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もうひとつの避難者たち : おおくま町会津会の人びと

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Academic year: 2021

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振の地平を明らかにするためには,さらに「創発するコミュニティ」(emergent com-munity)および「節合」(articulation)の機制に触れる必要があると思われる。また 両者がともに「コミュニティ・オン・ザ・ムーブ」としてあるということも視野に入 れるべきであろう。これらの原理的な説明については,Urry(2007)および吉原(2011; 2013;2014c)を参照のこと。 6)ちなみに,36人のうち「災害公営住宅への移転」を希望している者は7人("$% '(-.),また「新居への転居」を考えている者は11人(!#&)*+,/012) にとどまっている。なお,『福島民報』2014年6月4日号によると,大熊町民を対象 とする,会津若松市に立地する災害公営住宅の第1期分の入居申し込みの倍率は,古 川町1号棟0.7倍,年貢町1号棟1.0倍,同2号棟0.7倍,同3号棟1.0倍となっており, 全体に低率にとどまっている。詳述はさておき,ここから避難者からみた災害公営住 宅のありようが浮かび上がってこよう。 7)時期的には若干ずれるが,仮設住宅入居者に対して実施したアンケートおよび聞き 取りによって得られた知見とすり合わせる必要があろう。また36人の現時点でのいっ そう微に入る聞き取りと「これまで」と「これから」の生活履歴に関する系統的なサ ーヴェイがもとめられよう。いずれも長期にわたる組織的な調査計画をうちたてるこ とが不可避である。 文献

石本めぐみ,2014,「NPO 法人 ウイメンズアイ」日本女性学習財団『We Learn』731,12― 13 高橋哲哉,2012,『犠牲のシステム――福島・沖縄』集英社新書 たくきよしみつ,2012,『3・11以後を生きるきみたちへ――福島からのメッセージ』岩 波ジュニア新書 田中夏子,2014,「書評 伊豫谷登士翁・齋藤純一・吉原直樹『コミュニティを再考す る』」JR 総研『にじ』645,160―5 貝沼洵,2009,『共に生きることは可能か』アカデミア出版会

Oldenburg, R., 1989, The Great Good Place: Cafés, coffee shops, bookstores, bars, hairsalons

and other hangouts at the heart of a community, Da Capo Press.(=2013,忠平美幸訳 『サードプレイス』みすず書房)

Urry, J., 2007, Mobilities, Polity.

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参照

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