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IP67 IO Bloc

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(1)

HarshIO 600 eIP  i  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

ユーザーマニュアル

HarshIO 600 eIP

IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

Brad

from Molex

バージョン

1.2

2018 年 7 月 31 日

(2)

HarshIO 600 eIP  ii  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

改版履歴

日付 作成者 変更箇所 版

2017 年 5 月 23 日 Samuel Savary 初版発行 1.0

2017 年 8 月 25 日 Samuel Savary

ID Validation および Data Storage モード – Identical/Compatible with Backup & Restore」 にIO-Link デバイス交換の章を追加

1.1 2018 年 7 月 31 日 Youssef Ouassif IO-Linkルへのリンクを追加パラメータ化のためのMolex EIP ツー 1.2

本書の正確性を確保するためあらゆる努力を続けていますが、すべての情報は通知なく変更されることがあ ります。モレックスは本書の内容の誤り、あるいは直接的か、間接的か、結果的かを問わず本書の使用によ り発生した損害に対して責任を負いません。

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HarshIO 600 eIP  iii  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール 限定的保証規定 HarshIO 製品の製造元であるモレックスの Brad™は、ソフトウェアを除く、Brad™で製造された製品が、材料 および作業に起因する欠陥がないことを購入者に保証します。本保証におけるBrad™の義務は、購入から 1 年 以内に発生した不良部品の交換に限定されます。製品の返送は、必ず購入者が Brad™から許可を得てから行っ てください。Brad™が指定した施設へ製品を返送するための送料は、購入者が負担するものとします。 Brad™は、販売終了後の製品を除き、製品販売時に添付されたソフトウェアが納入時から 90 日間、Brad™が公 表している仕様への不適合がないことを保証します。Brad™は製品に関連するソフトウェアの機能および性能

向上に努めていますが、Brad™はその方法を問わず、顧客からの要求によって Brad™がHarshIO モジュールの ファームウェアを調査、改善、または修正する義務を負いません。 既存の顧客に便宜を図るため、Brad™は販売終了決定後も一部製品の提供を続けます。これら製品のソフトウ ェア機能は明示的にも暗黙的にも保証されず、Brad™はその方法を問わず、これら製品の改善に関して明確に 義務を負いません。あらゆる製品の状態に関する情報は要求に従い提供され、顧客は古い製品の状態を購入 前に問い合わせることを推奨します。 本限定的保証は、購入者との間の輸送または、設置時の不備、保守、誤使用、怠慢、またはその他通常の商 業的または工業的用途以外によって発生した損害または損傷を対象としていません。特に、Brad™は商品性ま たは特定の目的への適合性に対するいかなる暗黙的保証も行いません。かかるすべての保証は、ここで明示 的に否認します。Brad™または Brad の代理人が提供する口頭または書面による情報は、保証対象となるか、 またはその方法を問わず本保証の範囲を拡大します。本限定的保証は、口頭か書面か、明示的か暗黙的かを 問わず、他のすべての保証を置き換えるものです。Brad の責任は、請求の基礎となる各単位の範囲を超えな いものとします。利益の損失、施設またはデバイスの使用不可、またはその他の間接的、偶発的、または結 果的損害に対して、Brad™は責任を負いません。 本書の正確性を確保するためあらゆる努力を続けていますが、すべての情報は一切の通知なく変更されるこ とがあります。Brad™は本書の内容の誤り、あるいは直接的か、間接的か、結果的かを問わず本書の使用によ り発生した損害に対して責任を負いません。 本マニュアル内の例および図は、説明のみを目的として記載されています。実際の設置ごとに多数の変数お よび要件が存在するため、Brad™は例および図に基づいた実際の使用に対して責務および責任を負うことがで きません。 著作権および商標 Brad

から書面による許可を受けた場合を除き、全体か一部かを問わず、本マニュアルの内容の複製を禁止し ます。

Mini-Change®Ultra-LockBrad™はすべて Molex, Inc.の登録商標です。 その他すべての製品または商標は、各社が所有します。

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HarshIO 600 eIP  iv  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

目次

1.

安全上の注意

... 6

概要 ... 6 担当者の資格について ... 6 予防メッセージ ... 6 使用法の遵守 ... 7 デバイスの設置と設定 ... 7 デバイスの動作 ... 8 電気的、機械的、および温度的な仕様 ... 8 予防保守および故障修理 ... 8

2.

概要

... 9

はじめに ... 9 概要 ... 11

3.

技術データ

... 16

寸法(mm) ... 16 電力データ ... 17 電気信号データ ... 18 EtherNet/IP ... 20 機械および環境データ ... 21

4.

システムの説明

... 22

物理的説明 ... 22 パワー用コネクター ... 23 イーサネットコネクターとエンコードスイッチ ... 27 I/O コネクター ... 31 機能接地の接続 ... 34

5.

I/O データのマッピング ... 36

I/O メッセージング ... 36 EtherNet/IP アセンブリーインスタンス ... 37 入力処理データのマッピング ... 38 出力処理データのマッピング ... 41 構成データのマッピング ... 42

6.

IO-Link の特徴と動作 ... 45

IO-Link 接続 ... 45 ID Validation ... 45 Data Storage(DS) ... 46 SI with IO-Link ... 48 IO-Link イベントとエラーコード ... 49 IO-Link の ISDU アクセス ... 50 IO-Link デバイスの診断 ... 50 IO-Link デバイスのパラメータ化 ... 50

(5)

HarshIO 600 eIP  v  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

7.

IO-Link デバイスの交換 ... 51

ID Validation および Data Storage モード – None(ID チェックなし) ... 51

ID Validation および Data Storage モード – Compatible ... 52

ID Validation および Data Storage モード – Identical ... 53

... 53

ID Validation および Data Storage モード – Identical/Compatible with Restore .. 54

ID Validation および Data Storage モード – Identical/Compatible with Backup & Restore ... 55

8.

EtherNet/IP のオブジェクトクラス ... 57

ID(0x01) ... 57 メッセージルーター(0x02) ... 59 アセンブリー(0x04) ... 60 接続マネージャ(0x06) ... 61 TCP/IP インターフェイス(0xF5) ... 62 イーサネットリンク(0xF6) ... 63 ファイル(0x37) ... 64 DLR(0x47) ... 65 QoS(0x48) ... 66 IO-Link(0x310) ... 67

9.

使用開始

... 72

梱包内容 ... 72 出荷時の設定 ... 72 接続方法 ... 72 Rockwell Studio 5000 ... 73

10.

ファームウェアの更新

... 74

11.

ウェブサーバーインターフェイス

... 75

モジュール情報 ... 75 イーサネット情報 ... 76 EtherNet/IP 診断情報... 76 物理的情報 ... 77 IO-Link チャネル診断 ... 78

12.

製品サポート

... 79

テクニカルサポート ... 79 ウェブサイト ... 79

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HarshIO 600 eIP  6  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

1. 安全上の注意

概要

現行の資料は、ここに示す製品の設置、使用、およびサービスの資格を持つ技術者を対象としています。 製品を正しく使用するために必要な情報が記載されています。弊社製品で高度な使い方をされる場合は、 お近くの販売会社に詳細をお問い合わせください。 本書の内容に拘束力はなく、保証を拡大または制限することはできません。

担当者の資格について

製品の設置、使用、およびサービスは資格を持つ担当者のみが行ってください。資格のない要員が使用した り、本書、マニュアル、またはデバイスに付属する資料の安全上の注意に従わなかった場合は、重傷を負っ たり、機器が重大な損傷を受けることがあります。以下の要員が資格を持つ担当者とみなされます。 • 装置の操作:Brad™製品に接続されたマシンまたはプロセスを操作する要員。Brad™ HarshIO は、 トレーニングを受け、産業環境での作業に伴う危険性を知る要員が使用する必要があります。 • 予防的保守および故障修理:Brad™製品のハードウェアおよびソフトウェアの設定を変更し、 製造元から提供された製品の更新をインストールする要員。以下の条件があります。 o Brad™製品と操作のトレーニングを受けている。 o 自分の仕事に伴う危険性(特に電気的な危険性)に注意し、自分自身、第三者、 および使用中の装置に及ぶ危険を軽減するために必要な、経験と技術的知識を持っている。

予防メッセージ

予防メッセージは、要員やハードウェアに影響を与える可能性のある特定の危険性を識別するものとなって います。資料および製品に記載された各種のメッセージが、それぞれの危険度を示しています。 危険メッセージは、対策しなかった場合に死亡または重傷を負う可能性のある、差し迫った危険性を示して います。 警告メッセージは、死亡または重傷を負ったり、機材が損傷する可能性のある状況を示しています。 注意メッセージは、身体に危害が及ぶか機材が損傷する可能性のある、危険性を含んだ状況を示しています。

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HarshIO 600 eIP  7  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

使用法の遵守

現行の資料に記載されている製品は、現行のEU 指令に準拠しています(EC ラベル表示)。ただし、資料に 記載された本来の用途で、認定された製品と組み合わせた場合のみ正しく動作します。 一般的なルールとして、取り扱い、輸送、および保管の推奨事項、および設置、操作、および保守の説明に 従った場合、製品は要員またはハードウェアに危険が及ぶことなく正しく動作します。

デバイスの設置と設定

Brad™ HarshIO を設置および設定する際は、以下のルールに従うことが重要です。システムに設置される製品 間の距離が30m を超える場合は、基本的な配線ルールに必ず従う必要があります。 • 本書、または設置および導入する装置の安全上の注意に正確に従うことが非常に重要です。 • 設置は、必ず現地の規制に従って行ってください。 • 装置はそれに適した環境に設置してください。密閉型の装置である Brad™ HarshIO は、2 種類の方法 で設置できます。 o ケーシング(キャビネット、チェスト)内。 o 保護なしで直接設置。ただし、関連システム(電源、ケーブル、センサーなど)が保護等 級IP67 以上で保護されている場合。

Brad™ HarshIO は、既存の規格に従い必ず機能接地(FE)に接続してください(NFC 15 100 規格に従った緑 /黄色のワイヤーを使用するなど)。

• LV(低電圧)回路は保安用接地に接続し、危険な電圧を検出できるようにする必要があります。 • デバイスの電源投入前に、公称電圧が電力源電圧と等しいことを確認してください。

• 既存の規格に適合した FELV(Functional Extra Low Voltage)電源のみを使用してください。 • 電源電圧が、デバイスの技術仕様に規定された許容範囲に入っていることを確認してください。 • 電源復旧時(瞬間、ホット、またはコールド)に要員または装置に危険が及ばないことを、必ず確認 してください。 • 異常時(ワイヤ切断など)も含めて装置の動作モードにかかわらず、緊急停止デバイスが常に有効に なっていることを確認してください。そうしたデバイスのリセットによって、無制御または未定義の 再起動が行われないようにしてください。 • 信号ケーブルは、オートメーション機能が容量的、誘導的、または電磁的な影響による妨害を受けな いよう配置してください。 • オートメーションデバイスおよびその制御デバイスは、悪影響から保護されるよう設置してください。 • 入力および出力に対して適切な安全対策を行い、オートメーションデバイスが未定義状態になり信号 が失われることを防止してください。

(8)

HarshIO 600 eIP  8  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

デバイスの動作

Brad™ HarshIO デバイスは制御システムのコンポーネントであるため、設置とアプリケーションを含む自動シ ステム全体の安全性を本書で取り扱うことはできません。詳細については、IEC 61131-4 で PLC ユーザー向 けのリスク軽減方法を参照してください。 安全な操作については、各製品に付属する資料を参照してください。

電気的、機械的、および温度的な仕様

デバイスの電気的、機械的、および温度的な仕様の詳細は、該当する技術資料(設置マニュアル、サービス マニュアル)に記載されています。

予防保守および故障修理

サービス

• 部品またはコンポーネントを交換する際は、必ず製造元認定済みの部品を使用してください。 • Brad™ HarshIO のサービス前に、必ずデバイスの電源を切断してください(電源コードを抜く、また は電源遮断装置で切る)。 • 現場で Brad™ HarshIO の機械的サービスを行う前に、電源を切断し、可動部品を機械的に固定してく ださい。 • 正論理または負論理の入力は、取り外したワイヤーが機械の接地に接触しないよう(意図しないコマ ンドが実行されないよう)、必要な予防措置を施してください。

寿命を迎えた製品

現行の規制に従い使用済みの製品を廃棄する方法については、お近くの販売会社にお問い合わせください。

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HarshIO 600 eIP  9  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

2. 概要

はじめに

Brad™ HarshIO 600 EtherNet/IP IO-Link マスター(HarshIO)は、過酷な使用環境において、産業用コント

ローラとI/O デバイスを接続する信頼性の高いソリューションです。IP67 規格に対応したハウジングに収め

られ、マシンに取り付け可能なBrad I/O モジュールは、液体、埃、または振動が存在する環境に耐えること

ができます。そのため、資材処理、自動組み立てなど多くの用途 に最適です。

Micro-Change®M12)ポート付きのすべての Brad™ HarshIO モ

ジュールは、スタンダードなねじ止め式コードセットとMolex Ultra-Lock™システムの両方に対応しています。 Ultra-Lock™接続システムは、これまでになく高速で、簡単で、非 常に安全な接続です。Ultra-Lock™技術は高性能、高信頼性を目指 して設計されています。Ultra-Lock 接続システムのプッシュトゥロ ック技術によって、ダウンタイムを解消し、生産性を高めて、コ ストを削減できます。詳細は、www.molex.comをご覧ください。

Brad™ HarshIO には高度な診断機能が内蔵されています。各モジュールには LED インジケーターが内蔵され、

保守要員がI/O、モジュール、およびネットワークのステータスを簡単に判断できます。このようなステータ

スは、処理データ画像または拡張スレーブ診断でも確認できます。 Brad™ HarshIO の主な特徴は以下のとおりです。

 IP67 規格に対応した筐体にモジュールが収容され、(IEC 60529 に従い)正しく設置した場合に、埃、 水の侵入から保護

 IO-Link マスター設定可能チャネル(IO-Link または SIO) × 8 + ユーザー設定可能デジタル I/O チャネ ル(DIO) × 8  4 極または 5 極 Mini-Change(7/8)電源コネクター  デジタル入力および出力の短絡保護  2 ポートのアンマネージドイーサネットスイッチ内蔵、クロスオーバーおよび DLR 機能あり  診断用 LED インジケータ  IP アドレス、ファームウェア更新、および工場出荷時リセットモード用ロータリースイッチ  ODVA 規格の適合性試験済み  認証: o 該当するすべての EC 指令に対して CE 準拠 o FCC Title 47, Part 15, Subpart B, クラス A o REACH / MCSS o CSA C22.2 No. 142 o IEC 61131-4 o 中国版 ROHS o 産業で使用する EMC 指令 o UL94-V0

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HarshIO 600 eIP  10  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール 部品番号表

SAP 番号 素材番号 説明

112095-5122 TCIEI -888P-DYU EtherNet/IP 用 IP67 モジュール、60mm 形式、4 極パワー用コネクター、IO-Link × 8 + 設定可能 I/O × 8、PNP 112095-5121 TCIEI-888P-D1U EtherNet/IP 用 IP67 モジュール、60mm 形式、5 極パワー用コネクター、IO-Link × 8 + 設定可能 I/O × 8、PNP

(11)

HarshIO 600 eIP  11  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

概要

(12)

HarshIO 600 eIP  12  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

給電

HarshIO EtherNet/IP IO-Link マスターモジュールには、部品番号の異なる 4 極または 5 極 Mini-Change(7/8") 電源コネクターを通じて給電できます。この特徴により、現地の電源要件に適合できます。

HarshIO モジュールには、デイジーチェーン接続用としてオス×1 およびメス×1 の 2 個の電源コネクターが 内蔵され、アプリケーション内での配電を容易に行えます。

Mini-Change(7/8)コネクターはピン 1 本あたり合計 8A の電流を供給または通電可能です。

ネットワークトポロジ

HarshIO EtherNet/IP IO-Link マスターモジュールは制御システムアーキテクチャの中で、プロトコル準拠のコ

ントローラと組み合わせて使用できます。2 ポートのアンマネージドイーサネットスイッチが内蔵されている ため、用途のニーズに適合したネットワークトポロジを柔軟に使用できます。次のようなトポロジが可能で す。 • スター型 • デイジーチェーン型 • リング型(DLR プロトコル使用) • 上記すべての組み合わせ スター型トポロジ スター型トポロジでは、I/O モジュールまたは他の装置を混在させて接続できます。このトポロジでは、ある モジュールで保守を行う際に、たとえばネットワークケーブルを外したり、そのモジュールの電源を入れ直 したりしても、他のモジュールは影響を受けません。 HMI Ethernet Switch PLC

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HarshIO 600 eIP  13  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール デイジーチェーン型トポロジ デイジーチェーン型トポロジでは、製造ラインに合わせてI/O モジュールまたは他の装置を、あるデバイスか ら次のデバイスへと1 列に接続できます。 デイジーチェーン型トポロジを検討する際は、以下に注意してください。 • チェーンの途中にあるモジュールでネットワークケーブルを外したり、電源を切ると、チェーンでそれ よりも下流にあるすべてのモジュールが通信できなくなります。 • 各モジュールにデュアルポートのイーサネットスイッチが内蔵されているため、イーサネットスイッチ を追加する必要がありません。 HMI Ethernet Switch PLC リング型トポロジ リング型トポロジでは、HarshIO モジュールまたは他の装置を混在させてリングに含めることができます。あ るモジュールで保守を行う際に、たとえばネットワークケーブルを外したり、そのモジュールの電源を入れ 直したりしても、切断が検出されて、EtherNet/IP 通信が正しくルーティングされるため、他のモジュールは

影響を受けません。リングを管理するために、DLR(Device Level Ring)と呼ばれるプロトコルが必要です。 ! DLR リング型トポロジを検討する際は、以下に注意してください。 • リング内にリングスーパーバイザと呼ばれるデバイスが存在して、管理を 制御し、ネットワーク障害を検出する必要があります。それ以外はアナウ ンスベースまたはビーコンベースのDLR リングノードと呼ばれます。 • リング内に複数のリングスーパーバイザを配置でき、メディアの信頼性が 向上します。 • DLR プロトコルは単一障害に対して耐性のあるメカニズムです。障害が検 出された場合は、障害から回復するため、速やかにボディー動作を実行す る必要があります。 • HarshIO モジュールはビーコンベースの DLR リングノードです。

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HarshIO 600 eIP  14  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール 各種トポロジの組み合わせ スター型とデイジーチェーン型のトポロジを組み合わせると、HarshIO モジュールまたは他のネットワークデ バイスの混在した状態にHarshIO モジュールを接続できます。 HMI Ethernet Switch PLC

(15)

HarshIO 600 eIP  15  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

信号

HarshIO モジュールは最大 8 つの I/O ポートをサポートし、それぞれ以下のようになっています。 • ピン 4 で 1 チャネルの IO-Link マスター通信 • ピン 2 で 1 チャネルのユーザー設定可能なデジタル I/O IO-Link マスター通信チャネルは標準デジタル入力または出力として動作することも、以下をはじめとするあ らゆるIO-Link デバイスを接続することもできます。

• Brad™ IO-Link デジタルハブ – 16 入力(TEDIO-8D0P-808)

• Brad™ IO-Link デジタルハブ – 12 入力 + 4 出力(TEDIO-8B4P-808) • その他市販のあらゆる IO-Link デバイス

設定可能なデジタル出力(ピン 2)は、電力要件の大きなアクチュエーター用に最大 2A を供給できます。こ

の出力は、Brad IO-Link デジタルハブ 12 入力 + 4 出力(TEDIO-8B4P-808)の出力用の追加電源としても使 用できます。

HarshIO モジュールは高度にモジュール化されたシステムです。Brad IO-Link デジタルハブと組み合わせると、 ユーザーは最大で以下のものを相互接続できます。

• 最大 136 デジタル入力(Brad IO-Link デジタルハブ - 16 入力を使用)

• 最大 40 デジタル入力 + 96 デジタル入力(Brad IO-Link デジタルハブ - 12 入力 + 4 出力を使用)

このようにモジュール化されているため、モジュールの各 I/O チャネルの使用を最適化し、設置コストを大幅

(16)

HarshIO 600 eIP  16  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

3. 技術データ

(17)

HarshIO 600 eIP  17  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

電力データ

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HarshIO 600 eIP  18  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

製品名 TCIEI-888P-DYU TCIEI-888P-D1U

電源

電源入力コネクター Mini Change(7/8")、4 ピン、オス、最大 8A Mini Change(7/8")、5 ピン、オス、最大 8A 電源出力コネクター Mini Change(7/8")、4 ピン、メス、最大 8A Mini Change(7/8")、5 ピン、メス、最大 8A モジュールおよび入力電力(UB) 24V DC、-20/+25%(19.2V DC / 30V DC)(電源交差保護あり) 警告:電圧が30V DC を超えるとモジュールが損傷する恐れがあります 動作電流(UB) 87mA 出力電力(UL) 10A 過電流保護:1.45 × 8A(±15%)、250ms 以上 動作電流(UL) 24V DC、-20/+25%(19.2V DC / 30V DC)(電源交差保護あり) 警告:電圧が30V DC を超えるとモジュールが損傷する恐れがあります 機能接地 過電流保護:1.45 × 8A(±15%)、250ms 以上 10A I/O コネクターごとの最大電流ドロー 4A センサー電源ピン ピン1(L+/センサー電源) センサーの電流ドロー元 UB 最大電流(ポートあたり) 1.6A(L+)

電気信号データ

チャネル数 ピン2(構成内容) ピン4(構成内容)

I/O コネクター M12 Ultra-Lock、5 極、メス、A コード 標準デジタル入力

チャネル数 最大8 チャネル 最大8 チャネル

入力形式 PNP、IEC 61131-2 Type 3 準拠 PNP、IEC 61131-2 Type 1 準拠

オン状態電流 代表値2.5mA 代表値2.5mA オフ状態電流 最大1mA 最大1mA 入力チャネル電圧(「1」) 10V~30V 12V~30V 入力チャネル電圧(「0」) -5V~5V -5V~9V 入力フィルタ 0、1、3、5ms(デフォルトは 1ms) 500ns 標準デジタル出力 出力の電流ドロー元 UL UB チャネル数 最大8 チャネル 最大8 チャネル 出力電圧(最小) UL – 1V UB – 1V 出力形式 PNP、電流ソーシング PNP、電流ソーシング 出力電流 チャネルあたり2A チャネルあたり0.5A 最大出力電流 8.0A(25℃時)、全出力結合時の合計 全出力結合時の全センサー供給電流との合計 8.0A(25℃時)、 短絡電流(代表値) 最大6.5A 最大1.2A IO-Link C/Q IO-Link チャネル数 該当なし 最大8 チャネル IO-Link ポートタイプ 該当なし ポートクラスA 物理インターフェイス 該当なし COM1、COM2、COM3 サポート 最大処理データ長 該当なし 32 バイト プロトコル 該当なし IO-Link 仕様 v1.1 および v1.0 互換

(19)

HarshIO 600 eIP  19  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール 注! I/O ポートは以下のピンから電源を供給できます。 • ピン 1  1.6A • ピン 2  2A • ピン 4  500mA 供給されるすべての電流はピン3(L-)に戻ります。ピン 3 の合計電流が 4A(M12 規 格がサポートする最大電流)を超えないようにしてください。そのため、ピン1、ピン 2、またはピン 4 で過電流が検出されると、電力保護がトリガーされます。 警告! CE指令に準拠するため、モジュールにはIEC 50178に従い安全超低電圧(SELV-)、 または保護付き超低電圧(PELV-)電源から給電する必要があります。 警告! 本製品にはクラス2電源を使用して給電する必要があります。 警告! 本製品のデジタル出力は初期状態で、誘導性負荷のスイッチングによる電圧スパイク から保護されています。ただし、必要に応じて外部保護(還流ダイオード)を追加し てください。 警告! SIO/IO-Linkチャネル(ピン4)に電位が印加される場合、この外部電位とUBとの差の 値を0.3V以下にする必要があります。 値が0.3Vを超えると、HarshIOモジュールが破損することがあります。 外部電位がUBよりも低いことは許容されます。 注! I/O コネクターのシールドはアースに接続されていません。シールド付きケーブルを使 用する場合は、お客様がケーブルシールドをアースに接続する必要があります。

(20)

HarshIO 600 eIP  20  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

EtherNet/IP

EtherNet/IP フィールドバス

イーサネット接続 M12、4 ピン、メス、D コード、シールド付き × 2

IP 設定 DHCP(MAC または Client_ID ベース)、静的 IP、保存済み IP

プロトコル EtherNet/IP アダプター、Vol 1-3.17(CIP)および Vol 2 – 1.18(EtherNet/IP)仕様に準拠 データアクセス I/O データ転送用暗黙的メッセージ Implicit(I/O)接続 • Exclusive Owner(EO)接続 × 1(構成データのみあり) • Listen Only(LO)接続、最大で × 7(構成データありおよびなし) • Input Only(IO)接続、最大で × 8(構成データありおよびなし) • 同時接続 × 8(1 EO+ 4 IO +3 LOなど) Explicit(EM)接続 • クラス3接続、最大で × 8(コネクテッドおよびアンコネクテッド) サポートされる CIP オブジェクト • 0x01 – IDオブジェクト • 0x02 – メッセージルーターオブジェクト • 0x04 – アセンブリーオブジェクト • 0x06 – 接続マネージャオブジェクト • 0x37 – ファイルオブジェクト(EDSのアップロードおよびDSファイルのアップロード/ダウン ロード/クリア) • 0x47 – DLRオブジェクト • 0x48 – QoSオブジェクト • 0xF5 – TCP/IPインターフェイスオブジェクト • 0xF6 – イーサネットリンクオブジェクト • 0x310 – IO-Linkオブジェクト 内蔵スイッチ • ポート内蔵スイッチ × 2(DLR機能あり) • 速度:100Mbps • オートネゴシエーション • オートクロッシング • オートポラリティ • ステータスLED × 1 / ポート • ネットワークループ時のストームプロテクション(ブロードキャスト、マルチキャスト、およ びユニキャストパケット) イーサネットパケット 最大9000パケット/秒に対応 RPI

(Request Packet Interval) 1ms~最大 65535ms(デフォルトは 30ms) IP アドレス衝突検出 〇

Quick Connect 〇

DLR(Device Level Ring) 〇(リングノード、ビーコンベース) QoS(Quality of Service) 〇(レイヤー3 サポートのみ) ODVA 準拠 〇(CT13)

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HarshIO 600 eIP  21  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

機械および環境データ

機械 ハウジング寸法 235 × 60 × 39mm(9.25" × 2.36" × 1.53") ハウジング素材 PBT VALOX 420 SEO 黒 7701 難燃性規格 UL 94 V-0 コーナー取付穴 取付穴 × 4、5 × 10mm 接地用スタッド 〇(モジュールをシャーシマシンへ取り付け時に接地の連続性を確保) 使用温度範囲 -25℃~+70℃ 保管温度範囲 -40℃~+90℃ 振動耐性 動作時:7mm p-p(5~15.7Hz)、7g(15.7Hz~500Hz)、3軸方向 衝撃耐性 動作時:15g、11ms、3軸方向/非動作時:50g、6ms、3軸方向 電磁両立性 EN 61000-6-2 / EN 61000-6-4 相対湿度 10%~95%、結露なきこと 保護等級 IP67

認証 CE(IEC 61131-2準拠)、UL / cUL 環境特性 RoHSおよびREACH

MTBF 100,000時間 @ 70℃

!

本製品は工業地域で使用するためのEMC 試験済みです。個人環境またはビジネスおよ

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HarshIO 600 eIP  22  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

4. システムの説明

物理的説明

電源入力(Ui) 電源出力(Uo) 取付ねじ(機能接地#0 – FE0) I/O コネクター プラスチック ラベル ロータリースイッチ × 3 イーサネットポート (ETH1) イーサネットポート (ETH2) 取付ねじ (機能接地#2 – FE2) ポート0 ポート1 ポート2 ポート3 ポート4 ポート5 ポート6 ポート7 シールドプレート シールドプレート 取付ねじ (機能接地#1 – FE1)

(23)

HarshIO 600 eIP  23  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

パワー用コネクター

ピン配列と向き

ピン 5 ピンパワー用コネクター - 説明 1 0V 2 0V 3 FE(機能接地) 4 24V DC(UL - 電源出力) 5 24V DC(UB - モジュールおよび電源入力) LED 6 UL インジケーター 7 UB インジケーター ピン 4 ピンパワー用コネクター - 説明 1 24V DC(UL - 電源出力) 2 24V DC(UB - モジュールおよび電源入力) 3 0V 4 0V LED 5 UL インジケーター 6 UB インジケーター TCIEP-888P-D1U TCIEP-888P-DYU 6 7 5 6

(24)

HarshIO 600 eIP  24  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール 注! 各電源入力/出力コネクターのシェルを PE ネジのタブに接続する必要があります。 「接地接続部分」を参照してください。 注! モジュールのパワー用コネクターに接続された7/8"アクセサリー(コードセット、プ ラグなど)は2.0Nm のトルクでねじ止めし、IP67 規格に適合する密閉度を確保する必 要があります。 警告! ユーザーは、可能性のある最大消費電流(全出力が同時にアクティブになった場合な ど)が、アプリケーションがサポートする全温度範囲で上限を超えないことを確認す る必要があります。 警告! IO モジュールの前に過電流保護(ヒューズなど)を追加して、過電流による破壊を防 止する必要があります。

電源装置

HarshIO モジュールは、次の 2 台の電源から給電できます。 • UB 電源を以下の電源として使用: o モジュールの論理 o デジタル入力(I/O コネクターのピン 1) o 標準入力/出力 SIO および IO-Link(I/O コネクターのピン 4) • UL 電源を以下の電源として使用: o デジタル出力専用(I/O コネクターピン 2)

o Brad IO-Link デジタルハブに拡張電源を供給(I/O コネクターのピン 2) UB と UL の接地は分離されていません。すなわち、0V(UB)と 0V(UL)が接続されています。 +24V はモジュール/入力電源(UB)と出力電源(UL)に別電源から供給することも、単一の電源から供給す ることもできます。 注! UB に+24V を供給するのは、入力のみを使用する場合に限られます。 パワー用コネクターの最大電流容量は8A に制限され、HarshIO モジュール、IO ポートに接続されたデバイス、 およびデイジーチェーンのそれ以降のモジュールの消費電流がこの上限消費量を超えないことを、ユーザー が確認する必要があります。 注! UB と UL は、EN 60204-1 に準拠して停電をサポートしています。 注! デジタル入力デバイスのみを使用する場合は、UL への電源供給が不要です。

UL を必要とするのは、ピン 2 の出力または Molex IO-Link I/O ハブ用の拡張電源のみ です。

(25)

HarshIO 600 eIP  25  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

電気的障害に対する保護対策

以下のような複数の電気的障害(故意または偶発的)が発生することがあります。 - 過負荷/過電流 - 短絡 - 電圧不足 - 過電圧 その種類に応じて、IO 設定に従いピン 1、ピン 2、およびピン 4 に保護対策が適用され、問題の種類に従い全 ポートの場合と、1 ポートの場合があります。以下の表を参照してください。 ピン 1 2 4 モード 24V DO SO IOL 状態 電源 1 1 UL UB 公称電圧 (24V) 公称電圧(24V) 点灯 点灯 点灯 青 過電流 > 約 10A 消灯 (1) 全ピンを0 に リセット(2) 全ピンを0 に リセット(2) 全ピンを0 に リセット(2) 電圧不足 < 19.2V 消灯 (1) 点灯 過電圧 > 30V 全ピンを0 に リセット(2) 全ピンを0 に リセット(1) データ無効(1) 過電流 > 10A 公称電圧(24V) 消灯 (1) 全ピンを0 に リセット(2) 全ピンを0 に リセット(2) 過電流 > 約 10A 電圧不足 < 19.2V 過電圧 > 30V 全ピンを0 に リセット(1) 電圧不足 < 19.2V 公称電圧(24V) 点灯 点灯 青 過電流 > 約 10A 消灯1) 全ピンを0 に リセット(2) 全ピンを0 に リセット(1) データ無効(1) 電圧不足 < 19.2V 過電圧 > 30V 全ピンを0 に リセット(2) 過電圧 > 30V 公称電圧(24V) 点灯 点灯 青 過電流 > 約 10A 消灯 (1) 全ピンを0 に リセット(1) データ無効(1) 電圧不足 < 19.2V 過電圧 > 30V DO:ピン 2 に設定されたデジタル出力 SO:ピン 4 に設定された標準デジタル出力 IOL:ピン 4 に設定された IO-Link 点灯 LED が緑で連続点灯およびピンに通電 消灯 LED が消灯およびピンに通電なし LED が青で連続点灯および IO-Link が動作 LED が赤で連続点灯および診断可能 (1)EFAM=1 の場合でも自動認識のみ – 「構成データのマッピング」の章を参照 (2)手動(EFAM=0)および自動(EFAM=1)認識が可能 – 「構成データのマッピング」の章を参照

(26)

HarshIO 600 eIP  26  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

LED とステータスビット

以下の表は、供給される電源電圧に応じたLED の状態、および対応するステータスビットを示しています。 LED 色の状態 入力処理データ - ステ ータスビット 状態および電源電圧 UL 消灯 エラーなし 電圧印加なし(DO が設定されていない場合 UL=0 V) 給電中およびUB に給電なし UVUL =1 電圧印加なし(UL=0 V) • DO が設定されず、通電されていない場合 • ピン 2 に設定されたハブ 12/4 を補助電源と して使用 緑で連続点灯 エラーなし 電圧が印加され19.2V ≦ UL ≦ 30V 赤で連続点灯 UVUL =1 電圧 0V < UL <19.2V OVUL =1 電圧が30V を超過 OLUL=1 過負荷(8A)※ UB 消灯 エラーなし 電圧が11V 未満 • UB < 11V の場合に HarshIO をシャットダウン • UB > 13V の場合に HarshIO を起動 緑で連続点灯 エラーなし 電圧が印加され19.2V ≦ UL ≦ 30V 赤で連続点灯 UVUB =1 電圧 0V < UL <19.2V OVUB =1 電圧が30V を超過 OLUB =1 過負荷(8A)※ (※):8A に一定の比率を適用。実際のしきい値は 8A×1.45 UVx:電圧不足(x = UL または UB) OVx:過電圧(x = UL または UB) OLx:過負荷(x = UL または UB) DO:ピン 2 に設定されたデジタル出力 注! IO-Link の動作電圧は 18V 超と規定されているため、UB が 17V を下回ってから最大 19.2V まで復帰すると、IO-Link 通信が再初期化されます。

(27)

HarshIO 600 eIP  27  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

イーサネットコネクターとエンコードスイッチ

ピン配列と向き

! 各コネクター(FE1 および FE2)をそれぞれの FE ねじタブに接続する必要がありま す。 注! M12イーサネットコネクターは2.0Nmのトルクでねじ止めし、IP67規格に適合する密 閉度を確保する必要があります。

イーサネット

LED

LED 色の状態 意味 LINK ETH 黄色で連続点灯 10MB* + アクティビティなし 黄色で点滅 10MB* + アクティビティあり 緑で連続点灯 100MB + アクティビティなし 緑で点滅 100MB + アクティビティあり (*):10MB はサポートされません(100MB のみ) ピン 説明 1 TX+ 2 RX+ 3 TX- 4 RX- ETH1 リンクインジケーター ETH2 リンクインジケーター LED なし - 黒の光路のみ

(28)

HarshIO 600 eIP  28  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

ネットワーク

LED

左側の赤/緑の 2 色 LED はネットワークステータスインジケーター(NET)で、右側の赤/緑の 2 色 LED は内

部モジュールステータスインジケーター(MOD)です。 LED 色の状態 意味 NET 消灯 UB から電源供給されていないか、IP アドレスが割り当てられていない 赤で点滅 IP アドレスが割り当てられているが、接続がタイムアウトした IO 交換の実行中にロータリースイッチ位置が変化した 赤で連続点灯 IP の衝突が検出された(IP の重複) 緑で連続点灯 IP アドレスが割り当てられ、接続が確立された(通信上の問題なし) 緑で点滅 IP アドレスが割り当てられているが、接続が確立されていない 緑/赤で点滅 電源投入時セルフテスト MOD 消灯 UB から電源供給なし 赤で点滅 回復可能な重大な障害 - IP の衝突が検出された - IO 交換の実行中にロータリースイッチ位置が変化した - 構成制御が変化した(attr3 オブジェクト 0xF5 に設定) - インターフェイス構成が変化した(attr5 オブジェクト 0xF5 に設定) - IP が失われた(DHCP モードなど) 赤で連続点灯 回復不能な重大な障害 緑で連続点灯 モジュールが起動して動作中 緑で点滅 モジュールは起動しているが、まだIO 接続を通じて構成を受信していない 緑/赤で点滅 電源投入時セルフテスト NET インジケーター MOD インジケーター

(29)

HarshIO 600 eIP  29  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

ロータリースイッチの使用

窓の中に3 桁のロータリースイッチがあり、以下に示す順序で並んでいます。ロータリースイッチの上に 「x100 x10 x1」というラベルが印刷されています(PCB シルクスクリーン印刷)。 ! モジュールの窓は0.3Nm のトルクでねじ止めして、IP67 規格に適合する密閉度を確保 し、動作中は閉じておく必要があります。 ユーザーはモジュールの窓が0.3Nm のトルクでねじ止めされていることを、定期的に 確認する必要があります。 ロータリースイッチの位置が読み取られるのは、HarshIO モジュールの起動時のみです。位置を変更した場合 は電源を入れ直すか(オン  オフ  オン)、モジュールをリセットする必要があります。 HarshIOモジュールは出荷時にロータリースイッチ位置が000に設定されています。この設定では、モード 500の保存済みIPアドレスで、DHCPモードが有効になります。DHCPサーバーのあるネットワークに接続す る場合は、モジュールにIPアドレスが自動的に割り当てられます。 0xF5 TCP/IPオブジェクトを使用してIPアドレスを割り当てると、それ以降のモジュール起動時にそのIPアド レスが永続的に定義されます。ロータリースイッチを変更する必要はありません。 IPアドレスを変更または設定するには、次のいずれかの方法を使用します。 モード 100 の位 10 の位 1 の位 説明 静的アドレス

x

[0~2]

y

[0~9]

z

[1~9]

不揮発性メモリーに格納されたIP アドレスの第 4 バイトを 上書きします。 IP アドレス:192.168.1.xyzxyz は 1~254) IP マスク:255.255.255.0 ゲートウェイ:192.168.1.1 注! IP アドレスが 192.168.1.1 の場合はゲート ウェイが0.0.0.0 になります。 注! 静的IP アドレスモードを使用する場合は、 IP アドレスがモジュールのフラッシュメモ リーに保存されます。 x100 x10 x1

(30)

HarshIO 600 eIP  30  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール DHCP モード (MAC アドレ スベース)

4

0

0

HarshIO モジュールは MAC アドレスをベースに DHCP 方式 に従って IP アドレス、IP マスクアドレス、およびゲートウ ェイアドレスを取得します。IP アドレスを受け取るまで、 DHCP リクエストを送信し続けます。 DHCP モード Client ID="BRAD_xy" がベース)

4

y

[0~9]

z

[1~9]

HarshIO モ ジ ュ ー ル は Client ID="BRAD_xy" を ベ ー ス に DHCP 方式に従って IP アドレス、IP マスクアドレス、およ びゲートウェイアドレスを取得します。 IP アドレスを受け取るまで、DHCP リクエストを送信し続け ます。 (yz)は1~99 の範囲で割り当てることができます。 保存済み IP アドレス

5

0

0

HarshIO モジュールは不揮発性メモリーに保存された情報に 従って IP アドレス、IP マスクアドレス、およびゲートウェ イアドレスを取得します。 注! 明 示 的 メ ッ セ ー ジ (attr3 オ ブ ジ ェ ク ト 0xF5)で新しいモードが設定されるまで、 モジュールはDCHP モードで起動します。 モジュールの リセット

9

0

0

EtherNet/IP プロトコルを起動しません。 次回、新しいロータリースイッチ位置で電源を入れ直すと、 以下の工場出荷時デフォルト値が適用されます。  IP アドレス: DHCP  サブネットマスク: 0.0.0.0  ゲートウェイ: 0.0.0.0  ETH1 ポート: オートネゴシエーション + Auto-MDI  ETH2 ポート: オートネゴシエーション + Auto-MDI  ACD 有効  QuickConnect 無効 ファームウェア の更新

9

9

9

モジュールがファームウェア更新モードになります。 「ファームウェアの更新」の章を参照してください。 その他のロータリ ースイッチ位置

a

b

c

位置5 0 0 と同じ動作 注! DHCP モードから静的 IP モードに切り替えると(オブジェクト TCP/IP 0xF5 の attr3)、IP アドレスマスクは常に 255.255.255.0 になります。 注! DHCP モードから保存済み IP モードに切り替えると(オブジェクト TCP/IP 0xF5 の attr3)、IP アドレスとマスクは DHCP モードで取得したものになります。 注! IP マスクアドレスとゲートウェイアドレスは、モジュールのフラッシュメモリーに保 存されたものになります。これらのパラメータを変更するには、モジュールに明示的 メッセージコマンド(オブジェクトTCP/IP 0xF5 の attr5)を送信します。このセクシ ョンを参照してください。 注! 静的IP および DHCP モードでは、CIP の明示的メッセージ(オブジェクト TCP/IP 0xF5 の attr5)を使用して IP アドレスを保存できません。

(31)

HarshIO 600 eIP  31  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール 警告! EtherNet/IP スキャナが I/O 接続を確立している状態でロータリースイッチ位置を変更 すると、接続が終了して、フェイルセーフモードが適用されます。リセットコマンド を実行するか、電源を入れ直す必要があります。

I/O コネクター

ピン配列と向き

ピン I/O コネクター - 説明 電源供給元 1 24V DC(L+) UB 2 D_I/O - デジタル入力(DI)または出力(DO) - 設定可能 DO 用の UL 3 GND(L-)

4 C/Q、IO-Link データ転送ケーブル。標準デジタル入力(SI)、標準デジタル出力(SO)、および拡張電源(EPS)としても設定 可能 UB 5 未接続 LED 6 赤/青/緑3 色 LED、偶数チャネルインジケーター用 – ピン 4 7 赤/緑2 色 LED、奇数チャネルインジケーター用 – ピン 2 C/Q 通信(C)または切り替え(Q)信号(SIO)用接続 警告! SIO/IO-Linkチャネル(ピン4)に電位が印加される場合、この外部電位とUBとの差の 値を0.3V以下にする必要があります。 値が0.3Vを超えると、HarshIOモジュールが破損することがあります。 外部電位がUBよりも低いことは許容されます。 ! 各I/Oポートコネクターは機能接地に接続する必要があります。「機能接地の接続」の 章を参照してください。 6 7

(32)

HarshIO 600 eIP  32  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール 注! モジュールのI/Oおよびネットワークコネクターに接続されたM12アクセサリー(コー ドセット、プラグなど)は2.0Nmのトルクでねじ止めし、IP67規格に適合する密閉度 を確保する必要があります。 注! モジュールの電源投入時、および最初にPLC に接続する前は、ピン#2 とピン#4 がデ ジタル入力に設定されています。 注! IO-Link デバイスは、最大長 20m の 3、4、または 5 線式標準ケーブル I/O コネクター に接続できます。

チャネル

LED とステータスビット

以下の表は、LED の動作、説明、および対応するステータスビットを示しています。 DI: DO: SI: SO: EPS: IO-Link: ピン2 に設定されたデジタル入力 ピン2 に設定されたデジタル出力 ピン4 に設定された標準デジタル入力 ピン4 に設定された標準デジタル出力 拡張電源 設定済みIO-Link LED 色の状態 入力処理データ - ステータスビット 状態および説明 C1、C9 C3、C11 C5、C13 C7、C15 (ピン2) 消灯 エラーなし DI が設定されているが非アクティブ(1 に設定されていない) DO が設定されているが通電なし 緑で連続点灯 エラーなし DI がアクティブ DO / EPS に通電中 赤で連続点灯 CSx=1 DO / EPS:接地と短絡 DO:過負荷検出(>500mA) OVUB =1 全PSx=1 DO / EPS に通電中で、UB が過電圧(> 30V) OLUB =1

PSx=1 DO / EPS に通電中で、UB が過電流(> 約 10A) UVUB =1

全PSx=1 DO / EPS に通電中で電圧不足(UB < 19.2V) OVUL =1 DO / EPS:通電中で、UL が過電圧(UL > 30V) UVUL =1 DO / EPS:通電中で、UL が電圧不足(UL < 19.2V) PSx=1 DI/DO/EPS 設定済み:L+が短絡 DI/DO/EPS:L+が過負荷(1.6A) C0、C8 C2、C10 C4、C12 C6、C14 (ピン4) 消灯 エラーなし SI が非アクティブ SO に通電なし IO-Link が非アクティブ 緑で連続点灯 エラーなし SIO モードのピンの状態を表示: - SI がアクティブ - SO に通電中 青で連続点灯 IOLSx = 0 および IOLDx=0 青のLED は IO-Link 通信の実際の状態を表示 IO-Link デバイスが接続され、OPERATE 状態

(33)

HarshIO 600 eIP  33  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール 青で点滅 IOLSx =3 および IOLDx=1 IOLSx =0 および IOLDx=1 青のLED は IO-Link の実際の状態を表示: 1Hz で点滅:デバイスの検索中、ウェイクアップモード 2Hz で点滅:デバイスを発見し、PREOPERATE 状態 赤で連続点灯 CSx=1 SO:通電中で接地と短絡 SO:過負荷検出(>500mA) UVUB =1 全PSx=1 IOLSx # 0(設定され ている場合) SO に通電中か IO-Link が設定されている場合に、 電圧不足(UB < 19.2V) OVUB =1 全PSx=1 IOLSx # 0(設定され ている場合) SO に通電中か IO-Link が設定されている場合に、 UB が過電圧(> 30V) OLUB =1 全PSx=1 IOLSx # 0(設定され ている場合) SO に通電中か IO-Link が設定されている場合に、 UB が過電流(> 約 10A) OLUL=1 全PSx=1 IOLSx # 0(設定され ている場合) SO に通電中か IO-Link が設定されている場合に、 UL が過電流(> 約 10A) 赤で点滅 PSx=1 1Hz で点滅:SI:L+が短絡 1Hz で点滅:SI:L+が過負荷(1.6A) IOLSx # 0 2Hz で点滅:IO-Link デバイスが接続されているが、検証に失敗 CSx: UVx: OVx: OLx: PSx: IOLSx: IOLDx: チャネルステータス(x = チャネル番号) 電圧不足(x = UL または UB) 過電圧(x = UL または UB) 過負荷(x = UL または UB) ポートステータス(x = チャネル番号) - ピン 1(L+)の状態 IO-Link のステータス IO-Link データ有効

(34)

HarshIO 600 eIP  34  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

機能接地の接続

機能接地(FE0)は常に接地に接続し、モジュールを正常に動作させる必要があります。

2 つの機能接地(FE1 と FE2)は機能接地(FE0)に接続されていません。

!

機能接地接続用の3 個のねじ式端子(FE0 / FE1 / FE2)はガルバニック絶縁されてい ます。

機能接地N°0(FE0)

(35)

HarshIO 600 eIP  35  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール シールドプレートの位置に応じて、機能接地のさまざまな接地への接続が可能です。

スイッチ

(36)

HarshIO 600 eIP  36  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

5. I/O データのマッピング

I/O メッセージング

HarshIO モジュールは最大 8 つの I/O 接続をサポートしています。接続が少ないほど、データの I/O 更新レー ト(RPI 値)が高速化します。

I/O 接続:

- HarshIO モジュールは、2 つのトランスポートクラス 1 I/O 接続(Cyclic および Change-Of-State トリガー)をサポートしています。

o Exclusive Owner × 1

 ユニキャストまたはマルチキャスト(TO)接続  ユニキャスト(OT)接続

o 7 つの Listen Only または Input Only(Exclusive Owner 接続がない場合は 8 つの Input Only 接続)

 マルチキャストまたはユニキャスト(TO)接続 注!

Listen Only 接続では、ネットワークに第 2 の Ethernet/IP スキャナを接続し、

入力処理データを監視できます。たとえば、HMI/SCADA アプリケーションで

(37)

HarshIO 600 eIP  37  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

EtherNet/IP アセンブリーインスタンス

EtherNet/IP アセンブリーインスタンス経由で I/O 処理データを入手できます。以下に、接続タイプに応じた リストを示します。 入力 アセンブリー データ長 (バイト) 出力 アセンブリー データ長 (バイト) 構成 アセンブリー データ長 (バイト) EDS エントリ Exclusive Owner デジタルI/O とステータス 110 8 121 36 100 260 なし デジタルI/O とステータス + 4 バイト I/O

のIO-Link 111 88 121 36 100 260 EO_PD_4 bytes デジタルI/O とステータス + 8 バイト I/O

のIO-Link 112 120 122 68 100 260 EO_PD_8 bytes デジタルI/O とステータス + 32 バイト

I/O の IO-Link 113 312 123 260 100 260 EO_PD_32 bytes Input Only

デジタルI/O とステータス 110 8 198 0 100 260 または 0 IO_StatusIO_Status-No Conf または デジタルI/O とステータス + 4 バイト I/O

のIO-Link 111 88 198 0 100 260 または 0 IO_PD_4 bytes または IO_PD_4 bytes-No Conf デジタルI/O とステータス + 8 バイト I/O

のIO-Link 112 120 198 0 100 260 または 0 IO_PD_8 bytes IO_PD_8 bytes-No Conf デジタルI/O とステータス + 32 バイト

I/O の IO-Link 113 312 198 0 100 260 または 0 IO_PD_32 bytes IO_PD_32 bytes-No Conf Listen Only

デジタルI/O とステータス 110 8 199 0 100 260 または 0 LO_Status LO_Status-No Conf デジタルI/O とステータス + 4 バイト I/O

のIO-Link 111 88 199 0 100 260 または 0 LO_PD_4 bytes LO_PD_4 bytes-No Conf デジタルI/O とステータス + 8 バイト I/O

のIO-Link 112 120 199 0 100 260 または 0 LO_PD_8 bytes LO_PD_8 bytes-No Conf デジタルI/O とステータス + 32 バイト

I/O の IO-Link 113 312 199 0 100 260 または 0 LO_PD_32 bytes LO_PD_32 bytes-No Conf

!

EtherNet/IP スキャナ設定ツールが EDS ファイルの管理をサポートしていない場合 は、アセンブリー番号を手動で設定して処理データにアクセスする必要がありま す。

– Rockwell Automation RSLogix 5000 ソフトウェアによる HarshIO アセンブリーの設定例 –

(38)

HarshIO 600 eIP  38  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

入力処理データのマッピング

アセンブリー

#110 - デジタルデータ + IO-Link データなし

処理入力データ(8 バイト) ビット オフセット (バイト単位) 7 6 5 4 3 2 1 0

00 DI7 SI6 DI5 SI4 DI3 SI2 DI1 SI0

01 DI15 SI14 DI13 SI12 DI11 SI10 DI9 SI8

02 PS7 PS6 PS5 PS4 PS3 PS2 PS1 PS0

03 n/u OLUL OVUL UVUL n/u OLUB OVUB UVUB

04 CS7 CS6 CS5 CS4 CS3 CS2 CS1 CS0

05 CS15 CS14 CS13 CS12 CS11 CS10 CS9 CS8

06 IOML6 IOLM4 IOLM2 IOLM0

07 IOLM14 IOLM12 IOLM10 IOLM8

SIx:SI - 標準入力データ(x = チャネル番号) – ピン 4 DIx:DI - デジタル入力データ(x = チャネル番号) – ピン 2 PSx:ポートステータス(x = ポート番号) - ピン 1(L+)の状態 1:短絡を検出 0:デフォルトなし UVx:電圧不足(x = UL または UB) 1:電圧不足を検出 0:デフォルトなし OVx:過電圧(x = UL または UB) 1:過電圧を検出 0:デフォルトなし OLx:過負荷(x = UL または UB) 1:過負荷を検出 0:デフォルトなし CSx:チャネルステータス(x = チャネル番号) – デジタル出力(DO – ピン 2)または標準出力(SO – ピン 4)の状態 1:短絡を検出 0:デフォルトなし IOLMx:IO-Link 通信モード(x = チャネル番号) 0:IO-Link 通信が非アクティブ 1:IO-Link 通信がアクティブ

(39)

HarshIO 600 eIP  39  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

アセンブリー

#111 - デジタルデータ + IO-Link デバイスごとに 4 バイトデータ

入力処理データ(8 バイト) ビット オフセット(バイト単位) 7 6 5 4 3 2 1 0

00 DI7 SI6 DI5 SI4 DI3 SI2 DI1 SI0

01 DI15 SI14 DI13 SI12 DI11 SI10 DI9 SI8

02 PS7 PS6 PS5 PS4 PS3 PS2 PS1 PS0

03 n/u OLUL OVUL UVUL n/u OLUB OVUB UVUB

04 CS7 CS6 CS5 CS4 CS3 CS2 CS1 CS0

05 CS15 CS14 CS13 CS12 CS11 CS10 CS9 CS8

06 IOLM6 IOLM4 IOLM2 IOLM0

07 IOLM14 IOLM12 IOLM10 IOLM8

IO-Link チャネルごとのオフセット(バイト単位) IO-Link 処理データ(4 バイト) C0 C2 C4 C6 C8 C10 C12 C14 8 18 28 38 48 58 68 78 IO-Link 入力処理データ(4 バイト) 12 22 32 42 52 62 72 82 IOLS(ビット 0~14) + IOLD(ビット 15)(2 バイト) 14 24 34 44 54 64 74 84 IOL_LE_SC(1 バイト) 15 25 35 45 55 65 75 85 IOL_LE_EQ(1 バイト) 16 26 36 46 56 66 76 86 IOL_LE_EC(2 バイト) 入力処理データについては、「入力アセンブリー#110」を参照してください。 IO-Link 入力処理データ:IO-Link 処理データがマッピングされる領域 IOLS - デバイスの IO-Link 通信ステータス • 0 – デバイスが接続され、エラー検出なし • 1 – デバイスが未接続 • 2 – デバイスが切断 • 3 – 検出中 • 6 – 無効なリビジョン ID • 7 – 無効なベンダーID • 8 – 無効なデバイス ID • 9 – 無効なシリアル番号 • 10 – 無効なサイクル • 11 – チャネルが標準 IO として設定済み • その他 – テクニカルサポートにお問い合わせください IOLD - IO-Link データ有効 • 1 – データ有効 • 0 – データ無効

IOL_LE_SC – IO-Link Last Event:シーケンシャルカウント

このパラメータは、最近のIO-Linkイベントの数です。新しいイベントが発生すると、このカウンタが1つ増加

します。

IOL_LE_EQ - IO-Link Last Event:イベント修飾子

このパラメータは、イベントのインスタンス、ソース、タイプ、およびモードを表しています。

「IO-Link イベントとエラーコード」の章を参照してください。

IOL_LE_EC - IO-Link Last Event:イベントコード

このパラメータは、イベントコードを表しています。イベントコードの定義については、各IO-Link デバイス

のデータシートを参照してください。

(40)

HarshIO 600 eIP  40  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

アセンブリー

#112 - デジタルデータ + IO-Link デバイスごとに 8 バイトデータ

入力処理データ(8 バイト) ビット オフセット(バイト単位) 7 6 5 4 3 2 1 0

00 DI7 SI6 DI5 SI4 DI3 SI2 DI1 SI0

01 DI15 SI14 DI13 SI12 DI11 SI10 DI9 SI8

02 PS7 PS6 PS5 PS4 PS3 PS2 PS1 PS0

03 n/u OLUL OVUL UVUL n/u OLUB OVUB UVUB

04 CS7 CS6 CS5 CS4 CS3 CS2 CS1 CS0

05 CS15 CS14 CS13 CS12 CS11 CS10 CS9 CS8

06 IOLM6 IOLM4 IOLM2 IOLM0

07 IOLM14 IOLM12 IOLM10 IOLM8

IO-Link チャネルごとのオフセット(バイト単位) IO-Link 処理データ(8 バイト) C0 C2 C4 C6 C8 C10 C12 C14 8 22 36 50 64 78 92 106 IO-Link 入力処理データ(8 バイト) 16 30 44 58 72 86 100 114 IOLS(ビット 0~14) + IOLD(ビット 15)(2 バイト) 18 32 46 60 74 88 102 116 IOL_LE_SC(1 バイト) 19 33 49 61 75 89 103 117 IOL_LE_EQ(1 バイト) 20 34 50 62 76 90 104 118 IOL_LE_EC(2 バイト) 入力およびIO-Link 処理データについては、「入力アセンブリー#110」および「アセンブリー#111」を参照 してください。

アセンブリー

#113 - デジタルデータ + IO-Link デバイスごとに 32 バイトデータ

入力処理データ(32 バイト) ビット オフセット(バイト単位) 7 6 5 4 3 2 1 0

00 DI7 SI6 DI5 SI4 DI3 SI2 DI1 SI0

01 DI15 SI14 DI13 SI12 DI11 SI10 DI9 SI8

02 PS7 PS6 PS5 PS4 PS3 PS2 PS1 PS0

03 OLUL OVUL UVUL OLUB OVUB UVUB

04 CS7 CS6 CS5 CS4 CS3 CS2 CS1 CS0

05 CS15 CS14 CS13 CS12 CS11 CS10 CS9 CS8

06 IOLM6 IOLM4 IOLM2 IOLM0

07 IOLM14 IOLM12 IOLM10 IOLM8

IO-Link チャネルごとのオフセット(バイト単位) IO-Link 処理データ(32 バイト) C0 C2 C4 C6 C8 C10 C12 C14 8 46 84 122 160 198 236 274 IO-Link 入力処理データ(32 バイト) 40 78 116 154 192 230 268 306 IOLS(ビット 0~14) + IOLD(ビット 15)(2 バイト) 42 80 118 156 194 232 270 308 IOL_LE_SC(1 バイト) 43 81 119 157 195 233 271 309 IOL_LE_EQ(1 バイト) 44 82 120 158 196 234 272 310 IOL_LE_EC(2 バイト) 入力およびIO-Link 処理データについては、「入力アセンブリー#110」および「アセンブリー#111」を参照 してください。 警告! 構成されたIO-Link入力処理データのサイズ(4バイトなど)が、接続されたIO-Linkデ バイスのIO-Link入力処理データサイズ(32バイトなど)よりも小さい場合は、 EtherNet/IP接続が確立され、データの最初の4入力バイトが消費されます。

(41)

HarshIO 600 eIP  41  IP67 EtherNet/IP 用 IO-Link モジュール

出力処理データのマッピング

アセンブリー

#121 - デジタルデータ + IO-Link デバイスごとに 4 バイトデータ

出力処理データ(4 バイト) ビット オフセット(バイト単位) 7 6 5 4 3 2 1 0

00 DO7 SO6 DO5 SO4 DO3 SO2 DO1 SO0

01 DO15 SO14 DO13 SO12 DO11 SO10 DO9 SO8

02 CSIC14 CSIC12 CSIC10 CSIC8 CSIC6 CSIC4 CSIC2 CSIC0

03 EFA IO-Link チャネルごとのオフセット(バイト単位) IO-Link 処理データ(4 バイト) C0 C2 C4 C6 C8 C10 C12 C14 4 8 12 16 20 24 28 32 IO-Link 出力処理データ(4 バイト) SOx:SO - 標準出力データ(x = チャネル番号) – ピン4 DOx:DO - デジタル出力データ(x = チャネル番号) – ピン2 CSICx:IO-Linkモードに設定されたIO-LinkポートをSIモードに切り替えるコマンド(x = チャネル番号 – ピン 4)。「SI with IO-Link」の章を参照してください。 • 0 – SI モード • 1 – IO-Link モード

EFA:Electrical Fault Acknowledgement。このトグルビットは、電気的障害の手動認識に使用されます。 Electrical Fault Acknowledgementモードについては、「構成アセンブリー#100」を参照してください。 IO-Link入力処理データ:IO-Link処理データがマッピングされる領域

アセンブリー

#122 - デジタルデータ + IO-Link デバイスごとに 8 バイトデータ

出力処理データ(4 バイト) ビット オフセット(バイト単位) 7 6 5 4 3 2 1 0

00 DO7 SO6 DO5 SO4 DO3 SO2 DO1 SO0

01 DO15 SO14 DO3 SO12 DO11 SO10 DO9 SO8

02 CSIC14 CSIC12 CSIC10 CSIC8 CSIC6 CSIC4 CSIC2 CSIC0

03 EFA IO-Link チャネルごとのオフセット(バイト単位) IO-Link 処理データ(8 バイト) C0 C2 C4 C6 C8 C10 C12 C14 4 12 20 28 36 44 52 60 IO-Link 出力処理データ(8 バイト) 出力およびIO-Link処理データについては、「出力アセンブリー#121」および「アセンブリー#122」を参照し てください。

アセンブリー

#123 - デジタルデータ + IO-Link デバイスごとに 32 バイトデータ

出力処理データ(4 バイト) ビット オフセット(バイト単位) 7 6 5 4 3 2 1 0

00 DO7 SO6 DO5 SO4 DO3 SO2 DO1 SO0

01 DO15 SO14 DO3 SO12 DO11 SO10 DO9 SO8

02 CSIC14 CSIC12 CSIC10 CSIC8 CSIC6 CSIC4 CSIC2 CSIC0

03 EFA

IO-Link チャネルごとのオフセット(バイト単位) IO-Link 処理データ(32 バイト)

C0 C2 C4 C6 C8 C10 C12 C14

参照

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