工業数理基礎(J)[三角関数]1
三角関数 三角関数
三角関数 三角関数
(大学入試センター試験2009)年次 組 番・氏名 第 1 問 問 2 河川や海岸などの地形の計測や
建築物の高さを求めるために、三角比が利用でき る。図2に示すような建物の高さa [m]を求めよ う。なお、必要であれば次の値を用いよ。
√2 1.41 , √3 1.73
(1) 点Pから建物までの距離b [m]があらかじめ分 かっている場合を考えよう。点Pに望遠鏡と分度 器で構成される器機(セオドライトと呼ばれる)を
設置し、望遠鏡で建物頂部の点Oに照準を合わせることにより、水平線に対する角θ1[°] を測定できる。点Pが地表から高さc [m]にあることに注意すれば、 ク と いう関係が得られる。
(2) 建物の前に障害物があり、距離bが直接測れない場合を考える。点Pと同じ高さで建物 上にある点Rとし、線分PR上に点Qをとる。点Pにおける角θ1[°]と、点Qにおける角
θ2[°]およびPQ間の距離d [m]を測定すれば、建物の高さaおよび建物までの距離bが得
られることを示そう。
直角三角形OQRに対して、次の式が得られる。
ケ
(1)で得られた関係と連立させると、建物の高さaと距離bが次のように求められる。
コ
tan tan , tan
tan tan
c =1.50m、d =8.50m、角θ1=30°および角θ2=45°のとき、建物の高さは サシ . ス m と得られる。
このような測量の仕組みは、さまざまな場面で用いられる。興味深い例として、地球の 公転軌道上に点Pおよび点Qをとり、地球から遠く離れた天体を点Oにとり、地球からそ の天体までの距離を17250光年と計測した報告がある。
【補足説明】サシ . ス の回答においては、分母を有理化したのち、与えられた近似値を用いて計算すること。
ク ~ コ (0) sinθ1 (1) cosθ1 (2) tanθ1 (3) sinθ2 (4) cosθ2 (5) tanθ2 (6) sinθ1sinθ2 (7) cosθ1cosθ2 (8) tanθ1tanθ2 (9) sinθ1+sinθ2 (a) cosθ1+cosθ2 (b) tanθ1+tanθ2
工業数理基礎(J)[三角関数]2
解説 r
y )θ
x
sinθ= y/r cosθ= x/r tanθ=y/x
sin30° 1/2 cos30° √3/2 tan30° 1/√3 sin45° 1/√2 cos45° 1/√2 tan45° 1
(1) 直角三角形OPRで距離PR(=b=x)と角度θ1がわかっているとき、距離OR(=y)は三角関 数のtanで求めることができる。tanθ1= y/x = OR/PRより、OR=PR tanθ1=b tanθ1で求めら れる。a = OR+cであるから、a = b tanθ1+cとなる。 ク 2
(2) 距離QR=b-d、距離OR=a-cであるから、直角三角形OQRにおいて、tanθ2= OR/QR
= (a-c)/(b-d)と求められる。 ケ 5
(1)で求めたOR=b tanθ1(a-c =b tanθ1)と連立させ、aとbについて変形すると次のよう になる。まず、bについて変形する。(結果は問題に示されている。)
tan tan
tan tan tan tan tan tan tan tan tan tan tan
tan
tan tan tan
tan tan
これを(1)で求めたa-c =b tanθ1に代入すると次のようにaが求められる。
tan
tan tan tan tan tan tan
tan tan コ 8
c =1.50m、d =8.50m、角θ1=30°および角θ2=45°のとき、建物の高さaを求める。
tan tan 30° 1
√3
√33 #分母の有理化$、 tan tan 45° 1 tan tan
tan tan に値を代入して計算する。√2 1.41 , √3 1.73 8.50
√%
% 1
1 √%% 1.50 8.50 3 √%%
3 &1 √%%' 1.50 8.50 √3
3 √3 1.50 8.50 √3#3 √3$
#3 √3$#3 √3$ 1.50 8.50 3√3 3
9 3 1.50 8.50 3#√3 1$
6 1.50
工業数理基礎(J)[三角関数]3
8.50 √3 1
2 1.50 4.25 #√3 1$ 1.50 4.25 1.73 1 1.50 4.25 2.73 1.50 13.1025 サシ 13 ス 1