald W. Langacker,Remarks on English Aspect," p. 272.
18 atemporal relationが1点の関係しか表わさないため beと結合してimperfec tt ve processとなるのが一番自然であるが,そのような状態に「なるj という変化 を表わすperfective processになる事も ,get darkなどの例が示すように,可能であ る.
19 注意すべきは,このstat1veという語はCognitiveGrammar独特のものであって,
一般的に,静的状態という Aktionsart,又はImperfectiveと同義で用いられている ものとは区別する必要がある.
20 詳細については, Ronald W. Langacker, Foundations of Cognitive Grammar, pp 147‑274参照.
21 Ronald W. Langacker,Remarks on English Aspect," p. 281
22 この事は,逆に,be動詞と結合して進行相を作るという ‑ing以外の‑ing,即ち動 名詞,分詞構文や形容詞として働く明gが,起点終点を含むcomplexatemporal relationと理解しうる事を示唆している.
23 この論法はCarlotaS. Smith,The Theory of Aspectual Choice," p. 490より.
24 この現象自体はZenoVendlerが指摘していたが, imperfectiveparadox"と名 付け,分析を試みたのはDavidR. Dowtyである.以降,この問題は,形式意味論,
特に可能世界意味論や状況意味論で論議され,進行相の定義に関わる問題として取 り上げられてきた. David R. Dowty,Toward a Semantic Analysis of Verb Aspect and the English Imperfective' Progressive," Linguistics and Philosophy 1 (1977), 45‑77; David R. Dowty, Word Meaning and Montague Grammar (Dor‑ drecht; Reidel, 1979),また,状況意味論からのアプローチについては, Erhard Hinrichs,The Semantics of the English Progressive," Papers from the 19th Re四
gio即 1Meetiπ:g of Chicago Linguistics Society (1983), 171‑182; Alice ter Meulen, Progressives without Possibl巴Worlds,"Pa戸,ersfrom the 21st Regional Meetiπ:gof Chicago Linguistics Society (1985), 408‑423.参照.
25 Dowtyのimperfectiveparadox分析を批判したR.Declerckは,進行相になると 同特に,その動詞はもはやPerfectiveのachievement動詞ではなく Imperfective になっているのだから, p丘radoxでも何でもないと述べている.Renaat Declerck,
On the Progressive and the Imperfective Paradoxγ, Linguistics and Philosophy III
(1979), 267‑272.
26 Vendlerもactivity動詞の特性を homog巴neous"ととらえる.Carlota S. Smith は naturalend‑point"を持つ動詞と arbitraryend‑point"を持つ動詞に分けてい る.
27 Frank R. Palmer, The English Verb (London: Longman, 1974) pp. 69‑70参照.
Salikoko Mufweneも同様の例を挙げて, und巴sired"という意味を,進行相の「一 過性j等の意味と同列に論じている.
28 (21)(22)の例は, L. D. King,The Semantics of Tense, Orientation, and Aspect in English," p. 130より Kingはこの「非難