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第16回JCCC基金贈呈式開催報告

2007年度JCCC新年会のご案内

特別ゲストはモノマネ四天王 栗田貫一さん

シリーズ“シカゴ企業戦士たち”

壁下 新 氏(ArkTechnologiesInc.)

JCCCアクティビティレポート 理事会報告(10月度) 2006年度 内閣総理大臣杯 JCCCオ−プンゴルフ大会開催報告 JCCC創立40周年記念 『日米交流運動会』 JCCCインフォメーション 新正会員企業ご紹介コーナー 教育情報 シカゴ双葉会2005年度収支決算報告 シカゴ日本人学校全日校・中学部の教育活動 2006年JEEP参加者報告 JCCC基金への御礼の手紙ご紹介 Coming Up

2007年度「JCCC NEWS CHICAGO」  広告掲載受付のご案内 れ、競争率も高くなっている現状を説 明され、交付先プログラムの質の高さ を賞賛された。また、シカゴ市 副首 席補佐官であるGene Lee 氏は、「デ イリーシカゴ市長に代わり、今回5回 目の基金贈呈式への出席となる。アメ リカにとって日本は常に良きパートナ ーであり、強い日米関係が結ばれてい ることに感謝し、またシカゴランドへ の教育向上のために寛大なる基金交付 をして頂いているJCCC基金に感謝と 敬意を申し上げたい。」との言葉があ った。この後JCCC幹部から各機関に 寄付金が贈呈され、各機関からの代表 者から、各プログラムの紹介と今回の 寄付金によってプログラムが実現でき る喜びと感謝のコメントがあった。  JCCC基金では、毎年シカゴランド の非営利団体が実施する教育関連プロ グラムに対して一定額を寄贈してい る。応募案件は、イリノイリソースセ ンター(イリノイ州教育支援機関)の 協力により評価が行われ、その評価を もとに9月の基金理事会で、プロジェ クトの内容や新規性、充実度、ニーズ 度などを元に交付先の選定が行われて いる。 (今年度の交付先の詳細は次ページをご覧下さい)  今年で第16回目を迎えたJCCC基金贈呈式が、

10月17日(火)The Mid-America Clubにて開催さ れた。今回の贈呈式では、シカゴランドの非営 利団体が実施する教育支援プログラム14件(シ カゴ市内6件、郊外8件)に対し67,482ドルの交 付が行われた。また、日米パートナーシップ関 連の交付先として、シカゴ日米協会、日米評議 会の一般運営資金への支援(各1万ドル)を、 さらにシカゴ国際映画祭に新たに設置された 「アニメフォーカス」、Central Association of Teachers ofJapanese Conference(中西部を中心 とした日本語教師の団体の学会)、またKCC Japan Education Exchange(日米間での教育およ び相互文化理解を目的とした団体)の将来のア メリカ教育者が1年間日本で教育研修するため の奨学金プログラムへも基金が交付された。今 年度の基金交付総額は、JCCC米国教師派遣事業 をあわせ計120,352ドルに達した。今回の基金贈 呈式には、JCCC幹部、来賓関係者、交付先関係 者ら計66名が出席された。  基金贈呈式には、JCCC側から篠田 総領事、松村専務理事、河村基金理事 長など19名が出席。来賓として、イリ ノイリソースセンター Josie Yanguas 氏、シカゴ市からGene Lee氏、Clarence N. Wood氏が出席された。篠田総領事 からは「1991年以来基金交付を行っ てきたJCCC基金も16回目を迎え、今 年は100以上ものプログラムの応募が あり、その中から選ばれた交付者の皆 さんのプログラムは"best of best"で す。」とJCCC基金の認知度がシカゴ ランドコミュニティーで高まるにつ

10月17日

第16回JCCC基金贈呈式

2006年度

交付総額は、約12万ドル

冒頭挨拶する河村基金理事長

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2006 ~ 2007年度 JCCC基金交付先一覧 (機関名/所在地/交付金額/英文プロジェクト名/概要)

【人材育成分野に関わる教育支援プログラムへの寄付】 ● シカゴ市内(6件)

•Chicago Youth Programs,Inc./Chicago/$5,000/SCORE Tutoring I,II& III

 Chicago Youth Programsは今まで以上にSCORE Tutoringのプログラムを発達させようとし ている。SCORE TutoringとはCabriniGreen,Washington Park,Uptownに住む1年生から9年生 の劣等生のための個別指導のプログラムである。生徒達は週2回夕方シカゴの大学4校から 寄贈された教室で1対1で大学院生や働いている専門職のボランティアから宿題のヘルプを してもらう。またこのプログラムのボランティアは宿題のヘルプだけでなく、Chicago Youth Programs が作った"ConceptPackages"(学年に合った学習計画)を活用して長期的な 好結果を出そうとしている。

•Corliss High School/Chicago/$5,000/Girls NightOutProject

 Girls NightOutは今年の4月にCorliss高校で女性による女性に対する暴力をなくすためにで きたプログラムである。事務員と教員一丸となって女生徒の社会情緒の発育に注目し、友 達や親類など周りの女性たちとどうやってきずなを作っていくかにフォーカスをおいてい る。

•Japanese American Service Committee of Chicago/Chicago/$5,000/Origins of Now: ReBuilding Community

 The Japanese American Service Committee ofChicago (JASC)はJASCの60周年に催される "Origins ofNow:ReBuilding Community"の支援に5000ドルの寄付を希望している。"Origins of Now:ReBuilding Community"はJASC指示による多数の組織との共同制作の展覧会、パフォー マンス、講演、ドキュメンタリービデオを含む革新的なマルチメディアプロジェクトであ る。日系アメリカ人コミュニティーの希望で、すべてのアクティビティーは多世代的だが 、特に若い世代を巻き込んでシカゴ日系アメリカ人の体験の理解を深めてもらうのが目的 である。

•Pros Arts Studio/Chicago/$5,000/The Pilsen Project

 The Pilsen ProjectはJungman小学校の生徒に教育や識字能力の促進の大切さ、ドラマの力 を知ってもらうためのプログラムである。Pros Arts Studioのアーティストが6,7,8年生持 ちの先生とチームを組んで言語科目、社会科のカリキュラムの強化に努める。生徒たちは 自分たちの住むPilsenを探検しボヘミア的な過去を知ったり、自分たちの生活とのつながり を発見したりする。Pilsen を探検した後は、生徒たちは探検してわかったことを基に独自 の劇を作る。

•St.Scholastica Academy/Chicago/$3,779/Writing and Math Lab Technology  2005年秋St.Scholastica Academyはシカゴのカトリック高校で多分唯一であろう思われる Writing Labを開設した。St. Scholastica Academyは数学やコンピューターのソフトウェアな どを含む増補を希望している。ほとんどの新一年生が入学試験の言語の部分では50パーセ ント以下にランクされている。またSt.Scholastica Academyの学生の60パーセントは非白人 のバックグラウンド出身である。St.Scholastica Academyの目標は生徒を受け入れるだけで なく、彼らをサポートし卒業させ大学に行かせる事である。

•Steppenwolf Theatre Company/Chicago/$5,000/Steppenwolf forYoung Adults  Steppenwolf劇場団体は、世界クラスの劇作品を制作していることで知られている。 SteppenwolfforYoung Adultsというプログラムは、学生の観客に最も適したプログラムを推 進しており、一般観客に対してもSteppenwolfの特徴である決して妥協しない、常に刺激的 な作品を提供している。標準規定のカリキュラムをさらに強化するというきっかけを与え る出発点として、青少年のための劇作品を利用しているSteppenwolfの芸術担当教官のため に、低価格または無料の劇チケットや学校施設内の寮の無料使用を提供する「スクール・ プログラム」という会員制度を設けている。 ● シカゴ郊外(8件)

•CancerWellness Center/Northbrook/$5,000/Cancerin the Classroom

 癌は学齢期の子供を持つ家族に多大な影響を与える。Cancer Wellness Centerは、Cancer in the Classroom プログラムを支援するために5000ドルの助成金を申請する。このプログラ ムにより、学校は癌患者を家族に抱える子供たちに、社会的指導、感情的指導をし、子供 が平常の状態を取り戻すための手助けをする。100学校区向けに毎年セミナーを開催し、年 平均48回の学校協議会を開催して、癌に見舞われた家族の児童が教室に復帰するのを助け ている。

•Edward Foundation/Naperville/$5,000/Tech forBehaviorDisordered Students  このプロジェクトでは、さまざまなニーズに見合ったサービスを展開するための資金を 希望。具体的には、行動障害、学習障害、自閉症の子供たちをケアするための学校で使用 するAlphaSmartのソフトウェアを購入する。このソフトウェア は、自分に最も適した方法 で子供たちが学習し、ほかの子供たちと一緒に学ぶことができるように同等のスキルを身 につけるのに役立つ。

•Frank Lloyd WrightPreservation Trust/Oak Park/$4,003/Architecture and Life:Focus on Japan  フランク・ロイド・ライト財団(Frank Lloyd WrightPreservation Trust)では、シカゴの恵 まれない環境に育つ公立中学生を対象として総合的な芸術プログラムを実施している。特 に、日本の芸術・建築と、それがフランク・ロイド・ライトの草原様式をはじめとするア メリカの建築に及ぼした影響に注目する。同プログラムでは、生徒に建築の基本概念に触 れてもらい、講義のなかで日本の版画、彫刻、陶磁器、織物の複製を紹介し、またジャク ソンパークにあるWright's Robie Houseと大阪ガーデンを見学する。カリキュラムの最後に は、日本の芸術を通して感じた作品を生徒に制作させる。

•Jefferson Elementary School/Chicago Heights/$5,000/Classroom NewspaperProject  シカゴハイツにあるジェファーソン小学校5年生の学級新聞プロジェクトは、リーディ ング、言語科目、社会科学、美術に関して真の勉強の機会を提供する。プロジェクトで は、生徒にコンピュータソフト(ワードプロセッシング、表計算、デスクトップパブリッ シング)の使い方も教える。同プロジェクトはシカゴトリビューン、シカゴサンタイム ズ、デイリーサウスタウン誌など地方新聞と協力して行われ、助成金はコンピュータの更 新、教育目的の研修旅行に使用する。

•Maywood Fine Arts Association/Maywood/$5,000/Books Alive

 「Books Alive 」プログラムでは、シカゴ地区の学校、レクリエーション・センター、図 書館、広場などを利用して、ダンス学校の学生らによる音楽とダンスを織り交ぜた物語劇 を子供たちに披露する。同プログラムは、子供たちが小さいうちから本に興味を持つ機会 を提供し、楽しい劇を通して、特に読書学習に障害のある子供たちに本を読むことの楽し さを伝える。

•Music Institute of Chicago/Winnetka/$5,000/Exploring Cultures through Arts and Myth  シカゴの公立学校との共同プロジェクト。Music Institute of Chicagoエバンストン・キャ ンパスで、1日80∼100人のK-8(中学2年)の生徒に学習の場を提供する。生徒は映像芸 術、戯曲・演劇、クラシック音楽、ジャズ、オペラ、ブルースなどのワークショップに参 加し、芸術を通してコミュニケーションを図り、さまざまな文化を学ぶ。またプロの奏者 による1日2回のコンサートを開催。教師向けのマニュアルやトレーニングも用意してお り、教師は州の学習要綱に則った総合的な芸術カリキュラムの作成に役立てることができ る。同プログラムは、各学校が「障害のない子供たちとできるだけ近い環境で障害児童を 教育する要件(Least Restrictive Environment)」を満たすことができるようにサポートす る。

•SEDOL Foundation/Gages Lake/$4,700/Early Childhood Family Reading Project  同プログラムでは、言語、読み書き、親子のコミュニケーションを促進するための親向 けのトレーニングを実施し、そのためのツールを提供する。親向けトレーニングでは、 SEDOLのスタッフが3回のParent Involvement Daysカリキュラムを実施し、本と課題が与え られる。Cyd Lash Academy の学生の協力のもと、プレスクールの子供向けの絵本を作成 (二か国語での作成も可能)し、親はその本を持ち帰って学習に利用する。

•Shanti Foundation for Peace/Evanston/$5,000/Peacemakers Program at King Laboratory School

 エバンストンのKing Lab Schoolの状況改善策として、ShantiFoundation は、2006∼07年 度に7∼8年生(中学1∼2年生)を対象とした「Peacemakers Program」の実施を依頼され た。同プログラムでは、現行のカリキュラムに加えてさまざまな学習要綱を盛り込み、生 徒が地域での芸術活動に参加し、そのなかで理解、尊敬、対立、ものの見方、多様性、包 容力、協力といった概念を養うことを目指している。

【日米パートナーシップ基金】

•Chicago Japanese American Council(CJAC)/Chicago/$10,000/一般運営支援  シカゴ日米評議会

•Illinois Association of Teachers of Japanese/Illinois/$5,000/Central Association of Teachers of Japanese Conference

 日本語教師中央協会(CATJ) は、お互いのアイデアを共有し、ネットワークをつくるこ とを目的とした中西部州に点在する日本語教師のグループから始まった教師の団体であ る。年総会では、中西部および他の地域からの多くの日本語インストラクターのために新 情報、教育技術、および日本語と文化教育に対する戦略の共有する機会を与えている。今 年の学会は、アイオア大学とイリノイ日本語教師協会の共催によって開催される。

•Japan America Society of Chicago/Chicago/$10,000/一般運営支援  シカゴ日米協会

•Japan America Society of Chicago/Chicago/$2,500/Anime Festival

 シカゴ日米協会およびシネマ・シカゴは、共催にて第42回シカゴ国際映画フェスティ バルにおいて新しい分野である「アニメ特集」を造った。初年度のキックオフとして、監 督Yoshiyuki Tomino 氏をシカゴに招待。映画フェスティバルでは、2006年10月5日から19日 の間、全3作にわたるZガンダム映画を上映予定。さらに、大学での講義、視察、ディナー パーティーやパネルディスカッションも予定している。

•2006 JCCC EducationalExchange Program (Japanese Chamberof Commerce and Industry of Chicago)/Chicago/$22,870.25

 2006年度の米国教師派遣事業<JCCC Educational Exchange Program(JEEP)>では、第15 学校区および第54学校区教育関係者3名を6/13から2週間にわたり日本の新潟県、大阪 市、京都市、広島市、横浜市へ派遣。参加者は各地の小中学校を訪問して教育関係者・児 童らと交流。日本の教育事情やシステムなどについて見聞を深める機会を提供。

•KCC Japan Education Exchange/Chicago/$2,500/Graduate Fellowships Program  KCC-JEEのミッションは、日米間での教育的および相互文化の機会を提供することによ り、文化理解と両国のより良い人間関係の促進を深めることである。

1997年、KCC-JEEは、日本で1年間の研究のため一定の資格のある院生に対して奨学金を 与えるための院生奨学金プログラム(the Graduate Fellowship Program)を設立。このプログラ ムの目的は、日本についてより知識を持ってもらうために将来のアメリカ教育者を支援す ることである。

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2007年度JCCC新年会のご案内

∼特別ゲストはモノマネ四天王栗田貫一さん∼

今回から6歳以上の方にも一緒にパーティーに参加して頂けます!

拝啓 時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。  さて、JCCC恒例の新年会を明年1月14日(日)に開催致します。今回は特別ゲストとしてモノマネ四天王と して有名な栗田貫一さんをお招きしモノマネ&トークショー(予定)を実施致します。この他に豪華賞品の当た る「福引き」なども併せて企画しておりますので、どうぞ皆様お誘いあわせの上、ご参加下さい。 敬具 ○日 時: 2007年1月14日(日) 12:00∼16:00(予定) 受付は10:00より ○会 場: Renaissance Schaumburg Hotel& Convention Center

      (1551 Thoreau Drive,Schaumburg,Illinois 60173 USA)

○参加費: 12歳以上     $60/人 (昼食・駐車場料金・JCCC基金への寄付$5・ラッフル券含む)       6歳以上12歳未満 $50/人(昼食・JCCC基金への寄付$5含む。ラッフル券無し、参加賞有り) ○申込み: 「JCCC新年会参加申込書」をご参照下さい。       ☆当新年会には、JCCCにご登録の会員およびそのご家族で満6歳以上の方のみがご参加頂けます。        事前申込なしでの当日参加はできません。キャンセルの場合は12月15日(金)までに事務局ま        でご連絡下さい。当該日以降のキャンセルに関し、払い戻しは致しかねますので、ご了承下さ        い。 ○締切日: 

2006年12月15日(金)JCCC事務局必着

栗田貫一さんプロフィール 昭和33年3月3日生まれ。(平成3年3月3日に33歳になる) 愛称は『クリカン』。東京都出身。『ものまね王座決定戦』のものまね四天王の一人。 三木プロダクション所属。 郁文館高等学校卒業後、広告代理店勤務を経て六本木のショーパブでものまねを始めス カウトされる。1983年、フジテレビの『日本ものまね大賞』で優勝。清水アキラ、コロ ッケ、ビジーフォーと並び『ものまね四天王』と称される。 主なレパートリーは、郷ひろみ、桑田佳祐、細川たかし、みのもんた、美川憲一、瀬川 瑛子、田村正和、八代亜紀、長渕剛、福井敏雄など。 「もしも細川たかしが救急車のサ イレンだったら・・・」などの「もしもものまね」のパイオニアである。

<出典:ウィキペディア(Wikipedia)>

★託児コーナー(6ヶ月から6歳未満まで)… $40/人(飲物・軽食含む)  当日、会場内に託児コーナーを設け、10:30∼16:00まで新年会参加者のお子様(6ヶ月から6歳未満まで) をお預かり致します。先着60名様迄。お申込みは別添「ベビーシッター申込書」をご利用下さい。なお、当日 の申込みはお断りしておりますので、必ず事前にご予約下さい。  参加申込書、ベビーシッター申込書、賞品・寄附申込書は、同封されています。またはwebsite(www.j ccc-chi.org)からもダウンロードして頂けます

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シカゴ

企業戦士たち

第六回

戦 士

シリ ーズ JCCC  今回は、シカゴランドにおける日系ビジネスの開 拓者として知られ、またJCCC副会頭を務めて頂い ておりますArk Technologies Inc.代表取締役会長 壁 下様にご執筆頂きました。  私が商社の初代シカゴ駐在を命ぜられミシガン湖畔 のアパートに居を構えたのは1967年32才の晩秋だっ た。当時シカゴでは日本車は1台も見られなかったが TVでは日本の全二輪車メーカーの宣伝が流れてい た。以来連続38年間をシカゴに住むとは夢にも思わな かった。 1)JCCC加入企業の変遷  今年JCCCは創設40周年を迎えるが、当初の日系企 業は商社、運輸船会社、銀行、証券会社が殆どでメー カーは僅かだった。その後時代の変遷で今や370社の 企業と個人会員で500以上の加盟によるJCCCとなりメ ーカー企業が圧倒的に多くなったが、当初メーカー駐 在員の中西部地区への売り込みは壮絶な戦いであっ た。米国の心臓部にはあらゆるメーカーがあって外国 製の工業用品の買い付けなど見向きもしなかったし日 本製品の品質不信が根強かったからだ。その第一線で 特 に 印 象 的 な 2 人 の メ ー カ ー 戦 士 が 居 た 。 1 人 は Nichiconの武田一平氏でもう1人はOSGの大沢氏で商 社を経由せず米国ユーザーへの直販努力をされ激戦の 苦労を語っておられた。この両氏は現在日本本社の最 高経営者となっておられる。 2)商社マンから自営製造業への転換  こうしたメーカーの直販開拓努力を見ていた商社マ ンの私に転機が訪れたのは1980年だった。ゼロから商 社支店を開設し法人に育て上げた13年後遂に帰国の内 示をうけたのだ。私は日本人でアメリカが好きだとか 住み易いからとかで永住する人には共感を持てず永住 など頭に無かった。ところがシカゴで成長した3人の 子供達が日本語のハンデを理由に帰国を拒み、已む無 く、現地退職し45才で独立自営する決断を下したの だ。製造業の経験は何も無い身ながら大阪の理研発条 と京都の材料メーカー、サンコールとの合弁で汗を流 し手に油する激務への挑戦が始まったのだ。その武器 は自家用飛行免許を取って自在に客を開拓する術とC NC制御のスプリング成形機を購入して無人運転生産 の術と多額の銀行及び政府債の融資を受ける術の三つ で、米人雇用者の思想を[顧客最優先と品質第一]へ と改善教育に命を賭けたのだった。しかし赤字が累積 し瀕死の状況の1984年に株主の一社が撤退し愈々倒産 の気配が漂い、我ながら商社マンが未知の製造業に転 向したのが無謀だったのかと思い始めた時だった。ク ライスラー系自動車部品メーカーが当社の品質を最高 と評価し大量注文を呉れ、同時にボストンのポラロイ ドカメラが同じ理由で全量発注を決定してくれたの だ。地獄での仏とはこの事だった、"死につつある我が 社を生き返らせよう" を妻との合言葉にし、壮烈な戦 いを続けたのだ。  3)自家用機で客開拓  この広大な米国での販売活動を制す為にはパイロッ ト免許を取る他無かった。単発小型機で片道4時間飛 ぶボストン迄何十回も飛んだが行きか帰りかに必ず途 中の各州のお客を訪問着陸し、冬シカゴへ戻るフライ トはいつも夜間飛行だった。途中で落雷、豪雨、吹

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雪、氷結に会い緊急着陸し一夜を明かす命懸けのフラ イトもあった、しかし1日のフライトでこの広大な中 西部や東部の遠距離の中を5∼6社訪問するウルトラ Cの効率よい戦術は着々と成果をもたらしてくれた。 4)日系自動車産業の中西部への進出  創業7年を経てやっと経常利益が確保できた折に日 系自動車及び大手部品メーカーの米国生産が始まり当 社の自動車用金属部品及び電線部品を売り込むべく新 たな挑戦を始めたのは天命とも言えるタイミングだっ た。しかし、自動車用重要保安部品の現地調達は生易 しいものではなかった。日本に本社がなくバックアッ プ体制も無い当社には納入不備の責任負担能力への疑 念が付いて周り本格大量受注には至らず採算の取れぬ 小ロットの試作試験品の納入ばかりだった。実績作り と品質確立に明け暮れた数年は忍耐と労力の限界に来 ていた。米国企業への取引は増大したが日系企業への 困難さに苦しみながらも我社の生産体制と高品質が認 められる日が来ると信じて諦めなかった。 5)悲願の日本車への採用  創業10周年を迎えた頃にやっとToyota,Honda,Nissan の日本車米国生産用の部品として採用が決まり信頼性 が認められ、悲願の大量受注に漕ぎ着けた。そして次 に取り掛った改善テーマは機械とか材料ではなく雇用 10年の米人従業員達に個人技でなくチームワーク態勢 を教え込む事であった。基本的に自己主張が強く"好き 嫌い"を主に働く米人に、お客にとって"良いか悪いか" を基本とし利己的で独善的な対決態度を排除する教育 に明け暮れた。その結果が今お客様から当社への信頼 感と安心感による取引を戴けるまでになった。思えば 長い38年のシカゴでの企業戦士ではあったが今老兵の 身になって来たのも又自然である。 6)世代交代  時は流れ日米間の目覚しい経済発展は日系の米国生 産増加で雇用促進を生み出し、今当社の2工場に400 人弱が働き日系自動車関連各社のローカルコンテンツ 率向上に貢献している。私の操縦する自家用機もより 安全な全天候自動操縦装置付きの双発機に進化してい るが企業のライフサイクルは30年と言われ明らかな世 代交代の時期に差しかかっている。JCCC40年の足跡 と日本を離れて米人育成に努力と貢献をされた多くの シカゴ人の歴史を実感するこの頃である。9月に私の 自叙伝的著書「空飛ぶ社長のアメリカンドリーム」 (東京、青山の新風舎発行)が発売されたが、シカゴ 企業戦士の一端を垣間見て戴けるであろう。  

(6)

理事会報告(10月度)

日 時:2006年10月17日(火)12:00∼13:30 場 所:The Mid-America Club <審議事項> 1.会員入退会 (1)会員入会 正会員  無し 賛助会員  無し 個人会員  無し (2)会員退会 正会員  コメリカ銀行(事務所閉鎖のため) 賛助会員  無し 個人会員  無し 2.理事異動  無し *理事就任

 全日本空輸 寺崎 直道(Mr.NAOMICHITERAZAKI) *社名変更 2006/9/19 (新)日立ハイテクノロジーズアメリカ会社 (旧)アメリカ日立ハイテクノロジーズ会社 *住所変更等 2006/10/2 タケダ ファーマシューティカルズ ノースアメリカ (新住所)One Takeda Pkwy.,Deerfield,IL 60015      Tel:224-554-6500 Fax:224-554-7839 (旧住所)475 HalfDayRd.,Lincolnshire,IL 60069      Tel:847-383-3000 Fax:847-383-3080 3.双葉会関連 ①2005年度決算(案)並びに2006年度予算(案) ②2006年度運営補助金交付要請 ③双葉会校舎リース延長について <報告事項> (1)第2回JCCC基金理事会開催結果報告(9/19) (2)創立40周年記念    『日米交流運動会』開催報告(10/1) (3)JCCCオープンゴルフ大会開催報告(10/8) (4)2007年度代表役員選挙の実施(10/16∼27) (5)2007年度JCCC新年会関連    (11/8実行委員会の開催ほか) (6)事業報告・予定 (7)イリノイ会関連    ・New Year's Party

    「JCCC新年会ゲスト歓迎会」(1/13)    ・イリノイ会冬のツアー(2/17∼19) (8)在シカゴ日本国総領事館からのお知らせ ご報告  10/1に開催されましたJCCC創立40周年記念日米 交流運動会当日配布プログラムに下記の修正・変 更・追加がありましたので、ご報告させて頂きま す。(敬称略) 修正:   ここにお詫び申し上げますと共に下記のように訂正 させて頂きます。 P13 Gold Sponsor 

誤)Sanyo E&E America Co. 正)SANYO E&E America Co. P14 運動会実行委員メンバー 誤)田村 篤慶         正)田付 篤慶

P13 Sponsorship変更・追加など

 ARK Technologies Inc.  Gold Sponsor  Nippon Cargo Airlines Bronze Sponsor

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2006年度

内閣総理大臣杯JCCCオ−プンゴルフ大会開催報告

開催日時:2006年10月8日(日) 午前9時∼午後4時 開催場所:TraditionsatChevyChase

参加人数:会員関係者 142名 賞品幹事会社:近畿日本ツーリスト スコア集計協力会社:I.T.A.,Inc. 協賛・協力先(英文社名ABC順):  全日本空輸、アメリカン航空、コスモスサービス・アメリカ、ChevyChase C.C.,ダブルツリーホテル、  ヒルデールG.C.、ITA Inc.、日本航空インターナショナル、JTB USA、京王プラザホテル、  近畿日本ツーリスト、三菱電機、ミツワコーポレーション、Mスクエア、日通商事U.S.A.、日本郵船、  日新、ノースウェスト航空、ParkHyattHotel、高輪プリンスホテル、東急ホテル、ラディソンホテル <上位入賞者>    優勝 北島弘樹 氏(双日)    Gross 86 Handicap 16.4 Net69.6

      2位 南 京造 氏(Yuma U.S.A.Corp.)Gross 98 Handicap 28.4 Net69.6       3位 小山 満 氏(Sodick,Inc.)   Gross104 Handicap 33.2 Net70.8 <ベストグロス賞> 男性 橋野 道也 氏(椿本チェイン) Out39 In 39 Gross78        女性 尾関 ミサコ 氏 Out44 In 42 Gross86 <ホールインワン賞> 該当者なし <ドラコン賞> 4番 阪 直幸氏(日新) 15番 葉 樹良氏(近畿日本ツーリスト) <ニアピン賞>    6番 コーリン原氏(増田・舟井法律事務所)       9番 Ms.Hisako Takamura       13番 重満紀章氏(三井物産)       16番 今村祐明氏(住金物産) <レディース賞(女性最高順位)> Ms.Chie Takahashi <108位(開催日特別賞)> 小林正治氏 

大会賞品一覧:   http://www.jccc-chi.org/docs/06Prizelist.doc

ネット成績上位30位:http://www.jccc-chi.org/docs/06JCCCOPEN_Net.xls グロス成績上位30位:http://www.jccc-chi.org/docs/06JCCCOPEN_Gross.xls

優勝記念品贈呈(左:三戸運動部長、右:優勝した北島様) スタートを待つ参加者

参加者でじゃんけん大会 いざスタートホールへ

(8)

JCCC創立40周年記念

『日米交流運動会』

 10月1日(日)にシカゴ郊外にあるNiles North High SchoolでJCCC創立40周年記念 『日米交流運動会』が 開催された。この運動会は、JCCC(シカゴ日本商工 会議所,Japanese ChamberofCommerce & Industryof Chicago)の創立40周年記念事業の一環として実施さ れたものである。  JCCCで初となるこの運動会の参加者は、JCCC会員 及び米国人を含む会員企業の従業員やその家族が中心 で、のべ約800名が競技を楽しんだ。また、実行委員 をはじめ、双葉会関係者や各種運動クラブ関係者、一 般ボランティア等を含む約200名のボランティアが運 動会の運営を支えた。  当日は、すばらしい秋晴れの中、古田JCCC会頭や JCCC名誉会頭の篠田在シカゴ総領事の挨拶に始ま り、参加者は朝から張り切って競技に参加していた。 競技項目は、日本風というテーマの下、大玉運びや玉 入れ、パン食い競争、障害物競走、綱引き、大縄跳び などの日本らしい運動会定番の13種目で、子供も大人 も、皆楽しむことが出来るものばかりであった。各競 技が始まる頃になると、参加者は、おのおのスタート 地点に急ぎ、競技が始まるのを今か今かと待ちわびて いた。  全体的を通じて、参加者も見学者も皆一心同体にな って運動会を盛り上げていた。中でも、玉入れや二人 三脚、パンくい競争、綱引きなどでは楽しいハプニン グも相次いだが、会場は、一層の盛り上がりをみせて いた。時間前にカゴがいっぱいになってしまった玉入 れ、パンくい競争での普段見られない参加者の必死の 様子、飛び入りの参加者が続出した綱引きなど印象深 い出来事も多く、競技で勝利した人もそうでなかった 人にも、それぞれにいい思い出がたくさんできたに違 いない。  また、会場の一角 には、ヨーヨー釣りや金魚すくい のコーナーが設けられており、担当者のハッピなどの 演出で日本の祭りの雰囲気を醸し出していた。競技の 合間には、人だかりが出来るほどの大盛況で、時折、 子供たちの大きな歓声が聞こえていた。応援スタンド では、うれしそうにヨーヨーや金魚を手にしている子 供たちも多く見られ、日本の祭りの雰囲気も楽しんだ 様子であった。一方、昼休み後には、士道館空手道場 による空手の演技や双葉会シカゴ日本人学校の生徒に よるソーラン踊りの演舞があり、観客の目を楽しませ ていた。空手の板割りでは、子供たちが板を割るごと に歓声があがり、ソーラン踊りが終わると感動の大き な拍手が起こるといったように、競技以外でも実演者 と観客が一心同体の気持ちで参加していたことがよく 現れていた。  競技参加者、アトラクション出演者、そして、ボラ ンティアの方々も老若男女、国籍も問わず、皆この日 本風の運動会を楽しみ、創立40周年記念事業として、 また、日米交流の意義にぴったりの秋の一大イベント となった。 (本文および写真 US新聞提供) ソーラン踊り 障害物 徒競走

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パン食い競争 玉入れ 障害物 徒競走 古田会頭 開会の挨拶 徒競走

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インフォメーション

案 内

JCCC INFO  本年1月以降、新しくJCCC正会員(理事会員または普通会員)になられた企業のご紹介を順次させて頂いて おります。今回は下記3社様をご紹介させて頂きます。 2006年9月 理事会員 Bank ofthe West バンク・オブ・ザ・ウェスト Phone:312-368-3089/3010  1874年に創業したバンク・オブ・ザ・ウェストは、米国でもっとも大きな銀 行の一つです。S&Pやムーディーズの高い長期格付を持ち、長年にわたり信頼 の置ける銀行として評価されてまいりました。米国進出の日系企業との取引も 30年の実績があり、50人の日本人スタッフが皆様のビジネスに親切丁寧にお応えできます。外国為替や輸入決済・貿易ファイナン スからキャッシュマネージメント、財務管理、投資・預金・ローンまで、幅広いサービスをご提供。日系企業におけるビジネス経 験と知識を豊富に持ち、東京駐在員事務所も開設し、さらには、親会社の世界規模トップクラスBNPパリバ銀行のグローバルネッ トワークも利用し、国際企業業務にも万全の体制を整えております。皆様の信頼できるアドバイザーとして日々努力しております ので、お気軽に横山・治良(はるなが)まで何なりとご相談ください。 2006年9月 普通会員

Xerox Corporation 富士ゼロックス株式会社

1501 E.Woodfield Rd.,Suite 200E,Schaumburg,IL 60173 Phone:847-517-2012 Fax:847-517-6552 URL:www.xerox.com  XeroxCorporationは、1938年ゼログラフィー原理の発明以来、

複写機市場における先駆者として知られ、「ゼロックスブランド」として皆様に親しまれてまいりました。現在弊社は、オフィ ス製品、プロダクション製品、そしてコンサルティング&アウトソーシングのサービスビジネスという3つの領域を柱に、北米 ・中南米市場を中心にビジネスを展開し、ハードウェアとソフトウェアを融合した新しいアウトソーシングサービスビジネスを お客様に提供しております。お陰様でカラー市場においても、弊社の製品およびサービス品質に対して非常に高い評価を頂いて おります。今後も価値ある商品・サービスメニューとお客様の業務をグローバルにサポートできる体制を整え、信頼されるビジ ネスパートナーとしてお役に立てるよう努力してまいります。 2006年9月 普通会員 Namco America Inc. ナムコアメリカインク

877 Supreme Drive,Bensenville,IL 60106 URL:www.namcoarcade.com  NAMCO AMERICA INC.は2005年9月に日本の株式会社バンダイと 株式会社ナムコが事業統合して設立された株式会社バンダイナムコ ホールディングの米国における業務用アミューズメント機器製造販売会社です。バンダイナムコ グループの戦略ユニットである、トイホビー、アミューズメント施設、ゲームコンテンツ、モバ イルネットワーク、映像音楽コンテンツ、その他関連グループの資産を活用した「世界でもっと も期待されるエンターテイメン企業グループ」の一員として事業を展開しています。2006年5月 に本社機能をSan Jose,CAよりBensenville,ILに移した際にJCCCに入会申込みをさせて頂きました。 日本人5名の駐在員が勤務しておりますので、今後とも宜しくご親交頂けますようお願い申し上げます。

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シカゴ双葉会収支予実算報告

(2005年度会計監査済)       年   度 2005年度 2004年度 2006年度 諸元       項   目 予算 実算 予算 実算 予算       平均在籍数 180名 182名 172名 188名 180名 授業料等 $ 579,648 $ 583,526 $ 539,062 $ 592,340 $ 618,986 収 通学バス代 $ 287,098 $ 293,574 $ 280,908 $ 296,945 $ 298,709 国庫補助金(派遣教員給与・謝金) $ 844,800 $ 808,613 $ 904,422 $ 838,819 $ 795,813 入 その他の補助金(財団、JCCC) $ 63,500 $ 70,655 $ 63,500 $ 70,686 $ 63,500 利息収入他 $ 5,500 $ 12,936 $ 5,234 $ 10,105 $ 6,500       計 $ 1,780,348 $ 1,769,304 $ 1,793,126 $ 1,808,895 $ 1,783,508       (予実算比) 99% 101% 人件費(派遣教員補助分含む) $ 1,075,197 $ 1,029,493 $ 1,101,450 $ 1,042,942 $ 1,004,570 支 施設費(校舎借料等) $ 289,994 $ 294,396 $ 280,634 $ 273,151 $ 301,189 教育関係費(教材、教具等) $ 80,307 $ 72,362 $ 73,038 $ 59,773 $ 85,926 出 通学バス代 $ 294,110 $ 294,000 $ 286,964 $ 285,415 $ 304,366 その他(消耗品、保険料等) $ 57,813 $ 54,488 $ 53,266 $ 51,759 $ 62,704 設備・資産・減価償却等 $ 10,147 $ 12,272       計 $ 1,797,421 $ 1,754,887 $ 1,795,352 $ 1,725,312 $ 1,758,755       (予実算比) 98% 96%        収  支 – $ 17,075 $ 14,417 -$ 2,228 $ 83,583 $ 24,753       年   度 2005年度 2004年度 2006年度 諸元       項   目 予算 実算 予算 実算 予算       平均在籍数 680名 710名 700名 679名 700名 授業料等 $ 746,036 $ 782,112 $ 704,436 $ 691,660 $ 785,386 収 通学バス代 $ 111,792 $ 117,285 $ 107,520 $ 104,948 $ 118,860 国庫補助金(派遣教員給与・謝金) $ 174,660 $ 156,757 $ 180,400 $ 173,218 $ 157,200 入 その他の補助金(財団、JCCC) $ 36,500 $ 37,531 $ 36,500 $ 37,687 $ 36,500 利息収入他 $ 6,000 $ 14,695 $ 10,690 $ 15,772 $ 9,000       計 $ 1,074,988 $ 1,108,380 $ 1,039,546 $ 1,023,285 $ 1,106,946       (予実算比) 103% 98% 人件費(派遣教員補助分含む) $ 665,487 $ 658,154 $ 653,559 $ 647,189 $ 655,344 支 施設費(校舎借料等) $ 186,474 $ 190,876 $ 179,553 $ 171,873 $ 194,027 教育関係費(教材、教具等) $ 61,432 $ 39,653 $ 56,167 $ 35,371 $ 62,321 出 通学バス代 $ 109,709 $ 106,865 $ 106,084 $ 101,283 $ 112,995 その他(消耗品、保険料等) $ 61,688 $ 67,380 $ 62,930 $ 61,547 $ 50,655 設備・資産・減価償却等 $ 6,361 $ 8,326       計 $ 1,084,790 $ 1,069,289 $ 1,058,293 $ 1,025,589 $ 1,075,342       (予実算比) 99% 97%        収  支 – $ 9,802 $ 39,091 – $ 18,747 – $ 2,304 $ 31,604         年  度 2005年度 2004年度 諸元         期首残高 $ 3,223,330 $ 3,124,877 利子・納入等 支  出 $ 128,382 $ 0 $ 98,453 $ 0        期 末 残 高 $ 3,351,712 $ 3,223,330 2006年3月31日現在            (注記)本報告書は非営利団体専門の会計事務所 William F.Gurrie 社の会計監査報告に基づき作成された (05会計監査済)

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シカゴ日本人学校中学部長 田口 真也 1.はじめに  シカゴ日本人学校(全日校)には、10月20日現在、 小学部に122人、中学部に40人の計162名の児童生徒が 在籍しています。運動会・文化祭といった大きな行事 を小中合同で行うこともあり、小学生が中学部に入学 したら、「運動会の応援団長になりたい。」「シカゴ ソーランを踊りたい。」などの声を耳にします。小学 生の見本を目指して、頑張る中学生。その中で今回 は、今年度より取り組んでいる中学部の特色ある活動 をいくつか紹介したいと思います。 2.「朝のあいさつ運動」と「朝のランニング」  「早寝・早起き・朝ご飯」、「朝を制するものは、 1日を制す」、「朝の果物は金」、これらの言葉は、 朝の活動がいかに大切かを表しています。  そこで、中学部生徒全員が毎朝、スクールバスから 降りてくる小学生を元気な声で「おはようございま す。」と迎えています。  また、火・木曜日の朝は、ランニングを行い、日々 の運動不足を解消します。これは、別名「シカゴマラ ソン42.195km分割完走」と題し、約30回にわたって行 っています。その成果が、早速、10月6日の駅伝大会 に大きくあらわれました。なんと8チーム中7チーム が、昨年の優勝タイムを上回ったのです。「朝のあい さつ運動」同様、「継続は力なり」ということを生徒 自身が証明できた瞬間でした。 3.伝統の「シカゴソーラン」を通して  文化祭で伝統的に6年間引き継いできた「シカゴソ ーラン」をJapan Festival(6月25日)、JCCC創立40 周年記念日米交流運動会(10月1日)と学校外に披露 できたことは、大きな収穫でした。 「シカゴソーラ ン」を続ける良さは、日本の文化を学び、継承してい くなど多々ありますが、特に、集団活動を通じて、仲 間作りが出来る点です。  日本の部活動のように、先輩が後輩や新しい編入生 の面倒を見たり、技術指導する場面が多々あります。 その中で、コミュニケーションが生まれ、お互いの信 頼関係が増し、1つの目標に向かって団結する力を身 に付けることが出来ました。 4.おわりに  以上のほかにも、今年度から、中間テスト・漢字検 定・読書タイムの導入など、小学部同様「知・徳・ 体」のバランスのとれた人格の完成をめざしていま す。  多くの行事を成功させるにあたって、様々な方々の ご協力・ご支援により、シカゴ日本人学校が成り立っ ていることを日々、痛感すると同時に、さらに生徒一 人一人のために、努力していきたいと思います。  なお、この度JCCC様のご厚意により、「シカゴソ ーラン」の長半纏・ハチマキ・鳴子を新調することが できました。この場を借りてお礼申し上げます。

シカゴ日本人学校

全日校・中学部の

教育活動

∼新しい取り組みとこれまでの伝統∼ 朝のあいさつ運動 JCCC創立40周年記念日米交流運動会

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2006年JEEP参加者報告

 米国教育関係者の日本における教育、文化への理解促進お よび日本人子弟が通う現地校教師、学校区関係者への感謝の 意を表するという目的のため、6/13∼6/27の日程でJCCC Educational Exchange Program(米国教育関係者派遣事業) 視察団が新潟県、大阪市、広島市、横浜市を訪問しました。  先月に引続き今回は、Mrs.Susan Van Slyke の報告をご紹 介いたします。SusanさんはESL(英語を第二外国語として 学 ぶ 生 徒 へ 教 え る ) 教 師 と し て 、 Frank C. Whiteley Elementary Schoolで教鞭を執っています。JEEPプログラム の経験がどのような影響を与えたかという質問へ次のように 答えてくれました。  JEEP一団のメンバーとしての日本訪問の経験はユニ ークなものであろうと予想していましたが、実際は予 想を遥かに上回るものでした。日本訪問によって、私 の教え子である日本人生徒が経験する文化的体験を私 も実際に見たり、経験することができました。私は Frank C.WhiteleyElementarySchoolでESLの教師をし ていますので、職業柄この訪問は私にとって大きな財 産となりました。昨年34人の日本人の生徒に英語を学 ぶためのお手伝いをし、主要な授業カリキュラムのサ ポートをしました。  JEEPの経験によって、日本人の生徒がアメリカの公 立の学校に通いながら、日本語のスキルを維持する必 要があることについて、私はより理解することができ ました。日本では、良い高校に受入れられる事が、い かに困難であるかという実状も知らなかったのです。 日本人生徒の親にとって「子供達を日本の教育に遅れ ずについていかせる」という重要性について、今は良 く理解することができます。  私は新しい場所を見たり旅行する事が大好きで、今 回も日本の主要な五都市を訪問した事により、もはや 日本とはどんな所であるかという想像を膨らませる必 要がなくなりました。日米文化の間には、様々な違い があると考えていましたが、日米間の生活や教育につ いては多くの共通点も見受けられます。プログラムに 組み込まれていた日本でのホームステイで、私を受入 れてくれた家族から、まるで私自身の家族と共にいる 様な強い家族のつながりを感じる事が出来ました。学 校では、生徒のことを真剣に考え、教育方法を共有す ることに熱心な教師の方とディスカッションしまし た。今回の学校訪問により、“子供は子供らしく”そ して“先生は先生らしく”という考えは世界共通であ るという結論に達したのです。  今回のJEEPプログラムの経験によって、私が教えて いる日本人の生徒とご両親が家庭と学校(アメリカの 現地校と帰国後の日本の学校という両方)で直面する 教育的問題について改めて認識することができまし た。私の同僚の教師に日本の教育システムを教えるた めに、今回の訪問から得た知識を活用したいと思って います。それによって同僚の教師も現地校での日本人 生徒に影響する文化の違いについてより理解できるこ とでしょう。アメリカ人生徒も日本文化との様々な違 いやWhitelySchoolに在学している様々な国からの生徒 たちの他の文化を学ぶことに大変興味を持っていると 思います。私は、ESLの生徒とそのご両親に対しての 「大使」として今学期の大変重要な仕事を担っている と思います。

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 会報誌5月号「基金寄贈先訪問」としてご紹介させて頂きました2006年JCCC基金交付先「Blue Cap」プロ グラムに参加したマイケル君のファミリーから下記のような御礼の手紙がJCCC基金へ届きました。JCCC基金 は、シカゴランド在住の一個人やその家族にも多大な影響を与えていることを改めて認識し、その責任の重さ を感じております。ここでこのお手紙の全文をご紹介させて頂きます。 2006年7月6日

JCCC基金の皆様へ

 この機会をお借りして、息子の学校Blue Capへ寛大に寄付して下さったJCCC基金に心からお礼を申し 上げたいと思います。息子のマイケルは2歳の時に自閉症と診断されました。幼児期に初めてBlue Cap に行き始め、2002年に再び通い出しました。現在15歳になった息子はJCCC基金の寛大な交付のお陰で 実施出来た「実地研修プログラム」にとても楽しく参加しています。息子はこの「実地研修プログラ ム」を通して色々な面で成長し、多くのことを習得しました。もちろんクラスメートも皆同様に価値の ある経験を得ていると思います。自閉症は社会的障害でもありますので、多くの人と触れ合わなくては ならない社会で生活していくことは息子にとって大変困難なことです。「実地研修プログラム」で友達 と一緒に地域社会に出かける機会を得られたお陰で、他人との接触に馴れ、それを楽しめるようにもな りました。またこのプログラムを通して寛容さと忍耐も学びました。  私達家族として出来ることには、やはり限りがあります。学校側が 少しでも力になってくれると、マイケルにとってはあらゆる面で恩恵 を受けることになります。学校側は様々な形でこの役目を果たし、そ の一つはJCCC基金の交付で可能となった「実地研修プログラム」で す。周りの環境に馴染むことを学んだマイケルと一緒に出かけられる ことは私達家族にとって言葉で言い表せないほど大きな喜びです。家 族みんなで外食したり、近くのウォーターパークに出かけたりして、 マイケルはより充実した生活を送っています。  息子にこのような素晴らしい機会を与えて頂き本当にありがとうご ざいます。 心から感謝の気持ちを込めて Riggle一家より *本文と写真の人物は全く関係ありません。

参照

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