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低Na⾎症における⾼張⾷塩⽔ のボーラス投与 VS 持続投与

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(1)

Journal Club

低Na⾎症における⾼張⾷塩⽔

のボーラス投与 VS 持続投与

SALSA trial

2021年2⽉2⽇

飯塚病院 救急科/総合診療科

⽚桐 欧/江本 賢

(2)

本⽇の論⽂

2

JAMA Intern Med. 2021;181(1):81-92.

(3)

Introduction

低Na⾎症は、臨床現場で最もよく⾒られる電解 質異常である

⼊院患者の14%-42%に発⽣し、死亡率の上昇 に関与している

重症の低Na⾎症では、致死的な脳浮腫を起こす 可能性があり、補正が間に合わないと機能障害 を起こしたり致死的経過をたどることがある

Am J Med. 2009;122(9):857-865.

Am J Med. 2006;119(7) (suppl 1):S30-S35.

Eur J Endocrinol. 2014;170(3):G1-G47.

(4)

⾼張⾷塩⽔とは

⾼張⾷塩⽔は元々脳浮腫の治療のために使⽤さ れていたが、1970年代よりCase Reportとして 低Na⾎症の治療に使⽤されるようになる

⾼張⾷塩液は⾎清Na濃度を確実に上昇させるた めに使⽤する

何%の⾷塩液がよいかということを⽐較した研 究は⾒当たらないが、3%が⽤いられることが多 く、欧州ガイドラインの推奨も3%である

INTENSIVIST VOL.7 NO.3 2015-7 4 Eur J Endocrinol. 2014 Feb 25;170(3):G1-47.

(5)

⾼張⾷塩⽔の使⽤

マラソンランナーがレース後に著明な低Na⾎症を 呈する例が散⾒されるようになり、2002年のボ ストンマラソンに参加した488⼈のランナーの 13%(62⼈)に軽度の低Na⾎症(⾎清

Na135mmol/L以下)がみられ、0.6%(3⼈)は⾼

度の低Na⾎症(⾎清Na120mmol/L以下)を呈した

マラソンランナーの低Na⾎症の治療のために、⾼

張⾷塩⽔の間⽋的ボーラス投与を使⽤する概念が 2005年に導⼊されており、各ガイドラインで⾼

張⽣理⾷塩⽔のボーラス投与が推奨されるように なった

N Engl J Med. 2005; 352: 1550-6.

(6)

Guidelines

低Na⾎症に関しては、さまざまなガイドライン があるが、特に評価が⾼いのがヨーロッパのガ イドラインである

(ESICM/ESE/ERA-EDTAガイドライン)

(7)

低Na⾎症の分類

血清

Na

濃度

軽度

(mild) 130

135mmol/L

中等度

(moderate) 125

129mmol/L

重度

(porfound) 125mmol/L

未満

経過

急性

(acute)

発症から

48

時間未満

慢性

(chronic)

発症から

48

時間以上持続

症状 中等症

(moderately severe)

嘔吐を伴わない悪心 混乱

頭痛 重症

(severe)

嘔吐

循環・呼吸障害 傾眠

けいれん

昏睡(

GCS≦8

(8)

低Na⾎症と脳浮腫

N Engl J Med 2000;342:1581-1589.

正常 細胞外液が

低張になる

数分以内に⽔が脳細胞に 移動し、脳浮腫が⽣じる

Rapid adaptation 数時間以内に脳細胞か

ら電解質が流出

Slow adaptation 数⽇以内に有機浸透圧

物質が漏出 適切な治療

(低張状態をゆっくり補正)

不適切な治療

(低張状態を急速に補正)

(9)

症候性低Na⾎症の治療

症候性低Na⾎症︓頭痛、嘔気 嘔吐、無気⼒、

意識障害、痙攣、昏睡が⽣じた状態

特に12時間以内に進⾏した場合に脳浮腫が原因で 29%が痙攣、50%が死亡したとの報告がある

脳の代償(Brain adaptation)ができない急激なNa低下

3%⾼張⾷塩⽔を使⽤するタイミング

Eur J Endocrinol. 2014 Feb 25;170(3):G1-47.

(10)

中等症〜重症の

症候性低Na⾎症の治療

Eur J Endocrinol. 2014 Feb 25;170(3):G1-47.

(11)

中等症〜重症の

症候性低Na⾎症の治療

重症の治療

Ø

最初の1時間に3%⾷塩⽔150mLを20分かけて点滴する

Ø

(1D)⾎清Na濃度が5mmol/L上昇するまで繰り返す (2D)

Ø

症状が改善しなければ⾎清Na濃度上昇速度1mmol/L/hr を⽬標に3%⾷塩⽔の投与を繰り返す (1D)

中等症の治療

Ø

速やかに診断的評価を⾏い (1D)、原因薬物や誘因を中⽌

(gradeなし)

Ø

診断に基づく治療を⾏う (1D)

Ø

3%⾷塩⽔150mLか同等のものを20分で投与してよい (2D)

(12)

治療⽬標(重症)

■最初の1時間でΔNa5mEq/L上昇し症状が改善した場合

① 3%⾷塩液を⽌める

② 診断に基づく治療を⾏う

③ ⾎清Na補正は24時間で10mmol/L、以後8mmol/L/dayに制 限する (合計130mmol/Lとなるまで)

■最初の1時間でΔNa5mmol/L上昇したが症状が改善しない場合

① 3%⾷塩液か同等のものでΔNa1mEq/L/hr上昇を⽬標に投与

② 症状が改善するかΔNa10mEq/L上昇

or/and ⾎清Na濃度130mEq/Lまで上昇する場合①の治療中⽌

③ 低Na⾎症以外で症状の原因がないかを検査する

④ 3%⾷塩液を使⽤しているかぎり4時間ごとに採⾎を⾏う

Nephrol Dial Transplant. 2014 Apr;29 Suppl 2:i1-i39

12

Eur J Endocrinol. 2014 Feb 25;170(3):G1-47

(13)

治療⽬標(中等症)

① すぐに診断のための評価を⾏う

② 原因薬物や誘因となるものの中⽌

③ 診断に基づく治療を⾏う

④ 3%⾷塩液150mLか同等のものを20分で投与してもよい

⑤ 24時間で5mmol/L程度の⾎清Naの上昇を⽬標とする

⑥ ⾎清Naの補正は24時間で10mmol/L、以後8mmol/Lに制限 する(合計130mmol/Lとなるまで)

⑦ ⾎清Naのチェックは1、6、12時間後に⾏う

⑧ ⾎清Naが上昇しても症状が改善しない場合は他の原因も検索

⑨ 原因治療を⾏っても⾎清Naが下がるのであれば重症の症状の ある低Na⾎症のときのように治療する

(14)

治療⽬標(急性かつ軽症)

① 検査のエラーでないことを確認

② 可能であれば⾎清Na低下につながる輸液、薬物、他の因⼦を

③ すぐに診断のための評価を⾏う中⽌

④ 診断に基づく治療を⾏う

⑤ ⾎清Naの急性の低下が10mmol/Lを超える場合は,3%⾷塩液 150mLか同等のものを 20分で投与

⑥ ⾎清Naのチェックを4時間後に⾏う

Nephrol Dial Transplant. 2014 Apr;29 Suppl 2:i1-i39

14

Eur J Endocrinol. 2014 Feb 25;170(3):G1-47

(15)

治療⽬標(慢性かつ軽症)

① ⾎清Naを下げ得る不要な輸液、薬物、他の因⼦を中⽌

② 診断に基づく治療を⾏う

③ 軽度の低Na⾎症では⾎清Naを上げるだけの治療はしない

④ 中等度や重度の低Na⾎症では、⾎清Naの補正は24時間で

10mmol/L、以後8mmol/Lに制限する(合計130mmol/Lとな るまで)

⑤ 中等度や重度の低Na⾎症では、⾎清Naを6時間ごとに、落ち 着くまでチェック

⑥ 原因不明の低Na⾎症の場合は診断のアルゴリズムで再検した り、専⾨家に相談する

(16)

有症状の低Na⾎症治療の⽐較

Hospitalist. 2018;6(1):252-257. 低ナトリウム血症の最近のトピックス 表1より抜粋

(17)

浸透圧性脱髄症候群

歴史

Ø

1959年にAdamsらによって発⾒。当初は橋中⼼性髄鞘崩壊症central pontine myelinolysis(CPM)と呼ばれていたが、橋以外の病変もあり、現在では浸透圧性 脱髄症候群osmotic demyelination syndrome(ODS)と呼ばれるのが⼀般的

病態

Ø

⾎清浸透圧の急激な変化のため⽣じる⾮炎症性脱髄

タイミング

Ø

低Na症状消失後に数⽇して神経学的症状が出現することが多いが、意識障害が 回復しないままの発症や、低Na⾎症の改善から2週間後の発症もある

症状

Ø

意識変容、進⾏する対⿇痺や四肢⿇痺、痙攣 嚥下障害、構⾳障害などの球⿇痺、眼球運動障害

診断

Ø

頭部MRI

治療

ODS︓Osmotic Demyelination Syndrome

(18)

⾎清Naの補正速度

ODS発症患者54例を対象に⽐較

52例(96%)では⾎清Na濃度は120mmol/L未満 であり、46例(85%)では115mmol/L未満で

あった

47例(87%)で最初の24時間のNa濃度の補正が 12mmol/L以上、もしくは48時間での補正が 20mmol/L以上であった

この結果を基に、欧州ガイドラインでは⾎清Na の補正の限度は最初の24時間で10mmol/L、

次の24時間で8mmol/Lを推奨している

Nephrol Dial Transplant. 2014 Apr;29 Suppl 2:i1-i39

18

Eur J Endocrinol. 2014 Feb 25;170(3):G1-47

(19)

Naの逆補正

⾎清Naを上昇させる治療を中⽌する

専⾨家に相談し、尿量と体液バランスをモニ ターしながら⾃由⽔を10mL/kg/hrで投与する かどうか検討する

専⾨家に相談し、デスモプレシン2μg(8時間以 上の間隔で)を投与するか検討する

(20)

低Na⾎症治療のまとめ

重度の症状をきたしている低Na⾎症は、脳浮腫 から致死的な経過をたどる危険性があり、速や かな治療が必要

⾼張⾷塩⽔を使⽤し、症状の改善を⽬指した治 療が推奨される

しかし、⾼張⾷塩⽔の使⽤に関する質の⾼いエ ビデンスがほとんどないのが現状である

急速静注を⽤いるのか、持続静注を⽤いるのか についても⼀定した⾒解はない

(21)

中等症ないし重症の症候性低Na⾎症患者の補正で、

⾼張⾷塩⽔の急速間⽋ボーラス注⼊療法(RIB)と 緩徐持続注⼊療法(SCI)の過剰補正リスクを 今回の論⽂

(22)

論⽂のPICO

P

︓中等度以上の低Na⾎症患者で、補正⾎清ナトリウム

(sNa)値が125mmol/L以下の18歳以上の患者178名

I

︓3%⾼張⾷塩⽔の急速間⽋ボーラス療法

C

︓3%⾼張⾷塩⽔の緩徐持続注⼊療法

O

︓Primary outcome︓過剰補正の頻度(sNa上昇が24 時間以内に12mmol/L、48時間以内に18mmol/L以上) Secondary outcome︓治療効果と安全性

中等度以上の低Na⾎症患者で、補正⾎清Na(sNa) 値が125mmol/L以下の18歳以上の患者178名

3%⾼張⾷塩⽔の急速間⽋ボーラス療法 3%⾼張⾷塩⽔の緩徐持続注⼊療法

Primary outcome︓過剰補正の頻度(sNa上昇が24 時間以内に12mmol/L、48時間以内に18mmol/L 以上)Secondary outcome︓治療効果と安全性

(23)

Patient: Inclusion criteria

ü

2016年8⽉24⽇から2019年8⽉21⽇までの期間

ü

韓国の3つの総合病院の救急科・病棟を横断して施⾏

ü

中等症以上の症状のある低Na⾎症患者で、⾎清Na値 125mmol/L以下の18歳以上の患者178名

中等症 重症

嘔気、頭痛、眠気、全⾝脱⼒感、

倦怠感 嘔吐、昏迷、痙攣

昏睡(GCS≦8)

(24)

Patient: Exclusion criteria

ü

原発性多飲症(尿浸透圧≤100mOsm/kg)

ü

妊娠中または授乳中

ü

無尿

ü

低⾎圧(sBP<90 mmHgおよびMAP<70mmHg)

ü

肝疾患 (ASTが正常上限の3倍以上、⾮代償性肝硬変︓腹

⽔や利尿薬使⽤、肝性脳症、⾷道静脈瘤)

ü

コントロール不良の糖尿病(HbA1c> 9%)

ü

3ヶ⽉以内の⼼臓⼿術、急性⼼筋梗塞、急性肝症候群、持 続性⼼室性不整脈、⼼室細動、頭部外傷、頭蓋内圧亢進

ü

偽性低Na⾎症(⾎清浸透圧>275mOsm/kg)

(25)

Intervention&Comparison

24-48時間以内の中等症以上の症候性低Na⾎症 患者において

Intervention︓

3%⾼張⾷塩⽔の急速間⽋ボーラス療法(RIB)

Comparison︓

3%⾼張⾷塩⽔の緩徐持続注⼊療法(SCI)

(26)

Intervention&Comparison

治療開始から最初は1時間、その後6時間ごとに

⾎液検査を⾏い、Na値を確認して数値をもと に介⼊していく

(27)

Intervention

︓3%⾼張⾷塩⽔の急速間⽋ボーラス療法 初回︓2mL/kgを中等症*1、重症*2の投与

(28)

Comparison︓

3%⾼張⾷塩⽔の緩徐持続注⼊療法

(29)

Outcome

Primary outcome

過剰補正の頻度

(sNa上昇が24時間以内に12mmol/L、48時間以内に18mmol/L以上)

Secondary outcomes︓治療効果と安全性について

治療開始後24/48時間後の症状

治療開始後初めてsNaが5mmol/L以上上昇するまでの時間

治療開始からsNaが130mmol/L以上になるまでの時間

⽬標補正率の達成(24時間で5-9mmol/L上昇、48時間で10-17mmol/L上昇 もしくはsNa≧130mmol/L)

⼊院期間

追加治療の発⽣頻度

ODSの発⽣率

(30)

Sample size

過去の報告ではSCIの10-16%に過剰補正が、事 前のデータではSCIの32%に過剰補正がみられ たが、RBIの過剰補正率のデータはなかった

過剰補正率をRIBで5%、SCIで20%と⾒積もっ て計算

ドロップアウトを15%と仮定

有意⽔準 α=0.05、検出⼒80%で計算

合計178名(各群89名)のサンプルサイズ

(31)

プロトコール違反(ボーラス 群10例、持続群14例)の主な 原因は、看護師による指⽰の ミスが4件、プロトコールに不 慣れな医師の不順守が20件

(32)

患者背景

ボーラス群 持続投与群

低ナトリウム⾎症の原因 チアジド系利尿薬 29.8%

⾮腎性Na喪失 14.0%

細胞外液量の増加 10.7%

副腎不全 16.3%

SIAD 29.2%

男性︓44.9%

平均年齢︓73.1歳

(33)

患者背景

低Naが補正された場所は救急 外来が多数であったが、途中か ら⼀般病棟のでも⾏われた ボーラス群 持続投与群

末梢ルートから⾼張⾷塩⽔を 投与されたのが98.3%

低Na⾎症の症状

(34)

ベースラインのNa値は118mmol/L程度 尿中Naは70mmol/L程度

患者背景

ボーラス群 持続投与群

(35)

Primary outcome 過剰補正の頻度

両者の過剰補正発⽣率に有意差はなかった

(17.2% vs.24.2%、P=0.26)

(36)

Secondary outcome

追加治療回数 はRIBが多い 逆補正療法は RIBが少ない 5mmol/L上昇 130mmol/Lに 達するまでは 両群変わらず 症状の残存率については変わりなし

(37)

1時間以内の⽬標達成率は RIBで優れていた

それ以降は変わりなし

1時間、6時間の3%⾷塩⽔

の使⽤量はRIBで多かった

Post-hoc analysis

(38)

Na値の変化を時間経過で表⽰

上段︓Na値、下段︓Δ、左列︓ITT、右列︓PP

38

ボーラス群で

1時間での補正が鋭くなされている

2mL/kgのbolus投与を2回施⾏

(39)

中等症、重症でサブグループに 分けた解析

中等症において持続群で過剰補正がやや多い傾向

症状の残存率については変わりなし

(40)

中等症、重症でのNa値の変化

40

重症においてボーラス群で

1時間での補正が鋭くなされている

2mL/kgのbolus投与を2回施⾏

(41)

結果のまとめ

Ø

中等症以上の症候性低Na⾎症治療において、

3%⾷塩⽔の急速間⽋ボーラス療法と緩徐持続注⼊療法の 有効性と安全性に差はなく、過剰補正リスクに差がないこ とが明らかになった

Ø

しかし、急速間⽋ボーラス療法は逆補正の発⽣率が低 く、1時間以内にsNaを達成する効果よりも⾼い傾向にあった

Ø

急速間⽋ボーラス療法は症候性低Na⾎症の好ましい治療

(42)

Discussion

最近の⽶国と欧州のガイドラインでも有症状の 低Na⾎症患者に⾼張⾷塩⽔のボーラス投与を推 奨しており、本研究でも急速ボーラス投与が症 状を早く良くする可能性

本研究でも、1〜6時間での3%⾷塩⽔の投与量 がRIBの⽅が多く、その点が1時間以内の⽬標達 成率が⾼いことと関連していると推測される

この研究での過剰補正率はRIBで17.2%-

19.4%、SCIで24.2-26.0%であり、事前の⾒

積もりよりも⾼かった

(43)

Limitation

脱落率が⾼い

Ø

脱落がRIBで15名(17.2%)、SCIで18名

(19.8%)と⾼い

Ø

韓国ではRIBは⼀般的ではなく、医師や看護師のト レーニングに時間を使ったが、プロトコール違反で の脱落が多かった

Primary outcomeに過剰補正を⽤いた

Ø

本来ならODS発症が患者アウトカムとしては適切

Ø

ODS発症の頻度は低く、過剰補正は検査データのア

ウトカム指標としては適切と考えてアウトカムとし

(44)

論⽂の批判的吟味

ランダム割り付けされているか

割付は隠蔽化されているか ランダム化されている

隠蔽化されている(組み⼊れに関わった コーディネーターはされていない)

Baselineは同等か 同等 全ての患者の転帰がoutcomeに反映

されているか(ITT解析か) ITT解析はされているが、脱落した患 者が⽐較的多い

マスキング(盲検化)されているか Open label(⾮盲検)

症例数は⼗分か 症例数178で⼗分

過剰補正を調べた前情報がないので推

脱落率は結果に影響を及ぼす程か 脱落者0⼈(割付通りに治療されなかっ た者が両群で33⼈いた)

(45)

私⾒

ITT解析ではあるが、プロトコール離脱による脱落者が 多く、結果に影響した可能性がある

ボーラス投与を⾏う⽅が1時間でのNa改善は良かったに も関わらず、24時間での過剰補正は変わりなかった

治療初期のボーラスによるNa改善が症状や予後改善に つながるかどうかは重症例が少なく本研究では不明であ る(重症例44名)

採⾎のフォローが1時間後以降は6時間毎であり、フォ ローが少ないが故に、持続でやるメリットを失っている 可能性があり(細かくフォローした⽅が持続で投与量を 調整できるメリットあり)、結果として持続の⽅が逆補 正療法が多かったことにつながっているのではないか

(過剰補正の割合も持続群で有意差はないが多い印象)

Na補正のそれぞれのプロトコール(フォロー頻度な ど)で結果が変わる可能性がある

参照

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