アオムシコマユバチの寄生活動に関する研究 I アオムシコマユバチの生態一般-香川大学学術情報リポジトリ

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(1)

香川県立農科大学学術報告 60

アオムシ′コ∵マユ′ヾチの寄生活動に関する研究 Ⅰ.アオムシ

於 沢

Investigations on the parasitic activities of Apanieles.glomeYaiu.s. Ⅰ.、Bionomicalnote on4勉励頗=如晰別物s. Hiro?hiMArSUZAWA(LaboI叫Ory Of、Applied’Entomology) (ReceivedJune3,1955.AcceptedJune10,、ユ.955.,)

嘗 キン㌣ロチョウ∵f‰雛S7喀α♂Cダ〝C加仰の幼虫寄生蜂として著名なアオム㌢コマチバチ郎轡鱒㌢初轡墾鱒 鱒関する研究は,盲くIlyN猷1フ58■)∼16)の貫己戟命名に.はじ卑粧ギ率箪甲(■ユ862:)(10)の分類学的研究,恥1A鱒叫鱒2) (平にナろ)の発生学的研究,S郎RAで(ユ899)(㌍)の寄生棒金股につヤ、ての研究を嘩て,WEISSEN甲RO)(ユ908,・・ユ909) (モ1)の生簡学的殻叩こ形態学的研究に・発展,更にGRA罰 蜂に関する矢帰宅中ま可成近代畔潤嘩されるに・至づた,億年に至?ては灘悶CE(一】950,195ユ)(26),LowER(ユ95ユ) (l7?,pAVlp&GARpTyE鱒(ユ95ユ)(ヲ),D肌VCO技工(ユ95P)(9)等の庫遺戒いは近鼠櫨について−の生態研究も凝られ てこいるが,本邦でも渡辺(ユ・932・−1鱒)(望守一町中チエバチ科ギγ禦画攣金紋に豆つでの頒学的研究をはじめ, 長嶋(1933)(22),甲襲(ユ.953)(ほ),棒沢(ユ・954一)(18),宮木及び嶋田(ユニ954)(21)等の生態に関する若干の研究がある・ しか㌧ながら一段勒こみて,醍単に戯ても本邦笹贋いても,本柾の生静こ・ついての研究乃至生態学的研究はきわ めて少く,今後の研究に期待さるゝところが甚だ多い. 述べる迄もなく本税のモyシロチョウに於ける寄生率喀非常に高く,その天徴として:の宿用性はすでによく知ら るゝところであって,モシシロチョウの発生常長を琴配する有力なファクタrの−・つと見られている・従って之が 研究ほ生物学的に.も,応刷勺にも甚だ蚤安寧も?と考える羊とが坦車争・ 筆者はユ94締切爽去Y㌣ロチヲウ?棲息様式,発空洞長等に関す去研窄を行いナ即ユ95呼吸系アオムシコマ・ユ 長与の生敵将起その寄生活動に関する病疫を行って簸たが,

今後に.予定せる論文に於いて威扱うことゝし,木南でほ森毯の習性,寮生性,第2次寄生蜂等について記し,併せ

て若干の私見を述べたい. 本文に入るに発立つで始終懲儒なる御指導をたまおる恩緬春川忠昏先生,窟都大学巣学部教授内田俊郎博士,宮 崎大学教授中島茂博士,始終何かと研究に激励をたまわる麻草々長恩上啓治博士,本学教授中条道夫博士,宮崎大 学教授≡輸息珍,外山三郎両博士に対し,深甚の謝意を表すると共に,日頃新しく研究に協力をねがう東学敗教授 官本俗三民放びに周東秀俊既に.併せて厚く感謝する次第である.

研究成績並びに考慮

〔Ⅰ〕− 液 習 性

Tablel.The size of adult wasp,APanteles glomeralus. Standard

deviation Coeff of Va工iation Numbe工・Of

Individuals Measured parts

Of body Min.∼Max. Mean士M.error

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第フ巻 第ユ尊(.1955) 61

Fig”ユ.4i,anieles glomeralus L.(Female)and attackson the host

アオムシコマふバチ(成虫)は光沢ある黒色を重し;前郷′こ顕著な黒紋を有する小形の寄生蜂であるが.(Fig ユ及びTableユ),極めて括港なる行動を行うもので,十字科茂菜の圃場等では容易に木曜め寄主挟索行動,畜生 行動を目撃することが出来る.勿乱十字科競業以外の団場に・於いて−も,叉時には人家内に倣いて目撃することも 決して稀ではない. 羽化したる成虫は,ほ.じめしばらくの問は蘭穀附近にあつで緩徐な歩行を試みたり,瑚や股を動かしたりしでい るが′時間の経過と典昭その活動は次第に溜漆に・なり,雄は雌を尾行したり,交尾を試みたりする・ やがて成虫は旺んな飛翔や歩行を試みながら,作物の盛上で揺動を始めるが,細長大なる本項の触角(Fi壷.、」2う は寄主の探索に大きな役割を果していることは述べる迄もない∴唄覚きわめて敏感で,契級自伽こも十字科顔料ア オムシ,アオムシの糞等に.可成朗著な反応を元サーようである. 芳し,−且本寄生蜂が寄主たるべきモソγPチヨウ幼駄(督 齢のものを攻撃するが,通常4.5齢のものに対しては産卵笹成 功することが少い)を発見すると,直ちに果敢な攻撃を絢始し ,すばやく寄生体上に・とび乗って,その体上を恰も翻弄する如 くに縦横に歩き廻り,随所に産卵管(Fig.3)を挿入Lて産卵 を行う.ユ回の産卵は2∼5砂,ノ長きは3分限も産卵管を挿入 したまゝ産卵をつづける.産卵の際は後肢,時には申,後痕を Fig・2.Antennaof Abanlelesglomeralus. ふんばって力むような葵勢で行い,この時寄主は明かに.苦悶の状をあらわして 頭部を摂つたり,縮小萎勢をとったりする. 攻撃産卵の対象となる寄主はヨーーーコツパでは従来4抑痴■cγα′α喀グ.月初凝 れ妙戯㌦f協桝・S∂γαぶ√S∼cα〃アg♂γZ・=明妹f肋庖d卸以払等が知られているが, 東邦では・モソシロチョウの外,スジグロシロチョウPね宛.sブタ〆J♂J♂,.nゾシpチ ョウ4夕∂′言αC和才彪ggαdカβ7∂αJ,等がある.しかしェゾスジグロシロチョウ Pゐ勇∫乃頑Z〝βぶf∫‖ダイワソモシシpチョウ烈βγZ.s cα乃gdZα.ル∂α等に.も恐ら く寄生するものであろう. ユ寄主に対するユ固の産卵数はユ個から数十に亘る巾ほあるが,平均2C∼23 個位である.

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香川県立選科大学学術報告 62 寄主体内には時にユ00を越える寄生蜂が宿ることがある..(聾者の従来の観察では最高ユ亜頭). 1寄主当の寄生数はそれ故に1個から首数十にも及ぶきわめて巾の広いものになるが,野外の材料をこついて従来 調査したところの平均ほM土m=ユ9叩45土0.84から34一38土2〃25までの変動を示した= しかし通常25へ′26頭がそ の平均とみられる.ただこゝに澄意すべきほ(未だ研究中で確定的なことはいえないが■),同時に2回文は3回の 産卵をなされる時は非常に・ユ寄主当の寄生数が増加するが,そこ笹何日かの間隔を∵おいて第2回文ほ第3回目の産 卵がなされる場合にほ時に数個の卵しか新たに座下されずに全体としてはそか程1寄主体内の寄座数が増加しない 場合も見られることである.従って本寄生蜂も発2回文ほ第3匝一日の産卵をなす時に或程度すでにその寄卓が寄生 蜂の寄生’をうけていることを弁別する能力があるようにも考えられるし,布達がその時すでに相当に生長して抵抗 するた準のようにも考えられるり しかし之等に・つゝ、て成今後尚契鹸を重ねて真相をつかみたい・ ァォムツコマユ.;ミチ恨雌が所謂嘩性生殖Parthenogenesisも行うが,正常なる両性生殖二bisexualrepzoduc− tionも旺.んに行う.雄は始終逮を微動させながら歩行し,肱以上に活掛こ行動するが,時々大きく通を摂り,雌 を発見すると直ちに之を尾行してその虚をついてすばやく之に組つき交尾を行う.堆はその際腹部を淡く曲げて背 後かち交尾するがト交尾時間は普通数秒間であるいガラス管内等で観察する時は,後方から漉に組ついた雄は仰向 に.反転もたまゝ雌に.引づられて歩くことも多く,その牒な場合にほユ分以上も時間を要することがある 寄主体内に・於ける寒露生蜂(幼魚)の寄生部位ほ通常腹脚の存する所謂第6{儲9節及びその前の第5節の部分 で,その部分の洞化管の周囲に多数集合して生酒しているいS.打URAT(ユ899)(2l)は本種の幼虫は寄.主体の脂肪組織 や体液を食物とするといい,ScEULZE(1923)(23)やB工SC王IOFF(1927)(l)等は体液を食すると述べ,叉長嶋 (1933)(Z2)は慮巧政敵を某夜すると強く主過している・・之に濁して蕃熟ま十分な論拠を有しないが,寄主体の剖 卑に基づいて考えると,S即RAご(ユ朋9)(2」)の指摘した如く寄生体の脂肪組織及び体液の何れも食するとみる方が 穏当ではないかと考えられる. 家蚕金曜幼虫(発酎ヒ層眉はつ3∼つ..35mm,生長すれば4nMn内外)_の生命は一一・に・寄主体の生否にかゝるもので あることは想像に難くないが,実質に.寄主が篠崗などしてたおるゝ時は,体内の寄生蜂幼虫も直らに死亡するもの で,真にこの間の生命関係ほ密接である Fig”5.Showingtheseparationofparasite larva frOm ムost bodダin pupal Stage

Fig.4‖Showing the separation of parasi七elarva from host body and their cocooning

幼虫老熟すればやがて寄主体から脱出し,その部位に・於いで直ち に営繭蛸化する(Fig..4),脱出部位ほ通常前記寄主体の第ち一 第9節の問に当って屠り(Fig.6)その部の皮属を食破って出る 時に.気門より脱出することもあり,頸郡,胸部の皮膚や尾端を喰破 ってそこから出ることもある,.又極めて稀に寄主が蛸になつてから 脱出することもある..(Fig.5) 通常寄主体脱臼i瑛二2時間樺経過すれば大体繭の形は整って来る が,倫完全なる繭になるには更に3∼4時間を要する叶 前述の如 m川ユ ⊥

Fig16”Showingthe part of the body Wherethe par’asiteユarvasepa・ Iate from host body

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63 第7巻 第ユ号(1955)

く..興った時期にちがつた寄生蜂によって屠複的に産卵をなされた寄主にあっては,第1次の幼虫群が脱出して,

ユ∼2日経って更に第2次の群が脱出することがあるが,寄塵がその間に死亡して了つで遂に脱出出来ないで終る

ものも存するりしかし概して斯様な寄生蜂幼虫の寄主体脱出ほ寄主が発育を遂げで前蛸期に入る寸前に行われるこ

とが多く,寄生蜂の発育と概ねマッチサる牒に,産卵に際して予め適宜の発育段階に・ある寄主が選択せられている

ことは驚くの外ほない‖山・方従来の実験によって,寄生を受けた寄主の発育は或程度抑えられる傾向も存するよう

で,之等の事情も併せて考えるべきであろう

幼虫の寄主体脱出に開運して,寄生蜂脱出後の寄主の生存期間や生存中摂食を行い得るか杏かの問題が生ずる

が,前者ほ季節に・よっても幾分臭って来るようで,従来の調査成統ほ表示の如くである(Table2)い又後部こつ

いてほ従来全く摂食を認めたことはなく,たと.え脱出寄生蜂数が極脚こ少数の場合であっても摂食畔不耶旨であつ

た..従って寄生蜂脱出後はたとえ寄主が生存していても笑際には死亡したも同級である・

紛文寄生蜂がユ齢叉ほ:2齢等の幼齢の寄主に数回も遍複的に産卵されるような場合には宍等の寄主は間もなく死 亡して了うことが多く,之等は実験的にも確かめることが出来た

Table2...Longevity of host after・the parasite separated

− −

Table3.The size of cocoon

Coeff of

va工iation Stand即d

deviatibn

Number of

COCOOn≦; Min。.′}Max Mean士M.error

士0..18mm 士0.10

3“73土0皿mm l…38土0小01 3..33∼4.13mm L19′}ユり72 Len巨ざt‡1 Width 叉上の如き幼齢の寄主でなくとも,時に産卵時の創口等から病原体が侵入す ることも或は可階であろうと考えられ,恐らくそのために死亡すると考えられ る事例が従来いくつか見受けられた アオムシコマーユ・バチの宕掛ま贋色を量L,その大き・さほ多少変異があ、るが (’Table3),吐糸絹糸は平渦なる同筒状(時に届平)にして巾概ねフ・8ムであ る∴羽化近づけば繭をとおして内部が黒ずんで雇えるように・なるが,それより ユ両日中に成虫の羽化脱出が見られる。.成虫は繭のユ瑞を円形に條切って脱出 する(Fig.フ) 永寄生蘭の]雌成虫の藷卵数ほ正確には分らないが,恐らく50C個以上に上 るものと推測される.体内保有卵数は2CO僻以上も数えられること.があるか ら,都合のよい条件さえ与えられるならば相当多数座下されるものと考えられ Figフ‖ Showing the opening

Of cocoonwherethe adult wasp emerged

る.卵の形態は(Fig8),CLAて)・SEN(1940)(7〉の分演に従えば所謂竃柄塾Stalkedtypeに関するものである

Table4.The si2:e Of egg

MeasuredPaItS慧be‡Of

Standard J Coeff”Of

deviation d variation Min.∼Max.1Mean士M.error 117.89士0..47〃 土6.60 〃 士2.03 Length Ⅵ7idth 22..1ユ土0.ユ5

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香川県立麒科大学学術報告 64 が.その大ききは表示の如ぐである(Table4).但し第4表は長径は柄部を含んで示してある. 本寄生蜂の発育所要日数ほ;季節によって随分ちがう が,卵期間は概ね春秋ならば3′}5日,夏季ならば2 ∼3日,幼虫期間は春秋ユ.0∼ユ5日,選挙8∼ユ,1日であ る.従って寄主体内に.在る期間は春秋ユ3∼20日,夏季 ユ.0∼ユ.4日である.又在繭期間は春秋7∼ユ.0日,夏季5 −6日位であるが,前蛸期及び嫡期の長さほ.在繭期間 の概ね%位と考えて差支えない..従って卵より成虫妃 至る全発育期間は春秋20■}30日,選挙15′−20日である

.ヾ・・丁−モ ̄て ●!

∴⊥∴∴⊥‥ Fig・8.Eggandlar・VaOf4夕α〝ヂ♂gβSgわ椚♂γαf〝S. が,晩秋以後は寄主体内に・ある期間も,在能期間も共に非常に長びき1.ケ月又はそれ以上もかゝるので全発育期間 は2ケ月又はそれ以上転も及ふ 成虫は極めて腰著なる発光性Phototaxisを京すもので,夜間灯火に.飛来することさえ.ある.その生存期間は長 島(エ933一)(22)の研究結果のように決して短命というべきものではなく,給餌さえ行えば非常に長命・なものである. 盛者の実験では無給飢給水のみでほ平均ユニー3臥砂糖液,蜂蜜液を与えた場合は平均して4∼5週間も生存す る結果となつた∴但し,産卵を露ねることに・よって成虫の寿命も養分短縮する僚向はあるようである. 本唖は南九州等の暖地では・3月申下旬頃から成虫出現し1ユ月中下旬頃から越冬に入るが,ユ部は蛸憩で越冬する と考えられるが,大部分ほ寄主体内に宿ったまゝ越冬を行っている. 〔‡〕寄 生 活 動 アオムシコマエバチの寄生括軌ま暖地では相当長期に亘って続けられるが,暖地でのそソシロチヨケの発生滑長 が春秋2期の山を描いて繰返されるのに同調して,本麓の寄生活動も亦年2回の活動期をもっている.(Figs.9〃10) しかも寄生率からみて秋季にも相当に高い寄生率を余すことは注目すべきで,南九州(宮崎)地力ではこの頃でも E L D. 一坤一 句唸妙岬 一■職■・・疇函画由 空↓m OF pタRAS一丁一SM誤 胞−・・唖一−ロー・一仙 ・・¥・掛 一喝 50引5255叫 01ウ′ウシ 〓一一 NUヌ胃ROF≡D≡D. 蓼+ l =lV V Vt VllV川IX MON THS X Xt 〉(1! FigいユIO・Showingthe seasonalprevalence

Of parasitismof APanieleS glome・ れ裏おSin sout王1e工n:Kyushu (Miyazaki)

50∼60%の寄生率を京すぃ モソシロチョウの最盛期は

宮崎地方では5月下旬から6月上,中旬にかけての頃 であるが,この頃の寄生率は90%以上,時にはユCO% Eig。9.Showingthe seasonalprevalencOf PieYis

yqPaecrucivorain southern Kyushu

(Miyazaki)… 近くまで上昇するが,其後の所謂モyシロチョウの盟季の投薬とも密按な関係が存することは十・考えられる 19 (〉 (松沢,・1954).ただここで問題になるのほアオムシコマ・ユ・バチの越夏である..富木及び嶋田(ユ954)は香川頗では 平地でモyシロチョウの夏季の没姿期が到来すると凍寄生蜂は一応そこで死絶え,山地に於いてのみ夏季及其後の 秋季の精勤が見られるようになり,翌春それ等が山地から平地に移動して来ると考え,所謂秋季活動を平地から山 地に向って垂直的に調べている.このことは香川県の場合全く事実のようで春季活動と合せて箪者等が目下研究中 であるが,しかし宮崎県の場合とは余程事情が英るようであるい従来宮崎で調査した処では夏の期間中アオムシコ

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第6巻 第′ユ骨(ユ95ら) 65 マ1ユバチは全く死絶えることほなく,’発生地附近の洛中や周辺の畑又ほ人家の床下や冷涼な北側の屋内等に潜んで 越裳し,秋を待ち,契際に秋の寄生汚動を行うiこのようならがいを生ずる原因が何であるかほよく分らないが, 宮崎粗方で平地では(山地でも同株)春秋2回の寄生情動が部署に見られるのに対し,香川県平野部では契際に春 季活動のみみられて秋季活動の基白地符を生ずることに.なっている∴之は甚だ興味深い事奨と考あねばならない. 〔滴〕 卸町他面廟牒の寄生蜂には第?堺寄生蜂SecondaryParasitesがd・放に非常に多く,之が本寄生蜂の利 用面でしばしば問題になっている,特に本邦でほブラソコヤドリコマユ・バチ4夕α〝坤SJ砂αγ古d吉ざの第∼次寄生射手 ついて神谷(1940)(14),宮森(ユ鱒0=)(2?)が可成精しく儲じでいるが,アオムシコマユノミチの場合未だ森邦では全く 報告されていない一 撃執事宮崎に戯し1て従来只ユ畦丈励ゐγOC.γf〟5坤.(ア∠βダα椚のJま血β)(第ユ1図、)を得た申 く共九州でほ第2次寄生蜂が問題になる糧ではなし「ようで奉るり′四 国の事情も目下研究中で十分に.は分らないが,恐らく左程問題に・は ならないものと考えられるい しかし勝農民(15)によ考と関東(寛京 附近)では相当多種数のものが存するようで,従来常民によつて J.・′・J‥′.・∴・.=・・・ご∴‥・、ご′/、J・‥・、J∴・\j・、.1・・・ムJ・・・・∴・、、、、丁−J●∫・∴・り∴㌧ αgαS.S♪月払戒ねねssメ〉∧b。ヱ,励邦吉ねJ♂SS♪小∧わ2等が明かにされ ているとし、う.アオムシコマ1ユ・バチの第2次寄生蜂として外国でも 地割こよっては相当多嘩類のも?が存するところもあるやミタ殆んど 問題に.ならない程度のところもあるようで,恐らくこうした問題は 鞄巧に.よつて随分事情を異にするものであろう.第2次寄肇蜂の種 類が多いという丈では必ずしも問題に.はならない訳で,むしろ夫等 の数畳とか清動性が露草な問題となるいアオムシデマユ・パテに・関耳 る限り,少く共本邦暖地ではその第2次寄生蘭が問返卑なることは な先ずないと笠者等は考えている 摘 要 ナ芽・ムシコマ.ユ・バチの寄生汚勘に関する研究のユ部として,凍寄 生蜂の行動;習性や寄生性に関してユ.95ユ.年以来行った研究成坑を述 べた。特に.本稿では,圃場での成虫の行動,寄童に対する攻撃,発 Fig”・1ユIIAspeciesofsecondary paraSite ofノ4クβ乃f♂Jβ5gわ・ 傲墾鱒S,励みγ叫γg〟・S砂 育,寄主体からの脱出“営繭及び成虫の羽化,交尾等に閲したユ厳的な事実と共に,寄主体からの脱出に際して, 稀に蛸化した寄主から寄生蜂の出ることも存す・ること,成虫の寿命は砂糖水叉ほ蜂蜜水等で給餌を行えば意外に長 いこと等を指摘した. 又同じく暖地でありながら,宮崎県と香川県ではその寄生活動に大きならがいがあり,モソシロチ女りの発生消 長に周謁して,宮崎県では春秋2山の寄生率滑長曲線がみらるるのに,香川県の平地では春丈の山が.見られて歓は 全く寄生蜂の情動が見られないことを述べた一.侍従英知られてし、るアオムシコマユバチの第2次寄生蜂は駄本でも 数程あるが,九州で之等と別のユ枝励∂γ∂C.γお.s♪∴を確認した.しかし日本ではアオ・ムシコマー土バチの働が,之 等の第2次寄生蜂に・よって著しく影額されることは先ずないものと考えている〃

参 考 文 献

(1)BISCEOFF,且:Biologieder Hymenopteren,

(3)+

:Zangu.Eni,32(3),335−4C5

BeI■1in,(192フ)・ (1951).

(肇 BLUyCE,H・・:Zいd岬抑五〝f・,32(2),141−17−1 仕)∵ :Z.α〝が紺‖肋f,33(ト2),21Lト267

(7)

香川県立腰科大学学術報薯 ¢カ ー+ ・島田裕:昭29、日本応用昆虫学会ぃ応

用動物学会合同大会講釈要旨集,p“5(ユ954) 鋤 長島基隆:応用動物学雑誌,5(1),エフ−25(1933’) C23)SczIUL2:B P.:Biologie derTiere,Deutsch−

1ands(.19刀)

伽 S】ヨURAT,L Gり:Contribution alr6tude hym6nopt≧rとsentomophages(1899) 鯛 渡辺千筒:北海道帝国大学選挙部紀要,42(1), ユ−188(1937) 幽 +:劫.g.肋J.ざ‖,13(4),129−エ31(.1939). 鮒−−−−一 こ劫ぶ・肋ねリ14,85−94(ユ940) 鯛一こ ‥∫〝5,勘15(ノト2),5ト52 (ユ940). 位功一+ :あ.9.肋ね∴,16(3−4),エ47−ユ50 (1942.)小

¢ゆ +

:血s.彪初ざ.,16(3−4),ユ69−ユ.70 (1942).

帥 W】∃1SS玉:yBER¢,R..:Zul:Biologie und Mor・ phoIog王e einerin der Kohlweisslingsraupe parasi七ischlebendenWespenlarven.Sitzuタ智S− ∂β7〃GβSβ7g一.凡助郷椚所..ガれ幼批ね(1908). 66

(5)+

:くZ.乃朋畑成れ58(1−2),25−54 (1951) (6)】 −− :ββ眈.助f…2(1),94−109(1952) (7)CTAUSEtq,C:,P.:取1tOmOphagousInsectsいNew Yo工k&london(1940) (8)DAVrD,WりA.LりGARDINER,B0.Cい:Proc.R. 且扉.5¢Cいエ0乃d.(A),2フpt,4−6,54−56 (1952) (9)D凱UCCE㍉Ⅴ..:属お威泡,35,205−224(1950) q功 F6RSTER,Aい;1々γゐ.〃如附鳳l句γ一.Pγ♂払S.S ぶカβ如g..,19(1862) 的 GニLMORE,J、.U..:ル〝れ励α乃..及虜,引,フ12−7 15(ユ.938) ㈹ GRAyDORT,R..:勘助ち7(1911) ㈹ 甲斐重徳:新昆虫,6(3),27−28(ユ.953). (域 神谷一男;応用動物学雑羅;12(3−・4),120− 122(1940) 個 勝屋恵朗:私信(2・2−1)(1955). ㈹ Llm癌.CVON。:Systema Naturae,Ed。10a (ユ758 叩ILow】∃R,H‖F=‥J・か吸Agγ.5.A〝Sg..55r2),68 (1951) ㈹松沢 冤:昭29日凍応用昆虫学会.応用動物学 会合同大会講演要旨集,p.6(1954)

仕切 +

:応用昆虫,9(弘142−144(1954) 鯛 官本裕三:昆虫,柑㈲,23−32(1950) :ZurBiologi(∋undMorpIlOlogie

endoparasiLisch lebenden HymenopterenIar--

ven牛即妙喝押紙G如沼.凡血伊椚ゆ.ぬ♂〝あd♂ (19C9r)

R昌S u m畠

The resultof thestudyonthe behavior,habits,andparasitism of Abanides glcmcYalus which is aparasite ofPieris r‘砂aecnlCivoYais describedin thi$ paper aS a part Of studies(1950−.1.955)

On the parasitic activity of Apanieles glomcraius.

Thegeneralfactsuch asthe behavior of adult waspin the field,attaCks of their host, development,Separation of parasiteエarva fromhostbody,COCOOning,emergenCeO王adult,COpulation, etcl・,WaSdealtwithandit became clearthat theseparIatOn Of parasitelar・Va from hostin pupal

Stage COuld be foundthoughseldom,and that thelife of adt11t wasp was verylongifit was

fed with sugar or honey waLer

GreatdifferencewasseenintheseasonalprevalenceofparasitismbetweenMiyazakiprefecture

andKagawaprefecture”Thatis,althoughtworemarkablepeaks of curvewereseeninspringand autuTrminMiyazakiprefecture accordingtotheabundanCe Of Pieris r卸ae,Onlyone peak wasseen

inspringinKagawaandtheactivityofthiswaspinautumnatthelow−1yinglandofKagawawasnot

Seen at alllThis factis describedin thispaper,tOO

SecondaryPara$iteofthisspeciesof waspwasdealtwithinadditionいAlthoughseveralspecies Of secondary parasitesof Apanieles glomeralus ar・e already knowninJapan,anOther distinguished SPeCies,BbbYOCylusゆha$been foundin Kyushu.Itseemsto methatthe$e SeCOndary parasites CannOtinfluence muchuponthe abundanceor activity of APanieles glomeYatuSinJapan

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参照

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