本学の林是幹教授が古稀を迎えられ、絃にその記念号が出版される事は、誠に同慶の至りであります。 先生は、昭和八年立正大学本科宗教科を卒業され、同十年祖山学院助教授となられてより、学制の変更に伴なう本 学の名称変更はあったものの、今日迄の長きに亘り教鞭をとられておられます。 信行道場主任、普通試験委員、或いは宗会議員など、宗内にて活躍されている事は、昭和四十五年に一級法功賞を 受けられた事でも知られます。学問の間を縫っては久遠寺の要職を、又、社会的には、法務大臣表彰・藍綬褒章受賞 に輝く更生保護司、身延町教育委員、身延ロータリー・クラブ会長等の、数多くの活躍があります。 特に、身延で成長され、昭和十八年より端場坊住職となって、身延山の歴史に就いて研究を深め、各種論文を発表 されています。昭和四十三年から四十七年までは図書館長をつとめられ、昭和四十六年には、日蓮教学研究所より ﹃身延山に於ける檀林教育について﹄の論文に対し、栄えある望月賞を受けられた事は、身延山史研究に対する賜で ある事は言を要しないものです。昭和四十八年、身延山開關七百年記念の﹃統身延山史﹄編纂に携わり、山梨県教育 委員会・本学・立正大学の三者合同による﹁身延文庫﹂調査の国庫補助事業には調査員となるなどは、望月賞の栄誉 が当然と思わしめるものがあります。 身延山史研究の第一人者である林先生の古稀を記念し、論集が世に出される事は、先生のための承ならず、宗門・ 身延山にとっても筵に有意義と思われます。先生の学問・探究心が今後ますます盛んとなり、更に研讃を積まれ、我
序 (林是幹教授古稀記念号)
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