3.配筋間違い例
1.柱主筋本数の不足
2.柱の2段筋間隔の未調整
3.柱主筋X,Yの間違い
4.仕口部範囲の間違い
5.梁主筋本数の不足
6. スタラップの形状間違い
7.梁中子筋の忘れ
8.機械式継手グラウト注入不足
9.設備配管設置方法の間違い
10.基礎梁ふかし筋形状の間違い
11.フープフック余長の間違い
12.圧接位置の違い
13.外壁縦筋定着長の不足
14.大梁主筋投影定着長の不足
15.床段差筋本数の不足
16.床段差筋定着長の不足
スラブ筋の定着不足
17.耐震スリット
1・特に最上階で主筋が多くなる場合に注意
①柱主筋本数の不足
②柱の2段筋(寄筋)間隔の未調整
「X方向の主筋」 構造設計者
一般
・柱筋は、必ず図を用いて情報
を伝達する。
・方向X,Yを必ず示す。
・伏図のX,Yと部材リストのX、Y
を合わせる。
③柱主筋X、Yの間違い
X
Y
4・X、Yで梁せいが異なる場合は注意
④仕口部範囲の間違い
5 1
・梁リストの数字と図の不整合で生じやすい
⑤梁主筋本数の不足
・部分的にスラブがつかないときは注意
⑥スタラップの形状間違い
90度フックは×
・3本の時に忘れやすい
⑦梁中子筋の忘れ
⑧機械式継手グラウト注入不足
・未注入
・注入不足(あふれて
いない)
・柱内への鉛直方向配管は不可 ・ふかし筋の20d定着無し
⑨設備配管設置方法の間違い他
・かんざし筋は、梁主筋の内側
⑩基礎梁ふかし筋形状の間違い
・135°フックの余長は、6d以上必要
⑪フープフック余長の不足
⑫圧接外観不良
・こぶの径が1.4d以上
無い
・外壁縦筋の定着長は、梁せいの半分以上必要
⑬外壁縦筋定着長の不足
・投影定着長は、3/4D以上必要
⑭大梁主筋投影定着長の不足
L2定着長の不足。(跳ね出しスラブの定着は、L2より長い場合が
あるので設計図を確認すること。)
⑮床配筋の定着不足
・スラブ筋は全てL2定着 ・標準図の主筋は、3-D13 (2本は ×)
⑯床段差筋本数の不足
2本 ×
下端筋
L2不足
17⑰耐震スリット
・振れ止め筋は
D13とする
・防錆塗装する
・水平スリットを
優先する
・緩衝材は発泡
樹脂材とする
・段差型/水平型
の使い分け
184.付録
1.かぶりの役割
2.柱の主筋フック
3.幅止め筋の役割
4.べた基礎・耐圧スラブの配筋
5.段差部の通し配筋
6.柱のしぼり位置での補強
7.スラブのスペーサー
8.出隅スラブの補強筋
9.スラブの開口補強筋
10.壁の開口補強筋
11.鉄筋継手の位置
12.腹筋の必要性
13.定着と継手の違い
14.スターラップのフック
15.異強度鉄筋の禁止
16.鉄筋間隔
17.大梁の端部・中央の区分
18.梁貫通孔の可能範囲
19.部材による鉄筋の呼び
20.強度以外での鉄筋の種類
21.異形鉄筋のロールマーク
22.ロールマークとねじ鉄筋の
色別塗色
23.ねじ鉄筋の色別塗色
191.かぶりの役割
中性化の初期 中性化の進行 ↓ 鉄筋に錆が発生 亀裂に水・空気が侵入 ↓ 錆に更なる膨張 遂にコンクリート 剥落 錆の進行による鉄筋 の膨張 ↓ コンクリート表面に 亀裂発生 [注] 部分:コンクリートの中性化を示す かぶり厚さ不足によるコンクリートの損傷 かぶりは、鉄筋コンクリートとしての耐力を発揮させる ためだけではなく、鉄筋への錆び防止や熱(発火)から 鉄筋を保護する役割など、重要な役割を担っています。 202.柱の主筋フック(重ね継手の場合)
a)隅柱のコ-ナ-筋
b)壁がよっている
反対側のコ-ナ-筋
c)壁の付いていない
柱のコ-ナ-筋
・丸鋼の末端部には、全てフックが必要です。
・異形鉄筋では付着力が大きいので、一般的にはフックを必要としませんが、
柱・梁の出隅部や煙突の鉄筋はかぶりコンクリ-トが割れやすいこと、
熱を受け付着力が低下するおそれがあるため、フックを必要とします。
配筋中の作業時 ←腹筋 コンクリート打設時 幅止筋 ↓
3.幅止め筋の役割
224.べた基礎・耐圧スラブの配筋
一般のスラブ 端部の上が引っ張り 中央の下が引っ張り 中央の上が引っ張り 端部の下が引っ張り 地面が支えている L2 L3 L2 L2 べた基礎・耐圧スラブ 235.段差部の通し配筋
スラブ筋が伸びて コンクリートを割裂 左右のスラブ筋の 縁を切る 段差の大きい場合の処置 段差が小さい場合は上図 のような納まりも可能 24a b サブフープ筋(幅止め筋) D10@600 ・絞り筋に引張力が作用 引張力 引張力 引張力 引張力 L2*:L2+5d L2* L2 * ・折り曲げ部のかぶり部分を割裂 主筋折り曲げ部フープ補強 b: 同サイズ2本(束ね鉄筋) a: 1サイズアップ又は
}
A A P フープの配筋要領は特記による 注) P 部・柱梁接合部( A 部)の あき25 あき 256.柱のしぼり位置での補強
257.スラブのスペーサー
注) P 部・柱梁接合部( A 部)の 1次筋・2次筋の交点にかける
( が正規の鉄筋位置)
スペーサー↑
8.出隅スラブの補強筋
① ② Lx,Ly:片持ちスラブの出の長さ a,b:上端配筋は、C部上端主筋 Lx a L1 Px Px/2 c L 1 c b L y L y P y / 2 P y Lx ピッチの1/2とする ・出隅部のXY方向に流し(①)、出隅受部の補強として片持ちスラブ筋で本体に伝達(②) 力の流れ 279.スラブの開口補強筋
・切り欠いた鉄筋の断面分を開口周辺に入れる ・上図は開口が700mm以下の場合
10.壁の開口補強筋
柱 収縮 収縮 収縮 収縮 柱 ←縦補強筋 開口 誤 正 乾燥収縮はコーナー部に集中する 斜め補強筋 (縦・横補強筋よりも 内側に配筋する) ↓ 横補強筋 ↓ 斜め補強筋と縦・横筋とのあきに注意 斜め補強筋がかぶり不足にならないように注意 かぶりが足りない → → かぶりが足りない 29重ね継手の場合、図のように鉄筋の小口面がそ ろってしまいます。小口面はひび割れが起こりや すく、さらに小口面の位置がそろっていると、ます ます起こりやすくなって、全体に影響してしまいま す。 ↑鉄筋の小口面 小口面からのひび割れ ↑ 鉄筋の小口面 L L L 0.5L 鉄筋の小口面が 並ばないように 0.5Lずらす Lだけずらすと 再び小口面が 並ぶので不可 ↑ 鉄筋の小口面が そろっている ↑ 鉄筋の小口面が そろっている
11.鉄筋継手の位置
30腹筋 幅止め筋 ・土圧壁を受ける梁 ・ねじり梁 コンクリート 打設 ・コンクリートの流れ方向にスターラップが傾く
12.腹筋の必要性
31定着長さは、鉄筋がスポッと抜けないように、 その鉄筋の全強度がコンクリートに伝わるよ うに、決めています。 鉄筋同士をつなぐ部分を「継手」と呼びます。 例えば、重ね継手はコンクリート強度と鉄筋 強度の組合せによって、鉄筋径の何倍以上 を重ねるかが決まっています。 また、継手と定着では、その長さに差があり ます。それは、継手は梁のコーナー部などか ぶりの薄い所にも設けられますから、多少余 裕をみて定着よりも長い寸法を採用している のです。 定着:コンクリートに応力を伝える 継手:コンクリートを介して相手の鉄筋と一体になる
13.定着と継手の違い
32まず、「フック部分に欠陥が生ずる」おそれがあると考えます。 スラブ無し:梁の左右に交互に「フック」を 分散させます 片側スラブ:スラブがあると「欠陥」をカバー してくれます。だから、スラブ側 に「フック」を集中配置します 両側スラブ:両側がいずれも安心です。です から、左右バランス良く「フック」を 左右交互に配置します (a)スラブ無し (b)片側スラブ (c)両側スラブ 交 互 スラブ側 交 互 両側スラブ付梁では上図のような スターラップも使用します
14.スターラップのフック
33強さの異なる鉄筋は、SD295やSD345など数種類存在します。“SD”は異形鉄筋であること を示し、“295”や“345”はその強さを示しています。 強度が同じであれば、メ-カーが異なる鉄筋を混用してもやむを得ませんが、同じメー カーであっても強度が異なる場合は、原則として使用禁止です。 「指定された強度よりも強い鉄筋だから…」と勝手に判断してはいけません。
15.異強度鉄筋の禁止
○ × 荷重(P) たわみ(δ) 弱い鉄筋が先に降伏し、 たわみ量が早期に増大する SD345 SD295 A社 B社 同一強度 異強度 34鉄筋のあき寸法は、鉄筋径(d)の1.5倍、粗骨材径の1.25倍かつ25mm以上とします。 実際、鉄筋のあきを細かい寸法まで気にすることはないですが、あきが狭すぎてコンク リートがまわらなかったり、鉄筋同士が接していて付着力が減少することのないように気を つけることが大事です。
16.鉄筋間隔
主筋間隔なし あき d 間隔 35大梁の端部・中央の区分は 内法スパンの柱側1/4の位置 (lo/4)ですが、中央下端のス パン中央で止める鉄筋は、そ の位置から端部へ向かって 20dの余長をとります。端部 上端の15dよりも5d長くする 理由は、梁下端のひび割れ 防止のためです。
17.大梁の端部・中央の区分
中央 端部 4 3 3 4 15d 15d lo/2 20d 20d 20d 端部 端部 中央 20d lo lo/4 lo/4 36やむを得ず梁に貫通孔を設ける場合は、その位置と補強に注意が必要です。 梁に貫通孔があると、断面欠損によりせん断強度・剛性の低下をまねきます。また、孔周 辺には応力集中が生じます。 孔を設ける位置は、せん断力の小さなスパン中央付近とし、 孔の上下のせん断耐力と補強配筋スペースを確保するためにも、貫通孔は梁せいの中央に 設けます。
18.梁貫通孔の可能範囲
可能範囲 h≦D/4 h≦D/3 h≦D/4 ≧200 D/2以下 lo lo/4 lo/2 lo/4 D ≧200 孔の間隔 h 孔径の平均の3倍以上あける D D ※在来工法の場合であり、認定品は認定条件による 37下図は、「大梁リスト」と「柱リスト」の抜粋です。 役割が違うと、呼び名や鉄筋の太さも異 なります。引張力が大きい部位には鉄筋を多く、小さいところには少しの鉄筋を配置します。 一般に、引張力用の鉄筋は太く、せん断力用の補強筋は細い鉄筋を用います。 下図では、引張力用の鉄筋は共通して「主筋」と呼びますが、せん断補強筋は大梁では 「肋筋(スターラップ)」と呼び、柱では「帯筋(フープ)」と呼びます。
19.部材による鉄筋の呼び
「大梁リスト」 「柱リスト」 主筋 あばら (スターラップ) あき 肋筋 腹筋 間隔 幅止め筋 かぶり厚さ ←2段筋 ←1段筋 あき 主筋 間隔 かぶり厚さ 帯筋 おび (フープ) ←寄筋 中子筋 主筋 隅筋 (コーナー筋) 38表面に突起がある鉄筋を「異形棒鋼」(または「異形鉄筋」)、突起のない鉄筋を「丸鋼」とい います。 表面の突起は付着強度を強くする目的で設けられました。 また、表面の突起は鉄筋を製造するメーカーによって異なりますが、それぞれ付着強度を 最も効果的に発揮できる形状と間隔になっています。
20.強度以外での鉄筋の種類
39異形鉄筋にはロールマークが刻印されており、その情報は
・製造会社名 ・鉄筋径 ・強度(材質) を示しています。
21.異形鉄筋のロールマーク
鉄筋材質と径の識別ルール
色別塗色は、JIS3112で規定され、主にねじ鉄筋で使用されている
22.ロールマークとねじ鉄筋の色別塗色
鉄筋径一般の異形鉄筋の例
4123.ねじ鉄筋の色別塗色
ねじ鉄筋のロールマーク
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