アダム。ス
、、、スの地代範疇
安
達
新
十
郎
序
アダム・スミス︵︾負麟ヨQQ已凶⇔ず︶の器具論は︵⇒扇ぎρ⊆貯く旨8昏⑦乞帥葺﹃o箇旨畠O舛口の$oh庶路①ミ。巴夢。胤2﹂識。旨 の︶は、みスバッ︿︵缶器σ鋤Oεのいうが如く、英國固有の原子論的交換肚會観に獲する財貨、螢働の交換経濟理論と、佛 蘭西重農誓言の有機体的夏春肚會観に基く経濟再生産理論との、彼の﹁生産的塩煮し︵只。含。露く。冨9ξ︶概念による綜 合、否、彼に先行する皆野理論の集大成に於いて構成されたものであれ、彼によるそれらの有機的統一を侯って、初めて こあに、近世経濟學の基礎が創出されたともいうことが出点る。しかし、彼の國評論体系には斯くして、未だ、重農主義 の影響が存在すると・もに、彼の多面的な経験的認識は相互に矛盾しつ・も、彼の自然法観に根源する本質的把握によっ て支えられ、しかも、その個々の認識相互間の矛盾はその包括的把握の故に、矛盾を感ぜしめす、混然として有機的に融 合する。否、その故にこそ、彼を母胎としてその批判的解繹に於いて英國古典學派経濟曳縄のもの、獲展があったと言え よう。マルサス︵竃巴筈口の︶とリカルド︵鋭。薗ao︶との債値論箏はもとより、地代理論の分野に於けるブキャナン︵⇔ゴ億. oぽ碧§︶.とマルサス、或は、後者とリカルドとの樹立の如き、いつれも彼を中心としての批判的獲展でみったともいえ よう。 アダム・スミスの地代範疇 、 一、、アダム・スミスの地代範疇 、 . ・ 二 從って、本稿に於いては、彼の豊富な包括的認識に着目しつ、、彼の占居理論の展開の間に、地代理論の諸相を掘出し、 後代に於ける地代理論の分岐を考察しつ・i特に、営面の問題として、第一に、多くの維濟學者によって屡々指摘され來 つた彼の﹁贋値論との關聯に於ける地代論の矛盾の問題﹂“.︵地代の贋絡構成、分解部分として問題︶を究明し、この黙 に於ける從來の矛盾論を批判すると・もに、第二に、彼の自然地代の本質と諸相とを、即ち、彼の差刺継代読的見解を把 握し、自然地代を中心としてそれが彼の一般地代と如何なる關聯にあるか、更に.、第三に第二の問題が第一の問題と如何 .に相蓮っているかを、即ち、三者を統一的に論考しよう。 ス・導スよりの引用は︵Qリヨ詳げ﹀こ諺昌H昌ρ三更冒8窪の2鉾霞O帥昌山〇四ロの①ωO︷窪O類O艶まゴO剛2国費O昌ω︵目げ①日Oユ①Rロ嵩び目口℃①9菖O嵩︶ おω刈に嫁る。爾、紙幅の關係上、必要以外の引用は総て之を略し、唯参考頁数のみを記入するにと璽める。 彼は第二編、第六章﹁物品の贋格の構成部分についてOh筈①Ooヨ℃o昌①暮℃e冨ωoh厳⑦℃腎甘①o幡⇔oヨ旨。象賦Φω﹂.に 於いていう。 ダ ﹁資本の蓄積と土地の占有に先立つ初期未開の耐會﹂即ち前資本主義杜會︵軍純商品生産毒筆︶に於いては、投下下働量 が貨物の交換贋値を規定するが故黛、交換債値の決定原因たり得ると。︵投下帥労働指値論︶︵国翁︶斯くしてか・る肚會に 於いては、投下尊号量は支配勢働量とともに、債値の尺度として、その併存が保謹された。蓋し、投下螢働量は交換贋値 の決定原因﹁であるが、それが貨物の支配螢働量と相等しい限り、債値の尺度となり得ると彼は解する。︵勺・勺抵司∼お︶然る に、彼は、﹁資本が一度び特定の入々の手に蓄積されるや否や、﹂︵℃窃︶また他方﹁ある國の土地がすべで私有財産となる や否や、気当。︶即、b彼は資本の蓄積、土地の占有とい・つ輪重構邉與件の馬下−黒幕義謎會の出現に樹癒して震生する
’ 利潤、地代等を投下螢働一商晶便値よりの分解部分、絵加工値として把幽する。塵で、彼はさきに投下勢働量を支配勢雨 量との量的一致の故に後者とともに債値尺度と見徹した、然るに今や、資本の蓄積と土地の所有に基く利潤、地代の出現 とともに、最早、前者は後者と均しく贋値の尺度とはなり得ないと。︵殉・お︶即ち彼は資本11過去勢働一位鼻血と勢働一現 實勢働−賃銀螢働との交換を、商品一般間に於ける交換の如く混同、普遍化し、前者に袋當する支配轟轟読を以て、後者 の場合に要製する投下勢働論を、從って投下帥労働量を商品交換便値の決定原因として否定する。從って、今や投下勢働︵賃 銀︶のみならす、利潤、地代をともに、商品交換債値の根本源泉として、その構成決定に参参せしめる。邸ち、彼は贋値 決定原因を投下勢働︵読︶より生産費用︵論︶に移行し、篤信債値を賃銀︵投下勢働︶と利瀾、地代︵追加勢働︶を以て 構成する︵優値構成読︶とともに、支配勢働を以て﹁償値測定尺度﹂たらしめる。︵,αo︶ 斯くして、彼は商電鍵値を賃銀、利潤、地代等を青馬として、これらを以て構成するとともに、その各々を勢働、資本 土地の各猫自の源泉と生産的貢麟に基く牧入として把握する。︵勺●勺‘㎝b9︸︻釧q⇔︶ しかし、彼はかく生産費用読一下格構成読破見地をとるとはいへ、そのために投下重縫論i債値分解読的見解を放棄す るものではない、否爾系列のi贋値の現象的關聯と本質的關聯の認識とは彼に於いてともに交錯し、渾然融合、表裏一体 の關聯にある。商品儂値の分解部分は同時に、商晶藩学の擁立部分として現われる。 彼は地代を腿史的に一般的規定として、﹁ある國の土地がすべて私有財産となるや否や、﹂︵”お︶從って、一画内部に於け る部分的土地所有でなく、土地の量的制限の上に形成される全面的土地所有、帥ち土地所有の全面的存在と所有猫占勢力 とを襖機として、土地一般に嘉する必然的な存在として想定する。斯くして、彼は地代の成立條件一般を土地所有の杢面 的存在とその所有猫占勢力に求める。從って彼の地代は本質的には土地所有の全面的存在下、その所有猫占勢力を媒介と し む セ し して、土地一般に關して、支佛わるべき一般地代として現われる。 ・アダム・スミスの地代範疇 . . 三
アダム。スミスの地代範聴 四 庵、 斯如く、地代の成立理詰一般を土地所有の至面的形成とその所有猫占勢力に於いて把握した彼は、第三編、第二章﹁ロ ーマ帝國渡落後ヨー旦ッパ畳音に於ける農業の衰退についτO胎芽①O冨60自﹃勉にOヨO韓O断︾Oq﹃貯賃累差二言臨罷夕煙O霊送貯 ロnl$o陥国議8①自。等角爵Φ蟹題目oh昏⑦閃。青山コ国ヨ嘗話﹂に於いてか・る地代の成立條件1・土地所有に話するム般的規 定を、土地所有の屡史的獲展態標に於いて具体的に規定する。 都ち﹁ある國の土地がすべて私有財蓬となる﹂過程を、封建的な土地所有の形成1農奴、隷農耕作制の確立の中に求め、しかも、その分 釜小作農制←猛立自管農制←資本制的±耽所有一資本家的小作農制への土地灰有制度の形態轄化を説明する。 從って、理論的には地代.の成立條件を土地所有の全面的猫占的形成に於いて把握し江彼は、か・る形態移管を経過し亡 歴皮的土地所有の最終獲二段階−土地所有と資本所有と賃銀勢働の三大基本階級の封立によって構成され忙資本制肚會の 中に資本家的小作企業者が土地所有者より土地を借入れ賃勢働者を濫用して農業を経志し、賃銀、地代支携後に農業資本 の華均利潤を確保せんとする1資本制農業を近代的地代法則把握の根本的な肚會構造與件即ち理想化的假読として設ける。 彼の地代理論の蓋礎−地代成立選書としての土地所有の全面的形成とその史的形態轄化過程に關する事書壷祭と空。異負。の地代理論の 前提iか﹄る歴史的土地所有の轄化を纒過せず、且土地の部分的な駈有藤豆の存するにすぎない資本制植民地の假説とを、甥比すれば爾者 の地代︵理論︶類型の差異も明白となろ弓。 いうまでもなく、資本制海會に於いては典型的には、資本制−近代的生産方法、從って資本が生産目配を支配する。即 ち費本所有が計7曾総生産の唯一の機能者となる。それとともに、魅史的土地所有は書本の勢力によってその経濟外的強制 を克服され、近代的土地所有として、土地の数量的制限とその上に存在する土地所有の輩純な不乙を媒介として、それを 唯一の経濟的勢力たらしめ、資本所有に博して自己を馬立せしめる。︵しかし、土地所有は資本所有との土地利用の需供關 係に於いて、その需要は供給を超過するとはいえ、彼等の内部に於ける供給競孚一九とえ制限されたものであるとしても
−を排除し得ない。︶ 既論の如く、彼の償野趣絡理論に於いては、投下螢働読一幅剰償値読t償上分解読的見解と支配勢働読一生産費用諭− 償格構成読的見解i七って債格關聯の本質的側面と現象的側面とは相互に混然融合表裏一体の關係にある。從って、彼の 地代は商界慣値一瞭孝心値よりの一分解部分として、同時に商品債格の一構成要素として把握せられる。また、これを地 代の生成源泉の観鮎より考察すれば、彼の地代は前者の系列に於いては、鹸剰贋値に根源を有するものとして、後者の系 列に於いては土地利用或は質地生産力そのものに起因するものとして現われる。印ち彼の地代は源泉論的には絵事債値説 的に、他方利用読、或は生産力説的に説明せられるQ 從って、彼の地代の生成源泉を地代の成立條件という翻貼より考察すれば、その訟剰債値説的見解に於いては、地代は 土地所有の相封的猫占勢力に基く飴剰野田よりの一控除として、出現七、他方土地利用読的見解に於いては、地代は土地 所有と資本所有との土地利粥關係に於ける前者の相器的濁占そのもの・、需要の供給超過に於ける獲現として形成される こと・なる。印ち土地利用再版見解に重ては、地代の波立條不一土地所有の相封的猫占そのものが地代の慣値形成に於け る源泉として現われる一地代は土地所有の猫占に生成根源を有することとなる。漸くして、後者、土地利用読は必然的に 地代の債値決定に於いて、土地利用の需要供給詮と相蓮なる。蓋し債値の外面的現象量器聯を老察の重貼とする理論系列 の必然的な錦結である。 然らば、斯かる経理肚會の構造與件の攣容に脚通して、現出する外面的、現象亡母値法則は土地所有の猫占勢力i一面 の問題として、近代的土地所有と資本制地代とを如何に理論的に読明し得るや。 一 二 アぶム.スミズの地代範陰⋮ 五
アダム・スミスの地代範疇 六 既論の如く、債値強土の外面的、経駿的考察−支配勢働読一生産費用読−債値構成的立場より賃銀︵n投下勢働︶、利潤、地 代等を商品便格の構成要素と解し、その各の源泉を勢働、異本,土地の各猫自の源泉、或は生産的貢献に一利用読、生産力読 的見解一求める彼は、その必然的な論理的聾結として、その各の品格決定を勢働、資本、土地間の需要供給關係に委ねる。 斯くして、賃銀、利潤、地代等を商晶償格の構成要素と解する彼は、H商品の贋格決定に養して、豫め各構成要素の債 格決定を前提としなければならす、こ・に勢働、資本、土地の需要供給關係に於いて成立する賃銀、利潤、地代に關して ﹁市場率﹂︵暴露函嶺冨︶と﹁自然卒﹂︵昌滞日﹃巴目鼻¢︶一塁は、普通率︹o﹃臼舜q﹃辞の︶﹁読響率﹂︵麟くゆ建瞬の﹃韓①︶とを 匠別する。彼は地代の自然奉に算していうG︵第七章コ物品の隔壁偵格と市場債格についてOh夢①ロ馨母巴餌同漏話鴛評9 冒胃①L︶ ﹁各肚會或は、各近邊には、地代の普通率或は油画牽が存在し、後に私が示す如く、一部はその土地の位置する肚會或は 近邊の一般的歌況により、一部は土地の自然の、或は改良せられ五兵営によってまた規定せられる。﹂︵℃・騒︶ 勿論、彼は他方に地代の市場牽を想定する。 しかし、彼は商品債絡構成部分の自然卒の決定を後に︵地代に關しては第十一章に︶託して、債値債絡⋮値上よ軌一般的 に、商品の﹁自然債格﹂︵昌暮藍﹃巴O﹁討Φ︶と﹁市場償下し︵蔵緯貯卑聞﹃㎞8︶との適合背反の問題を考察する。 彼は濱格の三構成要素の白田然率の合計を以て自然便格となし、之を配置の﹁眞区点格﹂︵冨毘唱艮8︶一商品便値1に代位、否之と混同す る。︵即繰︶しかも、それは﹁完全な自由﹂︵U①篤Φ警昂σ費な︶と罷業置換の自由の悪習の上に﹁長期的最低債格﹂として現われる。︵勺ひ⑦︶ 他方、彼は商品の市場出格に記していう。それは﹁あろ商品か普通に費られる露点償格︵霧9巴音合Φ︶﹂であり、商品の﹁現量に市場に提 供される敷量﹂と﹁その商品の自然贋格を麦彿う意志のある人々の需要﹂旺﹁有勘需要﹂︵偉聖画二箪島Φヨ彗自︶との割合によって規定される。 筍・琶
一.. 斯くして、彼は商品の需要供給生母、從って市場便絡と自然償格との適合背反關係を、軍にそれのみなら争、それに考 察の重石を置き、勢働、資本、土地間の需要供給及び商晶贋格構成要素︵その市場率と自然寧との背反適合二重に於いて、 帥ち二重の相關的上値關聯に於いて考察する。︵℃願℃.印軌∼朝“︶從って、彼の地代の市場率と自然率とは、軍に土地利用の 需要供給關係のみならず、土地生産物の需要供給關係、その自然債絡と市場債格との關係にtそれらにより熱く一相關葡 に依存することとなる。育ち彼の良心法則は資本、勢働、土地の移動、韓用、休耕競孚の自由を通じて近代的土地所有、 地代現象を支配する。 彼は土地の地代に關して、自然毒地代と市場牽地代とを︸般地代の本質的な償値形態として想竃した。威で、彼は今均しく市場率地代の ︸種ではあるが、以上の如き雷撃奪地代iこれは絡局的には自然的地代に一致する1乃至自然牽地代と成因を異にする市場牽地代一猛毒 地代︵旨。昌呂。蝉話葺︶とを細別する。脚ち彼は囑占地代を以って、或土地正議物の生産に適する土地が特別の地話と地位とに於いてi生 琵關係に於いて1有効需要に覇して自然的稀少性︵中寺︶をもち、同時にその結果として生産物が流通過程に於いて同檬な草占的關係にあ るが故に形成される猫連載格︹日。昌。層。蔓冒冒Φ︶從ってそれが自然語格を、同時に自然率地代を恒常的に超過する地代部分と解する。︵即灯bO へ あ も へ ∼2団.H観V﹂の馳に於いて量的に制限ある土地一般の上に全面的に形成される所有の相覇的掲占f土地所有闘には供給競孚が内存する一と ミ も ミ ヘ ヘ ヘ ヘ ヘ へ 流通關係に於ける土地生産物の自由競馬の裡に成立する自牽地代︵一般地代︶と自然的に稀少な土地とそれに基く土地生産物の流通過程に 於ける猫占に於いて現出する獺占地代とを、その馬立條件に於いて明確に.慨罰する。斯くして彼の自然芝地代2般地代︶は自然真星︵最 低償格︶に覇憲し、猫占地代は猫占償格︵最高贋格︶に掛思するものとして現われる。 塵で、市場春前は完A二な自由競争のある所に於いては貯昏ゆδ昌瞬≡置に於いて、自然債格に落着く。印ち、自然債 諮は市場償五輪動の愈愈中心一中心債絡︵oΦコ三巴犀巴三︶である。しかし﹁自然債格そのものは、受の構域部分たる賃 銀、利潤、地代の各の自然率が鍵動ずるに慮じて攣動ずる。﹂︵雪露︶と、今や前の市場、自然償諮の背反適合の短期的な 場合とは蓮に、長期的には.自然速写は各構成部分の自然牽の謡講によって規定されること≧なる。 アダム・スミスの地代範瞳へ 七
アダム・スミスの地代範蔭珂 八 斯如く、彼は慣値關聯の外面的維験的考察に基き、商品債値と自然債値とを混同しつ・、商品の市場債絡と自然価値と の適合背反過程を商品の需要供給關係に、軍にそれのみならす、それに考察の重三を置きつ≧も、更に債値構成要素の市 場率と自然率との、從って勢働資本、土地間に於ける需要供給關魯響いて、二重の需要供給の相堅実係に於いて把握 し、また商品の自然債絡とその構成要素の自然率との相關的決定を想定し、或は自然奉に於ける賃銀、利潤、地代等によ る自然債旛の構域決定という一需要供給読−質券的均衡読一生産費用説的立場をとる。 從って彼は地代の市場牽と自然傘とを、軍に土地利用の需要供給量係のみならす、土地生産物需要供給關係、從ってそ’ の市場磁歪と自然憤旛に一それにより強く相者的に依存するものとして把握し、且、自然牽地代を自然古格の卯構成要素 として認めるものである。 欺くしτ彼は第十一章に於いて﹁土地の地代を規定し、またそれが生産するすべての種類の物品の避暑債主を高低せし める諸事情し︵唱﹄亀Q︶につき地代論を展開する。 三 然らば、彼は市場率、自然傘地代の決定を如何なる再臨決定酌量に於いて把握せんとするのか。 彼は第十一章﹁土地の地代についてOh誓。悶。蓉。団ピ飴巳﹂に於いて、.先ず、地代一般を規定していう。 ﹁地代は土地使用に哀して支梯わる・ところの債格と考えられるものであって、自然、借地入が土地の現實の事情におい て支佛い得べき最高の債格である。﹂︵即一昏駆︶ 償値の外面的硯盛塩關聯を考察基鐵として、今や地代を以て﹁土地使用に射して支佛われる慣格﹂と規定す・・彼は、地 代の決定を一憲、土地所有、資本所有間に焚ける土地利用の需要供給關係︵需要供給読︶に基かし功る0
.塵で彼の地代の成立皮脂は土地所有の砒愈的猫占勢力にあった。從ってそれはまた地代形成の源泉として土地利用の需 供闘係に如何に反映せられるであろうか。彼は先ずその供給側面に重黙を置いて考察する。 彼は明確に近代化せる土地所有と岸本的小作との勢力關係、或は資本制農業の支配という想定の下に、土地生産物債絡 より農業資本とその二心利潤とを控除せるコこの部分こそ土地の自然的地代︵ロ鯨舞覧器再︶土地が大低それ位に貸され るのが自然であると思われるところの地代でめると考えてもよいものである。﹂︵三関轟︶と、 彼は第七章に於いて、市場率地代と官爵率地代とを匿甚したが、本章に於いて彼が當面問題とする所は﹁自然的地代﹂ に關して、、、あり、彼の自然率地代と同一の内容を以て現われる。しかも彼の商品の自然二面が販質し得る最低債絡である に反して彼の自然的地代は商品の猫占慣格と同様、支論われ得る最高斜格として現われる。︵男一濠︶ 帥ち彼は﹁地主が少しも改良をほどこしたことのない土地に諭しても﹂要求する地代として唱礁、﹁本源的地代﹂︵o誌転 冨巴﹁o耳︶を想定する。︵即H農︶それは既論の如く、土地所有の全面的存在と相封無敵占を契機として成立する自然的地 代一一般地代の事体的本質である。斯くして彼の自然的地代は本源的地代の本質を具有するものとして現われる。 彼は第十一章壁頭、土地の地代を一態﹁土地使用に上して支梯われるところの贋格﹂であると規定する。彼は第六章に於いて、商品二手構 ,成要素が各鍔働、資本、土地の各猫自の生長貢瞭に趨期するものとして、その源泉塁上、利潤を以て要事投下の報酬、地代を以て測地使用 に封ずる報酬となし、地代と利潤とを全く劉種の所得と解し、更に爾者は實際通俗的には混同されているが、概念上、理論上、明確に匠別 することを張翻する。︵男.勺響㎝卜ρ∼㎝Qご︶更に、彼は今や﹁本源的地代﹂とそれに﹁改良費に甥する利潤或は利子﹂を附加せる通俗的地代概念 とを嚴密に戚.別する。︵勺・同藍︶しかし、彼はこの概念的匪別を必しも.嚴守するものではない。 斯くして彼はいう。﹁それ故に、地代は土地の使用に解して支梯われる便格ど考えられ、自然、一種の霊像贋格である。﹂︵即鼠㎝︶ 威で、先きに彼の本源的地代は地代一般の、自然的地代の根源的、正体的な本質であった。然るに、今や、彼ほ地代を以って狸占群言であ アダム・スミスの地代範疇 九
アダム・う・反の地代範疇 一〇
るとい弓。果して然らば、彼の本源的地代は観占地代であり得るも.自然的地代一︵︷般地代︶ではあり得ないではないか。しかし、彼に 既論の如く、鯛占地代と自然地代とを明確に匠別した筈である。 ﹂ ヘ ヘ ヘ モ リ も も へ も へ 彼が﹁地代は一種の猫逃亡格である﹂とい弓勢意は、地代の暴論便楷的性格を意味するに過ぎない。從って地代ほ土地の量的制限の上に 形成される±地所有の掲占勢力に根源するものとなる。 斯くして地代の形成を先ず、土地利用關係に於ける供給側面にi土地の所有、猫占勢力の獲現にi重黙を置いて考察し た彼は進んで﹁それは︵地代は⋮.:安達︶地主が土地の改良のために支出したもの、また彼が取得するものに比例せすし て農業者が支綿い得る高に比例するものである。﹂︵や匡賠︶と、 帥ち地代は地主の生産支出−土地改良費に樹する合理的利子、或は利潤によって規定され得ない、しかも地主は一方的 に地代を決定し得るに足る繕醤的な狽脱力を把握し得ない。從って地代は土地利用の需供關係によって規定される。︵需要 供給説︶彼は地代の決定を一方に於いて土地利用の供給側面より土地所有の魅會封禅占力、その需要側面より農業者の,地 代支旧い能力、撃ち土地利用の需給關係に求める。從って葭囲の問題として、’自然的地代i一般地代ば土地所有の全面的. 存在とその相席掌握占の結果、濁占慣絡の決定原則に.類似して土地利用の需要者−農業者の地代亥彿能力に俄存すること となる。︵しかし、自然的地代は猫占地代の如く猫占債格の決定法則によって規定されるものではない。︶ しかし、彼は既論の如く、市場肇、自然率地代の決定を、,輩に、土地利用の需要供給關係に於いて把握するのみなら重、 他面、土地生馬物の市場、自然畑野格の適合背反−從って、土地利用、土地生産物の需要供給の相年關係に於いて把握し た。然らば農業者の地代支彿能力は何に依存するのか。盧で彼は論を韓じていう。 ﹁土地の生産物の中、その普通贋格︵9,α凶爵品玉㎞8︶が、それを市場仁持ち來たすために使われねばならなかった資本 をその普逓利潤とともに補填するに充分な債絡︵即ちψ高膝OO纂℃ユ8︶以の上部分が普通市場に提供せられる。もしも普通, 陶便絡がこれ以上である時はvその剰絵部分は自然、土地の地代になるであろう。忙とえ商轟が市暢に齎らされようとも㌦ 債格がそれ以上でないならば、それは地主に地代を提供し得ない。この厳格がそれ以上であるかないかはT、需要如何にか ︸るものである。L︵知μ心引︶ いうまでもなく、彼の﹁普通債格﹂は土地生産物の需要供給開係、印ち供給敷量と需要との關係によって規定される便格であるが、それ は自然贋格と同様、市場贋格の饗動の臨蒲中心である。︵普通煙出の自然慣格的性格に書しては第五章参考︵やし9N︶︶。しかし、彼の自然償格 マ ヤ あ ち お は供給鍛量と有勘需要との均衡に於いて成立する便格であるが、彼の普通品格は供給敷量と軍なる需要との均衡に於いて王立する呈上であ る一即ち彼の有効需要の規定よりてそれは明白である。1斯くして、今や、彼は有効需要概念を普通償格に適用することは不可能となる。 邸ち彼は自然債格一生毒費説より、需要供給説へ、彼の橿値論的硯角を推移せしめる。 彼の普通痩格に古しての﹁十分便格﹂は農業資本とその普通利潤とより構成せられた肚會的費用であり﹁最低便格﹂である。︵,卜。扉︶ 彼は亡きに、自然峯地代を商品自然山並の.一構成部分、属格の原因として把握したが、今や十分債絡以上の普蓮債絡に 殻いて︵一後者が前者を超ゆるや否やは、需要如何によるとしてt︶規定する。從って、地代は最早短絡の必然的な要素 ではなくなる。 斯くして前との闘聯を辿れば、土地所有の猫占勢力に醤議する農業者の地代支佛能力は土地生産物需要供給關係に於い て十分償格を超過するその普通債絡に、それを規定する供給側面に封態しての肚會的需要に依存することとなる。︵こ≧に 生産關係に於ける農業者の土地所有に封ずる地代負搭は土地生産物の流通關係に於いて、その需要者の負婚として代位、 中立化せられる。︶邸ち彼はこ・では土地生産物の需要側面に重慶を置いて地代の形威を老、察する。 先に彼は自然的地代、一般地代を土地一般に一般的規定として想定したが、今や土地生産物の普通債格が十分鷺宮を超 過するや香や、從って自然的地代の有無大小を流通關係に於ける土地生産物の需.要歌態如何、それに重黙を置いて一そし アダム・ス、・スの地代範.疇 ﹁ 一一 〆
アダム・スー・・スの地代範疇 =一 てか・る需要程度如何を土地生産物つ種類、その素材的性格如何に求める。︵即︼出︶ 斯くして、彼は結論としていう。﹁地代は賃銀及び利潤とは異つ九方法に於いて商品の償絡の構成に入り込む。賃銀及び 利潤の高低は贋絡の高低の原因であるが、地代の高低はその結果である。ある特定の商口叩の轡虫に高低があるのは、その 商品を市場に齎らすために梯わなければならぬ賃銀及利潤に高低が薫るからである。﹂︵”田営む§ 麗で、彼のいう所を考察すれば、不明確ではあるが、工業生産物の普通贋格が一般的にその均衡生態に於いて十分慣格 によって規定されるのに、土地生産物のそれは十分償格によって規定されす、その需要供給の均衡によって規定される。 從って、前者が+七七格の法則によって下定されるに反して、後者は需要供給法則によって規定されることとなる。斯く して彼は生産物種類に慮じて、一礁、債格法則の委當形態を旺製したとも㍗えよう。 然らば、土地生産物に怪しては、工業生異物と異って1地代が存するとせば−何故、その普蓮債格は十分債絡を超過す るのであろうか、そ・れを超過せしめるものは何であろうか。 いうまでもなく、それは資本の蓮動に封ずる障壁として、︵工業︶資本一般の準均利潤を超ゆる超過利潤を自己に考慮せ しめる土地所有の猫占力に基くものである。彼は争論の如く、地代の形成を土地利用關係︵に於ける土地瞬有の猫占勢力︶ のみならす土地生産物需要量係︵に於ける需要に重鮎を置いて︶その舌面より把握した。しかし、彼は聾者の塁壁に關して 何等の媒介的読解を加えなかった。︹否、彼は土地所有の猫占力を前提として、その地代要求力、部ち農業者の地代支綿能 力が土地生産物の需要關係、その鮭桜雲需要如何によって實現される古記を自明の理として説明しなかったのであろう。︶ 從って、後に、、ブキャナンは彼の前者の側面をのみ、反響、マルサスは彼の後者の側面をのみ把握し、之に基きブキャ ナン説を批判するに至り、・スミス地代論論が爾系列へ展開せられることとなったのもこのためであろうρしかし、彼は悪 く爾面より問題を把握したスミスに反し、唯彼の一面のみを把握し、嚢展せしめ究に遡ぎない。
斯くして、自然的地代は一若し存在するとせばi普通債絡と+早便格との差額として連絡の分解部分となる。帥ち賃銀 利潤は債絡 の構成要素であるに反して、自然的地代はその分解部分、しかも、必然的な存在ではな眠。 從って、先きに、自然率地代を構成要素とした自然債絡は、今や十分億載の形態に於いて現われるかの如く、また地代 は﹁自然債絡の構域部分﹂凋より﹁普通幽霊よりの分解部分﹂に鹸化して、その間に論理的矛盾が存在するが如くである。 これ多くの経濟.學者によってしばしば指摘される所であるQしかし今、 第一に、自然慣絡、普通債格、十分品格と地代の群議を考察すれば需要供給読に基く普通偵絡は既論の如く、生産費用 あ し も 読−慣格構成読に基く彼の自然償格と同︸の形式的性格を有するものである。しかし十分償格は自然包絡、或は普通慣格 そのものではないこ老はいうまでもない。唯、ときとしτ一致することがあるに過ぎない。彼の眞意は地代が存在すると すれば普通債格が自然債格として、地代か存在せすとすれば、十分債絡が普通債絡として現われるというに外ならない。 從って地代は必然的な債絡要素ではないという黙にある。 即ち、彼は第七章に酔いア債格構成読的立場より商品の一般的償値法則を定立した。しかし、むれは外面的現象的債値 法則の一般的規定であるに過ぎない。彼はこれを第十一章に於いて明確にどはいえないが、紐論の如く工業生産物と土地 生産物との債値法則を庭別して、債値法則の一般的規定を具体的規定ならしめんとする。 更に、彼は第七章に於いて、自然的地代を一般的規定として想定するが、それを第十一章に於いて土地の重度、或は維 濟薩會の院展に於いて奥歯的に規定すると幽き、第十一章に於いては土地生産物の需要如何−素材性格を中心として、且 土地の豊度と位置との闘魚に於いて、更に回者を経濟の耐魯獲展過程より動態的に﹁常に地代を與える土地の生産物﹂と ﹁時として地代を與え,時として地代を與えない土地の生産物﹂とを匿別して、地代の有無大小を具体的に規定せんとする。 即ちかくの如く、彼の商品便値法則、地代規定の一般的規定より具体的規定への立論の中に、それに基いて考翻すれば アダム・スミスの地代範聴 . 二二、
アダム・スミスの地代範疇 、 一四 層彼の眞意は當初より地代は債格の必然な要素ではない・という黙にあったともいい得よう。 更に、第二に、彼は第七章に於いて地代を﹁自然償格の構成部分﹂とし論ずる、そして第十一章に於いては專ら﹁普通 贋格よりの分解部分﹂として論じ、こ・にも一つの矛盾が存在するかの如くである。 しかし、彼は第十一章既論の引用に於けるが如く、﹁地代は賃銀と利潤とは異った方法に於いて商品便格の土成に入り込 む。﹂︵正正構成読的見解︶という。即ち彼は地代が存在するとすれば、普通便覧11自然二言と解し、之を中心としてそ 9 の構成部分、同時にその分部分解として把握したのではなかろうか。或は、彼のか妊る見解は彼の第六章に於ける債藍碧 解読と便値構成説との雪行、同一覗に端を撰して、第七章に於いて商品債値と自然債絡との混同、或は更に既設の自然慣 格とその構成部分の各自然率との相關的決定、即も一罪の需要供給読−部分的均衡読−分解構成畢行悩の思考に基くもの ではなかろうか。 更に彼が第十一章に於いて、世論の如く、地代の形成を土地利用の需供關係のみならす、土地生産物の需供丁霊の二面 の相素的關係に思いτ把握したのも、か・る二巴の表明ではなかったか。彼は司一問題を、第七章に於いて外面より、第 十一章に於いて内面より把握したともいえよう。撃ち彼の第七章に於ける生産費用読と第十章に於ける需要鋲解読とはマ の申間項たる部分均衡読を媒介として相互に蓮結され得る。 しかし、彼が第七章︵そこでは商晶書誌の出動と決定とが問題である︶に於いて地代の構成読的見解をとるに反して、 第十一章︹そこでは地代の自然率の決定が問題である︶に於いて地代の分解読的見解をとる理由こそ、第七章に於ける地 代の構成読的見構そのものが商品の債格決定以前に、醜に猫立に決定された地代を前提としなければならぬに反して、今 やか・る地代の決定、その有無大小を問題としなければならなかったのによるものであろう。︵さればこそ、彼は自然債格 .の概念に化うる普通贋格の概念を以てし、有効需要の概念を適用していないのもこのためであろう。︶御ち、土地生産物便
格より賃銀、利潤の変償われ臼後に於ける分配の第三範疇駐地代の有無、大小を把握せんがためであった。帥ち、そのた めに、彼は商晶償値法則を或は地代規定を霜崩の如く、その一般的規定より具体的規定へと獲輸せしめたともいえよう。 斯くして、以上の二鮎に上して、彼の思考には何等實質的な矛盾は存しない。唯、矛盾があるとすれば、それは形式的 な矛盾−即ち凡ゆる角度よ甑物事を観察せんとする彼の思考画趣の推移があるのみである。しかし、それは彼自身の射干 的思考の重層的な多面性によるものでもあろうQ 然らば、彼は構成部分“債格の原因としての地代により一般地代を読き、第十一章に於ける分解部分一債絡の結果とし ての地代に於いて差盆地代を読明せんとするものであろうか。また彼の第十一章に於ける自然的地代は一般地代であ惹の か、差盆地代であるのか。 コ へ を も セ 既論の如く、第六章の當初より彼の地代は本則的には、崩般地代として規定され、自然的地代はその本質的贋値形態で し お も し も あった。︵從って自然的地代が普辛勝格の分解部分︵償格の結果︶として規定されようとそれは本質的には差釜地代ではあ り得ない。︶しかし、彼は他面、後面に於けるが如く、土地の豊度と位置との差等に基く差盆地代の存在を明確に意識してい る。しからば、彼の自然的地代を中心として、一般地代と差益地代とは如何なる關係に立つものであろうか。斯くしで、 ・次いで、自然的地代の本質と諸相とを以下に考察しよう。 四 彼は既論の如く、自然的地代︵本質的には一般地代であるが︶が、ω経濟杜會の獲展過程に邸慮して昌土地の自然的人 爲的豊度︹と位置︶の差等等の具休的事項によって規定されることを語いた。噺 くして彼は今や土地生産物に帯する需要 側面一その素材麟性に重黙を移して、之を曲論の二種の土地生産物に偏別し、以上の二丁黙より昏々の自然的地代を具体 アダム・スミスの地代範疇 一五
アダム・スミスの地代範隠 静六 的に規定せんとする。今、以下に、彼の所論に從って、彼の自然的地代の本質と諸柑とを,或は自門的地代を魚心として 一般地代と差盤地代との關聯を論考しよう。 じ メ 彼は第一節﹁常に地代を生する土地の生産物についτしに於いて,﹁土地の地代は、その生産物の如何を問わず、その土 地の豊度によって攣北するのみならす、その土地の豊度の如何を問わすその位置によって愛化する﹂と説く、︵”下司︶こ ・に於炉て、彼の農業資本とその華均利潤より帯域される彼の十分湖心n一般的、,肚會的生産費は今や、土地の豊度と位 置との差等に基き、個別的生産費に轄化され、且、か・る個別的生産費と普通骨格との差等より、自然的地代を具体的に 規定㌦せんとする。即ち彼は土地の農工或は位置の差等を以って、土地所有の全面的形成下に於ける土地一般に書して一芸、 一般地代として定立せる自然的地代を第二叛的、箸休的に量的に修正規定するものとして把握している。斯くして、こ・ に、彼の自然的地代は一般地代部分と差盆地代部分との統一の相に於いて現われる。 衣いで、以下に、第一種生産物に於ける地代の恒存の保讃、從って彼の︵自然︶地代︵11一般地代の︶源泉論を考察しょ弓。 ﹁入間は.⋮:その生活手段に比例して、自然と塘塾する﹂という重農主義的人口理論を前提として、﹁食糧には常に多少の需要がある﹂と いう。鄙ち、食糧のか翻る特性は特殊の需要を創造し、食糧の所有者をして、常にその需要者を見出すことを得しめ、且その労働を支配せ しめると。︵殉・ぱ0︶印ち、 第一に彼は重農主義的人口理論、食編の特性凱自璽的需要創造説、支配勢働説︵1一資本と官府との交瑛に焚ける需要供給読︶に基き食糧 生産に於ける地代の恒存を保讃せんとする。︹℃μA①︶堪で、今や、、土地生琵物の需要供給雲煙に賛ける供給側面よの、その需要側面に重殿 を置く結果、その供給側面に於ける地代源泉としての土地所有の社會的勢力は唯、軍なる地代の草書的購醗條件に韓化することとなる。 家いで、彼は支配里並豊富尺度の観鮎より、生産物偵葉隠より、賃銀資本を差引いた幾部に於いて︵利潤︶地代の存在を保零せんとする 1食糧を生毒する土地は常に飴剰生産物の形態に於いて地代、︹利潤Uを重出すると。︵即頃臼駐∼喝︶勿論、そこには、支配細工債値尺度に基
く債値測定の蝶介は存在するが、 一面、瞭剰生琵物[般︵地代のみならず利潤を含む︶11地代の物理的基礎を以て、埴代の位格形態と同視 するものであり、その馳に於いて、食盛生絹に於ける地代の恒存を土地生産物書置より読明することが困難となる。︵しかし、彼は後に、需 要供給読︵普通便格1十分奪格︶の翻黙より、需要側面に、或は地代競A雷声係に重馳を置いて地代の便値形態に於ける恒存を設明せんとする。︶ 筒、彼はかエる飴剰生琵物の形成を勢畜生出力の獲展にか玉わらしめる如く見えるが、同時に、地代は士地自身の自然的生謹力に源泉を 有するとい弓重農主義的見解が潜在する。 他方、彼は第三影青五章﹁資本の異なれる用途について﹂︵9爵。島離。出鼻国目印。団ヨΦ艮ohO国璽津巴︶に焚いて、同額の書本の諸種の用 途脚ち農業、製邉業、蓮輪業、商業等への使用の中で、﹁農業者の黒本程に多量の生産的勢働を活動せしめるものはない﹂と︵賢聖潰︶。慮で、 彼は第一、編、第一章﹁分業について﹂︵。断窪。憲4陣の凶。昌9い昏。霞︶に於いて、農業重賞の技術的低生血性を一自然的、季節的制約性︵藩候 の攣化と作物の成長︶に於ける異種溜労働の出時縷剛性、從って、分勢の困難、︵或は牧穫漸減法則の作用︶に求める屯のであるが︵,ゆ︶そ れは今や、當面の問題として農業資本の技術的低構成として現われる。 斯くして、彼は彼の誤電便値説−生繋馬帥勢働の概A芯︵愚書便殖作出的勢働︶1農業資本の有機的低一簿威を媒介乏して、農業勢働の大なる 鹸剰贋値創邉性を醗明せんとする。鞭ちこの貼に、一般地代の勢働想起説よりの﹁源泉が存在する。然るに、彼は次いで、﹁第齢する僕碑は 勿論、彼の役畜もまた生琵的勢働者である。又農業に於いては自然も人聞と共に営農する﹂︵,口器︶とQ 邸ち、彼は農業に於いては自然も人聞と同檬、生繋累勢働であると解し、.農業資本は同量の他資本に樹比して、相馬的に多量の生謹減勢 働を使用し、地代としてより大なる鹸剰贋値を作出すると。斯くして、役畜の勢働に飛して賃銀、自然の舞働に毒しても地代を認めること になる。︵﹁℃.Q◎直心∼鯨︶しかし、勿論、それは一面、彼の類推によるものではあるが、かエる土地生半力説的見解は彼が重農主義より銀歯し ・たる残淫 である。 期如く,彼の地代源泉論には相互に矛盾する亘理︵蝕剰︶贋無二的見解と土地︵自然︶生産力的見解が併存するが、後者は、前者、或に 土地所看勢力に基く地代源泉論︵供給側面に於ける︶に矛盾しながら、食糧の自誓的需要創造設︵需要側面に於ける︶と結合し℃食糧に於 ける︶地代の僅存を説明する。 アダム・スミスの地代範疇 − 一七
停ノ5﹄ ・ フ 、こン 0.茸ぞ輩瞳 . 嚇 一ノ また彼は有機的生産物の生崖は生産の基本的元畜たる土地使用上、相互に立地競孚の志念に立つが叢生嵩物の肚會的需供關係に於ける普 通贋格と十分債格との關係に於いて、大なる地代碧海能力を有する生産物がその立地を獲得し得ると解して、かエる生磁器を、借覧食糧匝 穀物、肉類に求め、耕地、牧場の地代を二って他種の耕地の地代を規定するものであると解している。バ勺﹄紹︶廓ち彼に歴いては食糧地代 こそまさに基本的な農業地代であるといえよ5。 ヘ ヘ ヘ ヤ 斯くして彼は﹁人聞の食糧は常に必ず地主に何程かの地代を與える唯一の土地の生卵物であろ弓。﹂︵,屋 ︶という。鄭ちこの馳に於いて 食糧地代の、彼に於ける一般地代性を看取することが出來よう。 彼は次ぎに、第ご節﹁時に地代を生じ、時としてそれを生ぜざる土地の生姦物について﹂に於いて、斯種土地生蓬拗を油搾資料と鑛業抽 出生唐物とに匿別し、前者に濡して食糧の絵剰生禽は砒會人口を増加せしめ、それ自体の需要を創造し、その普通償格を十分債格以上に恒 常ならしめ、その地代を保謹すると同時に、その瞭剰生馬物の所有者をして、.他種土地生毒物︹衣佳材料︶を需要せしめ、之について地代 を成立せしめるに到る。︵,,H曾∼μ罐︶︵この馳に於いて彼は人聞欲塑の護展とい直配難に立脚する。︶勿論、それは土地の瞭剰生産物生産 性、食糧の自書的需要創造性等の重農主義的見解に基くものであるが、引湧いて彼は食糧の保齢する自体の地代、或は他種土地生偽物︵衣 住費料︶の地代は土地の耕作改良に基く吐序論勢働生産力の護展の結果としての食糧鴬張の増大によるという。︵” 2︶從って先きに、食糧 地代は配置生産物形態に於いて、土地の自然的生謹力に起因する屯のとして軍糧されたが、令やそれは肚面的勢働生塵力の稜展に趨萌する ものとして把握され,︵相楽帰する見解が相亙に有機的に硫一される︶、か﹂る基礎の上に食糧の瞭剰生蝋物が入口の増大、それ自身の自襲的 需要創造、否他種の土地生琵物の地代の成立を可能ならしめる過程を説明せんとする。︵勺畳H漣︶ 彼は黒山の抽出生産物とその地代に照して、︵今、鑛山−炭坑を例にして、︶﹁例えば、衰坑が何らかの地代を生じ得るや 否やは、一部はその再度に、一部はその位置による。﹂︵国目.霰︶と、︵しかし、彼はその豊度を同一投下勢雅量による生産物 の差等涯勢働儂値読舟と、他方、普通贋格と十分債格との關華華需要供給論“より把握している。︶從って豊度或は位置の 差等に墓き彼の十分贋絡は個別的生産費として、石炭の普里並格との關係に於いて地代を生じ、時としてこれを生じなひ 層
こととなる。若し、その普通贋絡が特定炭坑の十分値格砿個別的生産費に相等しき場合には地代は存在せす、唯、資本家 にして同時に土地所有者を兼ぬる輩ム入格によってのみ方言されることとなる℃︵男﹂⇔㎝勺.用−■一$一く司︶この黙に於いて、彼 はリカルドと正反樹に最劣等條件に署しても︹自然的︶地代の存在を認め、唯その存在し得ない場合として、その炭坑が 腰坑となるか或は山面の如き場合を想定する。鄙ち、持論の如く、彼は地代理論の根本前提として、全面的土地所有の存 在と山面的作用とを想定するが、その排他的猫屈性は、生産物の需要供給關係に於いて、︵“普蓮宮格と十分便格︵個別的 生産費︶との關係に於いて、︶張化され、或は弱化され、地代の上に反映する。彼は土地所有は事零下存在するが、機能的 には存在し得ない、︵從って地代の存在しない︶場合として南面の如き場合を想定する。 斯くして、彼は長期的翼霊的見地まり罷工の平張をリカルドとは正反封に、劣等炭坑よ,り優良炭坑への、卸ち狸掘の上 昇序列を前提として、勢働生産力の獲展とともに、石炭の供給が需婁を超過し、普通債格の低下を來たし、劣等炭航はそ の十秀償格︵個別的生産費︶を補填し得す、塵坑となり唯、優良炭坑の十分償格のみを補償するにすぎず、斯くして、後 者の十分主格が附近炭坑の石炭落部の普通債格を規定するに到ると。︵℃.戸蕊①∼剣︶︵勿論、それは先例と同一の結果とな るであろう。︶ .尚、彼は鑛業抽出生産場一般の地代に關して、既論の炭坑地代と同一の解繹を施し︵以下は貴金闘、寳石等に黙してf あるが、それは同時に鑛業地代一般に雲斗するでめろう、︶その地代は︵食糧を生産する土地の地代と異り、︶生産條件の絶 樹的豊度に比例せす、相馬的豊度に比例するという。︵℃﹂罷︶︵こ・にリカルド差釜地代論の出発点がある。︶ 鄙ち、以上の鮎より彼は鑛業抽出生産物一般に黒して、長期的獲展的見地に於いて地代の成立を否定するものの如くで ロ あるが、唯、短期的経量的にのみ之を認めたと解してよいであろう。而して、この場合に形威される地代は彼が相甥的豊 度に比例するという酷より解して、差益地代として現われる。しかし、それはリカルド的差釜地代の観念とは類型を異に , “. 幽 . , 隔 ︾ 1﹂﹄ ビ■乙2韮 置 幽
するものであろう。即ち、彼は画論の如く、地代理論の根本前提として土地所有の全面的存在とその所有猫占とを想定し た。從つで彼はか・る前提の下に、土地所有の猫爵勢力そのものが探掘の上昇過程に於いて、経過的に螢働生産力の獲展、 生産物の供給檜加、從って、その普通債格の低下によって弱化せられ、唯、差益地代部分のみが土地所有に瞬註する過程 を考察したのでめろう。斯くして、彼の自然的地代はこ・では差釜地代の形態に於いて現われる。 彼は言論の如く、自然的地代を本質的には一翼、 ︷般地代として想定した。しかし、彼は次いで土地の豊度と位置との 差等に基き從ってその差釜地代部分を以て、前者を具体的に︵且つ量的に修正規定する。更に、彼は土地生産物の需要と 素材的性格に從い且、維七七會の獲展を媒介として、.食糧−後には衣佳資材に闘し一般地代を認めるとともに他方、差釜 地代によって之を具体的に修正せんとする。帥ち、この黙に於いて彼の自然的地代は爾地代部分の統一の相に於いて現わ れる。他方、彼は里山抽出物に烈しては、長期的悪童的見地に於いて、雨地代を認めす、唯短期的、経過的にのみ差盆地 代を認める。即ち、こ・に彼の自然的地代は差釜地代の形態に於いて現われる。しかし、彼は土地の豊町と位置との差等 に基き、十分智慧を歓會的生産費より個別的生産費に韓化し、か・る十分野格の差等を通じて、難壁地代を把握せんとす るが、需要供給読に依撮し、未だ最大生産費読に到らす、從って差釜地代を理論的、法則的に定型化することは出費なか った。同時に、自然地代としての所謂る扁般地代と差釜地代との論理的な匠分と闘係とは彼に於いては未だ不明確のま・ に残されている。 結 彼は以上に於けるが如く、自然地代を一般地代として一図、一般的、本質的規定として想定し、後に之を、豊艶と位置
の差等に於いて具体的規定たらしめんとした。果して、然らば、か・る自然的地代の諸相は理論の第一の問題一﹁慣格の 樽成、分部解分に於ける地代の問題﹂と如何なる關聯に立つものであろうか。 思うに、既論の自然地代の量的規定という難より解すれば、彼は興野の構域部分一廻格の原因としての地代によって一 般地代を、その分解部分顎債格の結果としての地代に於いて差益地代を読明せんとするものではない。印ちそれは彼の部 分均衡論的思考よりすれば、構成分解着姿観の蕪に於いて、或は最大生産費によって普通野薄の決定を説かす之を需要供 給読に委ねる黙.に於いて明白である。彼は、唯自然地代の有無大小を問題とするにすぎない。 コ あ カ も カ レ セ セ し む も しかし、彼の自然的地代の量的規定は、彼に於いて、同時に、無自畳的であったにせよその質的規定として、自然地代 の一般的想定︵咽般地代としての︶より、 一窪地黒部二十差益地代部分へ、更に、差益地代への具体化.過程に於いて類型 も さ し も ヘ カ カ も も も 化された。果して然らば、彼は不明確であったにせよ、債格の原因、或は結果としての一般差釜爾地代の差等を意識して いたであろうか。彼は既論の如く、コ地代は賃銀及び利潤とは異った方法に於いて商品性格に入り込む。賃銀及び利潤の高 低は三夏の高低の原因であるが、地代の高低はその結果である﹂︵℃・”虞㎝∼⇔︶という鮎⋮に、集中的な混血を現わしつ・も、 も む も セ も ち カ 一面雨地代の態様︵優分と關係︶の差異を無自民乍らら把握したのではなかろうか。否、それは地代の構成分解平行観に 基き、自然地代を量的に規定し、同時に、自然地代に畏して、無自畳的にもせよ、一般・差釜爾地代の質的差等を理窟せ んとする貼■に於ける混鰍ではなかったであろうか。 思うに、彼に於いては自然地代の質的規定より、その量的規定に重黙が置かれていた。從って、後者の解明の聞に自然 地代は既論の如き諸相に於いて現われ、彼自身その存在を認識するにせよ、未だその質的規定を自畳的に、理論的に定 型、法則化したものではなかった。とはいえ、彼に於ける自然地代の本質的為体が一般地代にあったことは既論の通りで ある。 ︵完︶ 二五・五・三〇
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