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3. 測定方法 測定系統図 測定風景写真

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Academic year: 2021

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『共聴/ケーブル地域におけるワンセグのあり方に関する検討会』 北日本放送株式会社 ワンセグ切り出し方式室内実験結果 ◆目的 ワンセグ切り出し方式の「固定受信への影響軽減」を検証 1.内容 SFN干渉による固定受信への影響について以下を測定し比較する。 ・フルセグ(希望波)にフルセグ(再送信波)が重なった時の(B階層)のC/N ・フルセグ(希望波)にワンセグ切り出し(再送信波)が重なった時の(B階層) のC/N 2.被測定装置(ワンセグ切り出し装置) (1)再変調方式 入 力 信 号 を 一 旦 復 調 し 、 ワ ン セ グ 帯 域 の み を 再 変 調 す る 。 1 2 セ グ 帯 域 は出 力さ れず、またC/Nが改善される。 (2)デジタルフィルタ方式 入 力 信 号 を I F 周 波 数 に 変 換 し 、 ワ ン セ グ 部 分 の み 通 過 さ せ る デ ジ タ ル フィ ルタ を 使 用 し て お り 、 R F フ ィ ル タ よ り も ワ ン セ グ 以 外 の 帯 域 の 減 衰 特 性 が 良 い 。 今 回 はチャンネルイレーサー「凸凹くん」(多波対応、フィルタ特性はフルセグ通過とワ ンセグ通過を切替可能)を使用した。 (3)RFフィルタ方式 入力 信号をRF 周波数にて ワンセグ部 分のみ通過 させるフィ ルタを使用 している 。 表 1 ワンセグ切り出し3方式の特性

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『共聴/ケーブル地域におけるワンセグのあり方に関する検討会』

3.測定方法

測定系統図

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『共聴/ケーブル地域におけるワンセグのあり方に関する検討会』 ・測定チャンネル:28ch ・フェージングシミュレーター入力レベル CH1:希望波想定 -28(13seg)/-39(1seg)dBm CH2:妨害波想定 -28(13seg)/-39(1seg)dBm(フルセグ時) -39(1seg)dBm(ワンセグ切り出し時) ※妨害波側レベルはATT3で調整 ※妨害波側装置のフルセグとワンセグ切り出しの切替方法は以下とする。 (再変調方式) OFDM変調器の変調帯域の設定を、フルセグ/ワンセグ にて切替 (デジタルフィルタ方式) デジタルフィルタのフィルタ特性設定を、フルセグ/ワンセグ にて切替 (RFフィルタ方式) フルセグ時にはRFフィルタをバイパス ・ フ ェ ー ジ ン グ シ ミ ュ レ ー タ ー 出 力 の 2 信 号 の 合 成 信 号 を 雑 音 付 加 装 置 に 入 力 し 、 C/N特性を測定する。 ・希望波と妨害波との遅延差及び位相差はフェージングシミュレーターで設定する。 4.室内実験結果 希望波に再変調波(SFN1波)が混入する固定受信モデルにおいて、再送信波は(希 望波に対する)遅延時間がガードインターバル期間を超えると(ノイズを与える)妨害波、 ガードインターバル期間内であれば(信号振幅を変化させる)干渉波とみなすことがで きる。 室内実験では、ワンセグ切り出し(再送信)方式が通常のフルセグ(再送信)方式に 比べて固定受信への影響(SFNにおける難視発生)確率が軽減することを確認するた めに、地上デジタルテレビ放送波(希望波)に再送信波(SFN1波)が混入した場合 の受信信号の劣化度を、混入する再送信波が「フルセグ」と「ワンセグ切り出し方式」 2パターンについてそれぞれ測定した。 その結果、いずれのワンセグ切り出し方式も、受信信号に対する劣化度が「フルセグ」 よりも大幅に軽減されることを示すデータを取得した。

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『共聴/ケーブル地域におけるワンセグのあり方に関する検討会』 5.測定結果と分析 (1)再変調方式 ①希望波+フルセグ再送信波のB階層特性の波形データは次のとおり。 (D/U=∞) (D/U=25dB) (D/U=20dB) 図1 合成信号のスペクトラム波形① ②希望波+ワンセグ切り出し再変調方式再送信波のB階層特性の波形データは次のとお り。 (D/U=10dB) (D/U=0dB) 図2 再変調方式合成信号のスペクトラム波形②

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『共聴/ケーブル地域におけるワンセグのあり方に関する検討会』 ③結果分析 はじめに、再送信波がない場合(希望波のみ)の受信波C/Nとビタビ復号による誤 り訂正後(以下、「ビタビ後」と記す。)の誤り率との関係を示すものが、「妨害波なし」 (黒線)である。また、固定受信を実現するために必要となるビタビ後の所要誤り率は 「2E-4(黄色直線)」である。 ちなみに、上記2線の交点は、固定向けサービスの所要C/N(20.1dB)と、 ほぼ一致している。 ここで、希望波に再送信波が重なると信号品質が劣化する(※1)ためにC/N対B ER特性が悪化(右方向にシフト※2)する。 まず、再送信波がフルセグの場合、希望波よりも25dB低いレベルを混入すると、 グラフ上「青線」(フルセグD/U=25dB)になり、「黒線」(妨害波なし)に対して 大きく右方向にシフトしている。この場合「黄色直線」と「青線」の交点より、固定受 信に必要となるC/Nは22dBを超えており、要求される受信C/Nが約2dB高く なっていることがわかる。 一方、再送信波が(ワンセグ切り出し)再変調方式の場合、希望波よりも25dB低 いレベルで混入しても、「黒線」(「妨害波なし」)との差が見られなかったため、さらに 条件の悪い、希望波よりも10dB低いレベルの特性「赤線×印」(再変調D/U=10 dB)を示す。しかし、この場合でも「黄色直線」と「赤線」の交点より、固定受信に 必要となるC/Nはほぼ「妨害波なし」と変わらないことがわかる。 以上の比較より、(ワンセグ切り出し)再変調方式では「フルセグ(ISDB-T方式)」 よりも15dB高いレベルで再送信波が混入してもB階層信号の品質はほとんど変化し ておらず、再送信波による受信信号の劣化度が大幅に軽減されることを確認した。 ※1.今 特 性 は希 望 波 と再 送 信 波 の合 成 信 号 に対 して雑 音 付 加 装 置 で所 定 のノイズをさらに付 加 する方 法 により測 定 した。(別 冊 測 定 系 統 図 参 照 ) 再 変 調 方 式 は(希 望 波 に対 する)遅 延 時 間 がガードインターバル期 間 を超 えるためにノイズ信 号 とみなすことができる。このため、希 望 波 にノイズ(再 送 信 波 )が混 入 することにより信 号 品 質 が劣 化 する。 ※2.信 号 品 質 が劣 化 すると、信 号 C/Nに対 するBERが高 くなることから特 性 グラフが全 体 的 に 右 方 向 へシフトする。またこのシフト量 が大 きいほど信 号 の劣 化 度 合 いが高 い(再 送 信 波 による 影 響 が大 きい)ことを示 す。 これによりビタビ後 の所 要 誤 り率 (2E-4)を確 保 するためにはより高 いC/Nレベルが必 要 とな る(所 要 C/Nが増 加 する)が、実 際 の受 信 環 境 において元 々電 界 強 度 が低 いなどの理 由 により 所 要 C/Nに対 するマージン量 が少 ない場 合 では、再 送 信 波 の混 入 によってビタビ後 の所 要 誤 り 率 (2E-4)が確 保 できなくなり難 視 が発 生 する。

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『共聴/ケーブル地域におけるワンセグのあり方に関する検討会』

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『共聴/ケーブル地域におけるワンセグのあり方に関する検討会』 (2)デジタルフィルタ方式 ①合成信号(希望波+フルセグ再送信波)のB階層特性の波形データは次のとおり。 図3 合成信号のスペクトラム波形 ②合成信号(希望波+ワンセグ切り出しデジタルフィルタ方式再送信波) (ア)事前測定 測定に先立ち希望波と再送信波との位相を変化させ BER を測定したところ、 120°で最良値、180°で最悪値となることが確認できた。C/N-BER 特性はこの位相 に設定して測定を行うこととした。 ( イ)合 成信 号(希 望波 +ワン セグ 切り出 しデ ジタル フィ ルタ方 式再 送信波 )の波形 データは次のとおり。 (位相 120°)最良値 (位相 180°)最悪値 図4 デジタルフィルタ方式合成信号のスペクトラム波形 ③結果分析 まず再送信波がフルセグの場合、希望波と同じレベルの再送信波を混入すると、グラ フ上「青線」(フルセグD/U=0dB)になり、「黒線」(妨害波なし)に対して大きく 右方向にシフトしている。この場合「黄色直線」と「青線」の交点より、固定受信に必 要となるC/Nは約28dBであり、要求される受信C/Nが約8dB高くなっている ことがわかる。 一方、再送信波が(ワンセグ切り出し)デジタルフィルタ方式の場合、希望波と同じ

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『共聴/ケーブル地域におけるワンセグのあり方に関する検討会』 レベルで混入するとグラフ上「赤線◇印」(デジタルフィルタD/U=0dB180°) 及び「赤線×印」(デジタルフィルタD/U=0dB120°)となる。(※3)この場 合「黄色直線」と「赤線◇印」及び「赤線×印」の交点より、固定受信に必要となるC /Nは21.0~21.5dBであり、要求される受信C/Nの変化量はわずか0.5 ~1dBである。 以上の比較より、(ワンセグ切り出し)デジタルフィルタ方式では「フルセグ(ISD B-T方式)」よりもB階層信号の品質変化が極めて小さく、再送信波による受信信号の 劣化度が大幅に軽減されることを確認した。 ※3.再 送 信 波 が(ワンセグ切 り出 し)デジタルフィルタ方 式 (遅 延 時 間 差 5.7μs)の場 合 、C/N対 B 階 層 BER特 性 は希 望 波 と再 送 信 波 の位 相 差 に依 存 する(※4)ため、事 前 に特 性 ベストとワースト 時 の(再 送 信 波 側 に加 える)位 相 付 加 量 を確 認 した。(ベスト:120°、ワースト:180°) ※4.希 望 波 に遅 延 時 間 がガードインターバル期 間 内 の再 送 信 波 (SFN)が混 入 すると、受 信 信 号 は 帯 域 内 でリップル(信 号 振 幅 に山 と谷 の部 分 が生 まれる)特 性 を持 つようになる。このため、各 キャ リアのレベルが上 下 するためにそれぞれのBERが変 化 (悪 化 )する。 ここで、帯 域 内 のリップルの大 きさと間 隔 は希 望 波 と再 送 信 波 の遅 延 時 間 に依 存 する。(遅 延 時 間 が短 くなるほどリップルは大 きくかつ間 隔 が長 くなる。)また帯 域 内 のリップルの位 置 は希 望 波 と 再 送 信 波 の位 相 差 に依 存 する。 (注 )希 望 波 と再 送 信 波 のD/Uはワンセグ帯 域 の信 号 レベルで規 定

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『共聴/ケーブル地域におけるワンセグのあり方に関する検討会』 (3)RFフィルタ方式 ①合成信号(希望波+フルセグ再送信波)のB階層特性、及び合成信号 ( 希望波 +ワ ンセグ 切り 出しR Fフ ィルタ 方式 再送信 波) のB階 層特 性の波 形データ は次のとおり。 (位相 270°)最良値 (位相 180°)最悪値 図5 RFフィルタ方式合成信号のスペクトラム波形 ③結果分析 はじめに(ワンセグ切り出し)RFフィルタ方式の送信装置の遅延時間は 0.1μs 程度 であり、希望波に対して同じレベル(D/U=0)の再送信波が重なる時、C/N対B 階層BER特性は希望波と再送信波の位相差に大きく依存する。(※4) このため、再送信波がフルセグの場合と(ワンセグ切り出し)RFフィルタ方式の場 合における位相(※5)対B階層BER特性(ビタビ復号による誤り訂正前:以下「ビ タビ前」と記す。)を測定した。ここで、固定受信を実現するために必要となるビタビ前 の所要誤り率は「2E-2(黄色直線)」である。 まず再送信波がフルセグの場合、希望波と同じレベル(D/U=0dB)の再送信波 を混入すると、グラフ上「青線」(フルセグ)となる。この場合「青線」が「黄色直線」 を上回っている位相は全体の約48%となっている。 一方、再送信波が(ワンセグ切り出し)RFフィルタ方式の場合、希望波と同じレベ ルで再送信波を混入すると、グラフ上「赤線」(RFフィルタ)となる。この場合「赤線」 は全ての位相で「黄色直線」を下回っている。 以上の比較より、(ワンセグ切り出し)RFフィルタ方式では「フルセグ(ISDB- T方式)」よりも再送信波による受信信号の劣化度が大幅に軽減されることを確認した。 ※ 5 . 希 望 波 と 再 送 信 波 の 信 号 を 合 成 す る 際 に 再 送 信 側 に 加 え る 位 相 付 加 量 。 希 望 波 と 再 変 調 波 の 位 相 差 は 受 信 位 置 を 移 動 さ せ る こ と で 変 化 す る た め 、 位 相 付 加 量 を 可 変 す る こ と は 受 信 位 置 を 移 動 す る こ と に 相 当 す る 。 尚 、 デ ジ タ ル 電 波 ( 2 8 c h ) の 1 波 長 ( 3 6 0 °) は 約 5 3 c m で あ る 。

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参照

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