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ナツダイダイ樹の発育生理に関する研究 IV 成木の年間肥料要素吸収量-香川大学学術情報リポジトリ

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ナツダイダイ樹の発育生理に関する研究

Ⅳ 成木の年間肥料要素吸収量

井 上

宏 Ⅰは し が き 多くの果樹類で,その適切な施肥盈を知るための基礎的資料を得る目的で,全樹体の掘り上げ解体調査による年間 肥料要素吸収盈の推定がなされてきた‖筆者は前報(2)において,新棉と果実を1か月ごとに採取してニ,化学分析する ことにより,萌芽期より越冬後の果実成熟期(6月)にかけで,新棺の伸長ならびに果実肥大にともなう肥料5要素 の吸収の季節的変化を観察するとともに,14か月間の1樹あたりの要素吸収量を推定した.カンキツのうち,温州ミ カンについては前記の全樹体の解体調査法により,N・P205およびK20の吸収急が算出されているが(6),筆者はナ ツダイダイについて同様な方法により,年間の肥料5要素吸収盈を求めた 本実験を実施するにあたり,掘り上げ調査でご協力を得た八幡浜市の岩城鹿十郎,ニ宮弥平,二膚久江■ふよび山内 岩夫の各氏に感謝する 本論文の要旨は,昭和47年度園芸学会秋季大会において発表した. ⅠⅠ実験材料および方法 本調査吼愛媛県∧幡浜市向灘の浜本千十郎氏園の26年生カラタチ台ナツダイダイ樹(普通種)2樹(第1図)を 用い,1971年2月27日に掘り上げ,地上部器官および地下部器官に分け,以下述べる方法で,各部の新成盈を求めた○ ︵着葉、着果状態︶ 〓年生枝梢および果実を除いた状態︶ B 樹 A 樹 第1図 供試樹の状態

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香川大学農学部学術報告 14 すをわち,地上部は果実(果皮,果肉,種子),1年生薬(着果乗と無着果集),1年生枝(長さ5cm未満の短枝, 5∼10cmの中核.10∼20cmの長枝,20cm以上の特大枝,果梗枝,夏秋枝)および2年生枝以上の枝幹に分けて測

定した.2年生以上の枝は,2年生枝,3年生枝,小側杖(護径12mm未満),中側枝(12−18mm),大側杖(18mm

以上),亜主枝,主枝および主幹として,各校を皮部と材部に分け,それぞれの新成部の実測または一・部の新成盈の 重量比から,全体の新成盈を算定した. 地下部は根幹を中心に半径1m,探さ 30cm単位の円陣法により各区画内の根群分布状態を調査した.根は根幹, 特大根(直径20mm以上),大根(10∼20mm),中根(5∼10mm),小根(2”5mm)および細根(2mm未満)に分けて, それぞれの生体重を測定した.半径2m以上,深さ 60cm以下に分布した根は追跡法による掘り取り調査を行をっ た.地下部の新成魚の測定は枝幹と同じ方法で行をうことが難しいために,前年と当年が同じT−R率を示したと仮 定して,地上部新成盈と菓と果実を除いたT−R率(A樹1.70,B樹165)から許出した.ただし,細根はすべて新 成部とみなした.. 以上の各部器官の−・部をとって乾燥し,粉末として,N・P・K・CaおよびMgの分析・定盈を行なった.各肥料要 素はN,P205,K20,CaOおよびMgOの形で表示した. 本供試樹の施肥盈は年間1樹あたりN700g,P205550g,K20600gであり,他に苦土石灰も施用したい 本園は肥 沃な結晶片岩土壌で,海を見おろす南向の傾斜地に位置していた.前報(2)の供試園と同じであるu 各肥料要素の分析方法は下記のとおりである1. N:ガンニング氏変法 P205:モリブデン育試薬を用いる光電管比色計法 K20:炎光光度計法 CaO:原子吸光分光分析法 MgO: 〝 ⅠⅠⅠ実 験 結 果 1.供試樹の大きさと根群分布 供試したA,B両樹の樹体の大きさについての成績は第1表のとおりである〃 A樹はB樹にくらべ,かをり大きく 全樹体重で1.8倍もあり,各部ともほほその割合であったが,T−R率はほとんど変らなかった.全集数に占める旧 英数の割合はA樹が25.5%,B樹が28.4%で,やや後者の旧英数の割合が大であった.果実収盈はA樹158kg,B 樹90kgで,10アpルあたり50本格として換静するとそれぞれ7,900kgおよび4,500kgとなる.1来あたりの英数 はA樹で70.7枚,B樹で75..7枚であった..なお,1果平均盈はA樹で298い4g,B樹で306・3gであった. こ.れら供試樹の根群分布は第2表および第3表のとおりである.供試園は階段畑で表土深く,排水は良好であり, −・部の根は樹幹を中心として水平距離で5m,探さ1.5mにも達したが,単径2m,深さ60cm以内に全根盈の90% 以上が分布した.. 垂直分布について個々の樹についてみると,A樹では0∼30cmに62.3%,30∼60cmに28.7%分布したのに対し, B樹ではそれぞれ41.7%,49.5%と,後者でやや根群分布域が深かったが,60cm以下の深さに分布した根盈は両樹 とも全体の9%に過ぎなかった.さらに,これをとくに養水分の吸収と関係の深い細根(直径2mm未満)の分布状 態でみると,A樹では0∼30cmに最も多く,仝細根盈の501%を示し,B樹では30∼60cmに47.9%が分布したが, いずれも80%以上が地表下60cmまでに分布していた. つぎに水平分布についてみると,A樹では樹幹から1m以内に65%,1”2mに28%が,B樹ではそれぞれ飢%, 19%が分布しており,後者では2m以上にほとんど根群はみられなかった.細根についてみると,1”2mにA樹で は全細根畳の73ハ2%,B樹では53…8%と0∼1mの範囲よりも多かった.2m以上ではA樹では10%が分布した. 根群の垂直および水平分布の成続を綜合してみると,A樹では比較的浅く,広く分布していたのに対し,B樹では 探く,狭く分布していたことになる. 2.各部器官の新成盈 供試樹の各部器官の1樹あたりの新成盈は第4真のとおりである. まず,生体盈(新鮮重)でみると,全新成盈はA樹198“894kg,B樹112・513kgで全樹体重のそれぞれ64.8%,

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第1表 供試樹の大きさ A 樹 B 樹 m m m m C ︵し C C 周高巾巾 38.5 42 O 221,0 273小3 392.5 424。8 3610 397‖5 45い5 32515 457.0 434…0 294 4】3 15臥458 90い055 124‖257 27,969 16.943 9,588 6.269 15,923 8.847 6,333 4.253 21,946 12り895 7,961 5、.261 枚短枚kg − くt、+√ノヽl 葉 菜 新 旧 本桓〃 〃 〃 〃 〃 〃 枝 枝枝枝枝枝幹 生 生生

主 年 年率

1 23側亜主主

8,684 2い613 3−501 3小041 22.286 23.910 16120 7.300 4,431 6,558 1=794 2い204 2.222 2.862 1小806 2.424 12.252 17.269 9860 16い885 10.150 13.135 3.680 5.490 260.441 144“919 202い682 〃 計 部 上 地 12.150 131456 5.443 4′.683 4=114 6.425 6.700 9.425 6.522 99899 3.702 4い573 2ノ′760 3”722 2.152 3.133 3=466 4.946 〃 〃 〃 〃 〃 〃 幹根根根根根 大 根特大中小細 25”302 35.788 306.712 170.221 238.470 T−R 比 2.20 2.17 2..19 (51.63) (5‖73) (5…66) T−R比の()内は果実重を含む. 第2表 供試樹の根群の垂直分布 0′−30cm 30”60cm 60cm” 重 盈 % 重 畳 % 重 畳 % 重 畳

g 309754 ¶

330795服8883 g 12,l50 11,456 5,443 3,683 2,614 7,211 42,55‘7 12,150 2臥5 6,300 14.8 4,823 2,2ユ0 5一ノ2 2,163 l,247 2n9 1,477 979 2.3 1,048 3,610 8‖5 2,716 26,496 62、3 12,227 根 幹 特 大 根 大 根 中 根 小 根 細 根

5 987 ﹂9

00 6 2 8 6 6 0 221 1 1 OJ l う二う 4 ︻J l こJ OJ 2 6 0U 2 8 5 3 ヰ 1 0 0 2 2 L 2 9 A 樹 計 6,700 26、.5 1,837 7.3 4,685 470 1.9 2,831 248 1い0 1,809 175 0.7 1,539 1,132 4.5 1,660 10,562 41J7 12,524 6,700 6,522 3,702 2,760 2,152 3,466 25,302 −つ 0心 6 9 5 7 6 鼠 4 0 8のJ O 2 2 1 1 1 0 根 幹 特 大 根 大 根 中 根 小 根 細 根 lQJ846 一一40704367封 2 5 2−.▲・1 6 ︻〇 8 1 7 6 6 9 4 6 nO ワJ IJ OU L 2一L 2 8 B 樹 計

(4)

香川大学農学部学術報告 16 ︵的﹁○ ︵遥・〇 ︵等.〇 ︵c〓 ︵苫.︻ ︵芸.e ︵等.雲 ︵窒.− ︵等.∽ ︶宍〓 ︵寸卜・卜N︶等lへの ︵○?NN︶N等れト 如 側 容 辞 ︶専 ︶謡N ︶ト巴 ︶寸トS ︶罵の ︶l別 ︶せ〇一.q ︶∞の的 密 計 蜜 ︵爪〇.〇 ︵tm.〇 ︵巴.〇 ︵等.〇 ︵専.〇 ︵N?○ ︵寸ト.卜 ︵寸の.〇 ︵∞の・l ︵等.のの ︵宗.NN くエ〉l√〉 寸 ⊂)○〇 の ⊂〉 eヾ1トJ▼− −− ・・−{ ⊂)

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(5)

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(6)

香川大学農学部学術朝告 18 66.1%にあたった..全新成盈中の各部新成魚の占める割合はA樹とB樹でほとんど変らをかったので,2樹の平均 でみると以下のようになる. 果実は液も多く,全新成魚中の約80%にあたり,菓は8…3%,1年生枝は1.6%であった.2年生以上の枝の新成皮 部および新成材部の割合は主幹部を含めてもそれぞれ2%および4%に過ぎなかった.新成皮部に対する新成材部の 盈的割合は年次による差があまりなく,財部は皮部のほぼ2倍の新成盈を示した。地下部では細根が会釈成魚の3.2 %を占めて最も高く,根幹および特大根はともに0,4%を占めたが,大・申・小根は0.2%以下の低い価を示した. −・方,乾物重についてみると,果実が538%,菓が16.6%,1年生枝が3.7%,2年生枝以上の皮和が4.9%,財部 が13.2%,細根が42%を示し,水分含量の最も多い果実の占める割合が生体重の場合より低下したほかは,− 乾物畳 も生体重と同じ傾向を示した. 3小 新成部の肥料要素吸収盈 (i)新成部の肥料要素含有率 第5表 各部器官新成部中の肥料要素含有率(乾物%) A 樹 B 樹

N P古05 K20 CaO MgO N P205 K20

O 23 0.18 O 28 0い96 0リ80 0。46 046 O 56 0い63 017 0、41 0.33 0.07 0.2L7 0け07 028 0.03 0.45 0小05 0.43 0.07 0.23 O 05 0。25 0リOL7 0.38 0い07 0い07 0.05 0.15 0.13 0‖15 0.68 0 1 3 2 2 −● l−1 1 0 1 1 0 1 0 1 0 1 人U l O O O O O O ︵け 0 ︵U O l山一L L 果 皮 果 肉 梯 子 01 ′36朋.〇225封朋.29朋朋.24刃69.1〇.92276〇.369一5朋.99朋.60都朋48.57.〇1.7〇13.88‖劇 L O O 6 5 2 22 2 L 2 3 6 9 7 6 2 4 4 4 2 0 6 nO OU OU 5 5 3 5 6 9 0 4 6 4 ウJ 7 2 9 0 2 9 1 1 7 483 う 22 34232.〇 ﹂〇.3 ﹂ 2 0 2.1.3 ﹂323 2 ﹂2458.3

0 L O O O〇〇 〇 〇 〇

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01∈; 0…17 025 0.71 0.65 0.38 0.40 0.43 0い53 0」5 0‖38 0り43 0.08 0‖32 O 07 0…36 0.05 0.38 0.05 0.51 0.10 0.27 0.05 0.22 0.OL7 0.32 0い08 0.10 0い08 0.12 0.13 0.18 0.63 実i 1年生菜〈芸者芸 特大 長 中 短 rへノ OJ 7 2 2 2 0 0 0 2 8 6 ウJ 2 4 生 年枝 l

春 朱夏

6 0 ﹂T 4 6 9 dT 7 6 1 AT ﹂ ゥJ l l l O 〇 〇 5 2 0 3 9 2 6 2 0 5 ハ0 3 3 4 −▲ 2 3 1 4 2 6 梗 枝 秋 枝 部 部 部 部 部 部 部 部 部 部 部 部 部 部 部 部 皮∵材 ′lノヽl 枝 生 年 2 皮材 i 枝 生 年 3

大〈芸

中i芸 小く芸 側 枝 1 9 1 ︵U 仇 α 3 3 4 9

亜主枝〈芸

枝〈霊

主 幹i芸 4 9 AT 9 1 ハリ 1 0 0 0 0 0

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6 7 9 6 6 6 7 . 3 6 6 3 3 2 1 4 3 6 5 1 2 6

幹根根根根根

根特大中小細

(7)

供試樹の各部新成部の肥料5要素の含有率(対乾物%)をみた結果は第5真のとおりである.A,B両樹の間で多 少の相違はあったが,ほほ似た傾向を認めたので,以下2樹の平均値から各要素について述べる. N:各部器官のN含有率は,種子で最も高く,3.23%を示し,次いで無着果葉(着発)の2169%,着果葉(春菓) の2.28%であった,.その他の器官では細根の1.牒5%が高かった・2年生枝以上の新成皮部は076∼1い65%,新成材部 は0.16∼0.46%にわたって前者がかなり高かったが,各年次の枝の間には一・定の傾向は認められをかった.ただ,小 さを側枝の皮部で両樹ともN含有率が高かった..地下部では根が細くなるほど,含有率の高くなる傾向が認められた.. P205:P205の含有率は種子において高く,次いで果肉と細根で高かったい 薬および1年生枝ではOl2%内外の値 を示して,2年生以上の枚幹部ヤ細根を除く地下部のどの部分より高かった..2年生枝以上で側枝までは材部より皮 部で含有率が高かったが,亜主枝以上の太枝では皮部より材部で含有率が高い傾向が認められた.地下部では,根の 太さが細くなるほど,含有率は高くなり,細根では0小29%を示した小 K20:K20含有率は果肉および細根において高かった… 全般に,地下部において高い傾向にあった.菓では着果菓 は無着果菓より低かった.1年生枝では枝が短いほど含有率が高く,2年生枝以上では年次がすすむほど,皮部・材 部を間はず含有率が幾分高くなる傾向を示した、.皮部は常に材部より含有率が高かった.地下部では根が細くなるほ ど新成部中の含有率は高くをったn CaO:CaO含有率は菓と枝幹の皮部において著しく高く,一・部に6%以上もの値がみられた.着果菓では無着果薬 より高かった.1年生後では短いものほど高かったが,3%内外であった、2年生枝以上の枝幹の皮部では年次のす すむにしたがって含有率は高くなり,とくにB樹の幹では7.18%の高率を示した、−・方,材部では1%内外で年次に よる一・定の傾向は認められなかった.地下部は0.7∼1.5%の範囲であったが,太さによる含有率の高低には−・定の傾 向は認められをかった.果実では,平均して他の器官より含有率が低かったが,果肉で最も低かった. MgO:MgO含有率は着果秦が平均0.84%で最も高く,次いで無着果集で073%を示したい 細根でも高く,066% であったい1年生枝では短いほど含有率が高かったが,2年生枝以上の皮部では小側枝が最も含有率が高くをった. 材部は皮部にくらペて著しく低く,年次によりほとんど変らなかった.地下部は細根を除き含有率は低かったが,根 が細くなるほど幾分高くなった.果実では,0.17∼028%の鞄囲であったが,果肉で低く,種子で高かった. (ii)斯成部中の肥料要素吸収盈 1樹中の新成部に吸収された上記5要素の吸収盈を,各部の新成部の乾物重およびその要素含有率(乾物%)から 算出した(第6,7表)。 すなわち,1樹あたりの全新成部中の肥料要素吸収盈は,CaOが最も多く,ついでN,K20の順でMgOおよび P205は著しく少ない値を示した.これらの全吸収盈をNを基準にして比較してみると,A,B樹平均でP205は0…17 倍,K20は0.62倍,CaOは143倍,MgOは0′25倍とをる.また,地上部と地下部で各要素吸収畳をわけてみると, いずれも地上部が90%以上を占め,とくにCaOは94%が地上部に吸収されていたい ただし,地下部に対する地上部 の吸収盈比は,Nは11.8∼14.2倍,P205は11.8∼13L0倍,CaOは16.7∼17け9倍であったのに対し,K20は67∼ 11.7倍,MgOは7小5∼9L5倍で地下部の吸収盈が前三者にくらべ,後二者ではやや多くなっている傾向を示した. A樹とB樹の比戟では,果実を含めた新成都塵の多かった前者で,すべての要素が地上部で多く吸収される傾向に あった. 各要素についてそれぞれの特長をあげると以下のようである. N:Nの全吸収盈はA樹で575g,B樹で288gで,その約48%が果実に吸収された‖ ついで,菜が31∼36%,細根 が5%,1年生枝が2%で,他の部分はいずれも1%以下であった.2年生以上の枝幹には皮部に平均4.3%,材部 に3.3%が吸収されたが,細根を除く根部には2%程度に過ぎをかった.したがって,果実と新橋で80%以上の吸 収割合を示したことにをる.果実内では,果肉に果実全体の53%が吸収された. P205:P805 の全吸収畳はA樹で91g,B樹で48gであり,5要素中最も少なかったい 果実で全体の60%前後が 吸収されたのに対し,葉では20%と,Nより果実での吸収割合が高かった小 細根では5.7%が吸収された..1年生後 では32∼4“6%が吸収され,2年生以上の枝幹では皮部で3%,材部で5い5−7‖5%で,後者で多く吸収された.細板 を除く根部には平均でわずか1.8%であった.果実の中では果肉にその60%が吸収された. K20:K20の全吸収盈はA樹で346g,B樹で181gで,果実にそれらの72{J76%が吸収され,他の4要素にくら べ,著しく多く,とくに果肉に約50%が吸収された.ついで,菜では7∼11%,細根でも7∼11%吸収された.1年 生枝には1‖2∼1。6%にすぎなかったハ 2年生枝以上では年次がすすむにしたがって皮部より材部で吸収盈が多くをり,

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20 香川大学農学部学術報告 第6表 A樹の各部器官新成部中の肥料要素吸収盈 N P205 Ⅹ之0 CaO MgO g g g 70∴02(12・18) 13・44(14.77) 7294(21.06) 161・β7(28‘16) 35.97(39.52)178・・65ト51.58) 44」・30(7・71) 6.45(7一・09) 121・76(3.68) 9・50(1l6−5) 0・85(0,93) 1い46(0・42) 196.30(34、15) 17小28(は99) 35β4(ユ0.38) 0.11(0‖02) 0.03(003) 0..03(0,.Ol) 3‖73(0.65) 0′.68(0′/75) 0,90(0い26) 5一00(0.87) 1‖03(11.13) l・67(0い48) 3・12(0,54) 0.54(059) 0‖90(0.26) 1・87(0・33) 0・う4(0…59) 0.60(0・・17) 0い42(0り07) b..10(0い11) 0.16(0.05) 5い02(OL・87) 0‖85(0巾93) 1.33(0.38) 4・・07(0…71) 0.92(1い01) 0.81(0.23) 2い11(0」・37) 0小28(0.31) 032(0109) 2‖26(0い39) 0・39(0.43) 0い28(0.08) 2∩55(0‘44) 0・・王9(0、・2り 0…96(0・28) 3・64(0・63) 0,40(0・・44) 11・03(0.30) 3・42(0・59.) 0・37(0.4り 0い58(0.17) 2‖20(0.38) 0り60(0、.66) 0.40(0..12) 3。64(0.63) 0一ノ34(0い3」7) 0.71(0い20) 1・68(0.29) 0.51(0.56) 0い73(0い21) 2小89(0い50) 032(0・35) l.20(0い35) 1193(0ト34) 11・06(1.16) 1.54(0い44) 2い07(0り36) 0.22(0・24) 0.82(0.24) 1い76(0・31) 0.72(0.79) 1、・50(0、43) 0・71(012) 0.07(0.08) 0.30(0.09) 0い84(0・・15) 0.37(0.41) 0い51(0.15) g g 96.93(13い38) 22い07(16.17) 43・16(5・96) 21・58(15.81) 71・78(i.・07) 4.‖(3.01) 24.44(3・37) 3い90(2.86) 362・88(50.10) 55.30(40.52) 0‖27(0.0句 0‘06(0“04) 9‖24(1、28) 1.73(l.27) 11・22(1.55) 2り74(2.01) 5」・46(075) 1い35(0.99) 4‖77(0・66) 0151(0.37) 1い01(0い14) 0・18(0.13) 14・74(2…03) 1.56(1.14) 7・02(0・97) 0−71(0.52) 7.26(1.00) 0.48(0ひ35) 5.19(0‖72) 0.39(0.29) 8L・96(王.24) 0.77(0..56) 4.75(0.66) Or・24(0..18) 7・76(ユ.07) ユカ4(0.76) 6小32(0‖87) 0.33(0.24) 6い20(Ot86) 1.06(0…78) 7…25(1.00) 0.51(0小37) 1臥18(2い51) 0.81(0.59) 5い78(0.80) Ou48(0.35) 12・65(1…75) 0い60(0.44) 5.20(0.72) 0い46(0.34) 0.38(01.05) 01.30(0.22) 1.32(0いⅠ8) 0.16(0.12) 着 果 無着果 特大 長 中 短

春 来夏

枝 梗 枝 秋 枝 皮材 .■ノヽl 枝 生 年 2 部 部 部 部 部 部 部 部 部 部 部 部 部 部 部 皮材 ′■ノヽ−、 枝 生 年 3

大〈芸

中く芸

小〈芸 側 枝

亜主枝〈芸

主 主 計 537.03(93−42) 84.52(92..88) 319…03(92..11) 合 部 上 地 686り12(94・72)123・43(90.44) ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ 4 3 3 1▲ 0 7 3 ウJ りー ウJ 3 0 ︵u 人U n“▲け 0 5。 4 0 1 0 A▲ ■h 9 9 ︵J 8 ︻′ −J l1 1 1 19 2

幹根根根根根

根特大中小細

1 0 4 3 9 00 ︵ .︵ ︵ ︵ ︵ ︵ 9 ︻J 9 3 3 9 4 3 L I L 4 2 ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ − OU l ■1 6 9 6 2 3 2 2 り▲ 5 0 0 0 0 0 6 ︵ ︵ ︵ ︵ ︵ ︵ 2 6 2 9 1 3 9 0 7 8 0 ワJ O 1 0 0 L 2 2 ︶︶︶︶︶︶ 4 0 0 0 0 0 ﹁J 4 7 5 7 4 1 4 3 U 0 0 0 0 0 ︻hJ 01・68) 0・34(0小25) 0…51) 0・26(0・・19) 0・27) 0.26(0..19) 0・・18) 0.20(0.15) 0・19) 仇19(0.14) 3」・45)11・80(8い郎) 計 合 部 下 地 37.84(6.58) 6.48(7.12) 2733(7り89) 38い2」5(5l28) ほ・05(9.56) 給 合 計 1574い87(iOOl・00) 91・00(王00・00) 346・36(100‖00) 724・37(100。00)王36.48(100。00) 10・0 1い6 6い0 12.6 2,4 注:()内の数字はそれぞれの合計を100とした比数.

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第7表 B樹の各部器官新成部申の肥料要素吸収羞 N P205 K20 CaO MgO g g g g g 37.14(20,54) 53い06(11.48) 9」・55(15・21) 89.46(49.48) 28小98(6.27)101・71(17・05) 6.41(3..55) 3.96(0.86) 1り98(3・15) 1∬5(0‖58) 20い77(4.49) 2・20(3・50) 11小88(6…57) 217.4・0(47.04) 21・44(34…14) 0=耶(0い04) On78(0.17) 0・11(0一・18) 0い86(0.48) 8.14(1,76) 1.18(1・88) 0.90(0.、50) 7.63(1…6卵 1.11(1.77) 0い46(0い25) 3.10(0小67) 0.53(0・84) 0い50(0.28) 4.79(1い04) 0.39(0・62) 0.15(0.08) 1.04(0い23) 0い16(0・25) 0.69(0.38) 10り85(2り35) 1…18(1・88) 0.49(0.27) 5.17(1い12) 0い49(0・78) 0.21(0.12) 3.67(0・79) 0・31(0・49) 0.13(0..07) 2い90(0い63) 0.23(0”37) 0..39(0.22) 7り55(1.63) 0.63(1…00) 0、98(0…54) 7り00(1小60) 0.25(01・40) 0.7う(0‖41) 6い27(1.36) 0159(0・94) 0147(0.26) 3.75(0巾81) 0・21(0一・33) 0.35(0一.19) 3‖36(0・・73) 0“42(0・67) 0“53(0い29) 4い48(1.06) 0い26(0・41) 0”53(0い29) 9.65(2.09) 0い39(0・62) 0り81(0..45) 3‖56(0い77) 0小20(0・32) 0“60(0…33) 9・51(2.06) 0133(0・一53) 0い93(0.51) 2.52(0.55) 0.28(0.45) 0小24(0い13) 4.38(0.95) 0」、20(0.32) 0い41(01.23) 1.00(0.22) 0“12(0.19) 45。63(15‖84) 7け43(15.38) 66.フ8(23..18) 16‖38(33…91) 27い21(9.45) 3.80(7い87) 6い85(2い38) 0.71(1.47) 83…79(2909) 8.91(18u44) 0.32(0.11) 0.07(0.14) 3.89(1・・35) 0、フ4(1小53) 3.29(1.14) 0小59(1り22) 1.46(0.51) 0小27(0い56) 2.10(0い73) 0.42(0い87) 0…57(0、.20) 0、.13(0い27) 3..62(1‖26) 0.38(0…79) 2‖46(0い85) 0…86(1.78) 1.08(0小37) 0い15(0い31) 0.96(0.33) 0‖30(0.62) 2,.32(0β1) 0.25(0.52) 0.78(0い27) 0.34(0.70) 2.22(0、77) 0.25(0.52) 0…85(0…30) 0.47(0.97) 1い35(0.47) 0‖11(0、23) 1..13(0い39) 0小29(0い60) 1..34(0小47) 0.13(0.27) L46(0、51) 057(1.18) 1。43(0‘50) 0.14(029) 1.62(0‘・56) 0‖57(1一ト18) 0い46(0.16) rOO−5(0い10) 0.615(0.23) Ol24(0“50) 1年生薬〈芸者芸 特大 長 中 短 生 年枝 l

春 来夏

枝 梗 枝 秋 枝 皮材 .■ノl 枝 生 年 2 部 部 部 部 部 部 部 部 部 部 部 部 部 部 部 皮材 .■■く■■、 枝 生 年 3 大i芸

中〈芸

小〈富

枝〈富

枝く芸

幹く芸

側 枝 亜 主 主 主 計 265.62(92り21) 44…55(92り22)l57.・39(87.04) 436.08(94い36)55・45(88・29) 合 部 上 地 ヽ1ノ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ 4 3 9 1 2 2 5 4 2 2 2 0 0 0 0 0 0 0 ︵ ︵ ︵ ︵ ︵ ︵ 4 7 8 3 4 9 3 2・J l 1 2 0 0 0 0 0 6 ︶ ︶ ︶ ヽt■一ノ ︶ ︶ 7 0 8 AT 4 1 5 9 4 3 2 −▲ 0 ∩“0 0 0 ま ︵ ︵ ︵ ︵ ′.−1ヽ ︵ 3 5 0 9 3 8 6 ﹂1 2 5 ﹂1 3 2 4 2 L 1 ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ 2 1 2 6 7 8 5 4 n∂ 3 3 9 0 0 0 0 0 0 ︵ ︵ ︵ ︵ ︵ ︵ 4 4 7 5 6 6 9 7 5 6 6 8 0 0 0 0 0 9 ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ 0 2 0 3 7 7 5 6 5 3 9叫 5 0 0 0 0 0 5 ︵ ︵ ︵ ︵ ︵ ︵ 4 0 4 6 3 9 2 3 2 1 −り 6 0 0 0 0 0 2 2 7 8 nV 3 8 4 ︻J 2 4り 3 5 0 0 0 ︵U ︵U 5 1 2 1 6 6 7 2 ウー 00 −1 9 0 1 2 0 1い 0 6

根根根根根根

幹特大中小細

22.43(7爪79) 3、79(7.フ8) 23い42(12り96) 26い08(5.64) 7・35(11一・71) 計 合 部 下 地 合 計 288.05(100.00) 48.31(100・、00)180‘81(100.00) 462.16(100・00) 62・80(100い00) N の 吸 収 盈 10 と し た 比 10・0 1い7 6・3 16・0 2.2 注:()内の数字はそれぞれの合計を100とした比数.

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香川大学農学部学術痕告 22 結局皮部全体で1.8∼2‖0%,財部で2.0∼2−6%吸収された1.細根を除く地下部では1.4∼2ト0%吸収された・ CaO:CaOの全吸収量はA樹724g,B樹462gで他の4要素より著しく多かった.とくに葉で多く,51小5←53.5% を示したが,果実には186∼204%で,果肉よりも果皮に多く吸収されていた.細板では3%程度の吸収盈で,他の 要素とは器官による吸収の様相をかをり異にしていたい1年生枚には4、4∼5.5%吸収されており,細根より多かった・ 2年生後では皮部に11∼12%,材部に5小9∼6.8%吸収されており,皮部に多く吸収された.一方,細根を除く地下部 では1、8∼2.5%の吸収量にとどまった. MgO‥MgOの仝吸収盈はA樹で136g,B樹で63gで5要素中P205に次いで少なかった.CaOと同様に菓の吸 収盈が最も多く,38∼43%を示し,果実は35い0∼35.5%を吸収した小乗実内では果皮と果肉にほぼ等盈吸収された・ 細板では8L.7∼10.0%,1年生枝には4.8∼5.5%の吸収盈を示した1.2年生枝以上の皮部には4.8∼6・5%吸収された のに対し,財部には2.4∼3.3%と約半畳であった.細根を除く地下部には0−9∼1.7%と,5要素中こ・の器官の吸収割 合では最低であった. (iii)10ア・−ルあたり肥料要素吸収最 1樹あたりの肥料要素吸収盈軋上述のとおりであるが,これをA,B2樹の平均で示すとN431・46g,P20569・66g, K202蝕09g,CaO593.27g,MgO99.64gとをる.本供試樹は傾斜地の階段畑で10アールあたり50本植であったため, 10アーリレあたりの年間肥料要素吸収盈ならびに果実1トンあたりの吸収量を算出すると第8義のとおりとなる・ すなわち,果実収盈6,212い8独gのナツダイダイ樹の10ア・−ルあたり肥料要素吸収盈はN21、57kg,P2053」ト48kg,K20 1318kg,CaO29.66kg,MgO498kgとなり,果実収盈1トンあたりに換算サるとそれぞれ3l47kg,Ou56kg,2・12kg,

4。77kgおよび0.80kgとなる.なお,N:P205:K20:CaO:MgOは10.0:1.6:61:138:2.3であった.

第8表10ア−ルあたり肥料要素吸収盈 N P205 K20 CaO MgO 10アールあたり吸収盈(kg) 21,57 3い48 ほ18 29=66 4・98 3・・47 0い56 2・′12 4・7‘7 0・80 Nの吸収盈を10とした比数 10い0 1“6 6・1 13・8 2・3 注;10ア・−ルあたり50本植,果実収盈6212L・85kg・ ⅠⅤ 考 察 1,′ 調査法と年間肥料要素吸収盈の検討 本供試樹の26年生カラタチ台ナツダイダイ樹の年間新成盈を生体垂でみると,A,B両樹の平均で全樹体蛮の65・3 %にあたった.会釈成魚における新杓および果実の占める割合は生体重で鍋.5%,乾物重で74.0%を示し,これらの 器官が新成部の主体をなすことは明らかである.さらに,新杓および果実に吸収された各肥料要素は全吸収盈のN 85.2%,P20583−1%,K2085.4%,CaO77.0%,MgO809%となり,全体の3/4以上が吸収されたことにをる・筆者は 前報(2)で,本実験の実施園と同じ園のナ・ツダイダイ樹(実験当時17年生)の新杓および果実を時期別に採取して,1 樹あたりの肥料5要素の1か月間の吸収畳の季節的変化を観察するとともに,新芽期より翌年の果実の成熟期(6月) にわたる14か月間の1樹あたり吸収盈をN416g,P20587g,K20390g,CaO361g,MgO84gと算定した.本報での 供試樹の掘り上げ・解体は2月下旬であり,前報の6月にくらべると,少なくとも果実の2次肥大による果実内への 吸収分だけでも肥料要素が少ないことになる.前報での新芽期より2月 ̄F旬までの1樹あたりの吸収盈はN363g, P20s8鞄,K20285g,CaO294g,MgO68gとをり,本実験の新梢および果実の吸収盈の全新成部吸収急に占める前述 の割合を適用して樹体全体の吸収畳を計簸すると,N426g,P805100g,K20334g,CaO382g,MgO84gとなる・今回

の調査のA,B2樹の平均はN431g,P20570g,K80264g,CaO593g,MglOOgであったから,P205・K20および

CaOの吸収盈がかをり異をったい これらの要素の吸収盈の相違の原因として,調査方法よりはむしろ棉令の差が考え られる∴すなわち,前報では17年生であったのに対し,本報では26年生であった.中間(S)は温州ミカンについて樹 令別に樹体解体調査を行ない,樹令とともにCaOが苔横し,生理的に活性な元素である3要素,とくにK20の濃度 が低下していくことを認めているが,これらの関係がナツダイダイにも存在するものと思われる・

(11)

本報では約1か年の肥料要素吸収盈を2月下旬の掘り上げの時点における樹体各部の器官のみを対象として論じた. 開花から収穫までの発育過程中に,果実の大部分は早期の生理的落果ヤ摘果により樹体から離れるが,これらの肥料 要素吸収盈は本調査でほ考慮していない.中間(5)は,18年生の温州ミカン樹で,落果による要素奪取畳はN5−10g, PO.3”01・6g,K4”8g,CaO.08∼0.16g,MgO・3∼Ot6gであったとしている.この数値をこのまま本供試樹にあて時め ても全吸収盈の2%以内であり,後述の施肥畳の計静には大きな支障ぬない.また,生理的落葉は1年生薬を叩鱒と んどみられず,考慮しなくてもよい.また,ナツダイダイには果実の越冬中に冬季落果がみられるが,本調査ではこ の落果はすべて調査し,樹上に2月下旬まであったものとみをした. なお,本調査での吸収量吼 旧組織から新組織への養分の転流をも含んでいることにをるから,実際根からの吸収 盈としてみた場合には過少評価におちいる恐れがあるから,この点も考え.る必要がある. 2。二施肥畳の簸出 筆者の調査した10アーリレあたり約6い2トンの果実生産のナツダイダイ樹の肥料要素吸収盈は以上のとおりであるが, 浅見く1)の施肥急診出法にしたがい,天然供給盈を吸収畳のNは1/3,P205とK50は1/2とし,肥料の利用率をN 50%,P20530%,K2040%として3要素の10ア・−ルあたりの理論的施肥盈を算出すれば,以下のようになる. =二亡上聖 故。m息_年間吸収盈−天然供給盈 施肥盈 肥料の利用率 21・6・−21・6× =28.8 Nの施肥盈(kg)= 3・5−3・5× P30sの施肥盈(kg)= =5.8 K80の施肥盈(kg)= ナツダイダイの吸収量については,松木ら(▲)が54年生で3トンの吸収盈をあげる樹を用い,10アールあたり3要 素吸収盈を果実中の吸収畳の2∼3倍と推定して,NlO.1−15‖1kg,P20ぶ2い0”3.Okg,K2013.3′・ノ19.9kg としている が,収量6トンに換静するとN20.2”30.2kg,P2054.0〝6.肱g,K2026.6”39.8kgとをる.本実験の成績では,全吸 収量は果実の吸収盈のNで2.07倍,P205で1.69倍,K20で1.33倍であったから,これらの数倍を松木らの成磨に あてはめると,Nは20.9kg,p205は3い4kg,K20は17.8kgとなり,本実験成兢とほほ十・致する. 一方,温州ミカンの吸収急については,高橋(6)の成績があり,10ア・−ルあたり6トンの収量の25年生樹でN 36・Okg,P20s6・8kg,K2023・6kgとをっている.また,愛媛果試の調査(7)では5.8トンの果実収盈の22年生樹でN 26.6kg,P20s2.8kg,K9019.3kgとなっている. いま,主要カンキツ栽培県の1966年度の施肥基準(8)をナツダイダイでみると,収穫目標は3,750∼4,500kgの範囲 (平均4.6トン)で,同じ県の温州ミカンの収穫目標(平均4トン)より約15%高くおき,施肥盛も10∼20%増(N 36・Okg,P20526・5kg,K之027・3kg)としている。すをわち,収魚の目標が同じであれば施肥畳もほほ同塵としている わけである. 前述の吸収盈静出の諸成績から,温州ミカンと果実収急が同じのナツダイダイではP205の吸収盈はほとんど変ら をいが,NとK30の吸収盈は少なくとも20%は少をいように見受けられる.したがって,ナツダイダイの施肥盈と しては果実収盈を温州ミカンの10∼20%多く見込み,果実の品質向上を積極的にはかるとしても,温州ミカンの施肥 基準以上に三要素とも多施する必要はないものと考える〃 ただし,果実の収穫が4月以降に持ち越される場合には, 果実の2次肥大にかなりの肥料成分が要求されるので(9),その盈だけは通常の春肥に加え.て余分に施さなければなら ない. Ⅴ 摘 要 1.26年生ナツダイダイ樹2樹を掘りあげて解体調査し,全重量および新成盈を測定し,各新成部のN,P20石,

(12)

24 香川大学農学部学術報告 K20,CaOおよびMgO含有率を求めて,1樹ならびに10ナ・−・ルあたり年間肥料5要素の吸収盈を算出した. 2.各部の新成盈を乾物重でみると,1樹あたり果実17い7kg,葉5…5kg,1年生枝1.2kg,2年敏枝以上の枝幹肥大 部6カkg,根部(細根を除く)肥大部1巾2kg,細根1・4kgで,これらの合計は33.Okgであった. 3.1樹あたり新成部中の肥料要素吸収盈はN431g,P20570g,K20264g,CaO593g,MgOlOOg,であった.その 内,1年生枝葉および果実に吸収される盈は全吸収盈のN85.2%,P20583.ユ%,K9085l.4%,CaO77.0%メMgO80.9% を占めた. 4.上記の成績から,10ア・−ルあたり50本植で,収盈6212.85kgをあげた場合の10ア・−ルあたり年間肥料要素吸 収量はN21.57kg,P20s3A8kgK2013.18kg,CaO29.66kg,MgO4.98kgで,Nを10にした吸収盈比は10.0:1.6: 6.1:13.8:2.3となる

5.ナツダイダイ1トン生産のための10アーIルあたり吸収盈はN3.47kg,P20s O.56kg,K20 2.12kg,CaO4.77, MgOO.80kgとなる. 参 考 文 献 (1)浅見与七:果樹栽培汎論(土壌肥料繍),161− 192,東京,巷貿堂(1951). (2)井上 宏:香川大学農学部学術報告,20(1),9 −15(1968). (3)石原正義,長谷寮臣:果樹園芸大事典(佐藤公 一ら編者),1142,束二軋 養賢堂(1972). (4)松木五模,安田隆一・,勝谷信一・:虚及園14(11), 2481−2488(1939). (5)中間和光:静岡柑試特別報告,1,ト46(1967). (6)高橋郁郎:柑橘研究,l(1),61−68(1927). (7)薬師寺清司:柑橘栽培新説,230−235,束京, 養賢堂(1962).

PHYSIOLOGICAL STUDIES ON THE GROWTH OF NATSUDAIDAITREES

イー′J川りMJJJ/血晶扉〃.11■.JT:1∫

IV・TheYearlyAmountsoftheNutrientElementsAbsorbedbyaMatureTree

HiroshiINOUE

Sllmmary

l・With two26−year・−Old Natsudaidaitrees on tr・ifo1iate orange rootstock plantedin the

OrChard,theyearlyamountsofN,P205,K20,CaO and MgO absorbed were estimated,by SeParatingnewtissuesfiOma11partsofatree(n}uits,leaves,Shoots,branches,trunkandroots), andanalyzi喝themforthefivenutrients・ 2・Thedryweightsofnewtissuesofvariouspartsofatreewereasfo1lows:丘uits17・7kg;

1eaves5・5kg;One−year−Oldshootsl・2kg;branchesandtrunk6.Okg;rOOtS(notincludingfine

roots)l・2kg;£nerootsl.4kg;tOta133・・Okg.

3・Thetotalamountsofeach丘venutrientscontainedinnewtissuesofatreewere:N431g)

P20570g,K20264g,CaO593g,Mg0100g.Onthebasisofthesedata,theyearlyamounts

Ofthenutrientsabsorbedby50treeswhichwereplantedina丘eldoflOares,withtheyieldof

丘uitof6212.85kg,CametON21.57kg(indexnumber・10.0),P2053.48kg(1.6),K2013い18kg

(6・l),CaO29.66kg(13.8)andMgO4p.98kg(2.3).

(1973年5月31日 受理)

参照

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