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IRUCAA@TDC : 肝硬変症患者口腔粘膜の微小循環 : 毛細血管顕微鏡所見と組織血流量について

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(1)Title Author(s) Journal URL. 肝硬変症患者口腔粘膜の微小循環 : 毛細血管顕微鏡所見 と組織血流量について 山田, 素子 歯科学報, 94(2): 65-86 http://hdl.handle.net/10130/2288. Right. Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/.

(2) 65. 原    著肝硬変症患者口腔粘廉の微小循環♯ -毛細血管顕微鏡所見と組織血流量について山 田 素 子 東京歯科大学オーラルメディシン学葦座 (指導:川島 康教授) 年10月28日受付) 年11月9冒受理). Microcirculation of Oral Mucosa in Patients with Liver Cirrhosis - Capillary microscopy and local blood flow Motoko YAMADA Department of Oral Medicine, Tokyo Dental College (Director : Prof. Yasushi Kawashima). #     %. ける胃粘膜病変には散小循環障害が関係しているという. 肝臓は循環機能,排湛磯能.代謝および代謝調節機 舵,解毒磯eE,凝血に対する機能等を営む重要な戚蜜で. 報告もみられ  肝疾患患者の口腔粘廉における放小. 参る。肝疾患についてはウィルス性肝炎,アルコール性 肝障害,薬物性および中毒性肝障害,脂肪肝等が挙げら れている。特に肝硬変は慢性肝炎の進行した終末像であ る。といわれており.近年,肝硬変症患者は増加の傾向. 理するうえで妥要なことであり,肝疾患の程度を把捧す. にある。歯科臨床においても肝硬変を合併する患者の受 診率は増加している. 肝硬変症の患者の慮面,口腔内所見には色素沈着,黄 症,毛綿血管の拡張.出血.歯周炎等が認められるとの 報告がある2同)o これらの所見のうち顔面で見られる毛 細血管の拡張は肝硬変の特徴的変化の一つであるが,こ. また,その血管の変化に伴い同部の微小循環にも何らか. れらの患者の口腔粘膜における毛細血管の変化を肉眼的 に観客するのは困難を伴うO しかし,肝硬変症患者にお. 症患者,慢性肝炎患者に著明な毛細血管の拡張等を認め たと述べている。そこで本研究では毛森田血管形態の変化. 循環障害を明らかにすることは,肝疾患患者の口腔を管 る一助としても極めて重要な意義をもつものと考えるo そこで本研究は,顔面所見で認められた毛編血管の拡 張が口腔粘膜の毛師血管系にも同様に認められるのか, の変化が生じているのかについて検索すべく企図したも′ のである. 肝疾患患者の口腔粘膜における襖小循環障害の研究と しては菊川7)の口酋粘膜の室体顧微鏡による毛細血管の 観案についての報告がある。菊川はその研究で,肝硬変. の観察.形態的分析を行うとともに.さらに口腔粘膜の 組織血流室を測定することによってその微小循葦動態の. ♯本論文の要旨の一郭は第228回東京歯科大学学会例会 (昭和61年6月14日,千葉),第231回東京歯科大学学会例 会(昭和62年6月6日,千葉),第74回日本消化器病学会 総会(昭和63年3月26日,千葉. 変化についても併せて詳系酎こ検索したoその結果.肝硬 変症患者の口腔粘膜における毛編血管の拡張と組織血流 室の低下,肝障害の程度等の関連について興味ある知見. posium on Portal Hypertention and Digestive. を待たので報吾する.. 平成元年2月25日,東京)において発表した. -. 1. -.

(3) 山田:肝硬変症患者口腔粘膜の微小循環. 66. 研 裏 方 島 本研究は肝硬変症患者の口腔粘麓における散小播環障 害を検索すべく,日暮粘廉の毛細血管瓶放鏡による観察 および下唇小幕の組織血流量の計潮を行い,更に毛森田血 管係蹄の変化と食遺静脈魔,腹水との関連を検討した0 1.新発対象 対麿症例は内分泌系疾患,代謝疾患,腎疾患等を有し ない年齢40歳から67歳までの健康な男性8例,女性6例 のボランティアとした(表1)。肝硬変症例は東京歯科大 学市川総合病院内科で肝硬変と診断された肝疾患入院患 者ならびに外来患者,および肝疾患を有し歯科外来を訪 れた者のうち患者の了承を待られた症例である0年連射ま 39歳から79歳までの男性18例,女性5例である0 2.研究方岳 1 )口腔粘膜の毛細血管顕衡鹿による観察 毛編血管顕放鏡所見の分析を行ったのは毛編血管顕敷 島癌影が行われた症例のうち年麻が35歳∼69歳の間であ るo対麿群は40歳∼60歳   ±     ±5. 7歳) の男性6名.女性5名である.肝硬変薪は39歳-69歳 ±9. 1歳)の男性16名,女性4名である. 口唇粘膜毛細血管撮影は津屋ら8)の方法に従って F S C皮膚粘膜血管撮影用項数鏡装置を用い,安定した 環境下で観察を行った。体位は水平位とし.安静にさせ た.下膏の赤唇内縁より1cm内側で正中より1cmの部 位に粘廉表面の乱反射を予防するためグリセリンを滴下 した後に       を軽く当て数視野撮影した(図 1)oその際       と日暮粘廉の問に空気が入 らない程度とし,可及的に無圧となるよう を粘膜上に置いた。撮影フイルムはコダクロ-ム 100を用いた。撮影倍率は  倍で,ストロボ撮影とし たo さらに1mm角のスケールも同-の条件で撮影し, l. 図1皮膚粘麓生体掠放鏡装置による下唇粘鹿毛嫡 血管の凍影 これより,同倍率に拡大した毛編血管写真の   相当 都政の毛細血管係蹄について以下の項目について検索し た9). (1〉 係蹄数 当たりの係蹄数を算定した。 (2)毛編血管係庫形態 図2に示す如く.ヘアーピン,捻転,脚蛇行蔑蛇行, 分岐吻合.不定私拡鑑 血管摩.顧粒状.微細・散小 の10型に分顛したo捻転は2回以上明らかに交差してい るものとしたO脚蛇行は蛇行の著明なものとし,蛇行の 緩やかな係蹄はヘアーピンその他に分顛したO係蹄径が 以上のものを拡張   未満のものを微細放小 とした10)・ 額粒状血流は2か所以上の断裂があるも のとしたOなお,分岐吻合は捻転,脚蛇行と重夜するこ とがあるoまた、ヘアーピン.捻転,脚舵行,頂蛇行, 分岐吻合,禾定形と拡張.血育癌,覇粒状,宥断固・放中 等は同一血管に重複して認められる場合があるが,それ ぞれについて分数した。例えばヘア-ピンでなおかつ拡 張の認められるものはヘアーピン1,拡張1となる。. 表1対象症例の年歯分布 (例) 対 輔. 性 別. 照. 群. ∩紺冊省. 肝 硬 変 群. 男. 女. 計. 男. 女. 計. 30∼ 39. 0. 0. 0. 2. 0. 2. 4 0 ∼ 49. 2. 1. 3. 4. 0. 4. 50∼ 59. 5. 3. 8. 8. 1. 9. 60∼ 69. 1. 2. 3. 3. 4. 7. 70∼ 79. 0. 0. 0. 1. 0. 1. 計. 8. 6. 14. 18. 5. 23. ヘアーピン 捻転 抑蛇行 頂蛇行分岐吻倉 不 形. 甘n n n月 拡張 血管癌 頑粒状血流 微細・微小 図2 係蹄パターンの分数 - 2 -.

(4) 歯科学報. 67. (3)係蹄径 図3に示す如く,係蹄頭,動脈脚,静脈脚,のそれぞ れの部位を計測し,係蹄頭径および動脈脚径は   未 満      未満    以上の3群に,静脈脚径は 未満      未溝    以上の3群に分楽 した   以上の所見について対麿群と肝硬変群にお ける発現の割合を比較検討した。 (4)金遺静脈魔および腹水と毛編血管拡張との関係 金運静脈癌および腹水については内科で検査した結果 を参考とした.食遺静脈癌は内視鏡検査により,また腹 水は挽診,触診, CT等の検査で判定された.金運静脈 魔の分数は金遺静脈癌が認められない症例は0とし,金 遺静脈癌の認められたものを瀬底ら  の分楽に従 い,その程度により       に分革した。 -粘膜下静脈の拡張と蛇行の明瞭なもの。 (図5) 曲がりくねった紐状,コイル状ないし 軽度の結節状の隆起で,その主病変は 第2狭窄部(食遺・気管分岐交叉部)以 下のもの。 (図6) るいるいとした結節状の隆起で,その 多くは第2狭窄部より口側にも見られ るもの. (図7) そして        の金遺静脈癌の重度な群と の強度な群に分けて比較した. 腹水は腹水の有無     で分けた.なお,腹水の. レステロール  ±   /dl,血清アルブミン室 3.2± /dl, γ-グロブリン  ±     フイブ リノーゲン   ±             ± ±   であった。腹水(-)の群は12名で, 検査値の平均は血小板数  ±4. 1×      コリン エステラーゼ  ±  △pH,総コレステロール ±      血清アルブミン室4.0± /dl, γ-グ ロブリン  ±      フイブリノーゲン   ± /        ±           ±. であった.拡張した毛細血管すなわち動脈脚が   以 上,静脈脚が   以上の割合を金遺静脈癌および腹水 との関係について検討した。 2 )口腔粘肢の組織血流量刺定法 対照症例のうち組織血流量を測定したのは年麻40歳∼ 67歳  ±7.6歳)の男性7例,女性3例である。肝硬 変症例のうち組織血流量を測定したのは年麻42歳∼79歳 ±  歳)の男性9例,女性3例である。 組織血流量の測定には,バイオメディカルサイエンス 社製の電解式組織血流計を使用した(図4 )0本機種は, 二電極間に直流電流を通電し,体波を電気分解して局所 に発生させた水素ガスの拡散より組織血流量を求める. 電極は,水素を発生させる電極と水素漠度を検出する電 極を別々にして1本の針に埋め込ませた針塾の2本電極 を用いた。電極分解の設定値は,通電電流10〃A,通電 時間50秒とした.測定部位は下唇小帯左側の敵唇移行部 である。. (+)の群は8名で,検査値の平均は血中仮数7.5±1. 9× コリンエステラーゼ  ±  △pH,総コ. ◆ 係蹄預径. 図4 電解式組織血流計とレコー ダー. 図3 係蹄径の計測部位 - 3 -.

(5) 山田:肝硬変症患者口腔粘膜の歓/ト循環. 68. 」. 」■. ■ 静脈痛. 図5 食道静脈栢 Gr8血Ⅰ. 食道静脈将 Gr乱deII. Grad(〉ⅠⅠⅠ. − 4 一−.

(6) 歯科学報. 94, No. 2 (1994). 69. 測定の際には,口唇の伸展が少なく敵唇移行部に刺入. 対象としているので,測定は,血流による拡散と自然の. されたセンサーが安定した状態を保つ様にすることが必. 拡散を含めた値を測定した。この様にして1症例につき. 要である。そこで著者は,特に安定を計るため測定用口 角鈎を考案した(図8)o. 2回計測を行い,各々の平均値を求め,対照群,肝硬変 群の値について比較検討した。. 測定時被検者は安定した環境下で座位にさせたO測定. 研 究 成 額. 用口角鈎を用い軽く唆合させ,可及的に口唇に力を入れ ないように指示した。. 1.ロ膏粘塵における毛細血管覇微産所ji l)係蹄数. 次に短麻酔下に下酋小帯左側の敵唇移行部に26ゲージ の皮内針にて挿入路をっけた後, 2本電極を約2 mmの. 対照群,肝硬変群の毛綿血管係蹄像を各症例毎に基礎的. 深さに刺大した(図9)。禾開電極は右側東部に装着し. 所見として一括して表2,表3に示すoまた    当. た。. たりの両群の係蹄数の平均値は表4に示したoそのなか. 言己録針の動きが安定した後,電気分解を開始した。電. で   当たりの係蹄数について比較すると,対照群. 気分解を終了してから,水素漉度の低下に伴い基礎線に. では平均  ±5. 6に対して,肝硬変薪では平均  ±. 下降していく過程をクリアランスカープとしてとらえ,. 5. 1と有意(pく   に係蹄数の減少がみられた。. それより水素漠度の半減時間( t )を求めた.さらに組織 血流量の計算式. さらに係蹄数と毛編血管拡張の発項率の関係をみる と,拡張した係蹄の発項率が高いほど係蹄数は負に相関. FC-69.3/t. して滅少する傾向にあった(図10)。. より組織血流量を算出したoなお,血流が無い状態でも. 2 )毛編血管係蹄形態. 水素ガスの自然の拡散が生じるが14),本研究では生体を. 毛細血管係蹄の各形態について認められた症例数の割 合で表される有所見率を表5に示す.-ヘアーピンは対麿 群,肝硬変群ともにすべての症例で認められた。捻転は 両群ともに高率に認められた。拡張は肝硬変群のすべて. 図8 刺定用口角鈎. 図9 電極の刺入. 図10 毛細血管拡張率と係蹄数 - 5 -.

(7) 山田:肝硬変症患者口腔粘膜の放小循環. 70. 表2 対照群の係蹄パターン発現率. ( )内% 症 例 i. 性. 年. 係 蹄 数. .管. 刺. ㊨. 1. F. 60. 27. 2. F. 55. 24. 3. F. 50. 31. 4. F. 57. 21. 5. M. 55. 39. 6. M. 59. 33. 7. M. 58. 23. 8. M. 54. 33. 9. M. 57. 32. 10. M. 40. 23. ll. F. 47. 22. 個. 係蹄パ 夕I ン 個 ヘア】 ピ ン. 捻. 転. 脚舵行. 頭蛇行. 14. 3. 3. 0. (5工9). (ll.1). (ll. 1). ( 0.0). 分 吻. 岐 合 7. (2 9.9). 不定形. 拡. 張. 血管癌. 額粒状. 微細 .. 血. 微. 流. 小. 0. 1. 0. 0. 2. ( 0.0). ( 3.7). ( 0.0). ( 0.0). ( 7.4). 13. 3. 2. 0. 6. 0. 1. 0. 0. 2. (54.2). (12.5). ( 8.3). ( 0.0). (2 5. 0). ( 0.0). ( 4.2). ( 0.0). ( 0.0). ( 4.2). 21. 1. 1. 2. 6. 0. 0. 0. 0. . 4. (67.7). ( 3. 2). ( 3.2). ( 6.5). (19.4). ( 0.0). ( 0.0). ( 0.0). ( 0.0). (12.9). 14. 1. 3. 0. 2. 1. 1. 0. 0. 1. (66.7). ( 4. 8). (14. 3). ( 0.0). ( 9.5). ( 4.8). ( 4.8). ( 0. 0). ( 0.0). ( 4.8). 21. 10. 3. 1. 3. (53.8). (2 5. 6). ( 7.7). ( 2.β). ( 7.7). 1 ( 2.6). 0. 0. 0. 1. ( 0.0). ( 0. 0). ( 0.0). ( 2.6). 23. 0. 2. 0. 8. 0. 3. 0. 0. 1. (6 9. 7). ( 0.0). ( 6. 1). ( 0.0). (24.2). ( 0. 0). ( 9. 1). ( 0.0). ( 0.0). ( 3.0). 20. 2. 0. 0. (87.0). ( 8.7). ( 0.0). ( 0.0). 1 ( 4.3). 0 ( 0.0). . 2 ( 8. 7). 0. 0. ( 0.0). ( 0. 0). ′3 (13.0). 26. 6. 0. 0. 0. 1. 1. 0. 1. 2. (78.8). (18.2). ( 0. 0). ( 0. 0). ( 0. 0). ( 3.0). ( 3.0). ( 0.0). ( 3. 0). ( 6. 1). 23. 6. 3. 0. 0. 0 .. 0. 0. 0. ( 0.0). ( 0.0). ( 0. 0). 1. (71.9). (18.8). ( 9. 4). ( 0. 0). ( 0. 0). ( 0.0). 16. 3. 0. 0. 2. 2. 1. 0. 0. 0. ( 8.7). ( 4.3). ( 0.0). ( 0. 0). ( 0. 0). (69.6). (13.0). ( 0. 0). 9. 3. 8. (40.9). (13.6). ( 0. 0). (36.4). ( 8.7). ( 3. 1). 0. 2. 0. 1. 0. 0. 3. ( 0. 0). ( 9.1). ( 0..0). ( 4.5). ( 0.0). ( 0. 0). (13.6). の症例に認められたが,対照群では   の症例のみ認. 占めていた  ±    その他,発現率の高いもの. められた。その他対照群では脚蛇行,分岐吻合,微細・. から,拡張が  ±    捻転が  ±    額粒. 微小の認められた症例が多かったが,肝硬変群ではその. 状血流が4. 6±    分岐吻合が4. 2±   脚蛇行. 1/2以下の症例のみ認められた。. が3.7±   不定形が1.3±   微細・放小が1.1. 次に各症例の   当たりの各係蹄形態の占める割. ±   頭蛇行が0. 7±   血管癌が0. 2±  の 服であった。以上より肝硬変群に特徴的であったのは対. 合の平均値を算定した(表4,図11)。 対照群では.ヘアーピンの係蹄が  ±   と大部. 照群に比べ拡張     が著しく高率に認められた. 分を占めているoその他発現率の高いものから分岐吻合. ことである。さらに肝硬変群では分岐吻合(pく  の. が  ±   捻転が  ±   湘蛇行が8. 8±9. 9. 減少も認められたO. %,微細・微小が6.4±   拡張が3.8±   不定. また,肝硬変の症例では,同一の部政においても,毛. 形が1. 7±   磯蛇行が0. 8±   癌粒状が0. 3±. 糸田血管拡張の程度に差異が認められた.肝硬変の同一症. 血管癌が0. 0±  の服であった。. 例における毛繍血管拡張の軽度な部位の顕微鏡写真(図. 肝硬変群では,対欄群と同様にヘアーピンが大多数を. 20)と毛細血管拡張の著明な部位の蘭微鏡写真(図21)を. - 6 -.

(8) 歯科学報. 71. 表3 肝硬変群の係輝パターン発場率. ( )内% 症 例 香 早. 性. 年. 係 蹄 数. 刺. #. 1. M. 42. 18. 2. M. 39. 28. 3. M. 57. . 15. 4. M. 59. 27. 5. F. 65. 6. M. 7. 個. 係蹄 バク〕 ン ヘアI ピ ン. 捻. 転. 舶蛇行. ]膏蛇行. 分 吻. 個. 岐 合. 不定形. 拡. 張. 血麗癌. 額粒状 血. 流. 微糸 田. 微 小. ll. 6. 1. 0. 0. 0. 5. 0. 0. 0. (61.1). (33.3). ( 5. 6). ( 0.0). ( 0.0). ( 0. 0). (27.8). ( 0. 0). ( 0.0). ( 0. 0). 19 (67.9). 7. 0. 2. 0. 0. 3. (25.0). ( 0.0). ( 7.1). ( 0.0). ( 0. 0). (10.7). 1 ( 6. 7). 0. 0. 0. 0. 8. 0. 2. 0. ( 0.0). ( 0.0). ( 0. 0). ( 0.0). (53.3). ( 0. 0). (13. 3). ( 0. 0). 4 (14.8). 0. 1. 2. ′ 1. 10. 0. (74. 1). ( 0.0). ( 3. 7). ( 7. 4). ( 3.7). (37.0). ( 0. 0). 1 ( 3.7). 0 ( 0. 0). 9 (50.0). 6. 0. 0. 4. 0. 8. 0. 0. 0. 18. (33.3). ( 0.0). ( 0.0). (22.2). ( 0.0). (44.4). ( 0. 0). ( 0.0). ( 0. 0). 14 (77.8). 0. 0. 0. (16. 7). 1 ( 5.6). ( 0. 0). ( 0. 0). ( 0.0). 8 (44.4). 0 ( 0.0). 0. 18. 0. 52. ( 0.0). ( 0. 0). 14. 6 (42.9). 0 ( 0.0). 0. 39. 0. M. ( 0.0). ( 0. 0). 8. M. 60. 24. 9. M. 56. 16. 10. F. 67. 15. ll. M. 42. 18. 12. M. 61. 24. 13. F. 54. 15. 14. M. 69. 30. 15. F. 64. 22. 16. M. 53. 26. 17. M. 45. 17. 18. M. 46. 27. 19. M. 57. 22. 20. M. 56. 28. 14 (93.3) 20. 3. 10. 0. 3. 0. 1. 0. (71.4). ( 0.0). (21.4). ( 0. 0). ( 7.1). ( 0.0). 1 ( 3. 6). 13. 5. (46. 4). (17.9). 14. 8. 0. 0. 2. 0. 14. 0. 0. 1. (58. 3). (33. 3). ( 0.0). ( 0. 0). ( 8.3). ( 0.0). (58.3). ( 0.0). ( O∴ o). ( 4.2). 3 (18.8). 9 (56.3). 0. 2. 0. ( 0.0). (12.5). ( 0.0). 13. 0. 0. 0. 0. (81.3). ( 0.0). ( 0.0). ( 0.0). ( 0.0). 13. 0. (86.7). ( 0.0). 15 (83.3). 1 ( 5.6). 2、 (13.3). 0. 0. 0. 5. 0. 0. 0. ( 0.0). ( 0.0). ( 0. 0). (3 3. 3). ( 0.0). ( 0. 0). ( 0.0). 0. 0. 2. 0. 12. 0. 0. 0. ( 0.0). ( 0.0). (ll.1). ( 0. 0). (66. 7). ( 0.0). ( l0.0). ( 0.0). 17. 5. 0. 0. 2. 0. 10.. 0. 0. 0. (70.8). (20.8). ( 0.0). ( 0.0). ( 8.3). ( 0.0). (41.7). ( 0.0). ( 0.0). ( 0.0). 0 ( 0.0). 0 ( 0. 0). 0 ( 0.0). ( 0.0). 13 (8 6. 7). 2 (13. 3). 0. 丁. 0. (46.7) . ( 0.0). 0 ( 0.0). 29. 1. 0. 0. 0. 0. (96.7). ( 3.3). ( 0.0). ( 0. 0). ( 0.0). ( 0.0). 21. 1. 0. 0. 14. 0. 0. 0. ( 4.5). 0 ( 0. 0). 0. (95.5). ( 0.0). ( 0.0). ( 0.0). (63. 6). ( 0.0). ( 0.0). ( 0.0). 0 ( 0.0). 1 ( 3.8). 0. 1. 9. 0. 0. 0. ( 0.0). ( 3. 8). (3 4. 6). (0.0). ( 0. 0). ( 0.0). 23. 1. (88.5). ( 3.8). 14 (82.4). 1 ( 5. 9). 1. 0 ( 0.0). ( 3. 3). 0. 5. 0. ( 0.0). (16.7). ( 0. 0). 0. 0. 2. 0. ll. 0. 0. 0. ( 0.0). ( 0.0). (ll.8). ( 0. 0). (64.7). ( 0.0). ( 0. 0). ( 0.0). 21. 6. 0. 0. 0. 0. 7. 0. 0. 0. (77.8). (22.2). ( 0.0). ( 0.0). ( 0. 0). ( 0.0). (25.9). ( 0.0). ( I0. 0). ( 0.0). 18. 0 ( 0.0). 4. 0. 0. 0. 17. 0. (81.8). (18.2). ( 0. 0). ( 0. 0). ( 0.0). (77.3). ( 0. 0). 0 ( 0.0). 0 (0.0). 20 (71. 4). 3. .3. 0. 2. 0. 4. (10. 7). (10,7). ( 0. 0). ( 7.1). ( 0.0). (14.3). 0 ( 0. 0). 0 ( 0.0). 0 ( 0.0). - 7 -.

(9) 山田:肝硬変症患者口腔粘麓の散小循環. 72. 表     当たりの係蹄数および係蹄パターンの発窮率 対. 照. 群. ±. 5 .6. 係 蹄 数 (個 ヘ アー ピン. ±. 捻. ±. 転. 肝 硬 変 群 ± ±. 7.1. ±. 係 舶蛇行. 8.8 ± 9.9. 3.7 ± 6.6. 預蛇行. 0.8 ±. 1. 9. 0 . 7 j= 1 . 8. 蹄 ノ、O 分岐吻合. ± 9.9. 4 . 2 ± 5. 9. 不定形. 1.7 ± 2.7. 1.3 ± 4.2. 紘. 3.8 ± 3.0. ±. 血育癌. 0.0 ± 0.0. 0. 2 ± 0 . 8. 顧粒状血流. 0.3 ± 0.9. 4. 6 ±. 放綿 .敏小. 6.4 ± 4.5. 1. 1 ± 4 . 0. タ ー. 糊. ン (% ). ♯* * ±. *p<0.025 ・・p<0.01 ・**p<0.005. 表5 係蹄パターンの有所見率 係蹄パ 夕{ ン ヘ ア} ピン. 対麿 群. 肝硬変群 20. (100.0). 転. 10. ( 90.9). 16. ( 8 0.0). 脚蛇行. 8. ( 72.7). 6. ( 3 0.0). 工 貢蛇 行. 2. ( 18.2). 3. ( 15.0). 分岐吻合. 9. ( 81.8). 8. ( 4 0. 0). 不 定形. 4. ( 36.4). 3. ( 15.0). 拡. 張. 8. ( 72.7). 20. (100. 0). 血 管痴. 0. (. 0.0). 1. (. 顧粒状血 流. 1. (. 9. 1). 5. ( 25.0). 微細 .激 小. 10. ( 90.9). 2. ( 10.0). 捻. 5.0) 0. ヘアーピン. 捻 脚 頂 分 不 拡 血 蛇 蛇 禁 忌 管. 扱細・微小. (100. 0). 顕粒状血流. ll. 転 ノ行 宥 ノ合 形 張 癌. 図11係蹄パターンの発現率 示す。. 3)係蹄径. 次に肝硬変群では肉眼では口腔粘膜にクモ状血管庫は 認められなかったが,毛細血管項数鏡像により口唇粘膜 にクモ状血管庄様の血管拡張を認めた(図  その所見 から著しく拡張した中心血管から,拡張した血管が迂曲. 対照群,肝硬変群の係蹄Tj,動脈脚,静脈脚の各直径 を症例毎に基礎的所見として一括して表6, 7に示し た.更にその成績をもとに各係蹄雀を3段階に分けたも のの平均値を表8に示した。. しながら分枝する像が明確に観察された。典型的なクモ 状血管腫の形態を皇していないまでも,著しく拡張した 血管の集合という形で見られたものもあった。 - 8 -. (1)係蹄預荏 係蹄頭部の径の平均は対照群では5 p m未満が8. 8± 未満が  ±       以上が.

(10) 歯科学報 表6 対照群の係蹄径. 症 例 香. 係蹄項径 5 P m 未満. l〒 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. ll. 3. 個. 動脈 脚 径. 5 〃m ∼ 15 〃m 以 上 15 〃m 未 満 21. (ll. 1) 2. (77.8). 3 (ll.1). 20. ( 8.3) 3. (83.4). 2 ( 8.3). 28. ( 9.7) 2. (90.3). 0 .( 0.0). 18. ( 9.5) 2. (85.7). 1 ( 4.8). 36. ( 5.1) 0. (92.3). 1 ( 2.6). 23. ( 0.0) 3. (69.7). 10 (30.3). 17. (13.0) 1. (74.0). 3 (13.0). 29. ( 3.0) 2. (8 7. 9). 3 ( 9. 1). 26 L. ( 6.2) 3. (81. 3). 4 (12.5). 19 辛. 4. (82.6). 1 ( 4.4). 16. (18.2). (72.7). 2 ( 9.1). 5 〃m 未 満. 3. 個. 5 P m ∼ 15 〃m 以 上 15 〃m 未 満 24. (ll. 1) 2. 21. 5. 26. (16. 1). 18. (14.3 ). 37. 2. 30. 1. 4. 19. 4. 29. 5. 26. 0. 23. 4. p m以上が  ±   と肝硬変群では有意. (2)動脈脚径 動脈胸径の平均は対照群では5 pm未満が  ±5. 9 未満が  ±       以上が1. 2± であった。それに対して肝硬変群では5 〃m未満 が9.3±          未溝が  ± p m以上が  ±   と係蹄預径と同様に肝硬変群で は有意     に     未満の係庫の割金が滅. ( 0.0). 未満. 個. 10 〃m ∼. 以上. 20 〃m 未 満 5 (18.5) 5 (20.8) ll (35.5) 6 (28.6) 5 (12.8) 3 ( 9. 1) 3 (13.0) 9 (27.3) 7 (2 1.9) 9 (39. 1) 7 (3 1. 8). 21 (77.8) 18 (75.0) 20 (64.5) 14 (66.6) 34 (87.2) 27 (81.8) 18 (78.3) 23 (69.7) 25 (78.1) 13 . (56.5) 14 (63.7). 1 ( 3.7) 1 ( 4.2) 0 ( 0.0) 1 ( 4.8) 0 ( 0.0) 3 ( 9.1) 2 ( 8.7) 1 ( 3.0) 0 ( 0.0) 1 ( 4.4) 1 ( 4.5 ). (3)静脈脚径 静脈舶径の平均は,対顔群では   未満が  ± 〃m未満が  ±     〃m以上が. 未満が5. 3±        未満が  ±. 拡張した係蹄が増加していた(図12)。. ( 0.0) 0. 18 (81.9). に     未満の係画の割合が減少し    以上の. ( 3.1) 0. (100.0). (18.2). ( 0.0) 1. (8 1. 3). ( 0.0). ( 0. 0) 0. (87.9). (15.6). ( 6. 1) 0. (82.6). (12.1). ( 0. 0) 2. (90.9). (17.4). ( 0.0 ) 0. (94.9). ( 3.0). ( 0. 0) 0. (85.7). ( 5-1). ( 4.2) 0. (83.9). 3. ( 鳴.0) 1. (87.5). 9.6±  であったdそれに対して肝硬変群では5 pm. 少し    以上の係蹄が増加していた(図. 0. (88.9). ( 8.3). 静脈融径. 3.9±  であった。それに対して肝硬変群では10〃m 未満が  ±       〃 m未満が  ± 以上が  ±   と静脈脚でも肝硬変群では有 意     に    未満が減少し   品以上 の拡張した係蹄が   〃m未満よりも増加していた (図14)。なお,係蹄径について3つの基準を用いて示し たが,症例によりバラつきを認め,そのバラつきは孫蹄 預,静脈胸よりも動脈脚の方が少なかった. (4)金遠静脈廃および腹水と係蹄径の関係 各症例における食遺静脈癌および腹水の検査成績につ. 一 9 -.

(11) 山田:肝硬変症患者口腔粘膜の微小循環. 74. 表7 肝硬変群の係蹄径. ( )内% 症 例 香. 係蹄丁 貢径 5 〝m 未満. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. ll. 12. 13. 14. 15. 16. 17 18. 19. 20. 5 〃m ∼. 動脈脚径 15 〃m 以上. 5 〃m 未満. 15 〃m 未 満. 号 1. 個. 0. 13. ( 0. 0). (72.2). 8. 17. (28.6). (60.7). 0. 8. ( 0. 0). (53.3). 0. 19. ( 0. 0). (70.4). 1. ll. 5 (2 7.8) 3 (10. 7) 7 (46. 7) 8 (29.6 ) 6. (61.1). (33.3 ). 0 ( 0.0). 10 (55.6). (44. 4). 0 ( 0:0). (92. 9). 1. 1. 13. 5 〃m ∼. 8. 13. 10. 3. ll. (16l7). (6 1.1). 12. 15. (42.9). (53.6). 2. 6. (13.3). (4 0.0). 2. 20. (7.4). (74.1). 2. ll. (ll.1). (61.1). 0. 12. ( 0. 0). (66.7). 0. 10. ( 0. 0). (71.4). 1. 16. ( 4.1). (54.2). (41. 7). ( 4. 1). (66.7). 0 ( 0.0). 8 (50.0). 8 (50. 0). 0 ( 0. 0). (50.0). 3. 3. (2 0.0). (20.0). 0. 10. ( 0.0). (55.6). 0. 14. ( 0.0). (58.3). 0. 9. ( 0.0). (60.0). 4. 22. (13.3) 1 ( 4.6) 2. 0. 4 (14.3). 0 ( 0.0) .. 0. 18 (64.3). 8 (47. 1) 16 (59.3 ) 22 (100. 0) 6 (2工4 ). 19. 2 (13.3) 4. ( 3.8). 14. ll (61.1). ( 0. 0). ll (42. 3). ll. 0. 4. 0.. ( 0. 0). (40.7). ( 0.0). 6 (40. 0). 4 (26.7). ( 0. 0). (63. 6). 9. 0. 10 (41. 7). 6. 7 (31.8). (52.9). ( 0.0). 8 (44. 4). 8. (40.0). (13. 3). (50.0). ( 0.0). 9 (60. 0). (73.4). 13. ( 7.7). 静脈脚径 以上 10 〃m 未満. 15 〃m 未 満. ( 5.6). ( 7.1). 個. 9 (4 0.9). 4. 20 (71.4) -. 7 (29.2) 8 (50.0) 5 (33.3) 7 (38.9) 5. 1 ( 5.6) 0 ( 0.0) 1 ( 7.1) 4 (16. 7) 3 (18. 8) 7 (46. 7) 1 ( 5.5) 0. 14 (51.9) 9 (50.0) 10 (55.6) 7 (50.0) 6 (25.0) 4 (25.0) 3 (20.0) 5 (27.8) 14. 8 (53.3) 10 (37.0) 8 (44.4) 8 (44.4) 6 (42.I 9) 14 (58.3) 9 (56.2) 5 (33.3) 12 (66.7) 10. 7 (46.7). 19. (14.3). 4 (28.6). 3 (ll. 1). 3 (20.0). 3 (20.0). (70.4). 0. 6 (33.3). 4 (26. 7). 3 (10.7). 5 (33.3 ). 7. ( 0. 0). 5 (27.8). 13 (46.4). 5 (33.3). (41.2). 0. 5 (18.5). 12 (42. 9). 5 (27.8). 8 (53.4). 21. ( 0. 0). 7 (46.7). 4 (22.2). (41.7). (80.8). 1. 1 ( 3.6). 9 (50. 0). (58.3). 13. ( 5. 9). 4 (22.2). ( 0.0). (59.1). 1. 以上. (20.8). (8 6.7). 0. 10 P m ∼ 20 〃m 未満. (79.2). 26. (13.3). 個. 10-. 0 ( 0.0) 9 (40.9) 4 (15.4) 9 (52.9) 8 (29.6) 13 (59.1) 4 (14.3). 6. 23. 1. (20. 0). (76.7). ( 3.3). 1 ( 4.6). 7 (31.8). 14 (63.6). 15 (57.7). 9 (34.6). 2 ( 7.7) 1 ( 5.9) 1 ( 3.7) 0 ( 0.0) 5 (17.9). 5 (29.4) 19 (70.4) 5 (22.7) 19 (67.8). i1 (64.7) 7 (25.9) 17 (77.3) 4 (14.3).

(12) 歯科学報 表8 各係蹄径の強度. 5 〃m 未 満. 係 柿 頂 荏. 5 〃. 動 派 刺 庄. 〃m 未 満. 肝 硬 変 群. 8.8 ± 4.9. 5 . 3 ± 7. 8. 照. ± 7.0. ±. 15 〃 m 以 上. 9.6 ± 7.7. ±. 5 P m 未満. ± 5.9. 9.3 ±. ± 5.5. ±. 15 〃m 以 上. ± 2.1. ±. 10 〃 m 未 満. ± 9.4. ±. ± 8.7. ±. 3.9 ± 3.0. ±. 5 〃. 静J 脈 刺 荏. 群. 対. 係鋸 径. 〃m 未 満. 10 〃. 〃m 未 満 以上. ♯. Mean j: S.D.. * p<0.001. 係蹄頂径の比率. 未満      未満    以上. 未満      未満    以上 係蹄頂径. 動脈脚径 図13 動脈脚径の比率. 図12 係蹄預径の比率. いて表9に示すO金運静脈癌と毛細血管拡張率との関係  有意に高い       以上の静脈脚の割合は金 では   以上の動脈肺の割合は金遠静脈癌が     達静脈癌が       の時に  ± 0-Iの時に  ±          の時に        の時に  ±   と      の ±   と      の時に動脈脚の割合は  時に高い傾向にあった(表  腹水がト)の時  以上 - ll -.

(13) 山田:肝硬変症患者口腔粘廉の放小循環 表9 肝硬変症例の食達静脈癌と腹水 金運静脈痴. 1. 0. 2. I. 3. I. 4. I. +. 5. Ⅱ. +. 6. I. +. 7. Ⅱ. 8. I. 9. Ⅲ. +. 10. I. -. ll. I. +. 12. Ⅲ. -. 13. 0. -. 14. 0∼ I. 15. I. 16. 0. 17. I. +. 18. I. i. 19. =. +. 20. I. -. 静脈脚径の比率. 症例番号. 未満     未満   以上 静脈抑径 図14 静脈脚径の比率. 鹿水 -. -. + -. 表10 肝硬変群の血管拡張率と食遺静脈癌および腹水の関係. 拡 張 した動 脈 舶 食達静脈癌. 腹. 水. 以 上 )の 割 合. 0∼ I. ±. I ∼Ⅲ. ±. i +. 拡 張 した静 脈 脚. 「. 以上 )の割 合 ± ±. ±. 「. 40. 18 j= 12.69 J 出. 'p<0.05 .・p<0.025 ・・・p<0.005. ±. 「. ±. 」 冊 ±. の動脈脚の割合は  ±    腹水が(+)の時は ±   と有意に腹水が(+)の時に拡張していた 以上の静脈肺の割合は腹水が(-). 水が(+)の時に有意に静脈脚の拡張率が高かった(p < 0. 005)L,. 2.口鹿粘塵の組織血流圭. の時  ±   で(+)の時には  ±   と腹 -. 下唇小帯左側の敵唇移行部における組織血流室を測定 12-.

(14) 歯科学報. 77. 表12 肝硬変薪の組織血流量. 表11対座群の組織血流量 症 例 香. 性. 年. 7j-. 刺. ㊨. 2. F. 55. 組織血流量 第 1 [司冒. 第 2 回目. 90.4. 99.0. 平. 症 例 香 早. 均. 性. 年. 別. ㊨. 組織血流量 第 1 回目. 第 2 回目. 平. 均. 94.7. 4. M. 59. 96.7. 92.4. 94.6. M. 42. 53.3. 52.0. 52.7. 4. F. 57. 92.4. 96.7. 94.6. ll. 5. M. 55. 77.0. 83.2. 80.1. 12. M. 61. 71.7. 67.1. 69.4. 6. M. 59. 94.5. 94.5. 94.5. 13. F. 54. 63.0. 59.4. 61.2. . 8. M. 54. 90.4. 90.4. 14. M. 69. 73.0. 74.3. 73.7. 9. M. 57. 122. 3. 115.5. 118.9. 15. F. 64. 86.6. 86.6. 86.6. 10. M. 40. 71. 7. 65.0. 68.4. 16. M. 53. 71.7. 74.3. 73.0. 12. M. 44. 138. 6. 126.0. 132.3. 17. M. 45. 80.0. 67.1. 73.6. 13. F. 67. 94.5. 103.9. 99.2. 18. M. 46. 69.3. 74.3. 71.8. 14. M. 63. 69.3. 7 7.0. 73.2. 21. M. 53. 90.4. 69.3. 79.9. 22. F. 65. 71.7. 65.0. 68.4. 23. M. 79. 63.0. 57.8 L. 60.4. - 塞. ・ 測定状況禾良. mb/min/loo葛. 1. mb/min/1 00g. o対照症例 ●肝硬変症例. 00   80   60. 0. 魁穐血流量. 姐砧血流量. O O I O ● 8  6. 0     0. ● 0 ●l   ●. ○    ● ● ●. 40   50   60   70   80. 年 齢      歳. 丹照群   肝硬変群 図15 口腔粘膜組織血流量. 図16 年麻と口腔粘漠組織血流量. -13-.

(15) 山田:肝硬変症患者口腔粘廉の篠小循環. 78. 表13 対照群の毛編血管拡張率と組織血流皇 症 例 香 早. 性. 年. 別. 顔. 2. F. 4. 毛細血管拡張率. 組織血流 圭. %. m l/ m in / l o o s. 55. 4.2. 94 . 7. F. 57. 4.8. 94 . 6. 5. M. 55. 0.0. 8 0. 1. 6. M. 59. 9. 1. 94 . 5. 8. M. 54. 3.0. 90.4. 9. M. 57. 0.0. 1 18 . 9. 10. M. 40. 4.3. 68.4. o対照症例 ●肝硬変症例 Y- 90.00- 0.35X r- -0.53 p<0.05 ◎o        ● ●. ●. 表14 肝硬変群の毛編血管拡張率と組織血流圭      20 症 例 香 早. 性. 年 毛編血管拡張率 %. 組織血流圭 m l/m in /loo s. 刺. 麻. 4. M. 59. 37.0. 94.6. ll. M. 42. 66.7. 52.7. 12. M. 61. 41.7. 69.4. 編血管の拡張率と組織血流室は負の相関を示しており,. 13. F. 54. 46.7. 61.2. 毛細血管の拡張率が高い症例ほど組織血流量が低下する. 14. M. 69. 3.3. 73,7. 15. F. 64. 63.6. 86.6. 16. M. 53. 34.6. 73.0. 17. M. 45. 64.7. 73.6. 18. M. 46. 25.9. 71.8. 20   40   60   80  100. 毛細血管拡張率     % 図17 毛細血管拡張率と組織血流量. 傾向にあった 考     E3 1.研裏方島について 本研究は肝硬変症患者における口腔粘廉の放小額葦に ついて観案を試みたものであるO従って口腔のどの郵位 を観察するかということが当来問鹿になってくるO 皮膚粘廉毛編血管挽影用斬微塵装置を用いた生体の観. した結果を対麿群.肝硬変群の症例毎に一括して蓋礎的. 察は従来より爪床郭,口膏粘膜,歯敵,舌下面等で行わ. 所見を表  に示したoその平均値を算定した結菜.. れてきた   それらの部位はいずれも全身の中では比. 対麿群は  ±        であり,これに対し. 較的観察しやすい部政として選択されているo しかし,. て肝硬変群では  ±        と有意(p <. 口腔粘膜の中では歯敵は固く凹凸があるため,均一に. に低値を示した。つまり肝硬変群では組織血流室. に当てることは国華であり,舌は圧力の. の低下を来していた.これをグラフ化したものを図15に. 問蘭でやや華があるように患われたOそのため本研究で. 示した.. は下酋粘膜を観察都政に採用したo実歴.下唇粘膜を観. 年麻と組織血流室との開係をグラフ化したものを図16. 察している研究が多い   また,毛編血管の形態は事. に示す.年轟と組織血流量との間には相関は認められな. 位によりその性状が異なるので一定の部位を選ぶ必要が. かった。. ある.従来より下皆の赤唇内縁より1cm内側で1cmの. 更に毛袖血管の拡張率と組織血流室との開係について 検索したo対麿群,肝硬変群の各症例毎の所見を表13,. 範囲が観案されており7ト 本研究でも同部櫨を観察し たo 口腔粘膜の他の部政は今後の藻恵である.. 14に示した.それをグラフ化したものが図17であるo毛 -14-. 口腔粘膜の組織血流室の測定部位については,レー.

(16) 歯科学報 Vol.94,No,2(1994). .」■. ■. 囲18 症例157歳 女性 健常者 図19 症例2 56歳 男性 肝硬変症例 図20 症例3 42歳 男性 肝硬変症例. 血管拡張の少ない馳. 図21症例a 血管拡張の著明な部位 図22 症例4 5噛 男性 肝硬変症例. クモ状血管腫様の血管拡張. 一15−. 79.

(17) 80. 山田:肝硬変症患者口腔粘膜の放小循環. ザードップラーによる口蓋,歯敵  を計測したとい. よるものであると述べている。著者は今回の結果から,. う報告がある。口腔は解剖学的に狭く空間が限られてい. その点について解析を試みたが,係蹄の拡張との関係以. るうえに嘆下反射があり,計測中にセンサーに物聖的な. 外の成因については,明確に出来なかった.. 力が加わらないように敗走するのは困#な部位である。. 2)毛細血管形態. 本研究で使用したセンサーは長さが   あり,これら. 毛細血管形態に関しては,津屋ら8)は口膏粘膜の毛系田. 話条件や毛顧血管の観察部位に近い部政ということを考. 血管を8型に分けて観察している.当教室の片桐らはそ. 慮して下膏小帯部とした.. れを薬理して,さらに禾定形,血管癌を加えた10型で分. センサーの固定に衡しては,ロ膏の伸展を最小にし. 顛した0本研究はこの10型を採用したo 肝硬変症患者における口酋粘膜の毛袖血管の形態の変. て,上下の口唇が適度に痢転した状態となる≠うな口角 鈎を考案した.それによって口膏がセンサ-弓こ触れるの. 化について検索した菊川7)の研究では,分析対象とした. と測定部免の下嘗小幕の伸展を予防することができたo. 係蹄形態は7項目に分けている。捻転,波状,分岐ある. さらに被検者が唆合した状態で口角鈎を装着するので長. いは吻合.覇粒状血流,微細毛細血管,係蹄蔑延長,拡. 時間下顎の安静が保たれ,安定した状態で測定すること. 張である.本研究では上記の項目から係蹄頂延長を削除. が可能となった。. し,ヘアーピン.頂蛇行.不定形.血管癌を追加したO. 組織血流室の刺定方法としては,寛在水素ガスクリア. この10型の分数の方が毛編血管形態を的確に分析するの. ランス法,熱クリアランス法,レーザードップラー法等. に垂適である。菊川T)の波状は脚蛇行に相当すると思わ. が行われているo熱クリアランス法およびレーザードッ. れる。また,係蹄の高さについても計測しているが,係. プラー法は非俊鼻的な方法であり,連続的な血流圭を迅. 庫の高さは毛細血管のレンズに対する角度によってかな. 速に観察することが出来るため,連続的な血流室の変化. り長さが変化すると思われるので,本研究では行わな. を観察するのに適しているが,圧の問題があるため,. かった。菊川7)の報告によれば,肝硬変患者の下唇粘膜. 個々の血流量の比較は難しい。それに対して水素ガスク. における毛細血管の特徴は①係蹄高の延長, ②係顕数の. リアランス法は慮嚢的な方法で,非連続的な計測のみ可. 減少, ③毛細血管の拡張, ④乳頭下静脈叢の拡張, ⑤毛. 能であるが.センサ-を短圧に詮PLRすることができ,絶. 細血管の拡張は40歳代50歳代に最も拡張傾向が強度, ⑥. 対値の計測が可能である。そのため.他の計測法による. 毛師血管の変化は確病期間との問に関係は認められな. 血流測定の基礎実験の際に水素ガスクリアランス法との. い,というものであったo肝硬変症患者における毛纏血. 比較が多く行われてきた   本研究のように個々の. 管係蹄数の減少に補しては前述の通りである.. 血流量の比較を行うのには侵襲的であるという問蓮があ. 菊川7)の魂告では大部分の係蹄が捻転であり,波状は. るものの,この水素ガスクリアランス法が正確な値を得. 捻転に比べ単位面癌に占める割合は少ないものの他の形. るのに適していると思われた.今回使用した電解式組織 血流計の原聾となっている方法は水素ガスクリアランス法. 態程ではないと述べている。本研究では両薪共に捻転お. で   年に     ら19)の考案により,従来の水素. ヘアーピンおよび項蛇行が短いことと,捻転,波状の判. ガス吸入法から電気分解によって組織に水素ガスを発生. 定蓋準がやや異なること,つまり,本研究では明らかに. させる方法である.その後     らの改良によっ. 2回以上の交叉があることや著明な蛇行等の変化を基準. よび蛇行の占める割合は低い.これは菊川7)の分東には. て,値の安定化と使用の簡便化を計ったものが今回使用. としているためではないかと推察している。また津屋ら. した機種である0. 8)や菊川7)ともに各形態の有無を調べた有所見率で提示. 2.口座粘塵の毛細血管顕教範所jiにって. されており     あたりの発魂率では記載されてい. 1)係蹄数. ないため比較は困楽である.しかしながら,捻転,波. 本研究の結果,肝硬変群では係蹄数の減少が認められ. 状,拡張を除く他の形態の単位面癌内に占める割合が非. た.菊川7)も肝硬変症患者の係画数は減少していると述. 常に少ないと言う点では一致している。菊川7)の報吾に. べている.肝硬変群で係蹄数が滅少している要因を検定. 比べ本研究の有所見率は対照群の分岐吻合,拡張,教組. する為,肝硬変群に特徴的な毛細血管係蹄の拡張の発寛. ・散小で高率であるが,拡張,微編・放小は単位面積あ. 率との関係についてみると拡張した係庫の発窮率の高い. たりの発現率は低く,また拡張,放綿・微小に関しては. 症例はど係蹄数が減少している傾向にあった。菊川7)や. 判定基準が若干異なっている点もあり,大差はないと考 えている。. 若野10)も同様の結果を待て係蹄数の減少は係輝の拡張に. -16-.

(18) 歯科学報. 94, No. 2 (1994). 81. 肝硬変症患者の口腔粘漠における毛細血管形態の重大. 且 静脈脚のすべての部位で拡張しており,特に静脈脚. の特徴は拡張である    当たりの拡張の発塊率は. では     未満の正常なものよりも拡張した係蹄の. 対照群の10倍以上であるo川島ら2°の研究では慢性肝疾. 率が高いことが判明した。そして係蹄径の3型の占める. 忠,主として肝硬変症患者の付着歯敵毛編血管は吻合,. 割合は症例によって差があり,これは症例による肝障害. 屈曲,怒張蛇行,配列の乱れを示すものが多く,電顕的. の程度の差と関連していると推察され,毛編血管の拡張. に内皮細胞と蓋底膜との離間,裂隊形成,ときには基底. と肝障害との関連について検索する必要を感じた。. 膜の肥厚を認めたと報害している.そのため,津屋ら8). 4 )金遺静脈癌および腹水と係蹄径との関係. 若野10)が正常像として捉えているヘアーピン,捻転,脚. 菊川7)は肝硬変症の進行度と毛細血管の変化との関係. 蛇行を除く形態,なかでも分岐吻合,血管癌等の増加が. を検索すべく毛細血管の変化と確病期間との関係につい. 予測されたが本研究では待られなかった。. て検索し,何ら関係は認められなかったと述べている。. 次に肝硬変症例の口唇粘漠の毛細血管形態の変化,毛. 肝硬変の進行度は肝機能検査値と必ずしも平行しない. 細血管の拡張は部位により程度に差がある事が観察され. そこで著者は食道静脈癌および腹水と肝硬変症患者 に特徴的な毛綿血管の拡張との関係について検索した。. た。肝硬変症患者の毛細血管の変化について考察する と,今回観察し得た狭い範囲での毛細血管拡張状態の程. 食遺静脈魔は主に肝硬変症で見られるo肝硬変症にお. 度の差,さらに当教室の佐藤22)の報告による舌の部位に. ける金遺静脈癌の成因は,再生結節のため肝静脈系の血. よる血管障害の差や,大木ら  の部位による血流量. 行障害に肝内門脈枝の血行障害が加わり,門脈圧元進症. の増減等,また,血管拡張が身体の部位により特徴的な. をきたし,代償性に自然発生した門脈大循環系の側副血. 出現 手掌紅斑)の仕方をすること等を考え合わせる. 行露の-つである  金遺静脈魔の出塊により肝血流量. 時,今回観察し得た顕放鏡レベルよりもっと大きな範囲. は低下し,金遠静脈癌を有する肝硬変で血活アルブミン. でも差異があるものと考えるべきであるO この毛細血管. 値の低下     分停滞率の高度異常を示す患者が多. 拡張の部位による程度差の原因の-つにはA-Ⅴシャン. く認められている  また,瀬底ら  は金遺静脈癌. トの解剖学的な位置が関係しているのではないかと推察. は腹腔鏡検査で肝表面に見られる結節形成の密なほど,. しているo ヒトの口唇,舌,下顎でA-Ⅴシャントの存. また肝円靭帯および壁側静脈の拡張の高度な程,金運静. 在が確認されており,部位によってA-Vシャントの密. 脈癌も高度であると報告している。. 度が異るという報吾  があり,同じ口腔粘膜でも部. 食道静脈癌を分歎する際に現在では門脈圧元進研究会. 位によって毛細血管の拡張に差が生じている可能性があ. の食道静脈癌の内祝麓所見記載基準    が使用され. るため,今後さらに探究する必要があると患われる。. ている。しかしこの記載蓋準では多岐にわたって編目に. 3)係蹄径. 分数されており,今回の分幾には不適当と思われた.そ. 本研究では係蹄径を3型に分楽してその割合を比較し. こで瀬底ら  の分数を採用した。. たが,これは若野10日Dの報吾に基づいている。若野は. 腹水は門脈圧元進や低アルブミン血症等の因子が重. 10歳∼39歳の被検者を対象に正常な口唇,舌,歯敵にお. なって発現する非代償期,即ち,肝臓の機能的予備能力. ける毛編血管の形態について研究した結果,動脈劇では. が低下した代償不全を示す予後禾良の徴候である. 〃m,静脈脚では   〃mを正常型,動脈肺が. 本研究の結果金遺静脈癌では動脈胸で,腹水では動静. 5 pm以下,静脈脚が   以下を萎縮型,動脈脚が15. 脈脚の両方で有意に拡張率が高いという所見を待た。こ. p m以上,静脈脚が  以上を拡張型と結論づけてい. のことから口腔粘膜の毛細血管拡張は門脈圧元進および. る.そこで本研究では動脈蜘および係蹄預径では. 肝機能障害と相関していると考えられた。肝硬変群の症. 未満を萎縮したものとし   /Jm未満を正常なも. 例に係蹄の拡張率にバラつきが認められたのは、肝機能. の    以上を拡張したものとし,静脈脚では. 障害の程度の差によるものと思われる33)。さらに加える. 未満を萎縮したもの    〃m未満を正常なものと. ならば肝機能障害が高度な程,口腔粘麓の微小循環障害. し    以上を拡張したものとしたoそして,それぞ. が大きいと考えられる。. れの   当たりに占める割合を算定することによっ. 3.挽歌血流圭について. て肝硬変による毛編血管形態の変化が毛綿血管の動脈. 本研究の結果,肝硬変症例の口腔粘膜の組織血流量で. 刺,係蹄預,静脈脚のどの部位で生じているのか明らか. は対照群に比べ有意に低下が認められた。末梢における. にするものである。その結果,肝硬変では動脈脚,係蹄. 血流量については大木ら  が皮膚,前田34)が胃粘膜. - ilの-.

(19) 山田:肝硬変症患者口腔粘膜の放小循環. 82. の組織血流量について検索しており,大木ら  は母 指球を除く第2指尖部,足底部、第1此背部の皮膚で血. は酸素消牽量が減少していることから全身の酸素需給不 全に陥っていたと述べているO肝硬変における. 流量の低下を認めたと報吾しているoその原図について はA-Vシャントの可能性があると述べている.また,. は全身の酸素需給の維 持に代償的な意義を有していると考えられている. 前田34)も胃粘膜の組織血流室を計測した結果,特に金運. この様に肝硬変における全身の循環動態は復姓であ. 静脈痴および胃演虜を併発した肝硬変症例では対麿群に. り,症例により,また同一症例でも部位により血流量に. 比べ低下していると報吾している0本研究の結果,斬微. 増減があると推察される0本研究で観察した下唇小帯部. 鹿所見では毛轟田血管が拡張しており,一見血流量は増加. では肝硬変群の組織血流量の平均値は低下していたが,. しているように考えられるが,反対に組織血流量は減少. 他の口腔粘膜についても今後検索を要すると患われる。 4.小   拓. しているということから毛細血管の拡張は血夜の夢薄を 示していると推測されたo このことは今山ら35)のクモ状. 今回の研究結果から,肝硬変症の口腔粘膜下唇小帯部. 血管腫の成因説によって説明づけられる。即ち,正常で. では一般的に組織血流量が低下していることが判明. はA-Vシャントの内腔が閉也している為に動脈血が末. したOその病態としては肝障害が軽度で末梢の数小番. 梢の毛編血管を通って輸出静脈から中枢側へ還流される. 環も健常者に近い場合は血流量の低下はなく,肝障害. べきところを,何らかの作用によって    シャント. が進展している為に末梢の敏小循環が悪化している場 合は血流量が低下しており. が関大することによって,動脈血がA-Vシャントを 通って逆に毛細血管側内を逆流して.その結果,静脈を 関大させつつ表皮直下の毛細血管網へ流入していくとい. により末梢の微小番環の悪化が代償されて いる場合は血流量の低下はなく. う事である    シャントの関大によって逆流が起. が生じているにもかかわらずこれに. こっているとするならば,むしろ血流量の低下を来すこ. よって充分捕いきれない場合は血流量の低下をきたして. とは当然のことと考えるo大木ら23ト25)は肝硬変症にお. いると推察される。さらに,肝硬変においてはこの組織. ける皮膚徴小循環動態の分析で,皮膚血流量の低下の原. 血流量の低下に薯血50摘2'および低敏素血症5掴8)が加わ. 図として神経体液性因子の開与とA-Vシャントの増加. り肝硬変における末梢の酸素需給率は低下していると考. が関与していると述べている。肝硬変症患者において交. えられる59)また,局所における毛編血管の拡張は酸素較. 感神経系の刺激伝達物聾であるノルアドレナリンの合成. 差の低下をもたらし   血流によって供絶された酸. 抑制や神経末席での再吸収の抑制およびエストロゲン不. 素の需給率はさらに低下する.. 活化等が末梢血管抵抗の滅少とA- Vシャントの関大を 生じさせている  今回の研究による血管の拡張と組織 血流量の低下という一見相反する結果はこれらの事柄を 大変良く反映しているものと患われる。. 以上の事項を考え合わせるならば によって代償されている症例で も末梢の酸素需給率は健常者に比べ悪い状態にまかれて いる可能性がある。. 肝硬変症では心拍出室の増加,全身末梢血管抵抗の低. 当教室の佐藤22)の報吾によれば,実験的肝硬変ラット. 下など                  を呈す. の舌背前方部の舌乳頭に変化が認められ,同様に舌背前. ることがあるとされている37両0'O肝硬変におけるhyの発生機序として. 方部の結合織乳頭内血管ループおよび粘膜固有層,筋層. は循環血液量の増加,体夜性園子の関与. 内血管網に著明な変化が認められたと述べている。これ は敏小循環の変化が粘膜に影響を与えている可能性を示. 末梢   量の増加,門 脈圧の上昇などが挙げられている. 唆するものと患われるo福田ら は肝疾患と胃粘膜病 変との関係について血行動態と酸素需給動態の観点から. は肝障害の高度なものほ. 検討している。肝硬変症患者で胃粘膜病変が多い胃角部. ど       な傾向を示すと言われている. と胃休部で夢血の程度が大きいことから,胃粘膜病変に. 加藤ら48)は肝障害が軽度な症例では酸素需給異常は軽度. は肝硬変症による襖小循環障害が関与していると述べて. であり,肝障害が高度でかつ       な症例で. いるO肝硬変症患者の胃粘麓は血流停滞により. は酸素消費量が維持されており全身の酸素需給はhy一. の状態に置かれており,粘膜表. によって代鷹され. 層の粘膜編胞は低酸素,低栄養の状態にさらされ,この. ていたが,肝障害が高度で        な症例で. ことが胃粘膝の抵抗滅弱を引き起こし粘膜病変発生の-. -. 18-.

(20) 歯科学報. 画になると結論づけている    川野ら59)も肝硬変症 患者の金遺粘膜について検索し,同様の結論を待てい る。今回の肝硬変症患者に認められたロ腔粘膜の微小循 環障害は舌,歯周組織や口腔粘膜の機能に影響を及ぼし 口腔疾患の成園や予後にも関連してくると患われる。. 稿を終わるに臨み.終始a]懇篤なる御指導,櫛校閲を戴った 本学オーラルメディシン学話座主任川島 康教授に謹んで謝意 を表すと共に,本研究を行うに度しご協力を賜った内科学講座 水野嘉夫教授,船津和夫助教授に深謝致しますo また種々ご協 力を戴いたオーラルメディシン講座ならびに内科学講座教室貢 に感謝申し上げます。 文     献. 総     論 肝硬変症患者の口腔粘膜における微小循環の変化を検 索した。下口膏の毛細血管像について観案し,対照群と 比較検討したo さらに下顎敵唇移行部の組織血流量を計 測するために特別の固定装置を考案し,計測観察した結 果,以下の結論を待た。. 1)鈴木司郎    今日の診断指針(亀山正邦,亀田 治男,高久史麿,阿部令彦総編集), 3版 医学書院,東京. 2)山田素子,緒形雅世,秋谷 理,尾崎卓弘,川島 康,船津和夫,水野嘉夫    肝疾患患者の顔面, 口腔所見について(第1報),歯科学報 1084.. 1.口酋粘膜における毛細血管係蹄数は肝硬変群で減少. 3) Sandler, H. C. and Stahl, S. S. (1960) ・. Prev-. しており,さらに毛綿血管の拡張の著しいものほど係蹄. alence of periodontal disease in a hospitalized populatiorl, J・ D・ Res・, 39 : 439-449・. 数が減少していた。 2.毛細血管の形態は両群ともヘアーピンを示すものが 多かった.肝硬変群では拡張した係蹄の割合が著しく高 く   を占めていた。その他には肝硬変群では分岐吻 合,微細・数小を示すものが滅少している. 3.毛細血管係蹄頂径は対照群に比べて肝硬変再では5 未満の割合が滅少し    以上の割合が増加 していた。 4.毛細血管動脈脚径は対座群に比べて肝硬変薪では5 未満の割合が減少し    以上の割合が増加 していた。 5.毛編血管静脈脚径は対照群に比べて肝硬変群では10 未満の割合が減少し     上の割合が増加 していた。 6.肝硬変群では金運静脈癌が高度なものは   以上 の拡張した動脈脚の割合が有意に高く    以上の拡 張した静脈脚の割合も高い傾向にあった。 7.肝硬変群では腹水が認められたものは15〃m以上の 拡張した動脈脚および   上の拡張した静脈脚の割 合が有意に高かった。 8.口腔粘漠の組織血流量の平均は対照群では  ± 肝硬変群では  士 と肝硬変群では有意に低下していた. 9.年麻と組織血流量との関係について検討した結果両 群の間に相聞は認められなかった。 10.毛細血管の拡張率が高い症例ほど組織血流量は低下 していた。 以上,肝硬変症患者の口腔粘膜には微小循環障害が生 じており,放小循環障害は肝硬変の進行に伴い東署にな る傾向が認められた。 -. 4)松村敏治,可児瑞夫,常 光旭    歯槽膝漏症 患者の肝臓機能について,大阪大歯誌 5)福田益樹,川野 淳,佐藤信紘,島津 亮.永野公 一,辻 音吾,房本英之,鎌田武信    肝硬変症 患者の胃粘膜血行動態および酸素需給動態の検討, E] 消誌 6)福田益樹,川野 淳    肝硬変症における胃粘 膜徴小循環動態の検討 28 : 1142-1143.. 7)菊川洋介    口唇粘膜にみられる敏細血管の肉 眼的および生態項数鏡研究一糖尿病,慢性肝炎,肝硬 変について-,日皮会誌 8)津屋 旭,若野洋一,大竹正徳    毛純血菅強 欲鏡観察と写真残影による表在性編小血管の形態学的 研究,腕管学 9)淵 虜二    皮膚毛細血管顕微鏡的研究一第1 報 皮膚粘廉毛細血管簸影用顕微鏡およびその正常像 について-,温研紀要 10)若野洋一    生体観察による口腔粘膜毛編血管 の形態に関する研究- I肉眼的に正常な口香.舌粘膝 毛細血管の形態について-,大阪大歯誌 281.. ll)若野洋     生体観察による口腔粘膜毛編血管 の形態に開する研究- Ⅱ歯肉毛編血管の形態について -,大阪大歯誌 12)瀬底正彦,春日井清      食道静脈癌の内視 鏡診断の限界,日内祝鹿会誌 13)瀬底正彦    消化管内視鏡診断学大系 第2巻 食遺(並木正義編), 1版      医学書院,莱 京. 14)石橋 皇,中沢芳夫,松野好男.村上林児,島田俊 夫,二瓶東洋,盛岡茂文,森山勝利    電解式水 素ガスクリアランス法による局所血流皇測定-拡散園 子についての実験的検討-,呼と循 15)山倉久史,岡田泰穂子,戸塚明美,大竹 徹,宮下 元,長谷川紘司    レーザー・ドップラー血流計 19-.

(21) 84                山田:肝硬変症患者口腔粘廉の散小循環 を用いた歯肉毛細血管血流量の基礎的研究,冒歯周 #" 28 : 646-653. 16)島崎貴弘.小沼孝行言中津光久,嶋田 淳,平沼康 彦,阪本栄一,山本美朗,角田豊作 を用いた顔面および口腔の血流 計測について,明海学歯誌 17)山形 尋,菊池晴彦,橋本研二,南川 服,涯部洋 法による脳組織血流測定 一定加電流法と定濫度差法に関する理論と実際-,脂 nk, 39 : 479-484. 18)中村秀喜,野原聖一,岡田 昇  : を利用した電極による皮膚血流量連続測定の試 み,呼と循 19) Stosseck, K., Ltibbers, D. W. and Cottin, N. (1974) : Determination of local blood flow (Microflow) by electrochemically generated hydrogen. Pfltigers Arch., 348 : 225-238. 20) Koshu, K., Kamiyama, K., Oka, N., Endo, S., Takaku, A., and Saito, T. (1982) : Measurement of reglOnal blood flow using hydrogen gas. 科. 30)林 紀夫,笠原章紀,佐々木裕,房本秀之,佐藤信 紘,鎌田武信    腹腔危的にみた慢性肝炎から肝 硬変・肝癌まで(並木正義,亀田治男,矢野右人編), 1版     医学図書出版,東京. 31)日本門脈圧元進症研究会    食遺静脈痴内視鹿 所見記載規準,肝臓 32)辻井 正「福井 博   綱刊壊商学(岡 憧杉浦 光腕,禍旋     朝倉膏房.東京 33) Funatsu, K., Yamada, M., Kawashima, Y., Nishida, J., Ueno, M., Ebihara, Y"Mizuno, Y., Oda, M., and Tsuchiya, M. (1989) : Microcirculatory disturbances of oral mucosa and periodontal disease in patients with liver cirrhosis, J. Gastroenterol. Hepatol., (Suppl), 1 : 99-102.. 34)前田利宗,山下行博,山口幸一,渋江 正,橋本修 治    肝硬変患者における胃粘膜血流量について の検討.肝臓, 26: 35)今山修平,幸田 弘.占部治邦  :クモ状血管 腫の電子強欲鏡による研究,西日皮膚 981.. generated by electrolysis, Stroke, 13 : 483-487.. 21)川島 康,川村 覇,近藤啓文,浅野英一郎,息野 昌博,鎗木弘造,山村武夫    慢性肝疾患(とく に肝硬変症)における歯肉組織の変化について,肝 臓 22)佐藤 充    実験的肝障害ラットにおける舌乳 頭の形態学的変化に関する研究,歯科学報. 36) Fischer, J. E., and Baldessarini, R.J.(1971) : False neurotransmitters and hepatic failure, LancetH , 75-79. 37) Kowalski, H. J. and Abelmann,W.H.,(1953) : The cardiac output at rest in Laennec's cirrhosis, J. Clin. Invest., 32 : 1025-1033. 38) Kontos H. A., Shapiro W., Mauck H. P. and. ∼437.. 23)大木清司,清野精彦,中村辰男.塚本 浩,勝宙 悌実.里村克章.高野照夫,荒牧琢巳.奥村英正 慢性肝疾患における皮膚放小循環動態の分析 ・erによる検討-,肝威,. Pattel・SOn J. L. (1964) : General and regional circulatory alterations in cirrhosis of the liver,. Am. J. Med.,37 : 526-535.. 39)牧口光幸,安田寿   :全身循環動態異常,冒 臨. 30: 62.. 24)大木清司,清野精彦,中村辰男,塚本 浩,勝田 悌実,里村克章,荒牧琢巳,早川私-,奥村英正 慢性肝疾患における皮膚数小循環動態の分析 -レーザードップラー血流計による検討-,脈菅学, 29 : 1023.. 25)大木清司,清野精彦,中村辰男,塚本 浩,田中蕃 治.高野照夫,大竹 稔,早川私 による皮膚微小番環病態の分 析    と     臨増 26) Clara, M.(1927) : Die arterio-ven6sen Anastomosen der V6gel und Saugetiere, Erg. d. Anat. und Entwgsch. 27 : 246-301. 27) Mark, W. (1941) ・. tJber arterior-ven6se Anaβ. Menschen, Z. mikrosk. Anat. Forsch., 50 : 392445.. 28)滝野辰郎,高森成之,岡上 武    内科シリー ズ   肝硬変のすべて(織田敏次編     南江 堂,東京. 29)豊永 純,谷川久一  :第Ⅵ章肝硬変合併症診 断のチェックポイントI金遺静脈癌,臨床消化器内. 40)蜂谷公敏,養田俊之.桜井健司,森  豊,川上憲 司,伊藤秀稔,島田孝夫    肝硬変における末梢 循環動態,脈管学 4D Murray J. F., Dawson A. M. and Sherlock S. (1958) : Circulatory changes in chronic liver disease. Am. J. Med.,24 : 358-367. 42) Claypool, J.G.,Delp, M. and Lin,T.K.(1957) : Hemodynamic studies in patients with Laennec's cirrhosis, Am. J. Med. Sci., 234 : 4855.. 43) Heinemann H. 0. (1960) : Respiration and circulation in patients with portal cirrhosis of the liver, Circulation, 22 ・. 154-159.. 44)野浪敏明,原田明生,屋野達人,加藤俊之,中尾 昭公,末永昌宏,高木 弘    肝硬変における の発生機序に 関する臨床的研究,日消誌, $3: 45)野浪敏明,星野澄人,原田明生,朝日憲治,加藤俊 之,固場良和,青木英明,森 敏宏,市原 透,中尾 昭公,末永昌宏,堀葎増雅,近藤達平  :肝硬変 における全身血行動態の検討一. -20-.

(22) 歯科学報. 94, No. 2 (1994)                  85. の意義について-,肝臓 394.. 46)山名秀明,掛川輝夫,古賀信行,本多哲矢,外山 俊二,佐谷博俊    門脈圧元進症におけるhyの成因に関する検討,日消外会 誌. ,        、私        .. 54)司城博志,佐々木悠,清水正賀,奥村 悔,坂田博 達    著明な低酸素血症を伴う肝硬変症 の臨床病理学的検討,肝 臓. 55)司城博志,久野修資,青山重靖,清水正賀,坂口正 剛,奥村 悔    著明な低酸素血症と続発性の赤 血球増加症を伴った肝硬変症の1例,肝臓. D. and Basenack, U. (1975) : Endotoxin-induced liver necrosis and intravascular coagulation in rats enhanced by portacaval collateral circulation, Gut., 16 : 429-436.. 48)加藤俊之,野浪敏明,笠井保志,原宙明生,中尾昭 公,高木 弘    酸素需給動態からみた肝硬変症 における                   の意 義,日消誌 49)窯川 剛,野浪敏明,小林裕幸,氏田 剛,伊藤隆 文,岡田恒良,岸本若彦,原田明生,中尾昭公,高木 弘  :肝硬変症の循環動態の特徴とその意義,冒 消誌 50)野村武夫    図説内科診断治療講座 4薯血 (高久史麿編), 1版      メジカルビュ一社, 東京. 51)清水 進    肝硬変症の宴血,聖マリアンヌ医 大誌 52)高久史麿    肝硬変と造血異常,臼臨, 46増: 1136-1141. ▼. Brachman M. B. and Genovesi M. G. (1977) ・. Hypoxemia of cirrhosis, Am. J. Med., 63 : 746-. ∼393.. 56)加藤 清,松永敬一郎,干場 純,上田明子,山 中功-,岸井利昭,福島孝吉,大秋美治,北村 均 多発性肺内勤静脈症により低酸素血症を呈し た肝硬変症の-剖検例,日胸疾会誌 57)薗土典宏,三条健EL 梅北信孝,高橋周二,伊藤 徹,川崎誠治,柴山和夫,針原 康,小山広大,坂本 裕彦,出月康夫  :著明な低酸素血症をきたし肺 内勤静脈シャントの存在が考えられた肝硬変症の1 例.肝臓. 58)下野 恒,安田寿-    肺・心病変,日臨, 46 増: 59)川野 淳,福田益樹,辻 害吾,永野公一,荻原達 雄,島津 亮,井上敦雄,松村高勝,房本英之,佐藤 信鉱,鎌田武信    健常者及び肝硬変患者の食遺 粘膜血行動態と酸素需給動態-臓器反射スペクトル解 析法による検討一,日消誌, 83: 60)平山千里    内科シリーズ   肝硬変のすべ て(織田敏次編     南江堂,東京. 61)足立ヒトミ    肝硬変症における胃粘麓病変及 びその成因に関する検討 29 : 455-471.. 754.. Motoko YAMADA : Microcirculation of Oral Mucosa in Patients with Liver Cirrhosis -Capillary microscopy and local blood flow-, Shihwa Gahuho, 94 ・. 65-86, 1994.. (Department of Oral Medicine, Tokyo Dental College, Chiba 261, Japan) Key words.・ Microcirculationl0ral mucosa-Liver cirrhosis-Capillary microscopyLocal blood flow. The purpose of this study is to investigate disorders in microcirculation in the ora_1 mucosa of patients with liver cirrhosis. Capillary-microscopic studies were made of the morphology of intramucosal capillaries in the lower lips of 20 patients (16 males and 4 females) with liver cirrhosis and in ll healthy ±S. ±                                            ± Capillaries in the lower lip were photographed ; and_ numbers of capillary loops per mm2, morphologlCal patterns, and capillary diameters were analyzed. To compare dilation of capillaries in the liver cirrhosis group with that in the control group, diameters of the transitional, afferent,and efferent limbs were measured in each patient in both groups. -21. -.

(23) 山田:肝硬変症患者口腔粘膜の放小循環. 86. Localblood. flow. in. the. muco一glnglCaljunction. was. measured. according. to. the. hydrogen. gas clearance method. A totalof 12 experimental subjects(9 males and 3 females) and 10 ± ±. Results Numbers of capillary loops were smaller and capillary dilation was more evident in the liver cirrhosis group than in the control group. ± ± ±                        ± ± ± the cirrhosis group, whereas capillaries with diameters of over 15pm increased in the control group (p<0.001)・ Capillaries with diameters measuring 5115 FLm in the afferent limbs occurred in the con±                    ± ±                   ±15・ with diameters of 5-15FLm in the afferent limbs decreased in the cirrhosis group, whereas those with diameters greater than 15pm increased (p<0.001). -                         ± ± ±                   ± diaLmeterS Of 10120pm in the efferent limbs decreased in the cirrhosis g・roup, whereas those with diameters of more than 20pm increased (p<0.001). In the cirrhotic group, diameters of both the afferent and the efferent limbs were significantly larger in subjects with ascites than in those without ascites・ Dilation of the capillaries corresponded to degree of esophagea・1 vaLrices in cirrhotic subjects・ ± ± 官. -22-.

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参照

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