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IRUCAA@TDC : №18:マウスガード一定期間使用後の評価

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

№18:マウスガード一定期間使用後の評価

Author(s)

桒原, 涼子; 上原, 宏樹; 山延, 健; 河野, 克明; 松田,

祐明; 西野, 仁泰; 川上, 良明; 鈴木, 義弘; 紺野, 倫

代; 成松, 慶之郎; 小澤, 卓充; 中島, 一憲; 武田, 友

孝; 片野, 勝司; 鎗田, 文夫

Journal

歯科学報, 115(3): 281-281

URL

http://hdl.handle.net/10130/3675

Right

(2)

目的:現在,マウスガードは主に高分子材料であ る,エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)を用い て作製される。 本発表では実際に一定期間(1シーズン)使用し たマウスガードにおける物性の変化を評価したので 報告する。 外部刺激による構造については現在までに群馬大 学と東京歯科大学との共同研究として発表してき た。 方法:高校生ラグビー選手生徒に対し,一定期間マ ウスガードを使用してもらった(東京歯科大学倫理 委員会・承認番号 437)。 マウスガードは,上下顎印象採得後,模型を作製 し,EVA 材ドゥルフォソフトを用いて,加圧形成 器にてサーモフォーミング,咬合器上にて調整,作 製した。また,マウスガードセット時の咬合調整時 は16番26番歯には外部刺激である熱の影響を少なく するため,臨床経験10年以上の歯科医師が行った。 マウスガードにおける物性の変化は核磁気共鳴 (NMR)測定を用いて主に評価した。評価部位は16 番歯咬合面とし,マウスガード装着時のバイトアイ を用いた診査にて咬合の認められた部位について切 り出し,測定用試料として用いた。コントロールに はサーモフォーミング後の材料を用いて評価した。 結果および考察:核磁気共鳴(NMR)測定から咬 合部は結晶化度が増加していた。結晶化度の増加は 硬化を示す。以上の影響を合わせて考察すると,今 回一定期間使用したマウスガードにおいて,結晶化 度の増加,つまり個人のマウスガード保管時の温度 (一定期間使用後の調査では,約90%のラグビー選 手が高温場所保管していた)や,口腔内温度そして マウスガード装着時の咬合圧等が結晶化度の増加, つまり劣化のベクトル因子であったと思われる。 目的:骨髄より抽出した細胞に骨分化因子を添加し 培養すると,骨細胞へと分化することが報告されて いる。また,in vivo における細胞−スキャフォル ド複合体は骨再生において,有効な手段であること が報告されている。我々は,ラジアルフロー型バイ オリアクター(RFB)を用いたマウス骨芽細胞様 細胞の培養およびヒト骨髄由来間葉系幹細胞の培養 で,スキャフォルド上に均一に増殖させることを報 告している。しかし,RFB を用いて生体由来の細 胞を成長因子を添加して増殖させた報告はまだな い。そ こ で 本 研 究 は,RFB を 用 い て 生 体 由 来 の ラット骨髄細胞を培養してその動態を検討すること を目的とした。 方法:雄性,SD 系,6週齢のラットを屠殺し,骨 髄細胞を大腿骨,上腕骨,脛骨より採取した。初代 培養のみ骨分化因子(デキサメタゾン10−8M,β-グ リセロリン酸10mM,50μg/ml アスコルビン酸)を 添加した D-MEM にて培養し,2継代目まで骨分 化因子を添加していない D-MEM にて培養した。 その後タイプ1コラーゲンシート(気孔径70∼110 μm,気 孔 率80∼95%,直 径18mm,厚 さ3mm)に 5×105 個播種した。シートを6枚重ねで RFB に 取り込み,灌流培養を行った。培養条件は37℃, pH7.4,DO 値6.86ppm,培養液交換量100ml/day, 培養液灌流速度3ml/min に設定し,培地交換は培 養開始後3日目から毎日とした。また,培養に用い た培地は D-MEM に bFGF を添加したものとして いないもので比較を行った。1週間後にスキャフォ ルドを回収し HE 染色による形態観察と細胞数, ALP 活性を評価した。コントロールとしてプレー ト上で静置培養したものを用いた。 結果および考察:RFB を用いてラット骨髄細胞を 培養した結果,コントロールと比較して細胞数は有 意に高い値を示し,bFGF を添加して培養したもの はしていないものより有意に高い値を示した。ま た,H-E 染色により灌流培養を行ったスキャフォル ド上で高密度に細胞が分布していることが観察さ れ,bFGF を添加するとより高密度に観察された。 これは,栄養源の供給,老廃物の排出が RFB で効 率よく 行 わ れ た た め と 推 察 さ れ た。以 上 に よ り RFB によりスキャフォルド上にラット骨髄細胞を 増殖させること,bFGF の添加によってより高密度 となることが明らかとなった。

№19:ラジアルフロー型バイオリアクターを用いたラット骨髄細胞の三次元培養

神田雄平1)2),西村逸郎1)2),佐藤 亨2),池上 良2),林原貴徳1)2),四ツ谷 護2),久永竜一2) 吉成正雄1)(東歯大・口科研)1)(東歯大・クラウンブリッジ補綴)2)

№18:マウスガード一定期間使用後の評価

桒原涼子1),上原宏樹1),山延 健1),河野克明2),松田祐明2),西野仁泰2),川上良明2) 鈴木義弘2),紺野倫代2),成松慶之郎2),小澤卓充2),中島一憲2),武田友孝2),片野勝司3) 鎗田文夫3)(群馬大学大学院理工学府高分子構造物性研究室)1)(東歯大・口健・スポーツ歯)2) (群馬県)3) 歯科学報 Vol.115,No.3(2015) 281 ― 97 ―

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