エージング処理を施した一般廃棄物焼却主灰の地盤材料特性
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(2) III‑068. 土木学会西部支部研究発表会 (2015.3). 100kPa, 150kPa、せん断速度は 0.3mm/min とした。. 焼却主灰a-Age0. 焼却主灰a-Age90. 焼却主灰a-Age30. 3.地盤材料特性. 焼却主灰b. 1.7 乾燥密度-含水比. 図-3 に修正 CBR 試験結果、表. 乾燥密度ρ d (g/cm3). 3.1 路盤材としての適用性. -4 に修正 CBR 値を示す。焼却主灰の 95%修正 CBR 値はエ ージング日数に関わらず、いずれも 80%以上であり日本道 路協会で規定されている上層路盤の品質基準を満足してい. 乾燥密度-CBR値. 1.6 1.5 1.4 1.3. る 3)。今回 90 日までの焼却主灰においてエージング日数の 1.2. 違いは修正 CBR 特性に影響を及ぼさず、上・下層路盤材と. 0. 10. して十分に有効利用可能な強度を有する材料であることが. 20 含水比(%). 図-3. 30. 40. 50. 表-4 試料. 100, 150kPa における定圧一面せん断試験結果を示す。焼却主灰のせん断特 性は、いずれの載荷圧力においてもエージング日数によらず、せん断応力. -6. 200. -4. -4. 200. -4. 100. -2. 100. -2. 100. -2. 0 2 ●. Dc=95%. 断変位は載荷圧 力増加に伴って. 焼却主灰a. 0. 5. 大きくなってい. Age0 ▲ Age30 ■ Age90. 10 15 20 せん断変位 (mm). 0. 0 2 ●. Dc=95%. 4. 焼却主灰a. 6 25. 0. 5. 10 15 20 せん断変位 (mm). 図-4. れる。一方、体積変化はいずれの載荷圧力にお. Dc=95% 焼却主灰a. 6 25. 0. 5. 10 15 20 せん断変位 (mm). 4 6 25. (c) 150kPa. 150. Age0 Age30 Age90. 100 まさ土 c = 22.7kPa. 50. いてもエージング日数によらず、正のダイレタ ンシーを示している。しかし載荷圧力の増加に. Age0 ▲ Age30 ■ Age90. 80 焼却主灰a. 粘着力c (kPa). 子同士が固結化したことによるものだと考えら. 0. 伴って収縮傾向に移行していることがわかる。. 90 95 締固め度Dc(%). 焼却主灰a. 60. 40. まさ土 φ = 46.7°. 20. 0. Age0 Age30 Age90. 90 95 締固め度Dc(%). (a)粘着力 (b)せん断抵抗角 図-5 一面せん断より得られた強度定数. これは、載荷圧力の増加に伴って灰粒子の破砕 4). 2 ●. 4. 200. と共にピーク強度が増加している。これはエー ジングに伴って焼却主灰の自硬性が生じ、灰粒. 0. 定圧一面せん断試験結果(D c=95%). また、σ v= 50, 100kPa ではエージング日数の経過. が生じていることが原因. 0. (b) 100kPa. (a) 50kPa. ることもわかる。. Age0 ▲ Age30 ■ Age90. せん断抵抗角φ (°). せん断応力τ (kPa). 0. せん断応力τ (kPa). 300. 200. せん断応力τ (kPa). -6. 垂直変位⊿H (mm). を示す際のせん. 300. 垂直変位⊿H (mm). このピーク強度. -6. 300. 垂直変位⊿H (mm). が分かる。また、. 修正 CBR 値. 修正CBR値 締固め度90% 締固め度95% 焼却主灰a-Age0 69 93 焼却主灰a-Age30 63 90 焼却主灰a-Age90 55 84 焼却主灰b 62 118. 3.2 土工材料としての適用性 図-4(a)~(c)に Dc =95%の各載荷圧力 σ v=50,. 強度を示すこと. 200. 修正 CBR 試験結果. 示された。. は明確なピーク. 100 150 CBR(%). と考えられる。図-5(a)、(b)に強度定数を示す。エージング日数によらず締固め. 度増加に伴い、せん断抵抗角及び粘着力は増加する結果となった。そのため締固めることで強度増加が望め、 一般的な土質材料であるまさ土と比較してもそれ以上の強度定数を示すことが明らかとなった。今回のせん 断試験の結果、強度定数からみるとエージング処理焼却主灰はエージング日数の影響を受けず、十分な強度 特性を有しており、土工材料として有効利用できることが示唆された。しかしながら、著者 ら. 5). の先行研究. により焼却主灰の材料特性は、発生時期・地域の影響、粒子破砕、自硬性の影響を受けることが知られてい る。そのため、今後エージング処理の日数の経過に伴う焼却主灰におけるデータの蓄積が必要不可欠である。 4.まとめ. 1)エージング処理焼却主灰は、上・下層路盤材として有効利用ができることが示唆された。2)エ. ージング処理焼却主灰は、エージング日数の経過がせん断特性に影響を及ぼす。また、締固めることで土工 材料として十分な強度定数が望むことができ、有効利用の可能性が示された。 【参考文献】1)都市ごみ処理における焼却処理と埋立処分のインターフェイス(それぞれの役割)を考える, 第 14 回廃棄 物学会研究発表会, 小集会発表資料, 2003. 2)盛岡ら:「エージングによる一般廃棄物焼却灰の無害化」 ,鳥取県衛生環境 研究所報,第 53 号, pp10-14, 2012 3)地盤工学会:地盤材料試験の方法と解説,p402,2009 4)大寺ら:一般廃棄物焼却灰の 粒子形状と生成過程に関する-考察, 環境工学研究論文集, 第 40 巻, pp.473-479, 2003. 5)隈本ら:解砕処理焼却灰の地盤材 料としての適用性の検討, 平成 24 年度土木学会西部支部研究発表会, pp453-454, 2010.. ‑388‑.
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