2019 年度入試(理科)
解説
1 (1) は虫類は変温動物で気温と同じくらいの体温になる。鳥類は恒温動物なので、気温が変化しても 体温は一定である。 (2) 双子葉類合弁花を選ぶ。イヌワラビはシダ植物、アブラナは離弁花、ユリは単子葉類、ホウセン カは離弁花。 (3) ①運動神経は末梢神経で中枢神経には入らない。②からだのすみずみまではりめぐらされている のは末梢神経。③反射に脊髄は関係する。④感覚神経ではなく運動神経を通って運動器官に伝わ る。 (4) 根の先端では体細胞分裂がおこっているので、母細胞と娘細胞の染色体数は同じになる。 (5) 図は単子葉類の茎の断面である。 (6) 対物レンズを10倍から40倍に変えると、長さは4倍に見えるので③が妥当。 2 (1) 気体Aはアンモニア,気体Bは酸素,気体Cは二酸化炭素,気体Dは水素である。 BTB溶液の色が黄色になるということから,水に溶け酸性を示す気体である。 (2) 酸素を発生させるためには,二酸化マンガンにうすい塩酸を加える。 (3) ア.水上置換法で集められない気体は,水によく溶ける気体であることからアンモニアである。 イ.はじめに出てくる気体は,ガラス管内にある空気が混ざってくる。 3 (1)③(2点) 溶岩とは、地下のマグマが地表に噴出し、それが冷えて固まった火山岩のことである。 中でも、噴出時に空中で冷えて固まったものを火山弾という。 (2)④(2点) 火山岩は斑状組織で、斑状の結晶である「斑晶」とその周りの「石基」からなり、安山岩や玄 武 岩がある。花こう岩は深成岩である。 (3)急激に(急速に)(3点) 火山岩は、マグマが急激に冷えて固まることで、斑状組織になる。 4(1) 正解は② (2) ① おんさ X を強くたたいたとき ② おんさ X を弱くたたいたとき ③ おんさ Y を弱くたたいたとき ④ おんさ Y を強くたたいたとき 正解は② (3) 音の高さは ② Q の幅 に表れており,高い音ほど幅は ③ 小さく なる (4) 1回振動するのに 1 1600×8 秒かかる。振動数は1秒で振動する回数なので おんさ Z の振動数は200Hzである。 5 (1) 胚珠が子房に包まれているのが被子植物で、むき出しになっているのが裸子植物。 (2) エンドウの花弁は閉じた状態になっているので、自然状態で自家受粉しやすい。染色体は14本 あり、遺伝子の伝わり方はみえない。 (3) 表をみると、孫の代は有性:劣性=3:1となる。6000個のうち劣性形質は 1/4 なので15 00個となる。 6 (1) マグネシウムは銀白色で,酸化すると白色の酸化マグネシウムができる。 (2) グラフから,酸化物10gに対し銅は8gと読み取れる。よって,銅と酸素の結合する割合は4: 1である。 (3) (2)と同様に,グラフから酸化物10gに対しマグネシウムは6gと読み取れる。よって,マ グネシウムと酸素の結合する割合は3:2である。 一定量の酸素という条件に合わせ,銅と酸素の結合する割合を8:2と考える。 そこから,一定量の酸素に対するマグネシウムと銅の質量の比は8:3となる。 7 (1)②(2点) 室温25℃の空気の飽和水蒸気量が23.0g/m3であることから、 12.8/23.0×100≒55.65(%) (2)①(3点) 部屋の外の空気の温度が30℃で、このときの飽和水蒸気量は30.3g/m3。 10℃まで温度を下げたところ水滴ができ始めたことから9.4g/m3の水蒸気が含まれ ていたことがわかる。これらのことから、外の空気の湿度は、 9.4/30.3×100≒31.02(%) (3)209g(3点) 空気の温度が20℃、湿度が80%ということから、この部屋の水蒸気量は、 17.2g/m3×80%=13.76g/m3となる。この空気を5℃まで冷やしたとき の飽和水蒸気量は6.8g/m3で、この量を上回る水蒸気が凝結し水滴となる。
従って、(13.76-6.8)g/m3×30m3 =208.8(g) (4)④(2点) 水蒸気を含んだ空気の温度を下げ、飽和に達し凝結し水滴になり始める温度を露点という。 8 (1) 正解は② (2) 球 A は+に帯電し,ナイロンの布は-に帯電する 球 A と球 B は引き合うことから,球 B は-に帯電することが分かる。 したがって,ポリエチレンの袋は+に帯電する。 よって正解は③ (3) 放電 9 (1) 亜鉛板は負極,銅板は正極,電子は負極から正極に流れる。 (2) 正極のなりやすさ(イオン化傾向)の差が大きいほど,電圧が大きくなりモーターの回転も速く なる。したがって,数直線の間隔が一番大きい「マグネシウムと銅」の組み合わせになる。 (3) グラフから,時間とともに増加するイオンであることがわかる。つまり,反応で溶ける金属板と 考えられ,負極に用いられる亜鉛板である。 10 (2)葉の裏側から放出される分なので、A-C、D―B で求めることができる。 (3)4.4+1.6-0.5=5.5mL 11 (1) (ア) つりあいの関係にあるのは,② A と D は糸にはたらく力,C と E は小石にはたらく力 (イ) 作用・反作用の関係にあるのは,① (2) ① 仕事率 =(20×2)÷10=4[W] ② 仕事率 =(12×4)÷8 =6[W] ③ 仕事率 =(30×4)÷60=2[W] ④ 仕事率 =(15×2)÷6 =5[W] よって正解は ②
(3) 垂直な方向の分力の大きさ ① 大きくなる 平行な方向な分力の大きさ ⑤ 小さくなる 12 (1)①(2点) 図1は天体望遠鏡で観測したスケッチなので、実際には右下が光って見えていることになる。 従って、地球から見て右側が光り半月状に(上弦の月のように)見える位置は①ということにな る。金星(内惑星)が半月状に見えるのは、地球から見て金星(内惑星)の軌道の接線方向に位 置する時である。③の位置は、地球から見ると半月状よりやや膨らんで見えることになる。 (2)④(2点) 太陽面通過は、その天体が地球と太陽の間を移動することで見られる現象である。従って、惑 星の中でこの現象が見られるのは内惑星のみであり、金星以外では④の水星ということになる。 (3)ア ①(1点) イ ③④(完全解答2点) 金星(内惑星)は太陽の近くを公転しており、常に太陽の西側と東側を行き来している。明け 方 に見られるのは、明るくなる日の出前の東の空である。 また、その時の金星の位置は、地球から見て太陽の西側になるので、③や④の位置ということ になる。 (4)「太陽」(2点) 地球の真夜中というのは、地表面が太陽の正反対の位置に来たときということになる。従って、 内惑星は、地球より太陽に近い位置を公転しているため、地表の真夜中の位置からは見ることはで きない。