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タンパク質および遺伝的アルゴリズムの基礎学習

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Academic year: 2021

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60回 月例発表会(20037月) 知的システムデザイン研究室 タンパク質および遺伝的アルゴリズムの基礎学習 藤本 万里子

1 課題の達成状況

今月は,今後の研究活動で必要となる基礎学習を中心 に行った.本章では,それらの詳細について述べる. 1.1 文献調査報告 • タンパク質の基礎 タンパク質は,アミノ酸が多数結合したポリペプチ ド鎖が折り畳まれて立体構造(Fig. 1(a))を作るこ とにより,生物学的な機能を果たす.結合の回転角 である二面角(Fig. 1(b))が立体構造を決定する設 計変数となる.タンパク質分子がなす立体構造はタ ンパク質分子のエネルギー最小状態に対応している ため,最適化手法を用いてエネルギー最小状態を探 索する分子シミュレーション法と呼ばれる手法が注 目されている. ǩJGNKZ ǪUJGGV loop region (a) 立体構造 %%ǩ % 0 % 1 * * 1 % 0 % * 4 Ǿ Ȁ (b) 二面角 Fig. 1 タンパク質 • 遺伝的アルゴリズムの基礎 単一母集団 GA,および並列化モデルの 1 つである分 散 GA の基本概念や各種オペレータについて調査した. 単一母集団 GA は,膨大な反復計算を必要とするため 計算負荷が高く,また探索初期に局所解に収束する場合 があるという短所を持つ.この問題点を解決すべく分散 GA が開発された.分散 GA は,母集団を複数の分割母 集団に分割し,各分割母集団で遺伝的操作を独立に行う. また,分割母集団間で移住と呼ばれる個体の交換操作を 行う.分散 GA は単一母集団 GA と比較して,高品質な 解が得られるという利点を持つ. 1.2 GA のパラメータの検討(データ処理実習) 本研究室で開発された分散 GA のライブラリである ga2k を数学的テスト関数に適用し,数値実験を行った. 本実験の目的は, GA のパラメータが解探索に与える影 響を考察することである. 分割母集団数を変化させた 場合の解探索履歴を Fig. 2 に示す.Fig. 2(a) に平均値, Fig. 2(b) に中央値による結果を示す.なお,個体数 400, 交叉率 1.0,選択手法はトーナメント選択とした.実験 の結果, 分割母集団数によって解探索性能が変化するこ とや,各パラメータの最適値は他のパラメータの値に依 存することが分かった. また, 数値実験を行う際には, 平 均値や中央値など,様々な視点からの考察が必要である ということを学んだ. 㪈㪅㪜㪄㪇㪋 㪈㪅㪜㪄㪇㪊 㪈㪅㪜㪄㪇㪉 㪈㪅㪜㪄㪇㪈 㪈㪅㪜㪂㪇㪇 㪈㪅㪜㪂㪇㪈 㪈㪅㪜㪂㪇㪉 㪇㪅㪜㪂㪇㪇 㪌㪅㪜㪂㪇㪋 㪈㪅㪜㪂㪇㪌 㪉㪅㪜㪂㪇㪌 㪥㫌㫄㪹㪼㫉㩷㫆㪽㩷㪜㫍㪸㫃㫌㪸㫋㫀㫆㫅㫊 㪜 㫍㪸㫃 㫌㪸 㫋㫀 㫆㫅 㩷㪭 㪸㫃 㫌㪼 㪈 㪋 㪈㪇 㪋㪇 㩺㫀㫊㫃㪸㫅㪻 (a) 平均値 㪈㪅㪜㪄㪇㪋 㪈㪅㪜㪄㪇㪊 㪈㪅㪜㪄㪇㪉 㪈㪅㪜㪄㪇㪈 㪈㪅㪜㪂㪇㪇 㪈㪅㪜㪂㪇㪈 㪈㪅㪜㪂㪇㪉 㪇㪅㪜㪂㪇㪇 㪈㪅㪜㪂㪇㪋 㪉㪅㪜㪂㪇㪋 㪊㪅㪜㪂㪇㪋 㪋㪅㪜㪂㪇㪋 㪌㪅㪜㪂㪇㪋 㪥㫌㫄㪹㪼㫉㩷㫆㪽㩷㪜㫍㪸㫃㫌㪸㫋㫀㫆㫅㫊 㪜 㫍㪸㫃 㫌 㪸㫋 㫀㫆 㫅 㩷㪭 㪸㫃 㫌 㪼 㪈 㪋 㪈㪇 㪋㪇 㩺㫀㫊㫃㪸㫅㪻 (b) 中央値 Fig. 2 分割母集団数の変化による解探索履歴 なお,その他の詳細な実験結果については,ISDL レ ポート No.20030704003 を参照されたい. 1.3 GA の作成(プログラミング実習) 単一母集団 GA のプログラムを C 言語で作成してい る.なお,プログラミングを行う際は,モジュールプロ グラミングを作成することを心がけている.

2 今後の課題

• 並列分散 GA の作成 作成中の GA のプログラムを分散 GA に拡張する. また,MPI を用いて並列プログラミングを行う.完 成後は自作 GA と ga2k を比較し,動作確認を行う. • シミュレーテッドアニーリングの基礎学習 シミュレーテッドアニーリングの基礎に関する文献 調査を行う. • 試行数と信頼性に関する調査 コイン投げ実験において,試行回数と得られる値の 信頼性について検討する. 1

参照

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