『僻地教育研究』第51号(岩見沢キャンパス移転記念特別号)の発刊にあたって
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(2) 『僻地教育研知第51号(岩見沢キャンパス移転記念特別号)の発刊にあたって. 巻. 頭. 口. 北海道教育大学長 藤 井 英 嘉. 本学「僻地教育研究施設」においては,5つのキャンパスの研究員によって,研究活動が組織的に行われており,長年. にわたって僻地小規模教育に関する実践的な研究が続けられてきました。これらの研究成果は,紀要「僻地教育研究」に 収録され,広く学内外に発表されてきましたが,この度その第51号が,本施設の岩見沢キャンパスへの移転を記念して, 特別号として刊行される運びとなりましたことを,関係者の皆さん方とともに心から喜びたいと思います。. この研究施設は,本学が位置している北海道という地域的な条件と,本学の主たる目的である教員養成という機能的条 件を合致させている重要な施設の一つであります。この種の研究はまさに本学の使命であり,本学こそが適切で深く広い. 研究を可能にする力を備えているといっても過言ではないでしょう。もし,学校教育の場所や形態を「都市型(シティー ・タイプ)」と「田園型(ルーラル・タイプ)」に分類できるとするならば,まさに本施設の研究は後者のタイプをその 対象としているものであろうと思われるのですが,これら両者のタイプには,それぞれに特徴があり,それらを対象とし た研究においてもまたそれぞれに特有のものがありましょう。本学は,北の大地に息づくキャンパスとして,ユニークな 人材養成を目指していますが,その理念においてもこの種の研究の意義は大きいと言えましょう。. さて,私自身釧路分校在任中,研究員として別海町をフィールドとした「大きな地域と小さな学校」というプロジェク ト研究に取り組んだ経験をもっておりまして,その当時のことを今振り返りながら,現在の研究の広がりと深まりに感慨 一人のものを感じております。現在ではプロジェクト研究とともに,国際的な共同研究にも着手されており,その成果も 高く評価されているとのことを聞くにつけても誠に喜ばしい限りであります。この種の研究は,その手法の中心がフィー. ルド・ワークであり,導き出す結論もまた実践的なものであり,その意味ではまさに地道な研究活動に支えられておりま す。私が研究員として活動していた当時は,初代の所長であります榎本先生が未だお元気で,藻岩下の校舎に併設されて いた「施設」でよく所長との語らいがもたれたことを記憶しております。あいの里移転後は,二代目所長後藤先生のもと で,さらに発展した形で岩見沢キャンパスへの移転を果たされました。. 岩見沢キャンパス移転後は,三代目所長の門脇先生のもとで,とくに国際交流が盛んに行われており,アラスカやマガ ダン(ロシア)との交流をはじめ,これからはエジプトへの国際協力にも一翼を担ってもらうことになるものと思います が,いろいろな面でこれまでの成果の蓄積を生かして,小規模教育研究の本拠地を自負できるような施設に発展すること を願い,記念特別号発刊の巻頭言にかえさせていただきます。.
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