• 検索結果がありません。

ファイル(説明) 博士論文全文

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "ファイル(説明) 博士論文全文"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

麹の醸造外利用に関る研究 : 特に機能性飼料およ び機能性食品としての利用

著者 日置 久美子

ファイル(説明) 博士論文全文

博士論文要旨(English) 博士論文要旨(日本語) 最終試験結果の要旨 論文審査の要旨

別言語のタイトル Study on the extra‑brewing use of koji:

Utilization as functional feed and food 学位授与番号 17701甲連研第840号

URL http://hdl.handle.net/10232/25438

(2)

(学位第3号様式)

学 位 論 文 要 旨

氏 名

日置 久美子

題 目

麹の醸造外利用に関する研究

―特に機能性飼料および機能性食品としての利用―

(Study on the extra-brewing use of koji -Utilization as functional feed and food-)

本研究は,これまで醸造以外の目的ではほとんど利用されることのなかった麹,特に黒麹を醸 造以外の目的で利用することを企図したものである.

本研究の主要な内容は,①ブロイラーの生産性ならびに腸内細菌叢に対する黒麹の影響,②肥 育豚の生産性に対する黒麹および黒麹リキッド(黒麹LF)の効果,③サプリメントとしての黒麹の 可能性追求の三部に分けられる.

最初に①として,黒麹と乳酸菌との混合液体培養法について検討した後,この方法を用いて調 製した黒麹・乳酸菌飼料をブロイラーに与え,生産性に対する効果を調べ,次いで,黒麹・乳酸 菌飼料が腸管内容物中の生菌数および有機酸濃度に及ぼす影響について調べた.その結果,黒 麹・乳酸菌飼料給与によりブロイラーの増体量は 16%改善され(p=0.064),盲腸内容物中の乳酸 菌数は有意に増加した.また,盲腸内容物中のクエン酸,乳酸,酢酸およびプロピオン酸濃度は 黒麹・乳酸菌飼料給与により有意に上昇し,酪酸濃度は,上昇する傾向にあった(p=0.079).総 有機酸濃度は,黒麹・乳酸菌飼料区で有意に上昇した.以上のことから,黒麹・乳酸菌飼料はブ ロイラーの生産性を向上させ,消化管内容物中の菌叢を変え,短鎖脂肪酸をはじめとする有機酸 濃度を高めることが示された.

次いで②として,黒麹 LF(食品残さを黒麹で発酵させた液体飼料)の調製法について検討した 後,黒麹および黒麹LF給与が肥育豚の生産性に与える影響を調べた.その結果,黒麹給与によ り肥育豚の増体量は改善する傾向を示し,飼料要求率は有意に低下した.また,給与飼料の

20%(乾物として)を LF で代替して給与したところ,配合飼料に比べ LF 区で増体量は有意に改

善されFCRは有意に低下した.さらに配合飼料の20%を黒麹と乳酸菌(L. casei)を用いて調製し たLF で代替して与えたところ,増体量およびFCR が顕著に改善された.以上のことから,黒 麹給与により肥育豚の生産性が向上することならびに黒麹を用いて調製したLFは極めて高い増 体効果を示すことが分かった.

最後に③として,麹(河内菌)のサプリメントとしての可能性を探る目的で黒麹および緑茶を白 麹(河内菌)で発酵させた緑茶麹がラットの脂質代謝に及ぼす影響について調べた.その結果,血 液性状,血中脂質濃度,肝臓脂質濃度,糞脂質排泄量および胆汁酸排泄量に区間で差はなかった が,肝臓におけるACCの遺伝子発現量は対照区に比べ緑茶区及び緑茶麹区で低下する傾向にあ り(それぞれp=0.091,0.071),黒麹区で有意に低下した.緑茶麹区において,盲腸内容物中の酪 酸濃度は対照区および緑茶区に比べ有意に上昇し,総有機酸濃度は対照区に比べ上昇する傾向に あった(p=0.089).このことは,黒麹は病態が生じる前の早い段階から肝臓での脂肪酸合成を抑 制すること,ならびに,緑茶を麹菌で発酵させることにより,腸内環境改善効果のある機能性の 高いサプリメント開発が可能となることを示唆している.

以上の知見は,これまで醸造以外の目的ではほとんど使用されることのなかった麹,特に黒麹 が飼料およびヒトの健康増進を目的としたサプリメントとして有効に利用できることを示して いる.

参照

関連したドキュメント

網膜電図(ERG : electroretinogram)は、多くの動物で光刺激に対する視覚応答の特性を明

)草地において 牛区と山羊区を設け,採食行動を比較した。ギシギシの植物現存量は放牧 16

プロセスにおける重要な反応である。この反応はアンモニア酸化微生物(アンモニア酸

産乳 量、 乳蛋 白質 率で はピ ート パルプが優ったことから、ピートパルプが良好 な粗 飼料 とし ての 特性 を有 する ことを認めた。また、泌乳牛に対する給与濃厚 飼料 中の 50%

denticulata (De Haan, 1844)と生 活史の特徴を比較した。シナヌマエビが最も多く確認された 1 地点において、毎月 1 回の定量 採集を

動物は C57BL/c 系雄性マウス (6 週齢) を使用し, Control 群, CDHF 群, NASH 群, 28 投与群に分けた (Figure 1.4) 。 Control

   第 2 章 で は 、 ポ リ リ ン酸 のrpoS 遺 伝子 転写 制御 につい て観 察し た。 大腸 菌に お い て ポ リ リ ン 酸 合 成酵素 をコ ード する 遺伝 子(ppk) を 欠損 した 株は

4.総合考察 ~ 一般的敷料資材との比較検討と分離固分敷料の利用技術確立 ~ 分離直後固分の大腸菌数は 10 1 ~10 4