東京都内
一般財団法人 東京私立中学高等学校協会
東 京 私 立 初 等 学 校 協 会
公益財団法人東京都私学財団
2019
私立学校案内
高等学校・中学校・小学校
3 2 3 2
私立学校を選ぶために……
はじめに
教育基本法第6条(学校教育)では「法律に定める学校は、公の性質を有するものであって、国、地 方公共団体及び法律に定める法人のみが、これを設置することができる。」としています。 国の設置する学校が国立学校、地方公共団体が設置する学校が公立学校、また法律に定める法人とは 学校法人のことで、この学校法人が設置する学校が私立学校です。 つまり、設置者が誰かによって呼称は変わりますが、私立学校も公の性質をもっていることに変わり ません。このことは、教育基本法第8条(私立学校)に「私立学校の有する公の性質及び学校教育にお いて果たす重要な役割にかんがみ、国及び地方公共団体は、その自主性を尊重しつつ、助成その他の適 当な方法によって私立学校教育の振興に努めなければならない。」とあり、また私立学校法第1条にも 「この法律は、私立学校の特性にかんがみ、その自主性を重んじ、公共性を高めることによって、私立 学校の健全な発達を図ることを目的とする。」とあることからもわかります。1
私立学校の特色
1 建学の精神と特色ある教育
公立学校の教育方針や教育内容は教育委員会によって統轄されており、その教育は画一的なもの になりがちです。しかし私立学校では戦後、公共性とともに自主性が法的に裏付けられ、それぞれに強 烈な教育愛に燃えた創立者の建学の精神を基調に独自性を発揮し、特色ある教育を実践しています。 各学校それぞれが、目指すべき人間像を明確に打ち出し、その目標に向かって様々な特色ある教育を 展開しているところが、公立学校との大きな違いのひとつだと言えます。2 小・中・高・大の一貫教育
私立学校の多くは、中学校と高等学校を併設しています。なかには幼稚園から大学までを併設して 一貫教育を目指す総合学園もあります。そして、私立学校での中学・高校の一貫教育は、もっとも変 化のある時期に6年間をとおして同一環境のもとに落ち着いた教育が推進され、その実績は高く評価 されています。生徒は学びの意味を実感しつつ、知性と感性をバランスよく成長させています。3 2 3 2
3 共学と男女別学の教育
私立学校には、共学校と男女別学の学校があります。男女別学によって創立され、現在では共学に 移行する学校もあります。なお、中学校では 16.8%が男子校、38.6%が女子校、 高校(全日制)では 男子校が 14.2%、女子校が 35.6%を占めております。特に女子校が多い背景には、明治のはじめごろ、 女子教育不毛の時代に「このまま見すごすわけにはいかない」と、私立学校の先覚者たちが、女子教 育に力を注いだという経緯があり、いまも女子の特性を磨き、その自立を目指す人間教育は大変重視 されています。4 宗教教育
国・公立学校では法的に宗教教育をおこなってはならないことになっています。しかし、私立学校 には宗教教育、宗教活動への制約がなく、自由な宗教教育が行われています。キリスト教、仏教、神 道など宗教的な雰囲気のもと、敬けんな生活態度が身につき、礼儀正しく、奉仕の精神が養成されま す。なお、各宗教系の学校ではその学校の宗派に関係なく入学の機会を提供しています。5 専門教育
古い伝統を持つ私立高等学校には、我が国の産業立国の支えとなった産業教育や技術教育などの専 門教育に徹している学校が少なくありません。すぐれた施設・設備のもと、ユニークな教育をおこな い、役立つ実務家の養成をしています。なお、専門教育学科の修了でも、大学等の上級学校への進学 の道は開かれています。6 個性を伸ばす教育
各私立学校には、それぞれの建学の精神のもと、自由で明るい校風がみなぎっています。それらの 校風に魅力を感じて集まる生徒に対して、一人ひとりの個性や特性を伸ばす教育をおこなっています。 このようなきめ細かい教育は私立学校の特徴で、このことが私立学校の教育が社会で信頼されている 理由といえます。7 充実した学園生活
充実した学園生活を送るための要素のひとつに、学級での活動や生徒会の活動、学校行事などのい わゆる特別活動や放課後におこなわれる部活動があります。各私立学校はひとつひとつの行事に対し て生徒が主体的に活動できるよう様々な工夫をこらしており、取り組みは非常に盛んです。同級生相 互、上級生・下級生徒の親交、先生や卒業生との交流によって人間形成に役立つのはもちろん、学園 生活を豊かにしてくれます。 各学校で行われる文化祭などに足を運び、充実した学園生活を送っている生徒の姿を感じとってく ださい。5 4 5 4
8 制約がない通学区域
公立学校では、都立高校が平成 15 年度から学区制度を廃止したものの、都外に在住の生徒は都立高 校を受験することはできません。しかし、私立学校は居住地による制約がないため、自分の将来の目 的や個性に合った学校に、どこからでも通学することができます。9 すぐれている施設・設備
学校選択をする際の選択肢のひとつとして、その学校の環境、施設・設備があげられます。歴史や 伝統のある学校では、たとえ校地が狭くても校外にすぐれた施設や設備を持っていることも多く見ら れます。また一方で、広い校地に整然と校舎を配置する学校もあり、各私立学校とも最善をつくして 教育環境の整備をしています。2
学校の選び方
長い人生のための人格形成や将来への進路を決めるうえで、中学・高校教育は重要です。したがっ て学校の選択は一人ひとりの生徒にとって、きわめて大切なものといえます。学校を選ぶには、次の ことを十分に考慮してください。1 学校の内容を知って
「良い学校」とは一体どんな学校をいうのでしょうか。中学校・高等学校は知識の習得や問題解決 力の習得にとどまらず、社会で活躍するためのすぐれた人間教育の場でなくてはならないはずです。 私立学校には、生徒のいろいろな特性・資質を伸ばすのに意欲的な先生がおり、充実した教育活動 が行われ、それを支える設備があります。この充実した環境の中で、よき先生、よき友、よき書物に 必ず出会えるはずです。 これらを知るためには実際に学校を見る必要があります。学校説明会やオープンキャンパス、各種 行事などを見学することは、学校の情報を得るために欠かすことはできません。また、先生や現在そ の学校に通っている先輩にいろいろ話を聞くこともよい方法です。2 自分に適した学校を
学校を選択するにあたって、学力等不相応の学校を選べば、本人の負担が重くなることも事実です。 かりに運よく入学できたとしても、いたずらに劣等感をいだいたり、自信を失ったりして、中途退学 せざるをえないこともあります。もちろん目標は少し高いところにおいてよいわけですが、自分の学 力に応じた学校を選ぶためにも、保護者や先生のご意見、学業成績の結果などを参考にしてください。5 4 5 4
3 健康と通学時間を考慮
たとえ自分に適した学校であっても、遠隔地の場合は毎日の通学時間のことも考慮しなければなり ません。健康も十分考え、体力的に余裕のある範囲内で学校を選ぶことをおすすめします。3
入学者の選抜方法は?
入学者の選抜方法として、私立中学校は学力検査、面接等による一般入試を、私立高等学校では「推 薦入試」と「一般入試」を実施しています。 また、私立高校一般入試では、各私立高等学校が定める成績等の基準を満たした生徒に対して、各 校が定める優遇措置を講ずる「併願優遇」を行う学校もあります。 なお、私立高等学校の「一般入試(併願優遇含む)」や「推薦入試」の受験希望者について、生徒 が在学する中学校進路担当の先生が私立高等学校入試担当の先生に、その生徒の合格の可能性を相談 する「入試相談」を行う学校もあります。 「推薦入試」「併願優遇」「入試相談」を導入するか否かは、各私立高等学校の任意となっています。 実施の細目については、受験を希望する私立学校の募集要項(案内)を参照してください。7 6 7 6
東京の私学
①併設状況から見た学校構成
学 校 数
245校
中学 ・ 高校併設 178校 (72.7%) 高校のみ 61校 (24.9%) 中学のみ 6校 (2.4%)②宗教教育から見た学校数
学 校 数
245校
仏教系 17校 (6.9%) キリスト教系 33校 (13.5%) 宗教に関連の ない学校 194校 (79.2%) その他 1校 (0.4%) (注) ● 中学のみ 6 校には特別支援学校 1 校を 含む。 ● 中学・高校併設校 178 校には、特別支援 学校 1 校を含む。 ●中学・高校併設は都内の区域に限定。 ●休校を除く。1 .私立中学校・高等学校における併設状況等の特色
平成30年度
(平成 30 年度一般財団法人 東京私立中学高等学校協会調査)7 6 7 6
2 .中 学 校
学校数 184校 女子校 71校 (38.6%) 男女校 82校 (44.6%) 男子校 31校 (16.8%) (休校を除く ・ 特別支援学校を含む)300名以下
301∼600
601∼900
901∼2,000
80 85 70 60 50 40 30 20 10 0 (平成30年5月1日現在 東京都生活文化局私学部調査)6
58
44
75校
①私立・国立・公立中学校の学校数・生徒数の比較
③私立中学校の規模別学校数
②私立中学校の学校数・生徒数の男女別構成
学校数 807校 国立中学 6校 (0.7%) 公立中学 613校 (76.0%) 私立中学 188校※ (23.3%) ※休校3校含む (平成 29 年度学校基本調査) 生徒数 304,199名 国立中学 2,764名 (0.9%) 私立中学 74,217名 (24.4%) 公立中学 227,218名 (74.7%) (平成 29 年度学校基本調査) 生徒数 74,217名 男子 34,447名 (46.4%) 女子 39,770名 (53.6%) (平成 29 年度学校基本調査) (平成 30 年度一般財団法人 東京私立中学高等学校協会調査)9 8 9 8
3 .高等学校(全日制・定時制)
①私立・国立・公立高等学校の学校数・生徒数の比較
③私立高等学校の設置学科別学校数
(延べ262学科)
④私立高等学校の規模別学校数
②私立高等学校の学校数・生徒数の男女別構成
(平成 29 年度学校基本調査) (平成 29 年度学校基本調査) (平成 29 年度学校基本調査) 学校数 429校 国立高校 6校 (1.4%) 公立高校 186校 (43.4%) 私立高校 237校※ (55.2%) ※休校3校を含む 生徒数 316,832名 国立高校 3,246名 (1.0%) 公立高校 137,340名 (43.3%) 176,246名私立高校 (55.6%) 学校数 233校※ 男女校 117校 (50.2%) 女子校 83校 (35.6%) ※全日制のみ(休校等を除く ・ 特別支援学校を含む) 男子校 33校 (14.2%) 生徒数 176,246名 男子 84,912名 (48.2%) 女子 91,334名 (51.8%)その他
看護関係
家政関係
商業関係
工業関係
普通科
0 10 20 30 40 501
3
226校 ※全日制のみ13
(平成30年5月1日現在 東京都生活文化局私学部調査)7
12
1,501∼ 2,500 1,201∼ 1,500 901∼ 1,200 601∼ 900 301∼ 600 300名以下 60 70 80 50 40 30 20 10 031校
23
(平成30年5月1日現在 東京都生活文化局私学部調査) ※全日制のみ69
46
8
54
(平成 30 年度一般財団法人 東京私立中学高等学校協会調査)9 8 9 8
4 .小 学 校
学校数 54校 幼中高短併設 3校(5.6%) 中高大併設 6校(11.1%) 中高併設 5校(9.3%) 幼中高大併設 15校(27.8%) 幼中高併設 12校(22.2%) 幼中併設 3校(5.6%) 幼併設 3校(5.6%) 幼中高短大併設 4校(7.4%) 幼中短大併設 1校(1.8%) こども園中高短大併設 1校(1.8%) こども園幼中高併設 1校(1.8%) 学校数 54校 宗教に関連の ない学校 28校 (51.8%) キリスト教 カトリック 12校 (22.2%) キリスト教 プロテスタント 10校 (18.5%) 仏教日蓮宗 2校(3.7%) 仏教真言宗 1校(1.9%) 仏教浄土宗 1校(1.9%) 学校数 54校 男子校 2校 (3.7%) 女子校 10校 (18.5%) 男女共学校 42校 (77.8%) 児童数 25,103名 男子 10,467名 (41.7%) 女子 14,636名 (58.3%) 801∼900名 601∼700名 501∼600名 401∼500名 301∼400名 201∼300名 101∼200名 児童数 5 10 15 学校数(校) 100名未満 701∼800名 (1) (7) (10) (8) (5) (2) (2) (5) (14)①私立小学校における併設状況
⑤私立小学校における規模別学校数
③私立小学校における
男・女・共学校の比較
②私立小学校における宗教別
学校数の比較
④私立小学校における男女別
児童数の比較
11 10 11 10 私立高等学校等に通学する生徒の学費負担を軽減する制度をご紹介します。下記の 3 つの制度はあわ せて受けることができます。なお、いずれも保護者の所得による制限があります。 ○就学支援金 私立高等学校等に通学する生徒の授業料の負担を軽減する制度です。 ○授業料軽減助成金 都内にお住まいで、私立高等学校等に通学する生徒の授業料の負担を軽減する制 度です。 ○奨学給付金 都内にお住まいで、私立高等学校等に通学する生徒の授業料以外の教育費の負担を軽減 する制度です。 ※年収の目安は、給与収入のみの 4 人世帯(夫婦と子ども 2 人)をモデルとした場合です。 ※上記年収は目安であり、審査は住民税課税額(年額)等に基づき行います。 ※就学支援金と授業料軽減助成金の支給総額(最大軽減額)は、449,000 円の範囲内で保護者が負担する在学校の 授業料が上限となります。
東京都育英資金・入学支度金(貸付)もあります。
問合せ先 東京都私学就学支援金センター ☎ 03-5206-7925(
受付時間:土、日、祝日、年末年始を除く 9:15~17:00)
私立高校の学費負担を軽減する制度のご案内
〔平成 30 年度の内容です〕 授業料の負担軽減 就学支援金(国) 270,800円 178,200円 211,400円 237,600円 152,000円 297,000円 152,000円 297,000円 52,600円 138,000円 ・89,000円 330,200円 449,000円 118,800円 118,800円 約910
万円 ∼ 約760
万円 約760
万円 ∼ 約590
万円 約590
万円 ∼ 約350
万円 約350
万円 ∼ 約250
万円 約250
万円 未満 生活保護世帯 年収目安︵モデル世帯︶ 授業料以外の負担軽減 授業料軽減助成金(都) 奨学給付金(都) 授業料負担軽減額の合計11 10 11 10 東京都では、私立高等学校に在学する生徒の保護者の学費の負担を軽減することを目的として、次 の事業を実施しています。なお、東京都に在住する生徒と保護者は、下記制度をあわせて利用するこ とができます(所得制限あり・一部の課程を除く)。 1.就学支援金 〈対象者〉 都内にある私立高等学校(全日制課程・定時制課程・通信制課程)、私立中等教育学校後期課程、 私立特別支援学校の高等部、私立高等専門学校(1 ~ 3 年)、私立専修学校高等課程等(文部科学 省令で定められる外国人学校を含む)に在学する生徒 〈軽減額〉※平成 26 年度入学の方から所得制限が導入されました。 対 象 世 帯 区 分 軽減額(年額) 生活保護世帯・平成 30 年度の住民税が「非課税」または「均等割のみ」の世帯 297,000 円 平成 30 年度の住民税のうち区市町村民税所得割額が年額 51,300 円未満の世帯 都道府県民税・区市町村民税所得割額の合計額が 85,500 円未満の世帯 237,600 円 平成 30 年度の住民税のうち区市町村民税所得割額が年額 154,500 円未満の世帯 都道府県民税・区市町村民税所得割額の合計額が 257,500 円未満の世帯 178,200 円 平成 30 年度の住民税のうち区市町村民税所得割額が年額 304,200 円未満の世帯 都道府県民税・区市町村民税所得割額の合計額が 507,000 円未満の世帯 118,800 円 ※履修する科目の単位数に応じて授業料を定めている学校の場合は、軽減額が異なります。 ※平成 25 年度以前に入学された方は、従前の制度が適用されます。 2.授業料軽減助成金 〈対象者〉 私立高等学校(全日制課程・定時制課程・東京都認可の通信制課程)、私立中等教育学校後期課程、 私立特別支援学校の高等部、私立高等専門学校(1 ~ 3 年)、私立専修学校高等課程に在学する生徒の 保護者で、次の⑴および⑵に該当する方 ⑴ 保護者とその生徒が、平成 30 年 5 月 1 日以前から申請時まで引き続き東京都内に居住している。 ⑵ 次の対象世帯のいずれかに該当する。(軽減額は保護者が実際に負担する授業料が上限) 対 象 世 帯 区 分 全日制・定時制等軽減額(都認可通信制軽減額 ) 生活保護世帯 152,000 円 平成 30 年度の住民税が「非課税」または「均等割のみ」の世帯 152,000 円 平成 30 年度の住民税のうち、都道府県民税・区市町村民税所得割額の合計額 が年額 85,500 円未満の世帯 211,400 円 平成 30 年度の住民税のうち、都道府県民税・区市町村民税所得割額の合計額 が年額 257,500 円未満の世帯 (44,800 円)270,800 円 平成 30 年度の住民税額が一定基準以下の世帯 (104,200 円)330,200 円
学費負担軽減事業の概要
―平成30年度―
13 12 13 12 3.奨学給付金 〈対象者〉 ○生徒の保護者等で平成 30 年 7 月 1 日現在東京都内に居住し、平成 26 年 4 月以降、生徒が次の⑴ ~⑹の学校のいずれかに入学し、平成 30 年 7 月 1 日現在第 1 ~第 3 学年に在学している方 ※私立高等学校等就学支援金の新制度(平成 26 年 4 月 1 日施行)の受給資格がある方が対象です。 ※保護者等の住所が都外にある場合は、その道府県への申請が必要です。 ⑴ 私立高等学校(全日制・定時制・通信制) ⑵ 私立中等教育学校後期課程 ⑶ 私立高等専門学校(1~3年) ⑷ 私立専修学校高等課程 ⑸ 私立専修学校の一般課程(国家資格者養成施設の指定を受けている学校) ⑹ 私立各種学校(外国人学校のうち、高等学校の課程に類する課程を置くものとして告示で定め る学校、国家資格者養成施設の指定を受けている学校) ○また、次の対象世帯のいずれかに該当する方 対 象 世 帯 区 分 全日制等給付額(年額)通信制 生活保護生業扶助(高等学校等就学費)受給世帯( 7 月 1 日時点) 52,600 円 平成 30 年度の住民税が「非課税」または「均等割のみ」の世帯 138,000 円 または 89,000 円(*) 38,100 円 *世帯の構成員の状況によって給付額が異なります。 問合せ先 東京都私学就学支援金センター ☎ 03-5206-7925
(
受付時間:土、日、祝日、年末年始を除く 9:15~17:00)
13 12 13 12 本事業は、国が行う「私立小中学校等に通う児童生徒への経済的支援に関する実証事業」を受けて、 平成 29 年度から開始されました。私立小中学校に通う児童生徒について、授業料負担の軽減を行い つつ、義務教育において私立学校を選択している理由や家庭の経済状況などについて実態把握のため の調査を行います。 (参考:平成 30 年度) 1.対象者 (1)平成 30 年 7 月 1 日現在、私立の小学校、中学校、特別支援学校(小学部、中学部)に通っ ている児童生徒が対象です。 (2)所得・資産等の要件を満たした世帯が対象となります。 ※年収目・安・約 400 万円未満の世帯が対象ですが、これは父母、扶養親族が高校生未満の子供の みの世帯の目安であり、家族の状況等により異なります。 ※本事業は予算の範囲内で実施される実証事業であり、基準を満たしている場合であっても、 支援の対象にはならないことがあります。 (3)文部科学省が実施する調査(アンケート及びヒアリング)にご協力いただきます。支援を受 けるための条件になります。 2.補助額 年額最大 100,000 円(学校が代理受領し、授業料が減額されます。) 問合せ先 小中学校等就学支援実証事業担当 ((公財)東京都私学財団内) ☎ 03-5206-7807
(
受付時間:土、日、祝日、年末年始を除く 9:15~17:00)
私立小中学校等就学支援実証事業費補助金の概要
―平成30年度―
15 14 15 14 1.目 的 東京都育英資金貸付事業は、都内に住所を有し、高等学校、高等専門学校または専修学校(高等 課程・専門課程)に在学する方のうち、勉学意欲がありながら、経済的理由により修学が困難な方 に対し、奨学金を無利子でお貸しすることにより、教育を受ける機会の拡充に寄与し、もって社会 に貢献し得る人材の育成に資することを目的としています。 2.申込者の資格 次の要件をすべて満たしていれば学校を通じて申込みできます。 ⑴ 申込者が高等学校(中等教育学校の後期課程並びに特別支援学校の高等部を含む)、高等専門学校ま たは専修学校(高等課程・専門課程)に在学していること(高等専門学校、専修学校専門課程は都内の 学校に限る。)。 ⑵ 申込者とその保護者(税法上の扶養者)が都内に住所を有していること。 ⑶ 勉学意欲がありながら、経済的理由により修学が困難であること(収入・所得の制限あり)。 ⑷ 申込者本人が同種の奨学金を他から借り受けていないこと。 3.募集人数、貸付月額及び貸付期間 ⑴ 募集人数と貸付月額(平成30年度の例) 学 種 募集人員 国・公 立貸付月額(円)私 立 高等学校 1,500人程度 18,000 35,000 高等専門学校 18,000 35,000 専修学校 (高等課程) 50人程度 18,000 35,000 専修学校 (専門課程) 600人程度 45,000 53,000 ※やむを得ない理由で自宅外から通学する生徒(高等学校、専修学校高等課程に限る。)は 5,000 円増額することができます。 ⑵ 貸付期間 募集年度の 4 月から正規の修業期間の終了月まで 4.申 込 み 4 月から学校が指定する期間内(1~2ヶ月)に、学校を通じてお申し込みください。 5.貸付決定 奨学生選考委員会の審議を経て採用の可否を決定し、8月上旬に学校を通じてお知らせします。 採用者には、8月中旬に、4月から8月までの5ヶ月分の奨学金を預金口座(生徒本人名義)に振 り込みます。9月以降は、原則として毎月振り込みます。
東京都育英資金の概要
―平成30年度―
15 14 15 14 6.返 還 利 子 無利子です。 ただし、返還すべき期限までに返還されなかったときは、年 14.6%の割合で 計算した違約金が加算されます。 返 還 期 間 貸付終了後 6 ヶ月間の据置期間経過の後から、所定の期間内。 返 還 方 法 年賦(年 1 回払い)または半年賦(年 2 回払い)による(口座振替)。 連帯保証人 返還にあたり、連帯保証人が 2 名必要です。 申込時に 1 名(原則として父または母)、貸付終了時にもう 1 名(職業を有し、 独立の生計を営んでいる方)、あわせて 2 名の連帯保証人をたててください。 返還の猶予 申込者が進学した時や、疾病・傷病で一時的に返還が困難になった時、経済 的に困窮した時等は、本人からの申し出により、返還の猶予が認められる場 合があります。
奨学金は、申込者(生徒本人)にお貸しするものです。
申込者は、責任をもって、必ず返還してください。
問合せ先 (公財)東京都私学財団育英資金課 ☎ 03-5206-7929(
受付時間:土、日、祝日、年末年始を除く 9:15~17:00)
17 16 17 16 1.目 的 この制度は、私立高等学校等に入学する生徒の保護者の負担を軽減するため、入学支度金の無利息 貸出を行なっている私立高等学校、私立中等教育学校後期課程、私立特別支援学校の高等部、私立高 等専門学校、私立専修学校高等課程(3 年制)に対し、(公財)東京都私学財団が実施しています。 2.内 容 ⑴ 平成 31 年 4 月に入学する生徒の保護者(都民)に対し、入学時に要する費用のうち 25 万円を私立 高等学校等が無利息で貸与します。 ⑵ 学校から借り受けた金額は、在学期間中(3 年以内)に学校が指定する方法で返済することになり ます(入学支度金貸付制度の有無、貸付形態、返済方法等、学校により取扱いが異なるので詳細は 学校に確認してください。)。 3.借受資格 ⑴ 生徒が都内の私立高等学校等へ確実に入学すること。 ⑵ 保護者(親権者又は後見人)が都内に居住していること。 4.貸付申込期間 学校が指定する期間 問合せ先 入学しようとする都内の私立高等学校等 (公財)東京都私学財団入学支度金担当 ☎ 03-5206-7926
(
受付時間:土、日、祝日、年末年始を除く 9:15~17:00)
入学支度金の概要
―平成30年度―
17 16 17 16