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特集「日常生活におけるコラボレーション支援技術」の編集にあたって

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Academic year: 2021

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(1)情報処理学会論文誌. Vol. 50. No. 1. 235 (Jan. 2009). 編集はゲストエディタ制により,下記の特集編集委員会の責任で行った.職場や家庭,学 校などの広く日常生活におけるコラボレーション支援と,これに関連するグループインタ. 特集「日常生活におけるコラボレーション支援技術」の 編集にあたって 井 上 智 雄†1,†2 緒. 方. 広. 明†3. ラクション,知識共有・創造活動支援,また教育・学習支援やコミュニケーション研究の理 論・技術・応用・評価を含む,幅広い研究対象についての論文を募集した.投稿数は 37 件 であった.論文投稿締切の 2008 年 4 月から,3 度にわたる特集編集委員会において,通常 の論文と同様の査読プロセスを経て慎重に審議の結果,14 件を採録した. 通覧すると,いくつかの特徴を見ることができる.まず,携帯情報機器やテーブル型ディ スプレイ他の新しい情報メディアの出現・普及という,近年の情報環境の変化が反映されて. 近年,無線 LAN や携帯電話などのいわゆるユビキタス情報通信基盤の整備により,日常. いる.そして,職場や家庭,学校などの日常生活におけるコラボレーション支援やその関連. 生活の様々な局面で,情報通信機器の利用が可能となった.また,センサや計算機デバイス. 活動が対象とされている.研究方法としては,開発研究と分析研究双方の成果を見ることが. の技術的進歩により,人間の社会活動に関わる種々の情報を取得し,計算機デバイスがそれ. できる.本特集に収録できた論文は,本研究分野のほんの一片ではあるが,その現在形を切. に応じた処理や反応をすることが可能になってきた.センサや計算機デバイスの普及によ. り取っていると考えている.. り,さらにその対象領域は日常生活にまで拡がってきつつある.. CSCW(協調作業支援)と呼ばれる研究分野は,当初は,主として計算機とネットワー ク技術による,オフィスにおけるチームやワーキンググループの支援を対象としていたが,. 最後に,短期間の編集のうちに,これら最新の研究成果を公表することができたのは,著 者の方々,査読者,特集編集委員,ならびに学会事務局の皆様のご尽力によるものであるこ とを記して,深く感謝する.. ウェブや携帯電話の普及にともない,ネットワークコミュニティの支援などにその対象領域 を拡げてきた.さらに最近の情報環境の変化に応じた,情報技術による複数人の活動支援も その対象としている.上述のような情報環境の日常化に応じて,日常生活における複数人の 活動支援の研究が活発化している.具体的な研究課題として,たとえば,日常生活における. 「日常生活におけるコラボレーション支援技術」特集編集委員会. • 編集長 井上智雄(筑波大学/国立情報学研究所). 人間の社会活動をどのようにモデル化するか,複数人の文脈(コンテクスト)を把握し適 切なコラボレーション支援を行うための情報技術の開発,位置・個体識別・生体情報・運動 などの各種センサやアドホックネットワーク等の様々な情報技術をどのように応用するか, あるいはそのようなコラボレーション支援技術の利用者や社会への影響があげられよう. 本特集は,このような日常的情報環境の中でのコラボレーション支援技術に注目し,研究 成果の現状をとらえて迅速に論文を一括掲載することにより,社会に成果を公開し,研究の 一層の発展に寄与することを狙いとして企画した. †1 筑波大学 University of Tsukuba †2 国立情報学研究所 National Institute of Informatics †3 徳島大学 University of Tokushima. 235. • 編集幹事 緒方広明(徳島大学). • 編集委員 荒金陽助(NTT),市村 哲(東京工科大学),井上亮文(東京工科大学), 上杉 繁(早稲田大学),鵜飼孝典(富士通研究所),岡田謙一(慶應義塾大学), 岡田昌也(ATR),岡本昌之(東芝),小川剛史(東京大学),金  群(早稲田大学), 葛岡英明(筑波大学),國藤 進(北陸先端科学技術大学院大学),爰川知宏(NTT), 酒井三四郎(静岡大学),関良 明(NTT),垂水浩幸(香川大学), 櫨山淳雄(東京学芸大学),宗森 純(和歌山大学),山上俊彦(ACCESS), 吉野 孝(和歌山大学). c 2009 Information Processing Society of Japan .

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