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はじめに

将来のオリンピック開催都市

過去のオリンピック開催都市

まとめ

10

寄稿者

05

09

04

06

07

08

2008年北京

2012年ロンドン

2020年東京

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はじめに

ちょうど1年前ブエノスアイレスにおいて、国際オリンピック委員 会ジャック・ロゲ会長から東京がマドリードとイスタンブールを破 り、2020年オリンピック開催地となると発表された。しかし1年が経 過しました今も、まだ疑問が残されている。その疑問とは、東京がオリ ンピック開催都市となったことが東京にとって、ひいては日本にとって どのような意味を持つのかということだ。 オリンピック開催都市となれば、長期的に見て地域経済への好影響 が見られるということに反対するアナリストはほとんどいないだろう。 シドニー、ロンドンそしてブラジルでも、開催都市決定の発表後、市 場で大幅な株価上昇を記録した。経済政策変更等他の要因がある にしても、日経平均もまた好調に推移した。また、これまでの全ての開 催都市では、オリンピック後に開催期間中以上の観光客の増加が見 られた。 1964年の東京オリンピックに向けて、日本は前例のないほど多くの 東京そして国全体の振興と発展を成し遂げた。中でも新たな鉄道ネ ットワーク、つまり新幹線を生み出した公共交通システムがその顕著 な例である。今日、日本は2020年オリンピック開催国となる準備は ほぼできていると自負しているが、なお多くの大規模なインフラ設備 向上のプロジェクトを進めている。 本レポートでは、JLL及びSTRグローバルは特に近年の開催都市ロ ンドンと北京の前例を比較検討し、オリンピック開催前、期間中、そ の後のツーリズムとホテルの業績に与える影響を特定し、2020年の 東京において、一定の結論を導き出す。本レポートは、オリンピックが

短期的影響

シドニー、ロンドンそしてブラジルでも、開 催都市決定の発表後、市場で大幅な株価 上昇を記録。経済政策変更等他の要因が あるにしても、日経平均もまた好調に推移 した

長期的影響

オリンピック開催都市となれば、長期的 に見て地域経済への好影響が見られる

2020年の日本

日本は2020年オリンピック開催国とな る準備はほぼ整っていると自負している が、なお多くの大規模なインフラ設備向 上のプロジェクトを進めている

オリンピック開催都市となれば、長期的に見て地域

経済への好影響が見られるということに反対するア

ナリストはほとんどいないだろう。シドニー、ロンドン

そしてブラジルでも、開催都市決定の発表後、市場

で大幅な株価上昇を記録した。経済政策変更等他

の要因があるにしても、日経平均もまた好調に推移

した。

東京に与える影響について、両社が合同でまとめた2回目の分析レポ ートである。(2013年11月発行の『東京オリンピック:ホテルマーケ ットへのインパクト』を参照)

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過去のオリンピック開催都市

1988年ソウルオリンピックでは、1986年と1990年の間に韓国へ の海外からの来訪者数は78%増加した。(2002年までに、1986年 に比して222%増の530万人の訪韓客数となった)1992年バルセ ロナオリンピックでは、海外からの観光客数が歴代第2位の増加率 であった。(1990年から1994年までにスペイン全体で27%の増加 が報告されている) 1996年アトランタオリンピックでは、1994年から1998年までの間 の訪米者数が4%増加し、2000年シドニーオリンピックでは、1998 年から2002年間に海外からオーストラリアへの来訪者数は16%の 増加を記録した。しかし、海外からの観光客の増加がこれまでの全て の開催都市で見られたわけではない。2008年8月の北京への外国 人旅行者数は7%減の、38.9万人であった。その年の夏の後半にか けて、訪中客数は激減し、前年同期比で30%の減少となった。但し、 この時期が世界金融危機のピークと重なることに留意する必要があ る。 直近のロンドンオリンピックでは好調な結果となっている。2012年9 月に、海外から英国を訪れた旅行者の数は260万人に達し、前年同 期比でおよそ1%の増加となった。2012年7月から9月までの3か月 間、前年同期比で訪英客数は4%減少した。しかし、訪英客による総 支出額は、60億英ポンド以上となり、前年比で6%高くなった。 過去のロンドンの例で見られたように、ツーリズムとより広範な経済 への影響は一般的に開催国全体と近隣都市に広がっている。英国で は、ユーロスターはロンドンオリンピック観戦に来た多くの旅行者が ヨーロッパ各都市へ移動する交通手段となった。

他都市への影響

過去の例で見られたように、ツーリズムと より広範な経済への影響は一般的に開 催国全体と近隣都市に広がっている

例外

2008年8月の北京への外国人旅行者数 は7%減の38.9万人であった。但し、この 時期が世界金融危機のピークと重なるこ とに留意する必要がある

2020年予測

2020年には、東京近隣の都市に加え、 大阪や京都へも旅行客が流れることが 予想され、訪日外客数の大幅な増加が 見込まれる 2020年には、東京近隣の都市に加え、大阪や京都へも旅行客が流 れることが予想され、訪日外客数の大幅な増加が見込まれる。北陸 新幹線が2015年に開業することで、金沢でも旅行客が増加するだ ろう。

(5)

オリンピック開催都市 客室数比較 開催月の客室数 (東京は2014年9月時点) 38 17 172 116 98 シドニ‒ '00 アテネ '04 北京 '08 ロンドン '12 東京 '14 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 (千室)

将来のオリンピック開催都市

政府は最近、2020年東京オリンピックが日本のGDPを0.5%押上 げ、4.2兆円の経済効果をもたらすとの予測を発表した。東京都が試 算した訪日外客数は850万人で、これは2012年の訪日外客総数よ りも多い。そのため現在、東京都では追加需要にあわせて客室の需 給バランスをとることが課題となっている。 オリンピックとパラリンピックの観戦旅行者、関係者と参加アスリー トの宿泊需要対応が全体計画の中核を占めるべきではないが、需要 に対し十分な供給を確立することは重要である。 2020年東京オリンピックが日本のGDP を0.5%押上げ、4.2兆円の経済効果をも たらすと予測 東京都が試算したオリンピック期間中の 訪日外客数は850万人で、これは2012 年の訪日外客総数よりも多い 今後数年間の訪日外客数の増加予測は、 客室数の増加を正当化するだろう

GDP上昇

外国人旅行者

新規客室供給

STRグローバルによれば、東京にはおよそ客室数9万4千室の供給 がある主要な国際ホテルマーケットの一つだが、この客室数には首 都圏にある日本の伝統的な宿泊施設である「旅館」が含まれていな い。その他の宿泊施設には、民宿やカプセルホテルがある。Airbnbも 近年、受け入れ能力を強化するという側面においては確実に発展し ている。個人の居宅空室を宿泊施設として活用するAirbnbのような オンライン・コミュニティ・マーケットプレイスは2020年においても有 用な宿泊施設の選択肢となることは確かである。 前回のレポートでは、国際オリンピック委員会は、東京のビジネス地 区半径50キロメートル内に、供給数約14万の客室があると報告し ていると述べた。供給数の変動が想定されているとはいえ、既存の客 室供給は現在の需要レベルに対応するはずだ。しかしながら、今後 数年間の訪日外客数の増加予測は、客室数の増加を正当化するもの になるだろう。 これまでの開催都市の客室数を見てみると、ロンドンでは、2012年 におよそ11万6千室、北京では2008年に17万2千室であった。対 照的に、アテネやシドニーなどの比較的小規模な都市ではかなり少 ない客室供給数となっていた – アテネ(2004年1万7千室)、シドニ ー(2000年推定で3万8千室)。 東京のホテルマーケットはロンドンや北京の規模に相当しているた め、直近のこの両開催都市でのオリンピックの影響を分析対象とし た。 出典: STR Global

(6)

北京オリンピック – 主要都市のホテル運営パフォーマンス オリンピック開催月(8月) – 前年、開催年(2008年)及び1年後 40% 50% 60% 70% 80% 90% 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 CNY 中国 北京 上海 西安 杭州 深川 香港 (CNY) 2007 2007 客室稼働率: ADR: 2009 2009 2008 (開催年) 2008 (開催年)

2008年北京

客室稼働率

北京では、オリンピック開催期間中に客 室稼働率が前年同期比18.8%減

ADR

期間中のADRは、前年同期比250% の目覚ましい上昇を記録

RevPAR

期間中RevPARは前年同期比184.2% 増加 上記グラフは、中国本土での主要ホテルマーケットを比較し、2008 年北京オリンピックの影響を示している。北京では、オリンピック開催 期間中に客室稼働率で前年同期比18.8%減を記録した。これは主 に、オリンピックのセキュリティ対策として政府が実施したビザ制限 が要因となっており、結果として訪中客数7%減少にもつながった。 こういった状況は、観光旅行のパターンにも影響を与えた世界金融 危機によってさらに悪化した。それでも、平均客室単価(ADR)は開催 期間中、前年同期比250%の目覚ましい上昇を記録した。北京での ADRは、2,000元を超える水準に上昇した。これは、通常ならラグジ ュアリーホテルでのみ見られる水準である。 こうしたADRの急騰は2012年のロンドンオリンピックでも観測され た。全体として、北京で1日当り販売可能客室(RevPAR)は、期間中に 184.2%増加した。2008年の大会では、中国本土の近隣都市のみな らず香港にも良好な影響を及ぼし、宿泊料金の上昇と客室稼働率の 低下という現象が見られた。 出典: STR Global

2008年の大会では、中国本土の近隣都市のみなら

ず香港にも良好な影響を及ぼし、宿泊料金の上昇と

客室稼働率の低下という現象が見られた。 

2008

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英国 マーケット ADR オリンピック期間(2012年)と 2011・2013年との比較 上記グラフは、2012年ロンドンオリンピック前、期間中、そして大 会後のホテルの客室稼働率の毎日の変動を示している。歴史的に は、客室稼働率は全ての開催都市でオリンピック前は下がってい る。2012年8月(開催期間中)、訪英客数は5%減少したが、ホテル客 室稼働率は2011年8月から7.6%向上し、ピーク時で90.2%を記録 した。 客室稼働率の落ち込みは、オリンピック開催月中の旅行者の変動に よるものであり、観戦していない旅行者は、この期間の開催都市への 訪問に伴うコスト高を避けたためと見られる。観戦にやって来る旅行 客は、訪英客による支出額が前年同期比で9%増加したことに貢献し ている。 当然のことだが、ロンドンのRevPARはオリンピック開催期間中高く なっている。オリンピックは世界最大のスポーツイベントなので、客室 料金の上昇は避けられないが、過去の開催都市と比較すると、ロンド ンでは客室料金の上昇率が最も低い結果となった。 全体として、ロンドンオリンピックは、2012年年間訪英客数と観光消 費額を押し上げ(訪英客数が1%、観光消費額では4%の増加が見ら れた)、開催国へのポジティブな影響を示している。ロンドンでは旅行 者と観光消費の大きなメリットを受け、それぞれ前年同期比で5%と 9%増となった。しかし、開催期間中、小売り、食料品と飲料品及びほ とんどの主要観光地では観光消費の落ち込みを経験した。これは、ロ ンドンを訪れていた旅行客の目的が一般的な観光ではなく、オリンピ ック観戦であったためである。 オリンピック前の数ヶ月間に政府は、英国人に向けての「ホリデイ・ア ット・ホーム(家でホリデイ)」キャンペーンを含む国内プロモーション を展開した。これは、「ステイケーション(家庭でバケーション)」、また 他には「ビジットイングランド(イングランドへお越しください)」など の取り組みを推進するもので、国内の旅行者を増やすための観光キ ャンペーンである。こうした取り組みにも関わらず、中国を含む数ヶ国 からの英国入国が厳しいビザ審査によって制限されたため、訪英客 数は5%の減少となった。オリンピック開催後の1年間では、ロンドン では観光消費額が112億ポンド(2012年よりも10億英ポンド増)を 記録し、2012年の訪英客数が約100万人増の1680万人となった。 英国全体でのADRは、上記グラフに反映されているように、2012年 のオリンピック開催期間においては、堅実な増加傾向が見られた。ほ とんどの都市はこの期間、ADRの上昇を経験しているが、その中で もロンドンは群を抜いており、前年同期比86.6%の増加となってい る。2013年には、ADRは2011年(もしくはオリンピック前)の水準 に戻った。 カーディフ、コベントリーそしてマンチェスターで開催されたサッカー の大きな大会は、こうした都市でのADR上昇を支え、また同様にヒー スロー、マンチェスター、エジンバラ、バーミンガム、グラスゴー、ニュ ーキャッスル、リバプール、そしてアバディーンなどの空港近辺の都市 でもADR上昇が見られた。 20% 10% 0% -10% -20% -30% 2012/7/ 1 2012/7/82012/7/1 5 2012/7/2 2 2012/7/2 9 2012/8/52012/8/1 2 2012/8/1 9 ロンドン 2012/8/2 6 2012/9/22012/9/92012/9/1 6 2012/9/2 3 2012/9/3 0 オリンピック 英国全 体 地方都市平均 ロンド ン ヒース ロー バー ミンガム マン チェス ター グラス ゴー リーズ リバ プー ル ブリス トル アバディ ーン カー ディフ ノッティ ンガ ム コベ ントリー ニュー キャッス ル エディ ンバ ラ 250 GBP 200 150 100 50 0

ADR 2011 ADR 2012 ADR 2013

日次比較 – ロンドン マーケット オリンピック開催月 客室稼働率増減(%)推移 出典: STR Global

2012年ロンドン

客室稼働率

ホテル客室稼働率は2011年8月から 7.6%向上し、ピーク時で90.2%を記録 した

ADR

ロンドン及び英国各都市のRevPARは期 間中高くなったが、過去の開催都市と比較 すると、客室料金の上昇率が最も低い結 果となった オリンピック開催後の1年間では、ロ ンドンでは観光消費額が112億ポンド (2012年よりも10億英ポンド増)を記 録し、2012年の訪英客数が約100万人 増の1680万人となった

オリンピック後

2012

出典: STR Global

(8)

新規客室供給

東京のホテル開発計画は、建築中あ るいは今後数年間に予定されてい るものの合計で、8%程度にあたる 7,500室の増加が見込まれている

ADR

2014年9月の東京のADRは、オリンピック 開催の発表以来、7.7%増加した。しかし、客 室料金は2012年以来上がり続けているた め、オリンピック開催を勝ち取ったことだけ が要因ではない

政策による影響

日本政府は金融緩和による円安や、アジア からの訪日外客数を増加させることになっ たビザ要件の緩和、オープンスカイ政策の 促進、そしてカジノ合法化の可能性を探っ ている。こうした動きは全て近い将来訪日 外客数の増加を促す可能性がある

2020年東京

東京のホテル開発計画は、建築中あるいは今後数年間に開業が予 定されているものの合計で、8%程度にあたる7,500室の増加が見込 まれている。さらに、ホテルによっては、近年日本が直面した建設コス ト高騰にも関わらず、拡張や改築計画が発表されている。 運営パフォーマンスについては、東京のホテルでは2012年以来、オ リンピックのみならず、「アベノミクス」を追い風に、ADRは一貫して 上昇傾向が見られる。2014年9月の東京のADRは、オリンピック開 催の発表以来、7.7%増加した。しかし、客室料金は2012年以来上 がり続けているため、オリンピック開催を勝ち取ったことだけが要因 ではない。 日本政府は金融緩和による円安や、結果アジア数ヶ国からの訪日外 客数を増加させることになったビザ要件の緩和、オープンスカイ政 策などを促進し、そして2015年のカジノ合法化の可能性を探ってい る。日本は2011年の震災後、安定した回復を見せ、地域の観光産 業とより広範囲の経済にもその影響が見られる。但し、2014年4月 の消費税増税以来、復調速度が落ちていることには留意が必要であ る。2015年後半に予定されている2回目の増税は、国内の観光需要 に影響を及ぼす可能性がある。

運営パフォーマンスについては、東京のホテルでは

2012年以来、オリンピックのみならず、

「アベノミク

ス」を追い風に、ADRは一貫して上昇傾向が見られ

る。

東京における実績パフォーマンス、供給、 需要、 RevPAR 12ケ月移動平均(2007年1月 – 2014年9月、JPY ) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 2013年9月7日 2020年東京オリンピック開催決定 供給 需要 RevPAR 百万 ¥ 2007年1 月 2008年1 月 2009年1 月 2010年1 月 2011年1 月 2012年1 月 2013年1 月 2014年1 月 2014年9 月 出典: STR Global

2020

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2013年訪日外客数

日本政府観光局(JNTO)によれ ば、2013年の訪日外客数は1,040 万人に達している

2020年及び2030年

訪日外客数

日本政府は、訪日外客数を2020年ま でに2千万人、2030年までに3千万人 に増やすことを目指している ロンドンや北京のように、ホテルの運営パフォ ーマンスは、東京で好調な業績が期待されて いる。大阪や京都をはじめ各都市でも2020年 が近付くにつれてADRが大きく上昇すること になるだろう

2020年ホテル運営パフ

ォーマンス

まとめ

日本政府は、訪日外客数を2020年までに2千万人、2030年までに 3千万人に増やすことを目指している。日本政府観光局(JNTO)によ れば、2013年の訪日外客数は1,040万人に達してはいるが、それで も政府の目標はやや意欲的なものに思われる。しかしながら、2014 年1月から7月までの訪日外客数は前年同期比で26%増加しており、 オリンピック効果が既に出始めている。 2020年東京オリンピック開催発表からちょうど1年で、既に数件の 新規シティホテル計画が公表されている。しかし、ホテルオークラ、ホ テルニューオータニそしてヒルトン東京など、東京で複数の新規ホテ ル開業が見られた1964年の東京オリンピックの時とは異なってい る。日本のツーリズムマーケットは明らかに回復しているが、東京はこ れまでの多くの開催都市と比べて、今ある宿泊需要に既にかなりうま く対応できていることを示している。 ロンドンや北京において示された通り、ホテルの運営パフォーマンス は、東京ではより好調な業績となることが期待されている。開催都市 から直接列車でアクセスでき、「オリンピックツアーパッケージ」に組 み込むことのできる大阪や京都をはじめ、いくつかの東京以外の都 市は、オリンピック開催による利益を享受することになる。こうした都 市も2020年が近付くにつれてADRが大きく上昇することになるだ ろう。 さらに重要なことは、日本はオリンピック開催後に国際的によりスポ ットライトを浴びるだろうということだ。ロンドンは引き続き、オリンピ ック開催の直接の影響としてツーリズム産業が確実な成長を見せて いる。日本も2020年以降、より多くの訪日外客を受け入れることな るだろう。

日本のツーリズムマーケットは明らかに回復している

が、東京はこれまでの多くの開催都市と比べて、今あ

る宿泊需要に既にかなりうまく対応できていることを

示している。

(10)

寄稿者

JLLホテルズ & ホスピタリティグループ ジョーンズ ラング ラサール ホテルズ & ホスピタリティグループは、ホスピタリティ産業におけるグローバルリーダーとして、バジェットホテル からラグジュアリーホテルに至るまでをカバーするだけでなく、タイムシェアや区分所有物件、コンベンションセンター、複合開発プロジェクト など様々なホスピタリティ資産を網羅する不動産サービスプロバイダーである。当グループでは、資産のライフサイクルを通じて投資価値を極 大化する投資戦略をサポートする300名を超える専門家を擁し、世界中の投資家やオーナー・オペレーターにサービスを提供している。過去 5年間において、競合他社比最多の約360億ドルの取引を成立させ、約4,000件のアドバイザリー・資産評価業務を提供してきた。当グループ は、業界最高レベルのリサーチを活用しながら、第三者的かつ専門的なアドバイスを顧客に提供している。 当グループの最新ニュース、ビデオ、リサーチプロダクトは以下のリンクから取得できる:  www.jll.com/hospitality

また、当グループのアプリ(iPhone app または iPad app)がApp Storeよりダウンロードできる。

JLLホテルズ & ホスピタリティ グループ

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ストラテジックアドバイザリー、アジア

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(11)

STR グローバル:

STRグローバルはホテル運営会社、ホテル開発業者、金融機関、アナリスト、ホテル業界への納入業者などのクライアントに、欧州、中東、アフ リカ、アジア太平洋、南米アメリカを対象とする定期レポートおよび特注レポートを提供している。STRグローバル は日・月単位のマーケット データの他、セグメント別データ、将来予測、年間収益、開発情報、統計情報など、ホテルに特化した唯一のデータサービスを提供している。 また、サービスに加盟中のホテル運営会社には、無料でマーケットレポートを提供している。STR グローバルはSTR 関連企業の一部であ り、STR、STRアナリティクス、Hotel News Now と提携している。詳細は、www.strglobal.com まで。

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