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岡山市議会政務調査費についての日本共産党岡山市議団の見解 日本共産党岡山市議団

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Academic year: 2021

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1 岡山市議会政務調査費についての日本共産党岡山市議団の見解 1 研究研修費について (1)団体会費及び同会発行紙等の判断について 青森地裁(H19.5.25 判決)は、議員の A 協会の平成16年度会員費及び同協 会発行の新聞代を否認している。理由は、議員が同協会の会員費を払っていること や議員の職業が農業であることに照らせば、個人的な支出であると認めるのが相当、 としている。しかし、必ずしも社会的心情または私的関心によらないものもあり、 調査研究に係る費用かどうかは、その会の内容によって判断すべきと考える。 (2)研修費について 市民オンブズマンはわが党市議団が研究研修費を使用していないことを問題視してい る。これまで近距離研修は自己負担として認めずにきたが、今後見直しをしたい。 (3)その他 なお、懇談会費用は今後この費目に計上すべきと考える。 2 調査旅費について (1)視察等について 調査研究のための視察、旅行に伴う費用は、京都地裁(H16.9.15 判決)、奈良地 裁(H16.12.15 判決)、名古屋地裁(H17.5.26 判決)、青森地裁(H19.5.25 判決)の判例 によれば是認されるものと判断される。なお、名古屋地裁判決が調査旅費を旅費条例に 準じて支出する取り扱いが許されるとしていることからすれば、日当支給も許されると してもよいのではないかと思われる。 札幌高裁(H19.2.9 判決)が姉妹都市との友好交流、国際会議等の誘致等を政策課題と している際の英語教材や教材のための CD プレーヤーの購入費を是としていることから すれば、金額に相違はあるものの友好交流のための視察旅費は許されるのではないかと 思われる。わが党市議団はこの費目を費消していない。これまで、近距離視察、及び調 査研究、議員の個人研修に係る経費を自己負担としている現状であるが見直しも含め今 後の課題としたい。 3 資料作成費について (1)質問時の写真DP費用について 代表質問及び個人質問時の写真DP 費用は、「政務調査費を広報費に使用すること が適法」との宇都宮地裁(H15.10.15 判決)の判例から推量すれば、広報に必要な写真 DP 代として是認が妥当と判断される。 我が党市議団がこの費目も費消していない。項目の整理も含め、見直しをしたいと思う。

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2 4 資料購入費について (1)新聞、雑誌等の購読料について 京都地裁(H16.9.15 判決)、京都地裁(H17.8.25 判決)、青森地裁(H18.10.20 判 決)、青森地裁(H19.5.25 判決)によれば使途基準に該当すると判断している。按分 ではなく、全額是認と判断する。 また特定政党の機関紙その他の発行紙及び書籍代は京都地裁(H16.9.15 判決)、青 森地裁(H19.5.25 判決)によれば、使途基準に該当するとされている。是認が相当 ではないかと判断する。 日本共産党発行に係る紙誌は否認し、運動紙(岡山県平和委員会、原水協、商工新 聞、平和運動誌、社会保障誌、民主青年新聞、新婦人新聞等)は日本共産党の支援団体 であるため否認というが、前記判例によれば是認が相当と考えられる。「運動団体は日本 共産党の支援団体であるためその発行紙誌も否認」との考え方は市民オンブズマンの判 断(運動団体に対する認識)の誤りといわざるをえない。 また、市民オンブズマンは岡山日日新聞、山陽新聞は按分50%であるというがその 根拠は貧弱である。また家でも取っているという見解であるが、調査用スクラップのた めのものでもあり、判例によっても是認が相当である。業界紙であるため、県民ガイド 新聞は否認というが、県民ガイド新聞も新聞であり、否認に相当する理由がない。なお、 業界紙が政務調査に不要という市民オンブズマンの認識は皮相に過ぎると思われる。例 えば、入札などの事案は業界紙の研究が不可欠である。 そして、企業年報は否認というが、企業年報は岡山市の業務の多くが外部委託される 現状においては調査研究に必要な資料である。例えば、今回問題となった株式会社リッ トシティについての質問にも大いに寄与している。 (2)一般雑誌、地図等について 「住宅地図は否認」というが、住民の自治体に対するご意見を聴取するための訪問 及び会合場所の確認には広大な岡山市において必携である。 また、一般雑誌 Newton は否認というが、一派雑誌すべてを否認する認識はいかが なものかと思われる。なお、Newton は科学雑誌であり、議会質問にも有用である。よっ て、是認が相当と思われる。 ・資料99~105の山陽新聞はスクラップ用として購読したものであり、否認では なく、是認が相当である。 ・ 資料61,62,64,127の岡山人権研究所、日本原水爆被害団体協議会、地 域人権運動岡山市連絡会は、領収書に書籍名の記載もれであったが、我が党市議団の帳 簿と相手先の領収書とも確認し、「地域と人権21」「被団協新聞」「人権連の新聞」等の それぞれの運動誌とだということが明確であり、前述の理由と同様で是認が相当である。 資料96、109のクレスコは全日本教職員組合の運動誌であり文教委員の竹永議員 が他都市の教育委員会の動向や国の動きを参考にするためにとっていたものであり前述

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3 同様是認と思われる。 ・この項の総論としては京都地裁(H16.9.15 判決)、京都地裁(H17.8.25 判決)、青森地 裁(H18.10.20 判決)、青森地裁(H19.5.25 判決)は新聞、雑誌等の購入料を、京都 地裁(H16.9.15 判決)及び青森地裁(H19.5.25 判決)は特定政党の機関紙その他の 発行紙及び書籍代を認めている。 なお、青森地裁(H18.10.20 判決)はスポーツ新聞を、青森地裁(H19.5.25 判決)は 同窓会名簿の購入費を私的なものとして否認している。 運動誌は否認というが・・岡山県平和委員会、原水協、商工新聞、平和運動誌、社会 保障誌、民主青年新聞、新婦人新聞・・貴会は運動誌発行団体が日本共産党の支援団体 だから否認とするが、誰が支援団体と認定したのか、その誤った認識はそれぞれの団体 に対して失礼ではないか。なお、係る団体はそれぞれの独自の調査研究をされ、政務調 査活動にとって有益である。よって、是認とすべきである。 上記の判例からも是認が妥当と判断される。 5 広報費について (1)市政ニュース等について 宇都宮地裁(H15.10.15 判決)は、広報費を使途基準として定めることにつき、「県 議会において、県民の意思を適正に反映させることは必要不可欠であり、県民の意思を 収集、把握することは議員の調査研究の一環として重要であるところ、議会活動及び県 政に関する政策等を県民に知らせることは、県政に対する県民の意思を的確に収集、把 握するための前提として意義を有するものということができ」、政務調査費を広報費に使 用することは適法であるとしている。 また、青森地裁(H16.11.9 判決)は、議員としての調査研究活動等の内容について、住 民に報告することを前提に作成された報告書の製作費用を是認としている。 以上から、判断すれば、現職議員とこれから議員を目指そうとする者との不公平論に おける憲法判断、及び市条例が地方自治法100条第14項に違反するかどうかはこれ からの法廷闘争の結果によって判断されるべきものであり、現時点における判決から判 断すれば、是認が相当であると思われる。よって、市議会発言集も是認が相当である。 葉書も市政報告として使用する限り全額是認が相当と判断される。 ・わが党市議団の市政ニュース(団、個人)の作成費、郵送料を50%と按分している が、前記判例からして全額是認が相当である。 ・ 資料8の質問傍聴案内費は直接住民に市政を知っていただくための案内 費であり、判例で広報費が是認である以上是認が相当と判断される。 (2)郵送料・切手代について ・ 資料46、47、48、60の切手購入代は年越しとの見解により否認とのことだ が、この見解は市民オンブズマンの年度末の議会の多忙さをご理解いただけていないた

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4 めの認識の誤りと思われる。2月議会は来年度の予算審議をする議会でもあり、議会報 告と同時並行で報告書作成及び郵送作業をおこなうため切手を購入することとなった。 なお、郵送作業軽減のために郵便局でおこなう百通以上の特配について700.702, 703は認められるが、そうではなく切手でなければ郵送できない市内区域も多く存在 することをお知りいただいたうえでのご判断をお願いしたいと思う。 ・市政ニュース(団及び個人)の作成費、郵送料等50%とのことだが・・青森地方裁 判所平成16年11月9日判決によれば、「議員としての調査研究活動等の内容について、 住民に報告することを前提に作成された報告書の政策費用は使途基準に該当する」とし ている。また、宇都宮地方裁判所平成15年10月15日判決によれば、「議会活動及び 県政に対する県民の意思を的確に集約・把握するための前提として意義を有する。政務 調査費を広報費に使用することは適法」であるとしている。よって、是認とすべきであ る。 6 広聴費について (1)懇談会について 京都地裁(H16.9.15 判決)において、中国の市との友好交流を進めるための意見交換 や情報公開を行う懇話会会費、地元議会議員が地元選出衆議院議員を招いて、各自治体 が抱える課題等の意見交換を行い、また、当該衆議院議員から国政の報告を受ける「研 修会」、及び自衛隊の基地周辺住民等から自衛隊に寄せられる意見や要望等を踏まえ、自 衛隊幹部と意見交換や情報交換を行う新年交礼会会費が認められていることからすれば、 市政に対する意見を聴取するための懇談会の案内費用は全額是認が相当と考えられる。 なお、市政報告会、質問ダビング費も広報費の項で述べたように全額是認が相当と判 断される。 また、わが党市議団の懇談会の案内費を否認としているが、懇談会はわれわれが市民の意 見を直接聴取するための経費であり、政務調査活動の要諦である。 懇談会の案内は政 務調査活動の要諦であり、是認すべきである。アンケート調査活動費が全額是認される ならば、直接市民の声を聞くための懇談会の経費が否認となる理由がない。 7 人件費について 京都地裁(H17.8.25 判決)は、会派が雇用している職員は、会派の調査研究活動に 係る事務を全般にわたり補助するために必要な人員として雇用されているものであり、 その給料等は、使途基準に定める「人件費」にあたるとしている。よって、全額が是認 されるべきと考える。 なお、青森地裁(H19.5.25 判決)はアルバイト名目での妻に対する支出は否認してい る。わが党市議団の被雇用者は政治活動をしておらず、われわれは市条例の政治活動を しないという原則を各項目分野において遵守してきた。この費目についても同様の厳格 な実施をしてきたところである。よって、是認が妥当である。

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5 ・わが党事務局職員は勤務時間内はいっさいの政党活動をしていない。 8 事務費について (1)事務所費について 事務所費について、名古屋地裁(H17.5.30 判決)は会派所属議員が個人で借りている 事務所の水道光熱費等の諸経費、大阪地裁(H18.7.19 判決)は父親と同居する建物の一 部を事務所として使用することに係る家賃として支出した月額4万円を前者は少なくと も選挙活動に用いられていないこと、後者は調査研究活動のための事務所としての実態 を有している限り不自然ではない、と認めている。これまで事務所費は自己負担として いるが今後の検討課題としたい。 (2)事務物品費等について ・京都地裁(H16.9.15 判決)は会派控室において使用するコーヒー豆、お茶菓子、食 器洗剤、スポンジ、及び市政、市議会の報告のため使用していた会派所有軽自動車のガ ソリン代年計2万4301円を、名古屋地裁(H17.5.30 判決)は会派所属議員が購入し たパソコン、コピー機のリース代を、京都地裁(H17.8.25 判決)は会派が購入したワイ アレスアンプ、液晶プロジェクター、ハイビジョンテレビ、椅子一式、ファクシミリ、 コピー機、新聞はさみ、ホワイトボード、ホッチキス、同針、デジタルカメラ及びサイ クロンクリーナーを、青森地裁(H16.2.24 判決)及び京都地裁(H17.8.25 判決)は会派 控室の花代をそれぞれ年2100円、週3150円を、大阪地裁(H18.7.19 判決)はコ ピー機のリース代を許容している。 但し、大阪地裁(H18.7.19 判決)は議員が所持する携帯電話の使用料金のうち8割を 認めているが、青森地裁(H19.5.25 判決)は携帯電話の使用料金を否認している。 わが党市議団に対する査定では、コピー機、FAX 費、印刷機インク代等を按分率50% としている。しかし、判例からみても是認が相当と判断される。わが党市議団は携帯電 話使用量も個人負担としており、厳格にしてきたところであるが、今後もこの姿勢は堅 持したい。 資料5,21~23,38,39,42,55,59は「政務調査ではない。また、 使途不明である」として否認しているが、写真等はニュース作成に欠かせないものであ り、是認が相当と判断される。なお、写真DP 費は資料作成費の項に計上すべきと考え、 改善する。 9 雑費について 雑費についての指摘はないが、事務費と雑費の仕分けをすべきであり、改善を要 すると考える。

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6 10・わが党市議団のオンブズマンの見解に関する総論 市民オンブズマンの活動に敬意を表する。今回の指摘は重要な指摘と受け止め今後の改 善に役立てたい。わが党市議団は貴会と同じく費用弁償の廃止及び政務調査費の公開をも とめて奮闘してきた。この間、費用弁償は法務局に供託して受け取らずにきた。その後世 論の高まりもあり、費用弁償は08年4月廃止、政務調査費は08年7月から公開が全会 一致の運びとなり実現した。 市民オンブズマン同様、政務調査費の公開を一貫してもとめてきた結果の成果だと確信 をしている。市条例第一条において、政務調査費は議員の調査研究に資するため必要な経 費の一部として支給されるとある。よってまた今後も市民への公開は継続すべきと考える が、「必要な経費」の見解の相違が市民オンブズマンの指摘事項と若干あるので意見として のべさせていただいた。

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