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(3) 株式会社テンヨ武田の事例紹介 ( 佐野製品本部技術開発室次長 ) 基礎的トレサと内部トレサの双方に取り組んでいる が いずれも手書きで記録表をまとめる手法で対応し ていること 社内において 内部及び外部のいずれの監査におい ても 手書きによる食品トレサで十分対応出来ている こと どのような食

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Academic year: 2021

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「消費者団体との意見交換会」概要 1 日 時:平成25年9月13日(金) 13:30~15:50 2 場 所:山梨県立男女共同参画推進センター(ぴゅあ総合) 山梨県甲府市朝気1-2-2 3 出席者:やまなしの消費生活安全を進める会(8団体 18名) 株式会社はくばく 小澤取締役常務執行役員 株式会社テンヨ武田 佐野製品本部技術開発室次長、山田副主事 農林水産省消費・安全局表示・規格課 宮部課長補佐 関東農政局消費・安全部消費生活課 斉藤課長 甲府地域センター センター長、総括管理官(消費・安全) 総括農畜産安全管理官 ほか 4 農林水産省の政策、事業者の取組状況の説明 (1) 食品トレーサビリティについて(消費・安全局 表示・規格課 宮部課長補佐) ・ 食品トレーサビリティ(以下「食品トレサ」 という。)の意味と仕組み ・ 我が省の政策目標(基礎的トレサの普及率 を100%に近づけるなど) ・ 今年度の委託事業でマニュアルを策定し、 来年度以降、普及していくこと 等について説明。 (2) 株式会社はくばくの事例紹介(小澤 取締役常務執行役員) ・ ISO9001を取得しており、同規範にはトレサが義務づけられていること ・ 基礎的トレサと内部トレサだけでなく、原材料につ いては極力生産現場まで遡及できるように取り組んで いること ・ 毎年、模擬訓練を実施していること ・ 食品トレサ導入による効果として、①品質の安定に 繋がっている、②規格外れの可能性がある原材料調達 の回避ができる、③万一の重大事態に備え、原因究明 と極小で商品回収する仕組みが作れていること ・ 今後の課題として、内部の追跡システムの更なる向 上をはかること 等について説明。 意見交換会の様子 株式会社はくばく 小澤取締役常務

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(3) 株式会社テンヨ武田の事例紹介(佐野 製品本部技術開発室次長) ・ 基礎的トレサと内部トレサの双方に取り組んでいる が、いずれも手書きで記録表をまとめる手法で対応し ていること ・ 社内において、内部及び外部のいずれの監査におい ても、手書きによる食品トレサで十分対応出来ている こと ・ どのような食品トレサを導入するかは、企業の規模 コスト、効果の兼ね合いによるものであること 等について説明。 5 意見交換の概要 (消費者団体) 食品トレサの説明で、米国・EUは法制化されている。なお、国内でも事業者の90% が取り組んでおり、消費者の80%が望んでいることから、国内での法制化についてどう 考えているのか。外堀は埋まっていると思われる。法整備は、いつ頃になりそうかお聞 きしたい。 (消費者団体) 消費者行政を統轄する組織として消費者庁が設けられているが、農林水産省も消費者 行政の一翼を担っている。そうした中で、今回説明いただいた食品トレサは、消費者に とって「安心の拠り所」である。農産物の生産から加工食品の製造、卸・小売を通じて 消費者の手元に届くまでのフードチェーンを食品トレサがカバーする必要があると思う。 特に、食品の原材料である農業生産の現場に食品トレサを導入させることは、TPP参 加が実現した後の輸入農産物に対する差別化や有利点として働くと思う。そうした点を 考慮すると、義務化が不可欠であると思う。また、現在の輸入農産物に係る水際チェッ クは、どのように行っているのか。 (農林水産省) あくまで、食品トレサの普及促進が目的なのであって、義務化することが目的ではな い。 基礎的トレサの100%普及を目指すため、マニュ アルの策定や海外の制度と取組み、国内の実態等 に係る調査等を行って、今後、食品トレサはどう あるべきかを検討していくこととしている。その 検討に当たっては、法制化を排除するものではな いと考えている。 なお、TPPに関しては、ご承知のとおり、厳 格な守秘義務が課されており、この場でお答えす ることはできない。 輸入農産物の安全性に係る水際検査については、厚生労働省が対応しているところで 株式会社テンヨ武田 佐野次長 消費者団体役員の皆さん

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ある。 (消費者団体) 食品トレサの義務化については、これ以上要望することはないが、ISO9001の導入によ り、働く人の意識が変わると言われているし、事例紹介でも、その点を触れられていた。 食品トレサの法制化は、義務化を目的とするのではなく、意識改善に向けた振興策とし て整備しても良いのではないか。質問というより、意見として受け取ってもらいたい。 (消費者団体) そもそも、食品トレサの導入以前に、安全でない食品は流通させないでもらいたい。 そのためにも、食品トレサの義務化は推進してもらいたい。 (農林水産省) 食品安全の確保に向けた各施策は、厚生労働省と農林水産省が担っているが、食品ト レサは安全性の確保に係る取組みではなく、食品事故等が生じた場合に流通ルートを特 定し、市場から問題のある商品等を取り除くためのものである。いわゆる「安心」に対 する取組であると理解されたい。それから、安全でない食品を流通させないということ は当然であるが、いかなる分野においてもゼロリスクはあり得ないのである。食品安全 に係る技術は日々高度化しているが、それでもリスクをすべてなくすことは難しいと考 えられる。だからこそ、万が一にリスクが現れた時に対応するために、食品トレサを推 進している。 (消費者団体) 牛トレサは、BSE問題が起きたときに学んだ。、牛トレサ制度の当初は店舗で生産履 歴が表示されていたが、最近店頭での表示が無いところが見受けられる。また、最近月 齢の上がった牛を輸入するのも怖い気がする。 (農林水産省) 牛トレサについては、今でも個体識別番号はついているので、それを調べれば履歴は 分かる。なお、局、センターに専門の担当者がいて、店舗等を巡り、調査したりサンプ リングをしてキチンとチェックしている。また、商品に番号がついているので、ウェブ サイトで入力すれば、どこからきた牛肉なのか特定できるようになっている。 月齢緩和については、食品安全委員会があり、専門の方が科学的・客観的に決めたも のなので、我々もそれに準じて政策を展開していかなければならない。ご理解願いたい。 (消費者団体) はくばく社に伺いたいのであるが、貴社の製品は、国産麦ですべて賄っているのか。 (はくばく) 麦ご飯用の押し麦は、真ん中に黒い線の食物繊維が入っていて、水分吸収の時に、そ の繊維部分が水を吸収せず、膨らまないことから、食べにくいと言われていた。そのた め、当社では大麦の押し麦を半分に切って、食べやすくした「米粒麦」を開発した。現 在、学校給食の麦ご飯用に約9割を提供している。この大麦は、一部はアメリカ産を使 っているが、ほとんどは北陸の福井県、石川県、富山県から調達している。山梨県産に ついては、現在100トン程度を生産者から調達している。出来れば、もっと山梨県内で栽

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培してもらいたいと考えている。 なお、製粉用の小麦は、アメリカ、オーストラリアなどから輸入しているが、国家貿 易で購入している。色々な検査を経たものを調達しているので、安心して使える。 その他、雑穀については商社ルートで調達しているが、原産地はボリビアやペルーな どの南米や中国である。商社ルートであるので、商社側が、調達先がどこであるのかは キチンと把握しているし、生産現場の調査もしている。 (消費者団体) 貴社の十六穀米は栄養が高く、人気の商品である。だが、その原材料がどこから来て、 どういう国でどのように生産されたのかをしっかりと調べてもらいたい。 (はくばく) だからこそ、食品トレサを導入しているのである。 (消費者団体) 各食品製造業においては、原料の大豆や小麦、そばなどは輸入品がほとんどである。 先日、ポストハーベストに関する勉強会でDVDを視聴したが、あのようなポストハー ベストがあるものを原料にして大丈夫なのか。国産に取り替えれば良いのかもしれない が、それは追いつかないと思う。 (はくばく) 当社においては、輸入小麦は小麦のまま調達し、自社で製粉している。輸入先の各国 の検査をパスし、且つ国家貿易で輸入されたものであるので、相当なチェックを経てお り、十分に信頼できる原材料である。 (テンヨ武田) 当社が使用している小麦はほとんどアメリカ産である。残留農薬等に関しては、国家 貿易における検査を受けているので、それを信頼して購入している。 (消費者団体) ゴマについては、ほとんどが中国産だと言われている。国産のゴマに取り替える訳に もいなかいようなので、各事業者のチェックを信頼するしかないのだが、その点は大丈 夫なのか。 (はくばく・テンヨ武田) 調達先に色々と確認して、ゴマを調達している。 (消費者団体) テンヨ社の説明では、トレサのレベルをどこまで上げるかは、企業の規模とコスト、 効果の兼ね合い次第であるとのことだが、それでは各企業の取組みの水準がバラバラに なってしまう。法制化というか、指針が必要ではないか。 (テンヨ武田) 当社は、先ほど説明したとおり、ペーパーベース(手書きのこと)で対応している。 一部のシステム会社等からは「バーコード管理をすると、ペーパーレス化が進み、人件 費も引き下げられる」と言ってくるが、設備投資に数千万円から億単位の資金を要する。

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現在のところは、内部及び外部における監査においても、手書きによる対応で、原料と 販売先を追跡できているので、引き続きペーパーベースで対応していくつもりである。 こうした取組で安心は提供できるのではないかと思う。 (農林水産省) 国としては、基礎的トレサと内部トレサを更に普及していくこととしており、基礎的 トレサは100%に近づけることとしている。ただ、どのようなトレサを導入するのかは事 業者の判断に委ねるべきものと考えている。基本的には「やれる範囲でやってもらいた い」ということである。 (消費者団体) 事業者任せであるというが、それでは放り投げているようにも捉えられる。そう思わ れないためにも、法制化を検討すべきではないのか。 (農林水産省) 法制化も選択肢の一つであるかもしれないが、まずはマニュアル作成、海外調査等を 行っているということである。 (消費者団体) ISO9001を導入されているが、具体的な運用は自社の判断に委ねられているとのこと。 BSE等の問題がなくても、我が国の食料自給率は40%程度である。海外からの輸入原 料は、相応の検査を受けていると言及していたが、ではどこまでトレースできているの か。 (テンヨ武田) 食品トレサについては、保険と同じでリスクの大きさとそれに対する対応方針によっ て、導入するレベルが決まる。外国産の原材料については、例えば大豆はインドから輸 入しているが、収穫した段階で遺伝子組換えであるかどうかについてELISA法で検 査している。脱脂加工大豆については、インドにあるアメリカ企業の搾油工場で検査を しており、更に貨物船への荷積みの際にも検査をしている。そうした検査がある故に、 一定の段階までは川上へトレースできている。 (はくばく) どこまで原材料をチェックするかについては、すでに、JAや国等による残留農薬検 査やモニタリングが行われていることを前提に、自社での検査をしている。例えば、原 料農産物の農薬検査は社内でも行うが、全ロットを検査することは難しいので、年産や 単協、銘柄別に区分して、チェックをしている。もっと綿密に検査すべきとの要望もあ るが、コストの問題もあるし、他でチェックもされ合格しているものを購入しているの で、この頻度でよいのではないかと思う。外国産の原材料については、非常にルートが 複雑になるので、トレースするだけ手間がかかるが、どの地域で生産したものかまでは 解るようになっている。 以 上

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