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看護学生のB型肝炎感染予防対策に関する調査報告

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Academic year: 2021

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平成10年1月15日 第45巻 日本公衛誌 第1号 67

看護学生のB型肝炎感染予防対策に関する調査報告

森下

路子

蒲池

千草

今村

桃子

松鵜

甲枝

目的 看護教育機関における,看護学生に対するB型肝炎感染予防対策の実施状況を知る。 方法 全国の大学,短期大学,3年課程の専門学校488校を対象に質問票による調査を実施した。回答を得 た268校(回収率55%)について集計した。 結果 1. B型肝炎対策として抗原・抗体検査を実施している学校の割合は,各々80%,70%であった。ワ クチン接種を実施している学校は29%であった。  2. ワクチン接種を実施していない学校のうち,今後実施する予定がある学校は4%であった。  3. ワクチン接種を実施しない主要な理由は,「費用が高い」(48%),「学生の感染の危険が少ない」 (34%),「学生自身で予防できる」(31%)であった。  4. 感染予防に対する学生へのオリエンテーションは,約80%の学校が,実習前に学内で実施し,か つ実習中に病院で実施していた。  5. 感染予防対策マニュアルの有無に関しては,「あり」35%,「なし」52%であり,「その他」に実 習病院のマニュアルを代用をしているとの回答があった。マニュアルがない学校の19%は,今後作成を 予定していた。  6. 実習中,感染の危険が生じたときに教員等への報告を指示している学校の割合は,「針さし事故」 では88∼89%,「手指に傷がある場合の血液接触」では57∼87%,「手指に傷あり」については33%であ った。 結論 抗原・抗体検査やオリエンテーションは高率に実施されているが,ワクチン接種,マニュアル作成, 感染の危険時の報告システムの整備などは十分ではなかった。今後,感染予防に関するより積極的な取 り組みが望まれる。 Key words : 看護学生,B型肝炎,抗原,抗体,ワクチン,予防

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