ウルチ米とモチ米の胚乳脂質の比較研究
その他(別言語等)
のタイトル
Comparative Studies on Endosperm Lipids in Non‑glutinous and Glutinous Rice Varieties
著者 伊藤 精亮, 内藤 雅之, 藤野 安彦
雑誌名 帯広畜産大学学術研究報告. 第I部
巻 11
号 4
ページ 591‑596
発行年 1980‑05‑30
URL http://id.nii.ac.jp/1588/00002223/
帯大研報. 1 1 ( 1 9 8 0 ) ・ 5 9 1 ‑ 5 9 6 .
ウルチ米とモチ米の匪乳脂質の比較研究
伊 藤 精 亮 ・ 内 藤 雅 之 ・ 藤 野 安 彦
(帯広畜産大学農産化学科)
1 9 7 9 年 1 1 月初日受理
Comparative S t u d i e s on Endosperm L i p i d s i n Non‑glutinous and Glutinous Rice V a r i e t i e s
S e i s u k e I T o * , M a s a y u k i NAITO* a n d Y a s u h i k o F U J I N O *
5 9 1
一般に米の脂質成分は,玄米で 2.3~2.6% を占める 1ーのが,そのうちの 96% は糠部に,残 りの 4% が H 玉乳部に分布している(腔乳.糠一匹芽 =92:8 として分析表
1,4)から計算)。 これま で米の脂質に関する研究は,主として脂質含量の圧倒的に多い糠部に向けられていて,米の食 味,風味および粘性に重要な影響を及ほ・すと考えられる伍乳脂質に関する報告は少なく'.'由,
とくにウノレチ米とモチ米の目玉乳部の脂質を比較研究 Lた報告は見あたらない。著者らは,試料 として完全に脹芽部を除いて精白したウノレチ米とそチ米を使用し,両者に含まれる脂質組成と 構成脂肪酸を比較考察したので報告する。
実 験 方 法 1.米医事 l 部の調製
試料はいずれも北海道産米で, ウノレチ米として「ともゆたか」と 「しんえい J . モチ米と
して「かむい」の各玄米を用い,それぞれを歩留り約 80% までに精白した。一部になお付着し ている膝芽は,カッターで完全に切除してIlli乳部を調製した。
2 . 全脂質の調製と分画
それぞれの試料から調製した伍乳部を 3 0 メッ
Vュに粉砕したのち, クロロホノレムーメタノ ー ノ レ ( 2 :1 ) とついで 7 0
0C の水飽和プタノーノレ的で抽出した。全抽出液を濃縮後,水洗
W)して 全脂質を調製した。この全脂質をクロロホノレム,アセト
γおよびメタノーノレを溶出溶媒とする ケイ酸カラムグロマトグラフィ
̲11)に供して中性脂質,糖脂質,リ
Y脂質の各画分に分別した。
3 . 薄層クロマトゲラフィー
ケイ酸カラムクロマトグラフィーで分別した各画分中の脂質グラ旦は,ケイ酸薄層グロマ
普