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人工の手の手動制御およびシーケンス制御

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Academic year: 2021

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(1)

人工の手の手動制御およびシーケンス制御

在 *J~

Hand C o n t r o l  and S e q u e n c e  C o n t r o l   o f  t h e  A r t i c i f i c a l  Hand 

by 

Kazuhiko KUDO 

(Mechanical Engineering) 

The a r t i f i c i a l   hand i s   divided i n t o  t h r e e  c l a s s  i n  i t s   o b j e c t .   1  Experimental a r t i f i c i a l  hand that i s   t o  aim high contro l 1 a b i l i t y .   2  I n d u s t r i a l  manipulator. 

3  A r t i f i c i a l  hand t o  f i l 1   up a function o f   the physically handicapped person. 

The i n d u s t r i a l  manipulator i s   used t o  diminish the manpower ,  t o  work i n  the bad environ‑

ment and t o  i n c r e a s e  work e f f i c i e n c y .  

When the manipulator works under the human c o n t r o l l e r  we must a n a l y s i s  the system including  the man. I t   i s   often c a l l e d  Man‑Machine system and the a n a l y s i s   i s   not s o  easy a s  the param‑

e t e r s  

o f  the man change continually  with~times.

I t  i s   known that the Man‑Machine system becomes unstable  when the c h a r a c t e r i s t i c s  o f   the  machine beyond the f a c u l t y  o f   sensation o f  the man. 

I t   i s   one o f  the o b j e c t  o f  t h i s  r e p o r t  t o  analysis the Man‑Manipulator system. 

Next we made the sequence c o n t r o l l e r  o f   the manipulator. 

I t s  r e s u l t  shows that even the simple c o n t r o l l e r  can do the simple c y c l i c  works f a i r l y  w e l l .  

1 .

人工の手を使用目的に従い大別すると 1 .   高度の制御機能をもっ実験的な人工の手 2 .   工業用マニピュレータ

3 .  

義手

i

ζ分けられる.とのうち 2 . の工業用マニピュレータ は省力化,悪環境における作業,作業の高速化等の目 的のために最近著しい発展をとげてきた.しかし一般 にロボット等と呼ばれていて過大の期待を持たれてい るせいもあって,種々の要求に必ずしも十分に答えて いない状態である.工業用マニピュレータはまた

1 .   操縦式

2 .   繰返し式(記憶型〉

と分けられ, 1 の操縦式においては,マニピュレータ は,人間一機械系(マン・マシンシステム)の一部と

*機械工学科

して働らき,系の全体の特性としては人聞を含んだ形 で考えられねばならない.人間一機械系として例えば クレーンの制御

(1)

,電算機システムとの対話(

2)

等 の検討が行われているが一般に人間は記憶,学習,洞 察機能等を持っているためペラメータが時間とともに 変化するシステムであり,解析は困難さを伴う.

また機械の部分の持つ特性が人間の感覚器官が受容 できる能力を越えていたり,特性の理解ができるまで は ,

λ

間一機械系は不安定な系となるととが知られて いる.例えばクレーンの制御や自動車の運転等は熟錬 者でないと危険である.

乙の報告の目的のひとつは人間一機械系の対象とし て工業用マニピュレータを取上げてその解析を行った ことである.

また上の手動制御の系を 2 . の繰返し式として働く

(2)

人工の手の手動制御およびシーケンス制御

17・

ように制御装置を試作した.このように自動化を行う とフィードバックループ中に人間の高度な判断力を持 込めなくなる.そのため一般にはサーボ機構,検:出装 置等を高級化して精度,制御性を改良する方法がとら れる.こうすれば安定で十分に良好な特性を持つ系が 得られるが反面それだけコストが上昇し,実際に現場 に導入する際に問題となる.ここでは比較的簡単な繰 返し作業を自動化する際に必要な制御装置がどの程度

のものであるか検討した.

2.人間一機械系としての解析

 人工の手(マニピュレータ)の制御入力を全て人間 が指示し,その状態のフィードバックを人間の感覚器 官(目,耳,手等)で受けめるとき,この系は人間憎機 械系と呼ばれる.マニピュレータのモデルをFig・1 に示す.マニピュレータの動力は油圧(140kg/cm2)

であり,手操作シリンダ(直動型および回転型)への 管路の途中にソレノイドバルブが設けられ,ここで圧 油,排油の制御を行う.バルブへの信号は制御盤に設 けられた電磁スイッチを操作して送る.

 マニピュレータの特性は線型化してFig.2のよう に表わされる.この系を人間が制御する場合Fig.3 のようになるが,ここでは人間を簡単に時間遅れを伴 った三位置を持つ非線型の制御動作を行うと考えてい る.図では6種の操作のうち1つだけを取上げている.

操作シリンダの特性は

窃r愛撫(ん.θ一τ181マT、3)3    (1)

で表わされる.

 また人間は操作しながら制御対象の動きを目でとら え,目標値との誤差が小さくなったらスイッチをOFF にする.この場合の特性は

      1ノーφ(の一一2マ・一τ2 〔SIGN(・・+・・)+SIGN

  (60十κo)〕       (2)

となる.ただしSIGN(κ)ニκ/iκ【      (5)

300

碑緯

 (1),(2)式を組み合わせたFig 3の系の定常偏差に ついて考える.(1)式より操作シリンダの特性は一次遅 れ系に積分要素が加わったものであるから,Fig 4に 示すようにある時間幅 1を持った入力に対し図のよ うな応答を示す.この場合τ1,T1の影響がなくなっ

・(つ一K・∫114・一K・ ・   (4)

となる.Kを一定と考えると κ(のは 1に比例する ことになる.これはむを正確に与えればκは誤差を 生じないことを示す.

 また人間の特性を示す②式において,入力6が

Fig.1Manipula七〇r

  θo・=卜κ(≧κo)       (5>

で与えられ人間が②式に従ってスイッチを+側(ク=1)

にして,次に60=・r一κ◇oとなってスイッチをOFF にするまでを考える.

 人間のもつ時間遅れによりスイッチはτ2秒だけ長く 信号を出している.(1)式にも時間遅れが入っている ので系全体として

  τ=τ1+τ2(580)        (6>

の遅れを持つことになる.

 またκoの値は人聞が系を実際に操作して,習熟する

(3)

9 1十71S

K

蛛f1π

1一旦

κ

τ1:time delay  (abou七〇.3〜0.6SEC)

T1:七ime coIls七an七(abou七〇.4SEC)

]i(;gain         (depend on on each freedom)

y:inpu七signa1  (十1,0,一1)

x:ou七pu七displacemen七(mm)

 Fig.2Block diagram of七he manipula七〇r        ,

・2:七im・d・1・y   (・b・u七〇.5〜1.OSEC)

T2:七hinking七ime undifined (SEC)

xo:swi七ching value      (mm)

 Fig.3 Block diagram of七he man−machine      system

1

Input

血k←一一一」1一    一一・>t

 K  rc\一

   \\       l

   l 『

          ドミ

   1    ミ・国

墜一一1一→〜T戸

 このときτによってκが影響される量をκ(τ)と

して,(2),(4)式より

      4κ

  ・(・)=万・τ=K・τ    (ワ)

  ・・=・(・)諏(・1+・2)=K・(・1+・2) (8)

即ち,κoの値として(8)式の値が把握できれば正確な 操作ができることになる.

 この場合逆にτ1+τ2・=ooπ5 .と考えるとん。と:K は比例する.人間は目測によって6=7一κをとらえ,

既に頭の中に設定しているκ0と比較して60=κ0と なったときにスイッチの切換を行なう.θは目標値と 現在の手の位置との差であるから,これが小さいほど 正確に6を目測することができる.即ちKが小さいほ ど誤差を小さく押さえることができる.

 しかしKに系の速度に直接影響するパラメータであ り余り小さければ応答速度が遅くなってしまって,実 際の役に立たない.

 次にスイッチをOFFにして後を考える.

 出力κが丁度目標値と一致していれば制御は終了す るが.もし誤差61=γ一κ(<κo)を生じていた時はこ れに対する修正が必要である.この場合 1<κoであ るからフィードバックを利用することはできない.そ れまでの経験により得てきた系のゲインKを用いて

・・趨」農L@)  (,)

     4

を計算し,スイッチをSIGN(61)側に七1 sθビだけ押 すことになる.この場合七1の計算および設定は人間が 行うので誤差を伴う.この結果生じる誤差を砲とす ると再び

K言1

output

騨←一tl一一学3T潮

Fig.4 Response of七he manipula七〇r

・につれて修正されてゆくものであり,一定していない.

オペレータが熟練して系の定常偏差60=卜κが0に なるよう制御できるようになったときを考える.

  ,。一1θ2L■・・L

    一璽   K  (5θ6)       (10)

     ∂オ

を計算し,スイッチをSIGN(62)側に免5θoだけ押す.

この過程をくり返して誤差が許容範囲4より小さくな ったところで制御を終わる.

 この場合もK:が小さいほど が大きくなって,

586だけスイッチを押すさいの誤差の影薯は相対的に 小さくなることになる.

 このように制御を行ったとき.系が最:終的に落ちつ くまでの時間Tは

T+砲+?+・覧)+か・+砲+

    1弩1+・T・+T・)・  (II)

  T:制御に必要な時間

  τi+τ2:人間一機械系の全体の遅れ

(4)

人工の手の手動制御およびシーケンス制御 19

S士碑t

Re¢己↑,x

Se地r砦・二Slq制(で一ズ)

〉 置21:×:・

50七皆=0

回:三

士雲μ1/K

re七㍗s玲(三一りζ)    士Se,c。

E碗義

     6=質一

     E:皿axi皿um, error

Fig.5 Con七rol Algori七hm of七he opera七〇「

学・第三の制御の時のスイ・チを入れて

いる時間

3T1:1次遅れ系の整定時間 π:修正動作の繰返し回数 T2:人間の1酬/Kの計算時間

染止・第・回目の制御の時のスイ・チを入れ

  ている時間.

ユつの自由度をこのように制御すると.自由度観の系 は1つの動作を完了するのに麗。T時間が必要になる.

こうして考えた制御系を図で示すとFig.5のように

なる.

 3.工業用マニピュレータの手動制御

 ここでFig.1に示す実際のマニピュレータについ

て 考える.

 τ1はスイッチのリレー系統による遅れと配管系の 途中に用いてあるフレキシブ)レホースの伸縮による遅 れが組合わさったものである.またτ2は入間が目で 見たものを頭の中で分析して手に出力動作を起させる までの遅れである.

 :Fig.1のマニピュレータにおいて,人間が操作する きとの特起酷測定した.上述のように熟練するに従い

κo,πの値が変化する様子を時系列として観測した。

 この場合,影響するパラメータとして

  1.オペレータの個人差}また同じ人間において    も過去の経験(熟練度)

  2.作業の種類,作業台とオペレータの位置関係.

   障害物の有無等

  5. 作業の要求する精度(許容範囲)

が考えられる.

 これらの各々について測定を行った結果を示す.

 作業はマニピュレータを基準の位置からスタートさ せ,机上の材料をつかませて,他の点に移動させて手を 放し,基準の位置に戻るまでを1サイクルとしている、

 1V00

6 A     table height

a b

一750

work table

PB

ooo一     一

a

b

oo卜

1000 Control

狽≠b撃

800

  table he三ght:

下H・o1:繍     or

L _⊥_

一一シ識2{肖器。      C

a

1150 ControI

@table

Fig.6 0pera七ion A,B,C

(5)

:Fig.7 0pera七ional miss

D㌻

X

D−150φl

@  l Xこ21x−27

Fig.8 Precision of七he opera七ion

 作業の種:類としてFig.6に示すA, B, cの5種を 設定した.Aと:Bは作業台と作業者の位置関係が異 り,Cは障害物として5方に壁を設けている・それぞ れ2点a,bの間で対象物を移動させる.取扱う対象

として鉄製の円柱を用いた.手先部で握るときFig.ワ のような握り方をしたら,拘束が不完全であるのでエ ラーとした.また対象物を握るとき大きくずらしたり,

放すとき倒したものもエラーとする.

 オペレータとしてかなり取扱いに馴れたものと操作 方法だけを教えたものとを使った.作業精度の設定と

して,Fig.8のように机上に目標恒を中心に円を描き その大きさを指示した.従って移動途中の径路は特に 指定していないが.障害物に当ったらエラーとする.

 1 作業の種類 A:横向き作業          B:縦向き作業

         C:縦,横向き作業(障害物あり)

  2 オペレータ M1:熟練者          M2こ未熟練者   5 作業精度  X:精度高          Y:精度低

 上のようなパラメータを組合わせで作業をさせた.

結果をFig.9〜セに示す. Fig・13はそれぞれの作 業中に起きたエラーの回数をまとめている.

  Fig.14には別に計測した機械部分の特性をもとに  して.人間が介在しないでn=o即ち1回で制御が行 われるときの作業に必要な時間を示す.これらの結果

から手動制御について次のようなことが言える.

現象的に見ると

 1. 同じ作業でも作業位置によって所要時間,エラ   一の数が違う.この場合AとBではB作業の   ほうが成績がよい.

 2. オペレータの熟練度によって作業所要時間及び   ばらつき,エラーの数がかなり異る.しかし熟練   者でもある程度のばらつきがありエラーもなくな   りはしない.

 3.作業精度はもちろん低いほうが作業しやすい.

  この場合エラーの数も減っでくる.

 4. いずれの作業も:Fig.14で示した値より数倍の   時間を実際には必要とする.・

 これらの理由を考えてみると

 1.作業位置によりオペレータから死角が生じて,

  同じ作業でも位置により必要時間が変る.どうし   ても死角が避けられない時には,IT▽あるいは   鏡等を利用したり,補助員をつけたりして作業す   ればよい.即ちオペレータヘブイードバックする   情報量がなるべく多くなるように系を設計する.

 2.握る際のエラーを観察してみると上の死角の問   題に大きな関連があることが分った.オペレータ   に手先部が現在対象物をつかんでいる状態を知ら   せるような感覚器官を備えれば握りなおしができ   る.

   また,それと別に機構的に見てこのマ三ピュレ   四王は人間が手首の自由度を固定して物体を取扱    う場合と同じ動作をする.この手首に当る部分の   自由度がかなり重要な役割を果していると思われ   る.これがないと円柱を斜に握ったり,正確に手   の中央部に握れないことが起る.

 5.(8),(9),(10)式等でK:の値が操作性に影響   することを述べた.このマニピュレータではK:

   が一定(圧油の流量が一定)のため,操作部を微    動させることが難しい.即ちK,τ1,Ti等のパ    ラメータの大きさを人間が経験的に推定して操作    するが,感覚的にうまく捕えられないため修正動    作が何回も必要になる.熟練者といえども一回の    操作で目標値に達することは少い.

    (11)式で整定するまでの時間の式を示している    が.τ2やT2等の人間が消費する時間が他の値    に比べ数倍の大きさを取り,これが理論値と実験    値を大きく違わせる主な原因となっている.

  4.以上より,手動制御でマニピュレータを作動さ    せる際は,作業に要する時間とその作業精度,エ    ラーの防止等が相対する要素となることを考える    必要がある.

(6)

time

〔SEC)

60

40

20

./

●、.

/x\x

   /x1\o

O Ml A X

● M1・A Y

△ Ml B X

▲ Ml B Y

× ERROR

入工の手の手動制御おタびシーケンス制御

XXX

O

M

 o X

time

(SEC)

60.

40

20

2        number1

46810test

90pera七iOI1七ime

  o

△ 、β、

      ▲

      X

×愉1鈴1

      ●

OMI C X.耳■

●MIC Y芦1

△Ml C X H2

▲Ml C Y H2

×E虫OR

Fig.

21

2   4   6   8 Fig. 10  0peration七ime

10test

  nUmber・

ODera七〇r opera七ion P「eclslon 七able heigh七 mean work   七ime

s七andard devia七ion

number

of error

sec sec

M1 A X

48.5

8.1

4

M1 A Y

34.5

5.6

2

M1 B x 40.6

5.5 7

M1 B Y

37.4

−8.4

3

M1 C X

H:1

49.5

4.3

6

M1 C Y

H:1

38.9

4.2 1

M1 C X H2

51.6 10.3 5

M1 C

Y

H2 43.8

3.8  1

M2

A

X

21.3 4.3

3

M2

A

Y

一 15.3 2.3

2

M2

B

X

17.0 2.3

0

M2 B Y

一 13.7 1.9 1

M2 C X H1

28.3 4.1

4

M2 C Y H1

24.2 3.3

0

M2  . C X H2 31.0

4.6 5

1M 2

C Y    H2

@

28.8r

1.6

2

Fig.13甲Mean opera七ion七ime and i七s s惚ndard de∀ia七ion

(7)

4. 工業用マニピュレータのシーンケス制御  繰返し作業を自動化する方式として種々のものが考 えられるが,実用化されているものの大部分はフィー

ドバックループを備えているか,ピンボード,ドッグ 板等を用いたシ7ケンス制御を行なっている.f  フィ」ドバック制御はもちろん正確な制御が行なえ

るが,検出部,制御部がかなり複雑になりコストにも 大きく影響し,また各部の点検整備も十分注意する必 要がある.

 これに対しシーケンス制御は制御対象のパラメータ

・を十分把握しておけば,実用上十分な精度を持った制 御部を簡単な装置で実現することができる.

・一ツの試みとして(7)式を考えたときK=oo競・ならば 逆に

      ポ      ぶ

   τ『璽『r     (12)

     4≠

となりτが求められ,このτをスイッチに設定して やれば任意のκが得られることを利用することを考え

る.

 τの設定法としてタイマー,リレー等の要素が考え られるが,もっと簡単には一定速度で回転するドラム 上にスイッチの断続を記録してそれを読取る方法が考 えられる.

 こうすれば一種のプログラム制御となり,ドラム上 の記録を変えれば任意の仕事が設定できる.

 この考えに基いて:Fig 15に示す回転ドラム式の制

御盤を試作した.

 全てのスイッチを手動スイッチの代りに制御盤上の リミットスイッチに結線し,リミットスイッチはドラ ム上の記録紙の穴の有無に従い回路を断続させる.記 録紙上には予め作業の種類に従い各スイッチの開閉時 間を(12式より計算して穿孔しておけばよい.

 この装置の運転結果をFig.16に示す.

作業は3で述べた作業Cを行なった.

 手動制御と比較した値を示すが,作業精度Yならば 一度もエラーが起きなかった.一連の実験を考察して みると,

 1. シーケンス制御として,時間制御を行なう簡単   な装置であるがかなりの精度で制御を行なうこと   ができる.

   但し作業精度には制御盤の回転速度,マニピュ   レータの油温等が大きく影響するのでこれらのパ   ラメータを一定に保つよう留意する必要がある.

 2. この装置の場合,同じ作業なら手動制御の%〜

  %の時間で行なうことができる.

   これは人間は各部を同時にせいぜい2カ所しか   監視,操作できないのに対し,プログラム制御で   は予盾しない範囲で何系統でも制御できることと,

  τ9,τ2,1嗣/K:等の時間が不要なことによる・

  また作業時間のぱらつきは殆んどなく,エラーも   起さない.

 5.反面,作業を切替るとき,記録紙をそのつど用

t{me

・〔seCl

 60

40

20

×

M2 A X M2 A Y M2 B X M2 B Y ERROR

time

(sec)

60

10 test

40

20

2

4

6 8

 △

       o

 △   o

o      ▲

。_。一!\◎

   O M2 C    ◎ M2 C    △  M2 C    ▲  M2 C    × ERROR

X Y X Y

 ム

 / ●

HlHl H2H2

Fig.11 0pera七ion七ime

2 4 6 8,

Fig.12 0pera七iQn七ime

  test

10 number

(8)

人工の手の手動制御およびシーケンス制御 25

operation

A B

C   H1 C   且2

theoretical opera七ion time

、駅l

18

7.O  sec 9.1  sec

一島

L18

9.4  sec

mean  ORト  tlme ;18,7sec

lfo 20

number

Fig.16 Position error of the sequellce controller

10.1  sec Fig.14 Theoretical operation time

1……響野

撃纏欝鎌.睡、』

   Fig.15 sequence con七roller

面しなければならず,記録紙の作成も簡単ではな い.即ちくり返し作業にのみ効果的であり,不定 の作業には用いられない.また装置の暴走を防ぐ ための安全装置を十分考慮しておかねばならなび.

5.結    言

入間一機械系として手動制御を行う工業用マニピュ

レータを取り上げ,ON−OFF制御系として解析を試.

みた.人間の特性は個人差,時間的変化が大きく一定 の値を求めるのは困難で統計的に広い範囲で示す必要 がある.

 また繰返し作業には,簡単なシーケンス制御装置で も作業時間の短縮,精度の向上等に効果がある.

 本実験に協力を得た勝見哲幸(三菱製鋼(株)),田 中正志((株)日立製作所),星徹((株)日立プラント 建設),機械科流体研究室,三菱製鋼長崎工場設計課 の諸氏に謝意を表します.

 参 考 文 献

1.井[]雅一;クレーンの制御に関する研究(1),機学会講  演論文,S.47.4, PP.9〜24

2。工藤和彦;対話形式のディジタルアナログシミュレータ,

 九大工学集報,S.45, vo 145, No 2

5.人工の手研究会;バイオメカニズム,東大出版会  1972 4.D. E. WHITNEY;State Space Models of Remote  Manipulation Tasks, IEEE Trans. on A. C.,vol

 AG・14, No.6, Dec 69

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