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クリプトスポリジウムの遺伝子多型検出法の検討及びその疫学の応用

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Academic year: 2021

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Title

クリプトスポリジウムの遺伝子多型検出法の検討及びその

疫学の応用( はしがき )

Author(s)

呉, 志良

Report No.

平成13年度-平成14年度年度科学研究費補助金 (基盤研究

(C)(2) 課題番号13670243) 研究成果報告書

Issue Date

2002

Type

研究報告書

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/623

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

はしがき

クリプトスポリジウム症は原虫性の新興感染症の中でも公衆衛生上、′最も 重要な感染症の一つとして位置づけられており,全国的に多発することが懸念

されている。本症集団発生時iごおける汚染源や感染経路の特定は同症の疫学的

な解析のため非常に重要な事項である。我々は従来の:PCR-RFLP

(PCR-Restriction Fr云gment Length

Polymorphism)とPCR⊥ssCp(PCR-Single

StrandConformational_Polymorphism)を組み合わせた方法を用いて、PCR断片

の遺伝子多型の解析により

曙揮わ却お力弛れ押〝闇の株間の相違を調べた。こ

の方法の有効性(特に、畢現性、感度、特異性)を検証し、眉に発展させるた

めに、可及的に多くに分離株を集めて、遺伝子型を検索した。

高感度の遺伝子型タイピング方法を開発するため、地域(日本、イタリア、

ネパール)や宿主(人、牛、羊)由来の異なるCp∂∫Ⅷ 41株の糖蛋白遺伝

子(Cp$P40/15)を解析した。DNAシーク土ンス甲解析結果により、これら株の

I)NA多型性に富んでいる事が示された。41株のCpgp40/15遺伝子型を

PC良-RFLPとRFLP-SSCPで解析した結泉従来のGenotypeIとGenotypeIIに

ダイビングすることができた。.また、GenotypeI.株がGenotypeIal,Ia2,Ib

及びIeに、GenotypeII株がGenotypeIIa,ⅠIb及びⅠIcにタイピングできた。

こ町方絵によって、日本の人由来株がGenotypeIal及びIe、ネパールの人由来

株がIa2、イタリアめ人由来株がIbにタイピングされた。また、GenotypeII の株は、日本の牛由来株がGenotypeIIa、イタリ_アの牛由来株がⅠIb、イタリ アの羊由来株がⅠIcにタイピングされた。Cpgp40/15遺伝子型は地域や宿主の 由来と関連があった。

さらに、一環境中のクリプトスポリジウム原卑を高感度で検出することは困

難であるため、高感度で高い特異性を持つPCRプライマーの開発に着手した。

検出感度ではプライマーSB281,SB298及びSBO12が最も高い感度を持ち、他の

常用プライふ-と比べて、50倍以上の検出感度を達成した。さらに、これら

のプライマーで増幅したDNAのRFLP解析で、C:parvL&のGenotypeIとGenotype IIをタイピングすることができた。 き

(3)

以上の結果は、作成した高感度プライマーによって環境水からのCp∂rⅧ の検出・同定、及び遺伝子型の解析が可能であることを示している。 また、 Cpgp40/15遺伝子のPCR-RFLP-SSCPの解析が最もhighresolutionであり、いま までの方法でタイピングができない遺伝子型が明らかにできた。 この方法に よって、とp∂rF㌦の遺伝子型の多型性が把握でき、これを応用する事によって、

感染源や汚染環境からの分離株の感染経路あるいは感染源の推定が可能になる■

ことが期待される。

今後は開発したPCRプライマーと遺伝子型の解析方法を用いて、環境分離

株ゐ遺伝子型の分類・由定の実用性を検討する予定である。

参照

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