理学療法学 第
21
巻 第2
号115
〜
119頁 (1994 年)第
2
分
科会
・骨
・関節疾 患
変形性膝 関節症
に
対
す
る
徒 手療法
*一
特
に関節可動域
の改 善
につ い て一
小
林
紘
二 * * は じ め に 変 形 性 膝 関 節 症 症 例の膝 関 節 可 動 域 制 限に対しての 理 学 療 法は種々存 在 する。
しか し その 制限因了と して膝 周 辺 筋の筋 硬 結 と呼 ば れる筋異 常部位に着眼し,
こ の部位 に対し手指を 用い て圧迫,
摩擦する徒手療 法 (Myoth −
erapy )の有効 性にっい て はあ まり知 られて い ない。
今 回その治療 法を紹 介し,
その治 療 効 果にっ い て,
若 十の 医学 的解釈を加えて み た。
1 . 変
形性 膝 関節
症の膝 関節
可 動 域 制 限につ い て 変 形 性 膝 関 節 症 (膝の OA ;以 下OA
と略す)の 膝関 節 可 動 域 制 限の因子と して, 膝 関節の骨関節面の変形 や 関 節 列 隙の狭小 化,
関節包や靱帯,
腱 組 織の短 縮や癒 着,
筋の短縮やスパ ズム,
損傷 半月板や 水 腫など が一
般 的に 述べ ら れて いる が,
こ の中で も筋の短縮やス パ ズムが最 も大 きな因 子ではないか と考 えて いる。 その根拠は外側 及 び内 側 広 筋,
中 間 広 筋,
ハ ムス ト リングス,
腓腹筋内 側 及 び外 側 頭 部な ど に存 在 する筋硬結 (図1
)と呼ば れ る短 縮 線 維 束に対 する徒手療 法 (Myotherapy
)の施行 が,
その可 動 域の改善に特に有効で あ る とい う臨 床 結 果 に基づ く ものである。2 .
筋硬結につ い て の文 献 的考察
と 臨床 的 所 見 四肢体 幹筋の筋 硬 結につ い ては,
1843 年の ドイッの*
ManualTreatment to Improve the Rarlge for the Knee
Joint
with Osしeoarthrosis”
名 古 屋 大 学 医療技術短期大学部
Kohji Kobayashi
,
RPT :Nagoya University College ofMedical Technology キ
ー
ワー
ド:筋硬 結,
浮 腫,
神 経 性 炎 症Froriepie
) 以 来 最 近の ア メ リ カのTravel137
)38)らに至る ま で の数多くの 文 献が存 在する。 それ らに よ ると臨 床 的 所 見 と して の筋 硬 結とは触 察する と硬 く,
種々 の大 き さで存 在する結節 様の ものや種々 の太さの弦状34)37)38) の もの等の形態を示し,
そ の圧 迫に より圧 痛と圧 迫部 位 以外の 遠 隔 部 に 痛 みが 山 現 す る。 い わ ゆ る関 連 痛27)28>37)38)を発 現さ せ るもので, 臨床に見る身 体 各 部の 疼 痛 症 候 群に,
最 も重 要 な関わ り を もっ 因 子と考え ら れ て い る。 病 理 組 織 学 的 な所見と して は,
筋線 維の萎 縮,
横 紋の 消失, 脂肪の浸 潤, 核の異 常 増 殖11),
ミ トコ ン ド リァ の 変 性,
グ リコ
ー
ゲンの沈 着,
酸素欠乏9), moss−
eaten 線 維, ragged−
red 線 維25)など 種々 の 見 解が述べ ら れて い る が,
これらの研 究者の間で統一
さ れ た見 解の形 成に は至っ てい ない。 しか し最 近 (1990 年)Awad2
)が筋 痛 症候 群に み られ る筋組 織の病理 的 変 化にっ いて,
硬結 局 所の 浮 腫,
プロ テオ グ リカ ンの増 加, 酸素欠乏,
核と肥 満細胞の増 加な どの一
応の合 意 所 見 をまとめて いる。 我々 の臨 床におい て,
触 察 上の その異 常感覚と して は,
圧迫に対す る強い収 縮 抵 抗 と共に その表 面が ザラザラあ るいはヌル ヌル してい るものや, 中に水を含ん だゴム風 せん の よ うに コ ロ ン コ ロ ン し た もの,
木 材の ように カ チ カ チ に固い ものな ど様々 で あ る。 これ らの異 常 感 覚の 種々の違い は,
臨床観察と文 献 的 考 察か ら“
芯”
24)Sl)33),
“ 浮 腫”
D3)9)12),
“
筋スパ ズム”8)9)16)23)の 3 種の混 在 状 況 の違いに よ る もので は ないか と推 測 して い る。
芯 とは, 無 生物反 応状態の カチ カ チ の硬い もの で中心に存 在 し,
その ま わ り を水を多 く伴っ た,
いわゆ る浮 腫 状の収 縮線 維 群がとり巻 き,
さ らに そ の周 囲 を 筋ス パ ズム とい う筋 収 縮 状 態に あ る線維 束が とり卷い て,一
っの筋 硬 結といJapanese Physical Therapy Association
NII-Electronic Library Service Japanese Physioal Therapy Assooiation
116
理 学 療 法 学 第21
巻 第2
号 外側 広筋 内 側 広筋 鵞 足 部 半 腱 及び 半 膜様筋 腓腹筋 内側 大 腿二頭 筋 腓 腹 筋 外 側 頭 図1 変形性膝 関節症症例によくみ られる 膝周辺の筋硬結 (黒塗 りで示す) う異常部位を 構 成 して いるの で は ないか と考えて いる。3 .筋
硬結の発 現 する種々 の症候
筋 硬 結と呼ば れ る筋の異常 部位は臨床上,
疼 痛 (運 動 痛及び自発痛),
関 節 可 動 域 制 限27)zz>,
筋力 低 ド32 ),
固 有感覚 障害29)37),
筋 硬 結の関 連 領域の血 管収縮や免疫機 能低下5)6)15)3e) , な ど諸々 の症 候を発 現さ せ る。 こ の中で関節口働 域 制 限 と疼 痛の両 症 候は密 接に結び っ い てお り,
特に運動痛は関節可 動域制限 を発 現 させ,
更に それ を助 長さ せてゆ く もの と し て重 要である。
筋 硬 結より生 じる運 動痛に は伸張痛, 収縮痛,
短 縮 痛,
圧 痛 の 4つ がある。 筋 硬 結を含む筋 (以後,
これ を硬 結 筋と 呼ぶ) を他 動 的 あるい は自動 的に仲張し た時に生 じる痛 み が伸 張 痛であ り,
又,
硬 結 筋をっ よ く収縮させ た時に 生 ず る痛み が収 縮 痛でこれ らは臨 床 的にみて容 易に解釈 さ れ う る。一
方,
短 縮 痛とは他 動 的操 作に てあ る筋をそ の 起始と停 止 部が近づく方 向に,
つ まりその 筋が緩む と 思わ れ る短 縮 域に動 か しているに もか かわらず, その筋 がっ よ く収縮16)28)して発 現 する痛み であ る。 膝において は他動 的膝屈曲時に生 ずる膝 窩 部 周 辺の痛み や, 他動的 伸展時の膝 蓋 骨 周 辺の痛みが,
こ の短縮 痛で あ ること が 多い。 前者はハ ム ス トリングスの末 梢部や ド腿三頭 筋の 中枢 側に存 在 する筋 硬 結に より生 ずるもの (図 2−
A ) であり,
後 者は内 側 広 筋 や外 側 広 筋,
中間広筋な どの遠 位 部にあ る筋 硬 結に よ る もの(図2
−
B )で あ る。 教科 書 的な 運動学の観 点 か らは,
これらの痛み は筋 原 性疼痛 と は考えに くいた め短縮痛の理解は臨床に当た っ て特に 重 要である と思 わ れ る。 圧痛は正 座 時の 膝 窩 部の痛 みで,
膝 後 面 筋の筋 硬 結 部が,
大 腿骨と下腿胃卩
の問で圧 迫 を 受 け る ため の痛みで ある。 仲張痛や短縮痛な どの 運 動 痛は,
発現す る と同時に一
時 的な関 節 可 動 域 制 限を も た らすが,
長 期 問に わ たっ て存続すると, そ の硬 結 筋全体の伸 縮 範 囲が実 質 的に低 ドし た,
いわ ゆ る筋 短 縮 状 態が定 着し,
一
過 性の治 療で は容易には改善さ れ ない筋 原 性の関 節 可 動域制限に進行するもの と考え られる。
4 .徒手
療 法 (Myotherapy
)の 関節 可 動域改
善
効果
につ いての根 拠 我々 の臨 床 経 験か ら,
疼 痛や関節 可動 域 制限 などの症 候の発 現に関 わる筋 硬 結 群を,
手指で もっ て圧 迫,
摩 擦 する徒 手 療 法 (Myotherapy )が その症 候の改善に最も 効 果 的で ある。
文 献 的に も多くの治療 者が筋硬結の治 療 法 と してマ ッ サー
ジ1)4)王4)19)24)28)32)35)36)の 有効 性を強調 して い る。
治 療 手 技に対 する名 称は と も か く と して, 正 確に筋 硬 結部位に機 械 的 刺 激を加え るこれ らの 治療 法が特に有 効 N工 工一
Eleotronio Library変 形性膝 関節症に対する徒手療法
117
図2−A
短縮痛の例l
Hamstringsの末 梢 部や一
ド腿 三頭 筋の中枢 側に筋 硬 結が あ る時,
図のよ う な他動 的膝屈 曲 に て膝 窩部周 辺に痛み が発現 する.
膝 前 面痛 (+) 図2−
B 短 縮 痛の例2 大腿四頭筋 (内側及び外側広筋 中間広筋な ど)の遠隔部に筋 硬結が あ る と,
図のよ うに他動 的に膝を伸展してゆ くと,
ある 角度で痛み が発 現 する.
同 時に関 節可 動 域が制 隈 されるが,
痛 みの部位は筋硬結の存在 する膝蓋骨周辺である.
であ る根 拠と して1
)筋スパ ズムの抑制,
2) 浮 腫の軽 減 除 去, 3
) 神経性炎 症21)22)な ど が考え られ る。 1) 筋ス パ ズム の抑制 体 表から筋を圧 迫, 摩擦す ると い う徒 手 刺 激は,
触 覚 や圧 覚な どの皮膚の感覚受 容 器 を始め,
筋紡錐や腱器官 及び筋 肉 内にあ る その他の種々 の感 覚 受 容 滞を興 奮さ せ,
そ れ らか らの求心性入力は中枢 神 経 機 構 を介して反射 的 に硬 結 筋 及び その周辺筋の緊張 を抑 制 するもの と考え ら れる。
2) 浮 腫の軽減, 除去前 述の如く筋硬結と は芯と浮腫と筋ス パ ズムの混在し たもの と考え ら れ る た め
,
徒手によ る圧 迫 刺 激が効 力を 及ぼす 対 象と して, 浮腫が重 要である。 っ ま り手 指に よ る圧 迫は,
筋 硬 結の浮 腫の部分を静脈 系, リン パ 系に機 械的に押 し流 すこと が推 測さ れ るe 従っ て浮 腫が消失あ るい は減 少す れ ば,
硬結 部の内圧が低 ドする。 又 浮 腫の 部 分に存 在し た種々の化学 的物 質も脈 管 系に移 行す る と 考え れ ば,
筋硬結部に存 在 する,
圧や化 学 物質に反応す る感 覚 神経の興 奮 は消 失 する か,
極度に減少す るこ とに な る。
こ の感 覚神経が痛みに関与してい るもの で あれ ば 筋 硬 結 部の運 動 痛 は消 失 する か軽 減 すること にな り, 筋 ス パ ズムの抑制効果と共に治療 直後の 関節 可 動 域の改 善 を説 明 する根 拠と考え ら れ る。 3) 神 経 性 炎 症 治 療 直 後に関節可動域制限が一
過性に改善される減 少 は,
筋スパ ズム の抑 制や浮腫の除去で説 明した。
しか し 徒 手 療 法 (Myotherapy
)を一
定の 日数 間隔を 置い て数 回ない し十 数 回続 けることにより,
徐々に正常可動域に 近づい てゆ く現 象にっ い て は別の説明を加え る必要があ る。 神 経 性 炎 症とはある種の感 覚 神 経の末端の 受 容 器 (ポ リモー
ダル受 容 器21)22)を刺 激 することによ り, 受容器の 末端か らサ ブス タ ン ス P や カル シ トニ ン遺 伝子 関連ペ プ タ イ ドなどの化 学 物 質を分 泌して, 血管を拡張さ せ る 等の反 応を引き起こすこと を言う (図3)。 筋 硬 結の芯の中で可 逆注を持っ た部分が,
治療の経 過 と共に正 常 組 織に戻ることによ り,
筋硬結が全体的に小 小静 脈 血管 拡 張 小静脈 1血管透過性 亢進 肥満 細 胞 ヒスタ ミン放 出 マ クロ ファー
ジ 食 作 用 好 中球 走化性 T リン パ球 増 殖 線維芽細 胞 増殖 内臓 平 滑 筋 活 動 調 節図3
神経 性 炎 症21)22) 剌 激 を 受 けた ポ リモ
ー
ダル受容器は サ ブス タン スP やカル シ ト = ン遺伝子関連ペ プタイ ドな どの神経ペ プ チ ドを放 出 する.
そ れ ら は血管の拡張や,
好 中球の走 化 性の促 進,
マ クロ フ ァー
ジ の食 作 用を増すな どの炎症 反 応 を惹 起 する.
Japanese Physical Therapy Association
NII-Electronic Library Service Japanese Physioal Therapy Assooiation
118 理学療法 学 第 21巻 第2号 さ く な ると考え る と
,
徒 手 刺 激に よっ て発現 する神 経 性 炎症による もの で ある可能 性も あ る。 つ ま り,
徒 手 刺 激 によっ て硬結部に分 布 する ポ リモー
ダル受容器を刺激し,
生体の防 御 機 構で ある炎 症 (神経 性炎症)をその部 位に 起こすこ と が考えられる。
発 現し た炎 症の治癒 結果と し て硬 結 部 も正常組織に よ り近 く改 善さ れ,
硬 結 筋全体の 伸 縮 性が改善さ れ る と推測 している。 硬 結 筋の伸縮性の 改 善は関 節 可 動 域の改善にっ な が る 。5
.
OA
症例
の徒 手 療 法 (Myotherapy
)に っ い て 1 ) 問診にっ い てOA
の患者の問 診 時の訴 えの特微と して1.
同じ姿勢をしば ら く続 けると容 易に次の 動 作に 移れ ない。
2.
歩き始め が特に痛く,
しば ら く歩 行 を続 ける と 痛み は楽にな る。 し か し長 距 離は歩 けない。3.
椅 子か らの立ち上が り,
あるい はしゃが みこみ の際に膝の内側 奥が キ リッ と痛む。 4.
階 段 昇 降 時,
患肢 (支持 脚)の膝蓋骨の 奥にキ リッ と さしこむよ うな痛 みが おこる。 な ど が あ げ ら れ る。
文 献 的に,
酸 素 欠 乏の状態にあ る筋 を 収 縮さ せ る と筋 痛が発現するP9)とされて い ること か ら, 1及 び2の訴え は静 止 姿勢の持続に よっ て酸 素 欠 乏 に陥っ た硬 結 筋が,
急に収縮を余儀な くされた た めに起 こる筋原 性の疼 痛と解 釈 するこ と がで き る。 又3,
4は訴え の部位か ら,
あ た か も関 節 性 疼 痛の よ う に思わ れ るが,
これ らの抗 重 力位 動作で は,
か な りっ よく膝 周 囲 筋が収 縮する こと と,
膝 周 囲 筋にあ る筋 硬 結 を圧 迫 する と患者が訴え ている関 節 領 域に関 連 痛が発現 することか ら,
筋 原性の疼 痛と考え られ ない こと も な く,
実 際に膝 周 囲 筋の筋硬結の治療に よ り,
これ らの症 状が 全 く消失 する臨 床 結 果 も多 くあ る。 2 ) 関節可動域 検 査につ い てOA
症例の膝関節 可 動 域 制 限は,
疼痛を伴う可動域制 限であ る。 例えば他 動 的に膝を屈 曲して ゆ く時,
あ る角 度に及ぶ と膝の前 内側 面がつ っ ぱ る,
あ るいは膝 窩 面で 詰ま るとい うような痛 みの発 現に より, 関節 可動 域が制 限さ れ る。
これ らの運 動 痛が筋原性で ある場 合,
っ っ ぱ る, す じが 張 るな どの表 現の 場合は硬 結筋の伸張痛で あ り,
っ ま る,
つ か える,
ギク ッ と さ しこむ などとい う,
関節構成 組 織の“
impingement”
の よ う な訴え は短 縮 痛 と考え られる。
短縮 痛は他 動 的な 運 動方 向の動 筋 側に発 現し,
その表現 は一
見 筋 痛と考え に くい場 合が多い。 従っ て関節可動 域検査において, その制 限の発 現 時に,
痛み の発 現 部 位 と その 痛みの 質を詳 細に聞 き取る こと が 大 切であ る。
こ の手順に より筋硬結の存在場 所 を 推 測で きるか らである。3
) 視 診につ い て視診で最も大 切 なこ と は
,
膝 周 辺 筋の浮腫の 程度を休 表か ら,
よ く観察す ること である。
痛みを訴えて い る部 位の ドに は,
そ の痛み に関わ る筋 硬 結 部 が 存 在 してい る こ とが 多 く,
しか もその筋 硬結 部 周辺は著 明な浮腫を 伴っ て そ の ボ リュー
ムを増して い る。 すな わち表面の皮 膚が張っ て, 他の部 位に比べ て腫れ た状 態になっ て い る こと が多い。 又連動痛の検査時に痛みがさらに遠 隔 部に広が る場 合,
その遠 隔 部の筋も よく観 察するこ と が重要で ある。
それ ら の筋は痛みの発現と共に,
つ よく収 縮 して い るこ と が 確 認 される。 その遠 隔部の筋に も必ず筋 硬結が存 在し, 収 縮 痛を発 現させて一
連の膝 症候に関与して い る。 4) 触 察 及 び治 療にっ い て 触 察及び治 療の最も重要なポ イン ト は,
下に受けて い し る骨 面に向か っ て,
いかに正 確に筋 を 圧 迫 する か とい う ことで ある。 膝で は大 腿骨骨 体部, 両顆部, 脛骨顆部 及 び 頸 部,
膝 蓋 骨な どの骨の 配列や起伏が複雑で平坦で な いため,
そ れぞ れの筋 線 維 束を手指で正確に骨に向かっ て垂直圧 迫 する こと は な か な か む ず か しい。 従っ て触察 技 術にっ い ては,
方 法 論 もさ ること な が ら地道 な臨床経 験の積み重ねが非 常に重 要と な る。治療時 間は
一
肢につ き15〜30
分 必 要で あ る。 大腿前,
後面,
下腿前, 後面に渡り, 広 く,
丁 寧に触 察を施 行し て下 腿 筋全体の 筋緊張を緩和させなが ら筋 硬 結 部 を 探 索 す る。 最 後に筋硬結部に対し て重点的に圧 迫, 嚀i擦 を行 う。
お わ り に変形性膝 関節 症 症 例の膝 関節 可 動 域 制 限に対 する治療 法 とし て徒 手 療 法
(Myotherapy ) を紹 介し た。 膝の OA のみ な らず
,
身 体 各 部の種々 の関節可動域 制限現象 に対 して その関 節 周 囲 筋の徒手療法 (Myotherapy
)を 施 行 し,
そ の効 果を検 討して頂け れ ば幸い です。 参 考 文 献1)Adler I:Muscu且ar rheumatism
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