これは書店主でもあり又はなく、本書の賊文にいう﹁予﹂ にあたる本書の篇集者ではなかろうか。元来、法華の音義 書の類書は多い。それらを習学して、篇画に分け︵この方 式先例がある︶て初学便宜の指南書としたものではないで あろうかとも考えられないであろうか。 eただ今日蓮宗が全日本全世界人類に対し七○○年余り のその歴史的存在にかけて自体を宣言することばのこ と。今の我々がたとい、よくはわからなくとも日蓮宗と いう宗団に属しているかぎり当然責任を負うべきことで ある。ほんとうの処、事へ信仰に関する以上、法律道徳 生命以上の重大重要な、いわば無限責任の信条である。 、今、委細のことはさておき、ただ掲げられた宗団のカ ンバン、日蓮宗という三字は、それ自体、立派に堂々と
宗宣言と教団
室住妙
世界人類生類に、よびかけている、その人が、晩年のお 手紙に﹁丈六のそとばを立てて、その面に南無妙法蓮華 経と、七字を顕はしておわしませば、北風ふけば、南海 のいるくづ︵魚族︶その風にあたりて、大海の苦をはな れ、東風きたれば、西山の鳥鹿、その風を身にふれ、畜 生道をまぬがれて、トソッの内殿︵ミロク菩薩の現在す る天上界の宮殿︶に生れん。 いわんや、かのそとばに随喜をなし、身をふれ、眼に見 まいらせ候人類をや﹂︵中興善、一七一八︶ この道理をおしてくると、日蓮宗という言葉をあやつる 人々や、そのイミを思える入まして、信じ行じている人 々の功徳、どれほどか、全く想像を絶すると思う。 eこころみに、日蓮という字をみる、ニチレンというひ びきをきいただけでも、たれでも日本人は、もとより、 セカィ中の人類、なんとなく、一種鮮烈な、ショックを 受けるだろう。 はてない無上の上からの、尊い光りに放射、地底から、 感激の力が、わき出るだろう。 ("9)まして、日の文字とそのイミ、蓮の語源や実物とイミな ど、思はしめられるとき。 それらを充分承知して、自ら自分自身の名とした人、そ のように振舞うた人。たしかに、その人の自覚の表現、 行願の象徴なのである。 ⑳﹁闇なれども、灯入りぬれば明かなり、濁水にも、月 入りぬれば、すめり。 明かなること、日月にすぎんや。 浄きこと、蓮花にまさるべきや。 法華経は、日月と蓮花となり、故に 妙法蓮華経と名づく。 日蓮、また、日月と蓮花との如くなり。 信心の水すまば、利生の月、応をたれ、守護し玉うぺ し。﹂︵四条書六七ご ⑤.切のものにわたりて、名の大切なること是なり、 さてこそ、天台大師は、五重玄義の初に、名玄義と釈し 玉へり。 日蓮と名のることは、自解仏乗とも、いいっぺし。かよ うに申せば、利口げに、きこえたれど、道理のさす処、 さもやあらん。 経に云く、如日月光明、能除諸幽冥、斯人行世間、能滅 衆生闇と、此の文よくよく案じさせ玉へ。 斯人行世間の五つの文字は、上行菩薩、末法の始の五百 年に出現して、南無妙法蓮花経の五字の光明をさし出し て無明煩悩の闇をてらすべしと云うこと也。 日蓮等、この上行菩薩の御使として、日本国の一切衆生 に、法花経を受け持てと、すすめしは是なり。此の山に しても、をこたらず候也。今の経文の次下に説いて云く
於我滅度後応受持斯経是人於仏道決定無有疑と
一云々◎ かかる者の、弟子檀那とならん人々は、宿縁ふかしと思 うて、法花経を弘むくき也・﹂︵寂日房書一六六九︶ ⑧その﹁宿縁ふかい﹂我々のために11 ﹁いかにも今度、信心をいたして、法花経の行者にて通 り、日蓮が一門となり通し玉ふくし。日蓮と同意ならば 地涌の菩薩たらんか、地涌の菩薩にさだまりなば、釈尊 (I20)久遠の弟子たる事あに疑はんや。 経に云く、我従久遠来、教化是等衆とは是なり。末法に して妙法蓮花経の五字を弘めん者、男女は、きらふくか らず。皆地涌の菩薩の出現にあらずんば、唱えがたき題 目なり。﹂︵諸法実相抄七二六︶ △︵松野殿書一六三己△︵右エ門太夫書一七一九︶ ⑥﹁日蓮が弟子檀那﹂といわれたこの数百人の小集団が 今や七○○年後の今日、何百万何千万の形骸をもってこ こに在る。 かがやく、おづしの中のお像をただ拝むのでなく、日蓮 という人物は何者か、現代の人類にとって、どんなイミ があるのか、その魂は何を宣言し、絶叫するのか。 ちかによく聞こうとする、我々自身のために世界人類に なり代って、きこうではないか。 の①教団史に出る六老僧・分裂・門流・寺争・教団戦争 ・権力者との抗争・屈従等々は研究室に委そう。 ②伝統・荘厳・文化財・利権等いろいろは宗祖に返還 Iしし︽易ノ○ ③伝承・教義・信条等はそのまま一時凍結、夏日を期 す。 ④そして新ためて日蓮大聖人はどんな宗教を開かれた のか、その理由と根拠と実力とを今の我々に、よくわ かるようお聞きしよう。 ⑤きいてみて、気に入らねば、おん出でいこう。 ⑥なつとくできたら打ち込まう。生命はもとより、残 ってる私有財産全部ささげよう。 ⑦ここに於て、百千万の男女の聖者が一挙に御誕生な さる。何よりめでたいこと、その人個人にとっても、 日本中世界全人類にとっても、とても、めでたい。毎 年々々聖誕の連続、かがやく世界史が創ったのだ。 ⑳それは空想か夢想か??我々は今赤裸々な人間として ここに在る。大聖人も亦七五○年前、ある日たしかに、 母胎から生れた。お互いなまあたたかいこの現実で話し 合わう。あらゆる肩書教養のつまらぬ部分はすて去って 素直な人間性・真面目な全人格、主体的責任の真劒さで 対坐、大聖人もおづしから出て、ケサ衣もぬぎ、風ひか (IzI)
① と 、 ぬよう潟かに着こなし、あぐらでもかいて、トックリと きいていただき、話していただこう.・・・・そうすればきっ △日の一字いた︾ ウあるを許さず。 一宇いただ △あらふしぎ、 日の本に満つ。 いこときいた。 △あっぱれな天晴レヌレバ地明力、二・一六よ くからは当然とガマンヘンジ 二・一六生れ出た、彦と姫たち (122)