前習慣喫煙が習慣喫煙に移行する要因に関する健康心理学的研究
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(2) [考察コ. 6、喫煙状況と初回たばこの入手先では、「自分で 購入」に有意傾向を認め、習慣喫煙群が多かった。. 思春期では、親の影響は低下する一方、友人を. 7.喫煙状況と経過. 中心とする重要他者などの影響がそれに代わって. 吸い始めのころの入手先は、r自動販売機」1%、. 大きくなる時期である。その友人たちが喫煙して. 「コンビニ」「友達にもらう」「家族のたばこ」で. いると、喫煙行動を意識的無意識的に取り入れて. 5%の有意差を認めた。習慣喫煙群は「自動販売機」. 内在化し、たばこが仲間に所属するための手段と. rコンビニ」が多く、ためし喫煙群はr友達にも. して用いられ、たばこを吸うという意思形成がさ. れる。それらの友人や尊敬している人を中心とす. らう」「家族のたばこ」が多かった。喫煙場所は、. る重要他者から、喫煙が容認されていると感じ、. 「自分の部屋」1%、r学校」5%で有意差を認めた。. 一緒に喫煙した人は、r友達」1%、r親友」5%の. 友達付合いやストレス解消のために、自分の部屋. 有意差で習慣喫煙者が多かった。. や学校や公園などで喫煙を続ける。このように、. 8.喫煙状況とたばこを吸わない理由は、r家族が. 周囲にいる自分にとって重要な人の行動を観察、. 反対する」で5%の有意差を認めた。. 模倣し、何らかの身体的、心理的、社会的利益を. 9.喫煙状況と他人喫煙の不潔感を比較したとこ. 得る経験を重ねるうちに、仲間との相互関係の中. ろ、1%の有意差を認めた。ためし喫煙群は不潔と. で、喫煙行動は強化され習慣化して行くと考える。. 感じていた。. ためし喫煙群は喫煙し続けると習慣化するとい. 10.喫煙状況と友達の喫煙状況は、1%の有意差. う認識が無く、習慣喫煙群が習慣化すると認識し. を認めた。習慣喫煙群は喫煙する友達が多かった。. ているのは、習慣化した経験を通して習慣化する. 11.喫煙状況と知識や家族の喫煙・父母の有無に. ことを学習したためと考えられる。. は有意差が無かった。. 今後、ためし喫煙から習慣喫煙に移行するのを. 12.喫煙状況と相関係数. 防止するには、家族の喫煙率を減らし乳幼児や小. 喫煙状況と家族の態度,習慣化する意識,他人の. 中学生がたばこに接する機会を減らすこと。料金. たばこ不快,経済状態,友人の人数,友人の喫煙状況. の値上げや販売しないなど、たばこの入手を困難. との相関係数を算出した。喫煙状況は「習慣化す. にすること。喫煙に変わるエネルギーを打ち込め. る意識」r他人のたばこ不快」r友人の喫煙状況」. るクラブ活動やボランティア活動などの機会を作. と有意水準1%、「家族の態度」とは5%の相関を. ることが重要であると考える。. 示した。家族の態度は摺慣化する意識」「他人の. また、地域における健康教育と幼稚園や小学校. たばこ不快」と有意水準1%の相関を示した。習. など喫煙を開始する前の喫煙防止教育に加え、所. 慣化する意識はr他人のたばこ不快」と有意水準. 属するコミュニティ全体の禁煙教育が必要である。. 1%、「友人の喫煙状況」と5%で有意な相関を示. コミュニティ全体を無煙環境にし、たばこを吸わ. した。他人のたばこ不快はr友人の喫煙状況」と. ない行動様式や価値観などを自己に取り入られる. 5%で有意な相関を示した。友人の人数は「友人. 環境を作ることが、意図的な教育よりも大きな効. の喫煙状況」と有意水準5%で相関を示した。経. 果を持つと考える。. 済状態は「喫煙状況」「友人の人数」などと相関を. 青少年の習慣喫煙を防止することにより、大入. 示さなかった。したがって、ためし喫煙者ほど、. の喫煙者を大幅に減少させ、喫煙者の再生産を防. 友人の喫煙者が少なく、他人のたばこを不快と感. 止できると考える。. じ、習慣化するという意識がないことが明らかに. 主任指導教員(浅川潔司). なった。. 指導教員(浅川潔司). 一69一.
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