養護教諭を目指す学生の救急処置への不安状況 : 養護実習前後での意識の変化から
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(2) 北海道教育大学紀要(教育科学編)第67巻 第1号 Journal of Hokkaido University of Education(Education)Vol. 67, No.1. 平 成 28 年 8 月 August, 2016. 養護教諭を目指す学生の救急処置への不安状況 ― 養護実習前後での意識の変化から ―. 山田 玲子・端谷友紀子*・岡田 忠雄 北海道教育大学札幌校 医科学看護学教室 *. 羅臼町立春松小学校. Anxiety concerning First Aid in University Students Who wants to be a Yogo Teacher YAMADA Reiko, HASHIYA Yukiko* and OKADA Tadao Department of Clinical Science and Nursing, Sapporo Campus, Hokkaido University of Education *. Shunshou Elementary School. 概 要 平成23年度保健室利用に関する調査報告書によると,小学校では「けがの手当て」,中学校 および高等学校では「体調が悪い」が来室理由の1位で,救急処置は養護教諭の職務の中でも 非常に大きな役割を担っており,適切な判断力が求められている。加えて,現職養護教諭であっ ても9割以上が救急処置における「判断」に困難を感じることが報告されている。養護教諭は 学校に一人もしくは二人配置であり,養成機関を卒業してすぐに救急対応が求められることか ら,養護教諭を目指す学生が抱いている救急処置に対する不安やその状況を把握して,養成教 育に活かすことは重要である。 そこで本調査は,養護実習を経験した本学学生を対象とし①学生の救急処置に対する不安内 容を症状・疾患別に分けて明らかにすること②養護実習前後の救急処置の対応に関する意識の 変化に焦点を当て,救急処置への不安を軽減するための方策を検討することを目的とした。 調査の結果,94.4%の学生は救急処置に不安を抱えていることがわかった。特に「打診」 「触 診」といったフィジカルアセスメントに関する項目で不安を感じていた。そのため,フィジカ ルアセスメントの学習やどのような時に必要か,というような状況に合わせた観察・判断がで きるよう,事例を用いた具体的な対応をロールプレイングするなど,教育方法を工夫する必要 があると考えた。. 469.
(3) 山田 玲子・端谷友紀子・岡田 忠雄. Ⅰ.はじめに. を経験した学生を対象とし,①学生の救急処置に 対する不安内容を症状・疾患別に分けて明らかに. 養護教諭は保健室を活動の拠点として学校保健. することと,②養護実習前と養護実習後の救急処. に携わっており,児童生徒の健康を守る学校に唯. 置の対応に関する意識の変化に焦点をあて,救急. 一の専門職である。養護教諭の職務は,学校教育. 処置への不安を軽減するための方策を検討するこ. 法で「児童生徒の養護をつかさどる」と定められ. とである。. ており,昭和47年および平成9年の保健体育審議 会答申において主要な役割が示されている。さら に平成20年の中央教育審議会答申では,養護教諭 が学校保健活動推進の中核的役割を担うことが明 1). Ⅲ.対象および方法 北海道教育大学の養護教育専攻の学生3年生39. 記されている 。それらを踏まえて,現在,救急. 人,4年生38人の合計77人を調査対象とした。. 処置,健康診断,疾病予防などの保健管理,保健. 2014年10~11月に自記式無記名のアンケート調査. 教育,健康相談活動,保健室経営および保健組織. を実施した。調査項目は「事前準備の有無と内容」. 活動などを行っている。. 「養護教諭志望の有無」「不安に感じた外科的,. その中でも主な職務として挙げられるのが救急. 内科的疾患と処置活動(外科・内科各25項目から. 処置である。 児童生徒の保健室来室理由としては,. 選択)」「実習前後の意識の違い」等とした。倫理. 平成23年度は小学校では「けがの手当て」,中学. 的配慮として,調査は無記名で行い,対象者に口. 校および高等学校では「体調が悪い」が来室理由. 頭と文書で研究の目的・方法,研究参加への自由. の1位であり,養護教諭の対応内容も校種を問わ. 意思と随時拒否と撤回の自由,データ管理,プラ. ず「けがの手当て」「健康観察」「バイタルサイン. イバシーの保護およびデータの使用範囲について. の確認」 「教室復帰して経過観察」「休養」が多く. 説明した。アンケート用紙の回収をもって同意が. 2). を占めていた 。これらのことから,救急処置は. 得られたものとみなした。. 養護教諭の職務の中で非常に大きな役割を担って. 統計学的解析にはχ2検定を用い,有意水準を. おり,適切な処置技術と判断力が求められている. 5%とした。. ことがわかる。 また,養護教諭は学校に一人もしくは二人配置 であり,養成機関を卒業してすぐに救急対応が求. Ⅳ.結 果. められる傷病に対応しなければならないという現. 1.対象者の属性. 実がある。加えて,現職養護教諭の9割以上が救. 調査対象である77人に調査票を配布し,71人か. 急処置における「判断」に困難を感じることが報. ら回答を得た(回収率92.2%)。対象者の学年は「3. 3). 告されている 。多くの新人養護教諭が,まだ先. 年生」35人(50.7%),「4年生」36人(49.3%). 輩養護教諭や同僚から直接学ぶ機会が少ない時期. であり,性別は全員女性であった。また本学の養. に一人で対応しなければならないという状況を考. 護実習は,3年次に2週間(中学校)および4年. えると,養護教諭を目指す学生が抱いている救急. 次に2週間(小学校)で行っており,今回の調査. 処置に対する不安やその状況を把握して,養成教. 対象全員が養護実習を経験している学生である。. 育に活かすことは重要だと考える。 2.養護実習前の救急処置に関する準備状況につ. Ⅱ.研究目的 本研究の目的は,本学養護教育専攻の養護実習. 470. いて 養護実習前の救急処置に対する不安の有無を尋 ねたところ,67人(94.4%)が「ある」と回答した。.
(4) 養護教諭を目指す学生の救急処置への不安状況. 養護実習受講にあたり救急処置に関する事前準. であった(図1参照)。. 備を行いましたか,という設問に対して「はい」 が49人(69.0%) 「いいえ」が22人(31.0%)であっ. 61.2. 処置について調べた. た。また,学年での違いに関しては表1に示した. 53.1. 授業の復習 36.7. イメージトレーニング. 通りであり,4年生の方が3年生よりも事前準備. 26.5. 手技の練習. を行った人が有意に多い結果となった。. 18.4. ノート作成 8.2. 実習記録を読む. 8.2. 友人と討論. 表1:救急処置に関する事前準備と学年との関連 人 (%) 事前準備. 学年. 行った. 4.1. 先輩に聞く. 6.1. その他 0.0. 計. 行わなかった. 6.1. 教員に聞く. 10.0. 20.0. 30.0. 40.0. 50.0. 60.0. 70.0. 図1 行った事前準備の内容 (%). 3年生. 21 (58.3). 15 (41.7). 36 (100). 4年生. 28 (80.0). (20.0) 7. 35 (100). 3.救急処置への不安内容. 計. 49 (69.0). 22 (31.0). 71 (100). 救急処置の中で特に不安な事柄を外科系疾患と. *. p=0.03, <0.05. 内科系疾患に分けて尋ねた。その結果,外科部門 では「正しい打診」が最も多く95.6%,次いで「正. さらに,ここで「はい」と回答した人にどのよ. しい触診」の92.6%であった(図2参照)。. うな準備を行ったかをたずねたところ,多かった. 内 科 部 門 で は,「 正 し い 触 診 」 が 最 も 多 く. のは「救急処置について調べた」 「授業の復習を. 92.8%,次いで「視診の見落とし」88.5%であっ. 行った」 「処置や手技のイメージトレーニング」. た(図3参照)。 1.5. 95.6. 正しい打診. 13.2. 78.0. 0%. 39.7. 35.3. 25.0. 年齢に応じた声掛け. 44.2. 27.9. 27.9. バイタルサインの測定. 20% 不安. 8.8. 23.5. 33.8. 41.2. 来室時の様子からの対応. 5.9. 11.8. 82.3. 視診の見落とし. 1.5. 14.7. 83.8. 問診の聞き漏らし. 1.5. 5.9. 92.6. 正しい触診 実際に疾患を見たことがない. 2.9. 40%. 60%. 80%. 100%. 不安ではない. どちらでもない. 図2 (外科部門)救急処置活動への不安内容 (%) 2.9 2.9. 92.8. 正しい触診. 7.2. 88.5. 視診の見落とし. 10.1. 87.1. 実際に症状を見たことがない. 8.7. 84.1. 問診の聞き漏らし. 0%. 39.1. 30.5. 29.0. 年齢に応じた声かけ. 20% 不安. 40% どちらでもない. 5.8. 30.5. 24.6. 43.5. バイタルサインの測定. 1.4. 16.0. 29.0. 53.6. 来室時の様子からの対応. 2.9. 60%. 80%. 100%. 不安ではない. 図3 (内科部門)救急処置活動への不安内容 (%). 471.
(5) 山田 玲子・端谷友紀子・岡田 忠雄. また,救急処置対応に不安を感じるけがや身体. ろ,「ある」と答えた学生が88.7%であった。そ. 症状を尋ねたところ,外科系症状では「目のトラ. の上で「ある」と答えた学生に具体的な不安内容. ブル」が82.4%で,内科系症状では「アナフィラ. を自由記述式で記入させたところ,大きく分類し. キシー」が89.9%で最も多かった(図4,5参照)。. て4項目に分かれた。多かった順に「外科的処置」 47.6%,「内科的処置」27.0%,「その他(問診・ 健康相談・医薬品について)」25.4%,「心的な対 応」4.8%であった。. Ⅴ.考 察 1.養護実習前の救急処置に対する準備状況 実習の事前準備を行った学生は全体の69.0%で あり,学年による比較では4年生の方が準備を 行っていた人が有意に多かった(p=0.03, <0.05)。 これは,特に実習が初めての学生はどのような準 図4 不安に感じた外科系症状・疾患 (%) *50%以上のもののみ表示. 備を行ってよいかわからず,さらに養護実習に関 する情報を得る機会が少なかったことから,実際 の行動に結びつかなかったのではないかと考え た。最近の学生は人間関係が狭小化しており,先 輩後輩のつながりが薄いことも要因であると推測 された。そこで,大学で行っている事前指導の中 に,先輩からの経験談をグループ単位で聴くこと ができるようにするなど,特に初めての実習とな る学生には事前学習として具体的にどのような内 容を行えばよいかを考えるきっかけとなるような 場面作りが必要であると考えた。 また,行った事前準備の内容に関しては, 「調 べた」「復習をした」「イメージトレーニング」と. 図5 不安に感じた内科系症状・疾患 (%) *50%以上のもののみ表示. 回答した学生が多く,鈴木ら4)による先行研究と 同様の結果であった。前述の結果と合わせて考え てみると,具体的にどのような内容を準備すれば. 4.養護実習前後の救急処置の対応に関する意識 の変化について. よいか分からなかったため,とりあえず調べたり 復習したりという机上学習に留まった結果だと考. 養護実習前に救急処置が不安だった学生は. える。もちろん,机上学習も重要な事前準備にな. 94.4%と非常に多かったが,実習後に不安が解消. り得るが,「救急処置」という急な判断と正確な. された人は23.9%であった。また,実習中に救急. 手技が求められる事柄に関しては,より実践的な. 処置に対する不安を感じた際,養護教諭に尋ねる. 学習や訓練が必要だと考える。したがって,今後. ことができたかを聞いたところ,98.6%の学生が. は学校現場を想定してより実践をイメージできる. 「できた」と答えた。さらに,実習後に勉強不足. ように,救急処置や緊急時の対応を実際の場面を. だと感じた救急処置の有無について質問したとこ. 想定しながら実際に処置を行うところまで経験で. 472.
(6) 養護教諭を目指す学生の救急処置への不安状況. きる取り組みを数多く取り入れたいと考えた。. 文部科学省は2008年にアレルギー疾患をもつ児 童生徒の対応について「学校アレルギー疾患に対. 2.救急処置への不安内容. 8) を示しその後もよ する取り組みガイドライン」. 救急処置に対し不安に感じた内容を外科部門,. り具体的な対応に関して提示している。また北海. 内科部門に分けて尋ねたが,どちらも不安な内容. 道は全国平均よりもアレルギー疾患を持つ子ども. として上位に挙がったのが「打診」 「触診」 「視診」. が多い(全国:小学校4.5%,中学校4.7%,高等. といったフィジカルアセスメントに関連する項目. 学校4.0%,北海道:小学校7.7%,中学校8.4%,. であった。フィジカルアセスメントとは,近年注. 高等学校7.4%)ことから,北海道教育委員会で. 目されている養護教諭にも必要な実践であり, 「対. 9) も「学校における食物アレルギー対応の進め方」. 象者の健康状態を判断するためにインタビューに. を策定し処置対応の周知を図っている。このよう. より主観的情報を収集し,フィジカルイグザミ. なガイドライン等をしっかり把握し,実際に対象. ネーション(視診・触診・打診・聴診・測定・検. となる子どもに症状が現れた場合にどう対応する. 査など)を用いて対象者の客観的情報を集め分析. かをシミュレーションするなどの学習をすること. すること」5)と定義されている。この中でも打診. により,学生の不安が軽減するのではないかと考. に関しては,養護実習において実習校で体験でき. えた。. たのは1割と少なく不安であるとする学生が多い ことが報告されている6)。さらには,現職養護教. 3.学生の救急処置への不安を軽減するために. 諭に対する調査においても,問診・視診・聴診・. 養護実習の前後で救急処置に関する不安につい. 触診・打診は学習の必要度が高く学習経験率も高. て,実習後に不安が解消された学生は23.9%で. い反面,対処時に自信がある人が少ないことも先. あった。短い実習期間で経験できることは限られ. 行研究7)により報告されている。これらのことか. ていること,重症の可能性がある場合や緊急を要. ら,救急処置に関する不安を少しでも軽減するた. する場合は実習生ではなく養護教諭が対応せざる. めには,特にフィジカルアセスメントに関する学. を得ないことから,不安が軽減されなかった学生. 習と実際の打診・触診などのトレーニングが必要. も多いと考えた。しかし,養護実習中に救急処置. であると考える。また,どのような時にどのよう. に対する不安を感じた際,養護教諭に尋ねること. なフィジカルアセスメントが必要か,というよう. ができた学生は98.6%であり,養護教諭とコミュ. な状況に合わせた観察・判断方法についてもより. ニケーションを取り,疑問点や不安感を取り除く. 具体的に学ぶ必要があると考えた。. ための活動を行うことができていた。また,実習. 次に処置対応に不安を感じる症状・疾患に関し. 後に勉強不足だと感じた救急処置があると回答し. ては「目のトラブル」と「アナフィラキシー」が. た人が9割おり,多くの学生が知識不足を自覚し. 上位であった。前述の先行研究では「腹痛」「不. ていた。机上での学びと実際の現場での学びには. 定愁訴」が上位であると報告されており,今回の. 大きな差がある事を学生は感じ取り,実習を通し. 調査結果とは異なっていた。これは,年代の違い. て今後の課題を見つけることができたのではない. によると推察された。2012年に東京の小学校で児. かと考えた。. 童が食物アレルギーによるアナフィラキシー. これらのことから,前述の実践的かつ具体的な. ショックにより死亡する事故があり,全国の学校. 事前準備を行うとともに,事後にも調べ学習・復. で食物アレルギーを持つ児童生徒への対処,給食. 習・具体的な事例を用いたイメージトレーニング. のあり方,緊急時の対応確認などが見直されたこ. を重点的に行うことが不安の軽減につながるので. とから,今回の調査で不安内容の上位に挙がった. はないかと考える。さらには,今時の学生の特性. のではないかと考えた。. として前述したような人間関係の狭小化や自尊感. 473.
(7) 山田 玲子・端谷友紀子・岡田 忠雄. 情の低さ等が挙げられる。このため,実習後に学. 置に関する実践的かつ具体的な事前準備を行う. 内で行う事後指導で学生同士が困難を感じた症状. とともに,事後にも調べ学習・復習・具体的な. や事例を報告し合い,情報を共有して個々の学習. 事例を用いたイメージトレーニングを重点的に. に結びつけたり,実習中の事例を多く取り入れて. 行うことが不安の軽減につながるのではないか. 演習や講義を行うなど実践的な学習を行うこと. と考えた。. で,少しでも学生の救急処置に対する自信獲得の. 4.より現代の学生の特性にあわせた取り組みと. 一助になるのではないかと考えた。今後の展開と. して,実習後に学内で行う事後指導で学生同士. しては,上記の実習対応を取り入れた後に,本研. が困難を感じた症状や事例を報告し合い,情報. 究と同様の趣旨でアンケート調査を行い養成教育. を共有して個々の学習に結びつけたり,実習中. のブラッシュアップに努めたいと考える。. の事例を多く取り入れて演習や講義を行うなど 実践的な学習を行うことで,少しでも学生の救. Ⅵ.結 語. 急処置に対する自信獲得の一助になるのではな いかと考えた。. 北海道教育大学札幌校養護教育専攻に在籍し養 護実習を経験した学生に救急処置に関する不安に. 引用・参考文献. ついてアンケート調査を行ったところ,以下の知 見を得たので報告する。 1.養護実習前の救急処置に対する不安の有無を 尋ねたところ,9割以上の学生が「ある」と回 答した。 また,救急処置に関する事前準備を行っ. 1)文部科学省 中央教育審議会,子どもの心身の健康 を守り,安全・安心を確保するために学校全体として 取組を進めるための方策について(答申) ,2008 2)財団法人日本学校保健会:保健室利用に関する調査 報告書(平成23年度調査結果) ,19-26,2011. た学生は69.0%であり,学年による比較では3. 3)武田和子ほか:養護教諭の救急処置における困難と. 年生よりも4年生の方が準備を行っていた人が. 今後の課題-記録と研修に着目して-,日本養護教諭. 有意に多かった。大学で行う事前指導で,先輩 からの経験談をグループ単位で聴くことができ. 教育学会誌,11, 33-43, 2008 4)鈴木郁美ほか:養護実習における学生の経験と不安 内容,茨城大学教育実践研究,29,165-177, 2010. るようにするなど,具体的にどのような事前準. 5)丹佳子:養護教諭が保健室で行うフィジカルアセス. 備を行えばよいかを考えることのできる場面作. メントの実態と必要性の認識,学校保健研究,51⑸,. りが必要であると考えた。 2.救急処置に対し不安に感じた内容を外科部 門,内科部門に分けて尋ねたが,どちらも不安 な内容として上位に挙がったのが「打診」 「触診」 「視診」といったフィジカルアセスメントに関 連する項目であった。救急処置に関する不安を 少しでも軽減するためには,特にフィジカルア セスメントに関する学習とトレーニングが必要 であると考える。また,フィジカルアセスメン トを状況に合わせて実施できるように,観察・ 判断方法についてもより具体的に学ぶ必要があ ると考えた。 3.養護実習の前後での不安に関して,実習後に 不安が解消された学生は少数であった。救急処. 474. 336-346, 2009 6)大森智子ほか:養護実習における救急処置に関する 学生の不安内容,茨城大学教育実践研究,29,149-163, 2010 7)本田優子ほか:教育学部養護教諭養成の臨床実習に 対する卒業生の学習ニーズ,学校保健研究,45⑵, 102120, 2003 8)文部科学省:学校アレルギー疾患に対する取り組み ガイドライン,財団法人 日本学校保健会,2008 9)北海道教育委員会:学校における食物アレルギー対 応の進め方,2014. (山田 玲子 札幌校准教授) (端谷友紀子 春松小学校養護教諭) (岡田 忠雄 札幌校教授) .
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