プログラムド・テキストによる授業
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(2) 140. 庄司不二男・堅田和芳. これを探求するため,今回は手初めとして同じプログラムによる学習者ペースおよび教 師ペ-スによる自習授業を実施し,それらの学習効果および生徒の反応を調査し,併せて そのプログラムを検討したo. 2.実施の方法 2・1実施期間と対象 1・実施期間 2.対. 昭和49年9月11日より10月4日の間 象. 横浜市立舞岡中学校2学年勇子. 6学級の生徒をA,. B,. Cの3実験群に分けて実施した.なお,知能検査のデータのな. い老および遅延テストを受験しなかった著は対象から除外した。 各実験群の被験者の知能検査(1学年時実施,教研式)の結果を表1に示す。実験群A と他の実験群との平均値の差はt検定の結果,有意水準5%でいずれも差が認められな かった。 2・2. 研究の方法. 1.指導単元. 単元名. 技術・ 家庭2年男子向き. 学習目標(丑. 金属加工"ノギスの使い方”. ノギス各部の名称,機能がわかり,操作できる。. ②. バーニヤの原理がわかり,寸法の読みとりができる。. @. ノギスで品物の寸法を測定することができる。. 2.研究の進め方. 読書(視覚),ラジオ(聴覚),テレビ(視聴覚)による3つの自習法を取り上げ,これ に対応するものを同じプログラムで実施する。 プpグラムの設計に当っては,被験者は鋼尺および′{スによる寸法測定は学習済みだが, ノギスほ工作室などで日に触れた程度に過ぎないので,これを前捷条件にするo 読書による自習用にほこのプログラムによるプログラムド・テキストを,ラジオおよび テレビによる自習用にはテキストの説明,発問,確認の部分を録音および録画したテープ と問題部分を抜草したプリントを作成し. 表1知. 能. 偏. 差. 値. 項. 蛋. 知能偏差値の平均. 標. 準. 撃墜量塾凶 89. 49.5. 10.4. 36. 50.1. 9.6. 36. 52.2. 9.8.
(3) プログラムド・テキストによる授業. 表2. 141. プログラム・ド・テキスト. 表紙 ノギスの使い方. これからこのテキストでノギスの構造,寸法の読みとり,測定方法について勉強します。つぎ のことがらを守って下さい。 (1)このテキストには〔1〕から〔33〕のフレームがあります。フレームを正確に読んで番 号のJ慣にやって下さい。 (2). ●印のついた文のなかに 成しなさい。. .のあるところほ適当な数字や文字を書きいれて文を完. その正解はつぎのペ-ジにありますoわからなかったり答がまちがっていたときは前に もどって,もう一度よく考え,わかったら正しい答に書きなおしてから,つぎに進みな さい。. (3)正確に,しかも早く進めて下さい。 (4)葦記用具を準備しなさい。 (5). 〔1〕に進む前に学習開始の時刻を書きいれて下さい。. 学習開始時刻 学習終了時刻. 2年. 組.
(4) 庄司不二男・堅田和芳. 142. 表2. プログラムド・テキスト(続き) P-1. 〔1〕皆さんの机の上においてあるのがノギスです。. P-2. 〔1〕正解. 1本ずつとりなさい。. ノギス で150. ・これほ呼び寸法150mmの mmまでの寸法をはかるのに使う。 一寸. 2ページ. [8]. 〔Sつ. 3ページ. →. IE# とめねじ. O. L∫p. o. 本. スライダ. 1盲J、I). ・それでほ,. 尺. ....,.,...,_.,_-をゆるめ,上図のように. の部分をにぎり,親ゆびを「指かけ+にかけて……….._. の部分を左右に動かしてみなさいo → 2ページ. -⇒. 3. ページ. 〔5〕正解. 〔5〕. 本 7.i[千,I.1.千.t.i-7.7.・F.・l・.1F,千.↑,′T,..I,,∼: \①・・. I. 尺. ①. 本尺目盛り. ②. (本尺の)ジョウ. ③. (本尺の)くちばし. ①は..…=.”.-‥-.”, ・上図ほノギスの..-.”-._,,-=....の部分で, ②は.‥”....…...”, ③は..T_””__I__であるo →. 2ページ. 〔7〕. ・う. 3ページ. 〔7〕正解 ・・.qくSJ['Lと81ねr. とめねじ. すr=お吐こ.ヂ抑、・+. 指かけ. 代t.tK__b≡,i.,  ̄鴻小11. ステイルS'?ウ. ・上図(一部省略)ほノギスの「スライダ+の部分で す.スライダにほ「バーニヤ目盛り+がついていま. す。スライダにも「ジョ.ウ+と「くちばし+があり, 右側にほ「デプスパー+がついています。 ・. はスライダを本尺に固定するため,. __,...,...-..... はスライダを動かすとき親ゆびをかけるためのもので す。各部の名称をおぼえましよう。 →. 2ページ. →. 3ページ.
(5) 143. プログラムド・テキストによる授業 表2. プログラムド・テキスト(続き) P-4. P-3. 〔2〕. 〔2〕正解 とあ1ねLL.. .iL T. &. ?. ①. 本. (参. スライダ. ③. とめねじ. 尺. 0. /∫. 0. ズライタt-. ・上図と君のノギスとをくらべて各部の名称をおぼえ ましよう。ノギスは「本尺+と「スライダ+とスライ. ダを本尺に固定する「とめねじ+とからできていま す。. ②は∴_…=-..J ③は____..__=._.__., ・上図で①ほ...._…_-.-_...., です。. -. {. 4ページ. 〔A〕. 1ページ. 〔4〕正解. _よ又d)く土d;'L. スライダ. 才一札 ,r. ○. lll ?.T,育.号・.千.チ,T.了.?I'`○,I,I.I,I.I.-.I...''f,',T..…。. 1. \主ょ過. ・jiLのi・-aウ. ・上図(一部省略)ほノギスの..._._,___I_.をはずした 「本尺+の部分ですo 本尺にほ mmおきに 15em 「本尺日盛り+がつけられ, (150mm)まで 日盛りがついている。. また本尺の左側にほ「ジョウ+と「くちばし+がつ いています。. /. 各部の名称をおばえましよう。. 1ページ. 一4ページ. 〔6〕.本尺目盛りR-・-・:==--・---・mmおきを㌔す蒔{-∼-I-mm 〔6〕正解 までの目盛りがつけられていて,鋼尺に相当す. 1. る。 -i-->. 4ページ. {. 150. 1ペ-ジ. 〔8〕正解. 〔8〕. スライダ. (カ バーニャ目盛り ② ①ほ__.……-_…_., ・上図ほノギスの…...._.________の部分で, ②ほ__……......J③は_._.,.===”_, ④は__.._.”......J ⑤は ⑥ほ‥._..”.._”_ であるo →. 4ペ-ジ. ③. (スライダの)ジョウ (スライダの)くちばし. ④. デプスパー. ⑤. とめねじ. ⑥. 指かけ. 5べ-ジ. ♂.
(6) 144. 庄司不二男・堅田和芳 表2. プログラムド・テキスト(続き) P-5. P-6. 〔9〕. 〔9〕正解 2本のジョウを密着させて,. スライダを左に動かし,. とめねじをしめてスライダを本尺に固定し,本尺目盛 りとバ-ニヤ目盛りとの関係を調べましよう.. 19 19. と書いて ・バ-ニヤ目盛りの一番右側の目盛り(10 ある)ほ本尺目盛りの mmの目盛りとびっ たりあっている。. 20 19 20. バーニヤの1日盛りは,この. 等分したものになっている。. 0.95. したがって,バーニヤ目盛りの1日盛りほ mm+. →. -6ペ-ジ. mmであるo. 〔11〕. 7ページ. 〔11〕正解 (古 本 ′. ′○ 1恥. 尺. ②. スライダ. ③. とめねじ. ④. ジ. ③ほ. ⑤. くちばし. ⑥は. ⑥. デブスバ-. ⑦. 指かけ. 0 匂. 払●--. ヰ. 上図のノギスで①ほ. ④は ,,. ,,. ⑦ほ.. J. __,. (参は ⑤ほ. ._,. _..,. である。. 6ページ. →. 〔1釘. ョ. ウ. →. 7ページ. →. 7ページ. →. 7ページ. 〔13〕正解 本. 尺. バーニヤ. 順序ほ逆でもよい ノギスで穴の内径をはかるときほ上図のようにくち ばしを穴に正しく密着させ,とめねじでスライダを 日. 本尺に固定して穴かちノギスをほずし, 盛りと.___. __=目盛りで寸法を読みとる。 →. 6ペ-ジ. 〔15〕. 〔15〕正解. ・ノギスの2本のジ占ウが密着しているときほ本尺の 日盛りの... 0. ”_..とバーニヤ日盛りの._......,...とが ぴったりあっている。. 0. 本尺の目盛りは. 1. は. mmごと,バーニヤ目盛り. ごとについている。. 0.95 ). 6-i-・}.
(7) 145. プログラムド・テキストによる授業 表2. プログラムド・テキスト(続き) P-8. P-7. 〔10〕正解. 〔10〕 。本尺の1日盛りは. 1. mm,メ-ニヤの1目盛. 0.95. りほ. mmなので,本尺の1目盛りとバーニ ヤの1日盛りとの差は.____.___=.-._...mm-”__….._.....mm=. 1 0・95. mmになるo →. { 5ペ-㌔. 0.05. 8ページ. 〔12〕正解. 〔12〕. とめねじ. ノ. ギスで品物の寸法をはかるときほ上図のように2. 本のジョウの間に品物をほさみ,品物に正しくジョ ウを密着させ,. .,__.....,_”_.でスライダを本尺に固定し て品物からノギスをはずし,本尺目盛りとバーニヤ う8ページ 目盛りで寸法を読みとるo. 5. ,. /. ページ. 〔14〕正解. 〔14〕. ジ. ・ノギスで丸棒の外径をはかるときほ_._.....‥.,..せ,穴 の内径をはかるときは,”_...=….…せ使う。その寸法は 目盛りと 目盛りとを使って読みと →. 、. 8ページ. ウ. くちばし 本. る。. ョ. 尺. メ-ニヤ. )順序が道でもよい 5小雪. 〔16〕正解. 〔16〕. 1 0.95 Q). 0.05. ・上図のように2本のジョウが密着しているとき は,つぎの目盛り①と⑳とのずれは_._”-.=_..‥=‥mmmm-. 0.05. mmである。. スライダがわずか右に動き, ①と⑬の目盛りがあえ ば, 2本のジョウの問ほ...”___.__.-..mmあく -す. 8ペ-㌔. 9ページ. ♂.
(8) 146. 庄司不二男・堅田和芳 蓑2. プログラムド・テキスト(続き) P-9. P-10. 〔17〕. 〔17〕正解. ?Pl. 2 0.1. ⑳. 十. 上図のように本尺の2番目の目盛り②と/:-ニヤの 2番目の目盛り②とがあっているときほ,ジョウの 間は. 0.05mmx. mm. あいている。. 10べ-ジ. →. 〔19〕. 11べ-ジ. →. 11ページ. →. 11ページ. 〔19〕正解. ・本尺の20番目の目盛りとバーニヤの20番目の目 盛りとがあっていれば,. mmあく。. このとき,本尺の1番目(1mm)の目盛りとバー ニヤ目盛りの. 0.05. 2本のジョウの問ほ. mmX. →. _-....とがあう。. 20 1.. 10ページ. 〔21〕. 0. 〔21〕正解. ・品物の寸法をほかるためノギスのジョウの間にはさ んだら,. →. Jミ-ニヤの0日盛りは本尺の12mmの目. 12. 盛りにあった。 この品物の寸法は.. mmである。 →. 10ページ. 〔23〕. 〔23〕正解. 0. 8. o. 0. ヱ4. 8. 8. 10. 骨. 0.4. 品物をジョウの間にほさんで,本尺とバ-ニヤの目 盛りの関係が上図のようになったとします.バーニ ヤの0日盛りが本尺目盛りの12mmと13mmとの. 0.4 12.4. 問にあるので,バーニヤ目盛りと本尺目盛りのあって いるところを探します。 ・上図で上下の目盛りがあっているのは†印のとこ ろでバーニヤ目盛りで_….=..__._.._番目ですから,本尺 の12mmの目盛りとバーニヤの0日盛りとのずれ ほ0・05mmx. mmです。. したがって,この品物の寸法は12mm+ mm-. mmです。. 13べ-ジ →. 10ページ. ♂.
(9) プログラムド・テキストによる授業 表2. 147. プログラムド・テキスト(続き) P. P-ll. -12. 〔18〕正解. 〔18〕. 0.05 5 ㊨ 0.25 う卜.・. ・上図のように本尺の5番目の目盛り⑤と,バーニヤ 2本の の5番目の目盛り⑧とがあっているときほ, ジョウの間は mmx. mmあいている. / 9ページ. 12ページ. →. 〔20〕正解. 〔20〕. 10 o. i. 4. i・h.,1. 2本のジョウの問が上図のように. は,本尺の5番目の目盛り(5mm). 5mm凄)るとき とバーニヤの0. 目盛とがあう。 ・ジョウの間が10mmあいているときほバーニヤの 0日盛りは本尺の______”_....._mmの目盛りにあう。. 〔22〕. 〔22〕正解. 0. 1. .i丸. o%えヰb8JO. ・l、L=ナ. 0.95 0.05. 品物の寸法をはかるためノギスのジョウの問にはさ んだら,. / 9ページ. 12ページ. →. /i-ニヤの0日盛りが上図のようをt本尺の. 12mmの目盛りよりわずか右にあったとします。本 尺目盛りだけでこの寸法を読みとるときほ目分量で 12.□mm と読みとりますが,ノギスではバーニヤ目. 0.05 12.05. 盛りを利用します。. 本尺目盛り(上の目盛り)とバーニヤ目盛り(下の目 盛り)とがあっているところを探すと†印のところで 十ミ-ニヤ目盛りの1番目が本尺の13mmの目盛りに あっています。 ・本尺目盛りは...._._._-.._.__mmおき,バーニヤ目盛りは. mmごとについているので,上図の場合,. 本尺の12mmの目盛りとバーニヤの0日盛りとのず. /. れほ._______..…..-.mmで,品物の寸法は12mm+ mm-. mmセある.. →. 12べ-㌔. 9ページ.
(10) 148. .庄司不二男・堅田和芳 表2. プログラムド・テキスト(続き) P. P-13. 〔24〕. -14. 〔24〕正解. ′. 16 o. も℡. 1ヰ. 0.05. ′t). 曾. 12. ・上図のようにノギスの上下の目盛りが†印のところ であっているとき,それはバ-ニヤ目盛りで12番目. 0.6 16. であるから,本尺の__..”____,,,..mmの目盛りとバーニ ヤの0目盛りとのずれほ. mmx. 0.6. mmである。. 16.6. したがって,このときの寸法ほ___________________mm+ mm-. mmである.一14ページ. →. 〔26〕. 15ページ. 〔26〕正解 23.35. 「.  ̄ ̄o. ヱ. +. b. さ. (0. ・ノギスの上下の目盛りの関係が上図のようになった → 14ページ ときの寸法ほ__”,._””-...”-.mmである. 〔28〕 ・ノギスのジョウの間が12.25mmあいていると きは,ノギスの上下の日盛りほバーニヤの 番目の目盛りであう。. 一寸15ページ. 〔28〕正解 5. な. ジョウの間が12.26mmあいているときほ,ノギ. い. スの上下の目盛りはぴったりあうところが..-‥.....-..….=。 う14ページ. 〔80〕. 一斗15ページ. 〔30〕正解 //. ノ頑. //. i. ジ. ョ. ウ. くちばし デプスパー. (a)外側測定. (b)内側測定. (e)深さ測定. ・ノギスで品物の寸法をはかるとき,外側測定にほ上 図(a)のよう 内側測定には囲(b) のように.,__,_,-.___杏,深さ測定にほ図(c)のように う。. →. 14ページ. 〔82〕それでは机の上にある10円硬貨をとり,その 盾径をはかってみましよう。 ジョウの間に硬貨をはさみ,スライダを左にすべらせ て,ジョウを硬貨に正しく接触させ,とめねじをしめ てスライダを本尺に固定し,ノギスを硬貨から静かに. →. 15ページ. →. 15ページ. 〔32〕正解 23.5. ほずしなさい。 ・. 10円硬貨の直径は_”_””=I”_..,.mmです。 -14ページ.
(11) 149. プログラムド.テキスト中こよる授業 表2. プログラムド・テキスト(続き) P. P-15. -16. 〔25〕正解. 〔25〕 ∫. 5 20. 02甘ヰ各81D. 0.05 5. ノギスの上下の目盛りが上図のように†印のとこ ろであっている。あっているのはバーニヤ目盛りの. 0.25 20. -._,._”_.___番目であるから,本尺の.._.....‖IT___.___mmの目 盛りとバ-ニヤの0日盛りとのずれは,____=____-.-,.mm 0.25 x. mmであるo したがって,このときの寸法ほ mm-. mmであるo. 20. 25 mm+. { 13ページ. 一寸16ペ-ジ. (あるいは. 〔27〕・鋼尺で寸法をほかるときは1mm. 〔27〕正解. o.5mm)以下のものは目測で読みとるが'ノギス. バ-ニヤ. では_____..._….-.....P盛りを利用しで___=_.._I..mmまで読 みとることができる.. →. 16ペ-ジ. 〔29〕ジョウの聞が0.05mmの倍数の長さだけあい ているときに限り,ノギスの上下の目盛りがぴったり. /. 0.05. 13ページ. 〔29〕正解 0.05. 参うところがあらわれますo だから,ぴったりあうところがない場合には,一番接 近しているところを探して,それがバーニヤ目盛りの 何番目であるかを読みとります。 mnより小さい寸法を正し → 16ページ く読みとることはできない。. /. .このノギスでほ. 〔31〕 ・ノギスのジョウほ____I__.._._..漁[J定,くちばしほ 測定,デプスパーほ______.=.…….測定に使う。 う16ページ. 〔88] 鋼尺では0.5mmくらい,このノギスでは0・05 まで寸法を読みとることができます。 またマイクロメータを使えば, O101Tlmまで読み とることができます。. これでノギスの使し「方についての勉強を終わりま す。学習終了の時刻を表紙のらんに書きいれなさい。 表紙\. 13ページ. 〔31〕正解 外側. 内側. 深さ / 13べ-ジ.
(12) 150. 庄司不二男・堅田和芳 表3. フレー. TRによる授業の展開(一部抜琴). TRによるナレ-ショソ. A. 問 題. 用. プリ. ント. ノギスを持って下さい。スライダを左に動かし, 2本のジョウを密着させてとめねじを締めてスライ ダを本尺に固定し,本尺日盛りとバーニヤ目盛りと. の関係を調べましよう。 〔9〕バーニヤ目盛りの一番右側. 〔9〕の文を完成しなさい。 19,. 19,. 20,. 19,. 20,. 0.95とはいりましたか。. の日盛り(10と書いてある)ほ本 尺日盛りの. 完成した文を読んでみましよう。. mmの目盛り. とびったりあっている。 バーニヤ目盛りの一番右側の目盛りは本尺目盛り バーニヤの1目盛りは,この. の19mmの目盛りとびったりあっている。バーニ mmを_.... ヤの1目盛りは,この19mmを20等分したもの. =..=等分した. ものになっている。 になっている。 したがって,バーニヤ目盛りの したがって,バーニヤ目盛りの1目盛りは19mm 1日盛りは +20-0.95mmである。. 間違っていたら訂正しなさい。 mmである。. ここで注意しないといけないことほ,バーニヤ日 盛りには0,. 2,. 4,. 6,. 8,. 10と数字が善かれてい. ますが,全体では20日盛りになっているというこ とです。. それでは〔10〕の文を完成しなさい。. 〔10〕本尺の1日盛りは._..=....…-”” mm,メ-ニヤ,01日盛りは. 1,. 0.95,. 1,. 0.95,. 0.05とほいりましたか。完. 成した文を読んでみましよう。 10. 盛りとバーニヤの1日盛りとの差. 本尺の1日盛りは1mm,バーニヤの1日盛りは 0.95mmなので,本尺の1日盛りとバーニヤの1 目盛りとの差ほ 1 mm-0.95mm-0.05. になる。. mmなので,本尺の1日. mm. ほ.
(13) 151. プログラムド・テキストによる授業 表4 フレー. VTRによる捜業の展開(一部抜華) 問 題. VTRによるナレーション. ム. 用. プリ. ント. 次に〔12〕の文を完成しない。. とめねじとはいりましたか。. ノギス.で品物をはかるときほこういう夙に はかります。. 〔12〕ノギスで品物の寸法をほかるときは上. 12. 図のように2本のジョウの間に品物をはさみ,. 品物を正しくジョウtこ密着させ,. _..__.._..-......_で. スライダを本尺に固定して品物からノギスを ほずし,本尺目盛りと/:-ニヤ目盛りで寸法. を読みとる。 それでほ〔13〕の文を完成しなさい。. 本尺,. /ミ-ニヤとはいりましたか。. ノギスで品物の内径をほかるときほこうい う夙に,こういう風にほかりますoいいです 〔18〕ノギスで穴の内径をほかるときは上図の. か。こういう夙にはかります。. ようにくちばしを穴に正しく密着させiとめ. 13. ねじでスライダを本尺に固定して穴からノギ スをはずし,. ,__I_ー”____月盛りと_”..._I_ー._A__ー=目盛. りで寸法を読みとる。. 次に〔14〕の文を完成しなさい。. 〔14〕ノギスで丸棒の外径をほかるときほ _____杏,穴の内径をはかるときほ. ほい,ジョウ,くちばし,`本尺, 14. /i-ニヤあ. を使う。. るいほジョウ,くちばし,バーニヤ,本尺ど. その寸法ほ..__...._=__目盛りと. ちらでも宜しい。. とを使って読みとる。. 間違っていたら訂正しなさい。.
(14) 152. 庄司不二男・堅田和芳 ノギスの使い方についてのテスト. ・蓑S. E] 左図にしめすノギスの①-⑨の各部の名. (1). ◎ /5'4'q. 称を下のらんの語群よりえらび,その記号. el. 払。t岬. を解答らんに記入しなさいo. ①l③l③l④l⑤l⑥l⑦l⑧l⑨. 解答らん. (2)品物のつぎの部分の謝定にはノギスのどの部分を用いるか,下のらんの語群よりえらび,その \. 記号を(. )のなかに記入しなさい。. 外側測定(. )内側測定(. )深さ測定(. ). (3)つぎの1)-3)の文の垂らんに適当な語を書きいれて文を完成しなさい.その語は下のらんの 語群よりえらび,その記号を記入しなさい。 1). スライダを本尺に固定するのに(. 2). 措か桝ま(. 3). ノギスで寸法を読みとるには(. )を用いる。. )を左右に動かすときに親ゆびをかけるのに用いる。. a. とめねじ. b. ジ. f. 措かけ. g. 本. ョ. )と(. )とを用いる。. ウ. c. デブスバ-. d. 尺. b. 本尺日盛り. iバーニヤ日盛り. スライダ. e. くちばし. ノギスの上下の日盛りの関係が左図のようになった。上下の目盛 りは†印のところであっている.これについてつぎの(1)-(4) o. 丘. z・酢. S. lee. の文の(. )のなかに最も適した数字を書きいれて文を完成しな. さい。. (1. この寸法ほ(. (2. 下の目盛りの(. (3. 上の目盛りの(. ) mmと( ) mmの間の寸法であるQ )番目が上の目盛りとあっている。. )mmの目盛りと下の日盛りの0日盛りとのずれは(. )mm. である。 (4). ) m,mであるo. このときの寸法は(. 左囲のようにノギスの上下の目盛りが†印のところであっている このときの寸法はいくらか。 D. ヱ. ヰ. b. さ. JO. 答. 甘. 底10. J2.. Z暮. o. ヱ. ヰ. 13. ふ. 8. mm. ノギスの上下の目盛りの関係が左図のようになった。このときの 寸法ほいくらか。 ID. 答. mm.
(15) 163. プログラムド・テキストによる授業. プログラムド・テキストによる自習・----・A群. 〔竺芸…… i. TRによる自習-・・・-----・-・・-・--・B群 VTR. による自習・------・------C群. のように3実験群による授業を計画する. 学習効果を測定するため授業終了直後ペーパーテストを実施し,同時に授業に対する反 応を調査するため感想を書かせ,また記憶把持の沸定のため,直後テストの.3週間後に同 問題の遅延テストを実施する。 さらに,このプログラムによらない普通授業を他校のベテラン教師にお願いし,同じ直 後テストを実施して実験群と比較する。 2・3. 実験授業の展開. 1.プログラムド・テキストによる授業 表2に示すプログラムド・テキストとノギスを与え,学習時間ほ随意(ただし,. 70分. を限度とする)として実施した。なお,テキスト中の設問に対して誤答した場合は,その 部分を訂正すると同時に-の線を引くように指示した。 2.. TRによる授業. 問題プリント(プログラムド・テキストの・印がつけられた問題部分を抜草したもの) とノギスを与え,疎音テープを再生して実施した。その一部を表3に示す。なお,生徒が 解答に要する時間などの間合いは平均生徒に試行させた結果を参考にした。授業時間ほ 45.4分であった。誤答に対しては1と同様に指示した。 3.. VTRによる授業. 鐙画テ-プを再生して2と同様に実施した。その一部を表4に示す。授業時間ほ58.3 分であったo 2・4. テストの実施. 表5に示すペ-バーチストを授業直後と3週間後に実施した.. 3.結束. と. 考察.. 3・1テストの得点. 8点沸点軒こ配点 テスト問題且は選択法, e]-酌ま再生法の問題でそれぞれ16点満点, (2), (8)ほ各部の機能と操作の した.またE]の(1)ほノギス各部の名称をあげる問題, 問題, EE]-軌ま寸法の読みとりの問題であったo. 表6に実験群および非実験群1)の平均点. と標準偏差をあげてある.実験群Aと他の実験群および非実験群問の得点の差は選択法に よるE],再生法によるe]-E]および全体に対して5%水準で有意差が認められなかったo しかし,実験群BとCとの間でほ箇-B]および全体の得点において5%水準でC群の 方がす(oれていた。またB群と非実験群との問でほ恩-且の得点において5%水準で非 実験群の方がす(.れていたo. 記憶把持の測定のために;最初のテストから8週間後に同じテストを実験群に対して再 び行なった。その再テストの平均点と標準偏差は表6に示されている.最初のテストの平.
(16) 154. 庄司不二男・堅田和芳 表6. 得. テ. ス. 実. 点. A群(39名) 実施時期. 坦室 [ヨ. 後. E]-国 全. 体. E]. 3週間後. [司- E] 全. 体. ト. 平均点. SD. 得. の. 点. 験. 群. B群(36名) 平均点. SD. C群(36名) 平均点. SD. 非実験群 (81名) 平均点. SD. 14.2. 3.0. 14.3. 3.0. 14.9. 2.3. 14.4. 2.8. 4.2. 3.1. 3.5. 3.1. 5.1. 2.9. 4.8. 2.9. 18.4. 5.6. 17.8. 5.2. 20.0. 4.4. 19.2. 5.0. 14.1. 3.7. 14.2. 3.0. 15.1. 2.0. 4.0. 3.1. 3.6. 3.2. 5.0. 3.3. 18.1. 5.7. 17.8. 5.3. 20.1. 4.4. 均点と2回目の平均点とを比較した場合,再テストの得点には有意な差が認められなかっ た。これらの分析から. 1)同じプログラムによる授業でほ,個別学習でも一斉学習でも同じ学習効果が得られ る。. 2)プログラムド・テキストによる自習授業ほベテラン教師の授業に比較して遜色がな い。. 3)一斉授業での間合いのとり方は学習効果に影響を与える. 4)この実験授業での学習は少なくとも3週間は把持された ことなどがわかった。 3・2. 授業に対する感想. 全く自由に感想を書かせたためその表現は多種多様にわたったが,その趣旨により大別 すると表7のようになったo 名であったが,. なお,感想を書いた生徒はA群27名,. B群22名,. C群28. 1人で2つ以上の趣旨の感想を書いた者もあったので,それらほその趣旨. 別に分けて表にあげた。 A群でほ学習時間が随意(学習者ペース)であったため,主としてプログラムについて の感想であったが,. B,. C群でほ教師ペースで授業が進められた関係もあって授業の間合. いについて感想が集中した.-また録画の際,同じ図が問題プリントにも印刷してあったの C群でほ映像に対する批判 で,その映像の良否に余り気を配らなかったことが影響して, も多かった。. そこでプログラムに対する生徒の反応をA群のもので検討してみると,理解しやすいと か,面白いなどとプログラム学習に好意的なのが15あるに対して,むづかしいとか,い やになったなどと批判的なものが8あった。 C群では皆無だった。 また教師不在の自習授業を嫌うものがA群では4あったが, 授業中の生徒の学習態度を観察したところでは, A群でほ大体の暑が黙々と学習を進め.
(17) 155. プログラムド・テキストによる授業 表7. 授業に対する感想 感. 想. 感. な. 想. 数. A#[B#lc# わかりやすい. ○一度まちがえても何度もくり返して問題が出てくるので覚 えやすかった。. ○この勉強法だとくり返しくり返し問題をやるのでよくわか など. った。 プログラ. 面白い,楽しい. ムについ. ○けっこう面白かった。. て. ○勉強になった。楽しかった。. など 1. ○家での自習に使うには最適だと思うo ○すこしむづかしい。. など. 3. ○同じことが何回も出てきてあきた。. など1. 1. など1. 4. ○かたっくる. ○テストのような気がしていやだった。 しい。. 1. 2. 間合いが不適当 間合いに ついて. ○進み方が早かったり遅かったりする。 ○計算する時間が短い。. 14. ○答を書いている時間がない。 など. ○時間がかかりすぎると思う。 録音・録. 緑青・春画が悪い. 画につい. ○図が小さすぎる。 ○画面がはっきりしないところがある。. て. ○声がはっきりしないところがある。. など. ○先生の授業の方がよい。 そ の他. ○質問ができない。 ○ときどき問題があるのにとばして答を見てしまったoなど. 表8 実験群. 学. 習. 時. 誤. 答. 誤. 間. (分). 数(設問数106). 平均値(SD). 数. 答 最. 高. 最. 低. 36.0. (25.5). 99. (1名). 2. (1名). 45.4. 46.0. (19.2). 86. (1名). 10. (1名). 53.3. 21.5. (14.2). 67. (1名). 4. (2名). 平均47.5(SD. 9.8). 20.
(18) 庄司不二男・堅田和芳. 156. 表9. 誤答数と知能偏差値・得点問の相関 相. 関. 誤答数. 誤答数と知能偏差値. 設問数. と得点. -0.755. -0.783. -0.646. -0.672. -0.438. -0.652. 表10 フレー-ム. 数. 係. 実験群. 各フレームの誤答率 誤. A. 群. 答. 率(7To) 群. B. C. 秤. 1. 1. 38.3. 61.1. 19.4. 2. 3. 7.7. 13.8. 2.8. 3. 3. 16.2. 38.0. 8.3. 4. 2. 24.3. 41.7. 30.6. 5. 4. 27.6. 30.6. 16.7. 6. 2. 21.8. 9.7. 19.4. 7. 2. 19.2. 22.2. 23.6. 8. 7. 17.6. 17.5. 7.9 42.6. 9. 6. 59.0. 69.4. 10. 5. 32.3. 36.1. 11. 7. 13.6. 19.8. 12.7. 12. 1. 17.9. 58.3. 19.4. 13. 2. 30.8. 27.8. 18.1. 14. 4. 28.2. 34.0. 9.7. 15. 4. 37.2. 39.2. 13.9. 16. 4. 34.0. 48.6. 16.7. 17. 2. 46.2. 63.9. 18.1. 18. 3. 41.0. 60.2. 18.9. 19. 4. 38.5. 43.1. 13.2. 20. 1. 23.1. 41.7. 18.9. 21. 1. 15.4. 55.6. 8.3. 22. 5. 40.0. 49.4. 21.7. 23. 5. 46.2. 70.0. 48.3. 24. 7. 58.2. 68.7. 84.1. 25. 8. 44.6. 59.0. 38.9. 26. 1. 56.4. 72.2. 25.0. 27. 2. 32.1. 45.8. 19.4. 28. 2. 53.8. 63.9. 16.7. 29. 1. 17.9. 25.0. 5.6. 30. 3. 25.6. 34.3. 9.3. 31 82. 3 1. 22.2 51.8. 32.4 50.0. 14.8 47.2. 8:9.
(19) 157. プログラムド・テキストに与る授業 ていたが,. B,. C群では間合いが自己ペースに合わない場面で,嫌気がさしたり,焦った. りする状態が見られた。以上の分析から 1)プログラム学習ほ理解しやすく,好感を持つ者が多い。 2)いつもの教科担任が画面に登場してくるVTRによる授業では親近感があり,教師 、不在を感じさせない。 3)教師ペースの一斉授業では間合いの時間が問題であろ. ことなどがわかった。. プE)グラムの検討. 3・3. 各フレームの設問に対し,誤答の場合にはそれを訂正すると同時に-の線を引くよう. に指示した。これほ100%確実に守られたとは断舌できないが,観察していたところで はほぼその目的は達せられたようであった。. A群ではかかるテキストによる学習に不慣れ. のため,テキストのページを飛ばして未解答の箇所を残Lた暑が4名,時間不足で未着手 B, C群では一斉学習のため時間不足で各フレームで のフレームを残した者が1名いたo 未解答の箇所を残した老がいたが,これら未解答の箇所も誤答数に含めて集計し表8に示 した。. A群で誤答数99の老がいたが.,これほ極めて読解力の劣る着であった。. B群で誤答数. が多いのは時間不足の影響であることは,授業に対する感想からも察せられる。. C群で誤. 答数が少ないのは, VTRによる授業の方が説明,確認部分が他に比較していく分丁寧に 行なわれたことも関係しているようである。 誤答数と知能偏差値・得点間の相関を調べるため相関係数を算出した。表9に示してあ る。 A群では他群に比較して知能,特に読解力による相関が深く,学習時における理解度 が学習効果に直接反映しているようである。. C群でほ視聴覚による学習が理解を深めるプ. ラスの因子として作用しているようである。. 次に各フレ-ムに対して誤答率幻を求め;表10に示した.各群に共通して誤答率の高か ったのほ9,. 23,. 24,. 25,. 26,. 32の6フレームですべて寸法の読みとりの問題であった。. A群でこれらの各フレ-ムの設問すべてが誤答あるいは未着手だった暑が9フレ-ム14 名, 23フレ-ム15名,. 25フレーム8名,. 24フレ-ム13名,. 26フレーム22名,. 32フ. 32フレ-ムほ設問数1であるo したがって,このプp レーム20名であった。なお26, グラムでほ寸法読みとりについてのフレームに改訂の必要が認められた。以上のことから 1)プログラムド・テキストは読解力の劣る者に対して不適当である。 2)このプログラムほ頭のよい生徒にはかなり適している。 3)このプログラムの寸法の読みとりについてのフレームは改訂しなければならない. ことなどがわかった。 注. 1)横浜市立中和田中学校2学年男子81名. 2)誤答率-畿×100(7o).
(20) 158. 庄司不二男・堅田和芳. 4.お. わ. り. に. 以上,ベテラン教師の授業と同等の学習効果のあがる自習法を探索するため,プログラ ムド・テキストによる授業を取り上げ他の授業と比較検討したが,プログラムド・テキス トによる授業はベテラン教師の授業に何等見劣りがなく,また同じプログラムによる授業 紘"個別的”,. "一斉的”に関係なく同程度の学習効果が得られることがわかった。さらに. プログラム学習ほ理解しやすく生徒の評判もよいことがわかった。 しかしこのテキストは読解によって学習を進めて行くものであるから,読解力の劣る生 徒に対してほ問題があることをまざまざと知らされた。こ?欠点を補う方法としてシンク ロファクスの使用が考えられるが,これには経済的負担の問題がある。所要台数を充当で きない場合には,読解力の劣る生徒にはγソクロウァクスを,一般の生徒にほプログラム ド・テキストを使用する方法も考えられる。今後これらのことについてもさらに検討して 行きたい。. おわりに,この研究にあたってご援助いただいた横浜市立舞岡中学校藤田元夫校長およ び関係諸先生,横浜市立中和田中学校油星宿夫先生ならびに三豊商事株式会社横浜営業所 の方々に厚くお礼申し上げる。 参. 文部省:中学校指導書 A. 考. 技術・家庭編 A.ラムズディソ他共編:. 文. 献. 教育工学原論 村井実他監訳, B. F. スキナ-著:教授工学 東洋館出版社 教育の現代化と教育工学 明治図書 大内茂男他編:講座 西本三十二監訳,. ・. 学習研究社.
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