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NIEの教育的効果に関する実践的研究 : 「生きる力」を育成するスクラップノート

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(1)

NIEの

教育的効果 に関す る実践的研究

一 「生きる力」を育成す るスクラップノー トー

教育実践高度化専攻

生徒指導実践開発 コース

p13044j

陽 子

(2)

NIEの

教育 的効果 に関す る実践 的研 究

― 「生きる力」を育成するスクラップノー トー

P13044J

安 田 陽子 [キー ワー ド

]

生きる力

NIE

新聞教育 言語活動の充実 特別活動 。総合的な 学習 コミュニケーシ ョン能力 情報化ネ ッ ト社会 【要 旨】 識字教育のためにアメ リカで始まった

N[E(Newspaper ln Educationの

略)。 日 本でこの活動が始まったのは、

1985年

ごろである。

5年

遅れて大阪で

NIEが

始まった当 初 よ りこの実践に携わ り、多 くの児童、教師達 とともに切磋琢磨 しなが ら

NIEの

教育的効 果 を実証 し、今 日に至つているがなかなか教育現場に浸透 していかない。現行の学習指導 要領に新聞を使 って学習す るなどの文言が入 り、浸透 され ると思われたが、教科書の中に 掲載 されている新聞であ り、新聞そのものを学習材 として活用す る授業はなかなか見 られ ない現実があつた。 そ こで、今回

NIEの

教育的効果を再度研究 しなお し、誰でもが取 り組 め、子 ども達が 楽 しんで学び、 日々意欲的になるスクラップノー トを使 つての学習を検証す ることと、そ れ を教育現場へ広めてい くことを目的 とした。 本研究は、大阪市立

T校

での実地 Ⅱでの実践が主であ り、

5年

生児童 (132名 、

4学

級) との

1年

間の取 り組みを検証す ることである。学校の環境づ くり、学年の環境づ くり、学 級の環境づ くりか ら始ま り、オ リエ ンテーシ ョン、スクラップノー ト作成手順、発表、意 見交換、授業な どを、

5期

に区切 り、それぞれ 目的をもつて実証 していつた。時間的制約 のある中での検証であつたが担任の先生方の協力により、学年の研究 として取 り組めた。 また、アンケー トを

4回

取 り、整理・分析 した結果、新聞に関す る質問では、新聞に対 す る肯定的な気持ち、態度 を測定す ることができた。 自分に関す る質問では、 自分に対す る自信の表れを測定す ることができた。そ して、男女別に分析 したことで、指導す る際の 助言や支援の方法を考慮す る必要性 を感 じた。 今後の課題 としては、本研究の成果 を、 どのよ うに して教育現場へ広めてい くかを考 え る。そ して、子 ども達が培 つた力をどう繋いでい くか、月ヽ中連携の必要性 を問 うていきた い。

(3)

本 研 究 の 取 り組 み

1

問題 意識・ 研 究動機 今、子 ども達を取 り巻 く環境の変化は 目まぐるしい。大人社会に匹敵す る電子機器 が子 ども達の身の回 りに存在 し、所有 している者 も年々増加 して来ている。乳母車に 座 り、手にはスマー トホンを持 ち指が横 に動いている。放課後友だちの家に集 ま り、 何人かが寄つてもお とな しい。それぞれがテ レビゲームや携帯電話でゲームを してい る。時間が来ると一人、二人 と帰つてい く。これ らの現象は、家庭でも起 こつている。 核家族化、少子化が進み親 も忙 しいのか会話 を省略 して しまい一 日中誰 とも会話 らし い会話をせずに過 ごす子 どもが増 えている。本を読んでいるな らまだ読解力 もつ こう が、

DVDや

ゲームな どが相手では攻略す る力はついて も読解力 も語彙力 も不足 し、 活字離れで漢字 も書けない、相手の気持 ちを読み取ることもできない子が増 えている。 そのせいか、友だち同士の会話が成 り立たってないこともしば しある。学校生活だけ では補 えない現状、僅か しか生活経験のない子 どもが何年、何十年 も飛び越 えて大人 と同 じことをしている現状に危機感 を感 じるのは筆者だけであろ うか。せ めて時間的 ゆとりのある小学校生活の間に、学校 で大人 と友だちといろいろ話を し、言葉のキャ ッチボール を楽 しみ、その中で相手の気持ちを考えた り、 自分の思いを伝 えた りす る 経験をた くさん させ ることが大切であ り、そのすべてを網羅できるのが

NIEの

教育で あると考える。新聞を広げ、友だち と家族 と社会を見、語 り合 う体験は貴重であ り、 有意義である。

(1) NIEと

Newspaper ln Educati

「教育に新聞を」 と称 し、新聞を生きた学習材 と し、教育界 と新聞界が協力 して行 う活動である。

on

の略。

NIE

して教育に活用す る運動を意味

NIEと

は、新聞の特性 (一覧性・俯厳性・速報性・解説性・詳報性・記録性・ 保存性・双方向性・可搬性 。時間選択性など

)を

活用 して 「今」を取 り入れ る教 育であ り、児童たちの思考力、判断力、表現力の育成 につなが り、知識基盤社会 において必要な、かつ重要な教育である。 新聞を学校 の授業で教科の補助教材 として活用す ることは、洋の東西を問わず 古 くか ら行なわれてきた。それは教師が授業に役立つ記事を切 り抜き、コピーを 児童 。生徒に配布 して活用す る形態が主流の実践であった。 しか し、今 日実施 し

14-2

(4)

ている

NIEの

下ではそれ とは若干異に してお り、原則的に①新聞を丸 ごと使用 す る、②複数の新聞を使用す る、 とい う

2点

は大きな違いがある。それは、子 ど も達の興味 。関心を引き出 し

,複

数の新間を活用 し、新間の読み比べ等理想的な

NIEの

実践ができるか らである。新聞の活用を 目先の学力向上だけを 目指 して 実践す ることは、

NIEの

基本理念 とは本質的に異なる。

NIEの

基本理念 として最 も重要なことは、子 どもの人間的成長に役立つ ものは何か (見えない力

)を

前提 に

NIEを

実践すべ きことである。新聞の特性 に挙げた 「俯厳性」は、一つの記 事や写真 を頭を突き合わせてみんなで読んだ り、見た りす ることであ り、その中 で会話が生まれ、コミュニケーシ ョンが育まれ る大事な要素であると考える。

(2)現

行学習指導要領 における

NIE(法

的根拗 現行学習指導要領では、各校種で 「新聞」が指導すべ き内容 として明確 に位置 けられ、多 くの教科 に盛 り込まれている。 このことは、 日々児童 。生徒 とともに

NIEを

実践 し、その効果 を、多 くの人々 (教職員・保護者・地域の人々等

)に

認 知 してもらう努力を してきた実践者にとつては、追い風 となつた。 ③ 新聞の学習材 としての可能性 新聞を毎 日読む小学生は新聞をほとんど読まない小学生に比べ、国語、算数 と ともに平均正率が

7∼ 10ポ

イン ト高い=。 このような結果が、文部科学省の 26 年度の全国学力 。学習状況調査で明らかになつた。調査は4月 に小学

6年

生を対 現 行 学習 指 導 要領 に お け る

NIE

黎 諸 則 輌 ポイント 1.基礎的 。基本的な知識及び技能の習得 2.これらを活用して課題解決に必要な思考力、判断力、表現力の育成 3.主体的に学習に取り組む意欲 と学習習慣の確立 `ヽ

:

4.言語活動を充実

`、

i

・学習意欲が学力のひとつとみなされたこと

!

*■23は義務教育の目標 学力の3要素 `` ` │・学習のエンジンとして各教科で言語活動が重視されたこと │ *4は言語活動

・論述 。リポー トなどの言語活動により思考力・判断力・表 │ ・学習活動や論理的思考、コミュニケーション, 感性・情緒の基盤として各教科での充実 ※学習のエンジンとして各教科で 「言語活動」が重視 されたことは、

NIE効

果 と重なり特に注目すべきことである。

(5)

象に実施。国語、算数それぞれで、主に知識 を問 う

A問

題、主に活用力を問 う

B

問題 を出題 し、 さらに生活習慣な どについて質問 した。 「新間をほぼ毎 日読んでいる」 と答えたのは児童全体の12.2%、 「新聞をほ とん ど、または、全 く読まない」 と答 えたのは45.8%。 学力調査の平均正答率を みると、「ほぼ毎 日読んでいる」児童は国語

Aが

69.4%、 「ほとん ど、全 く読まな い」児童は59。3%、 以下、国語

Bは

55。

8%と

45.7%、 算数

Aは

81.3%と 74.7%、 算数

Bは

64.6%と

54.9%で

、最大10.1、 最少 6.6ポ イン トの差で、いずれ も「ほ ぼ毎 日読んでいる」児童が上回つた。(朝日ガヽ学生新聞・朝 日中学生 ウイーク リー 掲載記事

)し

か し、新聞の発行部数は年々減少 し、 一世帯当た りの部数 も減少 している。 この推移か らみて も、購読数の減少 も要因の一つで有 ろ う。 全国学力 0学習調査の結果か ら も新聞の学習材 としての可能性は 高い と言 えるが、新聞を読まない 大人が増 えていては、子 ども達が、 新聞を 目にす るのは限 られた場所 だけになつて しまっている。保護 者 も巻き込んだ新聞活用学習 を推 進 し、 さらに可能性 を追求 してい く 新聞の発行部数 と世帯数の推移 年 発行部数 (朝・ タセ ッ ト

1部

) 一世帯 当た りの 部数

2013

46,999,468

Q86

2010

49,321,840 0,92

2005

52,568,032 1,04

2000

53,708,831 1,13 日本 新 聞 協 会 2013 (単位 〓部)

14-4

(6)

2

研 究 の 目的 とテーマ設 定 の理 由

OECDの

「生徒の学習到達度調査」

(PISA)結

果を受 けて以来

,各

教科の達成 目標 の明確化、メデ ィア リテラシーの育成・法教育 。キャ リア教育・食育な ど新たな教育 課題への対応が求められている。 これ らに応 えることは学校教育 の責務ではあるが、 有限の時間の中では解決す ることはできない ことも明 らかである。

PISAが

い うところの読解力は単なる「読み 。書き」の力だけを指すわけではない。 「自らの 目標を達成 し、自らの知識 と可能性 を発達 させ、効果的に社会に参加するた めに、書かれたテキス トを理解 し、利用 し、熟考す る能力」 と「読解力」を広い意味 に定義 している。問題解決に向けて必要な情報 を取 り出 し、読み とり、問題解決に活 用す る読解力である。「このよ うな広い意味での「読解力」の育成のためには新聞を活 用す ることがもつとも有効であると考える。」 と影山清四郎氏が「学びを開 く

NIE」

で述べている。そこで、研究 目的は、「子 ども達の活字離れが進んでいる」と言われて いる今、

NIEの

実践を積み重ね、継続 して行 くことによ り、 どんな教育効果がある のか、 どんな力がつ くのかを改めて検証す ることにあ り、研究テーマを

NIEの

教育 効果に関す る実践的研究 と設定 した。 小学生が学びの中で 「読解力」(社会事象を見る日

)を

つけてい くに相応 しいのが, 同 じ記事の他社 との読み比べや友だちとの意見交換な どで読みを深めてい く

NIEで

の学びであると確信 している。 また、「子 どもの読書活動推進 に関す る法律」が

2001年

11月 29日 (木

)に

衆議院本 会議で可決、成立 した (12月 12日 (水

)公

布)。 この法案は、「子 どもの未来を考え る議員連盟」が中心 となつて提出。

2000年

の「子 ども読書年」の基本理念を受 け継 ぎ、 国及び地方公共団体の責務等を明 ら力ヽこし、子 どもの読書活動推進に関す る施策を総 合的かつ計画的に推進す ることを 目的 としている。 子 どもの読書活動の推進 に関す る法律 平成

13年

12月 12日 法律第

154号

陽 基 墨 万

r荘

場 輸

ぁ瀧 尼蘇

Z蘇

あ繭 商葛 醐

1

:な推進 を図るため、子 どもの読書活動の推進 に関す る基本的な計画 (以下 「子 ども読 :

痘冒晋斐留量聖

_生

堅■

`ぜ

i害

里 営型望■堂主

L口

………」

とあるように、すべての子 どもがあらゆる機会 とあらゆる場所において、自主的に 読書活動を行 うことができるよう、積極的にそのための環境の整備を推進することを 基本理念 として、施策の総合的かつ計画的な推進を図るため定められたものである。

(7)

読書活動の中には、本だけでなく新聞も含まれ る。そ して、学校 図書館 にも新聞が置 かれ、いつでも閲覧できるよ うになってきている。 サブテーマに挙げている 「生きる力」の中身は 「問題発見力」「探求力」「意思決定 力」であると捉 えている。また、現行学習指導要領の基本的な考え方 として、「変化の 激 しいこれか らの社会を」生きる力のことと述べ られている。

1996年

に文部省観 在 の文部科学省)の中央教育審議会が 「

21世

紀を展望 した我が国の教育の在 り方につい て」 とい う諮問に対す る第

1次

答 申の中で述べ られたことか ら、教育の新たな 目的の 一つ として とりあげ られるよ うになつた。

2002年

2011年

以降実施 の学習指導要領 でも生きる力をはぐくむ とい う方針 は続いている。その中に挙げ られている育てたい 力は次の

3つ

の力である。

NIEで

育てたい力 と比べ ると、以下の とお りである。 確かな学力・・・知識や技能はもちろんのこと、これに加 えて、学ぶ意欲や 自分で 課題 を見つけ、 自ら学び、主体的に判断 し、行動 し、よ りよく問題 解決す る資質や能力等まで含めたもの。 NIE・ ・ 。・ 豊かな人間性・・ 0自 らを律 しつつ、他人 とともに協調 し、他人を思いや る心や感 動す る心な ど NIE・ 。 ・

0自

分の選んだスクラップを発表 し、意見交換をす る。その中で同 じ記事を選んでも、選んだ理由や思いが違つた り、また同 じであつ た りとい うことを繰 り返 し経験す ることで、互いの違いを認 め合 う こ と 力やで き る 。「問題発見力」「探求力」「意思決定力」 健康・体力 0・ 。 た くま しく生きるための健康や体力 NIE・ ・・・・ 毎 日のスクラップの切 り抜きや発表 を繰 り返 し経験す ることによ り身 に 付 く。 継 続 性 、 持 続 性 を 養 う。「F.5題発見力」 探 求力」臆 思決定力」

研究の仮説

l NIEの

指導計画、学習材 (主に新聞スクラップづ くり

)等

の作成や工夫を行 うこ とにより、児童たちが身につける力の傾 向や学習材等の有効性 を明 らかにす ることが できるであろ う。 ・ 興味関心のある記事や写真 をスクラップ し、 書き、分かつたことや感想 を書 く。問題発見力」 なぜ選んだか理由を 「探求力」「意思決定力」

14-6

(8)

2

児童や保護者を対象に

NIEに

関わるアンケー ト調査 を行 うことにより、

NIEヘ

の意識傾 向や成果 。課題等を明 らかにす ることができるであろ う。 Ⅲ 研 究 の 計 画 ・ 方 法

1

計 画 大阪市立

T小

学校にて

1年

間実地研究

5年

4学

級 (132名)

2

方法

(1)年

間指導計画の作成 、学習材 の工夫や指導法の工夫 を行 う。 121 新聞スクラップづ くりに焦点 を当てた学習を通 して、アンケー ト調査 によ り

NIE

の教育効果を検証す る。 ・質問紙

研究 目的に合つた内容

ONIE学

習の指導前後に、児童 を対象にアンケー トによる意識調査を行い、比較 検討 して

NIEの

教育効果 を検証す る。 ・

4学

級全員 にアンケー トを実施す る。 6月 、

11月

下旬、 2月 下旬の

3回

6年

生の

12月

中旬に実施 し効果を検証す る。データを整理・分析 し結果 をだす。

(SPSSに

読み込み因子分析をす る)

実地 Ⅱにおいて の取 り組 み

1.学

校の環境整備

(事

) 大阪市立

T小

学校 児童数

835名

大規模校であるが落ち着いた学校であり、 本研究は

5年

4学

132名

を対象に実施 した。 当該校は環境もよく校舎玄関フロアーに通称 「グリーンマッ ト」 と呼ばれているス ペースがあり人工芝が引きつめられている。その一角に読書コーナがあり、常に 20 冊程度の本が紹介 されている。そこを活用 させていただき、①

N[Eコ

ーナを作 り、現 在はこども新聞から「こんな記事あつたよ」「こんな写真があつたよ」と②新間を切 り 抜き、週に三度貼 り替えをしている。また、③その場所に机を置き、意見コーナとし て読んだ新聞の意見や感想を誰でも投稿できるようポス トと用紙をおいている。記名 するようにしているので、④投稿者には、返事を返 している。

1年

生の教室の前でも あ り、現在少数ではあるが

1年

生か ら写真の感想などが投かんされてお り返事を教室

(9)

に持 つて行 き顔 を覚えていっている。 少 しずつではあるが、

NIEの

環境整備 を し、全校生徒 に意識づけを行い、休憩時に はそのコーナにお り、子 ども達 と新聞の記事や写真について意見交流な どもしている。

2.5年

生 の取 り組 み 新聞スクラップづ くりに焦点を当てた学習を通 して、

NIEの

教育効果を検証す る。

(1)対

象者

小学校

5年

(132名

内特支6名)・ 保護者。

(0

指導期 間

予定では

1年

間を通 して。

(3)教

科・領域 「朝の会」「総合的な学習の時間」「各教科」 ④ 方法

1)5期

に分けて実施

1期

自己紹介 。オ リエンテーシ ョン・ アンケー ト調査実施 (1)

2期

新聞を活用 した授業展開のモデ リング・夏休みの課題説明

3期

課題 の点検・授業 (新聞スクラップを使 つて)・ アンケー ト調査実施 (2)

4期

各担任の研究授業 (ほつこりす る記事をみつけよ う

)事

前検討。事前授業. 討議会

5期

新聞スクラップ発表会・アンケー ト調査実施

(3)1年

を振 り返って (記 述)

9

日々の活動 指導法をパターン化 し工夫す ることで、

NIEの

学習形態を確立す る。 学年同時進行で活動す ることになつたので、新聞確保が大変であるが一斉にオ リ エンテーシ ョンを行い、新聞学習について話をした。 初めて新聞について学習す る子 ども達に対 しては、授業に役立つ記事 を切 り 抜 き、ワー クシー トを児童生徒 に配布 して活用を始めた。週

2回

をめどに実施 してい く。 当面 この繰 り返 しで学習を進めて行 く。 ・ まず

5年

生の環境整備か ら始める。教室前の廊下にワール ドカ ップの本、 ギ リシャの記事を在阪

5紙

の一面を並べて掲示 し比較す る。その下に自分 の意見を付箋に書いて貼る。 ・週

2回

、ワークシー トを実施 している。一人ひ とりのワークシー トにコメン ト を入れスクラップ している。 。新聞全紙を使用 した授業を

1学

期中に実施す る。(短縮 中に)

14-8

(10)

・夏休みの課題に 「新聞スクラップ」をだす。 ・各教室にて授業をす る。記録 を残す。 ・各担任が授業をす る。計

8回

(年度内) 。工学期 より新聞が配置 されるので、子 ども達が閲覧 しやすい環境を整 えてお く。

(5)質

問紙

研究 目的に合つた内容 (追補

4)

NIE学

習の指導前後に、児童を対象にアンケー トによる意識調査を行い、比 較検討 して

NIEの

教育効果を検証す る。(結果 を

SPSSに

読み込み因子分析 をす る) 。

4学

級全員にアンケー トを実施す る。別紙 6月 、9月 中旬、

12月

下旬の

3回

6年

12月

中旬に実施 し効果を検証す る。

実地 Ⅱを終 えての検証

5期 に分けて実施

(1)1期

では、まずオ リエ ンテーシ ョンを実施

:児

童の興味関心の高 さに驚きを感 じ取ることができた。熱心に聞き入 つてお り、新 しい ことへの意欲が見 られた。 人数が多いが、

4ク

ラス とも同 じよ うに活動す るよ うに心がける。新聞に関す る 児童の実態は、新聞に触れた ことのある児童は全体の

5分

1程

度であ り、毎 日 と購読 しているに絞 るとさらに低 くなる。現実にこのよ うな実態の中で

(T校

は 多い方)、 果た して研究テーマである 「

NIEの

教育的効果に関す る実践的研究」 が検証 され るか不安であつたが、児童たちの興味・ 関心・意欲に助け られた。 環境整備 については、全校児童に向けては、玄関ホール (グリー ンマ ッ ト

)の

一 部

NIEコ

ーナ として活用。以前 より配布 され ている子 ども新聞を中心に記事をスクラップ し、

5WlHを

意識 しなが ら

,季

節 を感 じる記 事 。話題になつている記事 。一緒に考えて行 きたい記事 0低学年に向けて・高学年に向け てを意識 した掲示を心掛 けた結果、徐々に興 味 。関心を持ち始めてきた。休憩時には、立 ち止ま り読んでいる姿 も見 られ るよ うになっ てきた。全校児童 との接点である

N[Eコ

ーナは意識 して貼 り替えよ うに努めた こ

(11)

とにより、新間に対す る意識づけはできた。学校長 の朝会時の講話の中にも意識 的に新聞の記事に触れていただけたことも大いに効果があつた。

5年

生は教室前の廊下に、随時新聞記事 を掲示 した。各担任の 「今週のおすす め記事」 コーナでは、

5 WlHを

意識 したコメン トを書 き、その記事が掲載 され ている新間を置 くよ うに した。様子を見ていると、スクラップ された記事 を読ん でいる児童は、殆 どが新聞を開いて同 じ記事 を探 して読み直 し、担任 に話 しかけ て くる児童が増 えた と各担任か ら報告を受けた。興味のある児童に とつては、人 が選んだ記事が どこに掲載 されているか確かめたい とい う意識が働 くことが解っ た。 また、その時に、 自分の興味のある記事 を見つけ、新聞を持って先生に話 し かけてお り、コミュニケーシ ョンが図れ、年度初めの学級作 りに大いに役立った との嬉 しい報告 もあつた。環境作 りは、児童の興味 。関心を引き出す重要なもの であ り、人 と人のコミュニケーシ ョンの場づ くりには欠かせないものであること が、改めて確認できた。 国語科 (5月 。東京書籍 「新聞記事を読み比べ よ う」

)の

学習では、二組で教科 書に掲載 されている記事のみで学習を展開す る。

NIEの

学習に取 り組む前の単元 であ り、

2つ

の新聞記事の写真 と本文を読み比べ、 どちらの記事に心を惹かれ る かを意見交流 した。写真のイメージで選ぶ児童、本文の中にある言葉の使い方や 伝 え方が好 きで選ぶ児童 もいたが、友だちの意見を聞いて どちらも好 きになつた などもあ り、記事の内容にまで入 り込む学習には至 らず、教科書の中の文章 と写 真に終わつた。教科書に新聞を取 り上げ られた単元が導入 されても、新間を活用 す るまでには至 らなければ、従来 と変化がない と実感す る。残 り二組は教科書に 掲載 されている記事 にさらに別の新聞記事を準備 し、学習を展開 した。違いは一 目瞭然であ り、子 ども達の 目の輝 きが違 った。興味関心が高まった学習にな り、 読み比べるとい う目的がよ り具体化 していつた 学習 となつた。 6月 より本格的に学習を始める。 ある 日の在 阪

4紙

の一面 (サッカーワール ドカ ップギ リシ ャ戦

)を

廊下に貼 り、比較 して感 じたこと、内 容に共感 した記事に意見・感想等を付箋に書 き その記事の下に貼つていつた。友だちの意見を 14--10

(12)

知る最初の経験は刺激的であつたようだ。『 日本、痛恨 ドロー』

4紙

同じ見出 しに 意見を書いていた児童 もいた。

(2)2期

では、朝 日小学生新聞社の出前授業を受け、実際に掲載 された写真を基に 話を聞き、

1枚

の写真を選ぶのにも苦労があることを知 り、さらに新間に興味・ 関心を示 した。その後、担当者の方から提示 した新聞記事で、意見交流をし、ス クラップを重ねて行つた。読売新聞朝刊の『 なぜ、なに、日本語の「のきば」っ て何?』 の記事では、『 たなばたさま』の歌を歌いなが ら、歌詞に気づき、「のき ば」の意味を確認 し合つた。記事か ら学んだ一例であるが児童はこの意味を忘れ ないと思 う。

(3)3期

は、夏休みの課題の一つに『 新聞スクラップ』を取 り上げた。家庭の協力 を得て、取 り組ん

a購

読 していない家庭は、登校時に学校の新間を活用 した り、 旅行先で確保 した りしていた。夏休み明けの発表会では、普段の学習では挙手を しない児童 も、楽 しく積極的に発表 していた。 こ の経験が、後に生きて繋がつていった。懇談会で 保護者への協力 をお願い した結果、 ワー クシー ト の最後に意見や子 どもへの励ま しのコメン トを書 いて くださる家庭が増 えた。そのことが子 ども達 にとつてよ り励みにな り、意欲的になつていつた。

(4)4期

には 目的を決 め、記事集 めに取 り組んだ。 きつかけは 膵いがぽかばかするニュース (ハッピーニュース)』 (日本新聞協会) の中の『

28歳

の小学

1年

生』の記事である。タイの話で、児童にはまず写真だ けを見せ考えさせた。そのあと本文を見せ、さらに深 く考えていつた後みんな見 出しのように心がぽかぽか した活動だつた。子 ども達で目的を考え、テーマはPい がぽ力ヽゴかするニュース』『 ほっこりするニュース』に決まった。取 り組み方に工 夫をし、苦手 とする子への配慮 として、グループ活動を取 り入れた。役割分担を し、意見を伝える方法 としてメッセージカー ドを活用 した り、それを基にまとめ をするなどいろいろな指導法の工夫が成 された実践 となつた。発表会はどの学級 も大いに盛 り上が り、自信をつけた活動になつた。プレゼンの体験をし、グルー プで協力 して取 り組むことでコミュニケーションが育まれ、仲間意識が生まれた。

(5)5期

にも

4期

の取 り組みを継続 していき、子 ども達の活動はさらに意欲的にな

(13)

つていつた。同時にスクラップ発表会 も実施 した。 自分の選んだ どの記事をみん なの前で発表 しようか と、

4期

に体験 したプ レゼンの方法を生かす ことができて いた。

2月

には大阪市の総合研究発表会 (学校図書館部の発表校

)が

あ り、

5年

生は、

NIEの

授業を公開 した。

1年

間の活動 を通 して培つたいろいろな力を発揮 し、大勢の先生方の前で臆す ることなく、積極的に意見をだ し合い、お互いに感 じたことを伝 え合 う活動ができた。何 よ りも自分たちの選んだ記事を しっか り読 み込んでお り、ワー クシー トを見ずに、質問者の顔 を見て答 えていたのが印象的 であった。 また、

2学

期 と

3学

期の参観 に保護者 に見ていただく機会を設けた。 グループ での活動 と個人 とグループでの活動の様子を設定 した。参観後の懇談会では、「み んな しつか りと発表す ることができていてよかつた」「家でも新聞をよく読む よう になった」「その 日の新間を切 ろ うとす るので、 1日 待つて とい うくらい」「弟 も 関心を示 しだ してきた」「普段、物を欲 しが らないのに、小学生新聞 と中学生新聞 を取つて欲 しい と言つてきた」等の声が上がっていた。 年間を通 じて取 り組んだ、 日直のスクラップ ノー トや個人のスクラップノー トであつたが、 それぞれに書き込む内容 (選んだ理 由・要約・ わかつたこと0感想や意見

)が

深まってきつつ ある。毎 日の 日直2名の発表以外にも発表 した い とい う児童が増 えた半面、スクラップは して いるが、発表 しなくてもよいのであれば した く ない とい う児童 もお り、少 し個人差が出始めて いる。

6年

生になつた現在、引き続いて

N[Eの

実践をしているが、担当者

4名

はその ままで、児童が新 しく組替えになつた。 同 じよ うに進めてきたが多少な りとも学 級のカラーが違い、当面学級づ くりにかか りそ うであるが、

NIEの

取 り組みは、 進行中である。今年度は、「読みを深めてい こう」を目標に取 り組んだ。夏に「戦 争 と平和」について新聞記事 を媒体に して考 える活動をした。それをもとに授業 を した。(【追補3・ 4】 ) 中学生に向けて、大人に向けて、 しつか り「生きる力」を育めるようなスクラ 14--12

(14)

ップノー トを積み重ねてい く活動 に したい。

2

考察 実地 Ⅱを終えて、子 ども達のや る気 と向上心の高 さは学校全体の環境の良 さか らく るものかもしれないが、

1年

間継続 して学習す ることができた。毎朝、新間を読む こ とか ら学校生活が始ま り、 日直の 「本 日のおすすめニュース」を時間の許す限 りどの 学級 も実施 していた。子 どもの意欲 に押 され気味であったが 日直のおすすめ記事を聞 いて、休憩時間に新聞を読みに行 く様子 も見 られた。 しか し、

NIE担

当者が常時いる 環境なので このような検証が、学年全体で実現できたのか もしれない。その点を今後 も、検証 していきたい。 Ⅵ ア ンケー トの集 計 か ら アンケー トは

5年

生で

3回

6年

生で

1回

の計

4回

実施 した。 ア ンケー ト結果 よ り

(SPSSに

読 み込 み) ア ンケー ト項 目 1「グ リー ンマ ッ ト」にある新聞を見ている

2新

間を見た り読んだ りす ることは好き

3新

聞で世の中のことを知 りたい

4新

間を読んで世の中のことを家族 と話す ことがある

5学

級の友だちの前で話すのは好きだ

6学

習中進んで発表す る

7友

だちの意見は 自分のためになると思 う

8本

や新聞を読んで、考えた り、想像 した りす ることは楽 しい

9新

聞を通 して世の中のことをもつと知 りたい ① 本を読んだ りす るのは好 きだ

②図書の時間は楽 しみだ ② 書 くことは苦手だ

④ 自分のことは好 きだ ⑤新 しいことにちょう戦す るのは好 きだ

⑥人に自まんできることがある ⑦家族の人は新聞を読んでいますか

[I]新

聞 に関す る質 問

(7項

目)

1「

グ リーンマ ッ ト」にある新間を見ている

2新

聞を見た り読んだ りす ることは好 き

(15)

3新

聞で世の中のことを知 りたい

4新

聞を読んで世の中のことを家族 と話す ことがある

8本

や新間を読んで、考えた り、想像 した りす ることは楽 しい

9新

聞を通 して世の中のことをもつと知 りたい ⑦家族の人は新聞を読んでいますか 新間に対す る肯定的な気持ちを測つている項 目

因子分析の最尤法 新聞に対す る態度や行動の質問

7項

目を因子分析 (最尤法

)し

た ところ1因子性が認 め られた。(表 1)こ れ ら

7つ

の項 目はすべて新聞に対す る肯定的な気持 ち、態度 を測定 しているもの といえる。 (表 1)

*4回

行 つた調査の平均値の変化 男女別に比較 した ところ、男女の差が出ているが、 どちらも1回目

2回

目への上昇か ら

2回

3回

ロヘ の下降がみ られた。しか し、

4回

日(6年

2学

期鋤 では、女子が少 し上昇 してお り、継続できているこ とが見 られた。 因子行列a 因 子 1 グ リー ン1 好 き1 知 りたい1 考 える好き1 世の中1 家族 と話す1 家族読む1 577 786 778 623 791 659 456 因子抽 出法:最尤法 a.1個の因子が抽出 されま した。4回の 反復が必要です。 14--14

(16)

MEASURE_1の 推 定 周 辺2F均 推 定 周 認 平 均 縦軸→ 項 目7 評価数1∼5 最 大 値 5×

7=35

最/1ヽ

7=7

横軸→

4回

実施 [Ⅱ

]自

分 に関す る質 問

(6項

目)

5学

級の友だちの前で話すのは好きだ

7友

だちの意見は自分のためになると思 う ⑤新 しいことにちょう戦するのは好きだ

6学

習中進んで発表する ④ 自分のことは好きだ ⑥人に自まんできることがある 自分に対す る肯定的な気持 ちを測つている項 目 因子分析の最尤法 自分に関す る質問

6項

目を因子分析 (最尤法

)し

た ところ、

1因

子が認 められた。(表

2)こ

れ ら

6つ

の項 目はすべて 自分に対す る自信 の表れ を測定 しているものだ とい う ことがいえる。

(1)学

習に対す る自信 先に述べた

T校

の児童の実態、特に高学年児童の意欲的な態度が消極的な児童 も巻 き込んで ともに活動できているが、個々のアンケー トになるとその消極的な気持 ちが 顕著に表れて くる。特に男子にその傾向がみ られた。 この新聞活用学習

(NIE)を

通 して 自信がつ き、 自身の持 つている力を友だちに認 め られ ることによつて 自覚 した 児童 も出てきた。

(17)

(表

2)

(2)自

分に対す る自信 はっき りと自覚 している児童 と、その素地を持 っ ていなが ら自覚 していない児童がいるが、 この新聞 活用学習

(NIE)を

通 して 自信がつき、 自身の持 つている力を友だちに認 められ ることによつて 自覚 した児童 も出てきた。 因子抽 出法:最尤法

a.1個

の因子が抽出 されま した。5 回の反復が必要です。 縦軸⇒項 目6 評価数 1∼5 最 大 値 5×

6=30

最小値 1×

6=6

横軸‐

4回

実施 調 査 時 期

*4回

行 つた調査の平均値の変化 男女別に比較 した ところ、男女の差が出ているが、 どちらも

1回

2回

目への上昇か ら2 回 目

3回

目への下降がみ られた。しか し、

4回

目(6年

2学

期実Ю では、少 し上昇 してお り、 継続できていることが見 られた。

・ 女

因子行列a 因 子 1 人前話す1 発表1 自分好 き1 挑戦好 き1 自慢有 り1 友の意見1 792 833 314 419 442 508

MEASURE_1の

推 定 周 辺 平均 14--16

(18)

【Ⅲ】考察 このアンケー トの結果、 I.新 間に関す る質問の新聞に対す る肯定的な気持ち、態度 については、

1回

目か ら

2回

目への気持ちの高ま り 【追補 1】 が

3回

目に少 し落ちたのは、

NIEの

活動が深 まることによる、ジレンマが生 じてきたものであると思われ る。現在

6年

生で とった

4回

日では、継続的な緩や かな上昇傾向がみ られ、継続 してい くことの大切 さが、子 どもたちの意欲的な活動 【追補2】 を通 して実証す ることができた。 Ⅱ.自分に関す る質問の、自分に対す る自信の表れでも、

1回

日か ら

2回

目への気持 ちの高ま りが

3回

目に少 し落ち、

4回

目に男女 とも上昇 してきたことは、この学習 を 通 して、 自分に対 して 自信 を持つ ことが増 えてきた ことの結果であると思われ る。 I.の 質問での

1学

期か

2学

期への意欲的な取 り組みを

3学

期まで継続 させ ること ができなかったことについては、今後の課題 として考えてい くが、スクラップの継続 はほ とん どの児童が意欲的に取 り組めている。書かせたままではな く、時間の工夫を しなが ら発表の機会を設 けた り、学年相互の交流をす るな どが考えられ る。

T校

児童の素地 として、何 に対 しても頑張る、一生懸命取 り組む姿勢はある。そ こ に大半の児童に とって新聞 とい う今 まで身近でなかつた物、新たな物への好奇心が湧 き出てきた と思われ る。その気持ちを上手 く生か してい くのが、指導者の意欲・力量 にかかつている。(新聞か ら豊富な情報が学べるとい う認識がある。生きた教材である 子 どもたちに適 した内容を常に考えている。等)

総合的考察 と今後の課題

本研究では、

NIEの

教育的効果を授業やスクラップノー トを通 して検証 し、同時に 「生きる力」を育むことができることを検証 した 環境整備 大阪市立

T小

学校での実地 Ⅱを通 して、『

N[Eの

教育的効果に関する実践的研究― 「生きる力」を育むスクラップノー トー』を題 目とし て

1年

間取 り組んだ。まず、学校全体の環境整備をすることによつて、全校児童に

N[E

の取 り組みを紹介することができた。

5年

生のきょうだい関係で新聞に興味を持ち、家 庭でスクラップをしている児童 も見られた。玄関前のグリーンマ ットの子 ども新聞を興 味深 く読んでいる児童が増えてきてお り、まず環境を整えることが意識付けには必要で

(19)

あることが実証 された。 当該学年の

5年

生の廊下、空き教室にも、常に新間が読めるよ うに し、学年の枠をはず したことによ り、空き教室がコミュニケーシ ョンを図る場 とな つていつた。廊下には、トップ記事の読み比べ(在阪

5紙

)を意識 して掲示 し、各 クラス 色分けの付箋に意見を書き、共感できる新聞社の記事の下に貼ることの繰 り返 しによ り、 新聞に対す る意識づけに効果があつた。 このよ うに、学年 。学級づ くりを始め、色々な 活動に沿つた環境作 りは欠かせないものである 授 業づ く り 次に、担当者の熱意 と創意工夫によつて生まれ る学習材や指導法の工夫によって、児 童の潜在的な力を発揮 させ ることができたことである。 この実地で気づかされたことは この時期 の子 どもの力の多 くは本人の意思ではな く無意識 の うちに身についてい くこ とがあ り、本人の 自覚が後か らついていつた り、友だちに教 えられて初めて気づいてい くこともあるとい うことである。児童のその時々の感想 【追補1。 2】 か らも読み取れ るが、担 当者か ら見るとしつか りとできていると思われ ることが、実は本人に 自覚 さ れていないことが読み取れた。スクラップの学習や、授業 を通 して新聞に対す る抵抗が な くな り、開いて読む、めくって探す、切 り取つて貼 る、要点や考えたこと、思つたこ とをま とめ書 く。この一連の活動 を通 して、上記のよ うな力がついてきた と考 えられ る。 スクラップノー トには下記の写真にあるよ うなワークシー ト「こんな記事みつけたよ!」 に レイア ウ トを考えて記事を貼 り、切 り抜いた記事の新聞社名 、発行 日時、選んだ理 由、 記事の内容、思つたこと、考えたことな どを書きこむ。当初は書 く内容 も「なん となく」 とか 「野球が好 きだか ら」の一文で終わつていた児童が 日を追 うごとに文字数が増 え、 書 く回数が増 えるごとに内容 もしつか り読み込めるよ うになってきってきた。 それ と同時に発表す ることが必ず回つて くるので得意でない児童は友だちの発表を参 考に しなが ら自分の言葉で発表できていた。ほぼ

1年

間朝の会ができるときは 日直2名 が「こんな記事みつけたよ!」 と報告 し、質問や意見を受けていた。その受けごたえも、 事前に予測できるよ うになつてきてお り、その時の嬉 しさをふ り返 りに書いている 児童が増 えてきている。そのことか らも、この取 り組みが児童にとつて、効果的であっ た といえる。 さらに、発表の順番 を待つておれない児童が増 えて くると、総合の時間を 活用 して発表会を設 けた り、終わ りの会を使つた りと各担任が児童の興味関心を持続 さ せ る工夫を凝 らしていたことも効果的であつた。 このワー クシー トは、主に自主学習用 で、教室の前に常置 してある。スクラップノー ト作 り通 して、新聞か ら記事を選ぶ[読む] 14--18

(20)

選んだ理由・内容 をま とめる[書く]、 発表す る膿舌す]、 友だちの発表を聞 く[聞く

]の

活動 を継続す ることによ り、言語活動の充実を図 り、「生きる力」を育てたい と考える。 ア ンケー ト結果 I。新聞に関する質問の新間に対す る肯定的な気持ち、態度については、1回目か ら2 回 目への気持ちの高ま り (【追補 1】

)が

3回

日に少 し落ちたのは、上記で述べたよ うに 発表に制限ができてきた ことや記事選びにこだわ りを持 ち始 めてきたか らではないか と考えられ る。現在

6年

生で とった

4回

目では、継続的な緩やかな上昇傾向がみ られ、 継続 してい くことの大切 さが、子 どもたちの意欲的な活動 (【追補 2】

)を

通 して実証す ることができた。Ⅱ.自分に関す る質問の、自分に対す る自信の表れでも、

1回

日か ら2 回 目への気持 ちの高ま りが

3回

目に少 し落ち、

4回

目に男女 とも上昇 してきたことは、 この学習を通 して、 自分に対 して 自信 を持つ ことが増 えてきたことの結果であると思わ れ る。

I.新

聞に関す る質問 とⅡ。自分 に関す る質問のそれぞれの

4回

目を見るとⅡの項 目が上昇 していることはこの学習を通 して 自分に対す る自信 が持てた ことが顕著に表 れた。また、この時期の子 ども達は男子 よ り女子の方が意欲的な児童が多 く、より自分 を高めたい気持ちが高 く向上心が旺盛である。男子は、やや消極的であるが、全員 が切 磋琢磨 しなが らともに活動ができてお り、発表では、 リー ドしていた。 生 き る力 サブテーマに― 「生きる力」を育成す るスクラップノー トー と挙げたが、この実践の 過程で 「情報活用能力」を獲得 し、「生きる力」「た くましい生命力」を身につけること ができた。継続す ることで意外な 自分発 見ができ、友達の意見を聞 くことで、その人を 理解 しようとす る気持 ちが芽生えてきた。人 として友達を認 め、 自分の気持 ちが楽にな つている様子が見 られた。 当初、あま り書けなかつた感想や意見が、 日を追 うごとに苦 でなくなつてきた とい う。喧嘩が少なくな り、少々言われても気に しないでほつておけ るようになつてきた とも言 う。卒業文集の原稿が、案外簡単に書けた り、書いた り発表 した りす ることが苦手な児童 も友だちに誘われ、や る気 も出てきている。来年度か ら大 阪市 もいよいよ

ICTの

導入 が本格的に始まる。しか し、デジタル とアナ ログの融合は必 要不可欠であるが、電子機器 の発達によ り漢字が読めなくなってきている、書けな くな つてきているとい う弊害 も出てきている。紙媒体の新間の良さ (めくる 。保存できる 。 紙面構成を学ぶ 。振 り返 ることができる等)、 デジタルの良さ (即効性・嵩張 らない 。必 要なところだけ読める等

)を

体験 しなが ら、言語活動の充実を図つていきたい。

(21)

課題 この学習が嫌いではないが、 うまく書けない、まとめ られない児童に対す る支援の方 法を考える必要がある。記事が苦手な ら、写真か ら何かを見つけ感 じた り、 自分の得意 とす る物を一緒に探 した りす ることも学習の手立てである。何 よ りも友だちが、その役 割 をしている姿が多 くみ られた。また、この実践をよ り多 くの現場に広め、児童のこれ か らの人生に必要な 「生きる力」を育む学習方法であることを伝 えていきたい。 引用文献 1)小 田迪夫・ 枝元一三編著『 国語教育 と

NIE』

大修館書店平成10年6月 (19981 2)『小学校学習指導要領解説 。国語』文部科学省平成20年8月 (2000 3)[国立教育政策研究所編 ]『生きるための知識と技能』平成16年 (2004)(ぎょうせい) 4)影 山清四郎『学びを開く

NIE』

―新間を使つてどう教えるか―春風社 参考文献 。大村はま『やさしい国語教室』共文社平成 17年 (2005) 。植松雅美編著『小学校指導法 国語』玉川大学出版部平成23年 (2011) 。押上武文・小り│1哲男編著『 子 どもと楽 しむ読書活動アイデア40』 学事出版平成 16年 (2004) 。鈴木裕久著『マス・コミュニケーションの調査研究法』創風社平成2年 (1990) 。杉浦 宏編『 日本の戦後教育とデューイ』世界思想社 ・関口 修司監修『学校で役立つ新聞づ くり活用大辞典』学研教育出版 ・妹尾 彰・枝元一三編著『 子どもが輝 く

NIEの

授業』晩成書房平成20年 (2008) 。高木まさき。小田迪夫・高田喜久司「

NIEで

育てたい力」(日

N[E学

会誌平成 18年 (2006) 創刊号― 日本

NIE学

会) 。西森明子・ 田中洋子・浅田匡「学校教育現場における新聞利用の状況とその学習効果に関す る調査研究」(NIE調査研究最終報告書

=財

団法人 「日本新聞教育文化財団」委託 。日本

NIE学

会編『情報読解力を育てる

NIEハ

ン ドブック』明治図書平成20年 (2008) 。 『 日本

NIE学

会誌

2008第

3号』平成20年(20081 ・山本武利責任編集『新聞・雑誌 。出版』 ミネル ヴァ書房平成 17年 (2005) ・

NIE調

査研究 最終報告書』財団法人 日本新聞教育文化財団平成 12年 (2000)

14-20

(22)

追補

I】

アンケー ト②の後の児童のふり返り

新間を見て楽 しめるよ うにな り 知 らなかつた ことを記事で見つ け、新 たな興味を持つ よ うにな りま した。授業を してい る時 も 「こんなこと新間にのっていた な」な どの話 にな ります。 この 新間を使 つた学習で、興味関心 を多 く持つ よ うにな りま した。 もつ と新聞記事 を見て、新たな 発見をしたいです。 ぼ くは「新聞なんて読めない」と思つていま し たが読む よ うにな り、みんなの前で発表 してい ます。いつ も新聞の発表 を しよ うとしていま す。ぼ くは新間が好 きにな りま した。前で発表 なんてできない と思 つていたのに、も う今では 前で どん どん発表を しています。新聞はす ごい と思いま した。前で発表す るのが好 きにな りま した。 友だちの発表 を聞いて、初めて 知 つた ことが多かった。 スクラ ップを作成 してい る時様 々な記 事 を見ていて面 白い記事、見た ことがある記事があつた。つま り自分が知 つてい る社会の こと がより多 く知 ることができた。 新 間 を読 めるよ う になつた。話 を し つか り聞 けるよ う になった。 今 で も記事 を選ぶ のはむず か しい。 グ リー ンマ ッ トの 新聞はよく見る。 今 の世 の 中を よ く知 る こ とがで き るよ うにな つた。自分のことと交え て考 える こ とがで きる よ うになつた。そ して、 新 聞 とテ レビと両方 の 共 通 の話題 で世 の 中に つ い てい け るよ うにな つた。これか らももつと 記 事 とかかわ つて行 き たい。 新聞を読むよ うにな り、 社会のことに、興味や関 心がわいてきて、少 しわ かつた気がす る。本を今 まで よ り読む よ うにな ってきた。本 も新聞も読 む量が増 えてきた。 記事によるけれ ど、初めのころより感想や思つた り、考 えた りす ることが増 えた と思 う。私だけではな く、みん なもそ うだけど、発表 した後に質問をされてもす ぐに応 えられ るよ うになってきている。それは、記事 をきちん と読めているか らだ と思 う。 今まで新聞を取つていなくて、全然読んだことがなかつ た。初めは 「読んだつて面 白くない」 とか 「読みた くな い」 と思つていたが、新聞だか ら伝 えらねノる、新聞だか らわかるニュースにはない素晴 らしさを見つけた。

(23)

【追補2】 児童の 「

1年

をふ り返つてできたこと・ 自信のあること 。これか らがん ばること」の感想 (抜粋) ・新聞を読むのが苦手だつたが、楽 しくお もしろくなつてきた。 これか らは意見や感想を 詳 しく書きたい。 ・新間の学習を して、出かけた時に、社会のいろいろなことが、気になるようになつた。 。新聞を読み、国語力が上がった。家でも読むようにな り、色々な知識が増えた。また、 新聞学習が したい。 。人前で発表するのが とても苦手だつたが、新開発表を通 して、他の学習でも手を上げら れ るよ うになつた。新聞に興味を持てるようになつた。 ・ 友だちの記事に質問 した り、意見を言えるよ うになった。 ・夕台めた時は内容を読み取るのが精いつぱいだったけれ ど、今は内容 を読み取 り、友だち との交流ができるよ うになつた。 ・ 新間をた くさん読む よ うになって、世界の様々な出来事を知 ることができた。新聞の素 晴 らしさを知 ることができた。 ・ 内容をどのよ うに書けばよいか、いろいろや つてい くうちに、短 く分か りやす く内容を 書けるよ うになった。 ・

NIEで

はスクラップ活動が どん どん楽 しくなつて、イラス トやカラフルなペ ンを使 つた り、 自分だけのキャラクターを登場 させた り、楽 しくて しょうがなかった。 これか らは もつともつと工夫 して、みんなに読んでもらえるよ うに書いた りしたい。そのかわ り、 きちん と内容を読み、感想や意見を深めたい と思 う。 自信 のあることは、一つ一つに手 をかけ過 ぎて出来上が りが遅 くなることだ。 ・今までは朝、新間を取 りに行 くとき何 とも思わなかつたけれ ど、現在はエ レベーターを 待 つている間に新聞を読んだ りして、毎 日が とても楽 しみだ。新聞は大人が読む物だ と 思つていたのに子 どもでも読めるのはす ごい と思つた。現在 もファイルにた くさんの記 事をはさんでいる。大人になつてもスクラップを続 けたい と思 う。子 どもの時はこう思 っていたけれ ど、大人になつた らどう思 うかを体験 したい。新聞の学習はとても楽 しか った し、新聞の身近 さを感 じることができた。 とつても楽 しかつた。 ・写真を見るだけでも楽 しかつた。 ・ これか らは、今まで以上に新聞を読んで、いろんなことを知 りたい。

14-22

(24)

・動物の赤ちゃんが生まれた とい う記事が、後で名前が付けられた とい う記事になつた。 家では新聞を取つてないので、この場で読めて楽 しかつた。 ・新聞には私たちが知 らない ことがた くさんのっていることがわかった。新聞を自分で見 て、探 して、スクラップ してい くのを頑張 りたいと思 う。 。この学習をす るまでは、新聞を読むことはなかった。「どんなことが書かれているのか、 むずか しそ う」などと思つていたが、この学習のおかげでた くさんの ことについて知 る ことができ、スクラップす る時間も楽 しかつた。友だちや家族の意見や感想 を聞 くとき、 なるほどと思 うこともよくあつた。新聞の学習、 とても楽 しかつた。 これか らも新間を 読み、世の中のことについて知つていきたい。 ・漢字がきれいに書けるようになつた。・知 らない漢字をた くさん読めるよ うになつた。新 聞を読むのが楽 しい。 ・ 新聞スクラップを始めてか ら文章を書 く力がついた。 ・ 内容を短 くま とめる自信がついた。家族 と新聞を見ることが多 くなつた。 ・テ レビでわか らなかつたことが、新聞を読んでわかった ことがた くさんあった。 児童 自身が 「身についた」 と感 じる力 ・ 字を読む力 。文章をまとめる力 ・ 漢字 を読む力 。漢字を書 く力 。人前で発表す る力 ・ 自信がついた ・ 文章を読み取 る力 ・文章を書 く力 ・集 中力

・想像 を 膨 らます力

・理解す ることが早 くなつた

・読む力

0人

の意見を聞き取 る 力

(25)

追補

3】

「新聞記事大集合

!町

指導案

7 指導計画(全5時間

本時3ノ5時 間) 8.本時の学習(3/5p (1)日標 ○選んだ記事について自分の思つたことや考えたことを伝えることができる。 ○友だちの考えを聞き、自分が感 じたことを伝えようとしている。 次 学 習 内 容 時 間 第1次 01つの記事を読んで、みんなで意見交流を行 う。 1 第2次 02人(3人)一組で、今一番みんなに伝えたい記事を 1つ 選び、記事の内容や記事に 対する自分たちの考えをまとめてワークシー トに書 く。 1 第3次 ○まとめたワークシー トをもとに、グループで意見交流をする。 1休B41 第 4次 ○グループで選んだ記事についての新聞づくりを行い、交流する。 2 ② 本時の展開 学習活動 指導者の働きかけ 。支援 準備物

1.学

習のめあてをつかむ 選んだ記事 についてま めたことを発表する練 習をする。 グループで選んだ記事 ついて紹介 し、交流 し う。 全体で交流す る。 ・各 グループで、 どのよ うな意 見交流 が行 われ か、等 を発表す る。 ○選んだ記事の内容 と、自分たちの感 じたことを互いに話 し合し 交流できるようにす ることを伝 える。 ○前時でまとめたワーク ー ト ○メッセージカー ド 記事を読んで、感 じたことを伝え合お う。 ○口をしつか り開けて、グループのみんなに聞こえるような声 で読めるように助言す る。 ○記事について発表 した後、その記事についてみんなはどう思 うか、質問はないか、など交流できるように声をかける。 ○全員の発表が終わつたら、友だちの記事について思つたこと や感 じたことをメッセージカー ドに書いて渡すように伝える。 ○各記事についてはそれぞれ簡単に説明する。特に意見交流の 深まった記事について、その内容だけを伝えてもよいと助言す′ 14--24

(26)

次 学 習 内 容 時 間 第 1次 ○テーマを決め、記事集めをする ○集めてきた記事の中から1つ を選び、記事の内容や記事に対する自分の考えなどを まとめてワークシー トに書 く。 2 (本時2) 第 2次 ○まとめたワークシー トをもとに、グルー プで意見交流 し、交流 したことを全体で 発表する。 3

追補

4】

「こんな記事を見つけたよ」指導案

7.指導計画倫 5時間

本時3ノ5時 間) 8.本時の学習(3/5D (1)目標 ○集めてきた記事の中から1つ 選び、選んだ理由・記事の要約・記事を読んで思つたことや考えたことなどをまとめ ることができる。 ○発表に向けて、十分に読み込むことができる。 12H本時の展開 学習活動 指導者の働きかけ 。支援 準備物 学習のめあてをつかむ 各自、集めてきた記事の 中から1つ選凡 ワー クシー トにま とめる。 ○ 集めてきた記事の中から 1つ 選び、選んだ理由・記事の要 約・記事を読んで、思つたことや考えたことなどをまとめ ることを伝える。 本時までに集 めて た記事 ワー クシー ト 選んだ理由・要約・思つたことな どをま とめよ う。 集めてきた記事の中から、今回みんなに知 らせたい記事を 1つ選ぶように促す。 要約の際には、5 WlHを押 さえなが らまとめるように伝 える。書かれていないものもあることを知 らせる。 ワークシー トは、見やすく 。楽 しいものになるように工夫 することを助言する。 次時の発表に向けて、十分に読み込むよう助言する。 家族のコメン トを頂いてくるように勧める。 ○   ○

(27)

追補

5】

アンケー ト用紙

「学習アンケー ト」

5年

生 5年 組

番名前 ◎新聞を使つた学習が始ま ります。あなたにどの程度あてはまります力、 あてはまる数字に○をつけてください。 あてはまる

ややあてはまる どち らとも い えない 3 3 3 3 3 3 3 3 あまりあて あては はまらない まらない

1

「グリーンマット」にある新聞を見ている。

2

新聞を見た り読んだりすることは好きだ。

3

新聞で世の中のことを知 りたし、

4

新聞を読んで世の中のことを家族 と話す ことがある。

5

学級の友だちの前で話すのは好きれ

6

学習中進んで発表する。

7

友だちの意見は自分のためになると思 う。

8

本や新聞を読んで、考えたり、想像 した りすること は楽 しい。

9

新聞を通 して世の中のことをもつと知 りたい。 2 2 2 2 2 2 2 2 4 4 4 4 4 4 4 4 5 5 5 5 5 5 5 5 ◎次のことは、いまのあなたにどのくらいあてはまります力Ъ あてはまる数字に○をしてください。

1

本を読んだ りするのは好きだ。

2

図書の時間は楽 しみだ。

3

書くことは苦手だ。

4

自分のことは好きた

5

新 しいことにちょう戦することは好き几

6

人に自まんできることがある。

7

家族の人は新聞を読んでいる。 2 2 2 2 2 2 2 3 3 3 3 3 3 3 4 4 4 4 4 4 4 5 5 5 5 5 5 5

14-26

参照

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