試行錯誤をエンタテインメントに
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(2) ■ うるま(うるまでるび) 「おしりかじり虫」などで知られるア ーティストデュオ・うるまでるびの 男のほう.2012 ∼ 13 年,文化庁か ら「文化交流使」の命を受けサンフ ランシスコに滞在.2005 年に IPA 未 踏ソフトウェア創造事業スーパーク リエータ認定.. しかしその子供たちも,いつの日か,絵には結果があり,うまいへたの評価があると知る. そして自分はへたなグループだと思ってしまうと,二度と絵を描かなくなる.楽しみを捨て てしまうのである. 私が初めてコンピュータに触れたのは 1980 年,17 歳のときである.電機メーカに勤めて いた父が,「これからはコンピュータだ!」と鼻息も荒く,TRS-80 というアメリカ製のパー ソナルコンピュータを買ってきた.グリーンディスプレイで記録メディアはカセットテープ. グラフィックドットは最高 128 × 48 ドット.この不思議なものが我が家にやってきたとき, 私は「新しい画材がやってきた」と感じた.そして Basic 言語でプログラミングして,128 × 48 ドットのスクリーンに絵を描いた.それから三十数年,ずっとコンピュータで絵を描 いている. コンピュータは,だれでも試行錯誤を楽しめるおもしろい画材になり得ると,私は信じて いる.それを実現するのがソフトウェアだ.現実にある画材の再現ではなく,コンピュータ ならではの発想から生まれたソフトウェアを自分でも提供したいし,巷に溢れてほしい.そ して音楽制作や映像制作などにおける試行錯誤のエンタテインメント化も含めて,ゲームで もツールでもない,新しいジャンルとして確立してほしいと熱望している.それはきっと, どんな大人にも子供心が残っていることを教えてくれることだろう.. 情報処理 Vol.55 No.5 May 2014. 巻頭.
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