木の実学級
生活単元学習指導案
1 単元名 こころをつなぐあいさつ 資料名「かめさん ありがとう」(学習研究社) 内容項目 2-(1)気持ちのよいあいさつ、言葉遣い、動作などに心掛けて、明るく接する。 2 指導観 ○ 本学級は、3年生の女子1名が在籍している。学校生活にも慣れて、明るく何事にも意欲的に取り組も うとする姿が見られる。絵本の読み聞かせを大変好み、短い簡単な話はおおまかなあらすじを理解するこ とはできる。しかし、登場人物の気持ちを考えたり、自分の感想を話したりするまでには至っていない。 朝の会、給食、図工、音楽、体育は交流学級の友達と一緒に学習したり活動したりしている。日常の生 活においては、仲の良い同級生や下級生の友達、教師、職員たちには、自分から進んで話しかけることが できている。また、教師の言うことを聞いて行動することや問いに答えることもかなりできるようになっ てきている。しかし、上級生や初めて会う人とは、恥ずかしくて自分からは言葉を言い出せないことが多 い。そこで他の人との関わり合いの中で、状況をわきまえて適切な礼儀正しい行為ができるようにしたい と考える。このことは、今後の望ましい人間関係を育てていく上で意義深い。 ○ あいさつは基本的な生活習慣の第一歩である。よい人間関係を築くためにも気持ちのよい応対をするこ とは大切なことである。人と人のふれあいが希薄になっていると言われる現代、あいさつは、人と人との 心をつなぐ大切なコミュニケーションである。そこで、身近な人々との関わり合いの中で、はきはきとし た気持ちのよいあいさつや言葉遣いなどを通して、明るく接すると、お互いに気持ちよくなれることに気 づかせ、自分から明るく接しようとする態度を養いたい。 ○ 本資料は、たぬきが向こう岸の楽しそうな場所に行きたいと思い、かめの背中に乗せてもらう。しかし、 向こう岸につくやいなや、たぬきは何にも言わずに走って行ってしまったため、かめはいい気持ちがしな い。次の日、今度はりすに向こう岸に連れて行ってほしいと頼まれたかめは、気乗りがしないが乗せて行 く。ところが、りすは向こう岸に着くと、にこにこしてかめに感謝の言葉をかけた。かめは、乗せてあ げてよかったと思うという内容である。 指導にあたっては、パネルシアターを用いて語り聞かせ、話の展開に興味を持たせる。そして、かめの 心の変化に目を向けさせることによって、あいさつをするとお互いに気持ちよくなることに気づかせ、ね らいに迫りたい。きづく段階では「あかるいあいさつ」の学習で作った「あいさつカード」を提示し、め あてをもたせる。とらえる段階では、向こう岸に着き、たぬきが何も言わずに行ってしまった時のかめの 気持ちを役割演技をしながら考えさせる。次に、乗せてもらった後、りすがかめに何と言ったのかを考え、 ワークシートに書かせ、役割演技をすることにより、お礼を言われた時のかめの気持ちを考えさせる。乗 せてもらったことに対して、「うれしい。」とか「ありがとう。」という気持ちをこめてきちんとあいさ つすることで互いによい気持ちになれることを感じ取らせるようにする。みつめる段階では、日常生活の 場面を設定し、気持ちのよいあいさつの練習をさせる。たかめる段階では、心のノートを活用し、あいさ つの言葉を広げさせたい。 評価については、道徳の時間において「ふりかえりカード」を記入し、自己評価させる。児童のワー クシートや表情、行動など児童観察を行い、ねらいが達成されているかを評価する。ワークシートや学 習資料は、ファイルに綴じ込み、必要に応じて整理したり、児童に紹介したりして活用する。また、連 絡帳等で児童の挨拶や言葉使いの様子を保護者に知らせ、声かけや励ましをお願いする。3 活動構成の工夫 【体験活動】 【生活単元学習の時間】 【体験活動】 4 本時の計画 (1)ねらい あいさつをするとお互いに気持ちよくなれることに気付き、進んで気持ちのよいあいさつや言葉遣いを 心がけようとする心情を育てる。 (2)準備 パネルシアター 挿絵 ワークシート ペープサート (3) 展開 特別支援学級交流会 単元名「こころをつなぐあいさつ」 2―(1) 資料名「かめさんありがとう」 気持ちのよいあいさつや言葉遣い を心掛けようとする心情を育てる。 生活単元の時間 生活単元の時間 単元名「あかるいあいさつ」 2-(1) 資料名「あいさつ」 ・おはよう、こんにちは、さような ら等自分ががんばりたい挨拶を決 め、カードを作る。 他校の他校の友達と仲良く 楽しく過ごす。 朝 の 会 ・ 元 気 よ く 、 気 持 ち の よ い 挨 拶 を す る 。 帰 り の 会 ・ 挨 拶 や 言 葉 遣 い に つ い て 一 日 を 振 り 返 る ・ 頑 張 っ た こ と を 発 表 す る 。 帰 り の 会 ・ 「 い っ て き ま す 」 「 あ り が と う 」 等 自 分 が 頑 張 り た い と 決 め た 挨 拶 を す る 。
学習活動と意識の流れ 教 師 の か か わ り ( 支 援 ・ 援 助 ) 段階 き 1、本時のめあてをつかむ。 ・「あいさつカード」であいさつを毎日がんばっ づ ていることを振り返り、価値への方向付けをする。 く 2、パネルシアター「かめさん ありがとう」を と 見て、話し合う。 ・登場人物を紹介し、資料への興味・関心を持た ら (1) 黙って行ってしまったたぬきを見たかめの せる。 え 気持ちを考える。 る ○ たぬきが何も言わずに走って行った時、か ・役割演技で何も言わずに走って行ってしまうた めはどんな気持ちになったでしょう。 ぬきの行為を教師がして見せることで、後に残 ・いやだな。 されたかめのむなしい気持ちに共感しやすくす ・もう乗せてあげない。 る。 ・せっかく乗せてあげたのに ・児童から気持ちを表す言葉が十分に出ない時に は、教師が補足する。 (2)向こう岸に着いた時のかめとりすの気持ち を考える。 ○ か め は 、 な ぜ の せ て や っ て よ か っ た な と 思 っ た の で し ょ う 。 ・りすが、かめに何と言ったのかを考えてワーク シートの吹き出しに書かせる ・休み時間等の自分の生活と重ねながら、かめやり すの気持ちを考えることができるようにする。 ・教師とりすとかめの役割演技をすることにより (3) りすからお礼を言われたかめの気持ちを あいさつをした方とされた方の両方が気持ちよ 考える。 くなることを感じ取らせたい。 ○ りすの言葉を聞いてかめはどんな気持ちに ・あいさつや言葉遣いに気を付けるとお互いにい なったでしょう。 い気持ちになることに気付くことができるよう ・いいことをしたな。 にする。 ・またのせてあげよう。 ・ よ ろ こ ん で く れ て う れ し い な 。 3、「ありがとう」のあいさつ練習をする。 み ○ どんな時に、「ありがとう。」を言ってい ・物をもらった時だけでなく、何かをしてもらっ つ るか考える。 た時も「ありがとう。」が言えるようにする。 め ○ 日常生活の場面を設定し、気持ちのよいあ る いさつを練習する。 ・教師と役割演技をしながら、気持ちのよいあい ・消しゴムを拾ってもらった時 さつをして、実践につなげたい。 ・鉛筆を貸してもらった時 4、「心のノート:あいさつはこころのリボン」 ・「あいさつがんばりカード」をもとに自分から た を用いて、言ったことがあるあいさつにシールを 進んで気持ちのよいあいさつをしようとする意 か 貼り、これからがんばりたいあいさつをがんばり 欲を高める。 め カードに書く。 る めあて あいさつについてかんがえよう。 ◎ 向こう岸に着いた時、りすはかめに何 といったのでしょう。 ・のせてくれてありがとう。 。 、 。 ・うれしいな ・かめさんは やさしいね