英語科 学習指導案 1 単元名 PROGRAM2 アンディー, 武史の家へ行く 2 指導観 ○ 前課では,留学生のパーティで,アンディ,由紀,武史,マイクが出会い,互いを紹介しあい,友達にな る場面を学習した。本課は,アンディが,由紀と一緒に武史の家を訪問し,アンディが自分の家族の写真を 由紀と武史に見せたり,日本独自の物について武史に質問したりする。言語材料としては主格の代名詞it / he / she,疑問詞 what を学習する。主格の代名詞を学習することで,日本語においては主語が省略されたり曖 昧にされることが多いが,英語では主語がたとえ前にでてきた人や物と同じであっても省略されないことや, 日本語の口語において「彼」「彼女」といった表現はあまり多用される表現ではないが,英語では”he”,”she” は日常的に使われる表現である,という日本語と英語の表現の違いも学習する。また,これまでは自分と相手 についての話題がコミュニケーションの中心であったが,本課を学習することで,身近な人や物についても, コミュニケートできるようになる。和英辞書は本課で初めてその使い方を学習する。 ○ 本学級は,男子20 名,女子 16 名,計 36 名で構成されている。明るく,活発で,前向きな態度で授業に のぞむことができる。四月に調査したアンケートによると15 人の生徒が就学以前,9人が小学校1~2年 生から英語学習の経験があり,中学校ではじめて英語を学習する生徒は0人であった。プログラム1終了後 のオーラルデモンストレーションでは,ほとんどのグループが自分達で台詞を付け加え,アドリブを入れ, 豊かな表現活動ができた。毎時問いかける“How are you?”にも,様々な表現で答えることができる。しか しその一方で,声かけをしないとワークシートに黒板の板書を書き写すことをしなかったり,積極的に活動 に参加できなかったりする生徒が数名いる。プログラム1終了後の単語テストでは,25人(約70%)の生 徒が9 割以上の正解率である一方,8人(約 22%)の生徒が5割以下の正解率であり,学力の二極化が顕著 である。また,プログラム1終了後の英語学習に関するアンケートでは,「話す」,「聞く」,「書く」,「読む」, の四つの技能のうち,最も苦手な技能として「書く」技能だと答えた生徒が12人で最も多く,また「書く」 技能は,最も多い16人の生徒が一番上達したい技能であると答えている。このアンケートから,英語で「書 く」技能は,最も多くの生徒が苦手意識を持っているが,上達したがっている技能である,ということがで きる。
○ これらを踏まえ,指導にあたっては,主格の代名詞it, he, she の意味と用法を区別し,ワークシートやコ ミュニケーション活動を通しその定着を図り,教科書の本文を参考にしながら,日本語表現との違いに気づ かせていく。その後,ALT と JTE の家族や友人を紹介しあうスキットを聞き,ALT と JTE 家族紹介シート の空欄補充をする活動を行い,家族を紹介するために必要な語彙や表現を理解させるとともに,生徒のそれ までの学習内容の理解度を把握し,自分の家族紹介文を完成させる際に,個々人の学習到達度にあっためあ てや取り組むワークシートを決定するための判断材料とする。家族紹介シートを完成させる活動では,和英辞 書を活用して,「英語で書く」ことができる喜びを伝え,「英語で書く」ことに自信を持たせ,自分の思いや 考えを英語で書いて表現しようとする意欲を高めたい。なお完成した家族紹介シートは,教室内に掲示する 予定である。また,完成した家族紹介シートの写真を使って,疑問詞what の導入と,コミュニケーション 活動を行い,「英語で書く」さらなる自信と意欲へとつなげたい。和英辞書は,個々人の生徒の必要に応じ て活用ができればよいこととし,和英辞書を使った結果起こった間違いについては,後日添削指導をする。 3 単元目標 ○ 自分の家族について英語で表現させる。【関心・意欲・態度】 ○ 代名詞( it , he , she )や疑問詞 what を用いて表現できるようにする。【表現】 ○ 代名詞( it , he , she )や疑問詞 what を用いて書かれた事や尋ねられたことを理解できる ようにする。【理解】 ○ 代名詞( it , he , she )や疑問詞 what の意味と用法を理解させる【知識・理解】
4 単元計画 次 時 学習内容 一 二 三 四 1 2 1 2 3 4 1 2 1 2 Is this( that )~ではじまる疑問文に対する答え方と代名詞 it の用法を理解する① Section1の内容理解をする① 代名詞he, she の用法と人について尋ねる be 動詞ではじまる疑問文を理解し,それに対する 答え方を理解する① 和英辞書の使い方を理解しSection2の内容理解をする①
ALT と JTE の家族を紹介しあう会話を聞き,ALT,JTE の家族の紹介文を完成させる活動をす る①
自分の家族の紹介文を完成させる活動をする①(本時) 疑問詞what の用法とそれに対する答え方を理解する① Section3 の内容理解①
Program2の単語テスト,音読練習,Oral demonstration のグループ分け① Program2の Oral demonstration 発表会①
5 授業構成 常時活動 取り組み内容や手だて 前 英語のあいさつ,会話,歌( 10 分) フォニックス又は 辞書を活用した活動(5分) ポイントを与えることで,積極的な態度を評価する。 ランダムに指名する事で,「覚えよう」「できるだけ早く言葉を見 つけよう」という意識を高める。 中 前時の復習とめあての提示(5 分) 活動(15 分) 練習(10 分) 前時の内容と関連させながら,生徒の学習意欲を高めるようなス キットを行い,めあてを提示する。 ワークシートを準備し,生徒が主体的に取り組めるようにする。 机間巡視などで,すべての生徒の理解度を把握する。 後 めあてを振り返り,まとめをする (5分) めあてに戻り,本時の学習内容を振り返る。 6 本時 平成21年 6月 18日 (木) 第5校時 一年三組教室に於いて 7 主眼 ○ 代名詞he / she を正しく用いて家族について三文以上の英文で表現できるようにする。 8 本時の指導観
生徒達は前時までに代名詞,it, she, he の意味と用法について学習してきた。また,program2-2 の内容を学 習し,Andy が CD ロムを用いて家族を紹介するという本文の内容を理解している。本時は,ALT と JTE の家族 紹介の人称代名詞やbe 動詞を中心とした語彙を 10 箇所( )抜きしたプリントに ALT と JTE のスキットを参 考として適切な語を書き込む活動に取り組んだ後の自己評価を基準として,自分の学習到達度に応じためあて (Today’s Goal)を選び,家族の紹介文を完成させる学習活動に取り組む。8カ所以上を正答することができれば ワークシートblue,5カ所以上を正答できればワークシート green,それ以外の生徒はワークシート yellow を 選び,活動に取り組む事とする。
ワークシートyellow のめあて: 二人以上の家族の紹介文を日本文を書いた後に三文以上の英語で完成させよう。 ワークシートgreen のめあて:.二人以上の家族の紹介文を三文以上の英語で完成させよう。
ワークシート blue のめあて: 二人以上の家族を四文以上の英語で紹介しよう
すべての生徒にblue, green, yellow3種類のワークシートを配布し,取り組んでいる最中に難しすぎたり,易 しすぎたりした場合は,別のワークシートに取り組んでもよいこととする。なお自分の力で英語で表現しようと する意欲へとつなげるため,本単元で用いたプリント,教科書,和英辞典をしっかり活用するように伝え,生徒 の質問には,ただ答えを教えるのではなく,答えを見つける手段を教えるようにする。また冠詞の間違いなど、 小さな間違いの指摘は必要最小限とする。
9 準備 ワークシートblue, green ,yellow 家族の写真(絵) 和英辞書 のり はさみ 10 展開 生徒の学習活動 形態 教師の支援・援助 評価規準・評価方法 配時 研究項目 導入 展開 まと め 1.英語であいさつ,簡 単な問答をする。 2.歌を歌う。 3.和英辞書を使って指 示された言葉を探 し,見つけた人から 起立する。 ★Today’s Goal★ 4.前時の内容を振りか えり,めあてを確認 する 5.ALT,JTE の家族紹介 シートを発音する。 6.前時の評価を参考に, 自分のめあてを書き, 家族紹介シートを作成 する。 ①個人で家族紹介シート に取り組む。 ②ペアになって家族紹介 シートの内容を見せ合 い、分からない所は助 け合って考える。 ③再度個人で取り組み 家族紹介シートを完成 させる。 7.家族紹介シートを 回収し,次時の内容に ついて知らせる。 個人 一斉 一斉 個人 一斉 一斉 個人 ペア 個人 一斉 ・ 既習事項を用いて問いか け,答えさせる ・ 大きな声で歌っている生 徒にポイントスタンプを 押す。 ・ 半数の生徒が起立したら, 言葉のある場所を教えあ うようにする。 ・ 前時空欄補充を行った ALT,JTE の家族紹介シー トを拡大したものと,三種 類のめあてを掲示する。 ・ 前時学習した表現を確認 しながら発音するように する。 ・ ALT,JTE の家族紹介シー トやこれまでの学習で使 用してきたプリント,和英 辞書を参考に,できるだけ 自分の力で取り組むよう に伝える。 ・ ワークシートC に取り組 む者同士のペアにならな いようにする。 ・ 再度個人で集中してワー クシートを完成させるよ うにする。 【理解】【表現】 ・ 教師の質問を理 解し,適切に答え ることができか 【関心・意欲・態度】 ・ 大きな声で歌っ ているか 【関心・意欲・態度】 ・ 和英辞書を使っ て文字を探すこ とができたか。 【関心・意欲・態度】 ・ 大きな声で発音 しているか。 【関心・意欲・態度】 ・ 家族紹介シート を、既習したワー クシートや和英 辞書を活用して 積極的に調べ書 こうとしている か。 【表現】 ・家族紹介シートを 完成させることが できたか。 3分 3分 5分 4分 5分 15 分 5 分 8分 2分 ② ② ⑤ ① ⑤ ③ ④ ③ ⑥ 〈授業改善のための研究項目〉 ①めあての焦点化 ②導入の工夫 ③考える時間 ④交流の場 ⑤小テストの実施,学習訓練 ⑥評価活動 ワークシートyellow のめあて: 二人以上の家族の紹介文を日本文を書いた後に、三文以上の英語で 完成させよう。 ワークシートgreen のめあて :二人以上の家族の紹介文を三文以上の英語で完成させよう。 ワークシート blue のめあて :二人以上の家族の紹介文を四文以上の英語で完成させよう。