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混合土 A B 乾燥重量比(%) 汚泥 20 50 発生土 80 50

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Academic year: 2022

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(1)III-031. 土木学会西部支部研究発表会 (2011.3). 浄水汚泥と建設発生土による混合土の地盤材料特性 九州工業大学. 学生会員. 九州工業大学. 正会員. ○小笠 元裕. 二宮 健人. 永瀬 英生. 廣岡 明彦. 1.はじめに 現在、わが国では環境への配慮と有効利用を目的とし、発生した浄水汚泥をグランド用土、育苗土、セメ ント原料などに利用している。 しかし、それらの利用が安定的で有効的な処理方法とは言えない状況である。 そこで、有効的な処理方法として第二種改良土(埋戻材)への利用が挙げられる。この第二種改良土の作製 は管路布設工事等における埋戻土の材料として、浄水汚泥を利用できる効率的な再資源化と言える。よって、 本研究では、浄水汚泥、建設発生土およびそれらの混合土の物理的特性をもとに、コーン指数 qc≧800kN/m2、 細粒分含有率 Fc≦10%、修正 CBR 値≧20%の条件を満たす第二種改良土の作製を目的とする。 2.試料・試験方法 試料には浄水場から発生する浄水汚泥(以下、汚泥と呼ぶ。)と建設発生土(以下、発生土と呼ぶ。)を自 然含水比の状態で用い、改良材には消石灰とセメント系固化材を用いることとした。また、自然含水比は順 に 116.94%、16.72%であった。 本研究では、汚泥と発生土を混合したもの、その混合土に改良材を添加したものの 2 通りの方法で試料を 作製した。混合土の作製では汚泥と発生土の乾燥重量比による混合比率を決定し、両者を混ぜ合わせた。そ の混合比率を表1に示す。また、表1の混合土 A に 表1. 改良材を添加し、改良を施すこととした。消石灰は. 混合土. 混合土 A の含水量に対し添加割合を決定し、セメン ト系固化材は混合土 A の乾燥重量に対し添加割合を. 汚泥と発生土の混合比率. 乾燥重量比(%). 決定した。表 2 にはその添加割合を示している。ま たセメント系固化材を添加後、1 日間と 4 日間の室 内養生期間をそれぞれ設けた。. 表2. A. B. 汚泥. 20. 50. 発生土. 80. 50. 混合土 A についての改良材混合率. 改良材. 試験としては、粒度試験、コーン指数試験、修正. 混合率(%) 5. CBR 試験の 3 種類を行い、作製した試料を評価する. 消石灰. こととした。. 10 15. 3.試験結果および考察 図1に、発生土と汚泥の粒径加積曲線を示す。汚. セメント系. 1 日室内養生. 固化材. 4 日室内養生. 泥においては、細粒分含有率 Fc が 30%、建設発生. 5. 土においては、それが 13%含まれており、浄水汚泥 の条件を満たせないことが考えられる。 表 3 に、表 1 に示した混合土のコーン指数試験の結 果を示す。混合土A,Bともにコーン指数 qc が 2. 800(kN/m )の条件を満たすことができなかった。また、 細粒分含有率 Fc はやはり 10%以下の条件も満たすこ とができなかった。よって、改良前の混合土を埋戻土 に利用することはできないと考えられる。また、浄水 汚泥は建設発生土の発生量の約 6%であることを考慮. -365-. 100 通過質量百分率 (%). と建設発生土の混合土だけで細粒分含有率 Fc≦10%. 80 60 40. 発生土. 20. 汚泥. 0 0.001. 0.1 粒径 (mm). 図1. 粒径加積曲線. 10.

(2) III-031. 土木学会西部支部研究発表会 (2011.3). すると、実際に使用する埋戻土は混合土A. 表3. 改良前混合土の試験結果. が適当であると考えられる。よって、今回. 混合土. A. B. の研究では、混合土Aに改良を行うことと. コーン指数 qc(kN/m2). 756. 613. 含水比 w(%). 36.6. 66.7. 細粒分含有率 Fc(%). 26.64. 22.82. 乾燥密度 ρd(g/cm ). 1.292. 0.909. した。 表 4 に、表 2 に示した混合土のコーン指 数試験の結果を示す。消石灰は、混合土A. 3. 表4. の含水比を下げることを目的として添 加した。セメント系固化材は、細粒分. 改良後のコーン指数試験結果. 改良材. を低下させることを目的とし、添加し. 混合率. コーン指数. 含水比. (%). qc(kN/m2). w(%). 5. 3266. 35.4. 10. 3300 以上. 32.5. 15. 3300 以上. 33.9. 3300 以上. 28.9. 3300 以上. 9.47. た。また、水和反応を起こすため 1 日. 消石灰. 間と 4 日間の室内養生で試験を行った。 消石灰を加えた場合については、表 4 を見てわかるようにコーン指数 qc が. セメント. 1 日室内養生. 大幅に増加している。消石灰には、固. 系固化材. 4 日室内養生. 化作用がないため、細粒分の変化は期待できない。よ. 表5. って、コーン指数 qc に影響のある要因として、含水比. 5. セメント系固化材の添加・養生による 細粒分含有率 Fc の変化. の低下が考えられる。表 4 を見てわかるように改良前. 改良材. に比べると改良後は、含水比が低下している。次にセ. 養生期間. 1日. 4日. メント系固化材を加えた場合については、消石灰混合. 含水比 w(%). 22.38. 9.47. と同様にコーン指数 qc が増加している。含水比に関し. 細粒分含有率 Fc (%). 19.07. 5.49. ント系固化材の水和反応を考慮すると含水比は小さくなる が、養生方法が室内養生であったため、空気乾燥によって 含水比が低下したことも考えられる。 表 5 は、改良材にセメント系固化材を使用した場合の養 生日数による細粒分含有率 Fc の変化を示したものである。 細粒分含有率 Fc は、改良前と比べ小さくなっている。こ. 乾燥密度ρd(g/cm3). ては、改良前と比較して小さくなっている。しかし、セメ. セメント系固化材 5%. 1.5 1.4 1.3 1.2 1.1. の原因としては、セメント系固化材の影響で細粒分同士が. 1 0. 10. 15. 消石灰の混合率(%). 固化し粒径 75μmm 以上になり細粒分が減少したためであ ると考えられる。よって、セメント系固化材には細粒分含. 5. 図2. 乾燥密度と消石灰の混合率の関係. 有率 Fc を低下させることが期待できる。また、1 日養生と 4 日養生を比較すると細粒分含有率 Fc に大きな変化が見られる。細粒分含有率 Fc を減少させるためには、 水和反応を考慮してある程度の養生日数が必要であることが考えられる。 図 2 は消石灰を改良材として使用した場合の消石灰の混合率と改良土の乾燥密度の関係を示したものであ る。表 4 より含水比に変化が見られたが、乾燥密度に大きな変化は見られなかった。添加量の変化により混 合土 A に含まれる消石灰の含有量の変化が影響したものと思われる。 4.まとめ 本研究より得られた知見は以下のとおりである。 ・混合土 A にセメント系固化材を添加し、4 日間空気養生することで細粒分含有率 Fc≦10%、コーン指数 qc≧800kN/m2 の条件を満たすことが明らかとなった。 -366-.

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