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イスラム諸国における化粧品市場調査結果(アラブ首長国連邦)

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イスラム諸国における

化粧品市場調査結果

(アラブ首長国連邦)

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- 目次 -

1. 対象国の概況 ...

1

(1) アラブ首長国連邦 基礎情報 ... 1

(2) アラブ首長国連邦ムスリム市場 基礎情報 ... 2

2. アンケート調査概要 ...

6

(1) 調査の目的 ... 6

(2) 調査実施概要 ... 6

3. アンケート調査結果 ...

7

(1) 回答者の属性 ... 7

(2) 調査結果概要 ... 14

(3) 設問別調査結果(全員) ... 17

(4) 設問別調査結果(日本に行ったことがある人のみ) ... 57

4. (参考)アンケート調査項目 ...

68

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アラブ首長国連邦 基礎情報

項目 内容 面積 83,600 平方キロメートル 人口 約 880 万人 首都 アブダビ 民族 アラブ人 言語 アラビア語 宗教 イスラム教 政権 大統領:ハリーファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下 (アブダビ首長) 首相:ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム殿下 (副大統領、ドバイ首長) 外相:アブダッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下 主要産業 石油・天然ガス、建設、サービス GDP 3,838 億ドル(2013 年暫定値)(世界銀行) GDP 成長率 4.4%(2012 年)(世界銀行) 物価上昇率 2.42%(2014 年 8 月分 前年同月比(基準年 2007 年)) 貿易品目(総額) 輸出:原油、天然ガス、原油製品、再輸出品(金、電化製品等) 輸入:自動車、機械、電化製品 貿易相手国・地域 (総額) 輸出:日本、インド、イラン、タイ 輸入:インド、中国、米国、ドイツ 経済概要 豊富な石油収入を背景に活発な対外投資が行われている(特にア ブダビ)。同時に石油モノカルチャー経済からの脱却を図ってお り、製造業やサービス業等産業の多様化に努めている。 ドバイは商業・運輸のハブとして発展(ジャバルアリー・フリー ゾーンには 7,100 社以上が進出。エミレーツ航空は世界の 59 都市 に運航)。

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(2) アラブ首長国連邦ムスリム市場 基礎情報

 アラブ首長国連邦(United Arab Emirates:UAE)の自国民のほとんどがイスラム教徒 であり、インドやパキスタンなどアジア地域を中心とする出稼ぎ労働者等による移 住者で人口の 8 割を占める。  UAE の国内化粧品市場は拡大しつつある。UAE 国内の化粧品市場の拡大を背景に、 女性の社会進出の進歩に伴う財力のある女性消費者の増加がみられる5  UAE においては、女性の外見・容姿は重要視されており、低所得層の人でも、美容・ 化粧品にかける費用は所得の大きな割合を占めていると言われている6  UAE の女性の化粧品の好みの特徴として、肌が白く見えるファンデーション、マッ トな仕上がりの口紅7「デカ目メイク」用のアイメイク用品8を好んで選択する傾向 がある。  UAE 在住の女性の購買決断は多くの場合、試供品や化粧品販売店の店員に依存して おり、ブランドに対する忠実さは薄いと言われている9  2014 年の UAE 国内化粧品市場のトップシェアを占めるのは、ユニリーバ社、P&G 社等多国籍企業である10 1

Pew Research Center ウェブサイト(http://www.pewforum.org/2011/01/27/table-muslim-population-by-country/) 2 Thomson Reuters (2015) State of the Global Islamic Economy (2014-2015 Report), pp.37-39.

(http://www.flandersinvestmentandtrade.com/export/sites/trade/files/news/342150121095027/342150121095027_1. pdf) 3 JETRO(2011)「中東・北アフリカの化粧品市場調査概要」p.5. (http://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/report/07000934/middle_east_africa_cosme.pdf) 4

Thomson Reuters (2015) State of the Global Islamic Economy (2014-2015 Report), p.218. 5

JETRO(2011)「中東・北アフリカの化粧品市場調査概要」pp.4-8. 6

Euromonitor International (2014) Colour Cosmetic in The United Arab Emirates, p.1. 7

同上

8 JETRO(2011)「中東・北アフリカの化粧品市場調査概要」p.8.

9 Euromonitor International (2014) Colour Cosmetic in The United Arab Emirates, p.1. 10 同上, p.14. 項目 内容 ムスリム人口 約 357 万人1 ムスリム市場規模 N/A ハラール化粧品の 市場規模 49 億米ドル(2013 年推定2) 化粧品の輸入額の 推移 11 億 6 千万米ドル(2009 年3) Global Islamic Economy Indicator (GIEI) Rank 2:71.64

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3

 中東地域のトイレタリー市場の今後の成長予測としては、長時間ベールをかぶる女 性のための頭髪用化粧品のニーズが高く、今後ヘアケア関係の商品が開発され、同 市場の年平均成長率(Compound Annual Growth Rate:CAGR)が 2014-2019 年の 5 年

間で 4%程度となることが予想されている11 ■UAE で販売されている化粧品・トイレタリー商品の一例 UAE の量販店等で販売されている化粧品・トイレタリー商品の一例は以下の通りとなっ ている。 ドバイ市内の高級デパートの化粧品売り場 ドバイのショッピングモール UAE 産のハラール認証ネイルブランド UAE 産の自然派化粧品

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4 ドバイの高級ハイパーマーケットの様子 (スピニーズ) ドバイ某高級大手スーパーの棚の陳列の様子 ドバイ某高級大手スーパーの棚の陳列の様子 ドバイ某高級大手スーパーの棚の陳列の様子 ドバイのハイパーマーケットの様子 (ハイパーパンダ) ドバイ某高級大手スーパーの棚の陳列の様子

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ドバイのフィリピン人スーパーマーケット フィリピンの地場の

コスメ商品が陳列されている様子

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2

2

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調

調

(1) 調査の目的

県内化粧品事業者がハラール化粧品を開発し、新たな販路を開拓するための支援を行う ため、アラブ首長国連邦(UAE)における化粧品の市場調査を実施する。

(2) 調査実施概要

① 調査対象 UAE 在住のイスラム教徒で、かつ 20 歳以上 60 歳未満の女性 ② 調査地域 アラブ首長国連邦 ③ 調査方法 インターネットリサーチ ④ 調査時期 平成 27 年 7 月 24 日~28 日 ⑤ 有効回答数 261 サンプル

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3

3

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調

調

(1) 回答者の属性

1) 国籍

図 2-1 国籍(n=261) 19.9% 80.1% UAE その他 国籍 回答数 割合(%) UAE 52 19.9 インド 42 16.1 パキスタン 39 14.9 エジプト 18 6.9 シリア 18 6.9 ヨルダン 17 6.5 パレスチナ 11 4.2 イラク 8 3.1 スーダン 8 3.1 フィリピン 7 2.7 イエメン 5 1.9 バングラデシュ 5 1.9 ウクライナ 3 1.1 チュニジア 3 1.1 スリランカ 2 0.8 カザフスタン 2 0.8 イギリス 2 0.8 ソマリア 2 0.8 サウジアラビア 1 0.4 南アフリカ 1 0.4 ロシア 1 0.4 オーストリア 1 0.4 ブルガリア 1 0.4 ネパール 1 0.4 ルーマニア 1 0.4 ブルネイ 1 0.4 ベラルーシ 1 0.4 アルバニア 1 0.4 アルジェリア 1 0.4 カナダ 1 0.4 キプロス 1 0.4 コソボ 1 0.4 クウェート 1 0.4 イラン 1 0.4 モロッコ 1 0.4 合計 261 100

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2) 年齢

図 2-2 年齢(n=261) 40.6% 39.1% 14.6% 5.7% 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳 年齢 回答数 割合(%) 20-29歳 106 40.6 30-39歳 102 39.1 40-49歳 38 14.6 50-59歳 15 5.7 合計 261 100.0

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3) 職業

図 2-3 職業(n=261) 29.1 26.4 12.6 8.8 7.3 6.1 3.8 2.3 1.9 1.5 0 5 10 15 20 25 30 35 専業主婦 会社員 ( 一般 ) 専門職(弁護士、医師、教師、教授 ) 無職 学生 公務員 自営業 自由業 会社員 ( 役員、管理職) その他 (%) 職業 回答者数 割合(%) 専業主婦 76 29.1 会社員 (一般) 69 26.4 専門職(弁護士、医師、教師、教授) 33 12.6 無職 23 8.8 学生 19 7.3 公務員 16 6.1 自営業 10 3.8 自由業 6 2.3 会社員 (役員、管理職) 5 1.9 その他 4 1.5 合計 261 100.0

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10 図 2-4 UAE 国籍者の職業(n=52) 23.1 25.0 11.5 5.8 11.5 17.3 5.8 0.0 0.0 0.0 0 5 10 15 20 25 30 専業主婦 会社員 ( 一般 ) 専門職( 弁護士、 医師、 教師、 教授 ) 無職 学生 公務員 自営業 自由業 会社員 ( 役員、 管理職) そ の 他 (%) 回答者数 割合(%) 専業主婦 12 23.1 会社員 (一般) 13 25.0 専門職(弁護士、医師、教師、教授) 6 11.5 無職 3 5.8 学生 6 11.5 公務員 9 17.3 自営業 3 5.8 自由業 0 0.0 会社員 (役員、管理職) 0 0.0 その他 0 0.0 合計 52 100.0

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4) 世帯月収

図 2-5 世帯月収(n=261) 世帯月収 (ADE) 世帯月収 (円換算) 回答者数 割合(%) 999AED以下 0-33,600円以下 10 3.8 1,000-1,499AED 33,600-50,400円 11 4.2 1,500-1,999AED 50,400-67,200円 10 3.8 2,000-2,499AED 67,200-84,000円 5 1.9 2,500-2,999AED 84,000-100,800円 7 2.7 3,000-3,499AED 100,800-117,600円 11 4.2 3,500-3,999AED 117,600-134,400円 2 0.8 4,000-4,999AED 134,400-168,000円 13 5.0 5,000-5,999AED 168,000-201,600円 8 3.1 6,000-7,999AED 201,600-268,800円 18 6.9 8,000-9,999AED 268,800-336,000円 17 6.5 10,000-19,999AED 336,000-672,000円 51 19.5 20,000-29,999AED 672,000-1,008,000円 19 7.3 30,000-49,999AED 1,008,000-1,680,000円 19 7.3 50,000-69,999AED 1,680,000-2,352,000円 4 1.5 70,000-99,999AED 2,352,000-3,360,000円 1 0.4 100,000AED以上 3,360,000円以上 0 0.0 55 21.1 261 100.0 分からない・答えたくない 合計 3.8 4.2 3.8 1.9 2.7 4.2 0.8 5.0 3.1 6.9 6.5 19.5 7.3 7.3 1.5 0.4 0.0 21.1 999AED以下 1,000-1,499AED 1,500-1,999AED 2,000-2,499AED 2,500-2,999AED 3,000-3,499AED 3,500-3,999AED 4,000-4,999AED 5,000-5,999AED 6,000-7,999AED 8,000-9,999AED 10,000-19,999AED 20,000-29,999AED 30,000-49,999AED 50,000-69,999AED 70,000-99,999AED 100,000AED以上 分からない・答えたくない 0 10 20 30 (%)

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12 図 2-6 UAE 国籍者世帯月収(n=52) ※1AED(UAE ディルハム)≒33.6 円(2015 年 7 月時点)。上記の世帯月収(円換算)は、100 円未満四 捨五入。 3.8 7.7 3.8 1.9 1.9 1.9 0.0 3.8 3.8 9.6 7.7 25.0 1.9 7.7 1.9 0.0 0.0 17.3 0 5 10 15 20 25 30 999AED以下 1,000-1,499AED 1,500-1,999AED 2,000-2,499AED 2,500-2,999AED 3,000-3,499AED 3,500-3,999AED 4,000-4,999AED 5,000-5,999AED 6,000-7,999AED 8,000-9,999AED 10,000-19,999AED 20,000-29,999AED 30,000-49,999AED 50,000-69,999AED 70,000-99,999AED 100,000AED以上 分からない・答えたくない (%) 世帯月収 (ADE) 世帯月収 (円換算) 回答者数 割合(%) 999AED以下 0-33,600円以下 2 3.8 1,000-1,499AED 33,600-50,400円 4 7.7 1,500-1,999AED 50,400-67,200円 2 3.8 2,000-2,499AED 67,200-84,000円 1 1.9 2,500-2,999AED 84,000-100,800円 1 1.9 3,000-3,499AED 100,800-117,600円 1 1.9 3,500-3,999AED 117,600-134,400円 0 0.0 4,000-4,999AED 134,400-168,000円 2 3.8 5,000-5,999AED 168,000-201,600円 2 3.8 6,000-7,999AED 201,600-268,800円 5 9.6 8,000-9,999AED 268,800-336,000円 4 7.7 10,000-19,999AED 336,000-672,000円 13 25.0 20,000-29,999AED 672,000-1,008,000円 1 1.9 30,000-49,999AED 1,008,000-1,680,000円 4 7.7 50,000-69,999AED 1,680,000-2,352,000円 1 1.9 70,000-99,999AED 2,352,000-3,360,000円 0 0.0 100,000AED以上 3,360,000円以上 0 0.0 分からない・答えたくない 9 17.3 52 100 合計

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13 なお、アラブ首長国連邦の 2015 年の平均世帯月収の推計値は、34,469AED(約 1,158,200 円)である(ユ ーロモニター推計値)。 図 2-7 年齢別世帯月収(n=206) ※1AED(UAE ディルハム)≒33.6 円(2015 年 7 月時点)。上記の世帯月収(円換算)は、100 円未満四 捨五入。 ※上記の世帯分類は、世帯月収の全サンプルを三等分した値にほぼ等しくなるよう、分類したものである。 なお、未回答(55 サンプル)は除く。(回答者が「10,000-19,999AED」の層に集中しているため、均等 になっていない。) 38.5 37.8 15.6 21.4 46.2 45.1 53.1 28.6 15.4 17.1 31.3 50.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳 世帯月収(下位) 世帯月収(中位) 世帯月収(上位) 区分 世帯月収 円換算 人数 世帯月収(下位) 4,999AED 168,000円以下 69 世帯月収(中位) 5,000-19,999AED 168,000-672,000円 94 世帯月収(上位) 20,000AED 672,000円以上 43 合計 ‐ ‐ 206

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(2) 調査結果概要

■回答者の属性■  アンケート回答者は UAE 在住者を対象とし、国籍は UAE が 19.9%、インド 16.1%、 パキスタン 14.6%となっている。年齢構成は 20 代が 40.6%、30 代が 39.1%、40 代が 14.6%、50 代が 5.7%となっている。回答者の 29.1%が専業主婦、26.4%が会社員で、 回答者の世帯月収で最も多い所得層は 1 万以上~2 万 UAE ディルハム(AED)未満、 19.5%を占める。UAE の平均世帯月収が約 3 万 5 千 AED であるため、回答者で最も多 い所得層は全国平均よりも低い水準の所得層である。さらに特徴的な事項として、世 帯月収が「分からない・答えたくない」層が 20%を超えていることが挙げられる。 ■化粧品・トイレタリー製品の使用・購入状況■  最も多く使用されている化粧品・トイレタリー製品は、シャンプー(90.4%)、(化粧) 石けん(78.9%)、香水(78.5%)、口紅(70.5%)がそれぞれ 70%を超え、洗顔料(63.2%)、 リンス(62.1%)、マスカラ・アイライナー(62.1%)と続いている。ファンデーショ ン(56.3%)、入浴剤等浴用化粧品(50.6%)も半数を超えて使用・購入されている。  各製品の価格帯としては、(化粧)石けんのみが 9AED 未満の製品が大半であるものの、 その他の製品は大多数が 10AED 以上 100AED 未満である。香水の単価は著しく高く、 300AED を超える製品を使用する回答者が 27%と 30%近くに上っている。  化粧品・トイレタリー製品の月間購入額は、スキンケア製品が 147AED、メイクアップ 製品が 170AED、シャンプー・リンスが 78AED となっている。  化粧品の購入場所は、百貨店(50.2%)とハイパーマーケット(49.8%)がそれぞれ 50% 程度となっており、次いで化粧品専門店が 41.0%となっている。購入場所ごとの購入 価格は、ブランド専門店や海外・免税品店では月額 100AED 以上購入するのに対して、 雑貨屋、ハイパーマーケットではその購入額は低い傾向が見られる。  化粧品の情報源は、友人・知人等の評判・口コミが 49.8%と約半数を占め、試供品も 44.1%と高い割合を占めている。その他、テレビ CM で 34.5%、雑誌で 31.0%となって いる。インターネットのブログや口コミサイト(20.7%)、新聞(18.4%)、メーカーの ホームページ(18.0%)からも 20%程度の回答者が情報を得ている。  メイクアップの参考にしている有名人・セレブリティに関しては、上位 9 位までがハ リウッド系の有名人・セレブリティが占め、1 位は Angelina Jolie で 18.8%となってい るか、その他の有名人・セレブリティは 10%以下となっており、「参考にしている人は いない」が 60%近くとなっている。中東系の有名人・セレブリティは、Carole Samaha (歌手、女優、レバノン人、43 歳)が 4.6%、Annabella Samir Hilal(モデル、TV プレ ゼンター、レバノン人、29 歳)が 4.2%など、中東系の有名人・セレブリティのメイク を参考にすると回答した割合は低い。

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15 ■礼拝時のメイクに関して■  礼拝時には化粧を落とす回答者が 73.2%の一方で、メイクをしない回答者が 16.9%を占 め、メイクを落とさない回答者も 10%存在している。マニキュアはしないという回答 者が 34.1%おり、全体の半数以上、マニキュアをする回答者の 93.0%は毎回礼拝の度 にマニキュアを落とすと回答している。また、メイクオフで使用するアイテムのほと んどが専用メイク落としであり、水のみの回答者は 19.5%と 20%以下となっている。 また、礼拝後はメイクをしない回答者が 50.2%と過半数を超えている。 ■ハラール認証に関して■  化粧品の購入時に重視する視点は、「肌への優しさ」が 65.9%と最も高く、世代別に 60%、 69%、71%、73%と 60%を超える回答者が重視している。次いで「価格」(64.0%)、「メ ーカー・ブランド」(48.7%)、「使い心地」(46.0%)、「香りのよさ」(36.8%)、「その商 品を使ったことがあるか」(34.9%)と続く。「ハラールロゴの有無」を重視する回答者 は、29.5%となっている。ハラール認証の化粧品とトイレタリー製品を使っている回答 者は 41.4%にとどまり、ハラール認証マークがあるものとないものとを混在して使用 している回答者と、ハラール認証マークのある製品を使っていないと答えた回答者が 合わせて 58.6%と 60%近くを占めており、ハラール認証マークへのこだわりがそれほ ど高くないことがうかがわれる。なお、この傾向は 30 代に顕著である。今後もハラー ル認証化粧品・トイレタリー製品が増加することへの期待は 75.5%を占め、特に、(化 粧)石けん、シャンプー、口紅、洗顔料、香水、ファンデーション、マスカラ・アイ ライナー、リンス等のハラール認証化粧品のニーズが高い。 ■パッケージに関して■  パッケージは、ピンク、ゴールド、白、赤、シルバー、青、紫、黒等の色が好まれて おり、世代により傾向は多様である。しかし、あらゆる世代でピンクを好む人の割合 は高くなっている。なお、デザインは、かわいく、シンプルで、モダンなものが好ま れている。 ■日本ブランド12に関して■  日本ブランドの使用経験は 40.2%にとどまる。使用したことのある日本ブランドは、 主に(化粧)石けん(12.6%)、洗顔料(9.6%)、シャンプー(8.4%)等である。日本 ブランドの使用理由は、「日本製だから」(37.1%)、「手軽な値段だったから」(35.2%) が 30%を超えた他、「試用してみて気に入ったから」(25.7%)、「既に使用しているか ら」(21.0%)、「友人・知人の評判が良かったから」(20.0%)がそれぞれ 20%を超えて 12 本調査における「日本ブランド」とは、日本企業が現地でその企業の製品として販売している商品 (Japanese brand)を意味している。そのため、日本以外の第三国で生産されたもの、またはその企業が現 地または第三国の企業に生産を OEM 委託したものかどうかについての区別はなされていない。Q17 におい て、日本ブランドの購入動機の選択肢の中に、「日本製かどうか」という回答を設けている。

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16 いる。他方、日本ブランドを使用しない理由としては、「手に入りにくいから・売って いないから」が 44.9%と半数近くを占め、次いで「成分や原材料に不安があるから」 (22.4%)、「価格が高いから」(9.6%)、という理由が挙げられている。なお、若い世 代ほど日本製品を使用したことの無い人の割合が高く、世代が上がるにつれて割合は 低下している。  日本ブランドの化粧品・トイレタリー製品のイメージは、「信頼できる」が 29.1%、「効 果がある」が 20.3%、「手頃な」(19.2%)、「清潔感がある」(17.6%)が続いている。 特筆すべきは「あてはまるものがない」が 37.9%と 40%近くを占め、UAE の市場にお いては、日本ブランドの認知度が高くないことがうかがえる。  現在使用しているブランドは Dove(ボディーシャンプー、ローション、シャンプー、 ユニリーバ社)、Nivea(クリーム、ボディケア)、L’Oreal(メイクアップ製品)、Dettol (石けん、ボディウオッシュ)、Maybelline(メイクアップ製品)、Maxfactor(メイクア ップ製品)等、多国籍ブランドが中心となっている。日本製品は、資生堂が 5.0%、コ ーセーが 1.1%にとどまっている。 <訪日経験者のみのアンケート回答から>  回答者の訪日経験者は、17 人(6.9%)と非常に限定的である。また訪日経験者の 20% 近くが UAE 人であり、38.9%が 20 代、55.6%が 30 代と、訪日経験者は若年層が中心 といえる。  来日時は 77.8%と約 80%が化粧品トイレタリー製品を持参しており、(化粧)石けん、 化粧水、洗顔料、香水、シャンプー、マスカラ・アイライナー等を中心に持参してい る。化粧品・トイレタリー製品を持参した理由のうち、ほぼすべての製品で、「普段使 い慣れているものだから」持参したと回答する割合が大きい。「日本にハラール認証さ れた化粧品がないと思ったから」という理由も挙げられた。日本に持参した製品は、 洗顔料、アイクリーム、日焼け、日焼け止め化粧品等が多い。  訪日時に日本ブランドを使用した回答者は 88.9%、購入した回答者は 77.8%に上る。 購入した製品は、(化粧)石けん、一般クリーム、洗顔料が 41.2%と 40%を超え、香水、 眉墨が 29.4%と 30%近くとなっている。 日本ブランドを使用・購入した理由は、一般クリーム以外では、「日本ブランドだから」 が最も多く、一般クリームのみ、「広告がよかったから」(25%)が最も多くなってい る。一方、日本ブランドを使用・購入しない理由の 60.0%が、「表示が日本語のみで読 めなかったから」、40.0%が「デザインが好みのものでなかったから」と回答しており、 表示やパッケージに改善の余地がみられる。

日本にあったらよかったと思うアメニティについても、洗顔料(44.4%)、口紅(38.9%)、 香水(33.3%)が上位となっており、パック(27.8%)、シャンプー(27.8%)、リップ クリーム、リンス、歯磨き、化粧水、頭髪用化粧品、一般クリーム、ベビーオイル、 アイシャドウが各々22.2%と 20%を超えている。

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17

(3) 設問別調査結果(全員)

1) 化粧品・トイレタリー製品使用状況【Q1】

現在使用中の化粧品について、「(下記のすべての製品の)いずれも使用していない」 回答者は 0 であった。 もっとも使用されている製品は、シャンプー(90.4%)、次いで(化粧)石けん(78.9%)、 香水(78.5%)、口紅(70.5%)、洗顔料(63.2%)と続く。 図 2-8 化粧品・トイレタリー製品の使用状況(複数回答,n=261) 90.4 78.9 78.5 70.5 63.2 62.1 62.1 56.3 50.6 49.0 44.8 44.1 41.4 39.8 37.2 35.2 35.2 31.0 30.3 24.9 23.4 20.7 20.3 17.6 15.3 12.6 12.3 0 20 40 60 80 100 シャンプー (化粧)石けん 香水 口紅 洗顔料 リンス マスカラ・アイライナー ファンデーション 入浴剤等浴用化粧品 一般クリーム おしろい・パウダー 眉墨 アイシャドウ 日焼け、日焼け止め化粧品 歯磨き 化粧水 リップクリーム ほお紅 染毛料 爪化粧品 アイクリーム パック 頭髪用化粧品 ベビーオイル 乳液 オーデコロン ひげそり用クリーム、ローション (%)

(20)

18 シャンプー、(化粧)石けん等はいずれの世代も使用する割合が高くなっている。一部 の製品(マスカラ・アイライナー、染毛料、アイクリームなど)は、50 代に好まれてい る。 図 2-9 世代別に見る化粧品・トイレタリー製品の使用状況(複数回答,n=261) 90 77 74 69 65 59 61 58 49 54 51 43 36 36 31 35 34 34 22 26 19 21 23 21 14 9 14 91 79 81 74 62 64 62 57 48 47 42 45 47 40 34 35 41 30 27 26 24 22 22 19 18 12 10 92 79 82 71 66 68 61 55 58 42 34 42 39 53 58 34 24 26 47 18 29 18 16 5 8 16 11 87 87 87 60 53 53 73 40 60 47 47 47 47 33 47 40 33 27 67 20 40 20 7 20 27 33 20 0 20 40 60 80 100 シャンプー (化粧)石けん 香水 口紅 洗顔料 リンス マスカラ・アイライナー ファンデーション 入浴剤等浴用化粧品 一般クリーム おしろい・パウダー 眉墨 アイシャドウ 日焼け、日焼け止め化粧 品 歯磨き 化粧水 リップクリーム ほお紅 染毛料 爪化粧品 アイクリーム パック 頭髪用化粧品 ベビーオイル 乳液 オーデコロン ひげそり用クリーム、ローション (%) 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳

(21)

19

2) 化粧品・トイレタリー製品の価格帯【Q2】(Q1 で使用しているとして挙げられた

製品のみ)

化粧品・トイレタリー製品のアイテムごとの価格帯について、9AED 未満の製品を使用 する回答者は「(化粧)石けん」のみが半数近くを占めているものの、その他の製品は大 多数が 10AED 以上の製品を使用している。 下記の製品群のなかでは、香水の単価が高い傾向がみられ、300AED 以上の製品を使用 する回答者の割合が 30%近くを占めている。 図 2-10 化粧品・トイレタリー製品の価格帯(単一回答) 46 3 4 1 2 3 5 3 3 3 4 4 2 1 3 2 1 3 4 10 2 1 42 65 79 83 59 57 64 53 75 70 36 74 57 41 20 33 53 33 38 38 17 27 48 37 59 69 51 5 19 8 10 29 25 16 30 6 15 21 20 24 36 44 36 28 43 31 33 26 38 29 39 20 23 26 2 8 4 4 6 6 11 3 3 10 24 11 17 30 25 11 16 26 25 28 32 14 14 8 4 9 2 1 4 1 3 2 3 1 9 3 4 1 2 1 27 1 2 1 1 9 2 2 1 3 9 3 10 13 1 6 2 4 2 2 4 4 7 3 4 2 3 6 4 3 1 4 0% 20% 40% 60% 80% 100% (化粧)石けん(n=206) 洗顔料(n=165) シャンプー(n=242) リンス(n=162) 染毛料(n=79) 頭髪用化粧品(n=53) 一般クリーム(n=128) 乳液(n=40) ひげそり用クリーム、ローション(n=32) 化粧水(n=92) オーデコロン(n=33) ベビーオイル(n=46) パック(n=54) おしろい・パウダー(n=117) ファンデーション(n=147) ほお紅(n=81) 眉墨(n=115) アイクリーム(n=61) アイシャドウ(n=108) マスカラ・アイライナー(n=162) 香水(n=205) 日焼け、日焼け止め化粧品(n=104) 爪化粧品(n=65) 口紅(n=184) リップクリーム(n=92) 歯磨き(n=97) 入浴剤等浴用化粧品(n=144) 9AED未満 10-49AED 50-99AED 100-299AED 300AED以上 知らない・答えたくない

(22)

20 表 2-1 (参考)AED 及び円換算でみる価格帯 ※1AED(UAE ディルハム)≒33.6 円(2015 年 7 月時点)。 価格は、10 円未満四捨五入。 価格帯(AED) 価格帯(円換算) 9AED 1-340円 10-49AED 340-1,680円 50-99AED 1,680-3,360円 100-299AED 3,360-10,050円 300AED以上 10,080円以上

(23)

21

3) スキンケア・メイクアップの頻度【Q3】

① スキンケアの頻度 スキンケア化粧品を使用する頻度について、「ほぼ毎日」が最も多く、58.6%と全体の 過半数を占める。次いで、「週 4~5 回」が 18.4%、「週 2~3 回」が 10.7%と続く。「週 1 回」以下であると回答した人の割合はわずかである。 図 2-11 スキンケアの頻度(単一回答,n=261) ② メイクアップの頻度 メイクアップ化粧品を使用する頻度について、「ほぼ毎日」が最も多く 26.8%。次いで、 「週 4~5 回」(21.1%)、「週 2~3 回」(16.9%)と続く。 図 2-12 メイクアップの頻度(単一回答,n=261) 58.6% 18.4% 10.7% 6.5% 1.1% 0.4% 2.3% 1.9% ほぼ毎日 週4~5回 週2~3回 週1回 月2~3回1回1回未満 ほとんどしない 26.8% 21.1% 16.9% 12.6% 5.4% 4.2% 5.7% 7.3% ほぼ毎日 週4~5回2~3回1回2~3回1回1回未満 ほとんどしない

(24)

22

4) メイクアップする機会【Q4】

メイクアップをする機会について、「特別なイベント(パーティ・結婚式等)に参加す る時」人が 55.6%と、全体の半数を超えている。 その他には、「家族と(ランチ・ディナー等)外出する時」(41.4%)、「買い物や喫茶店 に行くために外出する時」(39.5%)、外で誰か(友人・同僚など家族以外の人)と会う時」 (35.6%)、「自宅で誰か(友人・同僚など家族以外の人)と会う時」(33.3%)と続いて いる。 図 2-13 メイクアップする機会(複数回答,n=261) 55.6 41.4 39.5 35.6 33.3 28.0 16.1 3.4 0 20 40 60 特別なイベント(パーティ・結婚式等)に参加する時 家族と(ランチ・ディナー等)外出する時 買い物や喫茶店に行くために外出する時 外で誰か(友人・同僚など家族以外の人)と会う時 自宅で誰か(友人・同僚など家族以外の人)と会う時 外で働く時 ほぼ日常的にメイクしている メイクはしない (%)

(25)

23

5) 礼拝時のメイクについて【Q5-1】

礼拝時のメイクについて、「毎回落とす」人が 47.1%、「時々落とす」人が 26.1%と、 礼拝時にメイクオフの対応を行っている人の割合は 70%を超える。これに「メイクはし ない」回答者が全体の 16.9%となっており、メイクを「ほとんど落とさない」回答者は全 体の 10.0%にとどまる。 図 2-14 礼拝時のメイクについて(単一回答,n=261)

6) 礼拝時のマニキュアについて【Q5-2】

礼拝時のマニキュアについて、「毎回落とす」回答者が 51.3%、「時々落とす」回答者 が 10.0%と、約 60%の回答者が毎回又は時々マニキュアを落としている。ただし、「マニ キュアはしない」回答者が全体の 34.1%おり、実際には回答者のほとんどが、毎回又は 定期的にマニキュアを落とす対応を行っている。 図 2-15 礼拝時のマニキュアについて(単一回答,n=261) 47.1% 26.1% 10.0% 16.9% 毎回落とす 時々落とす ほとんど落とさない メイクはしない 51.3% 10.0% 4.6% 34.1% 毎回落とす 時々落とす ほとんど落とさない マニキュアはしない

(26)

24

7) 礼拝時にメイクオフするアイテム【Q6】(Q5-1でメイクを「毎回落とす」「ときどき

落とす」と回答した人のみ)

礼拝時にメイクオフするアイテムについて、「口紅・リップクリーム」が 52.1%と回答 者の半数を占めており、次いで「アイクリーム・アイシャドウ・マスカラ・アイライナ ー」(44.1%)、「おしろい・パウダー」(40.2%)、「ファンデーション」(39.1%)、「ほお紅・ 眉墨」(33.3%)と続く。 図 2-16 礼拝時にメイクオフするアイテム(複数回答,n=191) 52.1 44.1 40.2 39.1 33.3 13.4 6.5 0 10 20 30 40 50 60 口紅・リップクリーム アイクリーム・アイシャドウ・マスカラ・アイライナー おしろい・パウダー ファンデーション ほお紅・眉墨 香水 その他 (%)

(27)

25

8) 礼拝時のメイクオフで使用するアイテム【Q7】(Q5-1でメイクを「毎日落とす」

「ときどき落とす」と回答した人のみ)

礼拝時のメイクオフの際に、使用するアイテムについて、「ウェットティッシュ」が 33.3%と最も多く、次いで「クレンジング」が 30.3%と続く。 図 2-17 礼拝時のメイクオフで使用するアイテム(複数回答,n=191) 33.3 30.3 26.1 19.5 0 10 20 30 40 50 ウェットティッシュ、 メイク落としシート クレンジング (化粧)石けん 水のみ (%)

(28)

26

9) 礼拝時のメイクオフ後の対応【Q8】(Q5-1でメイクを「毎日落とす」「ときどき落

とす」と回答した人のみ)

礼拝時にメイクオフを行った後のスキンケア・メイクへの対応について、「(外出など 他の用事がなければ)スキンケアだけして、メイクはしない」(25.7%)及び「(外出など 他の用事がなければ)特に何もしない」(24.5%)回答者が過半数を超えており、外出の 用事の有無によって、礼拝後のスキンケア・メイクへの対応を変えている人が多い。 図 2-18 礼拝時のメイクオフ後の対応(単一回答,n=191) 25.7 24.5 15.3 7.7 0 20 40 (外出など他の用事がなければ) スキンケアだけして、メイクはしない (外出など他の用事がなければ) 特に何もしない スキンケアをしてメイクする スキンケアをせずにメイクをする (%)

(29)

27

10) 化粧品購入時重視視点【Q9】

化粧品購入時に重視する視点について、「肌への優しさ」が 65.9%、「価格」が 64.0%と上 位の割合を占めている。次いで、「メーカー・ブランド」が 48.7%、「使い心地」(46.0%)、 「日焼け止め効果」(45.6%)と続く。 図 2-19 化粧品購入時重視視点(複数回答,n=261) 65.9 64.0 48.7 46.0 45.6 36.8 34.9 34.1 31.0 29.5 27.2 23.4 21.5 19.2 13.0 6.5 5.7 3.1 0 10 20 30 40 50 60 70 肌への優しさ 価格 メーカー・ブランド 使い心地 日焼け止め効果 香りの良さ その商品を使ったことがあるかどうか (試してみて自分に合うかどうか) 友人・家族等の評判・口コミ 原産国 ハラールロゴの有無 内容量 美白効果 色のバリエーションの豊かさ 成分表示 店頭や売り場のイメージ 広告 パッケージデザイン 販売員の対応 (%)

(30)

28 世代別に見る化粧品購入時に重視する視点について、「肌への優しさ」は全ての世代での 60%を超えている。 20 代及び 30 代は、「価格」(それぞれ 61%、72%)を最も重視しており、40 代及び 50 代 は「肌への優しさ」(それぞれ 71%、73%)と若い世代と中高年世代で、異なっている。 なお、「ハラール・ロゴの有無」については、年齢が高くなるに従い重視する回答者の割 合が高くなる傾向がある。また、50 代は他世代と比べて「成分表示」(40%)を重視してい る割合が高いのも特徴である。 図 2-20 世代別化粧品購入時重視視点(複数回答,n=261) 60 61 45 50 41 38 34 41 23 24 35 23 23 15 14 8 8 6 69 72 50 48 46 36 36 29 36 30 25 26 24 22 16 6 7 1 71 53 58 29 58 32 37 29 37 39 16 21 13 16 5 5 0 3 73 60 40 47 47 47 27 33 40 40 13 13 20 40 7 0 0 0 0 20 40 60 80 肌への優しさ 価格 メーカー・ブランド 使い心地 日焼け止め効果 香りの良さ その商品を使ったことがあるかどうか (試してみて自分に合うかどうか) 友人・家族等の評判・口コミ 原産国 ハラールロゴの有無 内容量 美白効果 色のバリエーションの豊かさ 成分表示 店頭や売り場のイメージ 広告 パッケージデザイン 販売員の対応 (%) 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳

(31)

29

11) ハラール認証化粧品・トイレタリー製品使用状況【Q10】

ハラール認証化粧品・トイレタリー製品の使用状況について、「ハラール認証マークのあ るものしか使用していない」と回答した回答者は 41.4%と 40%程度である。 「ハラール認証マークのあるものと無い化粧品の両方使用している」回答者は、全回答 者の 47.1%と半数近く占めている。「ハラール認証マークのあるものは使用していない」回 答者は 10%程度である。 30 代は他の世代に比べ、「ハラール認証マークのあるものしか使用していない」回答者の 割合が 36%と最も低く、かつ「ハラール認証マークのあるものは使用していない」回答者 が 16%と最も多くなっている点が特徴的である。 図 2-21 世代別ハラール認証化粧品・トイレタリー製品使用状況(単一回答,n=261) UAE 国籍者のみのハラール認証化粧品・トイレタリー製品の使用状況についても、「ハラ ール認証マークのあるものしか使用していない」と回答した回答者は 42.3%と 40%程度で ある。なお、「ハラール認証マークのあるものと無い化粧品の両方使用している」回答者は、 全回答者の 40.4%と「ハラール認証マークのあるものしか使用していない」と回答した回 答者とほぼ同じ割合を占めている。「ハラール認証マークのあるものは使用していない」回 答者は 20%弱程度である。 41 42 36 50 47 47 48 48 42 47 11 9 16 8 7 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全体 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳 (%) ハラール認証マークのあるものしか使用していない ハラール認証マークのあるものと無い化粧品の両方使用している ハラール認証マークのあるものは使用していない

(32)

30 図 2-22 UAE 国籍者のハラール認証化粧品・トイレタリー製品使用状況(単一回答,n=52)

12) ハラール認証化粧品・トイレタリー製品を使用していない理由【Q11】(Q10 で「ハ

ラール認証マークのあるものは使用していない」と回答した人のみ)

ハラール認証化粧品・トイレタリー製品を使用していない理由について、「使用している ブランドにハラール認証マークがないから」が 50.0%、「成分表示や、説明書きでハラール であることがわかるから」が 13.3%である。「その他」は 43.3%である。 図 2-23 ハラール認証化粧品・トイレタリー製品を使用していない理由(複数回答,n=30) 42.3% 40.4% 17.3% ハラール認証マークのあ るものしか使用していな い ハラール認証マークのあ るものと無い化粧品の両 方使用している ハラール認証マークのあ るものは使用していない 50.0 13.3 0 43.3 0 20 40 60 使用しているブランドに ハラール認証マークがないから 成分表示や、説明書きで ハラールであることがわかるから 多くの知人が使用しているから その他 (%)

(33)

31

13) ハラール認証化粧品・トイレタリー製品の種類が今後増えることへの希望【Q

12】

ハラール認証化粧品・トイレタリー製品の種類が今後増えることへの希望について、「さ らに増えてほしい」と考える回答者が 75.5%と、4 分の 3 以上が製品の種類の増加を希望し ている。 図 2-24 ハラール認証化粧品・トイレタリー製品の種類が今後増えることへの希望 (単一回答,n=261) 75.5% 22.6% 1.9% さらに増えてほしい 現状で良い 特に希望しない

(34)

32

14) 今後希望するハラール認証化粧品・トイレタリー製品【Q13】

今後希望するハラール認証化粧品・トイレタリー製品について、「(化粧)石けん」(60.5%) が最も多く、次いで「シャンプー」(53.6%)、「口紅」(47.5%)と続く。 図 2-25 今後希望するハラール認証化粧品・トイレタリー製品(複数回答,n=261) 60.5 53.6 47.5 46.7 46.4 43.3 41.0 40.6 39.1 38.7 37.5 37.5 37.2 35.6 33.3 32.2 30.7 30.3 30.3 29.9 29.5 27.2 26.1 23.8 23.4 20.3 19.5 0 10 20 30 40 50 60 70 (化粧)石けん シャンプー 口紅 洗顔料 香水 ファンデーション マスカラ・アイライナー リンス 日焼け、日焼け止め化粧品 入浴剤等浴用化粧品 歯磨き 一般クリーム リップクリーム 染毛料 爪化粧品 おしろい・パウダー アイシャドウ アイクリーム 化粧水 ベビーオイル 眉墨 乳液 パック ほお紅 頭髪用化粧品 ひげそり用クリーム、ローション オーデコロン (%)

(35)

33

15) 化粧品・トイレタリー製品パッケージの好みの色【Q14】

化粧品・トイレタリー製品のパッケージの好みの色について、「ピンク」が(43.3%)で 最も多く、次いで「ゴールド」(37.5%)、「白」(33.0%)、「赤」(31.8%)と続く。 図 2-26 化粧品・トイレタリー製品パッケージの好みの色(複数回答,n=261) 43.3 37.5 33.0 31.8 29.1 27.6 27.6 26.1 21.1 19.5 13.8 12.6 11.9 11.1 0 10 20 30 40 50 ピンク ゴールド 白 赤 シルバー 青 紫 黒 ベージュ 緑色 オレンジ 灰色 黄色 茶色 (%)

(36)

34 世代別にみた化粧品・トイレタリー製品のパッケージの好みの色について、すべての世 代で「ピンク」は好まれる傾向にあるが、世代によって好みの色の傾向は異なっている。 20 代は「白」(41%)が最も多く、次いで「ピンク」(40%)と続く。30 代は「ピンク」 (41%)を最も多く、次いで「ゴールド」(40%)と続く。40 代は、「ゴールド」(53%)を 最も多く、次いで「ピンク」(50%)と続く。50 代は「ピンク」(67%)を好む人の割合が 著しく高く、次いで「ゴールド」及び「紫」(53%)と続く。 図 2-27 世代別化粧品・トイレタリー製品パッケージの好みの色(複数回答,n=261) 40 27 41 31 25 24 23 33 20 12 11 12 11 11 41 40 26 33 31 31 28 22 17 26 17 15 14 14 50 53 32 34 39 26 29 21 39 18 16 13 11 8 67 53 27 20 20 33 53 20 13 27 7 0 7 0 0 10 20 30 40 50 60 70 ピンク ゴールド 白 赤 シルバー 青 紫 黒 ベージュ 緑色 オレンジ 灰色 黄色 茶色 (%) 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳

(37)

35

16) 化粧品・トイレタリー製品パッケージの好みのテイスト【Q15】

化粧品・トイレタリー製品のパッケージの好みのテイストについて、本調査ではそれぞ れ 3 つの軸(「かわいい・クール」、「シンプル・豪華」「伝統的・モダン」)について、それ ぞれを対比し、好みについて評価を行った。 「かわいい」と「クール」の対比では、「『かわいい』が好き」及び「やや『かわいい』 が好き」が合わせて 63.2%であり、「『クール』が好き」及び「やや『クール』が好き」を 合わせた 36.8%を大幅に上回っている。 図 2-28 「かわいい」と「クール」(単一回答,n=261) 「シンプル」と「豪華」の対比では、「『シンプル』が好き」及び「やや『シンプル』が 好き」は合わせて 53.6%であり、「『豪華』が好き」及び「やや『豪華』が好き」を合わせ た 46.3%よりも、「シンプル」を好む人の割合が若干高くなっている。 図 2-29 「シンプル」と「豪華」(単一回答,n=261) 47.5 15.7 14.2 22.6 0% 20% 40% 60% 80% 100% 「かわいい」が好き やや「かわいい」が好き やや「クール」がすき 「クール」が好き 24.9 28.7 14.9 31.4 0% 20% 40% 60% 80% 100% 「シンプル」な方が好き やや「シンプル」が好き やや「豪華」が好き 「豪華」が好き

(38)

36 「伝統的」と「モダン」の対比では、「『モダン』が好き」及び「やや『モダン』が好き」 は合わせて 68.5%であり、「『伝統的』が好き」及び「やや『伝統的』が好き」を合算した 31.4%を大幅に上回っている。 図 2-30 「伝統的」と「モダン」(単一回答,n=261) 13.8 17.6 26.4 42.1 0% 20% 40% 60% 80% 100% 「伝統的」が好き やや「伝統的」が好き やや「モダン」が好き 「モダン」が好き

(39)

37

17) 日本ブランドの使用経験【Q16】

日本ブランド13の化粧品・トイレタリー製品を使ったことがある回答者は、40.2%にとど まった。 使用したことのある日本ブランドについて、「(化粧)石けん」(12.6%)が最も多く、次 いで「洗顔料」(9.6%)、「シャンプー」(8.4%)、「日焼け、日焼け止め化粧品」(6.9%)と 続く。 図 2-31 日本ブランドの使用経験(複数回答,n=261) 13 本調査における「日本ブランド」とは、日本企業が現地でその企業の製品として販売している商品 (Japanese brand)を意味している。そのため、日本以外の第三国で生産されたもの、またはその企業が現 地または第三国の企業に生産を OEM 委託したものかどうかについての区別はなされていない。 12.6 9.6 8.4 6.9 6.5 5.7 5.4 5.4 5.0 4.6 4.6 4.6 4.2 4.2 4.2 3.8 3.4 3.1 3.1 3.1 2.7 2.7 2.7 2.7 1.9 1.9 1.5 59.8 0 20 40 60 80 (化粧)石けん 洗顔料 シャンプー 日焼け、日焼け止め化粧品 ファンデーション アイクリーム 入浴剤等浴用化粧品 パック 香水 一般クリーム 爪化粧品 口紅 おしろい・パウダー 染毛料 マスカラ・アイライナー 眉墨 乳液 リンス アイシャドウ 化粧水 ほお紅 ひげそり用クリーム、ローション 頭髪用化粧品 リップクリーム オーデコロン ベビーオイル 歯磨き 使用したことが無い (%)

(40)

38 世代別にみると、若い世代ほど、日本ブランドを「使用したことが無い」回答者の割合 が高くなっている点が特徴である。 図 2-32 世代別日本ブランドの使用経験(複数回答,n=261) 11 9 6 6 3 3 6 4 1 6 7 4 3 3 6 5 4 1 2 1 2 4 1 2 1 1 68 13 12 11 8 8 10 4 8 9 2 4 6 3 8 7 3 2 3 4 5 4 4 2 6 1 3 1 54 16 5 8 2 4 1 4 5 2 11 1 8 5 1 1 5 1 3 1 3 3 5 3 2 24 13 7 13 2 2 1 1 1 1 13 7 7 2 1 10 0 20 40 60 80 (化粧)石けん 洗顔料 シャンプー 日焼け、日焼け止め化粧品 ファンデーション アイクリーム 入浴剤等浴用化粧品 パック 香水 一般クリーム 爪化粧品 口紅 おしろい・パウダー 染毛料 マスカラ・アイライナー 眉墨 乳液 リンス アイシャドウ 化粧水 ほお紅 ひげそり用クリーム、ローション 頭髪用化粧品 リップクリーム オーデコロン ベビーオイル 歯磨き 使用したことが無い (%) 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳

(41)

39

18) 日本ブランドを使用した理由【Q17】(Q16 で日本ブランドの使用経験を有すると

回答した人のみ)

日本ブランドを使用した理由について、「日本製だから」が 37.1%と最も多く、次いで「手 頃な値段だったから」(35.2%)、「試用してみて気に入ったから」(25.7%)、「既に使用して いるから」(21.0%)と続く。 図 2-33 日本ブランドを使用した理由(複数回答,n=105) 37.1 35.2 25.7 21.0 20.0 18.1 18.1 16.2 13.3 13.3 5.7 4.8 0 10 20 30 40 50 日本製だから 手頃な値段だったから 試用してみて気に入ったから 既に使用しているから 友人・知人の評判が良かったから 効果が高そうだから 成分や原材料の品質が良さそうだから 手に入れやすいから・ どこでも売っているから 自分の肌と合いそうだから 広告が良かったから パッケージが魅力的だから 販売員が良かったから (%)

(42)

40

19) 日本ブランドを使用しない理由【Q18】(Q16 で日本ブランドの使用経験が無いと

回答した人のみ)

日本ブランドを使用しない理由について、「手に入れにくいから、売ってないから」が 44.9%と最も多く、次いで「成分や原材料に不安があるから」(22.4%)、「価格が高いから」 及び「自分の肌に合わなさそうだから」が 9.6%と続く。なお、17.3%の回答者は「その他」 を選択しているが、その理由のほとんどが、「日本ブランドの化粧品を知らない・見たこと がない」である。 図 2-34 日本ブランドを使用しない理由(複数回答,n=156) 44.9 22.4 9.6 9.6 8.3 5.1 3.8 2.6 1.9 0.6 17.3 0 10 20 30 40 50 手に入れにくいから・売ってないから 成分や原材料に不安があるから 価格が高いから 自分の肌に合わなさそうだから 試用してみて気に入らなかったから 効果が低そうだから 広告が良くないから パッケージに魅力がないから 友人・知人の評判が良くないから 販売員が良くないから その他 (%)

(43)

41

20) 日本ブランド化粧品・トイレタリー製品イメージ【Q19】

日本ブランド化粧品・トイレタリー製品のイメージについて、「信頼できる」(29.1%)が 最も多く、次いで、「効果がある」(20.3%)、「手頃な」(19.2%)、「清潔感がある」(17.6%) と続く。 図 2-35 日本ブランド化粧品・トイレタリー製品イメージ(複数回答,n=261) 29.1 20.3 19.2 17.6 13.4 12.3 12.3 11.9 11.5 11.1 10.3 8.8 6.5 6.1 37.9 5 10 15 20 25 30 35 40 信頼できる 効果がある 手頃な 清潔感がある かわいい センスが良い 個性的な 若々しい 洗練された 親しみやすい トレンド感がある 高級な 上品な 大人っぽい あてはまるものはない (%)

(44)

42

21) 現在使用中のブランド【Q20】

現在使用中のブランドは、「Dove」が 47.1%と最も高く、次いで「Nivea」(46.0%)、「L’Oreal」 及び「Dettol」(42.5%)、「Maybelline」(42.1%)と続く。 日本製品は、「資生堂」が 5.0%、「コーセー」が 1.1%である。 図 2-36 現在使用中のブランド(複数回答,n=261) これらのブランドについて、特段ハラール認証のマークは確認できていないが、市場性 より成分上はハラール対応された製品が大半であると思われる。ユニリーバの Dove に関し ては、インドネシアの MUI でハラール認証を取得しており、UAE を含む中東向け製品でも ハラール対応をしていると考えられる。 47.1 46.0 42.5 42.5 42.1 41.4 37.2 36.0 31.4 26.1 25.7 25.3 24.1 23.4 23.0 23.0 20.7 19.2 18.8 18.8 16.9 16.5 16.5 16.1 16.1 14.9 14.6 13.8 12.6 11.5 11.1 9.6 8.4 7.7 7.3 5.0 3.8 1.5 1.1 7.3 0 10 20 30 40 50 Dove Nivea L’Oreal Dettol Maybelline Max Factor Lux Olay MAC Rimmel Bourjois Pantene Chanel Lancôme POND’S Vatika Christian Dior Garnier Clear Yardley Lakme Boots Clinique Givenchy Wella Jergens Yves Saint Laurent Bobbi Brown Palmolive Estée Lauder Herbal Essences Elvive Orif lame Guerlain Imperial Leather 資生堂 Al Qurashi Soss コーセー その他 (%)

(45)

43

世代別にみた現在使用中のブランドについては、世代ごとにばらつきがある。

使用されているブランドについて世代別にみると、「Nivea」、「L’Oreal」、「Maybelline」、「Max

Factor」、などは、20 代から 30 代の比較的若い世代が使用する傾向がみられるが、「Chanel」、

「Christine Dior」、「Estée Lauder」など、日本でも「高級ブランド」として名前の知られて いる欧米系のブランドは、50 代で使用している人の割合が高くなっている。 図 2-37 現在使用中のブランド(複数回答,n=261) 50 51 46 35 51 40 39 36 35 29 22 21 18 19 20 23 15 24 23 19 17 16 6 8 17 13 10 11 10 5 10 11 11 3 5 2 6 1 2 9 43 43 45 48 44 43 40 35 25 25 27 32 22 26 26 23 23 18 18 18 20 17 21 21 17 19 15 15 14 10 11 7 9 7 9 6 1 1 0 7 47 16 14 47 12 16 12 17 15 11 29 9 32 9 12 9 26 13 8 9 5 18 34 24 7 6 7 21 6 26 5 8 2 8 3 3 3 1 0 2 53 10 6 47 3 9 6 6 7 3 33 4 67 7 2 5 33 13 27 3 2 13 20 20 1 1 6 7 3 33 3 20 0 2 2 2 13 1 1 1 0 10 20 30 40 50 60 70 Dove Nivea L’Oreal Dettol Maybelline Max Factor Lux Olay MAC Rimmel Bourjois Pantene Chanel Lancôme POND’S Vatika Christian Dior Garnier Clear Yardley Lakme Boots Clinique Givenchy Wella Jergens Yves Saint Laurent Bobbi Brown Palmolive Estée Lauder Herbal Essences Elvive Oriflame Guerlain Imperial Leather 資生堂 Al Qurashi Soss コーセー その他 (%) 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳

(46)

44

UAE 国籍者のみの現在使用中のブランドについては、「MAC」及び「Max Factor」がそ

れぞれ(48.1%) %と最も高く、次いで「Maybelline」(46.2%)と続く。 日本製品についても全体と大きな差異はなく、「コーセー」が 3.8%「資生堂」が 1.9%、 である。 図 2-38 UAE 国籍者の現在使用中のブランド(複数回答,n=52) 40.4 40.4 38.5 32.7 46.2 48.1 40.4 28.8 48.1 23.1 30.8 21.2 30.8 28.8 17.3 21.2 32.7 11.5 13.5 13.5 15.4 17.3 13.5 17.3 11.5 7.7 25.0 19.2 9.6 19.2 11.5 13.5 9.6 13.5 5.8 1.9 7.7 3.8 3.8 3.8 0 10 20 30 40 50 60 Dove Nivea L’Oreal Dettol Maybelline Max Factor Lux Olay MAC Rimmel Bourjois Pantene Chanel Lancôme POND’S Vatika Christian Dior Garnier Clear Yardley Lakme Boots Clinique Givenchy Wella Jergens Yves Saint Laurent Bobbi Brown Palmolive Estée Lauder Herbal Essences Elvive Oriflame Guerlain Imperial Leather 資生堂 Al Qurashi Soss コーセー Others (%)

(47)

45

22) 化粧品・トイレタリー製品月間購入金額(スキンケア・メイクアップ・シャンプー)

【Q21】

化粧品・トイレタリー製品の月間購入金額について、いずれも最小値は 0AED、最大値は 1,500AED である。 購入していない(0AED)回答者を除いた月間購入金額の平均値について、「メイクアッ プ」が 170AED と最も高く、次いで「スキンケア」が 147AED、「シャンプー・リンス」が 78AED と最も低廉である。 図 2-39 化粧品・トイレタリー製品月間購入金額(単位:AED)(自由回答) 147 170 78 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 ス キ ン ケ ア (n =2 29 ) メ イ ク ア ッ プ (n =2 07 ) シ ャ ン プ ー・ リン ス (n =2 46 )

(48)

46 化粧品・トイレタリー製品の月間購入金額を価格帯別に見ると、「シャンプー・リンス」 は約 40%が 50AED 未満の購入金額となっている。一方で、「メイクアップ」及び「スキン ケア」は 50AED 未満の購入金額の回答者は 20%前後にとどまる。 図 2-40 価格帯別にみる月間購入金額(単位:AED)(自由回答,n=261) 該当数 最小値 最大値 平均値 スキンケア(n=229) 229 0 1,500 147 メイクアップ(n=207) 207 0 1,500 170 シャンプー・リンス(n=246) 246 0 500 78 23 18 41 21 22 25 41 42 31 7 7 3 6 8 0 1 2 0% 20% 40% 60% 80% 100% スキンケア(n=229) メイクアップ(n=207) シャンプー・リンス(n=246) 1-50AED未満 50-100AED未満 100-300AED未満 300-500AED未満 500-1,000AED未満 1,000AED以上

(49)

47 UAE 国籍者のみの化粧品・トイレタリー製品の月間購入金額を価格帯別に見ると、全て の項目の約 50%弱を 100-300 AED 未満の購入金額が占めている。 図 2-41 UAE 国籍者の価格帯別にみる月間購入金額(単位:AED)(自由回答,n=52) 16.7 15.6 34.7 16.7 17.8 14.3 47.9 40.0 46.9 6.3 6.7 4.1 10.4 13.3 2.1 6.7 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% スキンケア(n=48) メイクアップ(n=45) シャンプー・リンス(n=49) 1-50AED未満 50-100AED未満 100-300AED未満 300-500AED未満 500-1,000AED未満 1,000AED以上 該当数 最小値 最大値 平均値 スキンケア(n=48) 48 0 1,500 700 メイクアップ(n=45) 45 0 1,500 784 シャンプー・リンス(n=49) 49 0 500 390

(50)

48

23) 化粧品購入場所(チャネル)【Q22】

化粧品の主な購入場所(チャネル)について、「百貨店」が 50.2%と最も多く、次いで「ハ イパーマーケット」(49.8%)、「化粧品専門店」(41.0%)、「スーパーマーケット」(22.2%) と続く。 図 2-42 化粧品購入場所(チャネル)(複数回答,n=261) 「百貨店」と「ハイパーマーケット」は全ての世代にとって主要な購入チャネルとなっ ているが、20 代はより「ハイパーマーケット」を好み、50 代は「百貨店」を好む傾向がみ られる。 50 代の回答者は「百貨店」「化粧品専門店」「ブランド専門店・直営店」等のハイエンド なチャネルを使用する傾向がある。 50.2 49.8 41.0 22.2 21.8 21.8 11.5 10.7 7.3 3.1 2.3 0.4 0 20 40 60 百貨店 ハイパーマーケット 化粧品専門店 スーパーマーケット 薬局 ブランド専門店・直営店 海外・免税品店 通信販売 雑貨屋 エステサロン・スパ 訪問販売 その他 (%)

(51)

49 図 2-43 世代別化粧品購入場所(チャネル)(複数回答,n=261) 39 49 36 22 24 17 5 8 8 4 2 0 57 54 42 25 20 22 13 13 6 3 2 0 58 53 45 21 26 26 24 13 8 3 5 0 67 20 60 13 13 47 20 7 7 0 0 7 0 10 20 30 40 50 60 70 百貨店 ハイパーマーケット 化粧品専門店 スーパーマーケット 薬局 ブランド専門店・直営店 海外・免税品店 通信販売 雑貨屋 エステサロン・スパ 訪問販売 その他 (%) 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳

(52)

50 UAE 国籍者のみの化粧品の主な購入場所(チャネル)については、「百貨店」が 48.1%と 最も多く、次いで「化粧品専門店」(42.3%)、「ブランド専門店・直営店」(36.5%)と続く。 図 2-44 UAE 国籍者の化粧品購入場所(チャネル)(複数回答,n=52) 48.1 32.7 42.3 19.2 32.7 36.5 11.5 11.5 1.9 7.7 3.8 0.0 0 10 20 30 40 50 60 百貨店 ハイパーマーケット 化粧品専門店 スーパーマーケット 薬局 ブランド専門店・直営店 海外・免税品店 通信販売 雑貨屋 エステサロン・スパ 訪問販売 その他 (%)

(53)

51

24) 化粧品購入場所(チャネル)別月間購入金額【Q23】

購入場所(チャネル)別の月間購入金額は、最小値が 0AED、最大値が 1,500AED である。 購入していない(0AED)回答者を除いたチャネル別の購入金額の平均値について、「ブ ランド専門店・直営店」は 199AED と最も高く、次いで「海外・免税品店」が 193AED、「訪 問販売」が 179AED と続く。 図 2-45 化粧品購入場所(チャネル)別月間購入金額(単位:AED) (購入場所(チャネル)複数回答・(金額)自由回答) 199 193 179 157 144 140 140 140 112 110 74 52 0 50 100 150 200 250 ブ ラ ン ド 専 門店 ・直営 店( n= 49 海外・ 免税品店( n= 20 訪問販売( n= 6 エ ス テ サ ロ ン ・ ス パ (n= 6 百貨店( n= 11 2 化粧品専門店( n= 90 そ の 他( n= 1 通信販売( n= 23 薬局( n= 52 ハ イ パ ーマ ーケ ッ ト (n =1 12 ス ー パ ーマ ーケ ッ ト (n= 48 雑貨屋( n= 9

(54)

52 世代別の化粧品購入場所(チャネル)別月間購入金額を見ると、20 代の「訪問販売」が 283AED、30 代の「ブランド専門店・直営店」が 151AED 、40 代の「海外・免税品店」が 366AED、50 代の「ブランド専門店・直営店」が 567 AED と、最も高くなっており、世代 や購入場所(チャネル)ごとにばらつきが著しい。 図 2-46 世代別の化粧品購入場所(チャネル)別月間購入金額 (購入場所(チャネル)複数回答・(金額)自由回答) 157 122 112 123 128 126 33 171 283 194 160 134 105 47 58 126 151 88 112 105 120 150 115 98 72 183 156 188 63 152 150 366 0 223 107 30 130 253 567 0 200 0 85 0 0 100 200 300 400 500 600 百貨店(n=112) ハイパーマーケット(n=112) スーパーマーケット(n=48) 薬局(n=52) 化粧品専門店(n=90) ブランド専門店・直営店(n=49) 雑貨屋(n=9) 通信販売(n=23) 訪問販売(n=6) 海外・免税品店(n=20) エステサロン・スパ(n=6) (AED) 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳

(55)

53 【年齢別化粧品購入場所(チャネル)別月間購入金額(平均値)】 全体 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳 百貨店(n=112) 144 157 134 115 223 ハイパーマーケット(n=112) 110 122 105 98 107 スーパーマーケット(n=48) 74 112 47 72 30 薬局(n=52) 112 123 58 183 130 化粧品専門店(n=90) 140 128 126 156 253 ブランド専門店・直営店(n=49) 199 126 151 188 567 雑貨屋(n=9) 52 33 88 63 0 通信販売(n=23) 140 171 112 152 200 訪問販売(n=6) 179 283 105 150 0 海外・免税品店(n=20) 193 194 120 366 85 エステサロン・スパ(n=6) 157 160 150 0 0 その他(n=1) 140 0 0 0 140

(56)

54 また、購入していない(0AED)回答者を除いたチャネル別・価格帯別に月額購入金額を 見ると、「海外・免税品店」、「ブランド専門店・直営店」などで、月額 100AED 以上購入す る回答者が多くみられる。その一方で、「雑貨屋」、「スーパーマーケット」では、月額購入 金額が低い傾向がみられる。 図 2-47 化粧品購入場所(チャネル)別月間購入金額(単位:AED) (購入場所(チャネル)複数回答・(金額)自由回答) 23 25 33 19 16 14 44 17 17 5 33 25 30 33 25 20 16 33 17 15 38 39 31 46 54 49 22 52 67 60 50 100 7 1 8 3 10 9 17 15 4 4 2 2 6 8 4 17 2 1 1 2 5 0% 20% 40% 60% 80% 100% 百貨店(n=112) ハイパーマーケット(n=112) スーパーマーケット(n=48) 薬局(n=52) 化粧品専門店(n=90) ブランド専門店・直営店(n=49) 雑貨屋(n=9) 通信販売(n=23) 訪問販売(n=6) 海外・免税品店(n=20) エステサロン・スパ(n=6) その他(n=1) 1-50AED未満 50-100AED未満 100-300AED未満 300-500AED未満 500-1,000AED未満 1,000AED以上

(57)

55

25) 化粧品情報源【Q24】

化粧品情報源について、「友人・知人等の評判・口コミ」が 49.8%と最も多く、次いで「試 供品」(44.1%)、「テレビ CM」(34.5%)、「雑誌」(31.0%)と続く。 図 2-48 化粧品情報源(複数回答,n=261) 49.8 44.1 34.5 31.0 20.7 18.4 18.0 15.3 14.6 13.4 12.6 10.3 8.4 7.3 4.6 2.3 0 10 20 30 40 50 60 友人・知人等の評判・口コミ 試供品 テレビCM 雑誌 インターネットの ブログや口コミサイト 新聞 メーカーのホームページ 販売員の話 美容専門家のSNS テレビ番組 通販のカタログ 売り場のポスターやパンフレット 交通広告・屋外広告 メーカーのSNS公式ファンページ ラジオCM ラジオ番組 (%)

(58)

56

26) メイクアップの参考にしている有名人・セレブリティ【Q25】

メイクアップの参考にしている有名人・セレブリティについて、Angelina Jolie が 18.8% と最も多く、次いで Joelle Mardinian 及び Jennifer Lawrence(9.2%)、Jessica Alba(8.4%)、 Megan Fox(6.9%)と続く。上位 5 人は、ハリウッド系の有名人・セレブリティで占められ ている。 図 2-49 メイクアップの参考にしている有名人・セレブリティ(複数回答,n=261) ※名前の末尾に「*」印が付いている人物は、ハリウッド系の有名人・セレブリティ。 18.8 9.2 9.2 8.4 6.9 6.1 5.4 5.0 4.6 4.6 4.6 4.2 3.8 3.4 3.1 3.1 2.3 1.9 1.9 1.5 1.5 0.8 0.8 57.5 0 20 40 60 80 Angelina Jolie* Joelle Mardinian* Jennifer Lawrence* Jessica Alba* Megan Fox* Scarlett Johansson* Charlize Theron* Mila Kunis* Monica Bellucci* Ahlam Ali Al Shamsi Carole Samaha Annabella Samir Hilal Hend Sabry Diana Karazon Natalie Portman* Kate Beckinsale* Ayah Marar Dana Halabi その他 Dima Kandalaft Afef Jnifen Amelia Zidane Arwa Iman Salem Ba’amiran 参考にしている人はいない

(59)

57

(4) 設問別調査結果(日本に行ったことがある人のみ)

1) 来日経験

回答者の来日経験について、93.1%が「来日経験なし」と回答している。 図 2-50 来日経験(単一回答,n=261) 回答者の来日経験について、「UAE」国籍の回答者の 17.3%と 20%近くが来日経験を有し ている一方で、「その他」の国籍の回答者が 4.3%であり、来日経験者の割合は、UAE 国籍 の方が高い傾向がみられる。 図 2-51 国籍別来日経験(n=261) 6.9% 93.1% 来日経験あり 来日経験なし 17.3 4.3 6.9 82.7 95.7 93.1 0% 20% 40% 60% 80% 100% UAE(n=52) その他(n=209) 合計(n=261) 来日経験あり 来日経験なし

(60)

58 来日経験の有無別にみる年齢の内訳について、来日経験を有する回答者は、全て 50 歳未 満であるとともに「40~49 歳」の占める割合も低く、相対的に若い世代で構成されている。 図 2-52 来日経験の有無別の年齢構成(単一回答,n=261) 来日経験の有無別にみる世帯月収別の内訳について、来日経験の無い回答者に比べ来日 経験者は、「世帯月収(中位)」の占める割合が多い一方で、「世帯月収(上位)」の占める 割合が低くなっている。これは、来日経験を有する回答者において若い世代が多いことが 影響している。 図 2-53 来日経験の有無別の世帯月収構成(単一回答,n=206) 38.9 40.7 40.6 55.6 37.9 39.1 5.6 15.2 14.6 6.2 5.7 0% 20% 40% 60% 80% 100% 来日経験あり(n=18) 来日経験なし(n=243) 全体(n=261) 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳 37.5 33.2 33.5 56.3 44.7 45.6 6.3 22.1 20.9 0% 20% 40% 60% 80% 100% 来日経験あり(n=16) 来日経験なし(n=190) 全体(n=206) 世帯月収(下位) 世帯月収(中位) 世帯月収(上位)

(61)

59 ※:1AED(UAE ディルハム)≒33.6 円(2015 年 7 月時点)。上記の世帯月収(円換算)は、100 円未満 四捨五入。 なお、アラブ首長国の 2015 年の平均世帯月収の推計値は、34,469AED(約 1,158,200 円)である(ユー ロモニター推計値)。 世帯月収 円換算 人数 世帯月収(下位) 4,999AED以下 168,000円以下 69 世帯月収(中位) 5,000-19,000AED 168,000円-672,000円 94 世帯月収(上位) 20,000AED以上 672,000円以上 43 合計 206

(62)

60

2) 来日時の化粧品の持参状況【Q26】

来日時の化粧品の持参状況について、自身の使用する製品を持参した回答者は 77.8%で あり、75%以上の回答者が持参をしている。 図 2-54 来日時の化粧品の持参状況(単一回答,n=18) 77.8% 22.2% 持参した 持参していない

(63)

61

3) 日本へ持参した化粧品・トイレタリー製品及び持参した理由【Q27】(Q26 で「持

参した」と回答した人のみ)

日本へ持参した化粧品・トイレタリー製品について、「(化粧)石けん」及び「化粧水」 が 50.0%と最も多く、次いで「洗顔料」(42.9%)、さらに「香水」、「シャンプー」及び「マ スカラ・アイライナー」(35.7%)と続く。 図 2-55 日本へ持参した化粧品・トイレタリー製品(単一回答,n=14) 50.0 50.0 42.9 35.7 35.7 35.7 28.6 28.6 28.6 28.6 28.6 28.6 28.6 21.4 21.4 14.3 14.3 14.3 14.3 14.3 14.3 14.3 7.1 7.1 7.1 7.1 7.1 0 20 40 60 80 (化粧)石けん 化粧水 洗顔料 香水 シャンプー マスカラ・アイライナー 入浴剤等浴用化粧品 口紅 おしろい・パウダー 一般クリーム 歯磨き 乳液 爪化粧品 眉墨 アイクリーム 染毛料 ひげそり用クリーム、ローション 日焼け、日焼け止め化粧品 ほお紅 リップクリーム アイシャドウ 頭髪用化粧品 ファンデーション リンス ベビーオイル パック その他 (%)

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