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奈良文化財研究所文化財情報研究室

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Academic year: 2021

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2020825

文化財動画ライブラリーの公開について

奈良文化財研究所文化財情報研究室

公開日時:2020年8月26日(水)

URL:https://sitereports.nabunken.go.jp/ja

〇経緯・背景

新型コロナウイルスによる感染症拡大を受けて、現在、展示等の文化財関連事業 にも影響がでています。そこで情報発信を補うためにwebによる文化財関連動画の 配信が行われ、新しい生活様式の構築や地域の魅力発信等に効果を挙げています。

全国の調査機関が専門性を発揮して制作した動画がYouTube等にて多数公開されて います。しかし、動画の所在を把握しにくいことや、他の人気動画の影に隠れるな どの理由により視聴されにくい場合があります。そこで、全国各地で制作されてい る文化財関係の動画情報を統合し、紹介するプラットホーム「文化財動画ライブラ リ―」を構築し、閲覧の便を図ることで、文化財をつうじた地域の魅力発信に資す ることや文化財に対する国民の理解を一層高めることを目的として、文化庁と共同 で開発しました。

〇具体的施策

2020年8月26日の機能公開時には、全国の文化財動画165本を公開をします。

これらの動画は一覧で表示できます。9月以降に順次動画公開が進む予定です。

文化財動画が対象とした文化財の所在地や時代等によって検索できるようにし ました。例えば、青森県の縄文時代の遺跡を対象にした動画 などの条件によって 検索できます。

報告書の全文データベースである全国遺跡報告総覧と YouTube を連携させまし た。自然言語処理技術を活用して、文化財報告書、文化財イベントと文化財動画の 内容類似度を自動判別し、ユーザの関心に合わせた提案型配信機能を実装しました。

ユーザが文化財に関する情報を収集する際に、印刷物や動画などの媒体の壁を越え て利用しやすくなり、文化財の利活用の可能性が拡がっていく効果が見込まれます。

※全国遺跡報告総覧とは https://sitereports.nabunken.go.jp/ja

全国遺跡報告総覧は、文化財の調査報告書等を全文電子化して、インターネット 上で検索・閲覧できるようにした“報告書のインデックス”です。全国の専門機関 と共同で推進しており、1259機関が参加しています。島根大学附属図書館が事務局 となっています。遺跡に関する情報(抄録)13 万 4 千件、報告書類の書誌数 7 万 件、PDFデータがある報告書類2万6千件のデータを保持しており、文化財に関す る情報基盤として機能しています。システム内部に専門用語辞書を保持しており、

自然言語処理技術を活用しています。考古学ビッグデータを定量分析できる次世代 情報基盤であることが強みです。新型コロナウイルス感染症の影響で、オンライン

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利用が増加しており、2020年6月には報告書ダウンロード数が前年同月比177%と なりました。

担 当

奈良文化財研究所企画調整部 文化財情報研究室 高田祐一 [email protected]

参照

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