FUJITSU Storage
ETERNUS DX, ETERNUS AF
構築ガイド(サーバ接続編)
はじめに
本書は、ETERNUS DX/AF、ETERNUS VX710/VX740 仮想化環境向けストレージを、Windows® が動 作するサーバに、iSCSI 接続して使用するために必要な作業について説明しています。
本書は、ETERNUS DX/AF、ETERNUS VX710/VX740 仮想化環境向けストレージ、サーバ、OS、ア ダプター、およびドライバソフトウェアの説明書と併せてご使用ください。 本書に記載されていないパラメーターについては、初期値(デフォルト値)を使用してください。 なお、本書に記載している製品の商標、製品名などの表記については、『構築ガイド(サーバ接続編) 表記について』を参照してください。OS がサポートするストレージシステムについては、ETERNUS DX/AF のサポート組み合わせ表を参照してください。 また、ETERNUS VX710/VX740 仮想化環境向けストレージを「VX700 series」と表記しています。 第29 版 2019 年 3 月
本書の内容と構成
本書は以下に示す7 章と付録から構成されています。 •「第1 章 作業の流れ」(7 ページ)ETERNUS DX/AF または VX700 series をサーバに接続する作業の流れについて説明しています。 •「第2 章 環境の確認」(11 ページ)
ETERNUS DX/AF または VX700 series を接続できるサーバの環境について説明しています。 •「第3 章 留意事項」(12 ページ)
作業を行う際の留意事項について説明しています。
•「第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合)」(24 ページ)
ETERNUS DX/AF を Windows®で動作するサーバと接続する際の作業について説明しています。
•「第5 章 サーバの設定(VX700 series の場合)」(47 ページ)
VX700 series を Windows®が動作するサーバと接続する際の作業について説明しています。 •「第6 章 運用に関する設定」(70 ページ)
運用に関する設定について説明しています。 •「第7 章 iSCSI Queue Depth 値の設定」(72 ページ)
iSCSI Queue Depth 値の設定について説明しています。
付録としてMicrosoft® iSCSI Software Initiator iSCSICLI コマンド、iSCSICLI での設定例、VX700 series のボリュームとサーバから見えるボリュームの対応方法を記載しています。
目次
第
1 章 作業の流れ
7
1.1 ETERNUS DX/AF を接続する場合...7
1.2 VX700 series を接続する場合 ...10
第
2 章 環境の確認
11
2.1 ハードウェア ...11
2.2 OS(オペレーティングシステム) ...11
2.3 ネットワークインターフェースカード ...11
2.4 マルチパス構成 ...11
第
3 章 留意事項
12
3.1 LAN カードまたは CNA カードで接続する場合の留意事項...12
3.2 複数の LAN カードまたは CNA カードを搭載する場合の留意事項 ...12
3.3 ドライバに関する留意事項 ...12
3.4 LAN スイッチに関する留意事項 ...13
3.5 LAN 環境に関する留意事項...13
3.6 ネットワーク設定に関する留意事項 ...16
3.7 Windows Server
®用標準マルチパスドライバ (msdsm)に関する留意事項 ...17
3.8 Jumbo Frame 設定に関する留意事項 ...17
3.9 1 台のサーバに複数のディスク装置を接続する場合の留意事項 ...17
3.10 Windows Server
®2008 R2, Windows Server
®2008 接続に関する留意事項 ...18
3.11 Windows Server
®2019, Windows Server
®2016, Windows Server
®2012 R2, Windows
Server
®2012 接続に関する留意事項 ...18
3.12 VX700 series を接続する場合の留意事項 ...18
3.13 Windows Server
®との接続に関する留意事項
...19
第
4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合)
24
4.1 LAN カードの装着 ...24
4.2 ドライバのインストール ...24
4.2.1 LAN ドライバのインストール... 25
4.2.2 ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール(ETERNUS Multipath Driver の場合)... 25
4.2.3 ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール(Windows Server®用標準マルチパスドライバ (msdsm) の場合)... 25
4.3 ケーブルの接続 ...28
4.4 電源投入の手順 ...28
4.5 iSCSI イニシエーターパラメーターの設定...29
4.6 CHAP 認証の設定...34
4.6.1 CHAP 認証 ... 35 4.6.2 相互 CHAP 認証 ... 404.7 ETERNUS DX/AF 接続状態の確認...46
第
5 章 サーバの設定(VX700 series の場合)
47
5.1 設定に必要な情報の確認 ...47
5.2 ケーブルの接続 ...47
5.3 電源投入の手順 ...48
5.4 CNA カードの設定 ...48
5.5 サーバの環境確認...49
5.5.1 マルチパス I/O (MPIO)のインストール... 50 5.5.2 シングルパス接続... 52 5.5.3 マルチパスの有効化 ... 56 5.5.4 修正プログラムの適用およびエラー回避の対処... 575.6 ボリューム接続 ...58
5.6.1 ボリュームへのログイン... 58 5.6.2 DSM の詳細設定 ... 665.7 SAN Boot 認証の設定...69
目次7.1 ホストアフィニティ使用時の手順...72
7.2 LUN マッピング使用時の手順...73
付録
A Microsoft
®iSCSI Software Initiator iSCSICLI コマンド
74
付録
B iSCSICLI での設定例
77
B.1 iSCSICLI を使用した iSCSI 接続の設定手順 ...77
B.2 ターゲットバインディングの設定例...79
B.3 iSNS サーバ登録追加および CHAP 認証設定を含むターゲットバインディングの設定例 ...
...82
付録
C VX700 series のボリュームとサーバから見えるボリュームの対応方法
85
目次第
1 章
作業の流れ
1.1
ETERNUS DX/AF を接続する場合
ETERNUS DX/AF を、サーバと接続する作業の流れについて説明しています。 本書では、IP アドレスの例を IPv4 で記載しています。 作業の流れは以下のとおりです。 使用するドキュメント •『サポート組み合わせ表』 • 接続するETERNUS DX/AF に対応する『構築ガイド(サーバ接続編) ストレージシステム設定用』 作業の流れ 作業開始前の確認ETERNUS DX/AF と接続するサーバの環境(基本ソフトウェア(OS)、LAN カード、またはオン
ボードLAN)を確認します。 また、作業を行ううえでの留意事項を確認します。 •「第2 章 環境の確認」(11 ページ) •「第3 章 留意事項」(12 ページ) オンボードLAN を使用しない場合 オンボードLAN を使用する場合 LAN カードの装着 サーバにLAN カードを装着します。 •「4.1 LAN カードの装着」(24 ページ)
LAN カード用ドライバのインストール LAN カードのドライバをインストールします。 •「4.2.1 LAN ドライバのインストール」(25 ページ) ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール ETERNUS DX/AF 対応ドライバをインストールします。
•「4.2.2 ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール(ETERNUS Multipath Driver の場合)」 (25 ページ)
•「4.2.3 ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール(Windows Server®用標準マルチパスド
ライバ (msdsm)の場合)」(25 ページ)
iSCSI 接続用ケーブルの接続
サーバとETERNUS DX/AF を iSCSI 接続用のケーブルで接続します。 •「4.3 ケーブルの接続」(28 ページ) ドライバパラメーターの変更 サーバからETERNUS DX/AF に接続するための環境を設定します。 iSCSI イニシエーターのドライバパラメーターを変更します。 •「4.5 iSCSI イニシエーターパラメーターの設定」(29 ページ) 認証する接続の場合 認証しない接続の場合 CHAP 認証の設定 接続する際に認証を行う場合に必要な情報を 設定します。 •「4.6 CHAP 認証の設定」(34 ページ) 第1 章 作業の流れ 1.1 ETERNUS DX/AF を接続する場合
接続されているデバイスの確認 サーバからETERNUS DX/AF の接続状態を確認します。 •「4.7 ETERNUS DX/AF 接続状態の確認」(46 ページ) ディスクのパーティション作成 サーバから使用するETERNUS DX/AF のディスクのパーティションを作成します。 •「6.1 パーティション作成」(70 ページ) ボリュームのバインディング 作成したボリュームをバインディングします。 •「6.2 ボリュームのバインディング」(70 ページ)
iSCSI Queue Depth 値の設定
iSCSI Queue Depth 値を設定します。
•「第7 章 iSCSI Queue Depth 値の設定」(72 ページ)
第1 章 作業の流れ
1.2
VX700 series を接続する場合
VX700 series を、サーバと接続する作業の流れについて説明しています。 作業の流れは以下のとおりです。 作業の流れ 設定に必要な情報の確認 サーバ接続時に必要なVX700 series の情報を確認します。 •「第2 章 環境の確認」(11 ページ) •「第3 章 留意事項」(12 ページ) •「5.1 設定に必要な情報の確認」(47 ページ) 新規サーバ接続時 既存サーバにボリューム追加時 サーバの環境設定 VX700 series と接続するサーバの環境を設定 します。 •「5.2 ケーブルの接続」(47 ページ) •「5.3 電源投入の手順」(48 ページ) •「5.5 サーバの環境確認」(49 ページ) ボリューム接続 使用するボリュームを設定します。 •「5.6 ボリューム接続」(58 ページ) 新規ボリューム追加時 運用に関する設定 運用に関する設定を行います。 •「第6 章 運用に関する設定」(70 ページ) 第1 章 作業の流れ 1.2 VX700 series を接続する場合第
2 章
環境の確認
以下の環境のサーバと接続できます。 ご使用のサーバ環境を『サポート組み合わせ表』で確認してください。2.1
ハードウェア
『サポート組み合わせ表』を確認してください。2.2
OS(オペレーティングシステム)
『サポート組み合わせ表』を確認してください。2.3
ネットワークインターフェースカード
『サポート組み合わせ表』を確認してください。2.4
マルチパス構成
『サポート組み合わせ表』を確認してください。第
3 章
留意事項
作業を行う際は、以下の事項に留意してください。3.1
LAN カードまたは CNA カードで接続する場合の留意事
項
• ストレージシステムの信頼性を維持するために、以下の運用を推奨します。 - パスの複数化- パス冗長制御をサポートしたETERNUS DX/AF または VX700 series 対応ドライバの利用
サーバとETERNUS DX/AF または VX700 series 間のパスを複数にして、パス冗長制御をサポートし たETERNUS DX/AF または VX700 series 対応ドライバを利用することで、サーバと ETERNUS DX/ AF または VX700 series 間の冗長性を向上させることができます。
• PRIMEQUEST 500/400 シリーズを接続する場合は、Windows®のプラグ アンド プレイ機能による LUN の認識は動作保証していません。
• 1 枚の LAN カードまたは CNA カードに 2 つのポートを搭載している場合は、LAN カードまたは CNA カード上の 2 ポート両方を同一のストレージシステム装置に接続しない構成を推奨します。
3.2
複数の
LAN カードまたは CNA カードを搭載する場合の
留意事項
LAN カードまたは CNA カードを複数枚搭載する場合は、カードを 1 枚ずつ搭載し、その際、PCI ス ロットの位置関係とカードのポート名の対応関係を記録しておいてください。カードのポート名は、 [スタート]ボタンをクリックして、[設定]-[ネットワーク接続]で確認することができます。
3.3
ドライバに関する留意事項
ETERNUS DX/AF 対応ドライバには、パス冗長制御(パスフェイルオーバ)をサポートしている製品 があります。製品情報については、以下のURL を参照してください。 http://www.fujitsu.com/jp/products/computing/storage/software/eternus-mpd/3.4
LAN スイッチに関する留意事項
• 1 台のサーバに 2 枚の LAN カードまたは CNA カードを搭載してパスの冗長構成をとる場合、それぞ れのカードからのパスは異なるLAN スイッチに接続してください。 • 1 台のサーバに 2 枚の LAN カードを搭載してパスの冗長構成をとる場合、それぞれの LAN カードか らのパスは異なるLAN スイッチに接続してください。同じ LAN スイッチに接続すると、単一障害点 となり冗長性が失われます。 - 推奨構成例 ETERNUS DX/AF ࢧ࣮ࣂ LAN࣮࢝ࢻ LANࢫࢵࢳ1 LANࢫࢵࢳ2 LAN࣮࢝ࢻ - 冗長構成を損なう構成例 ࢧ࣮ࣂ ETERNUS DX/AF LAN࣮࢝ࢻ LAN࣮࢝ࢻ LANࢫࢵࢳ3.5
LAN 環境に関する留意事項
• iSCSI 用 LAN は、FC-SAN 同様に大量のデータ(トラフィック)が流れるので、業務用 LAN とは別 の専用LAN とし、別の LAN スイッチで構築してください。
• iSCSI 用 LAN の冗長化は、マルチパスで行ってください。
• iSCSI 用 LAN は、IP ネットワークのセキュリティの観点から、管理 LAN(管理者が利用)とは別の 専用LAN としてください。
• iSCSI 用 LAN は、各サーバから ETERNUS DX/AF へ接続されるパスごとに別々のネットワークとな 第3 章 留意事項
LAN スイッチ接続構成例 ETERNUS DX/AF LANࢫࢵࢳ 㸦ᴗົLAN⏝㸧 LAN ࣮࢝ࢻ #1 LAN ࣮࢝ࢻ #2 LAN ࣮࢝ࢻ #3 LAN ࣮࢝ࢻ #3 LAN ࣮࢝ࢻ #3 LAN ࣮࢝ࢻ #2 LAN ࣮࢝ࢻ #2 LAN ࣮࢝ࢻ #1 LAN ࣮࢝ࢻ #1 ᴗົLAN ᴗົࢧ࣮ࣂ A ᴗົࢧ࣮ࣂ B ᴗົࢧ࣮ࣂ C iSCSI⏝LANࡣࠊFC-SAN ྠᵝࠊᴗົLANࡣูࡢ ᑓ⏝ࢿࢵࢺ࣮࣡ࢡࡍࡿࠋ 1 2 3 1 2 3 10 11 12 10 11 12 iSCSI⏝LAN LANࢫࢵࢳ #1 㸦iSCSI LAN⏝㸧 LANࢫࢵࢳ #2 㸦iSCSI LAN⏝㸧 LANࢫࢵࢳ㛫ࡣ ᥋⥆ࡋ࡞࠸ (*1)
LUN1 LUN2 LUN3 ⟶⌮LAN ࣏࣮ࢺ ⟶⌮LAN LANࢫࢵࢳ 㸦⟶⌮LAN⏝㸧 ࢧ࣮ࣂࢫࢺ࣮ࣞࢪࡢ⤌ࡳྜࢃࡏ༢࡛ࠊ ࢫࢵࢳෆࢭࢢ࣓ࣥࢺศ㞳ࠋ(*2) ࡇࡢᅗ࡛ࡣࠊLAN࣏࣮ࢺ1, 2, 10࡛VLAN1ࠊ LAN࣏࣮ࢺ3, 11࡛VLAN2ᵓᡂ࡞ࠋ iSCSI LAN⏝ࢫࢵࢳෆ࡛ࡣࠊ iSCSI⏝LAN⟶⌮LAN࡛ LANࢭࢢ࣓ࣥࢺࢆศ㞳ࡋࠊࡑࢀ ࡒࢀࡢࢭ࢟ࣗࣜࢸࢆಖࡘࠋ *1: 本システム構成では、マルチパスでサーバとストレージ間を冗長化します。各パスに LAN スイッ チ#1 と LAN スイッチ#2 で物理的にネットワークを分離させてください。 *2: 業務サーバとストレージの組み合わせ単位(FC の Zone 相当)で、LAN スイッチ内でセグメント 分離させてください(スイッチのVLAN 機能を利用)。 第3 章 留意事項 3.5 LAN 環境に関する留意事項
ネットワークアドレス構成例 以下は、複数サーバ、複数CA 接続の構成例です。 ETERNUS DX/AF LANࢫࢵࢳ #1 㸦VLANࢆ᥎ዡ㸧 LANࢫࢵࢳ #2 ࢧ࣮ࣂA ࢧ࣮ࣂB CM0 CM1 P0 P1 P0 P1 192.168.30.10/24 192.168.10.10/24 192.168.30.1/24 192.168.40.1/24 192.168.40.10/24 192.168.20.10/24 192.168.10.1/24 192.168.20.1/24 㸦VLANࢆ᥎ዡ㸧 以下は、1 サーバ、複数 CA 接続の構成例です。 CM0 CM1 P0 P1 P0 P1 192.168.20.10/24 192.168.10.10/24 192.168.20.1/24 192.168.20.11/24 192.168.10.11/24 192.168.10.1/24 LANࢫࢵࢳ #1 LANࢫࢵࢳ #2 ࢧ࣮ࣂ 第3 章 留意事項 3.5 LAN 環境に関する留意事項
3.6
ネットワーク設定に関する留意事項
iSCSI 接続では、サーバと ETERNUS DX/AF 間または VX700 series 間の通信に使う SCSI コマンドを IP ネットワーク経由で送受信しています。IP ネットワーク上では装置を識別するために IP アドレス を使用するので、サーバとETERNUS DX/AF または VX700 series のアダプターごとに、IP アドレス が必要となります。それぞれのIP アドレスが重複しないように設定してください。
• iSCSI インターフェースを使用して接続する場合、接続相手を IP アドレスと iSCSI ネームで識別 します。ETERNUS DX/AF または VX700 series 内では、接続先サーバを iSCSI ネームで管理して いるので、接続対象となるサーバ内またはサーバ間でiSCSI ネームが重複しないようにサーバ側 のiSCSI ネームを設定する必要があります。重複していると、ボリュームが破壊される危険性が 高くなります。 • iSCSI ネーム、エイリアスネーム、および CHAP 認証に必要な情報は以下の範囲内で指定してく ださい。 ETERNUS DX/AF の場合: - iSCSI ネーム iqn または eui 形式の「-」マイナス、「:」コロン、「.」ドットと半角小文字英数字 221 文字以 内 - エイリアスネーム 管理者が管理上で使用するものであり、必須ではありません。 半角英数字16 文字以内で任意に設定してください。 - ユーザー名 半角英数字223 文字以内 - パスワード 指定可能な文字数は、半角英数字12 文字以上 16 文字以内です。 VX700 series の場合: - iSCSI ネーム(ユーザー名) 「-」マイナス、「:」コロン、「_」アンダーバーと半角英数字 223 文字以内 - パスワード 指定可能な文字数は、半角英数字12 文字以上 16 文字以内です。
• 通常のLAN と iSCSI の LAN(ETERNUS DX/AF または VX700 series 接続用)は分離してくださ い。
第3 章 留意事項
3.7
Windows Server
®
用標準マルチパスドライバ (msdsm)に
関する留意事項
Windows Server® 2019, Windows Server® 2016, Windows Server® 2012 R2, Windows Server® 2012, Windows Server® 2008 R2, Windows Server® 2008 用標準マルチパスドライバ (msdsm)では負荷分散 ポリシーや再施行回数など、各種設定を行うことが可能です。ETERNUS DX/AF の場合は、これらの 設定は変更せず、デフォルトで使用してください。
画面の名前 変更してはいけないパラメーター
Multi-Path Disk Device のプロパティの MPIO タブ 負荷分散ポリシー、詳細ボタン、編集ボタン
DSM の詳細 タイマーカウンター(パス確認期間、パス確認を有効化、
再施行回数、再施行間隔、PDO 削除期間)
MPIO パスの詳細 パスの状態
3.8
Jumbo Frame 設定に関する留意事項
• Jumbo Frame を有効にするには、すべての接続機器が Jumbo Frame に対応している必要がありま す。接続機器の各種パラメーター(MTU サイズなど)を適切な値に設定してください。
• LAN カード、LAN スイッチなどの Jumbo Frame の設定方法については、OS および各機器のマニュ アルを参照してください。設定の反映にはサーバの再起動が必要になることがあります。
• ETERNUS DX/AF がサポートしている MTU サイズは 9,000 バイトです。 • VX700 series は Jumbo Frame をサポートしていません。
3.9
1 台のサーバに複数のディスク装置を接続する場合の留
意事項
Windows®環境で複数のディスク装置を接続する場合、OS 再起動時に一部の LUN が認識されなくなる ことがあります。これは、サーバでターゲットバインディング設定を行うことで問題を回避すること ができます。
ターゲットバインディングの設定はiSCSI Software Initiator のコマンドラインツール iSCSICLI で設 定しますが、この設定内容はMicrosoft® iSCSI Software Initiator から設定を行うと上書きされてしまう ため、ほかのiSCSI に関する設定も iSCSICLI で行います。
ターゲットバインディング、およびETERNUS DX/AF 接続に必要な iSCSICLI コマンドについては 第3 章 留意事項
3.10
Windows Server
®
2008 R2, Windows Server
®
2008 接続
に関する留意事項
Windows Server® 2008 R2、Windows Server® 2008 の環境に、iSCSI 接続されたディスク装置に対し てファイルのコピーなどの操作を行った場合、システムイベントログにiScsiPrt のエラーが出力され ることがあります。
この場合、遅延ACK を無効にすることでこの問題を回避することができます。 詳細は、Microsoft 社の Web サイトで KB981482 を参照してください。
3.11
Windows Server
®
2019, Windows Server
®
2016,
Windows Server
®
2012 R2, Windows Server
®
2012 接続
に関する留意事項
複数のボリュームを接続している状態でHyper-V 機能を利用し仮想マシンを構築している場合、仮想 マシンの設定画面表示に数十分程度かかることがあります。
この場合、遅延ACK を無効にすることでこの問題を回避することができます。
詳細は、Microsoft 社の Web サイトで KB981482 を参照してください。当該バージョンの変更方法が 記載されていない場合は、Windows Server® 2008 R2, Windows Server® 2008 に記載されている方法 で設定が変更できます。
3.12
VX700 series を接続する場合の留意事項
• Windows サーバと VX700 series を接続するには、VX700 series の iSCSI ポートに仮想 IP アドレス を設定する必要があります。仮想IP アドレスは、VX700 series のファームウェア版数が V10L20 以 降でサポートしています。
• VX700 series のボリュームは、ボリューム 1 個ごとに iSCSI イニシエーターを持ちます。iSCSI Software Initiator 環境で複数のボリュームがある場合、自動的にサーバから複数のボリュームに対し てログイン処理をするためのツールがあります。
ツール名:ETERNUS VX700 series iSCSI ターゲット ログインスクリプト http://www.fujitsu.com/jp/products/computing/storage/download/
• VX700 series が Normal 以外の状態の場合、サーバからのログイン処理を実施しないでください。 • VX700 series の拡張ノードを増設(スケールアウト)した際に、サーバと VX700 series 間の LAN
スイッチのポート数が不足する場合、既存のノードと増設した拡張ノードが共に各サーバからアクセ スできるように、既存のLAN スイッチと増設する LAN スイッチをカスケード接続してください。 • 1 台のサーバに割り当て可能なボリューム数は最大 37 です。
• 1 台のサーバあたり LAN スイッチに接続するケーブル数は 2 本のみをサポートします。
• LAN スイッチと VX700 series 間は VX700 series の各プロセッサユニットに対して、パスが冗長構 成になるように接続してください。
• 1 台のサーバから VX700 series の各ボリュームへのパス数は、論理的に 2 に固定されます。 第3 章 留意事項
VX700 series 接続構成例 ࣉࣟࢭࢵࢧࣘࢽࢵࢺ01 ࣉࣟࢭࢵࢧࣘࢽࢵࢺ02 ࣉࣟࢭࢵࢧࣘࢽࢵࢺ03 ࣉࣟࢭࢵࢧࣘࢽࢵࢺ04 ࣉࣟࢭࢵࢧࣘࢽࢵࢺ05 #1 #1 #2 #1 #2 #2 ᇶᮏࣀ࣮ࢻ ᣑᙇࣀ࣮ࢻ#1 ᣑᙇࣀ࣮ࢻ#2 ᣑᙇࣀ࣮ࢻ#3 VX700 series LANࢫࢵࢳ#1 LANࢫࢵࢳ#2 ᴗົࢧ࣮ࣂ#1 ᴗົࢧ࣮ࣂ#2 LANࢫࢵࢳ#3 LANࢫࢵࢳ#4 ᪤Ꮡࡢࣀ࣮ࢻቑタࡋࡓᣑᙇࣀ࣮ࢻࡀ ࡶྛࢧ࣮ࣂࡽࢡࢭࢫ࡛ࡁࡿࡼ࠺ ࠊ᪤ᏑࡢLANࢫࢵࢳቑタࡍࡿLAN ࢫࢵࢳࢆ࢝ࢫࢣ࣮ࢻ᥋⥆ࡍࡿࠋ 1ࢧ࣮ࣂࡽྛLAN ࢫࢵࢳࡑࢀࡒࢀ 1ᮏ ࡎ ࡘ ࢣ ࣮ ࣈ ࣝ ࢆ ᥋⥆ࡍࡿࠋ LANࢫࢵࢳࣉࣟ ࢭࢵࢧࣘࢽࢵࢺ㛫ࡢ ࣃࢫࡣ㛗ᵓᡂ࡞ ࡿࡼ࠺᥋⥆ࡍࡿࠋ ࢡࢸࣈ ࢫࢱࣥࣂ LANࢫࢵࢳ#1 LANࢫࢵࢳ#2 LANࢫࢵࢳ#1 LANࢫࢵࢳ#2
3.13
Windows Server
®
との接続に関する留意事項
Windows Server®と、ETERNUS DX S4/S3 series (ETERNUS DX8900 S4 以外)、ETERNUS AF series 、 ま た は ETERNUS DX200F を 接 続 し て い る シ ス テ ム で 、 ETERNUS DX S4/S3 series (ETERNUS DX8900 S4 以外)、ETERNUS AF series、または ETERNUS DX200F のファームウェア適 用を実施したあとにWindows Server®を再起動すると、Windows Server®上のディスクがオフライン 状態になる場合があります。ETERNUS DX8900 S4 ではこの事象は発生しません。 Windows Server®上のディスクの状態は、以下のようにして確認できます。 [スタート]ボタンをクリックして、「管理ツール」の「コンピュータの管理」を選択し、左ペインの 「ディスクの管理」を開きます。 なお、Windows Server®のパス構成により、発生条件および回避方法が異なります。 シングルパス構成の場合は、ファームウェア適用前に、一時的にSAN Policy の設定を変更しておくこ とで、ファームウェア適用後にオフライン状態に陥ることを回避できます。 マルチパス構成の場合は、回避する手段はありません。オフライン状態から復旧する場合は、「● 問題 発生後の対処方法」(22 ページ)を実施する必要があります。
■
シングルパス構成の場合
ファームウェアの更新時のみ、SAN Policy 設定を「すべてをオンライン(Online All)」に変更するこ 第3 章 留意事項
2 "san"と入力して[Enter]キーを押します。 DISKPART> san 3 以下のいずれかのSAN Policy が表示されます。 •「オフライン共有(Offline Shared)」 •「すべてをオフライン(Offline All)」 •「すべてをオンライン(Online All)」 4 "exit"と入力して[Enter]キーを押し、diskpart コマンドを終了します。
●
問題発生を未然に防止する方法 以下の手順で、SAN Policy の設定変更を行ってから、ファームウェアの更新を実施します。 1 SAN Policy の設定を変更します。 (1) コマンドプロンプトでdiskpart コマンドを実行します。 プロンプトがDISKPART に変更されます。 (2) "san policy=onlineall"と入力して[Enter]キーを押します。 実行例)DISKPART> san policy=onlineall
(3) SAN Policy の設定変更を有効にするため、Windows Server®を再起動します。
2 コマンドプロンプトで再度diskpart コマンドを実行し、SAN ポリシーの値が「すべてをオンライ ン(Online All)」であることを確認します。 実行例) DISKPART> san SAN ポリシー : すべてをオンライン 3 ファームウェアを更新します。 (1) ETERNUS DX/AF のファームウェアの更新を実施します。 (2) 新しいインスタンスID を OS に認識させるため、Windows Server®を再起動します。 4 SAN Policy の設定を元に戻します。 (1) 以下のコマンドを実行し、SAN Policy の設定値を元の値に戻します。 実行例)
DISKPART> san policy=Offline Shared
(2) SAN Policy の設定変更を有効にするため、Windows Server®を再起動します。 第3 章 留意事項
(3) コマンドプロンプトで再度diskpart コマンドを実行し、SAN ポリシーの値が「元の SAN Policy の値」であることを確認します。 実行例) DISKPART> san SAN ポリシー : オフライン共有
●
問題発生後の対処方法 以下の手順で、オフライン状態のディスクを手動でオンラインにします。 1 [スタート]ボタンをクリックして、「管理ツール」の「コンピュータの管理」を選択し、左ペイン の「ディスクの管理」を開きます。 2 オフライン状態の各ディスクを選択し、右クリックでオンラインにします。また、Hyper-V 環境で、ゲスト OS にパススルーディスクを構成している場合に、ETERNUS DX/AF
のファームウェア更新を行うと、ゲストOS が構成していたパススルーディスクを新規ディスクとし て認識し、物理ハードディスクを構成していたディスクから外してしまうため、手動で再構成して復 旧させる必要があります。 復旧(再構成)方法を以下に示します。 1 Hyper-V マネージャーを起動します。 2 オフラインのゲストOS を選択し、右ペインの「設定」を選択します。 ゲストOS の設定ポップアップが表示されます。 3 設定ウィンドウで「SCSI コントローラー」配下にある、「物理ドライブが見つかりません」と表 示されている「ハードドライブ」を選択します。 4 右画面で「物理ハードディスク」から適切なディスクを選択します。 5 [OK]ボタンをクリックします。
●
SAN Policy サポート OS • Windows Server® 2019 • Windows Server® 2016 • Windows Server® 2012 R2 • Windows Server® 2012 • Windows Server® 2008 R2 • Windows Server® 2008 第3 章 留意事項 3.13 Windows Server®との接続に関する留意事項●
SAN Policy デフォルト値OS SAN Policy デフォルト値
Windows Server® 2019(全エディション) Offline Shared Windows Server® 2016(全エディション)
Windows Server® 2012 R2(全エディション) Windows Server® 2012(全エディション) Windows Server® 2008 R2 Datacenter Windows Server® 2008 R2 Enterprise Windows Server® 2008 Datacenter Windows Server® 2008 Enterprise
Windows Server® 2008 R2 Standard Online All Windows Server® 2008 Standard
■
マルチパス構成の場合
SAN Policy の設定に関係なく、マルチパス構成前のディスクの状態(オンライン/オフライン)を引 き継ぎ起動します。 • 環境構築時にオンライン状態のディスクをマルチパス化した場合 ファームウェア更新後、マルチパスディスクはオンライン状態で起動します。 • 環境構築時にオフライン状態のディスクをマルチパス化した場合 ファームウェア更新後、マルチパスディスクはオフライン状態で起動します。●
問題発生を未然に防止する方法 マルチパス構成の場合は、環境構築後に設定変更などでオフライン状態になることを未然に防ぐこと ができません。また、環境構築後にマルチパス化時のディスク状態を確認できません。 ファームウェア更新時にディスクがオフラインになった場合は、「● 問題発生後の対処方法」(22 ペー ジ)を実施してください。●
問題発生後の対処方法 • OS を起動できた場合 オフライン状態のディスクを手動でオンラインにしてください。 以下の手順で、オフライン状態のディスクを手動でオンラインにします。 1 [スタート]ボタンをクリックして、「管理ツール」の「コンピュータの管理」を選択し、左ペイ ンの「ディスクの管理」を開きます。 2 オフライン状態の各ディスクを選択し、右クリックでオンラインにします。 • OS を起動できない場合 Active Directory の DB が OS 領域以外のディスクに配置されている場合、ディスクがオフライン状 態となりActive Directory の DB を参照できず、OS が起動できないことがあります。その場合、ディレクトリサービスの修復モードでOS を起動し、ディスクをオンライン状態にするこ
とで復旧可能です。 第3 章 留意事項
復旧(再構成)方法を以下に示します。 1 サーバを起動します。 2 サーバ起動画面で、[F8]キーを押します。 3 詳細ブートオプションが表示されます。 4 「ディレクトリサービス復元モード」または「ディレクトリサービスの修復モード」を選択しま す。 5 OS 起動後、Administrator でログインします。 6 「管理ツール」の「コンピュータの管理」を選択し、左ペインの「ディスクの管理」を開きま す。 7 オフライン状態の各ディスクを選択し、右クリックでオンラインにします。 8 OS を再起動します。
また、Hyper-V 環境で、ゲスト OS にパススルーディスクを構成している場合に、ETERNUS DX/AF
のファームウェア更新を行うと、ゲストOS が構成していたパススルーディスクを新規ディスクとし て認識し、物理ハードディスクを構成していたディスクから外してしまうため、手動で再構成して復 旧させる必要があります。 復旧(再構成)方法を以下に示します。 1 Hyper-V マネージャーを起動します。 2 オフラインのゲストOS を選択し、右ペインの「設定」を選択します。 ゲストOS の設定ポップアップが表示されます。 3 設定ウィンドウで「SCSI コントローラー」配下にある、「物理ドライブが見つかりません」と 表示されている「ハードドライブ」を選択します。 4 右画面で「物理ハードディスク」から適切なディスクを選択します。 5 [OK]ボタンをクリックします。 第3 章 留意事項 3.13 Windows Server®との接続に関する留意事項
第
4 章
サーバの設定(
ETERNUS DX/AF の場合)
LAN カードを使用して、ETERNUS DX/AF をサーバと接続します。
4.1
LAN カードの装着
サーバの電源が切断された状態で、LAN カードを装着します。 手順は、サーバに添付の取扱説明書を参照してください。
オンボードのLAN カードを使用する場合は、作業を省略して先に進んでください。
LAN カードを複数枚搭載する場合は、LAN カードを 1 枚ずつ搭載し、その際、PCI スロットの位置 関係とLAN カードのポート名の対応関係を記録しておいてください。 LAN カードのポート名は、[スタート]ボタンをクリックして、[設定]—[ネットワーク接続]で確認する ことができます。
4.2
ドライバのインストール
サーバを起動して、必要なドライバをインストールします。 以下のドライバが必要です。 • LAN カード用ドライバ - LAN ドライバ- サポートされている版数のMicrosoft® iSCSI Software Initiator
• ETERNUS DX/AF 対応ドライバ
接続形態に応じて以下のどちらかをインストールしてください。 - シングルパス構成の場合
ETERNUS DX/AF 対応のシングルパス専用ドライバ(ETERNUS デバイスドライバ)は不要です。 - マルチパス構成の場合
以下のいずれかをインストールしてください。 • ETERNUS Multipath Driver
• Windows Server® 2019, Windows Server® 2016, Windows Server® 2012 R2, Windows Server® 2012, Windows Server® 2008 R2, Windows Server® 2008 用標準マルチパスドライバ (msdsm)
4.2.1
LAN ドライバのインストール
以下の手順でLAN ドライバをインストールします。
オンボードのLAN カードを使用する場合は、作業を省略して先に進んでください。
なお、ETERNUS DX/AF と接続する前に、iSCSI ネットワークに接続するための IP アドレスを設定し ておいてください。
1 LAN カードに添付の説明書を参照して LAN ドライバをインストールします。
2 ドライバのインストールが正常に完了したことを確認します。
4.2.2
ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール(ETERNUS Multipath
Driver の場合)
• 必要に応じて、ETERNUS Multipath Driver をインストールしてください。
ETERNUS Multipath Driver に関する留意事項については、「3.3 ドライバに関する留意事項」(12 ペー ジ)を参照してください。 例えば、サーバとETERNUS DX/AF をマルチパス構成で接続し、パス冗長制御(パスフェイルオー バ)機能を使用する場合や、サーバとETERNUS DX/AF をシングルパス構成で接続する場合に参照 が必要です。 • ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール(またはアンインストール)方法、セットアップ方 法、および利用方法については、ソフトウェアの製品マニュアルを参照してください。
4.2.3
ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール(Windows Server
®用標
準マルチパスドライバ (msdsm)の場合)
ETERNUS DX/AF に対応する、Windows Server® 2019, Windows Server® 2016, Windows Server® 2012 R2, Windows Server® 2012, Windows Server® 2008 R2, Windows Server® 2008 用標準マルチ パスドライバ (msdsm)のインストールについて説明します。
4.2.3.1
マルチパス
I/O のインストール
第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合) 4.2 ドライバのインストール
2 機能の追加ウィザードの「機能」の選択画面で「マルチパスI/O」チェックボックスをチェック し、マルチパスI/O 機能をインストールします。
3 サーバを再起動します。
4.2.3.2
MPIO の詳細設定
導入したマルチパスI/O に対して、ETERNUS DX/AF を対応させるための設定を行います。
1 [コントロールパネル]−[MPIO]の順にクリックします。 MPIO のプロパティ画面が表示されます。
2 MPIO のプロパティ画面で[MPIO デバイス]タブを選択し[追加]ボタンをクリックします。 第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合)
3 「デバイスのハードウェアID」欄に接続する ETERNUS DX/AF の ID を入力します。 入力する値は使用する装置によって異なります。 以下の表を確認して入力してください。 使用する装置 デバイスのハードウェアID ETERNUS DX60 S4/DX100 S4/DX200 S4, ETERNUS DX60 S3/DX100 S3/DX200 S3, ETERNUS AF250 S2, ETERNUS AF250, ETERNUS DX200F, ETERNUS DX60 S2/DX80 S2/DX90 S2 FUJITSU ETERNUS_DXL ETERNUS DX500 S4/DX600 S4, ETERNUS DX500 S3/DX600 S3, ETERNUS AF650 S2, ETERNUS AF650 FUJITSU ETERNUS_DXM ETERNUS DX8900 S4, ETERNUS DX8100 S3/DX8700 S3/DX8900 S3 FUJITSU ETERNUS_DXH
ETERNUS DX400 S2 series FUJITSU ETERNUS_DX400 ETERNUS DX8000 S2 series FUJITSU ETERNUS_DX8000
"FUJITSU"と"ETERNUS_~"の間には半角スペースを 1 文字分入れる必要があります。
4 サーバをシャットダウンした状態で、ETERNUS DX/AF をマルチパス接続したうえで、サーバの 電源を投入します。
第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合) 4.2 ドライバのインストール
4.3
ケーブルの接続
ETERNUS DX/AF とサーバの電源が切断されていることを確認します。
ETERNUS DX/AF の iSCSI ポートと、サーバの LAN カードのポートを iSCSI 接続用のケーブルで接続 してください。
ETERNUS DX/AF とサーバの間に LAN スイッチを接続する場合は、LAN スイッチの電源を切断して、 ETERNUS DX/AF の iSCSI ポートと LAN スイッチのポート、および LAN スイッチのポートとサーバ のLAN カードのポートを、それぞれ iSCSI 接続用のケーブルで接続してください。 iSCSI࣏࣮ࢺ iSCSI࣏࣮ࢺ ETERNUS DX/AF ETERNUS DX/AF LANࢫࢵࢳ LAN࣮࢝ࢻ LAN࣮࢝ࢻ 㸸iSCSI᥋⥆⏝ࡢࢣ࣮ࣈࣝ ە┤᥋᥋⥆ ەࢫࢵࢳࣥࢢࣁࣈ᥋⥆
4.4
電源投入の手順
接続した各装置の電源は、以下の手順で投入します。 1 LAN スイッチの電源を投入します(利用する場合のみ)。 2 LAN スイッチが Ready 状態になったことを確認します。 3 ETERNUS DX/AF の電源を投入します。4 ETERNUS DX/AF が Ready 状態になったことを確認します。 第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合)
5 サーバの電源を投入します。
サーバの電源を投入する際は、ETERNUS DX/AF および LAN スイッチの電源が Ready 状態に なっていることを確認してから投入してください。Ready 状態になる前にサーバの電源を投 入すると、サーバからETERNUS DX/AF を認識できません。また、サーバから ETERNUS DX/ AF の電源制御を行う場合は、サーバの稼働中に ETERNUS DX/AF や LAN スイッチの電源が 切断されないように注意してください。サーバより先にETERNUS DX/AF や LAN スイッチの 電源が切断されると、ETERNUS DX/AF にデータを保存できなかったり、保存したデータが破 壊されたりすることがあります。
4.5
iSCSI イニシエーターパラメーターの設定
iSCSI イニシエーターを使用して、iSCSI イニシエーターのパラメーターの設定を行います。 1 iSCSI イニシエーターを起動します。 2 [構成]タブをクリックします。 3 「イニシエーター名」には現在設定されているiSCSI ネームが表示されています。iSCSI ネームを 変更する場合、[変更]ボタンをクリックします。 「イニシエーター名」に表示されている初期値のiSCSI ネームを使用するときも、[変更] ボタンを クリックします。これによって、サーバの「コンピュータ名」を変更しても、このiSCSI ネーム を継続して使用できます。 第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合) 4.5 iSCSI イニシエーターパラメーターの設定こ こ で LAN カ ー ド の iSCSI ネ ー ム を 変 更 し て 、 ETERNUS DX/AF 側 で 設 定 し た 内 容 (「4.6.1 CHAP 認証」(35 ページ))と異なった場合、「4.6.1 CHAP 認証」(35 ページ)の 手 順. 9以降の作業を再度行い、変更したiSCSI ネームを指定してください。 4 iSCSI ネームを入力して、[OK]ボタンをクリックします。 [iSCSI イニシエーターのプロパティ]画面が表示されます。 5 [探索]タブをクリックし、[ポータルの探索] ボタンをクリックします。
6 「IP アドレスまたは DNS 名」に、接続する ETERNUS DX/AF の iSCSI ポートの IP アドレスを指 定して、[詳細設定]ボタンをクリックします。
第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合) 4.5 iSCSI イニシエーターパラメーターの設定
ETERNUS DX/AF の IP アドレスは、ETERNUS DX/AF 側で iSCSI ポートの TCP/IP 設定に設 定したアドレスを入力します。確認方法については、接続するETERNUS DX/AF に対応する 『構築ガイド(サーバ接続編) ストレージシステム設定用』の「サーバとの接続形態に関する 設定」を参照してください。 [詳細設定]画面が表示されます。 7 [全般]タブをクリックします。
8 「接続方法」の「ローカル アダプター」に「Microsoft iSCSI Initiator」を選択し、「イニシエーター IP」にイニシエーターサーバの IP アドレスを設定して、[OK]ボタンをクリックします。 ここで、CHAP 認証の設定を行うこともできます。設定内容の詳細は、「4.6 CHAP 認証の設定」 (34 ページ)を参照してください。 9 [OK]ボタンをクリックします。 第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合) 4.5 iSCSI イニシエーターパラメーターの設定
11 接続されていることを確認して、[接続] ボタンをクリックします。
正常に接続された場合、「検出されたターゲット」 に ETERNUS DX/AF の iSCSI ネームが表示さ れ、「状態」が「非アクティブ」になっています。 正常に接続された場合でも、「ターゲット」に表示されていないことがあります。以下のこと を行ってください。 • ケーブルが正しく接続されているか確認してください。 • [最新の情報に更新]ボタンをクリックしてください。 12 「この接続をお気に入りのターゲットの一覧に追加する」チェックボックスをチェックし、[詳細 設定]ボタンをクリックします。 第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合) 4.5 iSCSI イニシエーターパラメーターの設定
13 「接続方法」の「ローカルアダプター」に「Microsoft iSCSI Initiator」を選択し、「イニシエーター IP」にイニシエーターサーバの IP アドレスを、「ターゲットポータルIP」に ETERNUS DX/AF の IP アドレス/ポート番号(例:192.168.10.150 / 3260)をそれぞれ設定して、[OK]ボタンをクリッ クします。
14 [OK]ボタンをクリックします。 第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合) 4.5 iSCSI イニシエーターパラメーターの設定
ログオンに成功すると、[ターゲット]タブ画面で表示されている ETERNUS DX/AF の iSCSI ネー ムの「状態」が「接続完了」になります。
4.6
CHAP 認証の設定
認証には、以下の2 種類があります。 • CHAP 認証 ETERNUS DX/AF がサーバ側を認証するものです。 シークレットはターゲットにのみ設定され、そのターゲットにアクセスしようとするすべてのサーバ は、同じシークレットを使用してターゲットとのログオンセッションを開始する必要があります。 • 相互CHAP 認証ETERNUS DX/AF とサーバ側が互いを認証します。記憶域ネットワーク(SAN)内の各ターゲットと 各発信側に、別のシークレットが設定されます。
認証を行う場合、使用する認証に応じて必要な設定を行ってください。また、設定した情報は、 ETERNUS DX/AF 側にも同様な内容を設定する必要があります。
認証の設定を省略すると、認証を行わないで接続します。
ETERNUS DX/AF 側の CHAP 認証設定がされている場合、サーバ側の CHAP 認証設定を実施しない と、「Authentication Failure」でログオンが失敗します。
第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合) 4.6 CHAP 認証の設定
4.6.1
CHAP 認証
以下にCHAP 認証を行う場合のサーバ側の設定を示します。 1 iSCSI イニシエーターを起動します。 2 [探索]タブをクリックします。 3 [ポータルの探索]ボタンをクリックします。 [ターゲットポータルの探索]画面が表示されます。4 「IP アドレスまたは DNS 名」に、接続する ETERNUS DX/AF の iSCSI ポートの IP アドレスを指 定して、[詳細設定]ボタンをクリックします。
第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合) 4.6 CHAP 認証の設定
5 「接続方法」の「ローカルアダプター」に「Microsoft iSCSI Initiator」、「イニシエーター IP」にイ ニシエーターサーバのIP アドレスを設定して[OK]ボタンをクリックします。
次に「CHAP ログオンを有効にする」のチェックボックスをチェックし、「名前」と「ターゲット シークレット」を指定して、[OK]ボタンをクリックします。
「名前」と「ターゲットシークレット」は、ETERNUS DX/AF 側で設定した「CHAP ユーザー 名」と「CHAP パスワード」の内容と対応している必要があります。確認方法については、接 続するETERNUS DX/AF に対応する『構築ガイド(サーバ接続編) ストレージシステム設定 用』の「CHAP 認証の設定」を参照してください。 6 [OK]ボタンをクリックします。 7 [ターゲット]タブをクリックします。 第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合) 4.6 CHAP 認証の設定
8 接続されていることを確認して、[接続]ボタンをクリックします。
CHAP 認証が完了し正常に接続された場合、「ターゲット」に ETERNUS DX/AF の iSCSI ネーム が表示され、「状態」が「非アクティブ」になっています。
正常にCHAP 認証が行われた場合でも、「検出されたターゲット」に ETERNUS DX/AF の iSCSI ネームが表示されていないことがあります。その場合は、[最新の情報に更新]ボタンをク リックします。 [ターゲットへの接続]画面が表示されます。 9 「この接続をお気に入りのターゲットの一覧に追加する」チェックボックスをチェックし、[詳細 設定]ボタンをクリックします。 第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合) 4.6 CHAP 認証の設定
10 「接続方法」の「ローカルアダプター」に「Microsoft iSCSI Initiator」、「イニシエーター IP」にイ ニシエーターサーバのIP アドレス、「ターゲットポータル IP」に ETERNUS DX/AF の IP アドレ ス / ポート番号(例:192.168.10.150 / 3260)が設定されていることを確認します。 次に「CHAP ログオンを有効にする」チェックボックスをチェックし、「名前」と「ターゲット シークレット」を指定して、[OK]ボタンをクリックします。 11 [OK]ボタンをクリックします。 第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合) 4.6 CHAP 認証の設定
ログオンに成功すると、[ターゲット]タブ画面で「検出されたターゲット」に表示されている ETERNUS DX/AF の iSCSI ネームの「状態」が「接続完了」になります。
第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合) 4.6 CHAP 認証の設定
4.6.2
相互
CHAP 認証
以下に相互CHAP 認証を行う場合のサーバ側の設定を示します。 1 iSCSI イニシエーターを起動します。 2 [構成]タブをクリックし、[CHAP]ボタンをクリックします。 3 「イニシエーターCHAP シークレット」にパスワードを指定して[OK]ボタンをクリックします。 「イニシエーターCHAP シークレット」は、半角英数字 12 文字以上 16 文字以内で指定します。 [OK]ボタンをクリックすると、「イニシエーター CHAP シークレット」で指定したパスワードの 表示は消えます。「イニシエーターCHAP シークレット」で指定するパスワードは、ETERNUS DX/AF 側の iSCSI ポートパラメーターに設定したCHAP 認証設定の「パスワード」の内容と対応している必要が あります。
4 [探索]タブをクリックします。 第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合) 4.6 CHAP 認証の設定
5 [ポータルの探索]ボタンをクリックします。
[ターゲットポータルの探索]画面が表示されます。
6 「IP アドレスまたは DNS 名」に、接続する ETERNUS DX/AF の iSCSI ポートの IP アドレスを指 定して、[詳細設定]ボタンをクリックします。
[詳細設定]画面が表示されます。 第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合)
7 「接続方法」の「ローカルアダプター」に「Microsoft iSCSI Initiator」、「イニシエーター IP」にイ ニシエーターサーバのIP アドレスを設定して[OK]ボタンをクリックします。 次に「CHAP ログオンを有効にする」のチェックボックスをチェックし、「名前」と「ターゲット シークレット」を指定します。ここで指定するパスワードは手順. 3で指定した「イニシエーター CHAP シークレット」とは違うパスワードを指定してください。「相互認証の実行」チェックボッ クスをチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
「名前」と「ターゲットシークレット」は、ETERNUS DX/AF 側の iSCSI ホスト設定で指定し た「CHAP ユーザー名」と「CHAP パスワード」の内容と対応している必要があります。確認 方法については、接続するETERNUS DX/AF に対応する『構築ガイド(サーバ接続編) スト レージシステム設定用』の「CHAP 認証の設定」を参照してください。 8 [OK]ボタンをクリックします。 9 [ターゲット]タブをクリックします。 第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合) 4.6 CHAP 認証の設定
10 接続されていることを確認して、[接続]ボタンをクリックします。
相互CHAP 認証が完了し正常に接続された場合、「検出されたターゲット」に ETERNUS DX/AF のiSCSI ネームが表示され、「状態」が「非アクティブ」になっています。
相互CHAP 認証が行われた場合でも、「ターゲット」にETERNUS DX/AF の iSCSI ネームが表 示されていないことがあります。その場合は、[最新の情報に更新]ボタンをクリックします。 [ターゲットへの接続]画面が表示されます。 11 「この接続をお気に入りのターゲットの一覧に追加する」チェックボックスをチェックし、[詳細 設定]ボタンをクリックします。 第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合) 4.6 CHAP 認証の設定
12 「接続方法」の「ローカルアダプター」に「Microsoft iSCSI Initiator」、「イニシエーター IP」にイ ニシエーターサーバのIP アドレス、「ターゲットポータル IP」に ETERNUS DX/AF の IP アドレ ス / ポート番号(例:192.168.10.150 / 3260)が設定されていることを確認します。 次に「CHAP ログオンを有効にする」のチェックボックスをチェックし、「名前」と「ターゲット シークレット」を指定します。手順. 7で設定した「名前」と「ターゲットシークレット」を指定 してください。「相互認証の実行」チェックボックスをチェックし、[OK]ボタンをクリックしま す。 13 [OK]ボタンをクリックします。 第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合) 4.6 CHAP 認証の設定
ログオンに成功すると、[ターゲット]タブ画面の「検出されたターゲット」に表示されている ETERNUS DX/AF の iSCSI ネームの「状態」が「接続完了」になります。
第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合) 4.6 CHAP 認証の設定
4.7
ETERNUS DX/AF 接続状態の確認
ETERNUS Multipath Driver を利用している場合は、ETERNUS マルチパスマネージャのメインウィン ドウで、以下の設定、表示を行うことができます。 • ETERNUS DX/AF の接続状態の確認 • 接続されているLUN の確認 • パスの状態の確認 • パスの復旧・解除 ETERNUS DX/AF の接続状態およびパスの確認について、説明します。
1 ETERNUS DX/AF(すでに LUN などのセットアップが終了しているものとします)を起動し、 Ready 状態になったことを確認してから、サーバを起動します。
2 サーバがReady 状態になったら、ETERNUS マルチパスマネージャを起動します。
3 メインウィンドウが表示されます。
サーバと接続されているETERNUS DX/AF の接続状態、パスの状態が確認できます。
ETERNUS マルチパスマネージャの操作方法については、ETERNUS Multipath Driver に添付されてい るマニュアルを参照してください。
第4 章 サーバの設定(ETERNUS DX/AF の場合) 4.7 ETERNUS DX/AF 接続状態の確認
第
5 章
サーバの設定(
VX700 series の場合)
VX700 series をサーバと接続します。5.1
設定に必要な情報の確認
VX700 series で設定した以下の情報を確認してください。 表 5.1 サーバ接続時に必要な VX700 series のサーバ登録情報 項目 説明iSCSI イニシエーター名(IQN) サーバ情報に登録したサーバ側のIQN
CHAP 認証パスワード(単方向、双方向) サーバ情報に登録したCHAP 認証パスワード。 双方向の場合は、2 つ(単方向、双方向の両方)
接続ボリューム名 サーバに割り当てたボリューム名
表 5.2 サーバ接続時に必要な VX700 series の iSCSI ポート設定情報
項目 説明
VX700 series iSCSI ポート情報 iSCSI 接続用仮想 IP アドレス、サブネットマスク、ゲート ウェイを各2 個、および プロセッサユニット用IP アドレス(基本ノード 4 個、拡 張ノード1 台あたり 2 個) iSNS サーバ IP アドレス iSNS を使用する場合
5.2
ケーブルの接続
VX700 series とサーバの電源が切断されていることを確認します。VX700 series の iSCSI ポートとサーバの LAN カードまたは CNA カードのポートを、LAN スイッチを 介してiSCSI 接続用のケーブルで接続してください。
5.3
電源投入の手順
接続した各装置の電源は、以下の手順で投入します。 1 VX700 series とサーバ間とを接続している LAN スイッチの電源を投入します。 2 LAN スイッチが Ready 状態になったことを確認します。 3 VX700 series の電源を投入します。 4 VX700 series が Normal 状態になったことを確認します。 5 サーバの電源を投入します。サーバの電源を投入する際は、VX700 series が Normal 状態になっていること、および LAN ス イッチがReady 状態になっていることを確認してから投入してください。Ready 状態になる 前にサーバの電源を投入すると、サーバからVX700 series を認識できません。 また、サーバの稼働中にVX700 series や LAN スイッチの電源が切断されないように注意して ください。サーバより先にVX700 series や LAN スイッチの電源が切断されると、VX700 series にデータを保存できなかったり、保存したデータが破壊されたりすることがあります。
5.4
CNA カードの設定
iSCSI Hardware Initiator でボリューム接続する場合、サーバに CNA カードを装着して、CNA カード のiSCSI 名の取得と IP アドレスの設定を行います。
ここで記載する手順は初回のみ行ってください。
• iSCSI Hardware Initiator で使用する CNA カードの設定方法は、CNA カードの取扱説明書を参照 してください。
• iSCSI Software Initiator でボリューム接続する場合は、ここでの作業は不要です。
• iSCSI Initiator Name を変更する場合は、異なるホストで同一の iSCSI Initiator Name を使用しない ように設定してください。 作業の流れは以下のとおりです。 (1) CNA カードの装着 (2) サーバの電源投入 (3) CNA カードの iSCSI 名取得 (4) CNA カードの IP アドレス設定 第5 章 サーバの設定(VX700 series の場合) 5.3 電源投入の手順
ここでは、PY-CN202(Emulex 社製 OCe10102-FM)での設定例を示します。
PY-CN202(Emulex 社製 OCe10102-FM)を iSCSI Hardware Initiator で使用する場合は、PXE で iSCSI モードに設定してから、各設定を行ってください。
設定方法に関しては、以下のEmulex 社サイトの Boot Code User Manual などの説明書を参照して ください。 https://www.broadcom.com/support/download-search 1 CNA カードをサーバに装着します。 CNA カードの装着方法、装着するスロットの位置、搭載スロットの有効化、および装着時の注意 事項については、CNA カードの説明書およびサーバの取扱説明書を参照してください。 2 サーバの電源を投入し、以下のメッセージが表示されている間に、[Ctrl]+[S]キーを押します。
Emulex 10Gb iSCSI Initiator BIOS v4.6.142.10
(c) 2005-2013 Emulex Corporation. All Rights Reserved. (c) 1998-2005 Adaptec, Inc. All Rights Reserved.
<<< Press <Ctrl><S> for iSCSISelect(TM) Utility >>>
Emulex iSCSISelect Utility が起動されます。
3 iSCSI Initiator Configuration 画面で iSCSI Initiator Name を取得します。 iSCSI Initiator Name を変更する場合は、表 5.1で確認したIQN を設定します。 [Save]を選択して[Enter]キーを押し、iSCSI Initiator Name を保存します。
4 [Controller Configuration]を選択し、Controller Select Menu 画面で情報を設定する CNA カードの ポートを選択して、[Enter]キーを押します。
5 Controller Configuration メニューから[Network Configuration > Configure Static IP Address]を選 択し、Static IP Address 画面で IP アドレスの設定を行います。
第5 章 サーバの設定(VX700 series の場合) 5.5 サーバの環境確認
5.5.1
マルチパス
I/O (MPIO)のインストール
以下の手順でマルチパスI/O (MPIO)をインストールしてください。 すでにインストールされている場合、本作業は不要です。 1 [スタート]ボタンをクリックして「サーバー マネージャー」を選択し、サーバー マネージャーを 起動します。 2 サーバー マネージャーの左メニューの「機能」を選択し、「機能の追加」を選択します。 3 「機能」一覧から、「マルチパスI/O」チェックボックスをチェックし、[次へ]ボタンをクリックし ます。 第5 章 サーバの設定(VX700 series の場合) 5.5 サーバの環境確認4 「マルチパスI/O」が選択されていることを確認し、[インストール]ボタンをクリックします。
5 インストールが完了したら、[閉じる]ボタンをクリックしてウィザードを終了します。
6 iSCSI サービスを停止します。[スタート]ボタンをクリックして[管理ツール]の「サービス」を選 択します。「Microsoft iSCSI Initiator Service」を選択し、右クリックして「停止」を選択します。 第5 章 サーバの設定(VX700 series の場合)
5.5.2
シングルパス接続
以下の手順でシングルパス接続を行います。 • 本作業はマルチパスの有効化を行うためのものです。マルチパス設定を行うために、1 つのボ リュームに対して、一度シングルパスでの接続を行う必要があります。 • すでにマルチパスの有効化を実施済みの場合は、本項および「5.5.3 マルチパスの有効化」(56 ページ)の作業は不要です。 • シングルパス接続を実施するためには、サーバからVX700 series のボリュームにアクセスできる 必要があります。ここでの作業を実施する前にVX700 series でボリュームをサーバに割り当て てください。 1 [スタート]ボタンをクリックして「管理ツール」の「iSCSI イニシエータ」を選択します。 初回 起動時は、以下のダイアログが表示されます。サービスの起動の設定に問題がなければ、[はい]ボ タンをクリックします。 2 [ iSCSI イニシエーターのプロパティ]画面の[構成]タブで、IQN を確認します。 • [変更]ボタン IQN を編集できます。変更する場合、表 5.1で確認したIQN を設定します。 • [CHAP]ボタン 相互CHAP 認証を使用する場合に使用します。表 5.1で確認したパスワード(双方向)を設定 します。パスワード(単方向)と異なる値にしてください。 第5 章 サーバの設定(VX700 series の場合) 5.5 サーバの環境確認3 iSCSI ターゲットの探索方法を設定します。 VX700 series では、ターゲットポータルを設定する方法と iSNS サーバを設定する方法の 2 つの 探索方法が使用できます。 それぞれの探索方法について、以下に示します。 • ターゲットポータルを設定する方法 (1) [探索]タブで VX700 series の iSCSI ポート情報を入力します。[ポータルの探索]ボタンを クリックします。 [ターゲットポータルの探索]画面が表示されます。
(2) 「IP アドレスまたは DNS 名」に VX700 series の iSCSI ポートの仮想 IP アドレス、「ポー ト」に3260 を指定し、[OK]ボタンをクリックします。
第5 章 サーバの設定(VX700 series の場合) 5.5 サーバの環境確認
• iSNS サーバから探索する場合 (1) [探索]タブで iSNS サーバ情報を入力します。[サーバーの追加]ボタンをクリックします。 [ iSNS サーバーの追加]画面が表示されます。 (2) 表 5.2の「iSNS サーバ IP アドレス」を入力し、[OK]ボタンをクリックします。 4 [ターゲット]タブで、接続可能なターゲットを表示します。 表示されていない場合は、しばらく 待ってから[最新の情報に更新]ボタンをクリックします。 第5 章 サーバの設定(VX700 series の場合) 5.5 サーバの環境確認
iSNS サーバの探索ドメインがデフォルト状態で探索を行うと、VX700 series 上のすべての ターゲットポータルが表示されます。そのため、構成によってサーバに割り当てられていない ターゲットポータルが表示される場合があります。 サーバに割り当てられていないターゲットポータルへログオンした場合は、以下のエラー画面 が表示されます。表示されるターゲットポータルを制限するためには、iSNS サーバ上で適切 な探索ドメインを設定してください。 5 検出されたターゲットを選択して、[接続]ボタンをクリックします。 [ターゲットへの接続]画面が表示されます。 6 「この接続をお気に入りターゲットの一覧に追加する」チェックボックスのチェックを外して、 [OK]ボタンをクリックします。 ボリュームに接続されます。 第5 章 サーバの設定(VX700 series の場合) 5.5 サーバの環境確認
• パスワード 表 5.1のパスワード(単方向)、パスワード(双方向)と異なる値にしてください。
5.5.3
マルチパスの有効化
以下の手順でマルチパスを有効化します。 本作業はマルチパスの有効化を行うためのものです。すでにマルチパスの有効化を実施済みの場合 は、本作業は実施不要です。 1 「マルチパス I/O」で iSCSI デバイスのサポートを追加します。 [スタート]ボタンをクリックして 「管理ツール」の「MPIO」を選択します。[マルチパスの検出]タブの「iSCSI デバイスのサポート を追加する」チェックボックスをチェックし、[追加]ボタンをクリックします。 2 再起動を促すメッセージが表示されるので、[はい]ボタンをクリックして再起動します。 再起動後、マルチパスI/O (MPIO)による iSCSI デバイスのマルチパスがサポートされます。 第5 章 サーバの設定(VX700 series の場合)