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31 心ふれあうコミュニティ 豊島区基本計画|豊島区公式ホームページ

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■現状と課題

豊島区における地域活動を全体として見ると、地域の様々な課題に包括的に取り組む町 会・自治会を中心として、PTAや青少年育成委員会、まちづくり協議会など個別の課題 に対応した地域活動団体が組織化されています。さらに、近年は、ボランティア活動への 関心の高まりを背景として、自主的なグループ活動が活発化し、NPOとして法人化する 団体も年々増加する傾向が見られます。

このように、地域の中では様々な活動が展開される一方、マンション建築の増加等に伴 い、人口の流動化、区民のライフスタイルや価値観の多様化が進み、区民相互のコミュニ ケーションの希薄化や地域活動への関心の低下を懸念する声が聞かれます。

現在、区内には130の町会・自治会が組織され、区の全域をカバーしています。町会・ 自治会は、最も身近な住民自治組織としての活動に加え、豊島区独自の区政連絡会という 制度のもとで、行政と区民とをつなぐ役割をも担っています。しかし、近年、町会・自治 会への加入率が低下傾向にあり、加入者と非加入者との間で情報や意識の共有が図られに くく、災害や犯罪等の不測の事態において区民相互が助け合う関係づくりの難しさなどが 指摘されています。また、地域活動の担い手の面でも、活動団体の役員の高齢化や、特定 の人が様々な団体の役職を兼ねる場合も多く、責任や負担が偏りがちな傾向も見られます。

しかし、だからと言って区民の地域活動に対する関心が低いわけではなく、「協働のま ちづくりに関する区民意識調査」(平成17年3月)でも、「身近な問題を解決する上で近隣 住民が力を合わせることが重要だと思う」との回答が約80%を占め、また地域活動への参 加状況についても、「参加したことがある」は30%弱にとどまっていますが、潜在的な参 加意欲のある人(「機会があれば参加したい」と「参加したいが参加できない」の合計) が約55%と、実際の参加者数を大きく上回っています。

こうした現状を見ると、まず、地域活動に潜在意欲のある区民をいかに引き出していく かが第一の課題と言えます。そのためには、地域活動に関する情報の提供や交流の場づく り、それぞれのライフスタイルに応じて気軽に参加できるきっかけづくりなど、より幅広 い区民が参加しやすい環境を整備していく必要があります。また、既存の地域活動団体へ の支援とともに、多様な人々から構成される都市の特性を活かし、多様な人と人とのつな がりの中から新たな活動が展開される可能性を広げていくことも必要です。

また、第二の課題として、地域活動組織相互の連携を促進し、ネットワーク化を図って いくことがあげられます。少子高齢社会が進む中で、今後益々多様化・個別化する地域課 題を解決していくためには、地域住民の主体的な取り組みを土台として、地域に関わる様々 な主体が連携し、それぞれの機能や専門性を活かしながら地域課題の解決に向けて協動し ていくことが求められます。そうした住民自治の仕組みづくり、協動の仕組みづくりを推

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進していくためには、多様な価値観を持つ人々や組織・団体が共通のテーブルで地域課題 について話し合う「開かれた協議の場」をどのように築いていくかが今後の大きな課題と なります。

「自治の推進に関する基本条例」は、コミュニティを「地域における多様な人と人との つながり」と定義し、地域活動やそれを担う組織・集団はコミュニティを基盤として形成 されるものと位置づけています。そして、コミュニティを基盤とする活動を通じて、区民 が主体的にまちづくりを担うものとしています。このような考えに基づき、今後区が推進 すべきコミュニティ施策においては、区民の主体性の尊重を原則として、多様な活動を広 げていくための環境整備や、活動相互のネットワーク化を図るための協議の場づくりなど の必要な支援を行っていくことが求められます。

■施策の方向

地域における多様な人と人とのつながりをコミュニティとして位置づけ、区民の自主性・ 自発性を尊重しつつ、多様な人々で構成される都市の特性を活かしてコミュニティを基盤 とする活動の環を広げ、地域活動に意欲のある潜在的な区民の参加を引き出していくため の環境整備を図ります。

また、様々な地域課題を解決するために、多様な活動・組織が相互に交流・連携してい くための仕組みづくりを支援します。さらに、協動のまちづくりの土台となる住民自治の 充実を図るため、様々な主体が地域の共通課題を話し合うための開かれた協議の場づくり を進めます。

こうした取り組みを通じ、外国人も含めた多様な区民が共生・協動する心ふれあう地域 社会の形成をめざします。

❶地域活動への参加促進

地域活動に関する情報の共有化を進め、区民の地域活動への参加意識を高め、多様なラ イフスタイルに応じて気軽に参加できる環境整備を図ります。

❷地域住民相互の交流の促進  重点施策

「地域区民ひろば」を軸として、地域住民の交流拠点を整備し、世代間交流を図ります。 ❸地域活動の活性化と連携の促進

既存の地域活動団体に対して必要な支援を行うとともに、地域課題に関する情報の共有 化を図り、団体相互の連携を促進します。また、ボランティア活動への関心を高め、地域 活動の担い手や活動のリーダーシップをとるキーパーソンの育成を支援します。さらに、 区民が自主的に取り組む多様な活動に対する中間支援機能を整備し、活動のネットワーク 化を図ります。

❹協動の仕組みづくり

区と地域の多様な主体との協動、そして地域の多様な主体相互の協動を広げていくため、 区民活動団体、NPO、ボランティア等が行う公益的活動や、新たな協動に向けた取り組 みを支援する仕組みづくりを進めます。

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豊島区は、外国人登録者が人口の6.1%(平成18年1月1日現在)を占めるなど、多くの 外国人が暮らしています。人種や国籍などを問わず、共に豊島区に暮らす区民として、共 に地域を創っていくための環境を整備します。

※重点施策の選定理由

 地域のコミュニティを基盤とする多様な活動の活性化と、区民活動相互の主体的な連携にあたっては、その基盤づ くりや環境整備が重要であると判断し、選定した。区民評価でも、「地域活動の活性化」と「地域コミュニティ活動 基盤の整備」のポイントが高い。

■成果指標

指 標 名 現  状 前期目標 (平成22年度)

後期目標 (平成27年度)

1 地域区民ひろば運営協議会設置数 − 22 22

2 町会・自治会加入率   53.1%

(平成17年度)

3 地域で活動する団体の数   2,636団体

(平成13年度)

4 協動事業の実施数   75事業 100事業 150事業

※特に表記がない限り、現状値は平成16年度末のものである。

【説明】

1  小学校の通学区域を基礎的な単位として設置する「地域区民ひろば」の自主的な管理運営を目指す運営協議会の設置数。平 成18年度以降、環境の整った地域から順次設立予定。

2  区内に130ある町会・自治会への加入状況(地域の世帯数に占める加入世帯数の割合)。

3  ボランティア団体、スポーツ団体、学習団体、NPO法人、育成委員会、高齢者クラブ、町会の合計数

4  区と地域の主体(町会・自治会等の地縁団体、ボランティア団体、大学、NPO法人、事業者など)、もしくは地域の主体 間で対等な協力関係により実施する事業の数。

■計画事業

◎ 既存重要AA事業 ○ 既存重要A事業  施設建設事業  新規重要事業

施策の方向

事 業 名

1 地域活動への参加促進 1   ○ コミュニティづくり事業への補助 2  地域住民相互の交流の促進

重点施策

1   ○ 区民集会室管理運営事業 2 地域区民ひろばの推進 3 区民ひろば施設の改修 4 区民ひろば南池袋の改築 5 区民集会室の再構築 6 区民センターの再構築

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3 地域活動の活性化と連携の促進 1   ◎ 区民活動推進事業

2   ○ 町会連合会事業への補助 3   ○ 区政連絡会運営事業

4   ○ 区民活動支援のための事業補助 5 区民活動センターの整備 6 地域における協議会の設置 4 協動の仕組みづくり 1 協動事業の推進   5 外国人との共生 1   ◎ 外国語ボランティア事業

【参考】

○計画事業以外の事業

施策の方向

事 業 名

1 地域活動への参加促進 1

2 地域住民相互の交流の促進 1 区民センター管理運営 2 旧秀山荘管理運営

3 旧猪苗代四季の里運営経費 4 施設開放事業

5 南池袋斎場管理運営 3 地域活動の活性化と連携の促進 1

4 協動の仕組みづくり 1

5 外国人との共生 1 国際交流推進事業

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 地域活動への参加促進

3-1-1-1 ○コミュニティづくり事業への補助

【事業内容】区内に130ある町会、自治会が住民の親睦と地域社会の発展を目的に実施するコミュニティ

活性化事業に対し補助を行う。

【今後の方向性】町会・自治会は豊島区の地域活動の中心的役割を担うとともに区政運営に対する多大な 協力を得ている団体であり、今後もその役割は重要である。町会・自治会の活動を活発化させるための 自主的な取り組みに対しては支援を継続していく。

前  期(平成18∼22年度)

事業量 130町会・自治会 事業費(百万円) 35

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3-1-2-1 ○区民集会室管理運営事業

【事業内容】区民に集会の場を提供するために設置した貸室を管理する。 【今後の方向性】地域の集会機能を勘案し、総合的に適正配置を図る。

前  期(平成18∼22年度)

事業量 16か所 事業費(百万円) 705

3-1-2-2 地域区民ひろばの推進

【事業内容】小学校の通学区域を基礎単位として、ことぶきの家や児童館、区民集会室など地域の施設群 を再編し、乳幼児から高齢者までの「世代を越えた交流の場」を創る。自主的な管理運営を目指し、地 域社会の多様な主体による「運営協議会」づくりを支援する。区民主体の自主的な活動を促進し、広が りのある地域コミュニティの活性化を図ることによって、より豊かな地域社会づくりに貢献する。

3-1-2-3 区民ひろば施設の改修

【事業内容】地域区民ひろばを展開する上で必要となる施設の改修、改築を計画的に進める。

3-1-2-4 区民ひろば南池袋の改築

【事業内容】旧高齢者福祉センターを、高齢者の憩い・健康増進の機能を残しつつ、世代を越えた地域の 交流の場である地域区民ひろば施設として建替える。

3-1-2-5 区民集会室の再構築

【事業内容】区民集会室については、地域区民ひろば、地域文化創造館、その他施設の集会室など、地域 の集会機能の配置状況や利用状況を勘案し、総合的に適正配置を図る。

3-1-2-6 区民センターの再構築

【事業内容】新庁舎の検討を行う中で、あり方を含め検討する。

3

 地域活動の活性化と連携の促進

3-1-3-1 ◎区民活動推進事業

【事業内容】地域生活を豊かなものにしていくための「新しい力」として期待されるNPO等自主的な区 民活動団体の活動を支援するために、その拠点となる区民活動センターの運営と活動支援講座等を開催 する。

【今後の方向性】区民活動団体の事務所としての機能と団体相互の交流、情報発信の拠点としての機能を 併せ持つ施設として、機能を充実させていく。

前  期(平成18∼22年度)

事業量 当面センター管理運営 1か所 事業費(百万円) 15

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3-1-3-2 ○町会連合会事業への補助

【事業内容】町会相互の連携を図り、区政の発展に寄与するため130の町会・自治会で組織する連合会の

事業に対し補助を行う。

【今後の方向性】区政運営に多大な協力を得ている地域団体として、より活発な活動が可能となるよう支 援していく。

前  期(平成18∼22年度)

事業量 130町会・自治会 事業費(百万円) 3

3-1-3-3 ○区政連絡会運営事業

【事業内容】区政に対する区民の理解を深めるとともに、地域の要望を区政に反映させることを目的に区 内12地区で月1回、委員に委嘱された町会・自治会長及び相談役である区議会議員を召集して開催する連

絡会の運営。

【今後の方向性】町会組織率の低下、区民意識の変化など昭和44年度の連絡会発足時とは区の状況に変化

が見られるため、平成17年度に町会長からなる検討委員会で、会のありかたについて検討し、その結果

を踏まえて運営していく。

前  期(平成18∼22年度)

事業量 12地区で60回 事業費(百万円) 43

3-1-3-4 ○区民活動支援のための事業補助

【事業内容】区民の自主的な活動であって、区民の社会生活の諸分野に寄与し、地域づくりに貢献する活 動をしている地域活動団体の事業に対し補助を行う。広く区民から補助対象事業を募り区民委員を含む 審査委員会による審査を経て交付する。

【今後の方向性】区民の自主的活動を促進し、地域力の回復と活性化を促進するため、活動を支援してい く。

前  期(平成18∼22年度)

事業量 申請に基づき審査 事業費(百万円) 100

3-1-3-5 区民活動センターの整備

【事業内容】地域活動団体の活動拠点であり、事務所の機能と団体相互の交流場所や情報発信の機能を併 せ持つ施設として設置する。

 東部地域の区民活動センターの運営状況を踏まえ、さらに区内2か所の設置を検討する。

3-1-3-6 地域における協議会の設置

【事業内容】「自治の推進に関する基本条例」に基づき、多様な区民や地域活動団体相互が、地域の課題 について共通のテーブルで話し合う場として協議会を設置する。

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3-1-4-1 協動事業の推進

【事業内容】公益的な活動の担い手を増やしていくために、NPO法人や地域活動団体等との協動事業を 推進する。また、コミュニティビジネスの起業支援、コミュニティファンドの設置等、協動の仕組みづ くりを進める。

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 外国人との共生

3-1-5-1 ◎外国語ボランティア事業

【事業内容】外国語の堪能な区民等をボランティアとして登録し、通訳や翻訳が必要な公的な行事、事業 が行われる際に、派遣する。

【今後の方向性】通訳、翻訳業務のほか、外国人観光客に対する観光案内業務についても活用を検討する。

前  期(平成18∼22年度)

事業量 通訳・翻訳 各50 件 事業費(百万円) 1

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