地 震 防 災 ガ イ ド
保 存 版
豊田商工会議所
地震の備えは、
大丈夫かワン?
1、初めに
■ 企業の地震対策について 企業防災の現状に関する調査によると、企業の8割は地震のリスクを重視しながら、3割はその対策が不 十分であると回答しています。対策が進まない理由として約半数の企業が「予想される被害に対する社内の 意識が低い」とのこと。 職場での地震被害を最小限に食い止めるために、まず従業員一人一人が地震対策について意識を高めるこ とが重要です。 ■ 職場で求められる地震対策 ◆職場内外の安全化 職場内のロッカーやキャビネットなどの大型備品が倒れると危険です。器具で固定し転倒を防ぎましょう。 落下や飛散の危険がある看板や窓ガラスの対策も必要です。避難路の障害物除去、消化器の点検なども忘れ ずに。 ◆防災訓練には積極的に参加 地震が起きたときに混乱しないよう、役割分担に従った実践的な防災訓練は重要です。積極的に参加し、 いざというときにとるべき行動を覚えましょう。 日ごろから地域の防災組織と連携するため、地域の防災訓練にも積極的に参加しましょう。 ◆非常持出品・備蓄品の準備 食料品や飲料水、携帯ラジオやヘルメットなどの防災用品を備えておきます。徒歩帰宅のためにスニーカ ーなど各自がロッカーなどに必要最低限の防災グッズを用意しておくことも大切です。 非常用持ち出し品はリストに記載、保管場所を表記し、持ち出し責任者ならびに代行者を指名しておくこ と。 ◆コンピュータの安全対策 顧客情報など大切なデータの消失に備えて、コンピュータのバックアップをこまめにとり、複数箇所に分 散して保存するなどの措置をとりましょう。重要書類は、耐火金庫に。 ◆緊急時の通信手段確保 地震は就業時間内に起こるとは限りません。授業員の安否確認や情報伝達のための連絡網整備が必要です。 災害時は一般加入電話がかかりにくくなるため、無線やインターネットなど複数の通信手段を確保しておき ましょう。 ◆ライフラインの確保 電気・ガス・水道などのライフラインが寸断された場合、事業を継続することが難しくなります。このた めの対策として自家発電機、ガスボンベ、浄水器などを準備しておきましょう。 (豊田市防災パンフレットより)2、被災前に備えておくべき事項
■ 防災対策本部の設置 作成のポイントは社長が本部長になること。また、自衛消防組織等が組織されていれば活かすことが望ま しいです。なお、本社以外に事業所を有する会社においては、全社を統括する本部と、事業所単位の緊急対 策組織を編成し、事業所単位での防災対策が必要です。 ■ 事業所間の連絡方法と輸送対策の確認 (1) 連絡方法 ①一般加入電話回線の使用不可能の事態に備えて、電子メールを活用する。 ②衛星電話・i モードの“安否登録確認システム”等の利用も考えられます。 ※安否登録確認システム……NTT ドコモが提供しており、あらかじめ登録した連絡先に 自動的に安否を伝えることができるサービス。 (2) 輸送対策 ①配送センターにおける製品の搬出搬入については、特約運送会社との取り決めによる。 ②緊急物資の輸送には、航空機、ヘリコプターなどを利用することとして各関係業者と特約を結んで おく。 ③災害時の輸送・移動のため、各事業所には、自転車、スクーターを配置する。 本部長(社長: ) 名称:防 災 対 策 本 部 副本部長(副社長: ) 指揮統括(取締役: ) 社内統括(取締役: ) 情 報 ・ 警 備 ・ 渉 外 ( 部長) 広報・厚生 ( 部長) 総務・給食 ( 部長) 課長 課長■ 非常用備品一覧【参考例】 ◎ 事業所ごとに、項目の追加・削除をお決めください。 No 品 名 数量 保管場所 保管責任者 食 料 1 飲料水 2 食料品 (乾パン、クラッカー、ラーメン、缶詰) 生 活 用 品 3 毛布 4 炊き出し道具 (カセットコンロ・ボンベ、ライター、鍋) 5 食器セット (皿・紙コップ、箸、ラップ、ゴミ袋) 6 ポリタンク 各 種 機 材 7 防水シート 8 土のう 9 ロープ 10 軍手 11 かなづち 12 バケツ 13 救急箱 14 携帯ラジオ 15 懐中電灯 16 予備電池 17 発電機 18 自転車 19 (大型バール) 20 油圧ジャッキ 21 (大型の)斧 そ の 他 22 社員名簿 23 24 【備蓄品の確保】 ・ 社員数の70%×3日分 ・ 従業員300人分(水・乾パン・ご飯等) 規模に合わせた備えが肝心です。
☆実際の震災ではこんなものが役に立ちました☆
10円玉、ドライシャンプー、ボディーソープ、ホイッスル、ポリタンク、携帯コンロ、 バール、ブルーシート、常備薬、予備の眼鏡、補聴器、自転車など■ 被災後の役割・任務の確認 組織の任務に関しては下記のような内容が考えられます。また、社員への役割徹底のため 「役割カード」の常時携帯も重要です。 内 容 担当者 (1) 被災地、社内、周辺の被災情報の収集・記録報告・発表 (2) 防災対策上重要事項の決定・指示・命令・報告 (3) 本社・支社等の人員ならびに安保措置状況の把握 (4) 社員の帰宅についての安全確認・帰宅指示 (5) 被災状況情報の収集と確認、救出・救急の応援指示 (6) 他事業所、関係会社との情報交換、支援要請 (7) 被災状況と会社対応の総合的判断と地域行政への報告な らびにマスコミなどへの対外発表 * 自衛消防組織の主な体制(編成)は次のとおり。 通報連絡班、消火班、避難誘導班、安全防護班、応急救護班、搬出班。 ■ 警戒宣言が発令されたら (1) 警戒宣言の発令ラジオ、テレビその他で知った者は、ただちにそのことを上長または事業所の長に報告 する。 (2) 業務はすべて停止し、来客にも警戒宣言が発令された旨を伝えて、安全誘導する。 (3) 非常持ち出し品を確認する。 (4) 社員の帰宅については、防災対策本部において交通機関、道路状況に関する情報を整理して指示するの で、この指示に従う。 警戒宣言が発令された!その時ライフラインは……… ……… バス 。 電気/使用できるが、できる だけ使わない。 水道/使用できるが、水はふだ んからためておく ガス/使用できる。(使用する ときはガス器具から離れない) 電話/できるだけ使わない。(話はなる べく短くする)通話する人が爆発的に 増えると通話規制がとられる。 バス 付近の安全なところまで走 行し、運転は中止される。 鉄道 最寄りの安全な駅に停車 し、運行は中止される 道路 避難路及び緊急輸送路確 保のため交通規制される。 コンビニ できる限り営業を続ける。 デパート 原則として営業停止。 銀行 原則として営業停止。 (一部 ATM は使用可能) 病院 外来診療中止 学校・幼稚園 閉校・閉園。生徒・園児は原則としてす ぐ帰す(集団下校)か保護者に引き渡す。
3、地震発生時の対応
◆建物の中にいるとき ① 机の下にもぐる。横揺れか縦揺れかを判断し、縦揺れでは迷わず机やテーブルの下に身を伏せる。クッ ション、ヘルメット等で頭部を守る。 ② 落下物のガラスに注意。ガラスその他の危険物が落下し、床に散乱するおそれがある。 特に停電時の行動には足元に注意する。靴を着用していても、ガラスの破片は鋭利な刃物と同じになる。 倒壊のおそれのある什器、落下のおそれのある器物の下、ガラス窓等からはできるだけ離れる。 ③ エレベーター内のときはただちにボタンを押し、最寄りの階で降りる。 ④ 非常持ち出し品の確認。自衛消防隊の搬出班は、非常持ち出し品を確保し、搬出の準備をする。 ⑤ 自衛消防組織による避難誘導。地震発生時ただちに避難行動に移るべきかは、災害規模の大小、負傷者 の有無、程度等によって異なるが、自衛消防組織は相互に連絡をとって決定する。 ◆屋外での勤務中のとき ①落下物に注意。付近に鉄筋の建物、地下鉄の出入口があればそこへ避難する。電車の高架線、高速道 路、歩道橋などからはただちに離れる。海岸線からはできるだけ離れる。 ビルの看板、ガラス、電柱(特に電柱に取り付けてあるトランス、架線)などの落下に 注意する。鞄などの持ち物で頭部を保護する。 ②車に注意。付近を走行中の自動車はただちに停止することになっているが、地震の揺れでハンドルを 取られ、蛇行したり歩道に乗り上げることがあるので歩行者も十分注意する必要がある。 ③車両運行中は、車を道路左側に寄せ停車する。サイドブレーキをかけ、エンジンを切り、車内でいっ たん様子をみる。車から離れるときはキーをつけたままにし、ドアをロックしない。ただし車検証は 持って出る。 ④交通機関を利用しているときは、乗務員の指示に従う。 ⑤社外関係先訪問中は、関係先の指示に従う。 ◆通勤途上のとき ①通勤電車・バスなどの交通機関の中では乗務員の指示に従う。 ②防災対策本部要員、自衛消防隊員は会社へ出社する方法を見出す。一般社員は現在地から安全性を判 断し、会社もしくは自宅へ向かう。 ◆地下道・地下街にいるとき ①頭をカバーして身を伏せる。地下街の天井には照明器具の設備が多い。 これらのガラスの破片が落下する危険がある。大きな揺れがおさまるまで、持ち物、コートなどで頭 をカバーして身を伏せる。 ②出口の方向を確認。停電時でも避難誘導灯(緑地に白絵文字で最終避難口および避難口となる出入口 の位置を表示する灯火)は電池が作動して消えることはない。出口の方向を確認しても、すぐに出口 に向かって走らない。地下街などではパニックが起こりやすいし、パニックを避けることが重要であ る。逃げるべき方向を確認して、沈着に行動する。 ◆勤務時間外在宅時のとき ①防災対策本部要員は、ただちに出社の手段を講じること。また可能であれば、自宅付近 の被害状況を会社に報告すること ②自衛消防隊員は、できる限り速やかに出社すること ③一般社員は自宅待機とする。会社に連絡可能なときは連絡すること。 (株式会社 UFJ 総合研究所セミナー資料より)4、地震発生後の情報収集
■ 社員の安否確認 (1) 緊急連絡網(社員の安否確認・緊急動員) (2) 緊急連絡網使用時の注意事項 社員の安否確認については、基本的には社員各自が自身の安否報告に関し、災害伝言ダイヤル 「171」を利用することが考えられます 災害伝言ダイヤル171の利用法 「171」をダイヤルし、利用ガイダンスにしたがって伝言の録音・再生をしてください。 ※ 携帯電話での利用はできません。 伝言の録音方法 伝言の再生方法 ガイダンスが流れます ガイダンスが流れます 録音の場合 再生の場合 ガイダンスが流れます ガイダンスが流れます - - - - 被災地の方も、被災地以外の方も被災地の方の電話番号を市外局番からダイヤルしてください。 ガイダンスが流れます ガイダンスが流れます (30秒以内) 災害対策本部 部長 ℡ 部長 ℡ 部長 ℡1
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× × × × × × × × × × × × × × × × × × × ×再 生
録 音
(3)情報収集時における注意事項 ①建物内の従業員、外出中の従業員の安否確認を行う。 ②けが人の有無(傷病程度も)把握し、必要な応急処置を行う。 ③収集した情報は会議室の壁にまとめて張り出し、情報の一元管理を図る。 ④災害対策用社員の招集と、自宅待機社員の振り分けを行う。 ⑤勤務時間外に発生した場合には、集まった者で災害対策室をたちあげる。 ■ 被害状況の把握(情報収集) 下記のような情報の収集が考えられます。必要に応じ各事業所ごとに、項目の追加・削除をお決めください。
緊急連絡先一覧表
※ 対 ■ 対策マニュアルの改善 地震対策のマニュアルは、会社と従業員の人命安全を第一として、会社がその社会的使命をまっとうするため の方策について定めたものですが、必ずしも不変的なものではありません。地震対策という目的のために、社員 ひとり一人の意見を反映させ、さらに充実した内容のマニュアルとするため、改善作業を継続してください。 情 報 機 関 入 手 先 電話番号(局番0565) 行 政 情 報 市 豊田市対策本部 34-6750 警 察 豊田警察署 35-0110 県 災害対策本部 052-954-6190 交 通 情 報 道 路 日本道路交通情報センター 052-954-8888 鉄 道 名鉄(豊田市駅) 32-0336 愛知環状鉄道(新豊田駅) 33-6644 JR(岡崎駅) 0564-52-5584 ライフライン ガ ス 東邦ガス 35-3142 電 気 中部電力 35-2076 水 道 水道局 34-6653 電 話 NTT 各マスメディアを通じ広報 気 象 情 報 177 医 療 情 報 医 療 愛知県救急医療情報センター (豊田地域) 34-1133 医療機関の案内(24時間対応) 地 域 情 報 ラジオ ラジオ・ラブィート(エフエムとよた㈱) FM周波数/78.6MHz 項 目 収集方法 責任者 社員の安否確認 緊急連絡網により電話確認 建物・設備・物品の被害 ・各社員より情報収集 状況の把握・記録 ・協力建築業者に調査依頼<<参考資料≫