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経済のグローバリゼーション (特集・20世紀の反省 21世紀の展望)

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Academic year: 2021

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「経 済 の グ ロ ー バ リ ゼ ー シ ョ ン」

Globalization

of Japanese

Economy

情報学部

This paper is to describe the history and expansion of Japanese economy in the postwar period and future prospect. Also, comparative studies among Japan, USA and Europe are made. It is mentioned that factors affecting globalization of Japanese economy are characterized as promotion of export, foreign investment , opening of domestic market, Yen-dollar exchange rate and etc.

◎ は じ め に 20世 紀 に入 る と 、鉄 道 に加 えて 自動 車 産 業 の 隆 盛 そ して 戦 後 に な っ て コ ン ピ ュ ー ター の 普 及 率 が伸 び 、 い わ ゆ る 、交 通 情 報 革 命 が世 界 的 潮 流 に 浮 上 して い っ た 。 そ して 、20世 紀 か ら21世 紀 に か け て エ レク トロニ ク ス 、 イ ン タ ー ネ ッ ト等 に代 表 さ れ る 、 ソ フ ト型 経 済 成 長 へ と移 り変 わ る の で あ る 。 ま た 、21世 紀 へ のパ ラ ダ イ ム ・シ フ トと し て挙 げ られ る3要 素 は、1)情 報 化2)高 齢 化3)グ ロ ー バ ル化 、 で あ り本 テ ー マ の 中心 課 題 に もな っ て い る 。 吏 に、 地 球 規 模 の 情 報 社 会 構 築 の 行 方 は 特 に注 目を浴 び て い る 。 以 下 の我 が 国 の 経 済 の グ ロ ーバ ル 化 の 系 譜 、現 状 、 課 題 につ い て 論 述 した い 。 1.戦 後 の グ ロ ー バ ル 経 済 20世 紀 の 日本 経 済 の 発 展 に は 、 ア メ リカ 合 衆 国 の存 在 が 無 視 で き ない こ と を最 初 に述 べ て お き た い 。1969年 に 、 占領 軍 の撤 退 が 行 わ れ た51年 以 降 も経 済 復 興 を最 優 先 と した 日本 のGDPは ア メ リ ヵ に 続 い て世 界 第2位 とな る 。 そ して 、70年 に大 阪 万博 が 催 され 、 こ の万 博 は 世 界 に 日本 の 科 学 技 術 を 誇 る大 きな 役 割 を担 っ た 。 一 方 、 ア メ リカ で は ベ トナム 戦争 の ダメー ジ に よる"ド ル ・ シ ョ ック"が71年8月 にお き、 ドル の 国 際 的 信 用 は 失 わ れ 、73年2月 に はつ い に"円 ドル ・レ ー トの 変 動 相 場 制"の 導 入 とな る 。 そ して 、中東 戦争 の 影響 を受 け、73年11月 、 日本 で オイ ル ・シ ョ ッ クが 起 きた 。 景 気 も一 気 に下 が り、GDPも マ イ ナ ス 傾 向 とな り、 国 民 は 生 活 用 品 の 買 い だ め に 走 る時 代 が 訪 れ る 。75年2月 に は 失 業 者 が100万 人 を超 え る まで の 深 刻 な 社 会 問 題 へ と発 展 して い っ た 。 ま た 、 当 時 の 日本 の 外 交 面 で は 、72年5月 に沖 縄 が 返 還 さ れ 、78年 には 日中平和 条約 が 結 ば れ 、 中 国 と の 交 流 の 活 発 化 が 始 ま る 。 そ の 後 経 済 は一 端 落 ち着 き を取 り戻 す が 、79年1月 の 第2次 オ イ ル ・シ ョ ッ クで 再 び社 会 に混 乱 が 走 っ た 。

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80年 代 に 入 る と、 日本 の 自動 車 産 業 は 大 き な変 貌 を遂 げ る。 まず 、80年 に 日本 の 自動 車 生 産 台 数 は 世 界 一 位 とな る 。81年 に ア メ リ カ は 一 早 く 寧乗 用 車 の 対 米 輸 出 自主 規 制"を 発 表 した が 、 日 本 の 勢 い は 衰 えず 、82年 ホ ン ダが 米 国 へ 乗 り込 み 、 自動 車 の現 地 生 産 を 開始 した 。 翌83年6月 に は国 債 残 高 は100兆 円 を 突 破 す る 。 一 方 、 ア メ リ カ は 日本 に 対 す る圧 力 を弱 め ず 、84年 に"対 米 鉄鋼 輸 出 自主 規 制"を 定 め 、85年 に は 日本 に 円高 進 行 を要 求 した(プ ラザ 合 意)。 日本 で は 、86 年 、 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 が 施 行 され 、 新 た な社 会 現 象 を引 き起 こ した 。 ア メ リカ は 貿 易 赤 字 が 慢 性 化 し始 め71年 ぶ り に債 務 超 過 国 に転 落 した 。 そ して 、 翌 年 の87年 、 日経 平 均 株価 は2万 円 台 と な りバ ブ ル 経 済 が ス タ ー トした が 、 同年10月 、 ア メ リ カで はニ ュ ー ヨー ク ・ダ ウ株 価 が 暴 落 し、 い わ ゆ る 「ブ ラ ック マ ン デ ー」 に見 舞 わ れ た 。 89年 に3%の 消 費税 が 導 入 され た 。 同 年11月 、 ベ ル リ ン の壁 崩 壊 に よ り東 欧 の 共 産 ・社 会 主 義 の 国 家 も姿 を消 した 。90年8月 に イ ラ クが ク ウエ ー トへ 侵 攻 した こ と に よ り、 湾 岸 戦 争 が 勃 発 し た 。 そ の結 果 、92年6月 のPKO法 案 を成 立 させ る引 き金 とな った 。 そ して 、95年1月 、 阪 神 大 震 災 に見 舞 わ れ た 。 同 年4月 に は 、 円 ドル ・レー トが79円 台(ニ ュ ー ヨ ー ク外 為 替 市 場)の 史 上 最 高 値 を記 録 し、12月 に は数 々 の 不 良 債 権 に対 す る 策 と して 、住 専 処 理 案 の 政 府 決 定 と な る 。97 年 に は 拓 銀 な ど大 手 銀 行 が 破 綻 した こ とに よ り、 日本 の 大 手 企 業 の惨 事 へ の始 ま りとな り、 また 、 山 一 證 券 も 自主 廃 業 へ と追 い 込 まれ た の も こ の年 で あ る。 そ して 、99年1月 に 欧 州 で の ユ ー ロ が 統 一 へ と始 動 す る の で あ る 。 な お 、 経 済 の グ ロ ー バ リゼ ー シ ョ ンに 関 係 す る 年 表 と して 表1を 用 意 して あ る 。 2.世 界 貿 易 の 発 展 1950年 か ら1995年 にか け て 、 世 界 の 貿易 額 は金 額 ベ ー ス で着 実 な伸 び を み せ て い る 。 表2で 示 した が 特 に75年 以 降 に急 速 な 拡 大 を示 した 。 保 護 貿 易 か ら東 京 ラ ウ ン ドへ 、 そ して ウ ル グ ア イ ・ ラ ウ ン ド交 渉 へ とい う よ う に 、 自 由貿 易 主 義 が 普 及 し、 ま た 主要 国 の 関税 が 引 下 げ られ た こ と に よ る国 際 経 済 へ の恩 恵 は大 きい 。 各 国 の企 業 を調 査 した 、海 外 に お け る生 産 比 率 、売 上 げ 高比 率 、 営 業 比 率 、 投 資 比 率 、 従 業 員 比 率 の どの デ ー タ を 見 て も 日本 企 業 は欧 米 諸 国 の 企 業 よ り数 字 が 低 い 。 こ れ は 、 日本 企 業 の グ ロ ー バ ル化 が 遅 れ を と って い る証 明 とい え る 。 そ の 点 、 表3の 「日米 独 製 造 業 の海 外 生 産 比 率 一 企 業 の グ ロー バ ル 化 」 及 び 表4の 「日米 欧 海 外 事 業 の 実 態 」 を参 照 さ れ た い 。 国 内 生 産一 輸 出 振 興 型 の 日本 の 産 業 構 造 の 特 徴 が 表 れ て い る 。 ま た 、 米 国 の公 定 歩 合5%に 対 して 日本 は0.5%で あ り、 この 金 利 格 差 に よ っ て 日本 か ら ア メ リ カへ 資 金 が 流 れ て い る こ とが 伺 え る 。 しか し、IMF(国 際 通 貨 基 金)が 発 表 した 来 年 の 日本 経 済 の 見 通 し は1.5%成 長 との 予 測 が 表 れ て い る 。 表6の ご と く、 ア メ リ カ は2000年 が2.6%成 長 、 世 界 全 体 も3.5%成 長 との予 測 で あ る か ら 日本 は 世 界 経 済 の 成 長 ペ ース か らは 遅 れ を と っ て い る 。 3.経 済 社 会 生 活 の グ ロ ー バ ル 化 世 界 主 要 都 市 の 物 価 水 準 を比 較 す る と 、 国民 生 活 レベ ル の 日本 の位 置 付 けが 良 く分 か る 。10年 前 の 調 査 で は 日本 は主 要 な 項 目に お い て高 物 価 国 で あ っ た 。 しか しこ う した 内外 価 格 差 は是 正 の 方 向 に あ り、一 部 を除 き現 在 で は極 端 な差 異 は 減 少 して い る。 興 味 深 い の は 、 一 例 と して ゴル フ の プ レー料 金 は ニ ュ ー ヨー クで は 日本 の1/6、 ロ ン ドンで は1/4、 パ リ にお い て も1/3の 料 金 差 が

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い ま だ に存 在 して い る。 ま た 、 企 業 の 多 国 籍 化 、海 外 進 出 、 外 資 の参 入 な ど で企 業 環 境 も大 き く変 わ ろ う と して い る 。 つ ま り、 従 来 か ら 日本 企 業 に多 く採 用 さ れ て きた 、 固定 給 、 年 功 序 列 、 終 身雇 用 、 とい った ケ ー ス は こ れ か らの グ ロ ーバ ル経 済 時代 に向 け て大 き く変 わ りつ つ あ る 。 そ の例 と して挙 げ られ る の は 、 欧 米 企 業 か らの 能 力 給 、実 力 主 義 と呼 ば れ る人 事 ・労 働 慣 行 の 移 入 で あ る 。 た と えば 、 新 入 社 員 時 は 同 給 与 で あ っ て も、 そ の 後 個 人 の 能 力 に よ っ て 差 が 見 られ る よ うに な り、 また 人 事 面 に お い て もス ペ シ ャ リス トを要 求 す る 企 業 が 増 え るで あ ろ う。 そ の 点 、 日本 型 の コ ー ポ レー ト ・ガバ ナ ンス(企 業 統 治)の 特 徴 と問 題 点 を欧 米企 業 との 比 較 の上 で列 挙 す る と、 次 の よ うに な る 。 もち ろ ん 、 欧 米 か らの 企 業 統 治 の下 記 の指 摘 点 が 必 ず し も 的 を射 て い る とは 断 定 で きな い 。 日本 型 の 問 題 点 を整 理 す る と、 ユ.監 査 役 に社 内 出 身者 が多 く、 独 立 性 が 弱 い 。 2.代 表 取 締 役 を取 締 役 会 の構 成 員 の 申 か ら選 ぶ た め 、 取 締 役 が 自己 監 督 に な る 。 3.常 務 会 な どが 業 務 執 行 の 重 要 事 項 を実 質 的 に 決 定 し、 他 の重 役 や 監 査 役 が 十 分 情 報 を持 た な い 。 4.株 主 総 会 へ の 候 補 者 提 案 権 を代 表 取 締 役 が 握 っ て 、 取 締 役 や 監 査 役 の独 立 性 が守 られ な い。 5.業 績 評 価 シス テ ム や基 準 、 資 金 効 率 測 定 基 準 が不 明 瞭 。 6.社 外 取 締 役 の導 入 に つ い て 、 欧 米 で は社 外 の取 締 役 の 大 半 は 他 社 の経 営者 で 十 分 有 効 な 機 能 を果 た して い る とは 言 い 切 れ な い 。 7.社 外 監 査 役 の 役 割 は大 き く3つ に 区 分 され る: △ 企 業 不 祥 事 の 未 然 防 止 、 △ 企 業 倫 理 の 重視 、 △ 企 業 ト ップ へ の 率 直 な進 言 、 △ 社 会 的責 任 で の 企 業 モ ニ タ ー 8.経 営 の 選 択 肢 と して は2つ 考 え られ る: △ 社 外 取 締 役 の 活 用 △ 監査 役 会 の 強 化 9.企 業 倫 理 綱 領 制 定 は 進 ん で も、米 国 と比 べ て 具 体 的 な方 法 が 示 され て い な い 。 10.常 設 の 倫 理 担 当役 員(CBEO)を 置 い て い る会 社 が 少 な い 。 以 上 の10項 目が 日本 型経 営 の 特徴 と して挙 げ られ る 。 娯 楽 、 レジ ャ ー 部 門 で も、 特 徴 が 見 られ る 。98年 度 の 日本 国 内 の 映 画 配給 ラ ンキ ン グで は 、 上 位10本 中 わ ず か3つ の 邦 画 が ラ ン ク ・イ ン して い る 。2位 に 「踊 る大 捜 査 線 」、4位 に 「ポ ケ ッ トモ ン ス タ ー 」、8位 に 「ドラ エ もん 」 で あ る 。 こ の こ とは 、 日本 の 映 画 業 界 が 鑑 賞 用 の セ ッ ト は揃 って い て も、 ア メ リ カか らの 輸 入 フ ィ ル ム に収 入 を依 存 して い る こ と を象徴 して い る。 文 化 産 業 と呼 ば れ る映 画 、 テ レ ビ産 業 の 国 際 競 争 力 の低 さ を物 語 っ て い る 。 また 、海 外 旅 行 者 の 最 近10年 の 傾 向 か ら は 、 年 間1600万 人 の 日本 人 が 海外 へ 出 か けて い る こ と が伺 え る 。 こ の数 は 日本 人 の8人 に1人 の 割 合 に あ た る。 しか し、 海 外 か ら年 間400万 人 か ら500 万 人 と少 な い の が 現 状 で あ る 。 こ の よ う に 、多 くの 日本 人 が 海外 旅 行 へ 出 か け易 い 要 因 は、 格 安 の 航 空 チ ケ ッ トの 普 及 、 各 旅 行 会 社 の パ ック ツ ア ー 競 争 等 が 考 え ら れ る 。 そ の 反 面 、 海 外 か ら 日 本 に訪 れ る 旅 行 者 が 少 な い の は 、 ホ テ ル 、移 動 の 際 にか か る 交 通 費 の 高 額 さ、 また 、 興 味 深 い 文 化 遺 産 の少 な さ、 に原 因が あ る と考 え られ る 。 貿 易 外 収 支 の大 幅 赤 字 の 主 要 因 で もあ り、 収 支 バ ラ ンス の是 正 が望 まれ る 。

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4.日 本 産 業 の 国 際 競 争 力 米 国 経 済 は 好 景 気 が9年 目に入 っ た 。従 って 、上 記 テ ー マ で景 気 後 退 が 続 い て い る 日本 経 済 と 比 較 す る の に は多 少 無 理 が あ る 。 逆 に 、 日本 が バ ブ ル の 時 代 に人 手 不 足 、過 剰 設 備 、 不 良 債 権 が 生 じた わ け で あ る 。 当 時 米 国 は景 気 が 悪 く、 リス トラ の 嵐 が 吹 い て い た 。 ち な み に、 米 国 の 製 造 業 は89年 か ら93年 に お い て 就 業 者 が200万 人 も減 少 して い る 。 そ の 点 、 現 在 の 日本 は不 況 に よ り 影 響 をモ ロ に 受 けて 設 備 投 資 の低 下 、 人 員 削 減 、 企 業 間 の 競 争 激 化 な どの 荒 波 に 直 面 して い る。 しか し、 あ る 意 味 で は不 況 だ か らこ そ 情 報 シ ス テ ム の導 入 に よ る生 産 性 の 向上 を 必 要 と し、 情 報 化 投 資 が 増 加 す る と い う シナ リ オ も成 り立 つ 。 日米 の 情 報 通 信 産 業 の格 差 は次 の 通 信 イ ン フ ラの 現 状 か ら も言 及 で き る。 例 え ば 、 米 国 で は イ ン タ ー ネ ッ トの 普 及 は 一 般 公 開 さ れ て か らユ ー ザ ー数 は5年 で5千 万 人 に達 した 。 ち なみ に、 ラ ジ オ の場 合 は38年 、 テ レ ビの 場 合 は13年 、 パ ソ コ ン の場 合 は16年 もの歳 月 を5千 万 人 達 成 に要 し た 。 企 業 や 家 庭 にパ ソ コ ンが 普 及 しは じめ た の は90年 頃 で あ るが 、93年 に イ ン ター ネ ッ トの 商 業 活 動 が 急 速 に 拡 大 し、98年 に はGDPに 占め るIT関 連 投 資 は8.2%に 達 した わ け で あ る 。 ま た 、IT 産 業 商 品 の価 格 の 低 下 は96-97年 に か け て イ ン フ レ率 を1ポ イ ン ト引 下 げ 、 生 産 性 向 上 と効 率 改 善 へ の 寄 与 は極 め て 高 い 。IT産 業 に 関 連 す る就 労 者 は約750万 人 で あ る が 、 彼 らの 年 収 は4万6 千 ドル と民 間部 門 の 平 均 よ り6割 も高 い 。 米 国 の 通 信 産 業 の 成 長 要 因 と して 、① 無 線 分 野 の 周 波 数 オ ー ク シ ョ ン に よ っ て移 動 通 信 市 場 の 拡 大 ・成 長 が で きた 、②96年 通 信 法 の 施 行 、 ③ イ ン タ ー ネ ッ トの 急 速 な 普 及 に よ る新 タ イ プ の 通 信 機 器 需 要 の 登 場 、 ④ 既 存 通 信 事 業 者 及 び 新 規 参 入 組 と の技 術 導 入 競 争 の 激 化 、⑤ 新 サ ー ビス の 提 供 を支 援 す る製 造 プ ロ セ ス の 改 革 並 び にデ ザ イ ンの 改 良 需 要 、 ⑥ 政 府 のNII、GIIを は じめ とす る 戦 略 的 支 援 措 置 、⑦ ベ ンチ ャー 企 業 隆盛 の ビジ ネ ス 風 土 、⑧ 米 国 経 済 の 好 調 、 な どが 挙 げ ら れ る 。 表6,及 び 表7は 情 報 化 投 資 額 、 情 報 化 投 資 の成 長 、 の2つ を指 標 に して 解 説 して い る 。1997 年 の 米 国 の 情 報 化 投 資 は我 が 国 の3倍 で あ る 。 高 度 情 報 社 会 を 目前 に控 え 、 マ ル チ メ デ ィ ア産 業 の 重 要 性 が 指摘 さ れ よ う。1)コ ンテ ンツ 、 2)ア プ リケ ー シ ョ ン、3)プ ロ ダ ク ッ の3分 野 を2005年 次 の 視 点 か ら考 え て み る と、1)日 本 国 内 で 作 り、 売 り出 す 能 力2)画 一 的社 会 か らの 逸 脱 。 また は 、 個 性 、 才 能 、 ユ ニ ー ク さ を 強 調 す る教 育3)音 声 認 識 可 能 な コ ン ピュ ー タ 、利 用 者(高 齢 者)に や さ しい コ ン ピ ュ ー タ、 の必 要 性 な どが 挙 げ られ る 。 5.エ ネ ル ギ ー 自 給 率 と 高 齢 化 社 会 へ の 適 応 21世 紀 の 日本 の 経 済 社 会 発 展 の 制 約 条 件 の 中 で 、 エ ネ ル ギ ー 問 題 と少 子 ・高 齢 化 問題 が 注 目 さ れ る 。 前 者 の 日本 の エ ネ ル ギ ー 自給 率 は世 界 主 要 国 中 最 低 レベ ル で あ る 。 表8の ご と く1次 エ ネ ル ギ ー の 、 石 炭 、原 油 、 天 然 ガ ス 、 な どの項 目に お い て も 、 日本 は 最 下 位 で あ る 。 原油 にお い て は99%の 高 比 率 で 輸 入 に依 存 して い る 。 世 界 人 口 は2050年 に約90億 人 に達 して 、絶対 的エ ネル ギ ー 不 足 の 時 代 を 迎 え る場 合 、 資 源 少 国 の 日本 の 国 力 が 試 され る 。 後 者 の 問 題 で は 、2050年 の 日本 社 会 は人 口 の30%が65歳 以 上 とい う高 齢 化 時 代 が 待 ち う け て い る。 そ の ス ピー ド も表9に あ る よ う に 日本 が ト ップ で あ る。 一 方 、 少 子 化 下 の 労 働 力 人 口 はそ れ

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と反 比 例 して 、減 少 の 傾 向 に あ る 。 加 えて 、 高 齢 者 を 支 え る社 会 保 障 費 は年 々増 加 傾 向 に あ る が 、財 政 赤 字 予 算 で の 選 択 肢 は 限 られ て い る 。 6.21世 紀 社 会 の グ ロ ー バ ル 相 互 依 存 と 日本 まず 、21世 紀 の 主要 シ ナ リ オ を ま とめ て み た 。2002年 に は ユ ー ロ通 貨 が 欧州 内 の 個 人 取 引 で 流 通 す る こ とが 見 込 まれ る。2004年 に は 国 際 宇 宙 ス テ ー シ ョ ンが 完 成 予 定 で あ り、 そ の 翌 年 に は 愛 知 万 博 が 催 され る 。2007年 の 時 点 で 日本 人 人 口 が ピ ー ク に 達 し、 以 後 減 少 の傾 向が 見 込 まれ て い る。2010年 に は 、 テ レ ビの 放 送 技 術 は 全 て 、 ア ナ ロ グ か ら デ ジ タ ル へ と移 り変 わ る で あ ろ う 。 2013年 に世 界 人 口 は70億 人 に達 し、2015年 の 日本 で はそ の 人 口 の4分 に1が65歳 以 上 の 高 齢 者 と な る 。2025年 に は 、 人 間 の脳 と コ ン ピ ュー タ ー を 直 結 す る技 術 を も開 発 され る見 通 しが あ る。 そ の3年 後 に世 界 人 口 は80億 人 に達 す る で あ ろ う。2050年 央 に 世 界 人 口 は90億 人 と増 加 傾 向 にあ る。 地 球 環 境 、 人 口増 加 、 エ ネ ル ギ ー 、 食 料 、 所 得 及 び科 学 技 術 格 差 を は じめ 、相 互 依 存 を深 化 さ せ る21世 紀 は 日本 が 国 際 経 済 社 会 の 一 員 と して充 分 な責 任 を果 たす 役 割 が 更 に大 き くな っ て い く こ と を肝 に 命 じる必 要 が あ るで あ ろ う。 最 後 に 、経 済 の グ ロー バ リゼ ー シ ョン潮 流 は 日本 の 発 展 に とっ て 必 要不 可 欠 な前 提 条 件 で あ っ た 点 を改 め て確 認 した い 。 (本論 文 は茅 ケ崎 市 民 公 開 講 座 講 演 を加 筆修 正 した)

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表1戦

後経済史

1969年 い ざ な ぎ景 気 、GNP世 界 第2位 1970年 3月

大阪万博博覧会開幕

1971年 8月 ド ル シ ョ ッ ク 1972年 5月

沖縄返還

7月 田 中 内 閣 発 足 、列 島改 造 論 1973年 2月 円変 動相 場 制 、地 価 高 騰 10月 オ イ ル シ ョ ッ ク 、 低 成 長 時 代 へ 1974年 狂乱 物価 、 戦 後 初 のGNPマ イナ ス 成 長 1975年 2月 不 況 深刻 化 、 完 全 失 業 者100万 人 突破 1978年 1月 第2時 オ イ ル シ ョ ッ ク 1980年 自 動 車 生 産1100万 台 、 世 界 一 に 1981年 5月

乗用車対米輸出自主規制

1982年 ホ ン ダ、 米 国 で 乗 用 車 生 産 1983年 東 京 デ ィ ズ ニ ー ラ ン ド開 園 6月 国債 残 高100兆 円突破 1984年 12月

対米鉄鋼輸出自主規制

1985年 9月 プ ラザ合 意 、 円高 へ 1986年 4月

男女雇用機会均等法

米 国71年 ぶ りに債 務 超 過 国 に転 落 1987年 1月 日経 平均 株 価2万 円台 乗 せ 10月 ブ ラ ッ ク マ ン デ ー 1988年 12月 日経 平均 株 価3万 円台 乗 せ 1989年 4月

消費税導入

11月 ベ ル リ ンの 壁 崩 壊 1990年 8月 イ ラ ク 、 ク ウ エ ー ト侵 略 1992年 6月 PKO法 案 成 立 1995年 1月

阪神大震災

4月 円 、 一 時1ド ル=79円 台(NY) 12月

住専処理策決定

1996年 12月 ペ ル ー大 使 館 公 邸 占領 事 件 1997年 11月 拓 銀 、 都 銀 初 の 破 綻 。 山 一 、 自主 廃 業 へ 1998年 8月 日経 平 均 株 価1万4千 円割 れ 1999年 1月 ユ ー ロ 始 動

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表2世

界の貿易額 の推移

(%) 30

表3日

米 独 製 造 業 の 海 外 生 産 比 率

一 企業のグローバル化 一

日本 の製造業の海外生産比 率 は低 い

25 20 15 10 5 a 858687888990919293949596(年) 出所)通 産 省

(8)

(%) 50

表4日

米欧海外事業の実態

表51MFの

世 界 経 済 見 通 し

98年 99年 2000年 日 本 X2.8 1.0 1.5

3.9 3.7 2.6 ド イ ツ 2.3 1.4 2.5

2.2 1.1 2.4 フ ラ ン ス 3.2 2.5 3.0 主 要7ケ 国 2.2 2.6 2.4

途 上 国 全 体

3.2 3.5 4:8 (う ち ア ジ ア) 3.7 5.3 5:4

2.5 3.0 3.5 出所)IMF (101ド 丿レ) 300.0

表6情

報化投資額 の推移

(兆 円) 200.0 100.0 o.o

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表8主

要 国 エ ネ ル ギ ー 自給 率

日本のエネルギー自給率は世界最低 レベル

経済安全保障の確立急務

一 次 エ ネ ル ギ ー(%) 石 炭 (%) 原 油 (%) 天 然 ガ ス (%) 日 本 20.8 4.8 0.2 3.7 ア メ リ カ 80.9 111.1 46.9 85.6 ド イ ツ 43.4 79.3 2.8 21.8 イ ギ リ ス 117.5 69.1 148.7 98.3 カ ナ ダ 154.6 243.6 134.9 198.9 ロ シ ア 150:5 101.8 160.1 144.2 中 国 105.7 102.5 102.9 100.0 (%) 400

表9主

要 国の65歳 以 上 の 人 口割 合

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