1 2 4
金 沢大 学 十全 医 学 会 雑誌 第1 0 1
巻 第1
号1 2 巨 1 3 1
(1 9 9 2
)小 児ア レ ル ギ ー 疾患 に おける好 塩 基 球 ヒ ス タ ミ ン遊離能 (H i
s
ta
m in e
Rele a s a
b ilit y) に関す る研究Ⅰ・ 気管支喘息お よ び
ア
ト ピ ー 性 皮膚炎 患 者の重 水 存 在 下で の好 塩 基 球
ヒ ス
タミ
ン遊離能の克 進につ い
て金沢 大 学 医 学 部 小 児 科 学 講 座 (
主
任: 谷口 昂 教授)上 田 智 子
( 平 成4 年
1 月1 3 日
受 付)気 管 支 喘 息 患 者 (
b r o n c h i a l a sth m a,B A
)5 6
名, ア ト ピ ー 性 皮膚炎 患者 (a
to
pi c d e r m ati
ti s,A D
)3 1
名お よ び
非ア レ ルギ
ー
対 照 著 (n o n
‑a
tO
pi c s u b
je c
t, N S
) 1 9
名の末 梢血
好 塩 基 球か ら
の ヒ ス タ ミン
遊 離を
, 抗I
gE
抗 体 使 用 時 (a n
tトI
gE i n d u c e d h i sta m i n e r e l e a s e
・I
gE
"H R
) と
非 使 用 時 (s
po n
ta n e o u s h i s
ta m i n e r e l e a s e
,S = R
) に つ いて
, 蒸 留水を
使 用した
緩 衝 液ま た は 4 5
%
重 水を
使 用し た
緩 衝 液で
比 較し
, 以下の結 果を
得た
・ S H R ほ 3
群と
もに有意な 上
昇は
なか
った が
, 重 水 存 在 下では B A
群の
1 8
% ・ A D
群の2 9
% に2
% 以上
の増 強が
見ら
れた
・ I
gE
‑H R は B A
群 (2 5
・9 土2
・8
% ) で N S
群 (4
.1 土1
.7
% ) よ り
有 意に
高く
(p < 0
・01
), ま た
重 水 存 在 下では B A
群 (4 7
・2 ±3
・6
% ), A D
群 (3 0
・6 ±4
・4
% ), N S
群 (1 1
.0 土3
.3
% ) と B A
群 ( p < 0
.0 1
) お よ び A D
群 (p < 0
・0 5
) で N S
群に
比し
有 意に上
昇が
見ら
れた
・ 重 水に よ り B A
群の1 6
% , A D
群の5 2
% に 1 5
% 以上
の遊 離増
強が み ら
れた
■ こ の抗I
gE
抗 体の刺 激に よ る
ヒ ス タ ミ ン
遊 離 率の上
昇お よ び そ
の重 水によ る
増 強は
, 血
清 総I
gE
値の高 値 群
(2 0 0I U
/m l
以上
) でよ り
強 くみ ら れ
, ま た
末 梢血
好 酸 球 数増 多 群 (5 0 0
/m m
3以上
) でよ り
強 く 認め た
. さ ら に B A
軋 A D
群で
重 水によ る
増 強 効 果の見ら
れな か
った
ものに は
, 特 異I
gE
抗 体の証 明さ れ な
い非ア ト ピ ー型の患 者が
多か
った
. 以上
の結 果よ り
, B A お よ び A D
患 者で は
末 梢血
好 塩基 球の ヒ ス タ ミン
遊 離 能が
克 進し
てお り
, 主 と し て そ
れは I
gE
抗 体が
関 与 する
現 象で
ある
こと が 示
唆さ
れた
.
B A
)5 6
名, ア ト ピ ー 性 皮膚炎 患者 (a
to
pi c d e r m ati
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)3 1
名お よ び
非ア レ ルギ
ー
対 照 著 (n o n
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) 1 9
名の末 梢血
好 塩 基 球か ら
の ヒ ス タ ミン
遊 離を
, 抗I
gE
抗 体 使 用 時 (a n
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・I
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) と
非 使 用 時 (s
po n
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ta m i n e r e l e a s e
,S = R
) に つ いて
, 蒸 留水を
使 用した
緩 衝 液ま た は 4 5
%
重 水を
使 用し た
緩 衝 液で
比 較し
, 以下の結 果を
得た
・ S H R ほ 3
群と
もに有意な 上
昇は
なか
った が
, 重 水 存 在 下では B A
群の
1 8
% ・ A D
群の2 9
% に2
% 以上
の増 強が
見ら
れた
・ I
gE
‑H R は B A
群 (2 5
・9 土2
・8
% ) で N S
群 (4
.1 土1
.7
% ) よ り
有 意に
高く
(p < 0
・01
), ま た
重 水 存 在 下では B A
群 (4 7
・2 ±3
・6
% ), A D
群 (3 0
・6 ±4
・4
% ), N S
群 (1 1
.0 土3
.3
% ) と B A
群 ( p < 0
.0 1
) お よ び A D
群 (p < 0
・0 5
) で N S
群に
比し
有 意に上
昇が
見ら
れた
・ 重 水に よ り B A
群の1 6
% , A D
群の5 2
% に 1 5
% 以上
の遊 離増
強が み ら
れた
■ こ の抗I
gE
抗 体の刺 激に よ る
ヒ ス タ ミ ン
遊 離 率の上
昇お よ び そ
の重 水によ る
増 強は
, 血
清 総I
gE
値の高 値 群
(2 0 0I U
/m l
以上
) でよ り
強 くみ ら れ
, ま た
末 梢血
好 酸 球 数増 多 群 (5 0 0
/m m
3以上
) でよ り
強 く 認め た
. さ ら に B A
軋 A D
群で
重 水によ る
増 強 効 果の見ら
れな か
った
ものに は
, 特 異I
gE
抗 体の証 明さ れ な
い非ア ト ピ ー型の患 者が
多か
った
. 以上
の結 果よ り
, B A お よ び A D
患 者で は
末 梢血
好 塩基 球の ヒ ス タ ミン
遊 離 能が
克 進し
てお り
, 主 と し て そ
れは I
gE
抗 体が
関 与 する
現 象で
ある
こと が 示
唆さ
れた
.
A D
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名お よ び
非ア レ ルギ
ー 対 照 著 (n o n
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名の末 梢血
好 塩 基 球か ら
の ヒ ス タ ミン
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, 抗I
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) に つ いて
, 蒸 留水を
使 用した
緩 衝 液ま た は 4 5
%
重 水を
使 用し た
緩 衝 液で
比 較し
, 以下の結 果を
得た
・ S H R ほ 3
群と
もに有意な 上
昇は
なか
った が
, 重 水 存 在 下では B A
群の
1 8
% ・ A D
群の2 9
% に2
% 以上
の増 強が
見ら
れた
・ I
gE
‑H R は B A
群 (2 5
・9 土2
・8
% ) で N S
群 (4
.1 土1
.7
% ) よ り
有 意に
高く
(p < 0
・01
), ま た
重 水 存 在 下では B A
群 (4 7
・2 ±3
・6
% ), A D
群 (3 0
・6 ±4
・4
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群 (1 1
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% ) と B A
群 ( p < 0
.0 1
) お よ び A D
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) で N S
群に
比し
有 意に上
昇が
見ら
れた
・ 重 水に よ り B A
群の1 6
% , A D
群の5 2
% に 1 5
% 以上
の遊 離増
強が み ら
れた
■ こ の抗I
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ヒ ス タ ミ ン
遊 離 率の上
昇お よ び そ
の重 水によ る
増 強は
, 血
清 総I
gE
値の高 値 群
(2 0 0I U
/m l
以上
) でよ り
強 くみ ら れ
, ま た
末 梢血
好 酸 球 数増 多 群 (5 0 0
/m m
3以上
) でよ り
強 く 認め た
. さ ら に B A
軋 A D
群で
重 水によ る
増 強 効 果の見ら
れな か
った
ものに は
, 特 異I
gE
抗 体の証 明さ れ な
い非ア ト ピ ー型の患 者が
多か
った
. 以上
の結 果よ り
, B A お よ び A D
患 者で は
末 梢血
好 塩基 球の ヒ ス タ ミン
遊 離 能が
克 進し
てお り
, 主 と し て そ
れは I
gE
抗 体が
関 与 する
現 象で
ある
こと が 示
唆さ
れた
.
て
, 蒸 留水を
使 用した
緩 衝 液ま た は 4 5
% 重 水を
使 用し た
緩 衝 液で
比 較し
, 以下の結 果を
得た
・S H R ほ 3
群と
もに有意な 上
昇は
なか
った が
, 重 水 存 在 下では B A
群の1 8
% ・A D
群の2 9
% に2
% 以上
の増 強が
見ら
れた
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gE
‑H R は B A
群 (2 5
・9 土2
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% ) でN S
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.1 土1
.7
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有 意に
高く (p< 0
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重 水 存 在 下では B A
群 (4 7
・2 ±3
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・6 ±4
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.3
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群 ( p< 0
.0 1
)お よ び A D
群 (p< 0
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群に
比し
有 意に上
昇が
見ら
れた
・ 重 水に よ り B A
群の1 6
% ,A D
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% 以上
の遊 離増 強が み ら
れた
■ こ の抗I
gE
抗 体の刺 激に よ る
ヒ ス タ ミン
遊 離 率の上
昇お よ び そ
の重 水によ る
増 強は
,血
清 総I
gE
値の高 値 群 (2 0 0I U
/m l
K
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min e, ba so phil r e
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, he a vy
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(D20), b r o
n chia
l as th m a, a tOp
ic
a tOp
ic
de
r m a tit
is
1 9 6 0
年 代,I s hi z a k a ら
1) によ
って I
gE が
発 見さ れ
て以 来, 気 管 支喘 息や
鼻ア レ ルギ
ーな ど Ⅰ
型アレ
ルギ
ーの関 与 する
疾 患では
. 肥 満 細 胞や
好塩 基 球か ら
のI
gE を
介し た
化学 伝 達 物 質の遊 離 磯 序につ
い て研 究さ れ て
きた
. アレ ル ギ ー疾患を
有 する
個 体
ほ 吸 入
性 抗 原や
食 物 抗 原な ど
の ア レル ゲ ン
に対し
て抗 体を
作り や
すい性 質を
持っ て お り
, そ
の血
清 総I
gE
値は
ア レ
ルギ
ー を
持
た な
い個 体に
比べて
高 値を 示
すこと が
多い2). し か し 血
清 総
I
gE
値の高 低が 必
ずし
も重 症 度と
一致し な
い こと は
諸 家の報 告
に
も あり
3 )4 ),ま た
臨 床上 し ば し ば
経 験 する と
ころ で
ある
. 他 方,ア
ナ
フィ
ラト キ
シソ
5) 6 )な
ど補 体 系を
介 する
反 応や
細 菌レ
ク チゾ
)を
介 する
非 免 疫 学 的 刺 激機 序によ
って
も 化 学 伝 達 物 質の遊 離が
認め ら
れ, 抗 原 抗 体反 応のみ で
ア レ ルギ
ー の病 態を
説 明で
き ない こと
も 事実で
ある
.そ
こで L i c h
te n s
te i n ら に よ り,1 97 0
年 代に
好塩 基 球ヒ
スタ
ミン
遊 離 能 (b a s o
phil r e l e a s a bili
t y)と
い う 概 念が
捉 唱さ れ た
8). 好 塩 基球ヒ ス
タ ミン
遊離能と は
,一 定
の刺 激
に
対し て
好 塩 基 球が
遊 離 する
化 学 伝達 物 質の畳によ
.っ
て
表
さ
れる
好塩 基 球の反 応 性 全 体を
評 価 する
もので
ある
. 好 塩 基球
か ら
化 学 伝 達 物 質が
遊 離さ れ る
際にほ
, 細 胞 表 面で抗原や
抗I
gE
抗 体の結 合し た レ セ プ
タ ー の架 橋 形 成に始ま り
, 細 胞 外よ り
カ ルシ ウ ム イ オ ン が流入 し
, ヒス
タ ミン
等の化 学伝 達物 質が
顆 粒か ら
放 出さ れ る ま
で多 くの過 樫を
経て いる
. 細胞 骨格 構 造
の 一
つ を なすマ イ
クロ チ エ ブ ル ス
も, そ
の集 合と
細 胞 膜へ の貫 通によ
って顆 粒 内化 学 伝 達 物 質の細 胞 外へ の放 出に最 終 段 階で
重 要な
役 割を
果た し て
いる
9 ト 1 1 ). 重 水 (h e a vy w a
te
r, D
20
) は
こ
の マ
イ
ク ロチ ュブ ル ス を
安 定 化し
1 2 ),I
gE を
介 する
ヒス
タ ミン
遊 離を
増 強 する と
言わ れ
て いる
9 卜 1 1 ). 今回
著 者は
, 気 管 支 喘 息お よ び
ア ト ピ ー 性 皮 膚 炎 患 者に お
ける
ヒス
タ ミン
遊 離 能を
, 垂 水を
用い て ヒス
タ ミン
遊 離を
測 定 する
こと
によ り
健 康 人と
比 較し
て検 討し た
.対 象 お
よ び
方 法Ⅰ
. 対 象 ( 表‑1
)対 象
は
ア ト ピ ー 性 皮膚 炎 患 者 (a
to
pi c d e r m ati
ti s, A
b)3 1
乱
売 管 支 喘 息患 者 (b r o n c h i a l a sth m a,B A
)5 6
名, 非アト
ピ ー対照
A
b)3 1
乱 売 管 支 喘 息患 者 (b r o n c h i a l a sth m a,B A
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名, 非アト
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名, 非アト
ピ ー対照A b br
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io n s:
A D, a
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B A , br on
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H R
(Ig
E), a m O u nt
Of a nt
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E indu c ed hist
a min e r ele
as
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H R (S)・ a m OPnt
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E‑H R, a nt
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ele a s e in H2
0 ‑bas
ed b uffe
r ;
I H R, a m Ou n t Of
r
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ed b uffe
r;
I H R, a m Ou n t Of
者 (
n o n
‑a
tO
pi c s u b
je c
t,N S
)1 9
名の計1 0 6
名で
ある
. こ こ でA D と ほ
,H a n ifi n と R ajk a の診 断 基 準1 3)と
北 郷の診 断基 準1 4)を
参 考にし
, 横痺, 紅 軌 小丘
疹, 浸 潤, び ら ん
, 苔 癖化な ど
の
と
北 郷の診 断基 準1 4)を
参 考にし
, 横痺, 紅 軌 小丘
疹, 浸 潤,び ら ん
, 苔 癖化な ど
の典 型的
な
形 態お よ び
分 布を 示
す皮 疹が
慢 性に
経 過し
て いる
ものと した
.B A は
喘 鳴を
伴 う一過 性の呼吸
困 難 発作が
, 気 管 支 拡 張 剤に よ り
改善し
, これ を
繰り
返 す もので
ある
.N S は
, 気 管 支 喘息, ア ト ピー 性 皮 膚 炎, アレ
ルギ
ー性 鼻 炎, アレ ル ギ ー 性
結膜 炎な ど
の ア レ ルギ
ー 症 状や
寄 生 虫 疾 患, 腎 疾 患, 免疫不
全
症等の疾 患を
認めず, 2
親 等 以 内に
ア レ ルギ
ー疾 患のないもの
で, さ ら
に血
清 総I
gE
値ほ
二重 抗 体 法で3
才 以 下5 0I U
/ m l 以
下, 4
〜 7
才1 00I U
/ m l 以 下, 8
才 以上 1 5 0 I U
/m l 以 下を
満た し
1 5 卜一7), ラジ
オ ア レ
ル ゴ ソ・ルベ ン ト試 験 (r a di o a ll e r
go s o r b e n
t
te s
t, R A S T
) に よ る
ア レ ルゲ ン
検 査で, ダ
ニ (D e r m a
to
ph a
go
‑
4
〜7
才1 00I U
/m l 以 下, 8
才 以上 1 5 0 I U
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満た し
1 5 卜一7), ラジ
オ ア レ
ル ゴ ソ・ルベ ン ト試 験 (r a di o a ll e r
go s o r b e n
t
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t, R A S T
) に よ る
ア レ ルゲ ン
検 査で, ダ
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満た し
1 5 卜一7), ラジ
オ アレ
ル ゴ ソ・ルベ ン ト試 験 (r a di o a ll e r
go s o r b e n
t
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t, R A S T
) に よ る
ア レ ルゲ ン
検 査で, ダ
ニ (D e r m a
o
‑id e s p te r o n
ys s i n u s
) に対 する
特 異I
gE
抗体を
証 明し な
いもので
ある
. 表1
に各 群の性 臥 年 令, 血
清 総I
gE
値, 末 梢血
好酸 球
数を 示 した
. 小 児 科を
訪れ る A D は
乳 幼 児が
多いた め
, B A
群
や N S
群に比べ A D
群で
の平 均 年 令ほ
低く な
っ て いる
. A D
群
で は 2
名に抗ア レル ギ
ー 剤と
原 因 食物 除去 療 法を
行い ,4
名に
抗ア レ ルギ
ー 剤を
使用,1
名に除 去療 法を
行な
って
いた
.B A
群で ほ
,3 8
名に
テオ
フィ
リン
,1 5
名に抗アレ
ルギ
ー剤,3
名にス テロイ ド
剤を
内服 投 与し て
いた
.
Ⅱ
.ヒ ス タ ミ ン
遊 離 方 法1
. 緩 衝 液の作成緩 衝 液
ほ 0
.0 2 5 M T r i s h
yd r o xym e
th
yl a m i n o m eth a n e,0
.1 2 M N a C l
,0
.0 0 5 M K C l
,0
.3 mg/m l
ヒ ト ア ルブ
ミン か ら な る
トリ ス A
緩 衝 液, お よ び
トリ ス A
緩 衝 液に 0
.6 m M C a C 1
2,1 m M M
gC 1
2を
含む ト リ ス A C M
緩 衝 液を
使 用し た
. と
もに2 5 ℃ で
pH 7
.6
に調整した
.
h a n e,0
.1 2 M N a C l
,0
.0 0 5 M K C l
,0
.3 mg/m l
ヒ ト ア ルブ
ミン か ら な る
トm l
リ ス A
緩 衝 液,お よ び
トリ ス A
緩 衝 液に 0
.6 m M C a C 1
2,1 m M M
gC 1
2を
含む ト リ ス A C M
緩 衝 液を
使 用し た
.と
もに2 5 ℃ で
pH 7
.6
に調整した
.2
. 抗I
gE
抗 体の調 整抗ヒ ト
I
gE
抗 体 (ヒツ ジ) (フ
ナコ シ
, 東 京) を 用
い て最終 濃
度が 0
.0 0 1
, 0
.0 05
, 0
.01
, 0
.0 5
,0
.1
, 0
.5
,1
.0
/Jg/m l と な る
よ
うに調 整し た
.3
. 垂 水( D
20 )
の調 整ト リ
ス
緩 衝 液に含ま れ る
垂水 (
和 光, 大 阪)
の最 終 濃 度を 0
,2 2
.5
,4 5
,6 0
,8 0
% にな る よ
うに調 整し た
.4
. 白血
球分
離 方 法T a b l e l
.C h a r a cte r i s
ti c s o f
th e s u b
je c
ts
L i c h
te n s
te i n らの方 法1 8) に準じ
, 末梢よ り
ヘパ リ ン
加 静 脈血 2 0 m l を
採血 し
, デ キ ス ト
ラン
ー デ キ ス ト
ロ ー ス
液5 m l を
加え て
室 温陀 て6 0
分 静置 後, 白血
球を
含 む上
清を
採取した
. とれ を 4 ℃
にて 1 1 0 G 8
分 間遠心
分 離し
, 沈 鐘を ト リ ス A
緩 衝 液で 2 回
洗 浄 (と
もに 2 5 0 G 8
分 間遠心
) した
軋 細胞を
トリ ス A
緩 衝
液に再浮 遊さ せ
, 木 村 氏 液に て染色した
好 塩 基球を
算 定し
て調
整し た
.
5
. ヒス
タ ミン
遊 離 方 法蒸 留 水
を
使 用し た
トリ ス A C M
緩 衝 液 (H
20
緩 衝 液)と
, 重 水を
使 用し た ト リ ス A C M
緩衝 液 (D
20
緩 衝 液)に
, 最 終 好塩 基 球 数が 1 0
ソm l と な る よう調 整し た
細 胞 浮 遊 液を
加 えて ヒ ス
タ
ミ ン遊 離反 応を
行な
った
. 抗I
gE
抗体 非 添 加に て み ら れ る
ヒス
タ ミン
遊 離を
ヒス
タ ミン
自 然 遊 離 (s
po n
ta n e o u s h i s
ta m i n e r e l e a s e
,S H R
), 抗I
gE
抗 体 添 加によ る
ヒス
タ ミン
遊 離を
抗I
gE
抗 体 誘 導ヒス
タ ミン
遊 離 (a n
tト I
gE i n d u c e d h i sta m i n e r e l e a s e
,I
gE
‑H R
) と した
. 検 体に
緩 衝 液や
抗I
gE
抗 体を
添加 す
る ま
で の操作は
すべて 4 ℃
で行な
い, 遊 離 反応は3 7 ℃ で
行な
っ
た
後4 ℃
にて
冷 却 遠心 し
, 上
情を 2 00
〃1
採 取し て
直ち
に ‑2 0 ℃
に冷 凍 保 存し た
. 総ヒス
タ ミン
含 量ほ, 細 胞 浮遊 液を 3
分 間煮
沸 後, 同 様に冷 却 遠心
に て上
帝を と り
‑2 0 ℃ に
冷 凍 保 存し た
.
6
. ヒ ス タ ミン
測定 方 法ヒ
ス
タ ミン は同 位元
素二重 標 識 酵 素 法 (d o u b王 e i s o
to
pi c e n zym a
ti c a s s ay)1 9) によ り
測 定し た
. ヒ ス
タ ミ ン
標 準 液ほ hi stam i n e dih
yd r o c l o r id e(S i
gm a
, セ ン
トル イ ス
, 米国
) の2
倍
希 釈によ る
希釈 系 列 (2 0 0
〜0
.7 8 ng/m l) を
作 成し
て用
いた
. ヒ
よ り
測 定し た
.ヒ ス
タ ミン
標 準 液ほ hi stam i n e dih
yd r o c l o r id e(S i
gm a
, セ ン
トル イ ス
, 米国
) の2
倍
希 釈によ る
希釈 系 列 (2 0 0
〜0
.7 8 ng/m l) を
作 成し
て用
いた
. ヒ
S i
gm a
,セ ン
トル イ ス
, 米国
) の2
倍 希 釈によ る
希釈 系 列 (2 0 0
〜0
.7 8 ng/m l) を
作 成し
て用
いた
.ヒ
ス
タ ミン
ーN
‑メ
チル
ト ラン ス フ
エ ラ ー ゼ(h i sta m i n e
rN
Lm e
th
‑
y
l
tr a n s f e r a s e
,H N M T
)ほ S h a ff ら
の方 法によ り ラ
ット
の腎臓よ り
抽 出し
2 0),‑
2 0 ℃
に保存し た
ものを 用
いた
.3
H
標識ヒス
タ ミン
,) 4
c
標 識S
‑ アデ
ノ シル
メ チオ
ニン
(S
‑a d e n o s
yl m eth i o n i
‑
n e
‑14C
,S A M
‑1 4C ) は N E N R e s erc h P r o d u c
t( ボ ス ト ン , 米国) よ り
購入 し た
. 検 体に S A M
‑1 4C
,H N M T お よ び
トレ
ー サ ー と し
国) よ り
購入 し た
. 検 体にS A M
‑1 4C
,H N M T お よ び
トレ
ー サ ーと し
て極少 量の 3
H
‑ヒ ス
タ ミン を加え
て3 7
℃で
反 応さ
せる と
, 検 体
中の ヒス
タ ミン は H M N T によ り S A M
‑1 4C か ら メ
チ ル基を
受
よ り S A M
‑1 4C か ら メ
け
取って
1 4C
‑メ
チ ル ヒス
タ ミン
にな り
, トレ
鵬 サ ー の 3汁
ヒス
タ ミン
ほ3H
‑‖C
‑メ
チル
ヒス
タ ミン
にな る
.ヒ ス
タ ミン
濃 度ほt 4
C
/3H と 正
の相 関を 示
すこと
によ り
知る
こと が で
きる
. ヒス
タN o n‑a
tO
pi c s u b
je c
t A
to
pi c d e r m ati
ti s B r o n c h i a l a sth m a
i
ti s B r o n c h i a l a sth m a
N u m b e r o f s u b
je c
tM a l e/F e m m a l e
M e a n age
(yr
)
(r a n
ge
)
1 9 1 0
/9
1 3
.2
(l
〜3 6
)S e r u m l
gE l e v e l
(lU
/m l) 5 5 士 1 0 P e r i
ph e r a l e o s i n o
phil s 9 4 士 2 4
レ
m m
3)3 1 1 1
/2 0
3
.3
(0
.2
〜1 0
)5 6 3 4
/2 2
1 6
.9
(2
〜5
引8 5 8 ±3 7 3 1 2 8 0 土2 9 0
*66 2 ±1 3 0
*7 6 2 土8 4
*Ⅴ a l u e s a r e m e a n 士 S
.E
.M
.*
p
< 0
.0 5 aga i n st n o n
‑a
tO
pi c s u b
je c
t
n o n
‑a
tO
pi c s u b
je c
tini
t
ia
l hist
a min e r elea s
e ; N S, n O n‑at O p
ic s ubje ct
s;
R A S T, r adioal1e rg os o rbe
nt t est ;
S A M ‑1 4C ,S ‑ade n o sy
lme t
h ト
t ;
S A M ‑1 4C ,S ‑ade n o sy
lme t
O nin e‑1 4C
;
S HR sp
o nt an eo
u s hist
a mine
r ele a se ;
S H R (D), Sp Ont an e O u S hist
a min e re
Iea
se
in D20hbas
ed buffe r;
S H R (H),Sp
O nt an e O u S hist
a m in e r
elea s
e in H20‑ba
s ed buffe r;
T H,t
Ot al hist
a min e
t
a min e re
Iea
se
in D20hbas
ed buffe r;
S H R (H),Sp
O nt an e O u S hist
a m in e r
elea s
e in H20‑ba
s ed buffe r;
T H,t
Ot al hist
a min e
t
a min e1 2 6 上
ミ
ソ
遊 離 量ほ
総ヒス
タ ミン
含 量 (to
ta l hi s
ta m i n e
,T H
) に対 する
割 合 ( %ヒ ス
タ ミン
遊離) で表し た
.1
)2
)S H R
(%
)=H R
(S
) ‑I H R T H
×
1 0 0
I
gE
‑H R
(%
)=H R
(I
gE
) ‑H R
(S
)火
1 00 T H
S H R
; 無 刺 激 的に自然 遊離し た
ヒス
タ ミン
遊 離 率I
gE
‑H R
; 抗I
gE
抗 体で
刺 激した
場 合の ヒス
タ ミン
遊 離 率 初期ヒス
タ ミン
遊 離 量 (a m o u n
to f i n iti a l hi s
ta m i n e r e l e a s e
,I H R
);0
分に お
ける
ヒス
タ ミン
遊 離 量ヒ
ス
タ ミン
自 然 遊 離 量 (a m o u n
to 王 s
po n
ta n e o u s h i s
ta m i n e r e l e a s e
,H R
(S
)); 抗 原 非 添 加にて
反 応さ せ た
時の自 然ヒ ス タ ミン
遊離 量抗
I
gE
抗 体 誘 導ヒ ス タ ミン
遊 離 量 (a m o u n
to f a n
ti
‑I
gE i n d u c e d h
is
ta m i n e r e I e a s e
,H R
(I
gE
));抗I
gE
抗 体を
加え
て反応さ せ た
時の ヒス
タ ミン
遊 離 量T H
; 総ヒス
タ ミン
含 量0
0
▲
U (
ボ
)
○
芸
0
1
0
∝
加
用
O u
‑
∈ 旦【
巾
【
〓
0 3 0 ¢0 9 0
T I
m o ( m 叫
F i
g.l
.T i m e c o u r s e o f
th e h i sta m i n e r e l e a s e f r o m b a s o
ph ト I s. L e u k o cy te s f r o m
tw o
pa
ti e nts w i
th b r o n c h i a l a sth m a
L e u k o cy te s f r o m
tw o
pa
ti e nts w i
th b r o n c h i a l a sth m a
s w i
h m a
W e r e i n c u b a
te d f o r
th e i n di c ate d
ti m e i n H
20
‑b a s e d
(・・・)o r
D
20
‑b a s e d b u ff e r ( ‑) w i
th
(○, ●)o r w ith o u
t(△
,▲
)a n
ti
‑I
gE
.T h e a m o u nt o f h i s
ta m i n e r e l e a s e w a s r e
pr e s e n
te d
a s a
pe r c e n
ta
ge o f th e
to
ta l hi s
ta r n i n e
(S e e M eth o d s).
棚
卸
劫
Ⅷ
(
辞
)○ 的 q O
I
O
∝
Ou
‑E 虐
垂 童
0 0 1 .0 1 .1
A
n
t トI g E Co n c o n
tr a
tIo n (tJ
g /m
J)
F i
g.2
.Hi sta m i n e r e l e a s e i n d u c e d b
y a
va r i o u s c o n c e n
tr a
ti o n O f a nti
‑I
gE
・ L e u k o cy te s f r o 甲 a
pa
ti e nt w i
th b r o n c h i a l
e s f r o 甲 a
pa
ti e nt w i
th b r o n c h i a l
a s
th m a w e r e i n c u b ate d w i
th a n i n di c ate d c o n c e n
tr a
ti o n o f
a n
ti
一I
gE i n H
20
‑b a s e d
( ○)o r D20
・b a s e d
(●) b u ff e r s
.
7
. 統 計 学 的 処 理得
ら れ た
数 値は
すべ て平均 値土
標 準 誤 差 (m e a n ±S.E
.M
). で
示 し た
. 多 群 間の平 均 値の差の検 定にほ
一元 配 置 分 散 分析 後,
S c h e ff e ま た は D u n n et の多 重 比 較 法を
用いた
. p < 0
.0 5
の場
合を
有 意差 あり と
判 定し た
.
成 績
Ⅰ
.ヒ
スタ ミ ン
遊 離 条 件に
関 する
基 礎 的検 討1
. 重 水の至
適 濃 度に つ いて
垂 水の濃 度
を2 2
.5
,4 5
,6 0
,8 0
% の条 件 下で
遊 離反 応を
行な
うと
,S H R お よ び I
gE
‑H R は
濃 度依 存 的に
増 加した
. 細 胞 障 害を
認め
ずにヒ ス
タ ミン
遊 離を
増 強し
,そ れ
自 体によ
っては
遊 離を
引 き起こさ な
い濃 度と し て
, 重 水の濃 度を 4 5
% 7 ト g )と し た
.2
. 反応 時 間に つ いて
( 図1
)
反 応 時 間
を
検 討する た め
,S H R お よ び 0
.0 5
FLg/m l 抗I
gE
抗
体 存 在下 で
のI
gE
‑H R を 3 0
, 6 0
, 9 0
, 1 8 0
分で比 較し た
. 以
後
H
20
緩 衝 液に∴お
ける S H R
,I
gE
‑H R を そ れ
ぞれ S H R
(H
),
I
gE
‑H R
(H
),D
20
緩 衝 液に お
ける S H R
,I
gE
‑H R を そ れ
ぞれ
S H R
(D
),I
gE
‑H R
(D
)と
する
.S H R
(H
),S H R
(D
)は
時 間の経 過と と
もにわ
ずか
に上
昇が み ら
れた が
,1 8 0
分で
も2
%を
こえ な か
った
.I
gE
‑H R
(H
),I
gE
‑H R
(D
)は3 0
分ま で に ヒ ス タ
ミン
遊 離を
認め
, 以後は
漸 増し
て いた が そ
の上
昇ほ
ゆる や か で
あった
. これ よ り
, ヒス
タ ミン
遊 離 反 応にお
ける
反 応 時 間は 6 0
分と した
.3
. 抗I
gE
抗 体の至 適 濃 度につ
いて
( 図2
)咄
加
(
辞
)
○
●
̲
○
【
○
∝
O u】
∈
̲ l
虔
H
(
求
)
○ 愉
■
○
【
○
∝
O u‑
∈ 雲
∞
≡
皿
糾
0 0
H20 D2