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第9回日本公衆衛生看護学会学術集会ワークショップ報告 公衆衛生看護の実践・教育・研究の発展に貢献する専門家認証制度を考えよう ~日本公衆衛生看護学会認定専門家認証制度(案)について~

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Academic year: 2021

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1rNY_UswIQE)にアクセスすると,実際の動画を閲 覧することが可能である(図 1). 1.制度創設に関する議論の経過の概要 これまでの認証制度委員会活動の経過を振り返る と,本学会では,2016 年に「公衆衛生看護のグラン ドデザイン∼2035 年に向けて∼」で継続教育の基盤 整備を掲げ,中堅者や管理的立場の保健師の能力開発 と質保証制度を検討することとした.2017 年に教育 委員会で検討し,2018 年は認証制度検討委員会を設 置した.認証制度検討委員会では,保健師人材の育成 に焦点化して,キャリアラダーに基づく認証制度,専 門能力や技能に関する認証について検討を行った.本 学会の会員は多様な職種に拡大している実態を踏ま え,2020 年に日本公衆衛生看護学会の会員を対象と した認証制度とする方向へ修正を行った. 会員を対象とした保健師の認証制度に関する意向調 査では,制度の導入に賛成 72%,活用意向あり 67% であった(中板ら,2019).また,自由記載からは, 「社会や職場内で保健師の専門性の理解や可視化につ

I.ワークショップの概要

第 9 回日本公衆衛生看護学会学術集会(オンライン 開催)で認証制度検討委員会企画のワークショップと して「公衆衛生看護の実践・教育・研究の発展に貢献 する専門家認証制度を考えよう∼日本公衆衛生看護学 会認定専門家認証制度 (案) について∼」を開催した. ワークショップは,参加者に事前に委員会で作成し た動画を見てもらったうえで,チャットによる意見交 換を行った.内容は,認証制度検討委員会委員長から これまでの議論の経過と検討結果を踏まえた現時点で の専門家認証制度の概要について説明し,その後,参 加者間で行政,民間団体の地域活動,学校保健および 産業保健,大学,開業の各分野から専門家認証制度に 寄せる期待を自由に討論する2部構成とした.動画は, 学術集会の専用サイトで 2021 年 1 月 9 日∼24 日に公 開され,学術集会の実施期間中いつでも閲覧者が記載 できる掲示板も設置された.また,ワークショップの 企画者と閲覧者がリアルタイムで行う集中的な意見交 換のために,2021 年 1 月 11 日 14 時 30 分∼15 時 30 分 に専用の掲示板が設置された.動画の最後には QR コードを表示し,スマートフォンなど手軽に回答でき るアンケートを実施した.

II.ワークショップの具体的な内容

実際にワークショップで使用した動画は,学術集会 運営事務局とすべての出演者の許可を得て,動画サ イトに一般公開している.この URL(https://youtu.be/

認証制度検討委員会報告

第 9 回日本公衆衛生看護学会学術集会ワークショップ報告

公衆衛生看護の実践・教育・研究の発展に貢献する

専門家認証制度を考えよう

∼日本公衆衛生看護学会認定専門家認証制度(案)について∼

日本公衆衛生看護学会認証制度検討委員会

井倉一政

1)

,斉藤恵美子

2)

,佐伯和子

3)

,濵野芳江

4)

,的場由木

5)

,森田誠子

6) 1)岐阜協立大学,2)東京都立大学,3)富山県立大学,4)横須賀市,5)NPO 法人自立支援センターふるさとの会, 6)聖路加国際大学大学院看護学研究科 図 1 ワークショップの動画

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公衆衛生看護の専門家が,確かな知識,技術,態 度,アイデンティティを備えて,生き生きと自信を もって仕事ができることで,国民の健康増進および地 域社会の安心と安全を図ることができる.そのための 日本公衆衛生看護学会認定専門家認証制度の活用につ いて会員の皆さんと一緒に考えていきたい.2021 年 社員総会にて,この認証制度の規程案を提出予定で ある. 2.公衆衛生看護活動の各分野での本制度の活用方法 1)行政 (1) 保健師として学び続ける自己研鑽力につながる可 能性 近年,保健師人材育成ガイドラインの策定やキャリ ア別保健師が獲得すべき能力(キャリアラダー)の策 定などが進められている.また,現場の保健師は,受 けてきた保健師教育課程の違い,分散配置や業務分担 制による経験の違い,育児休業制度による長期休業な どにより保健師活動に必要な能力の獲得に偏りがみら れる現状がある.そのため組織は,人材育成のツール としてガイドラインやキャリアラダーを策定し,組織 全体として保健師人材育成を進めることは重要だが, 併せて個人としても専門職として学び続ける自己研鑽 力は必要であると考える. (2) 行政のどの部署,どんな役職にいても公衆衛生看 護の軸足を認識できる可能性 新型コロナウイルス感染症対策で公衆衛生部門での 保健師の専門性と重要性が注目されている.疫学調査 を含めた応援体制の必要性が生じた時には,どの部署 の保健師であっても専門職として活躍することを求め られることも少なくない.日頃からどの部署にいても 意識を公衆衛生看護にベクトルを合わせていくことは 重要である.また,管理職につく保健師も増加傾向に あるといわれているが,現場の実践部門からは離れて いても行政の保健師としてぶれない感覚を持ち続ける 必要がある. (3) 公衆衛生看護活動実績を通して健康課題を政策に つなげる一助になる可能性 行政の保健師は,地域保健活動を担う専門職である と同時に行政職でもあり,地域住民の健康課題を改善 し解決するための政策に貢献する役割がある.日頃の 業務を通して,公衆衛生看護活動を健康課題から政策 につなげる意識を高く持ち,認証制度の申請を通して 自分の取り組んだ仕事を可視化できる可能性があると ながる」,「専門能力の向上,専門能力を高めるための 仕組みとなる」などの意見があった. 認証制度設立の意義は,会員にとっては,公衆衛生 看護の実践,教育,研究の経験の実績の評価となり, 自己研鑽能力を開発する一層の励みとなる.「専門家」 と認証されることで能力のアピールが可能となる.社 会にとっては, 公衆衛生看護の質保証ができることで 国民の健康増進に寄与できる.学会にとっては,公衆 衛生看護の専門性を高め,社会的認知を拡大し,会員 の新規獲得と会員資格継続の仕組みづくりにつながる と考えられる.つまり,認証制度は,公衆衛生看護に 対する社会的認知度を高め,公衆衛生看護の能力を証 明する方法のひとつとなることが期待される. 案の段階ではあるが,制度の概要を以下に説明す る.制度の名称は「日本公衆衛生看護学会認定専門家 認証制度」,資格は「日本公衆衛生看護学会認定専門 家」とする.制度設立の目的は①公衆衛生看護にかか わる人材の資質を学会として保証し,②継続教育の基 盤整備として公衆衛生看護の人材開発を支援する制度 構築とする.対象は,会員歴 3 年以上の本学会員とし, 要件として公衆衛生看護の経験(実践,教育,研究) 10 年以上,公衆衛生看護の業績を有する人とする. 認証内容は,本学会の公衆衛生看護の定義に基づき 検討中である.①系統的な情報収集と分析により明確 化もしくは予測した,個人や家族の健康課題とコミュ ニティの健康課題を連動させながら,対象の生活に視 点をおいた支援するための知識・技術・態度を有す る,②人びとの健康や生活の質を維持・改善する能力 の向上,及び対象を取り巻く環境の改善を支援する 知識・技術・態度を有する,③人びとの健康の保持増 進,健康障害の予防と回復を促進するための知識・技 術・態度を有する,④対象とするコミュニティや関係 機関と協働し,社会資源の創造と組織化を行うことに より対象の健康を支えるシステムを創生する知識・技 術・態度を有することの 4 点である. 認定審査の方法は書面審査で,審査料を設定する. 審査内容は,①日本公衆衛生看護学会における活動 (学会活動,研究活動),②本学会以外での活動(公衆 衛生看護分野における実践,教育,研究活動)とし, ポイント制で実績を評価する.ポイント例として,本 学会学術集会への参加 30 ポイント,本学会学術集会 一般演題筆頭者 1 件につき 30 ポイント,本学会論文 筆頭者 1 件につき 60 ポイントなどで,200 ポイント以 上を必要とする.登録は,5 年ごとの更新制とする.

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者や学校関係者に対し,公衆衛生看護の専門性を持ち ながら活動をしていることを示すことができるのでは ないかとの意見が聞かれた.また,学校内で少数しか いない養護教諭等にとって,キャリアアップの一助に なるとの期待があると考えられる. 産業保健の経験者への聞き取りでも同様に,組織内 外の企画会議等のさまざまな場において,専門性を 持っていることのアピールに繋がりそうであるとの意 見が聞かれた. いずれも本制度を活用することで,公衆衛生看護に 関する専門的な知識と実践力で質の高い活動ができる とともに,同じ場で働く多様な関係者に専門性を伝え やすくなる可能性があると考えられる. 4)大学 大学等の看護基礎教育課程の学生において,保健師 をはじめとする公衆衛生看護に従事する専門職の存在 の認知度は看護師と比べると低いと感じることも少な くない.保健師の教育課程を学部選択制としたり,大 学院に移行する教育機関も増え,公衆衛生看護の役割 と専門性を多数の学生に伝える機会も多くはない現状 がある.このような状況に対し,大学教員が認定専門 家であることで,公衆衛生看護の専門性や地域で活躍 している保健師等の存在を学生に強く印象付けること ができるのではないかと考えられる.実際に保健師等 を目指す学生にとっては,認定専門家を視野に自身の キャリアを考えることにもつながる.教育の場では, 将来の人材の育成と発掘に本制度が活用できる可能性 があると考えられる. くわえて,教員自身の教育・研究活動や実践現場と の連携においてステップアップが望めることも期待で きる. 5)開業 日本開業保健師協会の会員の一部にこの制度に対す る期待について聞きとりを実施したのでその結果の一 部とその考察を紹介する. 日本開業保健師協会の会員で日本公衆衛生看護学会 に入会している者はごく少数であった.日本公衆衛生 看護学会への入会のメリットや学会の認知度の向上の ために,本制度が活用できる可能性があると考えら れる. 開業保健師は,既存の制度やサービスではカバーし きれない隙間で埋もれているようなニーズを敏感に察 知し,それを仕組み化する先駆的な実践者が多い(徳 永ら,2020).したがって,開業保健師は第一線での 考えられる. 活用の方法については,行政の多くは,年に 1 回程 度上司と面談し,異動についての意向調査や自己ア ピールの機会があると考えられる.その際に自分が取 得した本制度の資格を自身の仕事への姿勢,自己研鑽 力などの自身の行動評価のアピールに活用することも 可能である. また,本制度の活用を通して,先輩保健師が保健師 の専門性に対して真摯に向き合う姿勢は,後輩保健師 に対しても人材育成にもつながると考えられる. 2)民間団体の地域活動 民間で実施される地域活動には,まちづくりや災害 時のボランティア,子育て支援,障がいのある人たち との活動など,多岐にわたる活動がある.人びとのつ ながりをつくり,生活を支え,社会や環境を改善して いく活動は,人びとの健康の基盤となるものであり, 公衆衛生看護に関わる活動が多くある.たとえば,生 活困窮者の支援をしている現場では,居住支援や生活 支援を提供する人,ソーシャルワーカー,保健医療関 係者など,さまざまな職種や立場の人が一緒に活動し ており,困窮状態の人が必要な医療にアクセスできる ようにしたり,衛生状況が悪化しやすい生活環境を改 善したり,結核治療が中断しないための連携体制をつ くるなどの取組みが行われている. 認証制度は,このような地域活動に長年取り組んで いる人たちにとって,その活動の公衆衛生看護として の意義を再認識することにつながり,よりよい活動を つくる励みになるのではないかと考える.認証制度 は,保健師以外の職種にも開かれた制度となってい る.そのため,地域のさまざまな健康課題の解決に 向けて協働している人たち,すなわち公衆衛生看護活 動の重要なパートナーとなっている人たちが,一緒に 活動の質を高めていく意識を持つことにもつながり, 自己研鑽のモチベーションになるのではないかと考 える. 現在,新型コロナウイルス感染症の危機に直面する 中,正しい情報や具体的な感染予防の方法について, 地域で身近に相談できる専門家のニーズは高まってい ると感じられる.認証制度ができることで,公衆衛生 看護の専門性を高めるべく,日々努力している人たち の存在が認知され,そのことが地域の安心につながる ものになることが重要だと考えられる. 3)学校保健および産業保健 学校保健での実践の経験者への聞き取りでは,保護

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(委員会から) ・ 公衆衛生看護の実践経験を何年にするのかという点 は委員会でも繰り返し議論した.周囲からも一人前 の保健師と認識され,相応の経験を積んでいると考 えられることを想定し,その期間を 10 年という一 つの区切りを設けた. ・ 本制度における実践は,公衆衛生看護分野における 実践,教育,研究活動を示すこととしている. ・ 経験年数10年のハードルの高さは, 一方ではこの資 格の信用性も担保するのではないかとも考えられる. 2)審査方法や制度の周知について (会員から) ・ 本学会では面接は考えないのか.認定された人が認 定されることだけで自己満足するのではなく,認定 者同士の交流や情報交換ができ,よりエンパワーさ れると良い.学会の各委員会の活動にも活躍の場を 設けるのも良い. ・ 面接よりも,活動風景の動画やまとめとなど実践の 成果物・見える化が評価されるとよい. ・ 認定された方の了解のもと,学会ホームページなど で認定専門家を公表していただけると,活動の機会 が広がると思う. (委員会から) ・ 面接審査の必要性を検討した結果,当面は書面審査 で行うこととなった.制度を運用した結果,面接審 査の必要が生じた際には審査方法を再検討する. ・ 認定専門家になったことを契機により発展的な活動 が広がっていくことが望ましいと考えている.教育 委員会などと協力していくことを検討したい. ・ 認定専門家の能力の保証だけでなく,認定されたこ とが有効に活用できる仕組みや資格保有のメリット も検討したい. 3)認証制度とレベル設定との関連について (会員から) ・ 本制度はレベルの設定は考えられているか.公衆衛 生看護の認定のレベルも将来的にはステップアップ できると良いと考える. (委員会から) ・ 現時点では,レベルの設定はしていない.今後の検 討課題であると考えられる. ・ 将来的は,公衆衛生看護活動の中でも,例えば「感 染症」や「虐待」などさらに専門領域ごとの認定と いう形も検討していく必要がある. ・ 領域別の認定については充分な検討が必要である. 実践活動に注力しているため,実践知の積み上げの視 点が脆弱であると考えられる.今後は,開業保健師に も研究的側面の充実が必要である.そのひとつの方法 として,この認証制度を活用しながら,日々の実践活 動を積み上げて発信し続けていくことは,開業保健師 の質保証にも期待がされていると考えられる. 開業保健師からは「この制度を活用して認定専門家 になると自分のビジネスの役に立つのか.売り上げの 増加につながるのか.」という質問があった.現在, 法人経営者や個人事業主として活動している開業保健 師は,特に売り上げの増加につながるような仕組みに なって欲しいとの要望があることが明らかになった. また,開業保健師の活動は,予算獲得から実施・評価 に至るすべてのプロセスの中で,自らの責任で事業と して成立させることが必然である.したがって,開業 保健師が実施する事業は,顧客から選ばれ金銭的な対 価を支払うに値する社会的な価値も付随していなくて は成立しない.そのためには,開業保健師に対する信 頼・信用が重要であると考えられる.開業保健師が, 認定専門家を名乗ることができることは,信頼や信用 につながるという可能性も指摘された. 3.チャット意見交換の内容及びアンケート調査結果 2021 年 1 月 9 日から 24 日の間に常設掲示板には 2 件のコメントがあった.内容は制度化への期待と認証 制度の難易度・広報についてであった.動画閲覧後の アンケートでは,5 名の回答があった.結果は,5 点 満点中,平均点は,「認定専門家の制度の活用につい てイメージを持つことができた」は 3.6 点,「制度の 具体的な活用方法を聞き自分なりの意見を持つことが できた」は 3.4 点,「認定専門家認証制度に申請しよ うと思うか」は 3.2 点であった. また,1 時間の集中的な意見交換を実施した掲示板 への書き込みは,会員から 12 件のコメントがあった. 主な意見・質問は以下の通りで,質問については委員 会委員から経過を報告した. 1)認証の条件として経験年数を 10 年以上とするこ とについて (会員から) ・ 認証制度の要件である公衆衛生看護の実践経験 10 年以上と設定している理由を詳しく教えて欲しい. ・ 実践には教育実践も含むか. ・ 10 年の経験はハードルが高いと感じた.

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ることなどが,意義や活用可能性として提案された. さらに,本制度が,公衆衛生看護の多様な実践に携わ る多くの専門職が一緒に創り上げていくことのできる 仕組みであることも再確認することができた. ワークショップを実施して明らかになった課題とし て,公衆衛生看護の経験年数や実践・教育・研究活動 の評価があげられる.実際に制度の運用を開始した後 に改めて再評価の必要性が生じた際は,委員会で審議 する必要がある.また,レベルの設定の検討について は,現時点では,委員会でも議論は尽くされていない ため,今後の検討課題である.活動分野ごとに,認定 専門家同士が意見交換できる機会が必要であるという 要望には,教育委員会や広報委員会と協議を重ねなが ら,実現できるよう具体的に議論をすすめる予定であ る.引き続き本制度を広く周知し,具体的活用方法に ついて会員に意見を求め,学会による認定専門家認証 制度の有効活用の方法を模索していきたい. 文 献 徳永京子,川添高志,井倉一政,他(2020):開業を希望す る保健師のニーズと人材育成,開業保健師研究,1(1), 26– 29. 中板育美,荒木田美香子,高橋郁子,他(2019):認証制度 検討委員会報告 学会における認証制度についての検討, 日本公衆衛生看護学会誌,8(3), 181–188. 社会的には分野ごとの認定が分かりやすいが,ジェ ネラリストとしての専門性との兼ね合いも重要で ある.

III.ワークショップを終えて

委員間の意見交換では,各委員の多様な背景から制 度の意義や活用可能性などについて話し合った. 行政機関の立場からは,制度の意義のひとつとし て,自己研鑽力を高めることが述べられ,その意義を 周知できる機会として,職場内の横断的連絡会や統括 保健師を通じて周知することについて提案された.社 会貢献活動を展開する団体の立場からは,新型コロナ ウイルス感染症拡大への対応から,公衆衛生看護の専 門職への期待が大きいことを実感しており,多職種や 様々な人々に公衆衛生看護の専門家としての認知を高 めることに活用可能性があることや,社会的な価値を 高めるためのひとつの仕組みとなることが述べられ た.産業保健・学校保健の立場からも,制度ができれ ば,多職種にアピールする機会になるのではないかと の意見もあることが報告された. 今回のワークショップでは,本制度の創設に対し て,会員間での積極的な意見交換を直接行える機会と なった.意見交換では,本制度は専門職の自己研鑽の 機会となり,個人の資質の向上につながることや,公 衆衛生看護実践の社会的な認知を高め,価値を創造す

参照

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